体調不良の中で書いたらめちゃくちゃ体調悪化しました。みんなも感染症には気をつけよう!
かの厄災たる邪龍は消え去り、平和と未来を手に入れた都市、ベルレギオン。
しばしの日が経ち、祝いの騒々しさは抜けたものの、街にはまだどこか浮ついたような空気が残っている。
──真昼の太陽に照らされた城壁の内側、領主館の執務室。
金切り声の怒号が響き渡っていた。
「──お主ッ!!! 一体どれだけわらわに精を注げば気が済むのじゃッ!!!」
「えっ妊娠した!?」
「するかと思うたわ!! 不老不死の肉体は子供を作れないからと……!」
「いや……だから
怒号の主人はこの街の領主にして女児の肉体、不老不死のシュオ。
彼女の機嫌を損ねたと思しいのは、かの邪龍を倒した英雄の青年だ。
「──はぁ。──婚約者だからと、構わず強姦しおって。わらわの体力がもたんのじゃ」
「俺の金玉はオナ禁した精子を全部残しておいてくれたみたい。これって埋蔵金」
「……ま、まさか、それも
「いや冗談だけど」
「──〜〜!!! 巫山戯るのもいい加減せい!!」
顔面を赤く染めたシュオが、椅子から立ち上がって手をかざし、宙に
慌てた青年が目を見開き、狭い執務室の中で回避行動に移る。
「突刺!」
「どぅわっ!?!?」
シュオの掛け声と身振りに合わせて、豪速の結晶が青年に迫る。
滑るように床に伏せ、結晶は青年の背後に通り抜けた。
そのまま壁に突き刺さる寸前、跡形もなく消滅する。
「急に
「安心せい。お主に当てれば部屋は傷つかん」
「俺は!?」
「ふん。
「イッッテェ!!!」
回避後の隙を狙った一撃を受け、青年が倒れ込む。
──魔法とは。
この世界では多くの人や魔物、時には人工物すら行使できる超自然現象である。
例えば、所持する武器の重さを増したり、物質を操って宙に浮かしたり。
傷を癒す、遠くの光景を捉える、水を沸騰させる、自身を安眠に誘う、などなど。
個々人で異なる適正があり、魔法の効能は千差万別。
必ずしも優れた魔法を使えるとは限らず、使い道のない魔法を持つものも多い。
訓練によっては質を変えられない、この世で最も
「わらわの魔法で生成する魔法物質の、鋭く尖らせた鏃でならば、お主にも痛痒を与えられる。まこと良き発見じゃった」
「俺にとってはたまったもんじゃねえ……」
「なんじゃと?」
ぎろりとシュオが眼光を解き放つ。
幼い見た目の婚約者が放つ威圧に、青年はへたり込んで両手を挙げた。
「堪ったものではないのはこちらじゃ! よいか、お主とわらわがどのような生活を送ってきたのか、最初から振り返るがの────」
「全部は長いって」
「……最も納得いかないのは……昨日の
「ああ~……」
時はさかのぼり、前日。
ベルレギオンと協力関係にある貴族が、かの英雄の滞在に先駆けた歓待として、そしてコネクションを得るためにパーティを開催していた。
主賓たる英雄として招待された青年は、既に内々では婚約者として扱われている──それが形式に収まらないことまでは参加者の誰も察していない──領主のシュオを連れて、会場である貴族の別荘に向かっていた。
がたごとと、舗装の上を車輪と蹄鉄が駆けていく。
一頭の馬が牽く箱型四輪馬車は、街灯の光を反射しながら通り道に煌びやかな輝きを残す。
馬車が停車し、御者が乗員に声をかけると、何事か車体が慌ただしく揺れる。
プライベートを保つキャビンは、御者を含め外からは内部を伺えず、どのような
御者が首を傾げて待っていると、ドアが開いて青年が顔を出した。
「ふぅ、長かったな。スーツが崩れてなきゃいいけど」
