今回からちょっと作風を変えました。今までのは文章カロリーが高すぎたし、何より中々話が進まんかったので。
その影響で前半後半で文の書き方が変わっていますが、あしからず。
時刻は朝方。
新エリー都は、今日も変わらず動き始めていた。
通勤や通学へ向かう人々が街路を行き交い、店はシャッターを上げ、公共交通機関は朝の混雑に呑まれていく。
中には職場に泊まり込んだ者もいるのだろう。
眠い目を擦りながら、一足先に自分の席へ腰を下ろす姿もあった。
特にホロウに関連する公的機関、H.A.N.D.やHIAでは、その傾向が強い。
スズツキの両親も、その例外ではなかった。
先日、急遽活性の兆しを見せ始めたラマニアンホロウ。
その対応に追われ、2人はやむなく残業と徹夜を続けていた。
片や部隊を支援するオペレーター。
片や現場で動くホロウ前線調査官。
立場は違えど、どちらも多忙を極めている。
それでも2人は、ふとした瞬間に目を向ける。
モニターの傍らに立てかけた写真。
携帯端末のホーム画面。
そこに映っているのは、彼らにとって、一番の宝物だった。
目に入れても痛くないほど可愛い、一人息子。
あの向日葵のような、無邪気で純粋な笑顔を曇らせないために。
2人は眠気を押し殺し、再び仕事へ戻っていった。
⬛︎
しかし当人は今、ラブホの一室で女装をしながら2匹の淫獣に食われている最中だった。
スカートの丈が短すぎるメイド服を纏い、長髪のカツラも被ったスズツキ。
その見た目はリンとエレンの嗜虐心を大いに刺激した。
童顔で愛らしく、華奢でひ弱なメイド。
更には普段と違って今の彼は発情によって息を荒くしており、頬を真っ赤に染めている。
2人は唆る光景を前にして、あいにくと悠長に眺める余裕はなかった。
「あっ……あうっ……。」
ベッドに腰を下ろしていたスズツキを、前後から挟み込むように展開したリンとエレン。
獲物が逃げないようにそれぞれの腕を回し、彼を押し潰さんばかりにギュッと密着する。
スズツキの眼前には目を据わらせたリンが迫ってきた。
「えへへ……やっぱりスズツキ君はこれだよね……♡」
リンはペロリと舌舐めずりをすると、手始めにスズツキの唇を奪った。
それを不満気に眺めながら、エレンは彼の首筋に歯を立て、両手でメイド服の内側をまさぐる。
「んん"……んぶ……!?」
「れろっ♡ちゅるっ……ん……♡」
「早く……早く交代しろ……♡」
スズツキの口内を好き放題に蹂躙しつつ、リンは彼のスカートへ手を伸ばす。
丈が短いそれは、めくらずとも既に逸物が顔を出していた。
準備万端であることを確認すると、彼女は一度口を離し、腰を上げる。
「やっと私の……ばんっ……♡」
「うっ……!?」
ドスンと腰を下ろしたリンは、下腹部に異物感を覚えた。
彼女の内部へ穿孔した魔羅がぐりぐりと内壁を押し上げる。
「あっ♡ああっ♡まだこんな……できるんだねっ♡」
「ふーっ……ふうっ……!」
ようやくお預けから解放されたスズツキは、雌を逃さんとリンの身体にしがみ付いた。
「んっ♡もう♡私は逃げないってば♡」
抽挿を繰り返す度にスズツキの目が据わっていく。
柔らかさと濃い匂いに包まれて、頭がクラクラした。
少しして、初弾が撃ち出される。
「うぐっ……出るっ……!」
「んっ♡ああっ♡」
スズツキはリンの腰をガッチリと掴み、肉棒を最奥へ打ち付けると共に、熱く爛れた欲望を注ぎ込んだ。
一滴も溢さんとばかりにグリグリと腰を擦り付けながら、絶頂の快楽に浸る。
しかし休む暇もなくリンから引き剥がされ、今度はエレンが跨ってきた。
「随分と見せつけてくれたね……♡」
「ちょ、ちょっとタンマ……。」
「駄目♡」
気付けば既にゴムがつけられていた。
直後、ずぷん♡と、肉棒がエレンの中に飲み込まれていく。
彼女は嬉々としてスズツキに覆い被さり、一方的な捕食を開始する。
「くっ……あっ♡ああっ♡」
「い、今は敏感で……んむ……!?」
「ん……ぷはっ♡良いじゃん♡もっと喘いで見せてよ♡見た目通り女の子みたいにっ♡」
