※この作品はR-18です。

幼女に勃つ奴なんているわけない   作:笹にとろん

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11 二歩目は慎重に、かつ大胆に

 今日の青年は、”狐の煮付け亭”の従業員としてエプロン制服に身を包んでいた。

 

 客席に上がる手を見つけ、大柄な冒険者の男に話しかける。

 

「おっ!? なんだ、お前かよ……!?」

「いらっしゃいませ。ご注文をお伺いします」

「一躍英雄になって、冒険者ギルドにも来なくなったと思ったら。こんなとこで、バイトか……?」

「事情があるんですよ」

「そりゃそうなんだろうがよ」

 

 客の男は彼の知り合いのようだ。

 丁寧な口調、整った身なりに扮する青年に、怪訝な目を向ける。

 

「敬語なのも気色わりい……」

「知り合い割引は無いですよ」

「いらねえよ。ステーキとパン」

「承りました。お野菜もお付けしますか? 今日の仕入れは新鮮ですよ」

「そういうのはキレイな女にやられてーんだがよ。それも頼む」

「承りました」

 

 キッチリと腰を折る青年に、冒険者の男はますます怪訝な目を向けた。

 

「雰囲気変え過ぎじゃねえの……??」

 

 

 ──今度は厨房で、包丁を振るう。

 たたたたん、という小気味いいリズムで食材をカットし、炒め、手早く料理を完成させる。

 

「チーフ、オリーブオイル切れそうです。在庫、あっちでしたよね?」

「お、おお。えーと、英雄様はそのままキッチンに立っていただいて……」

「了解です。次の注文のハンバーグの仕込みやりますね」

「……すご、こんなに手際よく……!?」

 

 滑るような足さばきで、次の戦場(料理)へと向かう。

 

 

 ──今度はカウンターに顔を出し、青年は他の従業員に皿を渡す。

 

「これ六番のテーブル、こっち壁際の三番のお客様。よろしくお願いします」

「はい。……イメージと違って丁寧ですね……」

「女将夫妻に任されたので」

 

 青年が振り返ると、今日の代理店長を任されているチーフスタッフが立っていた。

 

 彼女の表情は険しく、青年は何か失敗があったかとよぎる。

 

「な、なんですかチーフ?」

「……英雄様。あなた、()()()()()()()……??」

「うははは。どうでっかね!」

「ええ……怖い事言わないでくれますか?」

 

 二人が雑談していると、先ほどの冒険者の男が割り込んでくる。綺麗に平らげられた皿を、横柄な印象とは裏腹に丁寧に置く。

 

「おう、旨かったぜ。ごっそさん」

「ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております」

「お、お待ちしております」

 

 青年は皿を手早く洗い場に流す。

 すると突然、青年が弾かれた様に遠くを見る。

 チーフと冒険者は怪訝な目を向ける。

 

「あっ。テーブルの方行ってきます。応援が必要っぽいんで」

「お願いします。……なんでわかったんだろう……あれっ!?」

「アイツ雇うなんて、大変だな……」

 

 既に、青年の姿は消えていた。

 きょとんとしたチーフに向けた、男の視線には憐みが含まれていた。

 

「──俺は七人のヤツを見たことがある」

「……、……。なんなんだろう、あの人……!」

「ホントな……ホントにな……」

 

 


 

 

 ──営業開始から夕方までの間、彼は八面六臂の活躍を見せた。

 

 ”狐の煮付け亭”、本日分のバイト業務が終わる直前のことである。

 

「──ただいま帰りました~。みんな、大丈夫だった?」

「ふぅ、ただいま。……英雄さんが良くやってくれたみたいだね、ありがとう」

 

 この店の主人であるスズと、夫のアガサ──彼も狐人だ──が姿を現した。

 二人とも従業員姿ではなく、小ぎれいな衣服、楽し気な雰囲気を纏っている。

 

「スズさん、アガサさんお帰りなさい。英雄さんのおかげで、ばっちりでしたよ!」

「いえいえ。先輩方の指示が的確だったので、動きやすかったです」

 

 彼らを出迎えようと、青年含む数人の従業員が顔を出す。

 

「あっ! おにいちゃん!」

「おお、カシアちゃん。……おかえり?」

「ただいまっ! えへへ……」

 

 そして二人の愛娘であるカシアが、彼らの間をすりぬけて現れた。

 

 今日一日、お出かけを楽しんだであろう彼女は、表情にふっくらと幸福を蓄えている。

 見慣れぬ可愛らしいドレスの装い、純真無垢な笑顔が、出迎えた青年の頬もほころばせる。

 

 三人はそれぞれ大小の紙袋を提げ、中からいくつかの包みを取り出す。

 

「じゃあみんな、まずはお土産!」

「わぁ! ありがとうございます、女将!」

「はい、英雄さんもどうぞ」

「おぉ……どうも」

 

 予定したピクニックの後、買い物巡りでもしたのだろう。

 配られる土産を、従業員、そして青年が受け取る。

 

 中身をチラ見した青年が目を輝かせる。

 

「美味しそ~なお菓子……!」

「ふふ、今日のお礼ね」

「ありがとうございます!」

「バイト代も別で渡すから、遠慮なく受け取って。とっても働いてくれたみたいだし」

「重ね重ね、ありがとうございます……! こちらこそ、なんというか……ご迷惑をおかけしたというか、へへ……」

 

 スズの土産を受け取り、懐に納める。

 卑屈な笑いの中に、どこか申し訳なさが混じっていた。

 

「……まったく、()()()はいいじゃないか」

「うぉっと、アガサさん……」

 

 それを見とがめたアガサが、肘の大物を掲げて割って入る。

 がさりと揺れる紙袋には、どんな思い出が詰まっているのだろうか。

 

「スズ、カシア、荷物を下ろそう」

「そうね。ねえ、これちょっと持てれる?」

「お預かりします」

「ありがと」

 

 アガサに続き、二人の荷物を従業員たちが受け取っていく。

 

「英雄さん」

「はいっ」

 

 この店の経理を担う、誠実な印象の男性の声に、青年が背筋を伸ばす。

 

「僕たちも、納得したさ」

「……!」

 

 アガサが、頭を下げる。

 青年も、素早く礼を取った。

 

「カシアを、どうかよろしくお願いします」

「──はい。期待を、裏切らないようにします」

 

 アガサが彼の肩を二、三叩き、

 

 てきぱきと荷物をまとめ終わり、いつの間にかスズ女将はエプロンに身を包んでいた。

 ぱんぱんっ、と渇いた手拍子が店に響く。

 

「さっ! みんな、仕事に戻るよ! お客さん、今夜もいっぱいだねえ」

「はいっ! アガサさんはこちらへ──」

「女将、小麦の練り菓子についてご相談が────」

 

 女将の音頭で、再び店が活動を始める。

 

「じゃっ、あとは私たちに任せて、英雄さんは上がって大丈夫よ」

「うんうん。疲れたろう、休んでいきなさい。今夜は久々に私も出るからね」

「なはは、それほどでも。ただ俺は時間厳守の男、上がらせていただきやす」

 

 仕事の終わりを示す札を返し、正式に青年の業務が終了した。

 すると、着替える間もなくちょいちょいと袖を引かれる。

 

「──それじゃ、おにいちゃんはこっち来て」

「カシア?」

 

 カシアが青年の右手を握り、重ねる。

 女将が疑問符を浮かべつつ、青年が問いを投げかける。

 

「なになに? ていうかカシアちゃんはお休み?」

「ふふ。──あたしからもお礼したいの!」

 

 細い手で太い指をがっちりとホールドし、満面の笑みが浮かべる。

 

「働いて、()()()でしょ?」

「────。確かに、腰が凝ったかも、な……?」

 

 青年の英雄的肉体は、疲労など一ミリも感じていない。

 彼の都合のいい嘘に、にやりと少女の笑みが深くなる。

 

「でしょ? だから──()()()()()、してあげる!」

「それは……楽しみだな」

 

 少女の手を、握り返す。

 

 青年が頷き、笑うカシアに手を引かれるのを、両親が微笑ましく眺めていた。

 

「おやおや、カシアは健気だねえ」

「うふふ、それじゃあ英雄さんの労い、お願いねカシア」

「うん! しばらくかかるから、()()()()()()()()──」

 

 一瞬、カシアの懐から放たれた桃色の波長が、夫妻たちに吸い込まれる。

 

「ええ。もてなしてあげてね、カシア」

「仲良くするんだぞ」

「もちろん。任せて、ママ、パパ」

「……」

 

 二人が部屋に入っていくのを、彼らはただ見送った。

 

 


 

 

 扉を閉め、その場でターンを踏み、カシアは金髪をくるりと広げてみせる。

 こちらを見つめる少女の瞳は、妖しく揺れている。

 

 お気楽な様子の少女に、ため息をひとつこぼした。

 

「はぁ。ご両親の前であんな()()()()するなんて……」

「パパもママも、あたしのこと信じてくれてるから。洗脳するまでもなく、ね」

「……大胆だね、まったく」

 

 二人きりの部屋の中で、改めて彼女の格好を観察する。

 

 ──髪型はいつも通りだが、金色の毛並みはきらきらと輝いている。

 

 デコルテを出しながらも、いやらしさを感じさせない、清楚なデザインのブラウス。

 少女の乳房に合わせ、わずかな膨らみがフリルを押し上げる。

 