まずはスーツ姿の青年がステップを踏み、半身を乗り出す。
青年はオーダーメイドのパーティスーツに身を包み、髪型も事前にシュオの部下によって整えられていた。
普段のぼやけた印象を上塗りする、英雄然とした出立は、馬車から降りてすぐに人目を集めていた。
一方の肩を暗いキャビンに残した姿勢で、黒光りする革靴で石畳を踏みしめ、もう一人の乗員が降りるのを助けようとする。
しかし青年が肩を揺すって促しても、なかなか
「ま、待て!? 本気でわらわに、こ、
「ほらほら道がつかえるから」
「く……おのれぇ……!」
小声で──青年のチートで、周囲に会話は聞かれないのだが──、シュオが焦りを伝える。
「ま、最悪なんとかするからさ」
「……」
青年がシュオをなだめる。
躊躇いながらも、暗がりから足を踏み出し、華やかなドレス姿のシュオが現れた。
普段の黒い着物ではなく、裾が広がった紫のロングドレス。
腰から足元にかけて色の濃い、グラデーションのかかった生地は、華の紋様で普段の印象を残している。
ふわりと肩幅に広がるスカートの裾は、シュオの足首までを隠しつつ、華やかに輝く刺繍で彩られている。
全体に薄く透けるレースが重なっており、柔らかい少女的な印象を強めていた。
大人びた印象のシュオにしては多少子供っぽい恰好だが、意外にも社交場に於いて好む装束でもあり、ついでに青年の性癖にもマッチしていた。
しかしその足元はどこかおぼつかない。
青年の手を支えにしながら、よろよろとステップを踏む。
「大丈夫? 歩けるか?」
「お主の! せい、じゃろが……」
シュオの怒りの声にも、どこが切れ味がない。
ばたん、と扉を閉め、御者に礼を伝えてから館に向けて歩き出す。
馬車を止めた場所から会場までは、やや距離があった。
「う……、うう……♡!
「そしたら領主と英雄の政略結婚じゃなく、変態のシュオちゃんとして変態の俺に嫁いでね」
「こ、この鬼畜ッ……うっ♡!?」
リボンの可愛らしいシューズがよろめき、ドレスの裾が石畳の塵を掃く。
内股でぷるぷると震えるシュオの背を、そっと青年が撫でると、背がくりんと仰け反る。
「ふぐっ……!」
「ほらほら、力むとしんどいよ?」
「くう……まさか、下車のわずかなタイミングに
シュオが思わず、スカートの上から股座をきゅっ、と抑える。
その手は、スカート越しに
「……っ」
下方から迸る感覚に顔を顰める。
ワンピースドレスの、裏側に隠されて。
──シュオの膣内は、
先ほどキャビンの中で、シュオは勢いづいた青年に促されるままに恥部を辱められ、この
「うっ……!? ♡ 立ち上がると、帯、が」
さらに、ディルドを押さえつける、
体を覆うドレスが見た目を隠すが、もし上から触れれば分厚い革の存在を確かめられるだろう。
貞操帯によってディルドが抜け落ちる心配こそないが、小さなシュオの膣にぴったり嵌まるサイズのディルドは、青年に開発されてきた性感帯を惜しげなく圧迫してくる。
これらは当然、青年が用意したものだ。
「……まあ、良い。わらわが痴態を晒す前にお主が助けに来てくれると……信じておるぞ?」
「あっ……その笑顔には弱い。かわいいね。護らせて頂きます」
シュオは必死に笑顔を取り繕ったが、歪んでいて、震える眉には苦痛が見え隠れしていた。
表情の歪みを修正するように青年の手がシュオの顔に添えられ、シュオがその助けに沿って表情を調整していく。
純正な美少女の微笑みを
「でもせっかくだから、この露出プレイも愉しんでいこう!」
「……わらわは、こんなもので愉しみたくはないのじゃが、な!」
──果たして、本心の言葉だろうか?
