※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第67話 雄介君の実家は

 明くる日。

 

 私は雄介君の家に向かって、雄介君を迎えに行く。

 

 雄介君の実家は喫茶店で。

 だいぶ前に聞いていたんだけど、保護者の人は養父らしい。

 

 本当の雄介君のご両親は、すでに亡くなってるそうだ。

 

 カランカランと喫茶店に入る。

 

「こんにちはー」

 

 店内には、カレー鍋を搔き回している年配男性が居て、私に気づいた。

 そして

 

「やあ、久しぶりだな。心愛ちゃん。……雄介の奴なら2階の屋根裏部屋に居るぜ」

 

 そう、挨拶を返してくれた。

 

 雄介君の養父は、顎髭がセクシーな痩せたおじさんだ。

 雄介君曰く、若い頃は散々自由恋愛をし続けて、結局今まで独身で。

 そんな中で、雄介君とその妹を引き取ったらしい。

 

 その理由は良く知らないって雄介君は言ってた。

 

「分かりましたー。ありがとうございます」

 

 私は雄介君のおじさんに頭を下げた。

 

 雄介君の部屋の屋根裏部屋……

 

 ……最初、屋根裏部屋住まいなんて虐待なんじゃないかと思ったんだけど。

 

「屋根裏は落ち着くんだ」

 

 雄介君の希望らしいんだよね。

 まあ、広いんだけどさ。

 入れば分かるけど。

 

 ……代わりに冷暖房無いけどね。

 

 初体験のときは寒かったから、素肌で温め合ったなぁ……

 そうして、私が屋根裏部屋に向かう階段を登ろうとしたら

 

「お?」

 

 おじさんが、私の右腕が無いことに気づいたみたいで

 

「片手が無いなら階段は危険だな。ちょっと呼んでやるから」

 

 そんな。

 お手を煩わせるなんて

 

 そう思って申し訳なくて

 

 大丈夫です、と言おうとしたら

 その前に

 

「オーイ! 雄介! 彼女が迎えに来てくれたぞ! 下で待ってもらうからな!」

 

 腹筋の利いた大声。

 その声に

 

「分かったよおじさん!」

 

 雄介君の返事。

 

 

 

 雄介君が降りてくるまで。

 私は喫茶店のテーブル席に座らせて貰って。

 

 ブレンドコーヒーまで出して貰えた。

 

 今の私には左手しか無いけど、左手1本でもコーヒーくらい飲める。

 

 ミルクだけ入れて、一口。

 

 ……美味しい。

 

 ふぅ、と一息。

 ここのお店、コーヒーとカレーの味が名物で。

 それだけですっごい常連がいるらしいんだけど。

 

 納得だよ。

 

 そして1杯のブレンドコーヒーを飲み終えたとき。

 雄介君が部屋から降りて来た。

 

 綺麗な白いシャツと灰色のズボン。

 そして黒いジャケット。

 

 バッチリ決まった衣装だなぁ……。

 

 そう思い、ちょっと見惚れる。

 

 すると

 

「雄介、降りてくるのが少し遅いぜ」

 

 おじさんが雄介君に一言そんなことを。

 

 そしておじさんはさらに

 

「心愛ちゃんみたいな善良な子に選んで貰えたんだから、その関係性に胡坐を掻くんじゃねぇぞ」

 

 そんなことを。

 

 ……別に遅いなんて思ってないんだけどな。

 でも

 

 おじさんは、僕に一般的な人生を歩いて欲しいって思ってる。

 それがおじさんの、親を引き受けた者の責任……覚悟なんだ、って。

 

 前に雄介君がそんなことを言ってたんだよね……

 

 それをさ、ちぃっと。

 

 思い出したよ……




屋根裏部屋に住んでても、雄介君は一途なオトコノコなので誤解無きよう(何が?

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