『スズツキ・ナイドハート・グナイゼナウ』
本編のオリ主であり、本作品においての竿役。外見は完全に男の娘で、普段着であっても『ベリーショートの少女』と勘違いされるほど。ヴィクトリア家政に所属する新人で、ポジションは銃器を用いた中距離支援を担っている。
『エレン・ジョー』
メインヒロイン。同じくヴィクトリア家政に所属しており、スズツキとは普段通っている学校も含めて先輩後輩の関係にある。また捕食者と被食者の関係とも言える。
今回の話はこれが投稿された時点での本編よりもかなり後の話です。次から本編に沿ったものとなります。
スズツキ・ナイドハート・グナイゼナウは『ヴィクトリア家政』を構成するメンバーの1人だ。
スズツキの特徴として挙げられるのは、やはり男でありながら女と見間違われるような中性的な容姿を持っていることだろう。
女と見られることは意外にも役立つことから、組織ではメイドの格好をして、つまり女装をした上で活動に当たっている。
そんな彼だったが、今はとある洋室の中で鏡の前に立っていた。
そこに映るのは肩まで伸びる黒髪のかつらを装着し、可愛らしいメイド服に身を包んだ自身の姿。
ただスカートの丈がいつもより明らかに短くなっており、白いエプロンや黒いワンピースの生地に安っぽさが感じられる。
まあそれもそのはず。
近くのベッドには開封されたばかりのポリエチレンの袋が置いてあり、同封されたパッケージには『コスプレ・クラシカルメイド』の文字とメイド姿の女の子の写真がプリントされていた。
もちろんヴィクトリア家政がディスカウントストアのコスプレ用品に頼らなければならない程に貧乏になったわけではない。
これからスズツキが行うことはヴィクトリア家政が受けた正式な依頼ではなく、あくまでも私的に行うことであったため、組織からの支給品を無断で使うわけにはいかないのだ。
「……ふぅ。」
スズツキはいつもと違って脚の露出具合に違和感を感じながらも身なりを綺麗に整えていく。
最後に頭の上へホワイトブリムを乗せれば準備が完了した。
しかしやはりというか、着心地の微妙な安い化学繊維では、一見しただけでもチープさが否めない。
だがそこに関して本人は気にしていなかった。
何故ならすぐに脱ぐことになるのだから。
「よ、よし……。」
息を整えると、意を決して外の廊下に出る。
そして別の部屋の前に立ち、白い木扉を3回ノックした。
「す、スズツキです……失礼いたします……。」
スズツキはゆっくりとドアを開け、部屋の中へ入ると、自身へ突き刺さるいくつもの視線をハッキリと感じ取った。
それも単に見られているのではなく、ネットリとした、いやらしい感情を含んだそれ。
しかしそれでも講師のリナから学んだメイドの作法を忘れず、正しい足取りで部屋の中心へと歩いていく。
広々とした洋室の中にあったのは数々のアンティーク調な家具類で、中でも目を引くのが天蓋付きの巨大なベッドだった。
そしてそれらソファーや椅子などに腰掛けながら、つまみを肴に酒やジュースを嗜んでいるのは今晩の『ご主人様』達。
一部の『ご主人様』はシリオンで、耳や尻尾が揺れている。
全員が真っ白なバスローブを見に纏い、はだけた胸元や組んだ脚に下着や靴下の類は見当たらず、裸体の上から直に羽織っていることが分かる。
これから何をするかは言うまでもない。
「ンナ、ンナナ。」
「ンンナ、ナナンナ。」
給仕をしていた数体のバトラーボンプが入れ違いに出て行くのを確認すると、スズツキは『ご主人様』に向かって口を開く。
「こ、今晩、皆様方の奉仕役を務めさせていただきます、スズツキと申します。どうか心ゆくまで、ぼ、僕を……。」
顔から火が出そうなほどに頬を真っ赤に染めながら台詞を並べていると、目の前のソファーに座っていた青髪の『ご主人様』が手で制してくる。
そしてニタニタと欲に塗れた笑みを浮かべながら、スカートを指さすと、手のひらを回転させ、人さし指を手前側へクイクイと動かすジェスチャーをしてきた。