今も脚を震わせながら、どこかの個室に隠れようとはしない。
シュオが本気で拒絶を示せば、青年はそれに従うつもりであり、彼女もそのことは理解しているはずだ。
様々な能力差によって、シュオのどのような抵抗も通じないことは、彼女の
人目につく会場に、自分の意志で歩む姿は、健気というよりむしろ、滑稽かもしれない。
青年は、これまでのシュオの挙動や、各種プレイでの膣の反応を思い返している。
──明らかに、このロリババアは。
ここは貴族主催の社交場。この場で歓談する資格を有しているのは、由緒ある貴人たち、招待された力ある者だ。
パーティは立食形式で、皆が思い思いに喰い、飲み、会話によって情報を転がし、隠れた糸を引き合う。
様々な立場、様々な種族、様々な格好の人物が、華やかな場に相応しき振る舞いで場を彩る。
──商談に気を寄せる腹の出た壮年男性の人間、酒に酔った
──その華やぎの中に、小さく、萎れそうな藤色の実が一粒。
「ふっ……♡ ん……」
──シュオのそばで青年が誰かと会話しているが、そちらに意識を割くことは出来なかった。
ただ立っているだけで、朦朧としている。
表情筋を総動員し、限りなく無表情に寄せた顔で、ドレスの裏側の
快楽に悲鳴を上げる脊椎を、体幹のコントロールで縛り付ける。
無意識に、シュオは内股で股間の締め付けを強めていた。
貞操帯のおかげでディルドが足元に転がり落ちる、といった事故は防がれているが、膣に何かを咥え込む感触から逃れられるわけではない。
甘い膣の痙攣が、表情の
「──、────?」
「──……♡ ……ッ」
誰かに声を掛けられたが、返事はできただろうか。わからない。
シュオは自分の顔色の制御に手一杯になっていた。
青年たちの話が終わり、今度は別のテーブルの料理に興味を惹かれたようだ。
何も考えずに、雛鳥のように青年の後ろを追う。
「ッ、……っ……────、……っ」
なるべく腰に衝撃を与えないよう、歩く時は重心と地面の平行を保ち、ゆっくりと足を運んでいく。
だがどれだけ慎重な動きでも、大腿の揺動に合わせて膣内の刺激が変化し、変化する感覚に耐える必要があった。
短く滑るような足捌き。
シュオの小さな靴音に混じって、微かな息遣いが漏れる。
彼女の瞳が、揺れる。
──ああ、確かに。
今のシュオにとって、この状況は、視られるかもしれない
(きもちいい、かくさなきゃ、みられたくない、おかしくなる、きもちいい♡)
この男に身も心も支配され、自分も身心を所有している幸福を実感し、それを
だが自分の痴態を覆い隠すことに掛かりきりになれば、他のことを考えたりする余裕はない。
シュオは必死に、自らの幼い肉体が性感に打ち震えているさまを、破滅的な願望を、隠すことしかできなかった。
(だが、そろそろ……限界じゃ……!!)
「お♡ ……っ、お、い……」
前を歩く青年に声を掛けるが、止まってくれない。
「……ッ。と、とまれ……おい!」
助けを求めているのに、青年が、止まってくれない。
(どうして?)