エレンは汗で湿った下着を脱ぎ捨てた。
だぷん♡と、豊満な胸がスズツキの顔に押し付けられる。
「ほら、アンタの好きなおっぱいだよ♡」
「むぐ……あむっ……。」
「いっつも見てるの、知ってるんだからね♡」
ギクリと、スズツキは固まる。
しかし服の上から見るどころか、直に愛撫している時点で今さらかと、再び口を動かす。
普段から同じ学校へ行き、任務においても背中を預ける相手と、こんな関係になっていることに興奮が止まらなかった。
「うっ♡んっ♡な、なんか硬くなった?♡」
「うっ……あうっ……。」
「ま、いいや♡すぐに出さないでよ♡」
エレンは嗜虐的な笑みを浮かべる。
それからスズツキは彼女に押さえ付けられ、行為の主導権を握られたまま、好き放題に貪り食われた。
時計の長針がいくばくか進むと、使用済みのゴムがシーツに放り投げられ、再び交代の時間がやってくる。
もちろん休む暇はない。
「さ、スズツキ君、次は私の番だよ〜♡」
「ぜぇ……はぁ……。」
「ほら、こっちに来て♡ぎゅーって、してあげる♡」
荒い息を吐きながらも、誘惑に身体が引き摺られていく。
言われるがまま、一糸纏わぬリンの肢体に飛び込んだ。
女性らしく柔らかな腕が包み込んでくる。
彼女はエレンとは対照的だった。
ただ優しく甘やかすように接してくる。
搾るなんてことはしない。
「よしよし♡」
「ん……あむ……♡」
だが、結局のところ、リンも本質的にはエレンと同じだった。
スズツキを求め、彼から熱を奪っていく。
ただ、手段が違うだけだ。
「こら、逃げるなっ♡はやく……じゅるっ……らせっ♡」
エレンは力づくで押さえ付け、逃げ場を奪う。
「頑張れ♡その調子♡あっ♡やんっ♡」
リンは優しく抱きしめ、逃げる気力そのものを溶かしていく。
片方は無理やり屈服させる。
もう片方は、甘やかすことで自ら縋らせる。
まさに、北風と太陽だった。
「はあっ♡ああっ♡いいよっ♡もっとぱこぱこして♡」
「うくっ……リン……さんっ……!」
スズツキはリンに腰を打ち付け、欲望を吐き出していく。
彼女から離れた時、その割れ目から白濁とした粘液が、とめどなく溢れ出てきた。
主導権など最初から持っていなかったが、この瞬間は、オスとしてのわずかな征服欲が満たされていく。
しかし、その浅ましいプライドすら長くは続かなかった。
すぐにエレンが、何もかも噛み砕いてきた。
「せんぱい……や、やすませて……。」
「ダメ♡」
「ひうっ……!?」
邪魔だと言わんばかりに、行為用のメイド服すら剥がされていく。
気付けば、メイドの要素は頭のホワイトブリムだけになっていた。
いつしか順番もあやふやになり、ただひたすら3人で絡み合う。
「アンタは……んっ……私のなんだから……♡」
「ずるっ♡じゅるるっ♡んっ……ごくっ♡ぷはぁ♡」
「はぁ……はぁ……。」
エレンにたっぷりと口内を蹂躙され、満足した彼女が顔を離す。
すると肉棒を大きく咥え込んだリンがその奥に見えた。
「よし……お掃除完了だね♡」
「なら次は私……ほら早く退いて……♡」
下半身へ重さを感じると共に、視界が肌色でいっぱいになった。
それからも上から貪り食われたり、スズツキから腰を振ったり、姿勢を変えて行為を続ける。
「うっ……ふうっ……!」
「んっ♡あっ♡そこっ♡」
スズツキはエレンの尻尾を抱き抱えながら、その大きな臀部に腰を打ち付ける。
隣では同じく犬のように尻を突き出したリンの姿が。
彼女の陰部からは、出したばかりの白濁液が垂れていた。
リンは肩で息をしながら、隣で恋敵が種付けされているところをジッと見守る。
「うわぁ……すごくえっちな顔……私もこんな感じなのかな……♡」
「おっ♡おお”っ♡ん”っ♡んん”っ♡」
「はあっ……あっ……!」
エレンも最初のような余裕は無くなっていた。
だが僅かに残った理性で、彼女は嬌声を誤魔化すように枕へ顔を突っ込む。
しかし尻尾の方は正直なようで、気分が最高潮に高まった時、根元からヒレまでがピンと直線に張った。
事が終わると、ずるり♡と、スズツキの肉棒が引き抜かれる。
