※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第85話 金剛無の秘密

「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

 

 複数の金剛無たちがバカ笑いしている。

 

 

 切断しても無駄。

 溶かしても無駄。

 

 ……この分だと、燃やしても無駄……かもしれない。

 

 だとしたら……プリンセスシャイニングラブフィンガーで浄化しても無駄の可能性がある。

 やらないで諦めるのは……と思うけど

 

(もし、それでも再生して来たら……)

 

 一体どれくらいの金剛無になるのか。

 予想も出来ない。

 

 そのときだ

 

「ロイヤルプリンセス!」

 

 男の子の声。

 というか

 

「雄介君!?」

 

 眼鏡男子……雄介君がこの戦いの場に現れたんだ。

 危ない、という気持ちが瞬間的に湧く。

 

 今の金剛無は、病原菌拡大ではなく、直接殺傷に舵を切っている!

 なのにこの戦場に出て来るなんて!

 

「逃げて! 危ないよ!」

 

 私の警告、というか悲鳴。

 相手が虚無獣(ボイドビースト)なら、倒せばやったことは全て無かったことになるけど。

 AHR幹部のファイナルモードにそれが適用される保証は無いし。

 それ以前に……

 

 この子の前で、パパに死なれるのは絶対に嫌だ!

 

 私は自分のお腹に手を当ててそう思った。

 

 だけど雄介君は聞いてくれなくて

 

「今すぐ特殊技能(プリンセススキル)を使って全ての金剛無を一刀両断してみてくれ!」

 

 そう叫んで

 

 私じゃ無くて、葵さん……ロイヤルプリンセスに指示?

 どういうこと?

 

 そういう疑問もあったけど

 

 続いて

 

「心愛! 金剛無を髪の毛で拘束するんだ!」

 

「……分かった!」

 

 すぐに私への指示も来たから、言われた通りにした。

 

 ラバーズ法ラブデラックスヘアーで、すぐに金剛無を捕縛する。

 

 ぐおおおおお!

 何をしても無駄だぞッ!

 

 ……金剛無たちは暴れながら、叫び声を上げている。

 私は一刀両断しやすくするために、彼らを固めた。

 

 ……今だよッ!

 

 ロイヤルプリンセスは雄介君の指示に少し戸惑っていたけど。

 

「……分かりましたわ!」

 

 剣を抜き、薙ぎ払いを出すために脇構えに近い構えを取る。

 そして

 

「プリンセスロイヤルストレートフラーッシュ!」

 

 彼女は5枚のトランプのカードを貫いた光の刃で、金剛無を横薙ぎにして全て両断してしまう。

 

 だけど

 

 切断した金剛無たちが、全て再生し……倍増した。

 ……ダメか……!

 

 ロイヤルプリンセスの表情にも悔しさが滲む。

 

 響く金剛無たちの哄笑。

 

 だけど

 

「心愛!」

 

 雄介君の声には諦めの心が無かったんだ。

 そして、彼は私に教えてくれたよ。

 

「金剛無は多分本当にはここに居ない!」

 

 ……えっ?

 

 雄介君はそのまま、自分の見解を私に教えてくれたんだ。

 両手でメガホンを作りながら。

 

「ラバーズ法の技で溶解させても倒せず、浄化の技である特殊技能(プリンセススキル)でも無理! そんなの無敵じゃ無いか! おかしい!」

 

 言われて、私はハッとした。

 

 ……そうだ。

 変だよ。

 

 ラバーズ法で肉体を完全破壊しても、特殊技能(プリンセススキル)で穢れた魂を浄化しても効果が無い。

 

 冷静に考えるとありえないよ。

 

 肉体にも魂にも、存在に紐付いたものが無いってことじゃん!

 

 だとしたら……

 

 続く雄介君の言葉は、私の出した結論と完全一致していた。

 

「おそらくここにいるのは……金剛無の影だ!」




だったらどうするの?

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