孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
ポン、ポン。
何か、空に向かって打ち上げられている。
あれ、正式名称なんて言うんだろうか?
私たちは阿比須町の運動場にやって来た。
今日の正午、死刑囚の公開処刑が執り行われるので。
阿比須町では条例で処刑は絞首刑では無く、打ち首による公開処刑なんだよ。
町長曰く「死刑に処されるような重罪を犯したのだから、その死の瞬間まで我々の社会に還元すべし」らしい。
だから毎回お祭り騒ぎになって、屋台が立つんだよね。
私たちにとっては見慣れた風景だった。
屋台でたい焼きを買い、雄介君と分け合って食べながら、グラウンドへ。
私は左手だけなので、たい焼きの袋は雄介君にお任せしている。
「たい焼き美味しいね」
「うん」
そう言葉を交わし、私たちは並んで横並びに正座させられている死刑囚たちを見た。
死刑囚の衣装の、白装束を着せられた4人を。
全員、真っ青でガタガタ震えて涙を流していた。
男3人、女1人だった。
「本日処刑される死刑囚4名の罪状についてー」
そこに、お役所からの法務大臣の書状の読み上げが入る。
今日、首を刎ねられる4名の罪状についての読み上げが。
18才。
罪状。
メガ〇ンをポケ〇ンのパクリと侮辱した罪で死刑。
18才。
罪状。
己が迂闊なせいで全滅したのに、その原因を偽典のゲームバランスのせいにした罪で死刑。
18才。
罪状。
ペル〇ナをジョ〇ョのパクリだと侮辱した罪で死刑。
18才。
罪状。
アトラス様に魔王マーラと魔王アリオクのデザインはセクハラだと抗議した罪で死刑。
……うん。殺されても仕方ない罪人たちだね。
「うおおおおー! 死んで償えアンチアトラスのゴキブリどもめ!」
「はやくころせー!」
周囲の人たちが興奮して騒ぐ。
悪が滅びるのは気分良いもんね。
コ・ロ・セ! コ・ロ・セ! コ・ロ・セ! コ・ロ・セ!
気持ちはヒジョーに良く分かる。
何言ってんだって話だもんね。
特に3番目。
ペル〇ナはifのガーディアンシステムのイメージを発展させたオリジナルシステムだよ。
スタ〇ドに似てるように見えるのは気のせいだよ。
そんなことも分からないなんて。
生まれ変わるしか無いよね。
そう思い、私はたい焼きを齧った。
美味しいなー、とも思いつつ。
そして処刑が開始された。
最初は男性からで、皆泣きながらグラウンドに引きずり出されて、処刑人を務めるバイトの武芸者に刀で斬首されていた。
首を刎ねられると、その生首を使用したサッカーが開始されて、紅組白組、どっちが点を入れるかが賭けの対象になる。
身体の方は速やかに解体され、臓器は転売用、肉は豚の餌、血液は人血饅頭の材料になるんだ。
社会にダメージを与えたのだから、それくらいして貰って当然だよ。
「だってポケ〇ンとそっくりじゃないかー!」
「シェルターを出たときにダンタリオンに成す術もなくやられたぞ!? どう考えてもバランス悪いだろ!」
「どうみてもスタ〇ドだろうがー!?」
それぞれ、死刑囚たちは最期の言葉でそんな戯言をほざくんだけど。
観客たちはゲラゲラ笑いながら
「メガ〇ンの方が先に発売されてるんだよヴォケがー!」
「最初期のヴァーチャルトレーナーで、武者車を覚えるまで育ててから攻略開始するのが常識なんだけどー?」
「そう見えるのはお前の目が曇ってるからだー!」
全否定して、クズどもが絶命する様を嗤って見物していた。
……そして。
最後の女性死刑囚の順番がやって来たんだ……。
馬鹿は死ななきゃ治らないんだよなぁ(おい
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