孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
「HRプリンセスが居なくなっても、私が
師匠が地を蹴り、踏み込んでくる。
高いラバーズ法の練度が可能にする、凄まじい踏み込み距離。
数メートルを軽々だ。
師匠は
「ラバーズ法エアスタッフ!」
高質化した空気で
見えない上に、速い!
私は回避に全力になり、攻撃の余裕がなくなる。
「それでは病気の拡散までは止められません! そうなると、いずれは全ての男性が不妊症になってしまいます!」
ダッキングや、受け流しを駆使し、殴打を避けるけど。
避けきれないものを何発も貰う。
アイアンスキンでダメージを軽減するけど、防ぎきれない。
「それでもッ! 私はッ! あの人の子供が欲しいんだぁッ!」
頭、胴、足……
全方向から繰り出される殴打。
空気の
私は防戦一方。
それが変えられない。
私は守りながら師匠の叫びに返す。
「大切な人の赤ちゃんが欲しい! それは分かります! けど!」
打ち据えられる
「師匠が赤ちゃんを授かっても、他に子供が1人も居ない! その先が無い!」
私は師匠から視線を外さず、言葉を続けた。
絶対に伝えておきたい言葉を。
向き合って欲しい言葉を。
「師匠はそんな状況でこの世に誕生する子供のことを理解されているんですかッ!」
……師匠の猛攻が、鈍った。
そんな気がした。
「アアアアッ!」
師匠が、激昂した。
攻撃に全振りしている。
私の言ったことに返せる言葉が無かったんだ。
私は悲しかった。
師匠が正気を無くして、ただ旦那さんとの赤ちゃんが欲しいという欲望で、何も見えなくなっていることが。
この猛攻を捌き切れるなら、逆転のチャンス。
だけど……
手数の多さがあり得ない。
ラブデラックスヘアーで髪を伸ばし操作しつつ、空気を高質化し立体的に身体を捌く。
そして目から涙を増幅し、高圧で涙をレーザービームのように放ってくる。
……捌き切れない!
間合いを離して、立て直しをッ!
私は全力でバックステップし、私自身もラブデラックスヘアーで跳躍を補助。
大きく間合いを離す。
「逃がしません!」
師匠がすかさず間合いを詰めるため、踏み込んでくる。
焦る私。
だけど
そのとき。
ドクン。
命の鼓動を感じた。
私の中で、2つの生命が1つに融合した感覚……
それは……
私は、おなかに手を当てた。
その瞬間だった。
私の身体から波動が発せられた。
突っ込んでくる師匠が停止する。
波動の中、私の身体が浮き上がり……
衣装が、変わった。
私のピンクを基調にしたフリフリの魔法少女衣装が、完全にドレスと言って差し支えないものに。
スカートの丈が伸び、全身の装飾が増えていく。
こ、これは……
完全に変化が終わった瞬間。
私の頭に、起きたことが全て流れ込んできて。
私は全てを理解した。
そして驚愕し、停止している師匠を見つめ、大きく腕を振り宣言する。
「ラブラブプリンセス最終形態!」
……私は今、雄介君の子供を身籠った。
雄介君の精子で受精した私の卵子が、命の波動の中で速攻で着床して成立したんだ。
これはその結果から、母としての責任を果たすための姿……
HRプリンセスの最終形態……
その名も
「マタニティフォーム!」
……マタニティフォームだ!
ラブラブプリンセスマタニティフォーム。
それはHRプリンセスの最終形態。
本作を読んでいただき感謝です。
続きが気になる、面白かった。
その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。