「う、うぅ……。」
スズツキは躊躇いつつも、両腕を伸ばし、膝よりも高い位置にあるスカートの裾を両手で握る。
この時、周囲からの視線が集中してくるのを感じた。
「はい……ご、ご要望通り、指定された下着を……つ、着けてきました……。」
スカートを完全にたくし上げると、幾人かの『ご主人様』達から、ほう、と声が漏れてくる。
スズツキの白い太ももの付け根にあったのは毎回履いているトランクス……ではなく女性用のレース付きショーツだった。
それも秘部を隠す筈の部位がざっくりと切り取られている、いわゆる夜の営みなど、極めて局地的な場面でしか使わないもの。
こちらはコスプレ用のメイド服とは違い、正規の店で作られた高級品だった。
もちろんスズツキは男であることから、可愛い見た目に反して露出した箇所からは1基1門の単装砲と、球体型の給弾機構が顔を覗かせている。
彼は見られて興奮する体質ではないようで、砲身内部の海綿帯にベークライトはまだ充填されていない。
対して『ご主人様』は満足したのか、戻すように指示してきた。
スカートの裾を元の位置に戻すと、他の『ご主人様』達が手に持ったワイングラスやコップを近場のテーブルへ置き始める。
スズツキはいよいよだと、ゴクリと唾を飲み込んだ。
『ご主人様』達がそれぞれ立ち上がり、スズツキの周りへと集まってくる。
「ひうっ……。」
周囲を囲まれて見下ろされる中、突然さわさわと背後から太ももをまさぐられる。
続いて別の手がスカート越しに尻を揉みしだき、また別の手が服越しに胸元をいじくってくる。
はぁはぁと『ご主人様』達の鼻息が荒くなり、ギラギラとした視線が突き刺さる。
「ん……んんっ……。」
スズツキはくすぐったさと気持ち良さを感じながら、自分自身がまるで調理の前に下拵えをされる鶏肉のようだと思った。
上司であるライカンがキッチンでしていたように、水を拭いて、余計な皮を剥いで、食べやすいように包丁でひと口大に切って、各種調味料で味付けをして。
今の自分も清めたばかりの身体を寄ってたかっていじくられて、邪魔な衣服は剥ぎ取られて、後で美味しく食べる為に興奮状態へ持っていかれようとしている。
「あ、あぁ……んっ……だ、駄目です……♡」
性的興奮が緊張を上回り、男根へ芯が入り始める。
「うあっ……はうっ……んっ!?♡んむっ……んちゅ……♡」
接触が段々と過激になり、遂には唇を塞がれる。
プチプチとボタンが外され、徐々にスズツキの裸体が露わになっていく。
エプロンとワンピースを脱がされると、先程の穴あきショーツと同じデザインの、これまた意味を成していないブラが姿を見せる。
もはや下着というよりも、ほとんど紐を巻き付けただけという表現の方が正しかった。
「んくっ……ぢゅるっ……♡」
全裸よりも卑猥な格好になると、今度は両手で顔を固定され、唇を押し付けられながら舌を口内へ無理やり捩じ込まれる。
唾液の擦れ合う下品な音が響き、それはたっぷり1分以上続いた。
ただもちろん『ご主人様』は1人ではないため、すぐに別の『ご主人様』によって再び唇を奪われてしまう。
口内を舐めまわされ、掻き回され、舌を咥えて吸い上げられ、唾液を塗り込まれ、とにかく口をぐちゃぐちゃにされ続ける。
「んぐ……ふぶっ……ぷえっ……♡」
されるがままに『ご主人様』達と濃厚な接吻を続け、何人かとそれを済ませた頃にはスズツキはすっかり出来上がっていた。
頬を上気させ、とろんとした虚な目をしていたスズツキだったが、『ご主人様』に半開きの口へ指を突っ込まれると、中から舌を引っ張り出される。
そこへ1個の白い錠剤が置かれた。
スズツキは何も言わずにそれを飲み込む。
「ごくっ……じゅ、準備……完了です……♡」
『ご主人様』はスズツキの肩を掴み、ベッドへと連れていく。
陶磁器の皿へ置かれた料理のように、スズツキはベッドの上へ横になった。
