※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第78話 何が悪い!

「望師匠ぉぉぉぉっ!」

 

 私はメツボウプリンセスに突進し、仙道エネルギーを爪に込め。

 

 伸ばし、尖らせ自分の爪を野獣のそれに変化させる。

 

「ラバーズ法ビーストクロウ!」

 

 そして獣の爪による連続攻撃を仕掛ける。

 

 師匠は私のその連撃を最小限の動きで躱しながら

 

「……ラブラブプリンセス……眼の光が数日前と違いますね」

 

 ……私を褒める。

 その言葉で、私の脳裏に阿比須町でラバーズ法の修行を行っていたときが蘇る。

 

 最初はラバーズ法の呼吸ができなくて、呼吸器をつけて強制的に変えたんだよね。

 ラバーズ法の呼吸を止めたら呼吸できなくなって窒息する呼吸器を。

 その後ある程度呼吸が出来るようになったら、体・液・外の3系統どの技に適性があるかを確かめた。

 

 ラバーズ法の呼吸を行いつつ、放尿する。

 

 その尿がどうなっているかで判断するんだよ。

 

 尿の量が異様に多ければ、体。

 尿の色が蒼くなっていたら、液。

 放尿した尿を受けたコップがみるみる冷えていけば、外。

 

 そして尿が甘くなったら、糖尿病。

 

 それで私が体の適性があり、葵さんが外の適性があることが分かったとき。

 

「それじゃあ、それぞれの系統を極めるために精進しましょう」

 

 そう言って師匠は、私たちに手を差し伸べてくれた。

 

 私たちの恩人だ。

 

 ……だけど

 

「私は師匠を止めるために、阿比須町に戻っていたんです!」

 

 全力全開の攻撃を繰り出しつつ、私はハッキリと言葉にする。

 師匠に伝えたいことを。

 

「そこで私はッ! 母にッ! そして彼氏の義理のお父さんに会いましたッ!」

 

 自分の口からこれを言うことは辛かった。

 師匠の気持ちを考えると。

 

 だけど

 

「師匠ッ!」

 

 私は師匠の目を見た。

 これは目を見て言わなきゃダメだ。

 

 私は意を決し

 

「100が望めないときは、80を受け入れる覚悟が要るのでは無いですか!?」

 

 

 

「ふざけるなッ!」

 

 その一言を発した瞬間。

 師匠の廻し蹴りがすっ飛んできた。

 

 私は頭と腹部を庇う姿勢でそれを受ける。

 

 その威力……2トントラックの全力ぶちかまし以上……!

 

 私は吹き飛ばされるが、空中で身を翻し、足からグラウンドに着地し、余波でガリガリ両足で地面を削りながら師匠に対峙する。

 

「大切な男性の子供を産みたいと思って何が悪いんです!? この気持ちは誰にも否定なんてさせません!」

 

 望師匠は怒りの表情を浮かべていた。

 激怒で間違いない。

 

 ……絶対に許せない一言。

 そうですよね……師匠。

 

 師匠が不妊症だったら、自分の問題だからまだ受け入れられるのかもしれない。

 でも師匠はそうじゃない。旦那さんの方に問題がある。

 

 ……だから余計に諦められないんだ……!

 

 でも

 

「師匠の望みが叶って、その引き換えに人類に子供が1人も産まれなくなったら、どうするんですか!」

 

 私は言った。

 堂々と。




譲れないものがある

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