ゴムだけが先に取れて、膣口から顔を出していた。
中の白濁液がシーツに垂れる。
「ふぅ……はぁ……まだ……。」
しかしスズツキの肉棒は未だ硬度を保っていた。
疲弊した身体を動かし、隣の『穴』へと視線を向ける。
期待の目が彼を見つめていた。
愛液と精液に濡れた膣口が、ぐぱぁ♡と、両手で開かれる。
「早く……はやくぅ……♡ココに、蓋をしてほしいなぁ♡」
「言われ、なくても……!」
「うくっ……んあっ♡ああっ♡」
ごちゅん♡と、スズツキの剛直がたちまちリンの膣内をいっぱいにした。
そして、既に溢れた分を補填するかのように更なる欲望を流し込んでいく。
スズツキは目の前に使いたい放題の尻が並んでいることに僅かながら優越感を覚えた。
もちろん、自分は絶対的に食われる立場にあると分かっていた。
だから、少しでもこの雄らしい感覚を味わおうと本能のままに身体を動かす。
「あむっ……じゅる……んんっ……!」
「あっ♡あんっ♡やっ♡また……胸ばっかり……♡」
「んんっ♡も、もう♡アンタってホント……おっぱい星人だよね……♡」
今度は隣り合って仰向けに寝ているエレンとリン。
スズツキはというと、エレンに覆い被さって腰を振りながら、眼前の4つの果実を味わっていた。
両手でそれぞれの乳房を掴み、乳頭の味比べをする。
見た目の体裁など、性欲の前では二の次三の次だった。
しかし、その莫大な性欲も体力の損耗を補えるものではない。
肉棒は勃っていても腰を振れなくなった途端、スズツキはまた雌に転じた。
あいにくと、気分が昂った捕食者2匹は待ってはくれないのだ。
「いっ♡ああっ♡これ……あたるっ♡」
「んっ♡そこっ……舐めてっ♡あっ♡」
「んぶっ……れろっ……。」
どすっ♡どちゅっ♡っと、リンが腰を打ちつけてくる。
エレンは太ももでスズツキの顔を挟み込み、陰部を彼の口へ押し付ける。
スズツキはそれからも『使われ』続けた。
次第に、今自分が相手をしているのがどちらなのかすら、分からなくなっていく。
熱気が部屋を満たし、玉のような汗が肌に張り付く。
我に返ったのは、しばらく後のことだった。
「……あっ?」
エアコンの冷風が汗に濡れた額を撫でる。
その冷たさで、ようやく意識が現実へ戻ってきた。
身体を起こすと、ゴミ箱に放り込まれた使用済みティッシュとゴムの山が目に入ってくる。
次に倦怠感と喉の渇きを覚えた。
「だる……水……。」
周りを見渡すと、ベッド傍に水のボトルを発見する。
取ろうとしたが、横合いから伸びてきたエレンの手に奪われてしまった。
「ふぅ……喉乾いた……。」
「あっ……。」
ごくごくと、エレンの喉が鳴る。
ボトルの水が、みるみるうちに減っていく。
ほとんど空になったところで、彼女と目が合った。
嫌な予感がした。
そして、その予感はすぐに当たった。
「んっ♡」
「んくっ!?んぶ……ごぐっ……!?」
本日何度目かも忘れたディープキス。
今回は唾液以外に飲料水がセットで流し込まれてきた。
ガッチリと顔を掴まれ、逃げ場の無い状況の中、ひたすら喉を鳴らして水を飲んでいく。
苦しくも喉の渇きは潤されていった。
「ぶはっ……はぁっ……はっ……!」
「お代わりは?♡」
「だ、大丈夫です……。」
ぐったりと、うつ伏せになって横たわる。
全裸のエレンを前にしても、性的興奮が欠片も湧かないほどに、全身が酷使されていた。
すると背中にどかりと、柔らかい何かが乗ってくる。
「うぐっ……ちょっと、先輩……重いですよ……。」
「うわ、最悪。ノンデリ発言。」
「そりゃ僕よりデカいんですから当たり前……ひゃうっ!?」
「それでも言わないもんなの……んっ♡」
エレンの身体に押さえられながら、うなじを舌でねぶられ、歯を突き立てられる。
逃げられないくすぐったさに、ただもがくことしか出来なかった。
エレンの背後でサメの尻尾が機嫌良く揺れる。
「あーあ♡私にも竿が生えてれば良かったのに♡そしたらこのまま犯せたのになぁ♡」
「先輩に……生えてなくて、良かったですよ……僕がオナホになってた……。」