 花柄をあしらった、水色を基調としたフレアドレス。

 両脚と尻尾を覆い、ふわりと拡がるスカートは、胸元のリボンですぼまる。

 

 やや見惚れつつ、少女の微笑みに対し、青年はうなずいた。

 

「とっても、綺麗だよ」

「えへへ。もう、こっちから言わせなきゃダメかと思った」

「ごめんね。ご両親の前だと、ちゃんと我慢できる気がしなくて……」

 

 青年からカシアの印象は、基本的に従業員のエプロンドレス姿である。

 

 だから少女の私服姿は、とても新鮮だった。

 手足を動かし、ゆらゆらと服が揺れるたび、青年の目線はそちらに吸い寄せられる。

 

 カシアが手を上げ、袖を見せびらかすようにひらひらと動かす。

 照れたように笑えば、彼女の魅力が増していく。

 

「それにしてもふたりとも、おにいちゃん達のこと許してくれてよかったね?」

「はは……。五者面談の時、かなりピリついてらしたからなあ……当然だけど……」

 

 ──数日前。青年とシュオは、カシアと女将夫妻に対し、『カシアを領主抱えの絵師として召し抱える』という提案をした。

 カシアの友人である青年の推薦で、その絵に見惚れたシュオが才能をみこみ、若き才女に栄達を打診したのだ。表向きは、そうである。

 

『スズ、アガサよ。そなたらの子を、わらわ達に預けてみないか?』

『──領主様、素晴らしい提案ですが、お断りします。──この子は、うちの娘です』

『マ、ママぁ……!?』

 

 カシアの両親は、苛烈に反対した。

 

(子供を引き離すんだ。そりゃそういう反応も想定内──)

 

 青年とシュオがどうにか宥めすかし、譲歩を引き出し──

 

『……大丈夫! あたしを信じて、パパ! ママ!』

『しかしだねカシア……成人まで、まだ十年もあるんだよ』

『それでも()、あたしはやってみたいの! 自分の可能性を、試してみたいわ!』

「──、──そうなのね、カシア。……わかったわ』

『スズ!?』

 

 カシア本人が、その場で希望をきちんと伝え────

 

『私たちの娘は、自分の意志で言っているわ。それなら、送り出してあげない?』

『……いや、確かに……。私たちも、意固地だったかもしれない────』

『……じゃあ!! ────』

 

 最終的に愛娘の意志が、夫妻の心を強く打ったのだった。

 

 

「──……あれから数日。承諾は得たものの、夫妻とはぎくしゃくしてたんだが……」

「でも、英雄さんがお仕事を半日代わってくれて──」

 

 カシアが手を組んで、うっとりと目を瞑る。

 まぶたの裏には、今日の思い出が写っているのだろう。体中から幸せな空気が漂っている。

 

「家族みんなでお出かけ! すごく楽しかったよ!」

「へへ。そう言ってくれると、マジで提案した甲斐があったな」

「うん! ありがと、おにいちゃん!」

 

 カシアの浮かべる朗らかな笑みは、恐らく両親にも届けられたことだろう。

 目論見通りでもあるし、子供らしい素直な喜びが感じられて悪い気はしない。

 

「ママとパパも、久々のお出かけですっごく楽しそうだったし!」

「二人とも、機嫌を直してくれてよかったぁ……」

「そもそも、おにいちゃん達を嫌いになったわけじゃないよね。あたしが離れちゃうの、寂しいんだよ」

「……カシアちゃんも、寂しい?」

「……うん」

 

 カシアが、青年の腰に抱き着く。

 この少女とて、親元を離れることの抵抗は強いだろう。

 

「それでもあたし、決めたから。──おにいちゃんのお嫁さんになる」

「俺も、約束したしな」

 

 青年には、彼女を引きずり込んだ引け目がある。

 ──それでも、少女から歩み寄ってくれるなら。

 

「カシアちゃんの手は、離さないさ」

 

 か細い彼女の背を、かきいだく。

 伸ばした手を引っ込めることは、青年にはできない。

 

「ありがと。……それに、絵師を目指してみたいのは本当だもん」

「カシアの絵はマジですごいからなあ……。あのシュオも、『魔法と手技をここまで融合させるのは凄い』って褒めてたし、できるさ。応援してる」

「うん! もっといっぱい絵を描きたいな~」

 

 彼女らしい決意が、抱き締める手から伝わる。

 青年は屈んで少女の肩を叩き、二本指を立てた。

 

「それじゃ、約束事のおさらいしようか」

「うん。一週間前の、約束」

 

 ──一週間前、カシアを抱いた直後のこと。

 青年とシュオは、三人の望みを叶えるべく、いくつかの約束事を定めていた。

 

「カシアちゃんが俺と結婚するには、いくつか足りないものがある。今の君が集めなきゃいけないのは?」

()()()()! ……だったよね?」

「そう。不条理を通すためには、道理を引っ込めさせるだけの権力が必要だ」

 

 青年が頷く。

 

「できる事も少しづつでいい、カシアちゃんが良い子で、すごい才能だって知ってもらおう!」

「そのためにも領主さまの側で、絵の勉強。……たぶん、大変、だよね」

「大変だけど、地道に頑張っていこう」

「うん……」

 

 躰にひっつくカシアの頭を、軽くなでる。

 

「はぅ…………」

 

 彼女はしばらくそうして、うっとりとしていたが、ふるふると髪を振って真面目な顔つきに戻る。

 

「……はっ! おにいちゃんに釣り合うくらい、あたし偉くなるぞー!」

「くっ……わが身の値上げ(英雄視)が恨めしいぜ……。俺たちも、いろいろ頑張るからな……」

 

 青年は咳払い一つを落とし、今度は三本指を立てる。

 

「三つの決め事も、言える?」

「うん。ひとつ、()()()()()()()()()()使()()()()!」

「正解!」

 

 青年の特典が産みだしたチート級アイテム、洗脳スマホ。

 ある少女のために産み出され、際限のない精神干渉能力を持つ。

 

 それは今、カシアの所有物となっている。

 

「……さっき使ってたけどね?」

「あれは……保険だからぁ……ママたちに悪い事はないからぁ……」

「まったく」

 

 とはいえ、洗脳スマホには『カシアにとって嬉しい内容に限る』というリミッターがある。

 最終的な扱いは少女(カシア)の裁量に任せていた。

 

「ま、カシアのことを信じてるからな」

「うん。……約束、大事にするね」

 

 そう口にする彼女は、どこか嬉し気な声色だ。

 

「二つ目は、()()()()()()()()()()()()()()()()!」

「まあ……当然な! ごめんけど頼む!」

「変態のおにいちゃんより解ってるよー、だ」

「それも、そうか」

 

 ──『未成年の少女を、妻に迎えるにはどうすればよいのか』。

 領主に英雄、騎士も頭をひねっている。

 あるいは、カシアが成人するまで待つことで当面の諸問題はなくなるが────

 

 いずれにせよ、まだ、具体的な形にはなっていない。

 

「三つ目──()()()()()()()()()()()()()、だよね」

「そのとおり。君がイヤだと思ったら、俺たちは別の選択肢を見つけてくる。見つけなきゃいけない」

「別の、選択肢……」

 

 金眼に陰りが射す。

 

「……これからどうするのか、約束事は俺たちで決めたことだ。それでも、君には別の選択肢がある。()()()()()()()

「例えば、絵じゃなくても?」

「やりたいことを後押しするさ」

「領主抱えっていう立場が、イヤになったら?」

「探すさ、別の路も。ただ、ちょっと遠回りかもな」

 

 カシアからそっと離れ、青年は曇ったままの少女の顔を見つめる。

 三本の指を仕舞い、少女の眼に伝える。

 

「もし、()()()()()()()()()()()、言ってね」

「それ、は────」

 

 歪んでしまってなお、彼女は自分の人生を幸せだと言う。

 その直接の加害者となってしまった青年は、自由な選択肢を残してあげたかった。

 

 だがカシアはその()()()に眉を顰める。

 頬をむくれさせ、気炎を吐く。

 

「あたし、おにいちゃんを嫌いになったりなんかしない……!」

「それでも、だ。イヤなことは、ちゃんと言ってくれ」

「………………わかった」

「よし」

 

 カシアがしぶしぶ納得したところで、青年は息を吐く。

 立ち上がり、肩を回し、首の筋を伸ばす。

 

「ふーっ……真面目な()()も、疲れてきたな」

「……、……」

 

 少女を、見つめる。じっと、深く。

 視線が絡み合う。

 

「カシアちゃん」

「♡っ……なに……」

 

 少女の声がうわずる。

 思わず、目に力を籠めてしまったようだ。

 

 見つめ合うだけで、互いの息に熱が混じる。

 

「久しぶりに、君の()に触れたい」

「いいよ。おにいちゃんなら……どこでも……♡」

 

 危険な問いかけに、即答。

 無防備な少女の体に、そっと近寄る。

 

 今日一日、きっと子供として楽しんだのだろう。

 可憐な薄手のブラウスと、胸元で締められたスカートの帯。

 

 その上から、腹部に触れる。

 

「っ♡ ふ……♡」

「ガキ特有のぷにぷにぽんぽん……撫で心地最高」

「う……、太ってないもん」

「んー、もうちょっと丸くなっても大丈夫だよ?」

「もう」

 