『ご主人様』たちもバスローブの腰紐を外しながら、続いてベッドに上がってくる。
「そ、それでは……ぞ、存分にお召し上がりくだ……さい……♡」
先ほどの薬のおかげで身体が熱くなっていく中、スズツキはお約束の台詞を呟く。
それを合図に『ご主人様』たちはこちらへ手を伸ばして来る。
スズツキの食事会が今始まった。
「あっ♡ああっ♡やっ♡」
それからスズツキは休む暇もなく犯された。
ひとりの『ご主人様』が終わると、横で準備をしていた別の『ご主人様』が場所を交代してくる。
その度にスズツキの周りへ口元を縛られた、中に生臭い白濁液が入った使用済みコンドームが放られていく。
性的な奉仕は口や手でも行われた。
『ご主人様』がスズツキの下半身で腰を降り、もう1人の『ご主人様』がスズツキの顔を太ももで挟み込みながら彼の口へ性器を押し付ける。
「んぶっ……れろっ……じゅるっ……♡」
複数人の『ご主人様』がスズツキの身体を貪り、性的な快楽を享受している間、他の『ご主人様』は裸のまま酒や菓子など、思い思いのことを楽しんでいた。
一部の『ご主人様』は疲れたようで、ソファーへ横になり、番が回ってくると、起きてベッドへ行く。
『ご主人様』同士の会話や古いレコードから流れる音楽に混ざって、ベッドの軋む音と甲高い嬌声が響き続ける。
室内はアルコールと食事、汗に体臭など様々な匂いでむせ返り、ムワリと湿気を感じさせるものとなっていた。
食欲と睡眠欲、性欲の三大欲求をただひたすらに満たし続ける退廃的で爛れた空間がそこには広がっていた。
「あっ♡そんなっ♡あえっ♡んぶっ♡」
腹が減ればバトラーボンプが持ってくる美味しい軽食を味わい、眠たくなればふかふかのソファーや別のベッドへ横になり、ムラムラすれば性処理メイドを欲望のままに犯す。
そんな爛れ切った時が過ぎていき、更に数時間後。
半透明のベッドカーテンの向こう側では裸体を体液塗れにしながら力無く横たわるスズツキの姿が。
すべすべのシミひとつ無い肌には『ご主人様』による沢山の痕がついており、真っ白だったキャンパスは今や様々な色で塗り潰されていた。
「あぁ……はぁ……はぁ……♡」
だがもちろん性処理メイドに休みは無い。
今度は『ご主人様』の中でも一番身体の大きい『ご主人様』が上から覆い被さってくると、小柄なスズツキは手と脚しか見えなくなってしまう。
体重の勝る『ご主人様』に身体ごと押し潰されて逃げられない状態の中、『ご主人様』は更に唇と舌で口を密閉してくる。
肉と肉のぶつかり合う音が響き、圧迫感と息苦しさを感じながらスズツキは快楽に晒され続けた。
「んぐっ♡ん"っ♡んん"っっ♡♡」
『ご主人様』のプレス機にかけられたスズツキは事が終わると、潰れたカエルのように無惨な姿を晒していた。
しかし夜はまだまだ終わらない。
今度は隣の風呂場へ運ばれると、バスタブに放り込まれ、汚れた箇所を洗う名目で身体を隅から隅までまさぐられる。
もはや奉仕する体力も碌に残っていなかったスズツキは脱力したまま、ラブドールのように『ご主人様』の性欲を受け止め続ける。
ベッドに戻ってからもそれは継続され、最後の方はもはや記憶が残っていなかった。
寝落ちしたのか気絶したのか、いつの間にかスズツキの意識は暗闇へと落ちていた。
⬛︎
「………ん。」
窓から陽光がさし込む明るい部屋の中、スズツキは目を覚ます。
すると視界に横合いから誰かの顔が入り込んできた。
「おはよ。」
「あ……せんぱい……おはよう、ございます……。」
視界が明瞭になると、サメの尻尾が特徴のバスローブ姿の少女、『エレン・ジョー』であることに気付く。
彼女は同じヴィクトリア家政に所属する先輩であり、また昨晩の性的奉仕において激しくまぐわった『ご主人様』の1人だった。
その証拠にこちらの身体には様々な箇所に、エレンが昨晩の行為中につけた特徴的な噛み痕が残っている。
スズツキは昨日のことを思い出し、同時に自分が全裸であることを理解すると、頬を赤くしながら布団を首元まで引き上げた。
