※この作品はR-18です。

あなたの霊使い達がエロデュエルでひどい目にあう話   作:霊使いちゅっちゅ股間ギガント

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vs 【ゴブリン】

 

 

【地下遊戯場】

 

 

そこは世間から隠された地である。

世俗に塗れた金持ち貴族達は、いずれ通常のデュエルに飽きて、退廃的なデュエルにのめり込むことになる。世間の目はそれを許さない。故に、こうして隠れた地に潜んで集まるようになる。

いわば、社会の闇の巣窟である。一般人は立ち入るどころか知ることもない。

 

 

しかし、そんな場所を知る者が必ず現れる。

 

 

彼らの多くは社会の闇に飲まれた者、もはや逃げる場所も無くなって極限に追い詰められた者。脛に傷を持つ社会の敗者達が自然と集まってくる。

 

その中でも珍しい、明確な目的を持って地下遊戯場に現れる者もいる。

 

そのひとり、【あなた】はとあるカードを助けるためにここへ来た。

 

 

 

 

 

 

地下遊戯場の大目玉、地下コロッセオ。

円形のデュエルフィールドを囲むように観客席がある、一般的なデュエルステージと言える場所である。

普通と異なるのは民度。観客席を埋めるのは、いずれも身なりの良い金持ち達。その視線はまさに下劣。これから始まるショーに股間を膨らませる者すらいる始末。

 

 

『頑張ろう、マスター!』

『私達も覚悟を決めた。何でもする』

 

 

その場に立ったチャレンジャーのあなた。その背後には、あなたにしか見えない5人の半透明の少女達がいた。

彼女達はデュエルモンスターの精霊。精霊と共にあるデュエリストは【精霊憑き】と呼ばれる。精霊憑きは昔は存在すら疑われていたが、今やそこまで珍しくもない存在となっている。

 

 

この地下コロッセオのデュエルに挑む資格がある者。それは美少女カードの精霊憑きであることだ。

 

 

『チャレンジャー・新入り』

 

『ゴブリン使いのブウン』

 

 

コロッセオの大画面に対戦カードが表示される。この退廃的な遊戯にやかましいMCなど存在しない。相対するのはチャレンジャーと地下遊戯場の運営チーム、通常『ガード』……チャレンジャーは用意された対戦相手のガードと勝負するのみ。

 

 

チャレンジャーの目的はデュエルに勝利すること。

ガードの目的は最高のショーを演出すること。

 

目的を達し続ければ、やがてどんな望みも叶う権利を得るのだという。

 

 

「ギヒ……ニュービーか、楽しみだなあ」

 

 

ブウンと呼ばれたガードの中年男。男性としては小柄だが腹が出ており、食生活の悪さが滲み出ている。

ブウンはニタニタとした笑いを浮かべてデュエルディスクを構える。

 

 

『視線が気持ち悪りぃ……全部燃やしてやっから俺に任せとけ!』

『うん。()()()()()()ためなら死力を尽くす覚悟だよ』

 

 

あなたと精霊は覚悟を決めて身構える。

これから起こること、あなたは事前に知っている。この悪趣味なデュエル場に求められているのは美少女カード達が酷い目にあうショーである。あなたと精霊達は仲間のダルクを救い出すため、覚悟を持って立っている。

 

 

酷い目にあうことは分かっている。それらを踏み越える、覚悟を持ってデュエルディスクを構えた。

 

 

 

『『デュエル!!』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの先行。あなたはモンスターを裏側守備表示でセット、リバースカードを1枚セットしてターンエンドする。

 

先行の手札は5枚。魔法・罠カードを全てセットしないのは、ハーピィの羽箒のようなセットカード破壊効果を警戒しての様子見だ。

 

 

「グフ、僕のターンドロー。【ゴブリン突撃部隊】を召喚」

 

 

【ゴブリン突撃部隊】

星4/地属性/戦士族/攻2300/守0

(1)このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり、次の自分ターンの終了時まで表示形式を変更できない。

 

 

