孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
第9話 天龍葵
私たちが通ってる高校……市立ボテハラ高校。
この町唯一の高校で、レベルはそこそこ。
編入試験はそれなりに難しくて。
私の唯一の懸念だったのは……これまで通りに、問題なく勉強してくことは可能なのか? ってことだったんだけど。
そこは大丈夫そうだった。
もし雄介君の進路に支障が出るようなことがあったら、私は申し訳なくて切腹しなきゃいけなくなるし。
ここの学校の特色は、生徒が孕んでも、生徒に先生が孕まされても
今日、私が教室に入るまで、すれ違った女生徒の中にはお腹の大きい子が何人か居たし。
美人の先生は何故か全員妊婦だった。
まあさ、大らかな校風っていうか。
妊娠を理由に女性に不利益を与えるのは、この町の条例で禁止されているからさ。
校風以前の問題なんだよねぇ。
そんなことを自分の席で、私はひとりで考えていた。
雄介君は別のクラス。
休み時間のたびに会いに行ってるけど……
できれば同じクラスになりたかったなぁ。
「ねぇねぇ純真さん」
……突然、そんな考え事をしている私に、先日このクラスに転入して1時間後にいきなり友達になってくれた鍋山さん……通称ナベさんが話し掛けてくる。
ナベさんは小柄な女の子で、小動物みたいな……いや、違うな。
猫のような印象の女子だった。
髪の毛は長くて、背中に届くレベル。
体型は華奢で、太ってはいない。
いないけど……
体育が抜群に出来る子なので、多分脱いだら肉はきちんとついてて引き締まってるんだろうなと予想。
腹筋も割れてるかも。
「どうしたのナベさん?」
私がそう返すと、ナベさんはムフーと興奮しながら
「またこのクラスに転校生が来るらしいよ!」
顔を私に近づけながら言ってきた。
……え? また転校生が来るの?
私が転校してきたの先週なのに。
こうも連続だなんて……絶対にそうそうないことだよね。
「オイ聞いたか転校生の話。美少女だってな」
「なんでも大金持ちの家の子らしいぞ」
……耳を澄ますと、なんか周囲の人も噂してるなぁ。
転校生、どんな子だろうか……?
そんなことを思っていたら。
学校の始業を告げるベルがけたたましく鳴り、数十秒後にこのクラスの担任であるボサボサ頭の女の先生が
「ハーイみんな座ってー! 転校生を紹介するから」
教室に入って来て。
クラスの皆の関心事の、転校生について話し出したんだ。
そして紹介された転校生に、私は驚いてしまった。
「そういうわけで、今日からこのクラスに加わる」
「……
そう言って、私たちに頭を下げたその子は。
シュッとした美少女で。
見た目は知的で、物静かな印象。
ヘアスタイルは、私より短いけど、女の子らしさをギリギリ保つレベル。
男装するとき有利かも。
そんな感じの髪型だった。
そのスタイルは特に凹凸が激しいってわけじゃないけど。
……この学校の女子の制服の、セーラー服のせいで分からないだけなんだよね。
脱げば決して貧しいわけじゃないのが分かるんだよなぁ。
そのことをさ……
1年前に、ラバーズ法の道場で、ローション塗れの大柱をよじ登っていく修行をするときに知ってるんだよね。
あのとき、2人とも水着でやったから。
「あ」
……どうやら向こうも気が付いたらしい。
私に視線が向いて、私の視線と絡み合う。
そう……
彼女は……天龍葵……葵さんは……
私の同門の、私と同じラバーズ法の使い手なんだよ。
ラバーズ法の仙道エネルギー以外の全てを拒むローション塗れの大柱をよじ登っていく修行
地獄へ登る大柱修行。
ラバーズ法上級者しか挑めない荒行です。
本作を読んでいただき感謝です。
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