堪らず、前を歩く服の裾を掴んで引き────。
「──おや、どうなされましたかシュオ様」
「────え、あ……!?」
前にいたのは、
背格好と、服の色味がにているだけの、壮年の貴族の男性だった。
「英雄殿は、どこじゃっ?!」
「? ふむ、ご用件は何でしょう。
「──な、に、──────」
「言葉なくば、結晶に覆われた貴女様の深淵の思考は私には解りませんぞ。はっはっはっ!」
しかも、相手に
会話が聴かれなくなるチート効果。それは、自分だけ、最初から作用したまま。
朦朧とした意識が引き起こした、
だが、シュオにはどの
(どう、する)
大声で助けを求めていいのか。沈黙が正解なのか。
焦りで表情が崩れかけ、汗が滲み始める。
目を走らせ、必死に青年を探そうとするが、見つからない。
パーティ会場のどこをくまなく目を走らせても、あのぶっきらぼうで、強く、悪戯好きな男が見当たらない。
(どこ、どこ、どうして、たすけて、どこ──)
そうして一度意識を逸らしてしまえば、押し込んでいた膣の性感がぶりかえす。
「♡、ひ、ぐぅ♡──……、────♡」
シュオの小さな穴を埋める、シュオを喜ばせるための玩具が、シュオの絶望を呼び込む悪意と化す。
緊張と恐怖で、更に膣肉を締めあげてしまう。
身を悶えさせ、シュオの柔らかな手足が内側に硬直し始める。
その姿を見て、壮年貴族が顎を摩る。
どうにも、領主様は
どうやら自分に聞きたい話があるが、この長寿の怪人ですら口に出すのを躊躇う話なのか──と、誤解のままに戦慄する。
「ッ♡……ふっ、かひっ……♡」
「ふーむ、一体何が来るのやら」
何も気づいていない男性が、シュオを見据えて言葉を待つ。
シュオの青ざめた唇から、狂いを乗せた絶叫が溢れそうになった時。
「──すみません、シュオは体調が優れないみたいです」
いつの間にか、青年の手が小さな肩に添えられていた。
突如現れた英雄に、貴族の男性が驚きながらも返事を返す。
「おお、英雄殿、先ほどぶりですな。しかし、シュオ様が体調不良とは、そうは見えませぬが……?」
貴族の男性は、シュオの体調の変化には気づけていなかった。
シュオの必死の努力により、外面は保たれたままだ。
「ええ、
「──……ふむ、そのようですね。今部下のものを手配させ、あちらの部屋でお休みに──」
恐ろしい話題から逃れることができて幸運と感じたか、あるいは(存在しない)裏を読み取ったか。
貴族の男性が、青年の話に乗っかった。
「介抱も俺、やっておきますよ。彼女は自分に付いてきてくれたので」
「え? いえいえ、英雄様のお手を煩わせることはございません……」
「大丈夫です。任せてくださいって。ご配慮、感謝します」
「まあ……そこまで仰るのなら。英雄殿の献身、まことに感激しております」
主賓への配慮をしつつ、最終的に任せてくれた貴族に青年が頭を下げる。
呆然としたままのシュオも、遅れて腰を折る。
足を前後に軽く開き、小さな指先でスカートを摘まみ、胸を軽く下に向ける。
一見淑やかな一礼は、彼女の下半身に多大な負荷をかけているだろう。
「ご……ご配慮、感謝する、のじゃ……♡」
「?? 何はともあれ。英雄殿、シュオ様をよろしくお願いします」
二人に礼を返すと、貴族は去って行った。
「……♡♡」
「よっ、勝手にどっか行ってたからビビったわマジで。いやー焦った」
青年がシュオの肩から手を外し、そっと腰を抱き寄せる。
安堵と愛する人の体温がシュオの体を温めていく。
膣の性感が、じんわりと腰の熱として、伝っていく。
「はっ……はやく……わらわを……外へ…………」
「じゃあ手、掴まって」
「♡……」
目の前に差し出された手をとり、シュオの顔がついに崩れ始める。