「だろうね……♡」
エレンの両腕が回されてくると、そのまま身体の向きを変えられる。
この様子だと、前回と同様、彼女が満足するまで抱き枕に徹するしかなさそうだった。
だが今は少し状況が違った。
「もう、私のことを忘れないでほしいなぁ。」
「えっ。」
「ほら、こっちにも水があるよ?飲む?」
リンが新しいボトルを取り出してくる。
スズツキは首を縦に振ったが、やはりというか、次に見えたのは近付いてくる彼女の顔だった。
2度目の水分補給を受けるスズツキ。
するとその時、彼の下半身の一点が再び回復し始めた。
それはリンの下腹部を強く押し込んでいく。
「ぷはぁっ……あれ?♡これは……♡」
「へぇ……ふぅーん、私じゃなくて、コイツとのキスで勃たせたんだ……。」
「いや、これはたまたま……へぐっ!?」
さわさわとリンの手が肉棒を摩り、ガシリとエレンの手が乱暴に掴んだ。
拘束が解かれ、ベッドに寝かされる。
もちろんスズツキは下だった。
そして彼を見下ろすのは嬉々として口角を上げる捕食者たち。
「けどまあ、よかったよ……♡」
「これならまだ……♡」
「「出来るね♡」」
スズツキへ手が伸ばされてくる。
冷えていた部屋が、再び暑くなり始めた。
⬛︎
時計の針はいつの間にか夕方の時間帯を指していた。
碌に休憩も取らず、ぶっ続けで交尾を続けていた3人はようやく落ち着いた。
薬によって増幅されたスズツキの性欲も、限界まで搾り取られたことで、今は沈静化している。
思考が交配だけの獣から、理性を伴った文明人へと回帰した彼らは、取り敢えず風呂へ入ることにした。
汗や粘液、唾液など、様々な体液で全身ベトベトだったのだ。
「あーっ!ヤったなー!!」
リンは両手をグッと伸ばす。
隣ではゲッソリとやつれたスズツキと、無表情ながらもどこか満足げなエレンの姿が。
「づかれだ……。」
「まあ……悪くなかった。」
3人は並んで湯船に浸かる。
文字通り、有りのままの姿を見せ合ったおかげか、羞恥心など消え去っていた。
「で?その薬とやらは抜けたの?」
「えと……今は大丈夫です。」
「ホントかなー?」
リンは水中で手を伸ばし、スズツキの息子を鷲掴みにする。
反対からエレンの手も伸びてきた。
「うえっ!?ちょっと……!?」
「あ、ホントだ。全然固くならないね。」
「ふーん、デフォってこんな感じなんだ。」
2つの手が陰部をまさぐってくる。
ぐにぐにと表面を押したり、皮を引っ張っるが、陰茎内部の海綿帯へ血液は充填されない。
本当に搾り尽くしたようだ。
リンは満足気に笑みを浮かべる。
「ふふ、流石に2人がかりなら余裕だったね。」
「別にアタシ1人でも十分だったけど。」
「またまた余裕ぶっちゃって。途中からきったない喘ぎ声出してたくせに。」
「は?アンタのキッショい猫撫で声に言われたくない。」
「えー?オホ声は否定しないんだー。」
「うるさい。てか、アンタこそ醜態晒してたじゃん。昨日もあんな感じでオナホにされてたワケ?」
次第に会話がヒートアップし、空気がピリついていく。
スズツキは早めの避難を試みた。
しかし、ほぼ同時に背後から2つの手が肩を掴んできた。
「それで、今後のコイツの扱い。どうする?」
「性処理が先ってことで、あやふやになってたね。」
スズツキはまたもや口論が始まるだろうと身構えた。
しかし意外にもそれは起こらない。
エレンはスズツキを一瞥すると、ただ溜め息をついた。
そして終始ニコニコとしていたリンと握手をする。
「あ、あの……何を決めたんですか?」
恐る恐るそう聞くと、リンは嬉々として口を開く。
「スズツキ君をね、私とエレンで分けることにしたの。ほら、1人でスズツキ君を
「あくまでも一時的な共同管理だから。貸与であって割譲じゃない。」
「えと……僕の意見ってのは……?」
「却下。」
「参考意見として聞いてあげるね。」
「採用されないやつじゃないですか……。」
清々しい人権侵害に呆れるスズツキだったが、そこへ2人が身を寄せてきた。
