孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
~
心愛が。
ラブラブプリンセスが穴に飛び込んで数分が経過した。
純真心愛。
僕の彼女。
彼女と出会ったのは高校1年のときだったけど。
最初に思ったのは、自分のある子。
他人の言ってることに良い意味で影響されない。
自分の基準で判断し、行動できる人だと思った。
告白したのは彼女からで。
僕は最初、何で僕にこんな子が告白してくれたんだろうと思い。
特に嫌な感じもしなかったから、OKした。
彼女のことを本当に好きになったのはしばらく後。
カップル成立後に、僕が居ないとき。
彼女がクラスメイトに
「何で種原なの?」
「あんなの、資格取得マニアのガリ勉陰キャ野郎じゃん」
「チー牛だよチー牛」
「心愛ならもっと上を狙えるって」
そんなことを言われていたんだ。
それを偶然聞いてしまった。
まぁ僕は、自分の在り方に何も疑問を持ってなかったから特に何も思わなかったんだけど
彼女は
「上って何? 全く意味が分からない」
……明らかに怒っていて。
「
そう、ハッキリ言ってくれたんだ。
自分が居ないときに言われた言葉が一番嬉しいって言うけど。
それを身をもって教えて貰えたんだ。
そんな彼女が今、
彼女しか戦えるヒトがいないから。
……無事に帰って来てくれ、心愛!
僕は神に、生まれて初めて本気で祈った。
「ラブラブプリンセス……どうか無事で」
天龍葵さん……ロイヤルプリンセスも祈ってくれている。
彼女は今の心愛と比較して、戦闘力に大きな開きが出てしまったから、最終決戦で役に立てない。
おそらくそういう理由で、ここに残った。
「大丈夫だよ天龍さん。純真さんは最終章に到達したんだ」
それは美池華さん……ワイルドプリンセスも同様で。
彼女も祈っている。
そして、備えていた。
この世界とAHRの世界を繋ぐ穴。
その穴の維持を、心愛と天龍さんの師匠……望星子さんがHRペンを掲げて全力で行っているけれど。
穴が開いているということは……
そのとき。
空間の穴から影が飛び出した。
それは蠍の尾を持つ人面の狛犬で……
金剛無。
この町に伝わる神話に登場する、生を否定する化け物……
そしてAHR幹部・コンドゥムの真の姿。
彼は激しく怒り狂っていた。
「よくも一度はこの世界から我を追い出してくれたなァ!?」
コイツは一度、HRプリンセス究極奥義・HRエクスクラメーションで本体に集団で強制帰還させられる目にあった。
その余波で次元の穴が開き、今がある。
だけどおそらく、このように……
「我は絶対に倒せぬ! 我が魂はオールボイド様と共にあるのだ! 殺し尽くしてやる! 邪魔できるものならしてみるがいい!」
ここに戻って来て、彼らにとっての最終手段「病気ではなく、直接的な殺戮による絶滅」を目指すはず。
そう思っていたんだ。
だからこそ、天龍さんと美池さんはここに残った。
心愛がオールボイドを倒すまでの間、こちらの世界を守るため。
「そんなことはさせません!」
「させない!」
そんな、2人のHRプリンセスの声が響き渡った。
次回、主人公視点に戻ります。(予告)
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