対してエレンは揶揄うような笑みを浮かべる。
「何?今さら恥ずかしいの?全員に散々犯されて耳の裏から尻の穴まで全部見られたのに?」
「だ、だって……。」
「ヤリチンの癖に相変わらず初心だよね。普通はもっとこう、オラオラ調子に乗るもんじゃないの?おっ勃てたちんちん見せつけてしゃぶれー、とかさ。」
「そ、そういうのって『背が高くてイケメンで口説き上手なチャラ男』が主導権を握っているから通用するのでは?あとヤリチンて……す、好きでなったわけでは……。」
「あっさり身体を許すスズツキが悪い。ガード甘すぎ。」
エレンは少し不機嫌そうな表情を浮かべながらベッドに腰掛けると、掛け布団をずり下げ、マーキング痕だらけの、蹂躙され尽くしたスズツキの白い肢体を指で撫でる。
「ホント……外から見ればやってること完全にクズ男だよね。関係にある女全員を囲って夜通し乱パとかさ。」
「僕の提案じゃないですよ。元々軽い食事会だけで終わる筈だったのにリンさんが……。」
「でも進んで乳吸って腰振ってたじゃん。」
「す、据え膳食わぬは男の恥ですから……。」
「……この浮気野郎。」
エレンの大きな尻尾が不機嫌そうに揺れ、ベシベシとスズツキの身体に当てられる。
「アイツらもホント馬鹿。本命居る奴に普通手ぇ出したりする?例え知らなかったとしても、さっさと関係切ればいいのにどうしてこうズルズルと……!」
「本命?」
「は?何?」
「いえ何でも……そ、それより、他の皆さんは?」
「満足そうに帰ってった。残ってるのは私たちだけ。」
「そうですか……じゃあ、僕も着替えて……って……!?」
起きあがろうとしたところで、ドン、とエレンの手に軽く突き飛ばされる。
そして眼前に彼女が迫ってきた。
その双眸は昨晩の『ご主人様』の時と同じような、ギラギラと欲に塗れたものとなっていた。
「せ、先輩?」
「アンタさぁ……この流れでハイ終わりなわけないじゃん。相変わらず察する力は壊滅的だよね。そんなんだから毎回毎回つけ込まれてレイプされる羽目になるんじゃない?」
「えっと……流石に疲れたというか……。」
「ここはそうじゃないみたいだけど?」
エレンがぐりぐりと腰を動かす下では布団越しに何か硬い物体が屹立してきていた。
彼女は布団を一度剥がすと、自身の頭の上に被せる。
あらわになったスズツキの裸体の一部では例の円筒形の物体が存在感を放っていた。
少し前までは皮を被り、肌色だけの初々しい見た目をしていた筈のそれだったが、今現在エレンの目の前にあるのはグロテスクな色と形をした男の魔羅。
これは今までにどれだけスズツキがエレンを含めた彼女達によって犯され、
「ほら、やる気マンマンじゃん。」
「あ、朝勃ちですよ。これはあくまでも生理現象で……。」
「どちらにせよブチ犯すから。アンタは私のものってマーキングし直さなきゃ……。」
「あっ……。」
次の瞬間、サメがアザラシに襲いかかるように、エレンは布団ごとスズツキへすっぽり覆い被さった。
ベッド上に半円状の白い物体が生まれると、それは時折りゴソゴソと動き、中からにちゃにちゃと卑猥な音が聞こえてくる。
少しすると、底部からペッとバスローブが吐き出された。
すると物体は一定のリズムで上下に動き始め、甲高い嬌声が内部より漏れ出てくる。
「うっ……んっ……♡」
暗くてジメジメとした、蒸し暑い空間の中、良い匂いのする柔らかな肉に押し潰されながらスズツキは快楽に蕩けた思考で考える。
どうしてこんなことになってしまったのだろうと。
はい、出オチですね。オリ主は無事、滅茶苦茶に食い散らかされてしまいました。
既に分かっているとは思いますが、前半パートに出てきた『ご主人様』は富豪の汚っさんではありません。皆さんもよく知るヒロインズです。もう一度読む時があれば脳内変換をお忘れなく。
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