 肩に触れ、脇を擦る。

 子供特有の花のような香りが漂う。

 

「んっ……ひっ……♡」

 

 胸を押し上げる、わずかな膨らみ。

 羽根を振るような、壊れ物に触れる軽さで圧す。

 

「ん……♡ ふぅ…………♡」

「……」

「んん、おにいちゃん……♡ おにいちゃん、おにいちゃんの手……♡」

 

 ブラウスの生地に沿って動かせば、乳がふにゅん♡と形を変える。

 

 成長途上の幼女から、情婦のような悩ましい声が上がる。

 首筋にそって手を動かし、笑みの蕩けた頬に手を当てる。

 

「ん……。手、あったかいね……」

「カシアちゃんのほっぺたも吸い付いて、あったかいよ」

「んふー……♡」

 

 懐いた犬猫を撫でるような大胆さで、それでいて優しく、頬を揉む。

 餅のような弾力が、肌に吸い付く。

 

 ひとしきり撫で心地を楽しみ、さらりと流れる金色の軟毛を梳く。

 地肌に沿って側頭部に手を伸ばせば、人間のつるりとした耳の奥、狐のような大きな耳の生え際に触れる。

 毛並みが変わり、少女のため息も質が変わる。

 

「んっ♡ おにいちゃんの、さわりかた、やさしい……♡」

「獣系の亜人って、耳が四つあるんだよな。爬虫類系とかは二つだし、不思議だよね」

「んふっ、んへっ♡ よくわかんなぁい♡」

 

 ──こりこりとした軟骨の感触を味うたび、カシアの表情が、口調が蕩けていく。

 耳介(ケモミミ)の獣毛はまた違った撫で心地で、頬がほころぶ。

 

「んっ、ふぅ♡ はっ……♡ これ、すき……♡」

「耳揉まれるの好き?」

「うん♡ ママのと、ちがう。おにいちゃんの手……♡ は、ぅあ…………」

 

 徐々に先端に向かって耳全体を強く揉むと、カシアが恍惚とした声を発した。

 

 目で合図を送り、許可を得てから、今度は耳の内側の毛を撫でていく。

 

「んー……♡ そう、そこ……♡ もっと、耳奥までゆび、いれて……ぁ♡」

「こ、こう? 他人のケモ耳あんま触ったことないや……」

「いい♡ すごくいい♡」

 

 内側の白く、やや硬い耳毛を撫でつけるように耳を揉むたび、カシアの顔が快感に歪む。

 

「はぁ……♡ はぁ……。もう終わり……?」

「……また今度やろうね」

 

 青年としても極上の揉み心地ではあったが、そろそろ()()に入りたくなった。

 狐耳から手を離し、唇を指で押しこむ。

 

「んぷっ……むふ♡」

 

 瞼がゆっくりと(まばた)き、少女の手のひらが青年の手を包む。

 

「ねえ、あたしもおにいちゃんのこと、さわって良い?」

「もちろん」

「やった♡」

 

 青年が屈むと、早速小さな手が青年の胸板をまさぐってくる。

 エプロンの紐をほどき、ボタンを一つ一つ外し、シャツを剥がされる。

 

 優しく、擽るような、カシアの指が心地よい。

 

「やりかえしちゃおっかな」

「あっ♡ ん…………」

 

 今度は青年の手が、少女の衣服に掛かる。

 

 胸元の大きな飾りリボンを、丁寧に解く。

 ブラウス越し、胸骨から手を下げ、かすかな腰のくびれを撫でる。

 柔軟なスカートの手触りが、心地よい。

 

「はぁっ、はぁっ、ガキボディ……おっぱい、見せて……!」

「い、いよ♡」

 

 カシアのブラウスをはだけさせ、内側に手を突っ込む。

 

「ふゃ♡」

 

 背中まで弄って、手際よく少女のインナーを剥ぎ取る。

 乾いた衣擦れを立て、カシアの乳房が丸出しになった。

 

「……えっち♡」

「そうだ。俺は……君の体が、好きなんだ……」

「♡♡ッ。それ、ちょっとキュンとする、ね」

「カシアちゃんも大概だなぁ……」

「えへへ♡」

 

 僅かな膨らみを有する、谷間未満の凹みに、指を這わせる。

 

「おお……。この一週間、手を出せてなかったから……マジでヤバい……!」

「うわ♡ おにいちゃん、目が血走ってる……!?」

「フーッ、フーッ! ガキ乳、揉むっ」

「んっ♡」

 

 左右の乳房を指先でつまむように揉む。

 指の腹で押し上げれば、小さな乳首がツンと立つ。

 

 ブラウスの隙間を拡げ、肩まではだけさせる。

 つるりとした脇、皮膚の重なり一つ一つを、なぞる。

 

「ん……っ。くひっ、くすぐったいよぉ」

「ふはは。カシアちゃんも擽ってごらん」

「こ、このぉっ!」

 

 気勢を増した少女が、軽やかにタッピングする。

 

「ん……。ふむ」

「うー♡ そっちだけ、余裕みたいなのっ♡ ずるい♡」

「実際ちょうどいい」

「ふぅぅぅっ♡ んんーっ♡!」

 

 確かに脇がくすぐったいが、青年の皮膚の厚みを突破できているわけではない。

 ふにふにとした指圧マッサージを堪能しながら、本気でカシアの脇を責めたてる。

 

 指で鉤を作り、虫の脚のように交互に走らせる。

 ぶるりと、カシアが弾けた。

 

「ッ♡!? ──きゃははっ! こうさん、こうさんっ……っふ♡ はっ♡ はっ♡」

「おっと、調子のったか」

「はひーっ♡」

 

 すぐに、悲鳴の白旗が上がる。

 青年が脇から手を離すと、カシアの腰がかくんと崩れた。

 

 尻尾の毛が逆立ち、シルエットが大きく膨らむ。

 

「はっ♡ はっ♡」

「……う……手が乳首をコスってる……」

「はぅ♡? あ、ごめん……」

 

 縋るような手が、胸板を滑り落ち、甘い刺激を残す。

 それがちょうど、青年の突起を、掠めた。

 

「はぁ……♡ はぁ……」

 

 赤い顔から紡がれる荒い息に、青年の聞かん坊が震えだす。

 カシアの手は、わざとらしく青年のベルトにしがみついていた。

 

「カシアちゃんっ……!」

「あっ♡────」

 

 胸元で留まったままのスカートのホックを外し、下まで一気にずり降ろす。

 半脱ぎのブラウスが広がって、股間の白が焼き付く。

 

「あったまってきた……! ふーっ……!!」

「♡ うう……♡」

 

 性器を隠す薄布が、鼻息で頼りなく揺れる。

 そのひらひらに、思わず鼻先を突っ込んでいた。

 

「……すぅっ……!」

「んっ♡ くすぐっ……ん……♡」

 

 身を悶えながらも、少女の手が青年の頭をそっと抑えて、股間を顔に押し付けてくる。

 青年の髪、生え際、耳たぶを、柔らかい指が探り探りかきわける。

 

 さわさわ。こしょ、こしょ。

 

「ふぅ……ふぅ……」

「んっ♡ ちょっと、はずかしい♡」

 

 そうされる間も、青年の胸いっぱいに、甘酸っぱい香りが満ちる。

 少女の股間に埋めたまま、深く息を繰り返す。

 

 狐人特有の獣臭さはほとんど感じない。汗と、()()特有の渋み。

 

「カシアちゃんのおまんこ、すごいいいニオイ……」

「ん、そう? えへへ♡」

「すっ……。はぁ……」

「んへっ♡ んー……♡」

 

 青年の手が、カシアの尻に回される。

 ほどよく脂肪の乗った女児の肉は、手の平からはみ出し、腰布越しに豊かな弾力を感じる。

 

「ああ……。俺のキモがりを受け入れてくれるの、ダメってわかってても癖になる……」

「んー? シュオ様に叱られるようなことしてるの? あたしが代わりに叱ってあげるね、めっ」

「おほほっ……」

 

 耳の穴に指を突っ込まれた青年が奇声を発する。

 柔らかい指先が、頭をもみくちゃにしてくる。

 頭皮マッサージが心地よく、口内の唾液が増す。

 

「ふーっ……ふぅ……」

「ん、あ……♡」

 

 お返しに、青年の唇が腰布のフチを挟む。

 そのまま顎を動かし、鼻にのせる。

 

 顔全体でぐい、と腰布を捲りあげた。

 

「ぁ……、はぁ…………♡♡」

「湿ってる。ぺろ……」

「……♡♡」

 

 瞼は腰布で覆れ、顔の皮膚でつるりとした少女の性器の形を感じ取る。

 

(一週間ぶり、未発達、本物の女児性器……)

 

 青年の心臓がドクドクと暴れる。

 ちろりと伸ばした舌で、小刻みに、繰り返しマンスジの味を確かめる。

 

「はっ……♡ くふ……♡」

「れろ。うーん、これは汗かなぁ?」

「ちが♡ ちがうよ♡」

「おぶっ」

 

 青年がとぼけると、カシアは力強く、自らの腰を押し付ける。

 かくかくと震える腰に、べったりと舌を合わせる。

 

