孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
「ラブラブプリンセスーッ!」
一部始終を見ていたコンドゥムの叫び。
宙に浮いたまま、私を糾弾する声を上げる。
私は視線を向けた。
コンドゥムは……
本気の怒りを私に向けている。
「キサマーッ! メツボウプリンセスを倒したなーッ! オマエは恩人を殺して平気なのかーッ!?」
私の視線に気づいたコンドゥムはさらに激昂し
「だからこの世は地獄なのだッ! 何が修行の場だッ! 誰が修行をさせてくれと頼んだッ!?」
この世は地獄。
修行の場。
人生は修行……。
どこかで聞いたことあるかな……。
この世は魂を磨くための修行の場で。
この世の全ての苦難を含めた出来事は、全てそのためのイベント。
だから人生で何が起きたとしても決して慢心せず、絶望せずに謙虚に、前を向いて進まなければならない……
そんな話をしている人をどこかでみたことがあった。
コンドゥムは同じようなことを口走りながら、怒りを爆発させている。
ということは……
昔どこかで聞いたそんな話は、真実なのかもしれない。
「……あなたはこの世の在り方を憎んでいるから知的生物を消そうとしているの?」
私の言葉に対し、コンドゥムは私を糾弾する態度は一切変えずに返して来る。
「前から我の主張は一貫しているッ! この世は苦界であるからその苦界を認識できる存在は消し去らねばならないッ! それこそが正義であり、慈悲なのだッ!」
自分の言葉でさらに興奮したのかコンドゥムは
「ラブラブプリンセスよッ! オマエとて自らの大恩ある師匠を抹殺し、幸せを感じているのかッ!? 喜んでいるのかッ!? そうではあるまいッ!?」
師匠……
殺した……
フ……
「HRプリンセスは命の使者……コクマ界から迸る生命を受け止める正義の戦士よ」
私は笑みを浮かべた。
その笑顔に
「何だその顔はッ!? 自分の殺人は全て正義であり、赦されるとでも思っているのかッ!? そんな人間が……」
「舐めないで」
発狂寸前になっているコンドゥムに、私は正面から言い返した。
「HRプリンセスの
そしてそれは……
このマタニティフォームの場合は……
そのとき。
私の目の前に光が集まって来た。
集まった光の粒子は、結集し、一つの形を形作っていく。
……スレンダーで、高身長。
モデル体型の、1人の成人女性の姿を。
「なん……だと……?」
絶句するコンドゥム。
光から出現したのは師匠……望星子。
一糸纏わないその綺麗な裸身。
それが、私の目の前の地面に投げ出され、横たわる。
かなりたわわなおっぱいが、呼吸のために上下してる。
意識は無いみたいだけど……生きてる!
そう。
このマタニティフォームで繰り出した
人は殺さず、再生させる!
命を否定するものだけを消し去るんだッ!
私は会心の笑みを浮かべ、コンドゥムに目を向けた。
コンドゥムの目は……驚愕で見開かれていた。
ここで第7章は終了。
次回から最終章。
本作を読んでいただき感謝です。
続きが気になる、面白かった。
その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。