ゴブリン突撃部隊はあなたもよく知るカードだろう。昔のカードながら、リリースなしで通常召喚可能なモンスターの中ではトップクラスの攻撃力を持つ。デメリットはあるが、メリットと比較すればそこまで気にならないだろう。

 

 

「手札の魔法カード【ゴブリンの繁殖】を発動」

 

 

だが、次に発動されたカードは知らないカードであった。

 

 

【ゴブリンの繁殖】

通常魔法

このカード名の⑴⑵効果はいずれかひとつしか発動できない。

⑴自分フィールドに「ゴブリン」モンスターが存在する場合に発動できる。手札から「ゴブリン」モンスターを召喚する。

⑵墓地に存在するこのカードを除外し、自分の魔法・罠ゾーンの表側表示のカードを1枚墓地へ送って発動できる。デッキから「ゴブリン」モンスターカードを1枚手札に加える。

 

 

⑴効果だけなら【二重召喚】の下位互換だが、⑵のテーマ専用サーチ効果を持つ。どうやら相手は未知の【ゴブリン】テーマデッキのようだ。

ゴブリンライダー? うっ頭が…

 

 

「この効果で【ゴブリン採掘部隊】を召喚!」

 

 

【ゴブリン採掘部隊】

星4/地属性/戦士族/攻800/守0

このカード名の⑴効果は1ターンに1度しか発動できない。

⑴このカードをリリースして発動できる。デッキから「ゴブリンの洞穴」を手札に加える。

 

 

 

「ゴブリン採掘部隊をリリースして効果を発動。フィールド魔法の【ゴブリンの洞穴】を手札にくわえ、発動!」

 

 

【ゴブリンの洞穴】

フィールド魔法

このカード名の⑵効果は1ターンに1度しか発動できない。

⑴自分は通常の召喚に加えて一度だけ「ゴブリン」モンスターを召喚できる。

⑵自分メインフェイズに発動できる。デッキの一番上のカードをめくり、そのカードが「ゴブリン」カードなら手札に加える。それ以外ならデッキの一番下に戻す。

 

 

 

「【ゴブリンの洞穴】の⑵効果を発動し、デッキをめくる。……ひひ、【ゴブリン弓兵部隊】だったので手札にくわえ、⑴効果で召喚!」

 

 

【ゴブリン弓兵部隊】

星4/風属性/戦士族/攻1100/守0

⑴自分の「ゴブリン」モンスターが相手モンスターを戦闘破壊した場合に発動できる。相手ライフに500ポイントのダメージを与える。

 

 

「バトルだあ。ゴブリン突撃部隊でセットモンスターに攻撃!……何っ!」

 

 

ここであなたはセットしていた【憑依解放】を発動した。

 

 

【憑依解放】

永続罠

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1)自分の「霊使い」モンスターは戦闘では破壊されない。

(2)自分の「憑依装着」モンスターの攻撃力は、相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ800アップする。

(3)このカードが魔法&罠ゾーンに存在する状態で、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。その内の1体とは元々の属性が異なる守備力1500の魔法使い族モンスター1体を、デッキから表側攻撃表示か裏側守備表示で特殊召喚する。

 

 

【憑依解放】の効果ではフィールドのモンスターの数は変化しない。戦闘の巻き戻しは発動せず、ゴブリン突撃部隊は指示通りセットモンスターを攻撃することになる。

 

 

『かかったね!』

 

 

あなたかセットしていたモンスターは【風霊使いウィン】だ。

 

 

【風霊使いウィン】

リバース

星3/風属性/魔法使い族/攻500/守1500

(1)このカードがリバースした場合、相手フィールドの風属性モンスター1体を対象として発動する。このモンスターが表側表示で存在する間、そのモンスターのコントロールを得る。

 

 

 

ウィンは風属性の霊使いの少女である。緑髪のポニーテール、快活な性格をしている。カードの精霊は多種多様な個性を持つと言われるが、あなたの持つウィンはまさに『風の子』の体現のようだった。

 

 