「ぁ♡ おにいちゃんに抱かれると思ったから♡ 濡れてるの♡」

「れろぉ……」

「あひぃ♡」

「甘美な苦みと酸味が、たまらん……」

 

 悶えたカシアが、羞恥に任せて青年の肩を突き飛ばす。

 

「んんっ♡ はずかしいよう……もうっ!」

「おっとっと」

 

 顔を手で拭う青年を睨みつけ、カシアが横長のソファを指さした。

 

「ほ、ほら! 今日は……マッサージ、してあげるから!」

「そうだった。じゃあ頼もうかな」

 

 青年はいそいそと、ソファに腰掛ける。

 

「うん! まずは、肩からね」

 

 カシアの細腕が、背後から青年の肩を叩く。

 服を脱がされたままの素肌に、少女の握り拳が跳ね返る。

 とん、とん。軽やかに、心地よい音を交互に打つ。

 

「とん、とん。とん、とん……」

 

(力加減としては弱すぎだし、そもそも凝ってないんだけど……。ロリの手でマッサージ、普通に良すぎる……)

 

 極楽の夢心地。

 まるで体内に隠れていた疲労感があぶりだされ、少女の手によって摘み取られていくよう。

 

 青年の体から、力が抜け落ちる。

 

「次は、寝そべって〜」

「ふぁ~い……」

 

 カシアに言われるがまま、ソファの上でうつ伏せになる。

 

「腰に乗るよ。よいしょ……」

「おっ……重みまでキモチいい」

「そうなんだぁ」

 

 跨った少女の、下半身の感触がズボン越しに伝わる。

 

 今度は手のひらで、背中の肉を直接、揉まれる。

 

「おっ!? これは結構、なかなか力強くっ……!」

「えへへー。お父さんにも好評なんだよっ」

 

 手の平全体を使って、皮膚を掴み、圧し、時には延ばす。

 技巧を感じさせる手つきに、思わずため息が零れる。

 

 数分の施術の後、仕上げに背筋を撫でられると、それだけで青年はぴくりと反応してしまった。

 

「おしまい! じゃあ今度は仰向け、で……」

 

 カシアに促されるまま、体を上に向ける。

 ──青年の乳首。男性的な体格に、少女の瞳が釘付けになる。

 うつ伏せに隠れていた、ズボンの()()()も。

 

「……ごくり♡」

 

 息を飲み、再び青年に跨る。

 

 無毛の性器が隆起を押しつぶした。

 ぐに、と互いの性器が形を変える。

 

「んっ♡ はぁっ……♡」

「おっ……」

「はぁ……♡ はぁ……♡」

 

 ソファの軋みが情動を揺さぶる。

 膝に手を当てたカシアが、体を前後に揺らす。

 

 少女が顎を逸らし、俯き、堪えきれぬように前傾する。

 

「ぁあ♡ はぁ…………♡♡」

「くっ…………」

 

 指先が、青年の地肌を掴む。

 支えを得て、少女は再び前後運動を始める。

 

 体が揺れるたび、柔らかなカシアの手がせつなげに、乳首を引っ掻く。

 

 ズボン越しの疑似セックス、無自覚な乳首愛撫。

 真上に圧し掛かる淫らなの幼女。ひらひらと、半脱ぎのブラウスが発情臭を振りまく。

 

 青年のこめかみに、ぴしりと血が走る。

 

「はぁ……、んぐ。なに……?」

「カシアちゃん、そろそろマッサージの……()()、お願いできる?」

 

 少女は、顎を掴まれたまま微笑む。

 

 

 カシアの金色の瞳にも、欲情が灯っている。

 

「ズボン、脱がすね」

 

 青年が頷く。

 少女の腰が浮くと、従業員用の黒いズボンにねっとりと糸を引いていた。

 借りものを汚してしまったが、二人は気にしたそぶりを見せない。

 

 衣服をゆっくりと引きはがす手つきに、目を惹き寄せられる。

 少女が下着をずり降ろし、男性器がまろびでる。

 

「ぷぁっ♡ ん……♡ おっきいね……♡」

 

 弾かれた様に頬を叩く男根は、怒張し、先走りで湿っている。

 

 顔を汚したグロテスクな切っ先を、カシアは愛おし気に舐めた。

 狐の耳も相まって、小動物的な愛らしさがある。

 

「れろ……♡ んむっ、あーれろぉ…………ん、ごぷっ……」

「おっ。おおおっ……! 一気に、奥まで……」

 

 小さな唇を大きく引き伸ばし、狭い喉奥が陰茎を丸呑みにする。

 えづくこともなく、自身の倍以上を生きた男に、愛情いっぱいのフェラチオを繰り出した。

 

 カシアの手が青年の腰をつかみ、彼の手は少女の頭をつかむ。

 ぴんした狐耳が、揉まれて変形し、擽ったそうにぺたりと横に寝る。

 

 カシアが、妖しく目を細める。

 

「んふぅ……。あむ、じゅるるっ♡」

「おぉ、おお…………」

「ゅぶっ♡ ぐっぽ♡ ずろろろっ! ぐっぽ♡」

 

 唇をそばだて、喉奥から唇までをつかった、大胆なディープスロート。

 青年の腰が跳ねそうになり、少女の手がそっとそれを抑える。

 

 弾けそうになる体をねじ伏せ、舌根と咽頭に引きずられ、陰部から精気を吸い取られる。

 

「ぐっぽ♡、じゅぶっ、ぐっぽっ♡♡ ぐぷぐぷ……っ♡」

「おっ、それでるっ、あっ!?」

「んっ。んぶ……♡ ぐぶっ、んぐ♡♡」

「あっ……飲んで……全部飲み干して……」

「…………♡」

 

 視界がちかちかと瞬く。

 尿道を走る快楽が、感覚ごと神経を焼いていく。

 

 喉奥に吐き出される精液は一滴残らず飲み干され、嚥下に伴う喉奥の動きが甘い快楽を引き出す。

 

 カシアの消化器官はまだ幼く、細いが故に強烈な締め付けが青年を貪る。

 

「はっ……。はっ……」

「んぶ……。んくっ、ぅろろぉ……♡」

 

 目を細め、整った目口を歪ませるカシアは、見せつけるように肉棒を吐きぬいていく。

 竿の歪みに唇をべったりと合わせ、唾液を根こそぎこそぐ。

 

「っ、ぉお……、はぁ…………」

「ちゅるっ♡ ぷは♡ はぁ♡」

 

 ──やがて、頬から口元までをべったりと体液で汚しながら、カシアは陰茎を開放した。

 空気に触れた陰部がびくびくと震え、鈴口から出遅れた精液が滲む。

 

 二人の、毛色の異なる息切れが交差する。

 

「えへ♡ おにいちゃん、あたしの()()()()()、どうだった?」

「最高、最高に気持ちよかったよ。体の疲れと体力全部もってかれた……」

「んもー、体力もっていっちゃうならだめじゃん」

 

 ころころと笑うカシアが、青年の腰を叩く。

 

「ぶっちゃけ、邪龍を倒す前の出来事はまだ思い出せないんだけど……そうとうディープなところまで教えたのか……」

「そうなの? んー、でも今のは一人で練習したやつだよ」

「おお……献身エロすぎ……」

 

 青年の陰茎がぶる、と震える。

 きょとんとしたカシアが、硬さを取り戻しつつあるソレを、指先でつんつん、とつついた。

 

「? むつかしい言葉、わかんない」

「ごめんごめん。優しいカシアちゃんが可愛すぎて、メロメロってこと」

「えへへ~♡ そーぉ?」

 

 お返しとばかりに、少女の唇が軽く、キスを鳴らす。

 甘いリップ音に弾かれ、青年の喉がごくりと唾を飲む。

 

「……ふふ♡」

 

 みるみる、最高硬度の勃起を催した。

 誇らしげに青年の逸物を見つめるカシアの、柔らかな髪をそっと撫でる。

 

「カシアちゃん。今度は俺の()()()、欲しくない?」

「う、ん……。おにいちゃんは、どんなお礼、してくれるの……?」

 

 二人は体を離す。

 カシアは立ち上がり、やおらにブラウスを脱ぎだす。

 

 青年はソファに腰掛けて、少女のストリップショーを眺める。

 

「……♡」

 

 欲望を宿す視線に気づいたカシアが、胸を反らし、乳房を見せつける。

 床に落ちたブラウスを足で退かし、片足で立って靴下を脱いでいく。

 

 

 緩く開いた脚の付け根、陰部からたらりと雫が滴る。

 

「ん……♡……」

 

 そして、カシアは全裸となった。

 

 金色の毛髪と双眸、狐の耳と尾。

 生殖に適さぬ未熟さでありながら、既に彼女は数か月、女の色を磨いている。

 

「──おにいちゃん♡」

 

 すべては、青年を想いながら。

 女性器が、雄を待ちかねて愛液に濡れる。

 

「ああ……綺麗だよ、カシアちゃん。こっちきて」

「うん」

 

 ひたり、ひたりと、素足がカーペットの上を歩く。

 豊かな金毛が揺れ、一歩ごとに腰と獣尾がリズムを刻む。

 

 しっとりと汗をかき始めた白く薄い躰が、青年の右隣に腰掛けた。

 

「……」

「……」

 

 全裸の二人は、自然体でソファに座る。

 