赤らんだ顔を伏せるシュオを、立ち位置を調整した青年の姿が匿う。
ディルドを挟んだ脚の動きはおぼつかなかったが、青年がそれを支える。
二人は歩みを合わせて、ぴっとりと寄り添いながら、賑やかな会場の扉を抜けていった。
青年は力尽きたシュオを抱き抱えると、人の居ない適当な部屋に入った。
おそらく小さな応接室だろうか。
「はぁ……はぁ……♡ た、のむ。人払いを頼めるか」
「もうしてあるよ、大丈夫」
シュオは、ぐったりと腕にもたれ掛かり、ドレスの下で胸が深く上下している。
青年が椅子や机を退かせば、床は柔らかく厚みのある敷物で覆われている。
さらにその上に、
「この上なら痛くならないからね」
「ふぅ……♡ぅ、ぁあ……。すまない……♡」
ドレス姿のシュオを仰向けに寝かせる。
衣装に合わせて美しくセットされた髪をどうしようか悩み、気にしないことにした。
彼女は力なく頭を横に転がし、手足の先までうっすらと汗をかいている。
腰から肩までの生地はうっすらと汗で透け、艶やかな紫色と白のグラデーションに、血行を良くした肌色が透けている。
スカート部分は濡れてこそいないが、手を翳せば微かな湿り気を感じる。
「はぁ……っ。はぁ……」
「もうすっかり出来上がってるみたいだな」
手折られるのを待つばかりの花のように、ピクリとも動く気力が失せている。
青年はまず、シュオを楽にしてあげることを決断した。
スカートに手を掛けると、反射的に脚が内股に閉じ、直ぐに力が抜けていく。
「んん……♡」
悩まし気に目を伏せる彼女を横目に、細い脚を掴んで、スカートをめくり上げる。
「…………ッ♡」
むき出しの下半身、貞操帯の周囲は、べったりと愛液で穢れていた。
黒光りする革はがっちりと恥部を覆い隠して、帯が食い込む皮膚の赤らみは擦過だけではない。
行為を楽にするため、ドレスのリボンをほどき、シュオの腰の裏に手を差し込んで浮かせる。
スカートを大きく捲り上げ、ワンピース状のドレスを胸元まで引き上げる。
パーティを彩った彼女の衣装は胸元でくるりと纏められ、その下から腰までは黒いキャミソールが貼り付いている。
青年は再びシュオを寝かせると、イカ腹と小さなへそを隠すキャミソールをめくった。
懐から取り出した鍵をベルトの中央に差し込み、がちゃりと音を鳴らすと、前から帯を剥いでいく。
陰部にべったりと張り付いた帯は、剥がれるたびに粘質な音が響く。
「ひぐっ♡!? ……ッ……」
陰部を晒していく。
ぬちゃり、とか、にちゃっ、といった音が鳴るたび、シュオの体がわずかに跳ねる。
だが、それ以上の反応はなく、すぐに体の緊張を解き、為されるがまま。
青年は黙って作業を続けた。
シュオの体の下から貞操帯を引き抜く。
零れた粘液が、マットに光る筋を描く。
つるりとした性器から、熟した蜜肉を掻き分け、黒々とした樹脂製品の底が生えていた。
「はぁ……ッ♡」
「おお……。絶景」
「……っ♡、ふーっ、ふーっ♡……」
「おっと。すぐ楽にしてあげるからね」
鼻息を荒くしたシュオの横顔にそっと口づけてから、素肌を晒す太ももを撫でると、ゆっくりとシュオが股を開く。
充血した陰唇を赤身に沿ってなぞれば、びくびくとシュオの腰が跳ねる。
膣圧によって僅かに体の外に飛び出したディルドの底をつつくと、巣を突かれた様に性器が蠢動する。
後頭部をマットに押し付け、髪の乱れた少女の喉から、かすれた喘ぎ声が流れている。
「まずはディルドでイってみよっか」
「あいわかっ、た」
「半日くらい? 人と話す時も一緒に過ごした相棒だから、きっとすぐ気持ちよくなれるよ」
「ッ……♡ はやく、せい」
まずはディルドの底を叩くように、もう一度奥まで押し挿れる。
ディルドの底が、膣口の奥までめりこんだ。