風霊使いウィンは憑依解放のおかげで戦闘破壊されない。更に、相手のゴブリン弓兵部隊が風属性のため、リバース効果が発動してコントロールを奪う。これで相手には2回目の攻撃を行うモンスターがいなくなった。

 

戦闘を終えたため、ゴブリン突撃部隊は自身の効果で守備表示になる。これで相手は実質無防備を晒したことになった。

 

 

「ヒヒ、やるな。カードを2枚セットしてターンエンドだ。」

 

 

これで相手の手札は残り1枚。

対してあなたの手札はドローして4枚。ここは畳み掛けるチャンスだ。

 

 

相手のゴブリン突撃部隊の守備力は0だ。ならばと、あなたは場の風霊使いウィン、ゴブリン弓兵部隊をリリースして、デッキから【憑依装着ーウィン】を特殊召喚した。

 

 

『ここはボクに任せて!』

 

 

【憑依装着ーウィン】

星4/風属性/魔法使い族/攻1850/守1500

(1)このカードは自分フィールドの表側表示の「風霊使いウィン」1体と風属性モンスター1体を墓地へ送り、手札・デッキから特殊召喚できる。

(2)このカードの(1)の方法で特殊召喚したこのカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

 

 

憑依装着モンスターは通常召喚できるが、自身の効果でデッキから特殊召喚することもできる。その方法で特殊召喚した場合、守備貫通効果を持つ。

相手のゴブリン突撃部隊の守備力は0のため、このまま攻撃すれば実質ダイレクトアタックの手痛いダメージを与えられる。

 

 

「おおっと!ここで罠カード【ゴブリンの不意打ち】を発動!」

 

 

【ゴブリンの不意打ち】

通常罠

このカード名の⑴効果は1ターンに1度しか発動できない。

⑴相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「ゴブリン」モンスターを召喚する。

 

 

しかし、相手もまた反撃に備えていた。

 

 

「この効果でデッキからゴブリンモンスターを召喚できる。ヒヒ…デッキから上級モンスターを召喚するため、ゴブリン突撃部隊をリリース!」

 

 

なるほど、低い守備を晒すゴブリン突撃部隊を相手ターンにリリースすることで、無駄をなくしている。しかも脆いゴブリンは相手の展開を誘う餌にもなる。絶妙に上手いプレイングに目を張る。

 

 

「貪り尽くせ!【ゴブリン繁殖部隊】をアドバンス召喚だあ!」

 

 

 

【ゴブリン繁殖部隊】

星5/水属性/獣戦士族/攻2000/守0

このカード名の⑴⑵効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。

⑴このカードの召喚に成功した場合、相手モンスター1体を対象として発動できる。対象を装備魔法扱いでこのカードに装備する。

⑵このカードに装備された装備魔法を1枚墓地に送って発動できる。このカードの攻撃力をターン終了時まで500ポイントアップする。

 

 

 

そのゴブリン達は明らかに異様だった。

これまでのゴブリン達はいわば戦士職。砂埃に塗れてはいたが、目に宿るのは敵を打倒せんとする戦意だった。その立ち振る舞いにはゴブリン流の誇りすら感じられる。

 

 

だが、こいつらは違う。数こそ多いが武装は最低限。防具すらなく小汚い布切れの腰巻きのみ。どこからか生臭い異臭を漂わせ、不潔感を感じるビジュアル。その目に宿るのは明らかに『色欲の炎』であった。

 

 

『ひっ!?』

 

 

対峙したウィンが初めての感触にたじろぐ。自分の身体に突き刺さる男達の欲情の視線。ゴブリンだけではない、周囲の観客席からも身を乗り出すような視線を感じた。

 

 

ここがそういう場だとは事前にわかっていたことだ。だが、いざその場に晒されると無意識に立ち竦んでしまう。

そんな隙を見逃してくれるほどゴブリンは甘くない。

 

 

「ゴブリン繁殖部隊の召喚時の効果を発動。【憑依装着ーウィン】をこのカードの装備魔法にする。キヒヒッ!待ち望んだ女だぞう!捕まえろ!」

 

『きゃあっ!?』

 

 

ブウンの号令と共にゴブリン達がスパイダーネットを投擲。立ち竦んでいたウィンをあっという間に拘束し、自身の元へ引き寄せる。

 

 

ウィン!