 無言で、青年の右手が少女の肩に回される。

 カシアの視線が青年の顔、胸、そして腰に向かい、その手が彼の左腰に回される。 

 

 衣服が二人を遮ることなく、抱き寄せあう肌と肌とが密着する。

 

「……おにいちゃんがぎゅーってしてくれるの、すき」

「おれも……」

「でも、これでお礼、じゃないよね?」

 

 少女が見上げる。

 幼い顔つきに、強い期待を込めて。

 

 青年の左の手のひらが、少女の乳首を摘まむ。

 

「んっ♡♡」

「勿論。じゃあカシアちゃん」

「んにっ♡ うんっ♡」

「まずは指でおまんこ、ほじくろっか」

「……うん、うんっ♡」

 

 肩を撫でまわした右手が、股間に狙いを定める。

 くちゅりと、湿った陰唇の具合を確かめる。

 

「あっ♡ これ♡ じぶんのとぜんぜんちがう♡」

 

 膣口にも触れぬ先触れの愛撫で、カシアの声が震える。

 青年の左わき腹が、強く握られる。

 

「オナニー、上手くできてる?」

「ん♡ きのう自分の指、さんぼんはいった……♡」

「おお、エッチの練習してたんだ。やってみせてくれる?」

「……うん……♡」

 

 恥ずかし気に、カシアがこくりと頷く。

 カシアの細指が、まずは一本。

 ぐちゅり。すんなりと、幼膣は咥えこんだ。

 

「んっ♡ くっ、ぅ……は…………」

 

 カシアはうっとりとした顔で、苦痛を感じていないようだ。

 幼さの中で、女性的快楽が渦巻く。

 

「はぁ……♡ はぁ……♡」

 

 そのまま指一本を、ゆっくりと抽挿する。

 半開きの大腿がかくかくと左右に震え、クリトリスがいじって欲しそうに震える。

 

「は、ん、ぁ♡ ああ、ぁあ…………♡」

 

 ちゅぷ、と可愛らしい水音で指が引き抜かれる。

 今度は人差し指と中指を立て、膣口にあてがう。

 

「んっ……♡ ふっ、くっ、うぅ…………っ♡!」

 

 先ほどより、ずっとぎこちない。

 それでもカシアの陰唇は形を変え、押し拡げる二本指を受け入れた。

 

 まだ拙い手の動きが、ギャップをそそる。

 

「あっ♡ おにい、ちゃん♡」

「ほら、自分のオナニーに集中して」

「う、ん……♡」

 

 少女の右肩を、情熱的に撫でまわす。

 カシアも、腰に回した手できつく抱き寄せ、体をがっちりと固定する。

 

 指を伸ばし、奥へ、奥へと膣を突き進む。

 

「んっは、ふっ♡ ぅあ、うう、ああぁ♡」

 

 カシアの膣長と指はほぼ同じなのだろう。

 すっぽりと指の付け根までを咥えこんだ体勢で、じっと快楽に耽っている。

 

 きつく閉じられた睚からもっとも美しい涙が滲み、震える背が青年の右腕に支えられる。

 

「おっ♡ くっ、イ、く……♡」

 

 白い膣が、びくんと跳ねる。

 透明な絶頂が、少女の体を貫く。

 

 がく、がくと、前屈し、膝が宙に浮く。

 左手を痛いほど握りしめ、ソファに横たわる尾は毛がぶわりと逆立つ。

 

 右わき腹に、少女の激しい鼓動を感じた。

 

 上手に達した少女の背を撫で、左手で頭をかばうように抱き締める。

 ゆっくりと、カシアが絶頂から戻ってくるのを待った。

 

「……♡、っは……♡ あ、おにいちゃん……ぎゅー、ありがとね…………」

「イク、って覚えてたんだね。偉いね」

「えへへへ……♡ ひとりで、するときも……言ってたから……」

 

 ぬぷりと、体の下から粘り気のある音が鳴る。

 カシアも青年に抱き着き、背中に生あたたかな感触が広がる。

 

「イ♡ いくって言いながらだと、おにいちゃんのこと、思い出して……♡ おまたがもっと、イけるの♡」

「かわいい……」

「え、えへへ♡」

 

 首筋を毛並みが擽り、むっちりとした頬ずりを堪能する。

 抱き締める腕を開放し、引っ付いたままのカシアの右肩から横腹、腰、へそへと手を這わせる。

 

「あ……ッ♡」

 

 何かに期待したような声を上げ、カシアの爪が背中に食い込む。

 手探りで陰唇をかき分け、膣に指先を埋めた。

 

「おっ……♡」

「どうしたの?」

「ん♡ あたしのより、ふとくて……♡ 力強くて♡」

 

 未だに窮屈さを感じさせるが、膣は既に解れている。

 先日の堅さを思えば、とてもよい仕上がりだった。

 

 膣口で円を描くように、かぎづめのような指をわにわにと動かす。

 

「おっ、おっ♡ これすご♡ あう゛♡」

「おお、前より拡がってきたね。頑張ったね、カシアちゃん」

「あぅ♡ おにいちゃんのおよめさんに……なる、ためにぁ♡」

 

 指を押し込むと、とめどなく飲み込まれる。

 成長途中の子宮の先、ざらりとした膣奥に、指先が触れる。

 

「あ♡ はぁ…………♡」

「カシアちゃん……っ」

「うぅう♡! えっち♡ おにいちゃんのゆび、えっち♡ う゛っ、はぁっ♡」

 

 奥を小突くと、燃えるような吐息が腹に吹きかかる。

 右手の人差し指全体を、カシアの体が飲み込んでいた。

 

 圧迫感の中で、より暖かな部位を探る。

 

「ぅ、あ♡ やっぱり♡ このゆびすき♡♡」

 

 膣内で指を曲げ、膣肉をかき分ける。

 

 カシアの肩が跳ね、快楽が包み込む。

 肩を抑え、青年の大きな手が抵抗をかき消した。

 

「あっ♡ そこ♡ きもちいい♡」

「もうすっかり、おまんこで気持ちよくなれるんだね」

「うん♡ あ゛そこっ!! いぐ、いっ♡♡」

「カシアちゃんがえっちなことにのめり込んじゃって、俺はどう思ってると思う?」

「うあぁあ♡♡ ふっ、う゛♡♡ すき♡ しってる、すきなっ、でしょ♡♡」

 

 少女の体幹が爆ぜ、がくんと反る。金色の瞳は情欲に照り、こちらを見ているようでどこも見ていない。

 駄目押しに、膣の耐久性テストのごとく激しく前後する。

 

「うぁ♡ おにいちゃんはっえっち♡ だからぁっ♡」

「そうだね。好きだよカシアちゃん」

「おほぉお゛っ♡!?」

 

 びんと伸びた左手が青年の腰をつかんだまま、大きく仰け反った。

 

「お゛っ♡ へっ♡??」

 

 髪を振り乱し、舌を突き出して天を仰ぎ、視線は朧で定まらない。

 ソファに乗る尻肉がぷるぷると震え、ピンと伸びた脚に挟まれて右手が抜けない。

 

 膣肉は狂ったように締め付け続け、あるときふっと脱力する。

 

「あへっ……♡」

「おっと」

 

 ずるりと崩れそうになり、カシアを抱き寄せ、そのままソファに横たえる。

 

 右手から指を引き抜くと、幼膣がびく、びくと跳ねた。

 痙攣した腹肉を撫でまわす。

 愛液を拡げ、幼丘は淫蕩に支配される。

 

「はぁ……っ、はぁ……っ、はぁ……」

「もしかして、こんなに深くイったのは久しぶり?」

「う、うん。そっか……えっちって、こんなに気持ちよかったんだ……ぁは♡」

 

 カシアの顔に危険な淫らさが灯る。

 金色の睫毛が、瞳を縁取って妖しく輝き、印象を朧気にする。

 

 青年の手が少女の胸の上に置かれ、荒い呼吸に応じて上下する。

 

 少女の手が、重なる。

 大小の手のひらが、未熟な乳房の上で絡み合う。

 

「カシアちゃん」

「なに……♡?」

 

 青年の呼びかけに、弱弱しくも肉熱を帯びた声が弾む。

 

「エッチするとき、本当にイヤだったら、そうだなぁ……──ゴニョゴニョ──、って言ってね?」

「? それ、なんか……変な言葉だね?」

 

 確かに、情事の最中に言うには、少々変な言葉かもしれない。

 

「だからこそ、本当にイヤだってことがわかるんだ」

「へぇ……」

 

 所謂セーフワードというやつだ。

 相手が本当に心地よいのか判別しがたいとき、特定の言葉でプレイの中断するという約束をしておく。

 

「本当に気持ちいいセックスのために、とくにカシアちゃんはしっかり覚えておこうね」

「う、うん。変な言葉だけど、覚えたよ」

「だから、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「っ♡!? ……、……────♡」

 

 少女の顔に緊張が走る。

 心中を見透かされたような、照れと困惑、そして青年の心遣いを感じ、顔を赤くする。

 

「カシアちゃんがイヤって言っても、俺は止まらないから」

「う……ん…………」

 

 青年が、裸体で近づく。

 ソファに押し倒したカシアの脚を掴んで、濡れそぼった下半身を凝視する。

 