「……っ♡!? かはっ……♡」
腰が激しく反り、口から空気を絞り出した音が鳴る。
その反応を堪能して待っていると、ディルドは絶頂した膣肉に押し返され、ぬるりとまた頭を出した。
今度はディルドの先端をつまみ、ゆっくりと引き抜く。
「ま゛っ♡ い゛まイっでるイ゛ッグぅ──~~♡♡!!!」
膣壁からディルドに齧りつくように捲れ、シリコン質の表面でつるつると滑っていく。
シュオの絶頂とともに引き抜かれた瓜状のディルドは、中腹のやや太い部分を乗り越え、それから細長い先端を残したまま一時停止する。
間を置かず、幼壺にディルドを、時間をかけて侵入させる。
デコボコの無いつるりとしたディルドは、焦らすような緩い挿入を容易にしていた。
「おおおお゛ッ~~~──♡゛──ォ♡♡♡」
腹をくの字に折り曲げたシュオが絶叫を上げる。
勢いで振りあがる両腕は、遅れて力を取り戻して虚空を掴もうとする。
青年はシュオの肩をそっと押し倒し、縋る手を鷲掴みにした。
ぎゅうっ……と小さな手で必死に握り返し、言葉なく激しい絶頂を伝えてくる。
ディルドが奥まで辿りつくころには、シュオは両目から涙を流し、息を切らして悶えていた。
「っぁ、ああ♡ はぁ♡」
「じゃあ最後にもう一回、思いっきりイこうか。いくよ?」
「はーっ♡? うう゛っ♡、ッ♡」
返事を待つことなく青年の指先がにちゃりと膣肉に触れる。
そうして奥まで入り込んでいるディルドの端をつまんだ。
遅れて、弱弱しい握りに変わっていた手のひらが握り返される。
改めて合意を得て、青年が力を込めた。
「さん、にい、いち──」
「──ッ♡」
残像を描くほど、腕が振り抜かれる。
「──ぜろッ!」
「!?!? ♡♡?!?! ……ギ、ッは……♡♡」
素早く引き抜かれたディルドは愛液をまき散らし、シュオはぱっくりと捲れた膣肉を突き上げた。
硬直した背中と両脚で腰を浮かせ、紙を割くような音とともに潮を吹く。
恋人繋ぎにした手から、ぎちぎちと締め付ける音が鳴る。
しばらくはその姿勢で硬直し、ふっと脱力するともに、深イキをキめた少女の呼吸音が返ってきた。
「っはぁ♡ はぁ♡ はぁ♡、────はぁ♡」
「お疲れ様。スッキリした?」
「うぁ……? っはぁ……♡……すぅ……」
「あ、落ちちゃった」
意識を失ったシュオの体を抱きとめた青年は、脱力した体をぐるりと回し、正面から向き合う格好を取らせる。
両脚を掴んで開き、愛液と潮でどろどろに汚れた女性器を観察する。
半日かけた陰湿から解放された恥部は、パクパクと物欲しげに陰唇が開閉し、とめどない愛液でマットを濡らしている。
割れ目に指をあてがえば、白濁した本気汁が分泌され、指先にねっとりと絡みつく。
「すぅ……」
「全然起きねーなコレ」
安らかな寝息を唱え始めたシュオの、無防備な寝顔が血流を熱くさせる。
幼さを保った肉壺は、まるで処女の様な清らかさの内側から、熟れきった熱情を放っている。
スーツを手早く脱ぎ去った青年は、フル勃起した男根をシュオの股座にかざす。
青年の逸物にすっぽり覆い隠された性器との、色白の肌のコントラストが実に
──シュオは、三百年を生きる
不老不死の術は、九歳の肉体に施されてから、体の成長を封じている。
厳密には、変化のたびに
つまり、シュオの肉体は
例えば、飲食や排尿、汗を掻くことはできる。
術を施された時点の、九歳の少女でもできたことで、人間性らしさの残り香でしかない。
あるいは、わざと少女は腹を空かせ水を煽ってから施術に臨んだのだろうか。
今となっては、本人にも朧気なことだという。
普通と同じ速さで
(──だからどれだけ射精しようが、
ただ、どのような法則で、どの程度の巻き戻しが起きるかは、判明していないという。