 

あなたは思わず名を叫んだ。あなたの大事なパートナーを……大切な目的のため、共に戦うと誓った仲間の少女を。

 

 

 

『ぼ……ボク頑張るから。ま、負けない、から!マスターもまだ諦めないで!お願い…』

 

 

マスターに負担をかけまいと、震える声で強がるウィン。拘束されたウィンは無情にもネットごと引きずられ、奥の見えないゴブリンの洞穴にズルズルと引き摺り込まれていく。

 

 

 

『い、嫌っ……違っ、違う!ボク、ボクはこんなの覚悟の上で………い、嫌ああああ!!』

 

 

 

そのままウィンはゴブリン繁殖部隊により洞穴の奥に連れ込まれ、姿が見えなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フヒッ パートナーが気になるかい? じゃあ早く助けないとねえ? ほれ、処理終了だ。ターンを続行するがいい」

 

 

その催促により、あなたはハッと意識を取り戻す。そうだ、ウィンを助けるにはあの【ゴブリン繁殖部隊】を破壊しなければならない。

装備モンスターが破壊すれば、その装備カードも破壊されて墓地へ送られる。ウィンを助け出すにはそうするしかない。

 

あなたはまだ通常召喚権が残っている。展開のために手札に手をかける。

 

 

 

 

 

パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡

 

 

 

 

洞穴の奥から響く、何か柔らかなものがぶつかりあう水音に意識が持っていかれる。

 

 

ゴブリンの洞穴の奥は暗く深く、何も見えない。その奥で何が行われているのか、あなたも、ゴブリンの主人であるブウンも、観客すらも見ることは叶わない。

 

だが、いくら現実逃避しようとも、何が起きているのかは【ゴブリン繁殖部隊】という名前が全てを物語る。

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

ただそれだけの情報で十分なのだ。

観客席は静かに、昏く、その光景を……『見えない悦び』を楽しんでいる。

 

ただひとり、あなただけは心を切り刻まれるような感覚を覚える。

 

 

「フヒッ」

 

 

愉しげに嗤うブウン。あなたは焦りを隠せないまま、モンスターを召喚する。

 

 

『ウィン。必ず助ける』

 

 

【憑依装着ーエリア】

星4/水属性/魔法使い族/攻1850/守1500

(1):このカードは自分フィールドの表側表示の「水霊使いエリア」1体と水属性モンスター1体を墓地へ送り、手札・デッキから特殊召喚できる。

(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚したこのカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

 

 

 

あなたが召喚したのは【憑依装着ーエリア】。水属性の霊使いであり、まさに水属性の清純さを表したような青いロングヘアーの美少女である。

 

 

エリアの攻撃力は1850で、相手のゴブリン繁殖部隊の攻撃力は2000なので単独では劣っている。だが、あなたの場にある永続罠【憑依解放】は憑依装着モンスターが攻撃する場合のみ攻撃力を800上げる効果を持つ。

 

こちらから攻撃するならエリアは相手を上回る。あなたはすぐさまバトルフェイズに入って攻撃を宣言する。

 

 

「させないねぇ。罠カード【ゴブリンの白濁液】を発動!」

 

『っ!?』

 

 

 

【ゴブリンの白濁液】

通常罠

⑴自分フィールドに「ゴブリン」モンスターが存在する場合に発動できる。相手の攻撃表示モンスターを全て守備表示に変更する。この効果で守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。

 

 

洞穴の前で見張りをしていたゴブリン達が突然、一斉に腰巻きの布切れを取り払う。今まさに攻撃しようとしていたエリアにはそういう耐性か乏しく、つい立ち止まって視線を逸らしてしまう。

 

例え異形のものであろうと、ソレを突然目にしてしまえば羞恥心を留めることが出来ない。そのいじらしい姿に興奮を爆発させたゴブリン達は、自身で扱く事もなく股間の興奮を爆発させた。