 絶頂を経て、小さな陰唇はグロテスクな肉面を曝け出している。

 その陰部に、口づけをおとす。

 

「んっ♡ き、きたなくない?」

「れろっ。じゅる、じゅる……」

「んん、ふ♡ く、あ♡ やだっ、こえでちゃう……♡」

 

 そういえば、カシアをクンニするのはこれが初めてなのだろうか。

 詮無いことを考えながら、小陰唇を押し拡げ、べったりと舌全体を這わせる。

 

 幼いくても、女の味がした。

 

「ふ、ゃあ♡ ん♡ ふっ……♡」

「れろ、んぐ……」

「あーっ♡ そこ♡ いやっ♡ きもちい♡」

「じゅろっ、ちゅっ、ぢゅぅっ」

「あーっ、ああ────~~~~♡♡♡」

 

 舌で上下にかき乱し、小さな小さなクリトリスに噛みつけば、容易く少女が声を上げる。

 どくどくとあふれ出す愛液を啜り、滑りのままに舌を侵入させる。

 

「んくっ♡ した、ぞりぞり♡ なか♡ ヘンになる♡」

 

 膣口を、舌肉で拡げる。

 この解れ具合なら、青年の肉圧も受け入れることができた。

 

「えぅっ、ああ♡ はぁ、んぁ♡ おに、ああ♡」

 

 まだきつすぎるが、一週間前よりずっと柔らかくなった。

 

 より深く顎を突き入れるため、足首を掴んで更に脚を広げさせる。

 

 小さなからだの、すらりとした脚。

 柔軟な股関節、手に吸い付く無垢な肌。

 

「え、えへ♡ なんか、恥ずかし」

 

(全部、俺を狂わせる……っ)

 

 骨ばった細い脚首も、すべすべとした手触りだ。

 

「じゅる……っ」

「んぁ、ああ♡ はぁっ、ああっ♡」

「カシアちゃん。もう俺、我慢できないから」

「う、ん……♡」

 

 開かれた少女の秘所に、むき出しの性器があてがわれる。

 

「……♡」

 

 グロテスクな肉棒に、カシアが見とれていると。

 青年が、ピンク色のゴムを取り出した。

 

「ゴムつけるからまってね」

「え。────む、むむむっ!」

「え?」

「もーっ!」

 

 がばりと身を起こし、怒った顔で青年の手を握る。

 そのままゴムをひったくると、ソファの裏手に投げ飛ばした。

 

「えいっ!」

 

 青年は困惑し、吊り上がった目を見ることしかできない。

 ため息一つ、カシアが青年に想いを吐く。

 

「おにいちゃん。あたし、まだ子供できないよ」

「い、いや。それでも安全のために付けるのがコンドームというものでして……」

 

 しどろもどろになる青年の手を、ぐいと引き寄せる。

 鼻先がぶつかり合い、強い目線が注がれる。

 

「……あたし、領主様と勉強したから。ちゃんと、子供ができる仕組みも解ってる……解ってるのおにいちゃん」

「……」

 

 少女の気迫は、青年の想像を超えていたのだろう。

 心が揺れ、視線の揺れに表れる。

 

 カシアの瞳は、まっすぐ青年を見据えていた。

 

「それでも今日だけは、中で射精()してほしい……」

「カシア、ちゃん……」

 

 カシアの肩を強く抱く。

 彼も、覚悟を決めたようだ。

 

「責任、取るから」

「うん……♡」

「一生、幸せにするから」

「うん♡ おにいちゃんと、ずっと一緒になる♡」

 

 青年の手が、少女の頬に触れる。

 互いの手が交差し、お互いの顎を支え合う。

 

 ふるふると、カシアの唇が、ひらく。

 

「お♡ おにいちゃん……わたしと、ほんもののセックス……してください♡」

「わかった。しよう……男と女の、なかだしセックス(ガチハメ交尾)を」

「♡ うん……♡」

 

 改めて青年の亀頭が、カシアの秘部にあてがわれる。

 交尾を求める雌雄の性器は粘膜を密着させ、馴染む。

 

「あっ……♡ これ、が……おにいちゃんの……」

 

 愛液、先走り、体液が二人の境界をあいまいにする。

 

 腰を突き入れれば、みっちりとした肉感が性器を襲う。

 

「うっ……! く、ぁ……♡」

「きつ、いな……」

「ん……♡ おにい、ちゃん」

 

 中腹に突き入れた肉棒が、ぎちりと圧迫される。

 幼女を犯す実感に、ぞくりとする。 

 

「ふぎっ♡!?」

「お、お。おお~~ッ」

「お゛♡ あがっ……、か♡ はぉ♡ は♡」

 

 まだ、挿入(はい)る。

 裂けそうな肉を、怒張した陰茎で、じんわりと引き延ばす。

 お腹を撫で、ゆっくり、丁寧に体を慣らしていく。

 

「おにっ……♡! まっ……♡ ぎっ、はっ」

「カシアちゃん。イヤ、じゃ止まらないから」

「う♡ は……っ。……っ♡♡」

 

 彼女は何かを言いたそうに、だが言葉は苦痛でほつれ、そしてついには抵抗を諦めた。

 

「おっ……♡ おなか……さけるっ……♡」

「裂けないよ、安心して。……でも、()()()()、かな」

「はっ……。は……はぁ……あ…………」 

 

 胎に触れ、だが奥にはギリギリ届かない。

 未熟な膣には()()致命的に男性器を受け入れるも、全てを明け渡しはしなかった。

 

 性交を楽しみながら、体を傷つけない限界を見極めた挿入。

 ぎちりと、交合した性器が震える。

 

 極度の興奮で苦痛を誤魔化し、カシアのうめき声が響く。

 

「うう……っ。ふ……♡ ぜ、んぶ……はいった……?」

「七割くらい、かな? カシアちゃんの奥にも触れてないね」

「……うー……」

 

 正直なところを伝えると、強がったような残念さを顔に浮かべる。

 

 カシアの体(本物の幼女)で青年の陰茎を挿入できているだけでも、十分彼女は頑張っている……のだが。

 

 唇を噛み締めるのは、痛みのみが理由ではないだろう。

 

「別にチンポが全部入らないからって、カシアちゃんがふさわしくないわけじゃないよ」

「でもう……」

「……わかった。君には解ってもらおう」

「っ。な、なにを?」

 

 決意のこもった言葉に、少女がたじろぐ。

 

 青年は深くまで挿し入れた陰茎を抜き、浅いところでとどめる。

 

「おっ……♡ぅあっ……♡!?」

 

 狭い膣から引き抜けば、ぞくりぞくりと艶めかしい擂れ心地が通り過ぎる。

 圧迫感が抜け、少女の喉からも甘い声が出たが、すぐに不服そうな目で青年を睨んだ。

 

「おに、いちゃん……もっと、ふかぐて、いいから……!」

「だめだめ。無理は禁物」

「うぐ……」

 

 まずは浅い部分の膣を馴らすことに集中する。

 挿入した膣口の上部、クリトリスを掠め、子宮を中心とするように腹部を撫でまわす。

 

「ん……♡」

「本物のセックスは気持ちいいってこと、解ってもらうからね」

「……? あたし、もう気持ちいいよ……?」

「今、前と同じくチンポを半分入れてる。でも()()()()()()んじゃない?」

「あ……。ほんとだ、しんどく、ない」

 

 カシアが自分の柔らかな腹を撫ですさる。

 いつの間にか呼吸は安定し、少女の顔つきから険が取れていた。

 

「カシアちゃんの体は、ちゃんと俺とセックスするために形を変えてくれてる……というか成長早すぎ」

「そ、そっか」

「だから、ゆっくりエッチの楽しみ方を勉強していこう。わかった?」

「うん。……じゃあ、おにいちゃん」

 

 カシアの手が、自らの秘裂を超え、青年の股座に伸びる。

 さわさわと、柔らかな指先が、性器の付け根を撫でる。

 

「あたしに……気持ちいいえっち、おしえて……♡」

 

 金の瞳が妖しく、輝く。

 

 カシアの熱望に応えるべく、少女の膨らみ、か弱い乳首をこねる。

 

「あっ……♡ はぁ♡ あ、う♡」

「もうすっかり乳首で感じられるレディーになっちゃったね。子供の成長は早いって言うからなあ」

「はー♡ あー♡?」

 

 徐々に、薄白い肌に汗をかきだし、膣の浅い部分がびくびくと震えだす。

 

 繊細で薄ピンク色の乳頭を連続で弾き、柔らかな乳房を手の平で揉む。

 

 やがてカシアの肌が赤く茹ってきたところで、がっしりと彼女の腰を掴んだ。

 

「はぁ♡ ああ、ふっ♡ ああっ……」

「たっぷり感じてきたね。そろそろ動くよ」

「あぁ……っ、あーっ、ああああ♡? なに♡?」

「このチンポを浅く咥えた状態をキープして、ゆるーく抜いて……」

「あっ♡」

 

 ずっ、と軽く引き抜くと、密着していた性器が形を崩す。

 張り付いた粘膜の摩擦が、未熟な膣の喰らい付きが、痺れを伴った快感を走らせる。

 

「うっ、ああっ♡♡」

「挿す時ははまたゆるゆると、浅い深さで、ぬいて、さして、ぬいて……」

「おっ♡!? ふぃっ、ひっ♡ あっおぉあぁ♡ んぅんぅんん、うっ♡」

 

