孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
~
「グギャアアアアアアア!!」
絶叫する金剛無。
ワイルドプリンセス・マタニティフォームの
超高圧電流を広範囲で流し続け、その範囲にいる生命を感電させて拘束する
ワイルドプリンセスの繰り出した、濃硫酸の雨のダメージから回復しても、天から降り注いだ千の刃と、そしてこの高圧電流が金剛無を拘束していた。
刃で大地に縫い付けることで物理的に。
電流で神経の筋肉への電気信号を遮断して、電気的に拘束する。
そして上空からは油断なく、ロイヤルプリンセスは次の千の刃を用意して睨み据えていた。
万全の状態。
そこで
……心愛。
僕は心愛の勝利をただ祈った。
こうして2人が金剛無の殺戮を押さえ込んでいる間に、彼らの首領を叩き潰してくれ、と。
そして
「あ……ああああああ!」
金剛無たちが目を見開き、ひときわ大きな悲鳴をあげたんだ。
すると
バッシャア、とその身体が一気に灰化し。
崩れ落ち。
その人面獣身の姿を失い。
それきり、彼らの再生と復活が完全に止まった。
その様子に
「……滅んだ?」
「倒したの……?」
呟くように言う、ロイヤルプリンセスとワイルドプリンセス。
それが意味すること。
それは……
僕は空間に開いた、
その不毛の世界が、なんだか不安定になっているような気がした。
心愛が、オールボイドを倒した。
金剛無が突然滅んだのはそういうこと。
おそらく、それ以外無い。
心愛……
僕は待った。
彼女の帰還を。
1分待ち、2分待ち、3分待ち……
例え、オールボイドが滅んでも。
彼女が帰って来なければ、そんなの何の意味もない。
彼女の代わりの人なんて、居ないんだ。
無事を願って、ただ祈る。
そして、それが10分を越えようとしたとき。
空間の穴から人影が飛び出して来た。
片足で強く踏み切った姿勢で。
さらに空中でクルクル回転し、勢いよく飛び出して来る。
その人影は着地して、その勢いのまま校庭の上で前回りを2回決め。
片膝立ちの姿勢で停止。
その人影は女子高生くらいの少女で。
ピンク基調のお姫様のようなドレスを着用していて。
停止と同時に……
変身が解除され。
ボテハラ高校の制服の、セーラー服姿になる。
僕の最愛の女性で、僕の子供を産んでくれる可愛い女の子。
純真心愛。
「心愛!」
僕は彼女に駆け寄った。
彼女は、僕を見上げて
「……ただいま。雄介君」
帰還の挨拶。
それに対し、僕が挨拶を返す前に。
「オールボイドを完全に消滅させてきた。もう、戦いは終わりだよ」
そう言って、ニッコリ笑ってくれたんだ。
「おかえり心愛」
僕はそんな彼女に抱き着いて。
迷いは一切なく、そのまま唇を合わせた。
ありがとう。心愛。
よくやってくれた。心愛。
キミが僕の隣にいてくれることが、僕は何より嬉しいよ……!
次回からエピローグに入ります。
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