リナ-1
謎のホロウの只中で、アレクサンドリナ・セバスチャンはエーテリアスの残骸の只中、一人渋面を浮かべていた。本来ホロウ活動で随伴しているはずのボンプ二体の姿もなく、珍しいことにそのメイド服には幾らか傷が出来ている。
(ドリシラとアナステラは行方不明、連絡手段も無し、装備は不調………困りましたわね)
ホロウ内において最悪の状態、完全なる孤立無援。しかも彼女を飲み込んだのは、事前情報には存在しなかった未知の領域………迂闊な行動は危険極まりないもので、各種装備の不調というハンデを抱えながらもエーテリアスたちと交戦し、その全てを撃破したのもそれが理由だ。空間ごとの繋がりすら不明なここで迂闊に動けば、それこそ二度と戻れなくなりかねない。
(迂闊に動くわけにはいかないというのに………やけに集まってきますわね)
「困ったお客様が多いですね」
特殊な装置を盛り込んでいた彼女のメイド服だが、それらが機能不全を起こした今となっては、ただの重りでしかない。疲労も普段より格段に溜まっており、そのせいで意識が音を立て現れた一団へと集中してしまい、足音を潜ませて現れた異形に気付くのが遅れた。
一般にブラストスパイダーとして知られる、丸々とした小柄で鈍足なエーテリアス………だが、この領域に適応した彼らは、ある種の悪意の塊のような存在。足音も気配もなくリナの周囲に展開した彼らは、一斉に小さな足で地面を蹴り、彼女の周囲へと秘めたエネルギーを解放する。
「な………っ!?」
(爆発?ですが威力は………なら、今は)
身構えるリナへとエーテリアスたちが躍りかかり、普段は滅多に見せない体術を筆頭とする技術でいなし、時に確実な一撃で仕留め、その肉体を崩壊させていく………そうして、この特異ホロウのエーテリアスの肉体が崩壊していくほどに、リナに自覚も認識も出来ない『毒』が広がり、彼女の魅惑的な肉体へと徐々に浸透し………エーテル適応体質でも尚、どうにもならない程に深い侵蝕に至った瞬間、それは起きた。
「っ、―――――ッ♡」
疑問を浮かべた次の瞬間には、頭が真っ白になるほどの性的快感に襲われ、声にならない悲鳴と共に崩れ落ちそうになる。辛うじて両脚で踏ん張り耐えたが、彼女は現在エーテリアスたちと交戦中であり、そんな隙を曝け出してしまえば………
「きゃっ、んんっ♡」
触手上の腕部を持つエーテリアスに捕らわれ、そのきつい締め付けに甘い声を漏らしてしまう。
既に力の抜けたカラダに抵抗らしい抵抗も出来ず、あっという間にリナの四肢はエーテリアスの触腕に絡め取られ、メイド服を引き裂かれ、魅惑的な極上の女体が露わになる。柔らかくも弾力を秘めた爆乳に、桃尻に、太腿に触手が這えば、異常なほどに感度の上がったリナはそれだけで甘い声を零してしまいそうになる。
(なに、が………っ♡いえ、今は、何とか、耐えて………ッ)
そして、沸き上がる官能を堪えることに注力していたからこそ、背後に意識が向かず
「んっ、んんんんっ!?」
凶悪なカタチとサイズの、エーテリアスのペニスがその秘部をこじ開け、最奥まで貫く。完全に意識していなかったからこそ、予想以上の衝撃と、そして快楽の奔流が襲い掛かり、日頃の信条を保つ余裕すらなく、ただ歯を食い縛るしかできない。その姿は実に扇情的で情欲を煽るモノだが、エーテルの異形たちはそんなものに構いはせず、すぐに蹂躙を開始する。
「ひっ、ぁっ♡はっ、ふっ、ぅ、ぅぁんっ♡」
(ゴツゴツとしたもので、抉れて………っ♡いけません、耐え、なくて、はぁ………っ♡)
腰を打ち付けるたび爆乳が揺れ、桃尻が歪み、甘い声が奔る。何とかして耐えようと足掻くリナの意に反し、ぷっくりと膨れた乳輪に埋没する先端が徐々に主張を始め、秘部から溢れ出す牝汁はどんどん濃く、どろりとしたモノへと変わり、声に宿る甘い響きを隠せなくなっていく。その上、その体を捉える触手が、今度は明確な目的を伺わせる動きを見せる。
(な、に)
「ひぁあああっ♡やめっ、はぁあっ♡ふぁあっ、ぁっ、あぁああぁっ♡」
(なんでっ♡胸っ♡)
爆乳に巻きついた触手が絞るように締め上げ、また揺らし、先端をなぞり。それだけで甘い声を我慢することが出来なくなってしまい、何とか快感から逃げようと身を捩る。だがすでに手遅れであり、リナがどれほど足掻こうと現状を脱することは不可能な状態。手も足も捕らえられ、玩具のように使われ、与えられる快感を受け止めるしかできないのだ。
メス肉を開拓するペニスへと吸い付いてしまう子宮口が、絡み付いてしまう膣肉が訴える快感が強まるほどにリナの声も甘くなり、溢れる牝汁が粘度を増し、隠れていた乳頭が充血した姿を晒して。乱暴なピストンがさらに激化し、声と表情から抵抗と拒絶の色が失われていき、その果てに
「ひぁっ、あふぁあああぁああっ♡♡♡」
音が聞こえんばかりの勢いで精液が放たれ、触手たちもまた精液交じりの液状エーテルでリナの肢体を汚す。足先をピンと伸ばし、重く深い快楽の激流の中でイき続けるリナは、断続的に牝潮を噴き出し、腰を震わせて、悲鳴染みた甘い嬌声を響かせる。背後のエーテリアスの射精が終わっても尚、リナが絶頂から解放されることはなく、姿勢を変えられても、また次のエーテリアスがペニスを宛がっても気付くことはなく。
「んひぁあああっ♡♡♡」
今度は挿入れられただけでイき潮をぶちまけ、甘ったるい悲鳴を響かせる。
(あ………わたくし、は)
「あふぁあっ♡♡♡お、く、は、ぁあっ♡♡♡はぁっ、んぁ、あぁっ♡♡♡」
理性が働いたのはほんの一瞬で、すぐに暴力的な快感で塗り潰されてしまう。
そして、その一瞬でリナは全てを理解した。
自分の存在に、嬌声に誘われたエーテリアスがいる限り、解放されることはないのだと。
助けが来ない限り………この快楽に満ちた地獄は、終わらないのだと。
【侵蝕淫堕Ⅰ】
この異常ホロウの特異エーテルによる侵蝕は、死を意味しない