 ぐちぐちと、集中的に愛撫される膣口から淫らに湿った滑りが溢れる。

 カシアの手足はよろめき、結合部はぬちぬちと浅い抽挿を繰り返す。

 

「おっ♡ はぁっ♡ あ♡ あ、あ、あん♡♡」

「こき、ざみ、にっ。短い、間、隔で、……たま〜にのんびり、ゆっくり……」

「かっ♡ おにぃっ♡ っ……♡ はぁっ、おにいちゃん♡ なに、これぇ……♡♡」

 

 カシアの深い部分には、決して触れていない。

 青年はただ、自らの肉棒でもって膣口と、膣の子宮手前までを丹念に開発しているだけだ。

 

「はーっ♡ ああ♡ うぁ……♡」

「それでもこんだけ乱れてくれるんだから。たまったもんじゃない」

「うー♡? あたし? だめ……」

「ダメじゃないよ。エッチが大好きでエッチに敏感な、カシアちゃんが好き、だよっ」

 

 スローペースだった腰の動きを、愛の告白に合わせて素早く、駆け足に変える。

 悶絶し、地獄の快楽が喉に殺到する。

 

「あぁああ゛────っ♡♡!? やあぁーっ♡ はやいのやだぁっ♡♡!?」

「おっ……流石にこれは俺も、やっば……」

「おっ♡ ぉっおっおっ♡ うー♡ ふぅ──〜〜♡」

 

 ちゅこちゅこと可愛らしい交合音と、狂乱したカシアの嬌声が響く。

 金髪を振り回し、首を振って快楽に耐える。

 

「やだっ♡やだやだやだっ♡ ダメ、だめ」

「何がダメなの?」

「こわれるっ♡ おまんこ、きもちよす、こんなっ、イッあ♡ ぁ、らッ♡♡」

「そうだね。膣奥使ってないのに、気持ちいいよね?」

「こわいっ♡ おにいちゃん、あたしっ怖いのぉ♡」

 

 少女は涙を浮かべ、だが体は快楽を求めるように、陰唇でがっちりと男性器を掴んでいる。

 ひく、ひくと、胎が震え始める。

 

 少女を犯す腰の動きが、止まらない。

 開かれたふとももを、体でかき分け、その奥の性器を目指す。

 

 乳房の上から、手で圧す。

 それだけで、小柄なカシアのあらゆる抵抗は抑え込まれた。

 

「あーっ♡ はあー、あう♡」」

「安心して、カシアちゃん。気持ちいいのに任せて」

「ああ♡ やだ♡ いま、イったら、いや♡ いっ……♡ く…………♡」

「壊れるまで、イっていいよ」」

「あ……、い゛っ…………ッ♡♡」

 

 ぱくぱくと傾ぐ顎は音を紡がない。

 二人きりの空間に、青年の息遣いだけが残響する。

 

 胸を反らそうとして、抑え込まれた肉体は、逃げ場なく絶頂に狂う。

 十歳の小さな匣の中に、許容量を超えた快楽が詰め込まれる。

 

 やがて、限界は訪れた。

 

「────っはっ♡ はぁっはぁっ、はっ♡ はっ♡ ひっ、は♡ はっ……♡」

 

 止まっていた呼吸が再開し、バクバクと跳ねる脈動が、肢体を縛り付ける。

 じんわりと麻痺する肉体は少女の制御を離れ、ぐったりとしたまま地を這う。

 

「あぐっ♡ かひっ♡ おに、はっ♡ あたし、くぁ……ぁあ……♡♡」

「よしよし。頑張ったね、とってもエッチだったよ」

「あ♡ こわれ……ひゃ……♡ いぐっ……♡」

 

 びくびくと絶頂と痙攣を繰り返す下腹部をそっと撫で、(膣側)からもチンポで撫でる。

 ゆっくりと、壁を押すような腰遣いで彼女を慰めていると、徐々に呼吸が落ち着いてきた。

 

 とろりと蕩けた狐耳の美少女。

 食べごろの唇に、そっと肌を寄せる。

 

「はぁ♡ ああ、う♡」

「カシアちゃん。ちゅ……」

「ちゅっ♡ ふーっ♡ ちゅ、ぢゅっ♡♡」

 

 キスひとつで、少女の顔は甘く蕩ける。

 

「カシアちゃん、キスすき?」

「すき……♡ きすだけじゃないよ、あたしおにいちゃんのこと、たくさんすきだよ…………♡」

「おっ……膣が、締まって……」

 

 カシアのときめきに呼応するように、恋する性器は収縮する。

 

「おっ♡ おにいちゃんのどこが好きか、おしえてあげるね……♡」

「うう、カシアちゃんのおまんこ、急に締め付けが巧みに、くぅ……」

「♡……」

 

 青年の息が詰まる。

 カシアは、自分の感情から、肉体(カラダ)を動かせることを知った。

 

「おっ♡ こえ、かっこいい……♡」

「うっ!? 囁き、甘っ……」

「うっぅ、ふっ♡ ぱぱより、いけめんですき……♡」

「お、おう。ありがとう。ところで、くっ……!?」

 

 獣の群れが群がるような、活発な蠢動。

 膣挿入に苦痛を浮かべていた少女とは思えぬ、魅惑の膣動に、青年の腰が砕ける。

 

 性的な学習を、子供の体は積極的に憶えていく。

 少女の手が青年の腰を抱き寄せ、二人の体は余すところなく密着する。

 

「んんぅ♡ からだ、かちかちで、ぎゅっとすると……すきぃ……♡」

「くぁっ!? すっげぇ、締め付け……!」

 

 搾り取るような膣の動きを、この可憐で無垢そうな少女が成し遂げられるとは、誰が信じられるだろう。

 背徳を超えた世界に、脳がクラリと揺れ、歯を食いしばって耐える。

 

 そのうえで快楽を高めようと、ざわめく少女の膣に向けて、腰を揺らす。

 

「あぉおおっ♡ うぁ♡ おちんちん♡ おっきいおちんちんすきぃ♡♡」

「はっ、く……! 抜き差しにも精一杯だったのが、こんなにいやらしく……!」

「ああっ♡」

 

 青年の体に押しつぶされてなお、カシアは甘い嬌声をとどろかせる。

 性感に浸り、性器からはとめどなく愛液がしたたり、男を受け入れれはならないはずのソコは、もはや男根がもたらす刺激に依存している。

 

「おっ♡ あたし、わかる♡ おにいちゃん、でそう、だよね……?」

「くっ……ふっ……!」

「からだ、びく、びくって……♡」

 

 胸板で押しつぶす体勢なので、カシアの顔が上手く見えない。

 体を捩り、密接な抱き合いに隙間を作る。

 

「……♡」

 

 甘く、滲んだ瞳が、青年を見上げていた。

 吐息は熱く、内側にこもる。

 

「いい、よ♡ ナカに出して♡ おちんちん、ぴゅーって、だして♡」

「ふっ……うっ、でる出すぞっ」

「うん♡ いっぱい赤ちゃんつくろうね♡ きもちいいえっち、も♡ っと……あ、あた♡ いく♡」

 

 膣の半ばで、どろりとした精液をぶちまける。

 痙攣する膣が煙のようにふわりと拡がったかと思えば、きつく、搾り取る蠢動が亀頭を責めたてる。

 

「くぉ……気持ち、良すぎる……」

「いく……♡ いくっ、あ♡ はぁ……♡ で……てる……♡ あったかくて…………♡♡」

「はぁ……カシアちゃん、大丈夫?」

「……♡♡」

 

 力の抜けた耳の上から頭を撫でる。

 へにゃりとした笑いとともに、わずかな膣の締め付けが返ってくる。

 

 射精後のアフターサービスも欠かさない接客精神に、腹の底で精力が煮え立つ。

 

「だいじょぶ、だよ……♡」

「じゃあ、もう一回、する?」

「うん……♡ あたしに、いっぱいえっちなこと教えて……♡♡」

 

 青年はカシアの体を掴み、ソファの上で体勢を整え直す。

 体位を変えてもよいが、彼女の体力は尽きかけている。

 

 正常位のまま、膝を立てて腰を振る。

 

「あっ♡ はっ、ああ……♡」

 

 ぬちぬちと、先ほどの焼き増しのように膣の中腹を擦り上げる。

 カシアもリラックスして、じっとりと甘い快感に身を委ねている。

 

 ほっそりとした腰を撫で、肉が付き始めたころの柔らかな尻を揉む。

 

「んぁ♡ ……あっ♡ いくっ♡?!」

 

 ずち、ずちと、膣口が陰茎で捲れあがる。

 軽やかなペースの交合で、あっけなく少女が絶頂した。

 

 彼女のエクスタシーを引き延ばすべく、腰を大きくグラインドさせて産道をかき回す。

 

「ああぁ、ふぁあ♡ ああっ……♡♡」

 

 嬌声が落ち着いたころ、再び腰を振る。

 今度は先ほどより更に浅く、膣口を亀頭で擦る。

 

 男性器の弱点を、わざと締め付けの強い膣で擦れば、ちゅこちゅこと湿った拗音が鳴る。

 

