校庭の木陰から覗く面堂。インキュバスの指示で紫色のレーダー銃を手にしていた。
『宇宙一の煩悩男である諸星あたるをこの特殊の銃で淫魔化させるんだ。奴がなれば子沢山だ…』
面堂はあたるを目標にして銃を撃つも、野球をしているあたるは上手い具合に避ける。
それ以前にすばしっこい逃げ足の持ち主だという事を忘れてはいけない。
「くそうっ!」
「…お前こんな所で何やってるんだ、面堂?」
「うわっ!」
突如、目の前に登場。慌てて銃を手から離す。
やはり途中から銃に気づいていたようだ。
あたるは不思議そうに面堂の局部を触る。
「わー!触れるな!何だ急に!」
「いや…くっきりと形が見えるんだが。お前って……」
『ギクッ…』
インキュバスは退治されてしまう事を恐れている。退治されるとこの場から消滅する事となるからだ。七人の子が産まれたとはいえ、まだインキュバスにとってはほんの序章に過ぎない。
「そんなにデカかったか?」
「せ、成長期だ……!」
困った事に、淫魔に取り込まれると常に勃起する事となる。いつでもどこでも子作りが出来るようにだ。
「いやこれは明らかに病気だ、サクラさんに見てもらった方がいいぞ!ぐふふ、サクラさぁ〜ん」
ガシっと手を握って保健室まで連れて行こうとするあたる。
「やめろ諸星!」
「何恥ずかしがってるんだ、ただアソコを見られる事ぐらい…」
「手を握るなって事だ〜!!」
いざこざあり、面堂は保健室につれて来られたのだった。
インキュバスはサクラに逃れられるべく、淫魔特有の気を抑えていた。
「面堂、何やら局部が大変な事になったらしいが見せてみろ」
「えっ!?」
「サクラさん、僕のアソコも…」
「黙れーーい!!」
蹴り上げた足が金的に見事命中。
「あーー……」
あたる悶絶中。
「そ、それは……無理です!」
「ほいっと」
起き上がったあたるが下半身を裸にさせる。
そびえ勃っている物が露わになった。
『「あーー!!」』
面堂とインキュバスが声が重なった瞬間だった。
「こ、これは……」
流石のサクラもこれ程までのとは思わず、顔を赤らめ背を向ける。
「ねー、ほらー、サクラさん、変でしょー?」
「も、もうしまえっ!!」
「サクラさんが恥ずかしがってるの可愛いな〜、ぼそっ。面堂君がもっと見てほしいと…」
「こら!!諸星、早くズボン上げんかー!!」
何だかんだあって教室で英語の授業。
席を立って手を上げるあたる。
「先生ー!」
「何だ、諸星!」
「面堂君のアレがズボン越しでも分かるくらい巨大化してまーす!」
あたるもクラスメートを弄りたい年頃である。
キャー!とクラスメートの女子生徒が高い声を上げる。
「面堂、お前増大手術したのか?」
温泉が聞いた。
面堂は誤魔化すしかなかった。
「そ、そう!大きい方が沢山子供を産めるだろうと」
インキュバスの思った事がそのまま声に出てしまっている事に気付いていない。
メガネの一人舞台が始まった。
「ドコに使ってるんだ、ドコに!えぇ!?ヤリ目的かよぉ!?男はアソコの大きさだー!とでも言うのか!大体、大きければいいって問題ではない!女性を苦慮すべきだろう!それなのに…」
面堂は途中から聞く気を無くした。
「後、しのぶのおっぱいが大きいでーす!」
気付かれるとは思っていなかった為、ナイスバディのままのしのぶはハッとしていた。
常日ごろから女の子を観察しているあたるにはお見通しなのだ。
「セクハラよっ!」
自分の机を投げたのがあたるにクリティカルヒット。
「ぐはっ!」
パーマが口を挟んだ。
「豊胸手術か!?面堂の金で!?」
最早、しのぶも誤魔化すしかなかった。
「そ、そうよ!」
「ぼ、僕達、付き合ってますから!」
面堂が淫魔同士であるしのぶのフォローに回る。
あたるにとって、しのぶはハーレムの一人でもある為、その言葉を聞き逃さなかった。
「おい!面堂!しのぶは俺のだぞ!」
「それにしても変だっちゃね…」
「何がだ?ラム?」
「二人が急に手術するなんておかしいっちゃ」
「確かにな…子作りの準備か?…って子作りしとる!ロッカーの中で!」
あたるは勢い良くロッカーを開ける。
クラス一同は一斉に後ろを振り向く。
「あぁん……いい所なのに…」
「しのぶ、こっちに来い!」
バタン
「わ〜ん!くらいよせまいよこわいよ〜!」