※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第74話 女の覚悟

「あの人は何も知らないです」

 

 その場に私と雄介君、そして師匠だけになったとき。

 

 師匠が口を開いた。

 

 そしてそのまま、語ってくれた。

 

「私がメツボウプリンセスになったことは夫は知りません」

 

 やっぱり、と思った。

 旦那さんの様子が、あまりにも普通過ぎるので。

 

 もしや、と思っていたんだ。

 そのまま師匠は

 

「だから当然、私がしようとしていることも知らないんです」

 

 そのことも言ってくれたんだ。

 ……それを伝えるということは……

 

「……つまり、師匠の旦那さんを私たちが説得しても、それは無駄であるってことですね?」

 

 私の言葉に隣の雄介君が少し、驚きの表情を見せる。

 

 男の人には、分かんないのかな……こういうの。

 

「心愛……説明してくれるかい……?」

 

 続く雄介君の言葉に

 私は穏やかな声で

 

「自分から告白するということは、それを守る気が無いって事だよ」

 

 そこから受ける痛みについては理解しているし、覚悟している。

 そういう意思……決意の表れ。

 

 そういうことなんだ。

 

 雄介君は、えっと言い

 

「……どうして?」

 

 そう言ってきたから私は

 

「男の人はどうか知らないけど、少しでも本当に守りたいならギリギリまで隠すでしょ」

 

 まだ守れる可能性あるのに、自分から告白して相手の慈悲を乞うようなこと、そんな夢見がちなこと、大人の女性はしない。

 大人の女は決断は男性より遅いかもしれないけど、一度決断したら最後まで覚悟する。

 

 そんなものなんだよ。

 

 私のそんな言葉に師匠は

 

「不妊治療を言い出したのも私。ボテハラ市への移住を持ちかけたのも私。そしてメツボウプリンセスになることを決めたのも私です」

 

 彼は何も知らないし、望んでもいないです。

 私の要望に全て従ってくれただけですね。

 

 ……私の、夫の子供をどうしても産みたいって欲望を叶えるために。

 

 そう師匠は真顔で、一切の淀み無く言い切った。

 師匠の覚悟は本物だ……。

 

 師匠は旦那さんの子供を産むためなら、全人類を敵に回す覚悟をすでに決めている。

 それは絶対に揺らいだりしない……

 

 仮に私たちが師匠の旦那さんに真実を告げて、旦那さんを味方につけても。

 師匠はメツボウプリンセスを辞めない。

 旦那さんの精液を逆レして搾り取り、たった1人で戦い続けるだけ……

 

 そしてそれは

 

「……旦那さんがこの世に居た証を残すのは自分であるべきで、そして同時に、それは絶対に叶えたい願いだから」

 

 師匠の心境を想い、私が思わずそう口にすると、師匠は優しく微笑んで

 

「分かってるじゃ無いですか。純真さん」

 

 ……それを肯定されてしまったよ。

 

 

 

 そして私たちは。

 

 その後、お茶菓子をいただき。

 1時間ほどお喋りをした後にお暇をした。

 

 最後に家を出るとき旦那さんに

 

「また彼氏を連れていらっしゃい」

 

 そう、言われたのが心に残った。




旦那さんを攻めても効果無いんだよ。

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