※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第80話 究極の妊婦

 ラブラブプリンセス・マタニティフォーム。

 

 最終形態に変身した私。

 

 そこにどこからともなく兎……私のHRアニマル・ハクトが駆けて来て。

 

 後ろ足で立って、前足を上げてこう宣言する。

 

「祝うウサ! 常識を超え、受精と着床を完了せし究極の妊婦!」

 

 その声には誇らしげなものがある。

 

「その名もラブラブプリンセス・マタニティフォーム! 孕ませの最終章へたどり着いた瞬間であるウサ!」

 

 ……メッチャ久々に出て来た気がするなぁ。

 

 でも……

 

 今の私なら……

 

 師匠を止められる!

 

 私は師匠に視線を向けた。

 師匠は、私の変化に圧倒されていたみたいで、動けなくなっていたけど。

 

 私の視線を感じ取り、我に返った。

 

 そして再び踏み込んでくる。

 

「私はッ! 絶対に成し遂げる!」

 

 高質化空気の杖(じょう)。

 それを縦横無尽に振るって繰り出して来る連撃。

 

 私は体のラバーズ法の使い手。

 元々、動体視力は仙道エネルギーで超拡大していたけど。

 身体の動きはそれに追いつくほどでは無かった。

 

 だけど

 

 私に大連撃を加え続ける師匠の顔が、焦りで強張っていく。

 

 私がたった2つの腕での捌きだけで、師匠の攻撃を全て回避してしまっているからだ。

 

 ……今の私のラバーズ法の練度は、通常フォームの数十倍に拡大している……!

 

「師匠」

 

 私は師匠の攻撃を全て防ぎながら、師匠に語り掛ける。

 

「なんですか純真さん!」

 

 必死の連撃を止めずに師匠。

 私は

 

「旦那さんの存在した意味は、志を誰かに継いで貰うという意味でも残すことは出来るんです。そういう残し方も、あるんです」

 

 それはきっととても辛いことだけど、私は言った。

 

 引き換えには出来ない。

 いくら辛いことだったとしても、人類の未来とは引き換えにはできないんだ。

 

 だけど

 

「そんなこと……!」

 

 師匠の目が吊り上がる。

 そしてその右手が拳の形に握られて

 

「最愛の男の子供を身籠ったアナタが言うなァァァァァッ!!」

 

 その拳を繰り出して来た。

 私の顔面を狙って。

 

 頭では分かってても、受け入れられない。

 私が言ったのはそういうことだ。

 

 おそらくこうなるのは分かってた。

 師匠の逆鱗に触れてしまうことは。

 

 だけど

 

 言わないといけないことで……

 

 師匠の放つストレートパンチを見つめる。

 怒りのあまり、全力を込め過ぎている。

 

 まともに喰らえば岩をも粉々にする一撃。

 けれども私には全て見えていて。

 

 冷静に、ミリ単位の回避行動で私はそれを回避する。

 

 そしてそのパンチによって出来た隙に。

 私は同じく右の拳を師匠の顔面に叩き込んだ。

 

「ガアアアアアアッ!!」

 

 獣のような叫び上げて、グルグル回転し。

 校庭の上でバウンドしながら、水切りの石のように吹き飛ぶ。

 

 そして校庭に転がる師匠を見つめる私。

 追撃は掛けない。

 

「……強くなりましたね……純真さん……」

 

 壮絶な目で私を見つめながら、師匠が立ち上がる。

 

 ……起き上がってくることは分かってたけど。

 

「全部受け止めます。師匠」

 

 私は真っ直ぐな視線を師匠から外さない。

 

 師匠は……

 

 右の拳を顔の前で握りしめ、構える。

 

 同時に……

 

 冷気の渦が巻き起こり始めた。

 

 ……師匠の特殊技能(プリンセススキル)「プリンセスコキュートスエンドフィンガー」の構えだ……!




師匠の全力攻撃を前にして

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