「いいの?薬、まだ抜け切ってないでしょ?またおっきくなったおちんちん、ヌキヌキしてくれる人が居た方がいいんじゃない?」
「じゃあ選んで。対等な関係で私のモノになるか、私の権利として回収されるか。オススメは前者だね。」
「もし、スズツキ君が私のモノになれば、私はスズツキ君のモノになるよ?楽しいこと、気持ち良いこと、いっぱいしよ?」
「私、任務で散々アンタを助けたよね?命を救った時もあった。だから実質、アンタは私のモノと言えるよね?」
甘言と脅迫。
またもや、リンとエレンは真逆の言葉を投げてきた。
だが、今回は1つだけ共通点があった。
2人の目に、一欠片の光も宿っていない。
スズツキは大人しく、首を縦に振った。
⬛︎
スズツキにとって刺激の強すぎる一日は、周囲の誰にも知られないまま幕を閉じた。
翌朝から何事もなかったかのように、日常は戻ってくる。
彼もまた、いつも通りの学校生活に戻った。
——とは、ならなかった。
「じゅるっ♡ずずっ♡ごくっ♡」
「うあっ……ああ……!」
学校のひと気の無い場所にスズツキの姿はあった。
そして彼の股ぐらに顔を埋めているのは、口いっぱいに肉のソーセージを咥え込んだエレン。
朝一番のミルクを頬に含んだ彼女は少しの咀嚼の後にゴクリと飲み込む。
凄まじい生臭さが鼻の奥まで充満していた筈だが、彼女は涼しい顔をしていた。
慣れたようにお茶で口をゆすぐ。
「ふぅ……相変わらず味はマズいね。リナの料理よりかはマシだけど。」
「あぁ……はぁ……選べって、言われたら……どっちにします?」
「そりゃミルクでしょ。もちろん、スズツキのならね。」
エレンの手がスズツキの下半身へ伸びる。
そこには昨日と同じ、いきり勃った剛直があった。
彼女の口内へ撃ち込んだ直後であるにも関わらず、硬度は全く変わっていない。
薬の効能は未だ残り続けていた。
「まったく……アンタはホント、私が居ないと駄目なんだから……。」
「す、すみません……。」
「もう慣れた……なるべく早く終わらせてよ……♡」
やれやれといった風に、エレンは壁へ手を付くと、尻を突き出す。
しかし彼女の目は期待するように情欲で満ちていた。
サメの尻尾が機嫌良く揺れる。
それから静かな空間に、荒い息遣いと抑えられた嬌声が僅かに響いた。
時間が経つと、布の擦れる音の他に、粘液の卑猥な音が割合を増していく。
「ふっ……んん……!」
「んっ♡スズツキ……んん♡ちゅっ♡」
スズツキはエレンの腰を抱え、彼女を壁に押し付ける。
そして熱い接吻を交わしながら、溜め込んだ欲望を全て吐き出した。
2人が動きを止めた時、べちゃりと、粘液まみれのゴムが床に落ちる。
「満足した……?♡」
「は、はい……少しは……。」
「じゃ、戻ろうか……昼休みも終わりだし……♡」
エレンはスズツキの耳を軽く噛んだ。
小さな歯の痕がつく。
「いっ……マーキングを隠すの、大変になってきたんですけど。」
「胃袋に精液流し込まれるより、遥かにマシでしょ?」
「……ハイ。」
身だしなみを整えると、スズツキとエレンは教室へ戻り始める。
——だが、ひとつだけ忘れ物があった。
床に落ちた、使用済みのゴム。
近くの遮蔽から小さな人影が出てくると、それを拾い上げる。
「こ、これ……スズツキさんの……。」
口元を広げれば、酷い臭いが鼻腔を直撃してくる。
だが、彼女はすぐに顔を離さなかった。
「あぁ……カリンは悪い子です……でも……♡」
ゴムの口を縛り、ポケットに忍ばせる。
彼女はそっと廊下の先を覗き込んだ。
見えたのは、エレンと並んで歩くスズツキの背中。
胸元でぎゅっと手を握り、口元を小さく歪める。
「スズツキさんが悪いんですから……もう、我慢しなくても……いいですよね……♡」
「我が永久管理機構は寛大である!だからスズツキ君、首輪をつけて?」
「いきなり何言い出すんですか?普通に嫌ですよ。」
「えー?なら、昨日の夜にえっちな動画を見てた証拠をエレンに送っちゃおっかなー?」
「ワンワン!」
よろしければ高評価又は感想をお願いします。作者のモチベが爆上がりするので。