 

【ゴブリンの白濁液】は足を止めたエリアの服に、スカートに、髪に、白い脚に、靴に。信じられない量が一斉に降りかかる。

 

 

『ひっ……い、嫌……臭い……』

 

 

懸命に避けようとさがるが、もはや時すでに遅し。清純さを穢す白濁に塗れたエリアは足を滑らせ、半泣きになりながら腰を抜かして尻餅をついてしまう。

 

 

「守備表示に変更されたため、この攻撃は無効。ヒヒ、さあどうする?」

 

 

あなたは悔しさに震えながらもメインフェイズ2に入り、カードを1枚セットしてターンエンドを宣言するしかなかった。これであなたの手札は残り2枚。そのカード達は今の状況では役に立たない。

 

 

 

 

パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡

グチュッ♡ グチュッ♡ グチュッ♡ グチュッ♡ グチュッ♡ グチュッ♡

 

 

『………◼️◼️ッ!…………◼️◼️♡ ◼️◼️♡』

 

 

『ウィン…!』

 

 

 

洞穴の奥から聞こえる水音が激しさを増していく。同時に、くぐもった女性の声も聞こえるようになった。洞穴内で反響してよく聞こえないが、声は間違いなくウィンのそれだ。

 

自身も汚されながら、エリアが悲痛な声をあげる。滅多に声を荒げないクールなエリアが、友の受けている所業を想像してしまい、白濁に塗れて涙を流す。

 

 

「フヒッ! そうそう、それでいい。もっとショーを楽しもうじゃあないか! ドロー!」

 

 

ゴブリン使いのブウンはより一層の興奮を昂らせながら、自分のターンを始める。

 

 

「まずゴブリンの洞穴の⑵効果を発動。……ヒヒ、イイモノだったぞお!」

 

 

テンションが爆上がりしたブウン。その姿に焦りながらも、あなたはセットカードに視線を向ける。

 

 

これが決まれば、あなたは勝てる。最適なタイミングまで待たなければならない。具体的には、相手が手札を使い切ったタイミングだ。

 

 

 

「いくぞお!ゴブリンの洞穴の⑵効果で手札に加えた【ゴブリンの乱獲】を発動!」

 

 

 

【ゴブリンの乱獲】

通常魔法

このカード名の⑴⑵効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない

⑴自分フィールドの「ゴブリン」モンスターを対象として発動できる。相手のデッキを3枚めくり、その中にモンスターカードがあれば、対象に装備する装備魔法扱いで可能な限り自分の魔法・罠ゾーンに置く。それ以外のカードはデッキの一番下に戻す。

⑵このカードを墓地から除外して発動できる。自分の魔法・罠ゾーンの元々のコントローラーが相手のモンスターカードを可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、攻撃できず、攻撃力・守備力が0となり、L素材にできない。

 

 

 

「この効果で相手のデッキを3枚めくり、モンスターがいれば装備カードにできる。クク、何体いるかなあ?」

 

 

あなたのデッキの一番上からカードが3枚飛び出し、デュエルディスクを通してビジョンに表示される。

 

モンスターカードは……2枚。

 

 

【火霊使いヒータ】

【地霊使いアウス】

【憑依覚醒】

 

 

そんなっ!?

 

あなたはその結果に叫ぶ。ヒータとアウスは、あなたと苦難を共に乗り越えた5人のカードの精霊のうち2人だ。

 

 

『クソッ! やめろ離せ!』

『……まさかいいとこなしで捕まってしまうなんてね。すまない、マスター』

 

 

男勝りな力強さで頼りになる、切り込み隊長だったヒータ。

5人の中でも特に知性が高く、あなたにとっての参謀だったアウス。

 

 

2人は抵抗しながらも、ウィンと同じようにネットに絡まれて、洞穴の奥に引き摺り込まれる。

 

 

「2体の女はゴブリン繁殖部隊に装備するぞお!」

 

『ヒータ……アウス……』

 

 

悲痛な声をあげたエリア。その目は怒りに染まり、ブウンを睨みつける。

 

 

『あなたを絶対許さない!』

 

「おお怖い怖い、じゃあこうしちゃおうかな。【精神操作】を発動」

 

『えっ……』

 

 

【精神操作】

通常魔法

(1)相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースできない。

 

 

まずい!

