孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
「師匠……HRプリンセスに変身する力を私たちが失えば、
力で師匠を制圧できない。
それをワカらされ、私はそう師匠に言ったんだ。
私たちからHRペンを奪い取るということが何を意味するのか。
そのことを。
私の言葉を聞いたとき、ホンの少しだけ……師匠が動揺した。
けれど
「
……帰って来た言葉がそれだった。
それはいくらなんでも無理がある考えだ。
師匠の言ってることは、自分の部屋に汚れた犬が入ってくることを止めず、入って来た犬を退治して部屋の清潔さを保とうとしていることに等しい。
犬自体が入ってくることを止めないと、いくら犬を退治して排除しても、入ってくる過程で抜けた毛や、汚れまくった足で部屋が汚染される。
だから被害は完全に止められない。
けれど
HRプリンセスの浄化技……
だからこそ……私たちは変身する意味がある。
なのに
「……私には3本のHRペンが要る……それは確定事項なんです……」
師匠は揺るがなかった。
愛する男性の子供を身籠るために……師匠は悪魔に魂を売ったのか……!
師匠……!
私は……
覚悟を決めたんだ。
師匠相手に……
右手の拳を握りしめ、立ち上がり。
灼熱の浄化の力を高めていく。
私の右手が愛の炎で真っ赤に燃える……!
そんな私の様子を見つめ
師匠が冷徹な表情のまま
石畳の上に舞い降りて来た。
そして……
師匠も、右の拳を握りしめ、目の前に構えたんだ。
同時に巻き起こり、師匠の右拳に収束していくもの。
それは……
「れ、冷気……!」
葵さんの言葉。
……そう。
それは空気中の水分をも凍らせる凄まじい冷気。
周囲に霜を降りさせて、石畳を凍り付かせていく。
そんな冷気が師匠の右拳に集まり……
師匠の右手が蒼く輝いた。
……私の真逆……
凍り付かせる
私の心がバキバキに折れていく音が聞こえた気がした。
全く勝てる気がしない。
……だけど
負けることが恥なのではない、戦わぬことが恥なのだ。
……そうだったよね……!
私は手を貫手の形にして頭の横に構え
「プリンセス……」
目の前の師匠も、同じ構えを取っていた。
そして
「プリンセス……」
その圧倒的強者感……!
腰を落として飛び出す構えを取る師匠に。
挫けそうになる。
けど
私は飛び出した
「バーニングラブ……」
そして師匠も同時に飛び出す
「コキュートスエンド……」
激突。
その瞬間、私たちは同時に構えていた貫手を突き出した!
「フィンガァァァァッッ!」
完全一致する私たちのスキルシャウト。
組み合う灼熱の手と、絶対零度の手。
炎と冷気のぶつかり合いで、爆音に似た蒸発音、凍結音が鳴った。
そして……
私の右腕が冷気に負けて完全凍結し、砕け散った!
「あぎゃあああああああ!!」
完全敗北。
同時に、私の変身が解除された。
元の普通のJKに戻ってしまった……
右腕を欠損した、普通のJKに……
「心愛ーッ!」
倒れ伏した私の耳に、雄介君の悲痛な叫びが届いた。
そして
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