肉体の老いは瞬きの間に巻き戻り続ける。
血を吹き出す大怪我がすぐ治ることもあれば、軽い擦り傷がじんわりと痛みを残すこともある。
酸素を取り込む呼吸は通常の人間と同じようでいて、首を絞められても窒息死しない。
そして、本人の
シュオの経験は、違いなく三百を刻んでいる。
──さらに不思議なことに、慣らしによる
「よいしょ」
改めて亀頭をあてがい、陰唇をこじ開けて膣口に先端をめり込ませる。
シュオの小さな膣口は、初夜の頃のように小さく萎んで青年の亀頭を拒絶していたが、徐々に拡がっていく。
青年は何度もシュオの膣に挿入してきたが、よくもこのサイズ差ですんなりと収まるなと、他人ごとのように感心していた。
「んっ……♡? すぅ……」
「睡眠も取る、疲弊も気絶もする。でも怪我はだいたいすぐ治るらしい。よくわかんね」
「んん…………」
静かに膣肉を掻き分け、正常位の体位に傾けながら、シュオの膣を押し広げる。
ずぶずぶという確かな圧迫感を受けながらも、青年の男根は最奥まで受け入れられた。
「んがっ♡……? ……んっ……♡」
「うぉ……。まあ、俺にとっては……都合がいい、お嫁さんってことだけわかればいいや……」
「ん……おお……♡ なんじゃ、重い、ぞ♡」
徐々に目を開くシュオが、青年の胸元から見上げる。
青年の体によって、真上から見た時にシュオの胴体は完全に覆われていた。
青年に圧し掛かられる圧迫と膣から感じる挿入感から状況を察したシュオは、復活した手足の筋肉で青年の背中や腰に抱き着いた。
シュオは長さの足りない足を伸ばし、なんとか腰の出っ張りに踵を掛けた。
「んっ♡……このまま、キス、できるかの?」
「お安い御用で」
「んくっ、ぅ♡」
半ばほど逸物を引き抜き、背骨を思いっきり折り曲げる。
座高も小さなシュオに合わせて首を斜めに曲げ、シュオの斜め上から口を吸い合わせる。
「はむっ♡ ちゅっ、ぢゅむっ♡」
「んん……。なんか積極的だね」
「わらわがお主を惹きつけるように、その逆も然りなのじゃよ。んっ、れろ……♡」
キスで口を下を合わせるたび、シュオの膣が亀頭を優しく虐めてくる。
シュオの熱い唾液が送り届けられ、お返しに青年が亀頭をずくりと擦り上げれば、ぶるりと全身が震える。
腰の浅いところで、緩やかな抽挿を繰り返していると、青年の腹に甘い射精感が立ち込める。
「ぷは。そろそろ、イきそう……!」
「んっ♡、んぁっ♡ わ、わらわも♡イ……く……──♡♡」
「んぐっ……!!」
口を離し、ラストスパートに向けて激しく腰を振る。
シュオの小さい体では、肉をぶつけ合う音もどこか軽く、骨に響く。
奥を突くたびにシュオの膣がぎゅうと締め付ける。
「ぐっ……!」
「ぁあぁ♡ はぁ、はぁ♡」
快楽に抗わず、膣の締め付けにあわせて精液を垂れ流す。
絶頂をむかえたシュオもまた、とろりとした目を浮かべて悦に浸っている。
「はぁ♡ すごい、はげしいの、すき♡」
「はあ~っすっごいマゾっ気。愛い奴よ、うりうり」
「んんふっ……♡」
どぷどぷと精液の残余を絞りだしながら、シュオの頬をなで、べったりと張り付いた黒髪をはらう。
甘えたように目を細めたシュオが、猫撫で声を発した。
「のう♡ 今度は、うしろから覆いかぶさってくれ♡」
「おっけい。もう元気になってきた?」
「うむ。会場ではもうダメかと思うほど疲弊したが……やはり、容易く元に戻るのう」
「ふーん。じゃ脚上げて」
「ああっ♡ つながっ、ぐりんって♡」
シュオの右脚を掴んで持ち上げ、伸ばした左脚を下に、突き刺した陰茎を軸にして体を横に倒す。
そのまま背筋に這いながら体勢を組み直し、脚を伸ばしたシュオを覆いつぶす。
ずり落ちたドレスを再び纏め、露出した肌と肌を密着させる。