 

あなたは血相を変えるが、セットカードは今発動できるカードではない。精神操作に抵抗する術がない。

 

 

『あっ………』

 

 

 

エリアは力無く杖を落とす。目からは怒りが消失し、ハイライトが消える。ゴブリン達の手招きに抵抗せず、ふらふらとゴブリンに歩み寄る。

 

エリアは敵の手に落ちた。これであなたのパートナーであった精霊は、残りひとりを除いて奪われてしまった。

 

 

「そうだ、せっかくだし……ゴブリンに奉仕してもらおうか、エリアたん♡」

 

『はい、マスター』

 

 

 

マスター。

それは霊使い達があなたを呼ぶ時の、最大級の敬意を込めた呼び方。

その呼び方を躊躇いなくブウンに向けたエリアは、おぼつかない足取りでゴブリンの前に膝をつく。

 

白く汚れたままの指先をゆっくりと、ゴブリンの逸物に添わせる。

 

 

『ご奉仕、します』

 

 

エリアはゆっくりと、何の疑問も持たずに指先で扱き始める。

 

エリアの清純な指が、ゴブリンの逸物を絡めとる。

 

その度に、あなたの心がごりごりとヤスリにかけられる。

 

 

 

 

パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡ パンパン♡

 

 

更に増えた、激しくぶつかる音が洞穴から響く。

 

 

グチュッ♡ グチュッ♡ グチュッ♡ グチュッ♡ グチュッ♡ グチュッ♡

 

 

穢らわしい水音が洞穴から響く。

 

 

『…………◼️◼️♡ ◼️◼️♡ ◼️◼️◼️ーーッ!!♡♡♡』

 

 

3人分のくぐもった少女の声が洞穴から響く。

 

 

 

『あ……』

 

 

エリアが大事なものをさするように扱いていたゴブリンの逸物から、白濁液が大量に解き放たれる。

 

見上げるように視線を向けたエリア。その美しい顔に添えられ、どぷっ♡どぶっ♡と白い精液が顔の上に乗る。

 

若干黄ばんだ半固形の白濁が、目を閉じたエリアの顔の上にぷるぷる♡と揺れていた。

 

 

 

 

 

ブウンの手札、残り0枚。

 

 

「ヒィーヒヒヒヒ! さーらーにー、墓地の【ゴブリンの乱獲】を除外して効果発動!装備魔法扱いの相手モンスターをこちらの場に特殊召喚する!」

 

 

 

洞穴から響いていた水音と声が止まる。

 

 

しばらくの静寂。そこから現れたのは、ゴブリンに連れ出される、あなたのよく知るパートナーの霊使い達だった。

 

 

 

元々来ていた魔法使いのローブはズタズタに刻まれ、胸元を隠していない。スカートは完全に取り払われ、足を伝って白濁液がぼたり、ぼたりと際限なく垂れ続ける。

 

もはや抵抗する意思も折られ、虚な瞳をした3人の霊使い達。

 

 

 

風霊使いウィン。元気いっぱいな彼女にいつも励まされた。動きが活発すぎて、スカートがめくれてチラチラと見える綺麗な足に視線を奪われることもあった。

 

 

火霊使いヒータ。誰よりも前向きで皆を牽引する彼女には、何度も窮地を救われた。男勝りゆえの無頓着さで、服の隙間から見えるヘソチラになんどもドギマギさせられた。

 

 

地霊使いアウス。冷静で頭の回る彼女は、本質は大人しい文学少女であるが、皆のためなら色んな手を尽くして事態を改善させる行動力があった。実は隠れ巨乳で、そのことに気付いてしまった日は夜も眠れなかった。

 

 

 