「あっ、んん♡」

「くっ、はっ……おおっ、カシアちゃんおまんこギュってして……」

「こ、こう? んんぅ♡」

「あーヤバ、ふっ……ぅう……!」

「あは♡ おにいちゃんも、ひっしなんだ……♡」

 

 ごく浅い部分で、まるで自慰のように先端をしごく。

 ただ性的興奮を得るための、肉欲に身を任せた行為。

 

 カシアの手が伸び、ほぼ抜けきっている陰茎をやさしく包んだ。

 

「あっ……!」

「びく、びくしてる……♡ おにいちゃん、射精するときは……ナカにしてね」

「ああっ。さわさわって、ちょっと触るの気持ちいい……」

「んふ♡ あっ♡ ぴくぴく……♡」

 

 まるで未熟な膣長を補うように、性器の前に作られた手筒。

 亀頭が抜けないようになるべく腰は動かさず、柔らかな指のわきわきとした動きを、ただ受け入れる。

 

 手コキ慣れした指捌きが、甘い刺激を付け加える。

 脊髄に走る電流が、目から飛び出る。

 

「カシアちゃん、挿れるね……っ」

「うん♡ あっ♡ また、はいって……♡」

 

 ずぶりと、腰を突き入れる。

 軟らかながら強靭な膣口をかき分け、まるで意志が宿るように蠢く中腹を擦る。

 その僅か奥、子宮の下ごろを、先端で軽く突く。

 

「おっ……♡ おっ、く……♡?」

「だーからまだだって。でも、ココは子宮の、すぐ側、だよっ」

「おっう♡♡ ぞわって♡ これ♡ びりびりする♡」

「お……お? イイところに当たった感じ?」

 

 子宮が裂けるギリギリ、わずかだが苦痛を感じるほどの圧迫感を味わっているはずだ。

 膣は悲鳴を上げ、彼女の眼から涙があふれる。

 

「──はーッ♡ お~~っ♡ これっ♡ すごい♡ あ……っ♡!?」

 

 だが、彼女は一片の痛みも感じていない様だった。

 子宮の側を圧迫される快楽に、ただ没頭していた。

 

 睨むような眼つきはただ快楽に貪欲になっているさまであり、口角から泡を吹いている。

 快楽を求めて性感帯は隆起し、血色が全身を巡る。

 

「おにっ♡ おにいちゃん、うごいて♡」

「ッ。ああ……」

「いまっ、いまなら♡ いっぱいうごいて、だいじょうぶ♡♡」

「ああ……!」

 

 とは言っても、少女の体はまだまだ未熟、ガラスのような()()()

 奥は突かず、初めは軽いグラインド運動で。

 

 ねじ込んだわずかな隙間を揺らすように、密着したまま膣を動かす。

 

「ああっ♡ うああああ♡ あああ~~~っ♡♡」

 

 捻り、突き上げ、少女の嬌声が響く。

 びりびりと腹に響く叫びが、ぎゅっと握りしめる手の平を通じ、青年の腰で循環する。

 

「はぁ♡ ああ、あう♡ いくっ、いくっ♡」

 

 耳は後ろに流れ、震える瞳がカシアの絶頂の深さを伝える。

 

 ぎゅうぎゅうとわめく膣の運動に対し、射精感をぐっとこらえ、腰を落ち着ける。

 

 カシアの体が馴染んだのに合わせ、陰茎をじっとりと抜く。

 ずろりと、グロテスクな肉棒が性器を引きずり出す。

 皺の薄いピンクの性器が、この体の持ち主は幼女だ──と声高に主張してくる。

 

「あっ……♡ はーっ、はーっ♡ うぁあ、あ♡」

 

 息も絶え絶えのカシアには、追い討ちに感じるかもしれない。

 だが。

 

「ここからが、本番、だ……っ!」

「おおっ♡ おっ♡」

 

 浅い部分は流すように、素早く突き戻す。

 ぐちゅりと膣を潰し、それでも奥の手前で腰は止まる。

 

「むおぉ♡ お゛っ♡、おぉおっ、おぉ、んぉっ♡」

 

 子宮がここにあるぞと、彼女の胎が唸り、子宮口のキスが亀頭に降り注ぐ。

 丹念な愛情のマーキングに合わせて、腰をひねって膣をかき回す。

 

「おおお゛♡ お゛ぉおぉ~~~~っ♡♡」

 

 びくりと、カシアの体が絶頂で飛び跳ねる。

 じょろり、断続的に尿が股間を濡らす。

 

 青年の腰をつかんだまま、爪が深く食い込み痕を残す。

 

「ああ、ふぁあ♡ うあああ゛あッ♡!? あだじっ♡ もう♡」

「俺、も……!」

「ああ♡ う♡ つぁ、やぁ♡ ッ~~~~♡♡ぁああぁ────っ♡♡」

 

 少女の顎がかちかちと音を鳴らす。

 迸る性感が精液となって、狭い膣を埋め尽くす。

 

「あ゛っ♡ あづ♡ おぎっ……♡」

「うっ……! ナカが、めちゃくちゃに動いて、絞り取られる……!」

 

 まだ開かれぬ秘奥(膣奥)を、白濁で染め上げる。

 

 ──これから、お前の胎は俺のものだと誇示するように、青年の射精は長く続いた。

 

 ぐったりとした体を支え、どうにか呼吸を切り直す。

 

「……っはあ……はぁ」

「はぁ♡ おにいちゃんも……きもちよかったんだね……? そうなんだね……♡」

「はぁ、はぁ、ああ……」

「えへへ、あは……♡」

 

 カシアの顔に浮かぶのは、達成感だろうか。

 微笑むような、柔らかな表情だった。

 

 いたわるような狐尾が、青年の腰をそっと撫でる。

 青年も、自らの子種を蓄えた幼女の胎をそっと撫でた。

 

「んく♡ おなか、あたたかい……」

「最高、だった。カシアちゃんを喜ばせたい一心だったけど、最後は俺も必死だったわ……」

「えへへ。そうなら、嬉しいな」

 

 にへらと笑う少女は、膣内射精を受け入れた体をふるりと震わせる。

 

 カシアの脚が組み付いていたので解く。

 腰を退くと、びっちりと密着していた膣が引き剥がれる。

 愛液を掻き出し、肉感を味わいながら性器を引き抜く。

 

「ん……♡」

「ああ……ヒダがカリに絡みついて……」

「ん、ん♡」

 

 悪戯のように収縮する膣口をこじ抜け、ぢゅぽんと亀頭を引き抜く。

 すぐに狭まる膣口の、わずかな隙間から精液が滲む。

 

「はぁ……はぁ…………」

 

 嫋やかな脚首を掴んで、揃え、ソファに転がした。

 力なく横たわり、半目で青年を見上げる。

 

 青年は汚れ切ったカシアの体を軽く拭いていく。

 

 周囲に立ち込める、馨しい体臭が鼻につく。

 ……ソファの()()は大きく、後でチートを使う必要がありそうだ。

 

「はぁ……♡ すご、かった……♡」

「カシアちゃん、エッチの気持ちよさ、解ってもらえた?」

 

 カシアが顔を赤らめて、唇を尖らせる。

 もにょもにょと舌を巡らせた後、目を伏せてこくりと頷いた。

 

「うん……♡ 初めてのセックスより、いつものオナニーより…………♡ ぜんぜん、違った♡」

「これからも、いっぱいエッチしようね。二人で、一緒に気持ちいいこと、探していこうね」

「おにいちゃん……♡ うん、うん! あたし、もっとおにいちゃんときもちいい良いセックス、したい♡」

 

 照れつつも朗らかな笑みを浮かべる少女は、精液で汚れた口で卑猥な言葉を並び立てる。

 十歳の前途ある子供は、自らの意志と、青年の手ほどきであまりに容易く堕ちていく。

 

 慈愛の眼差しで見つめられ、気恥ずかしくなった青年が、ごまかすようにカシアの髪を撫でる。

 さわさわと、金の御髪が手のひらを流れていく。

 

 ようやく絶頂の緊張がほどけてきたのか、カシアが息をつく。

 

「んふぅ……。ありがと、おにいちゃん」

「……ま、いいか。どういたしまして」

「ね。……おにいちゃん」

 

 手が、そっと差し出される。

 腕は白く、細く、滑らかに肩に繋がる。

 

 その手に引き寄せられ、屈んだ青年の首筋に揺らめく指先がつたう。

 

「あたしがお嫁さんになるまで、なってからも……」

 

 滔々と語る唇は湿り気を帯び、発熱する体表が艶めかしく汗を流す。

 

 ──細めた瞼に挟まれた金のひとみ、じっとりと渦巻く狂熱。

 

「おにいちゃん、だいすきだよ♡」

「ああ。俺も、君が好きだよ──」

 

 幼女から放たれる、青年が愛してやまぬ芳香が絡みつく。

 そっと合わせた口腔で、舌が、体温が混じりあう。

 

 もはや手放すことも、逃げることもできないのと、青年は悟った。

 

 



 

 

 余談だが。

 

「……っ♡ まだ、垂れてくる…………♡」

「カシアー? 早く仕事しなー?」

「ご、ごめんねママ。すぐ、片付けるね」

 

 カシアは大変な恥ずかしい思いをしたとか。

 むしろ、心地よかった(スリルを楽しんだ)とか。

 

 真相は、彼女のみぞ知る。

 

 

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