あの今世での初体験からからかなりの時間が過ぎ40日。フレイは調子を上げるように天空闘技場の階層を上げ、199階に進んでいた。
(今、全部あるお金が合計で大体7億4000万ジェニーか。他に売れそうなものはじいちゃんから貰った宝石……まぁそれは後々考えて)
フレイは今、ストリート街にある焼き肉店に肉を焼きながら悩みの種について考えていた。
(もう、お金は別の方法で稼ごうかなぁ……でも今より多く稼げる方法も思い着かないし、時間もまだまだあるし。
ただグリードアイランドの定価が前確認した時50億ジェニー越えてたんだよな。オークションになると100億単位まで軽く跳ね上がるだろうし、これから動く時あったら便利だろうからなぁ)
欲しいものの一つにグリーンアイランドがある事やハンターとして活動する時の交渉材料や他にも欲しいものもありお金はいくらあっても困らなかった。
(グリーアイランドに関しては念見せたら行けると思うけど、自分で所持したい気持ちもあるだよね~)
フレイは良い具合に焼けた肉を取り白米と一緒に食べる。フレイは″うまっ……″と声が出る程のものだったようだ。
最近はお金が数百万、数千万単位で稼ぐ事もあり、高級な値段の店でも問題無く食べれる程度には稼げる。
しかしこれから買う事になる物の値段と比べると低く、フレイが欲している物の凄まじさがわかる。
(念能力者とも戦いたいけど、お金も稼ぎたいし、ジレンマだなぁ……)
悩みの種のもう一つは念能力者との戦闘経験である。
フレイはまだ幸運か不幸か念能力を使っている相手との戦いをした事がない。それどころか人間相手に念を使った攻撃もした事が無い。これに関しては念を使う必要がある対戦相手がいなかっただけだが。
(まぁ、一度200階に行ってみるのもありか。稼ぐより戦闘経験、積んでみたいからありか)
◆◇◆
あの焼き肉を食べた日からまた日時が過ぎ9日経った。フレイの対戦は今日はようやく200階での対戦がある。
何故そんなに時間がかかったのか────それは申告制戦闘になっているからである。90日の戦闘準備期間の内、闘いたい時に試合を行え、一度闘えばまた90日間の猶予がある。ただし期間内に戦闘が行われない場合、即失格となり登録が抹消される。
(今日の試合は……午後の2時だったからか。もうちょいで行こうかな)
『さぁ!やって参りました。ここ一番の注目所である二人の登場です!200階まで苦戦も怪我も一切無い美少年───フレイ選手!
対するはこちらはフレイ選手とは反対に8勝2敗の戦績のベテラン!相手を触れずに飛ばす事でついた通り名は魔法使い!ヴァイル選手!』
とうとうやって来た200階でのバトル。リングの上にはフレイ、ヴァイル、審判のみ。観客席は満席になっており、耳が痛くなる程の歓声が聞こえている。
対戦相手のヴァイルはローブにフェイスマスクを身に着け、男か女かもわからない。しかし、その身のこなしから戦いの熟練者である事はわかりやすい。
「運が悪いな君」
(念操作は結構雑いけどオーラ量は結構多い?て言うか相手こっちが念使えないと思ってるのか)
「それでは、始め!!!」
「くらえ!ネストボールッ!!」
ヴァイルは試合開始と同時にローブを広げる。フレイは堅を使いながら目にオーラを集める凝を使い、警戒をする。
「ふん、当たらなかったか」
(ん?何か当たったな?相手の言動的に念能力使ったぽいけど……オーラ見えなくしてるな。ただ威力が低すぎる。けどこれは───)
「ネストボール!…っ!」
「上手くいけよっっっ」
(────やっぱ、相手は念能力でオーラを打っていた。そして隠蔽に特化してるから凝を使っても自分からも見えないな。そういう能力か。
でも俺の能力は
【
通常、吸ったものは左手からすぐに排出されるが【貯め込みポケット】との応用で、収納する事もできる。これはオーラも例外ではなく、吸収したオーラは念能力使用時や体の身体能力向上時に使っている。ちなみに名前はブラックホールとホワイトホールから考え名付けた。
「なにっ!また!?」
(オーラ貰っておくね)
ヴァイルは驚きの声を上げた。ヴァイルにとってこの能力が当たらない事はなかった。耐えられた事はあったが相手はダメージを負っていた。
フレイはヴァイルが驚いている隙に駆け寄り、
「運が悪かったね貴方」
フレイは始めに言われた意趣返しの言葉を吐き、ヴァイルは床に倒れる。
「ヴァイル選手のダウンによりフレイ選手のKO勝利!」
フレイは新人と言う事もありオッズが高くなっていたからか、観客は叫ぶような歓声と掛けと負けた悲しみの叫び、単純に試合に暑くなっていた観客で歓声がスタジアム内に響きわたる。
フレイは初めての念能力者との戦いでかなり満足した瞬間になった。
今回、結構テキトーになってしまいました。やっぱり作者としてはオリキャラより原作キャラとの絡みを書きたいです。