あなたの大事なパートナー達は、虚な瞳で首輪をつけられ、白濁したもので全身を汚して、ゴブリンの引っ張るままに立ち竦んでいた。

 

 

 

 

あなたは無意識に膝をついた。

皆と覚悟を決めたはずだった。それでも、いざ目の当たりにしたあなたの戦意は折れてしまった。

 

 

まるで戦利品のように並べられた4人の霊使い達。あなたの視界はそのまま真っ暗になり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『マスター!!』

 

 

別の少女の声に叩き起こされた。

 

 

『まだ負けてません! どうか気付いて、あの子の視線を!』

 

 

声をかけてきたのは、あなたの5人目のパートナー。

その子の言われるがままに視線を正面に向けると、あなたはエリアと目が合った。

 

 

『…………』

 

 

エリアの目は虚ろで、綺麗な顔と髪は白濁に汚されてカピカピになっている。それを拭うことすらしないエリアは、間違いなく精神を囚われている。

 

なのに、あなたにはエリアが何かを訴えかけるように見ていると感じた。

 

 

そうだ。あなたにはまだセットしたリバースカードが残っている。

 

『タイミングが大事です。幸い、今のみんなはまともに戦闘できる状態じゃありません。相手もそれは分かっているはず……何か手を打ってきます』

 

 

彼女の言う通り、ブウンは手札が0にも関わらず、悪い笑みを浮かべて次の動きを始めた。

 

 

 

「ヒィーヒヒヒヒ!! 【ゴブリン繁殖部隊】【憑依装着ーウィン】【憑依装着ーエリア】【火霊使いヒータ】【地霊使いアウス】でエクシーズ召喚を行う!」

 

『来た!』

 

 

相手の動きにあなたは驚愕する。

 

エクシーズ召喚とは、同じレベルのモンスターを重ねて出す特殊なモンスター。だが【火霊使いヒータ】【地霊使いアウス】はゴブリン達と異なりレベル3だ。

 

 

 

「このモンスターは相手カードを素材とする時、レベル4として扱えるんだ。エクシーズ召喚!蹂躙せよ【奴隷王 キングゴブリン】!!」

 

 

 

【奴隷王 キングゴブリン】

エクシーズ

ランク4/闇属性/悪魔族/攻?/守0

「ゴブリン」モンスターを含むレベル4以上のモンスター×2体以上

元のコントローラーが相手のモンスターをX素材とする時、レベル4として扱うことができる。

このカード名の⑶効果は1ターンに1度しか発動できない。

⑴このカードの攻撃力はX素材の数×1000となる。

⑵このカードはX素材の数だけ1ターンに攻撃できる。

⑶X素材をひとつ取り除いて発動できる。デッキから「ゴブリン」モンスターを1枚選んで特殊召喚する。

 

 

 

 

現れたのは、通常のゴブリンよりも数倍の体躯を持つ王だった。王冠を戴き、座る玉座をゴブリン達が御輿のように担いでいる。

そして、素材にされた霊使い達も玉座の傍にいた。

 

 

ウィンは正妻のように抱かれ、慎ましい胸を揉みしだかれ続けている。もしかしたら、最初にウィンを汚したのは……という邪推が浮かぶ。

 

エリアはもう片手で秘部をグチュッグチュッといじられ、虚な表情で「あっ……あっ……」と小さく喘いでいる。

 

ヒータは胸元になだれかかり、乳首をチロチロと舐めて、全身をゴブリンに擦り付けて奉仕させられている。

 

アウスはその巨乳をさらし、その胸に収まりきれないほどの巨根をずり、ずり…とひたすら奉仕している。

 

 

 

 

 

「ゴブリンの王、キングゴブリン! その攻撃力は配下と奴隷の数だけアップする!」

 

 

つまり、攻撃力5000

 

並大抵のモンスターでは太刀打ちできない、まさに数が多いほど脅威を増すゴブリン達の王が爆誕した。

 

 

 

 

 

 

 

『今です!』

 

だが、ようやく時が満ちた。

 

 

あなたはセットしたリバースカードを発動した。

 

 

