孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
「ラバーズ法ボーンタイガークロウ!」
私は両手の拳の先端から、骨を変形させた鋭い突起物を突き出した。
まるで戦争男の熊の爪のようなそれを使い、オールボイドと戦う。
オールボイドは私のボーンタイガークロウの連撃を捌きつつ、腹パンを狙ってくる。
それは貰うわけにはいかないので、全力で避ける私。
「何故そんなに孕ませを憎むの!?」
おなかを庇いつつ、連続攻撃を繰り出す私。
オールボイドは私の攻撃を的確に両手で処理しつつ私を強い目で睨む。
私は
「赤ちゃんは未来への希望なんだよッ!? 人を育てるのは社会への恩返しなんだよッ!?」
ボーンタイガークロウに、3倍のパンチ速度、関節を外すことにより3倍のリーチ、そして最後に3倍の拳の回転を加える。
結果として計27倍の威力になった私のタイガークロウズームパンチを繰り出し、私はオールボイドの顔面を狙う。
オールボイドは
「この妄信的なHR属性の牝犬がッ!」
吐き捨てるように言い、それを捌く。
オールボイドは怒り、私を激しく罵る。
「お前のような奴らがいるから! 僕はッ!」
そして大きく飛び退き、着地し。
「……何故孕ませを憎むのかと言ったなッ!?」
怒りの表情を浮かべたまま
「教えてやるッ! 僕は……ッ!」
オールボイドは告白する。
「ボテハラ市の創世神話に登場するはじまりの7兄妹の末の弟だッ!!」
なんですって……?
私も硬直する。
そして続いて語られるオールボイドの過去。
それは……
私を激しく動揺させた。
ヌァーハッハッハハ!
さあ……この地を人で満たすため、お前たち頑張るのだ!
あのとき。
コクマ界からやってきた神が、姉さんと兄さんたちに命じたんだ。
姉さんと兄さんたちは服を脱ぎ、抱き合い。
口づけを交わし。
各々、交わり始めたんだ。
ああ……ジロウ兄さんのチンポが、ミツカ姉さんのマ〇コに入ってる。
ミ〇カ姉さん、すっごく気持ちよさそうにジロウ兄さんに跨って腰を振ってる……
イチヤ兄さんが、シシカ姉さんを四つん這いにさせて後ろからパンパンしてる……
シシカ姉さん、首を捩じってイチヤ兄さんとトロトロ表情で舌を舐め合ってる……
「ロクロウ! 愛してる! 来てぇ!」
「イツツミ! イツツミの中にタップリ出すから妊娠して!」
イツツミ姉さんがロクロウ兄さんに上から圧し掛かられて汗まみれで交わってる……。
そんな……信じられない。
そんな……そんなことって……
ヌハハハハ……
我慢しなくていい……
さぁ、思いのたけを吐き出すのだ……
僕の耳元で、コクマ界からやってきた神が囁く。
「お前に分かるのか!?」
オールボイドは泣いていた。
泣きながら叫んでいた。
「自分の兄さんと姉さんたちが避妊無しのセックスをしている様を見ながら、5回も自分で出してしまった男の気持ちが!?」
その叫びは
「孕ませがあるから! すべてはそれが元凶! 孕ませは人を歪めるのだ!」
孕ませが無ければ、兄さん姉さんたちがそれぞれペアを組んで人を増やす行為に勤しむこともなく。
それを見た自分が、自分で5回も発射することも無かった。
……ラスボスの身に起きた悲劇。
本作を読んでいただき感謝です。
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