【激流葬】

通常罠

(1)モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。フィールドのモンスターを全て破壊する。

 

 

 

「げ、激流葬だと!?」

 

 

ブウンがたまげたように数歩後ずさる。

 

ブウンの使うゴブリンデッキは次々と後続を呼ぶことに長けているようだが、破壊耐性およびリカバリー力には乏しいように見えた。ゆえに、相手がリソースを使い切る今こそ最大のチャンスだった。

 

 

激流葬により、配下もろともキングゴブリンが押し流される。隷属していた効果が切れたのか、正気に戻ったエリアが水魔法で泡を作り、ウィン・ヒータ・アウスを保護して消える。この水で、どうか彼女達の身体についた汚れを洗い流してくれるように。

 

 

ブウンの場に残されたのは、破壊されなかった洞穴が1枚のみだ。

 

 

 

「ひ、ヒヒ……やるなあ! だが洞穴があれば、リソースの回復は早まる。ここから倒せるのかあ!? ターンエンド!」

 

 

あなたのターン、手札にあるのは【魔導師の力】【トランスターン】の2枚。だが、あの子の……5人目の声が聞こえたからには引けるはずだ、逆転の一枚、ディステニードローを!

 

 

 

【精霊術の使い手】

 

 

今まさに必要な一枚を、見事に引いてみせた。

 

 

【精霊術の使い手】

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1)手札を1枚捨てて発動できる。「霊使い」モンスター、「憑依装着」モンスター、「憑依」魔法・罠カードの内、2枚をデッキから選ぶ(同名カードは1枚まで)。その内の1枚を手札に加え、もう1枚を自分フィールドにセットする。

 

 

あなたは【精霊術の使い手】の効果で【トランスターン】を捨て、デッキから【憑依装着ーライナ】を手札に加えて【憑依覚醒】をセット。セットした憑依覚醒を発動した。

 

 

【憑依覚醒】

永続魔法

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1)自分フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドのモンスターの属性の種類×300アップする。

(2)自分フィールドの「霊使い」モンスター及び「憑依装着」モンスターは効果では破壊されない。

(3)自分フィールドに元々の攻撃力が1850の魔法使い族モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動する。自分は1枚ドローする。

 

 

更に【憑依装着ーライナ】を召喚する!

 

 

『とっても激おこぷんぷん丸です!!』

 

 

【憑依装着ーライナ】

星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1500

(1)このカードは自分フィールドの表側表示の、「光霊使いライナ」1体と光属性モンスター1体を墓地へ送り、手札・デッキから特殊召喚できる。

(2)このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した時に発動できる。

デッキから「憑依装着-ライナ」以外の守備力1500の魔法使い族モンスター1体を手札に加える。

(3)このカードの(1)の方法で特殊召喚したこのカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

 

 

憑依覚醒の⑶効果で1枚ドロー。不要なカードだったが、既に勝利への道はできた。

 

 

憑依装着ーライナの攻撃力は1850、憑依解放で攻撃時に800アップ、憑依覚醒で300アップして合計2950

 

ライフ4000を削るには足りないが、ここで温存していた【魔導師の力】が活躍する。

 

 

【魔導師の力】

装備魔法

(1)装備モンスターの攻撃力・守備力は、

自分フィールドの魔法・罠カードの数×500アップする。

 

 

自分の魔法・罠カードの数だけ攻撃力を500アップする効果。あなたの場には【憑依解放】【憑依覚醒】【魔導師の力】の3枚が存在する。これで1500アップするため、ライナの攻撃力は4450まで上昇した。

 

 

「ヒヒッ……お、お見事! 楽しかったぜえ新入り!」

 

『みんなの仇ーー!!』

 

 

大きく吠えたライナの魔法により、4000あったブウンのライフを0まで削り切った。

 

 

 

あなたの勝利だ。

 

 

多くの傷を抱えながらも、あなた達は勝利した。

 

しかし喜ぶことは出来ない。これはまだ始まりに過ぎないのだから…

 

 

 

 

 

 

 





好評なら続くかも


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