「これ♡ 圧迫感で、すぐに……ッ♡!」
「ん? そういえば試したことなかったか。こう……奥の方をつぶすと?」
「アぎゅ♡!? い゛っぐ♡!! ッ、あぁ♡」
仰け反ろうとしたシュオの後頭部が青年の胸板で押さえつけられる。
そのまま顔をマットにうずめ、呼吸がくぐもる。
腰を引き抜くと潰されていたシュオの尻肉がぷりん♡と揺れ、腰との間でねっとりと糸を引く。
そのまま腰を打ち付けると、ぱん、と子気味良い音が鳴った。
立て続けに腰を引き、打ち据え、リズミカルに尻を鳴らす。
「フーっ♡! フーッ♡! フゥーッ♡!」
青年の体の下で、顔を押しつぶした荒い鼻息が響く。
シュオの両手は堅く握り拳をつくり、ぶるぶると震えている。
ずぐん、と膣全体が痙攣する。
「ふじゅっ……♡!!」
「ああ、これ亀頭が子宮に当たってるのかな?」
「ふーっ♡ ぶふぅ──〜〜♡」
「これ好き?」
シュオが顔面を擦り付け、カクカクと頷く。
腰の位置を調整しながら奥のポルチオを突いてやれば、胎の底から面白いようによがり狂う。
片腕で抱えられそうな細い腰は、ぐっしょりと汗をかいていた。
「ふぅ♡ はっ、へっ♡」
「シュオは可愛いね。パーティの時、人前でおまんこ楽しんだの、興奮してたでしょ」
「っ〜〜〜〜────♡♡♡!」
「お返事に締め付けは正解って意味? えっちでよろしい」
「んごっ♡ はお゛あぉ、っ♡」
言葉責めに反応し、小柄な体が内側に潰れる。
シュオの快楽をさらに引き出すように、腰は一定のリズムで振り続ける。
「シュオは、家で、街中で、仕事場で、人ん家でもところ構わず、セックスにのめり込む……」
「んんん゛〜〜っ♡♡」
「シュオみたいなド変態で、淫乱ボディの女の子は、ふつうお嫁さんにいけないんだよ? わかってる?」
「ぶふぅっ♡ はい゛っ♡ うん、わがっ♡、わがっでる゛ぅ♡♡」
「シュオ、俺と結婚しよう。好きだ……」
「ふごっ♡ おお゛あっ♡ ふーっ、ふっ、ふっ♡」
呼吸を急速に短くしたシュオが、快楽の逃げ場を求めて両手を突き、胸から上体を起こした。
その動きに合わせて、青年も腰を反って動くスペースを作り直す。
「……ちろり」
「?」
ふと、振り返ったシュオが流し目で青年を見上げる。
どこか舌なめずりをしたような気もする。
後背位で繋がったまま、幼腰を振り上げた。
「ああっ♡」
「う、おっ!?」
「こ、れ♡ どうじゃ♡?」
青年は言葉を発しなかった。
突然シュオが意識的に動かした腰の一撃で、容易く射精寸前まで追い込まれてしまった。
だが青年が声を堪えようと、イく寸前の顔と腰の震えから察したシュオが、容赦なく腰を振る。
ぱふ、ぱふ、と情けない音で、地獄の快楽責めに巻き込まれていく。
「ほれっ♡ おお゛っ♡ ほれっ♡」
「ああ゛っ!? それ、ヤバっ」
「ぁああああっ、あああううう♡♡♡」
「ぐぅぅぅううう!」
あまりの快楽に腰が引け、暴発寸前の男性器が抜けかけた。
どうにか堪えて、再びシュオの膣奥まで差し込み、ざわざわという筋肉の愛撫を受けて精を解き放った。
「ふぅぅ……♡ なかに、でてる、はぁ……♡」
「はぁっ、はぁっ。ちょっとヤバかった」
「ああ……♡ どくどく、しておる。……」
シュオが上体を捻り、見上げるように青年の顔を見つめる。
顔中を涙と汗で汚し、マットに押し付けられていたために小さな擦過も残っている。
だがその瞳は、果てのないような慈愛に満ちていた。
唇が開き、重い空気が放たれる。
「わらわも……好きじゃ。もうお主なしでは……生きられん。いつか、お主が去って行く日のことを考えると、気が気でない」
「……」
「じゃから……より、壊れるまで。……わらわを、狂わせたもう」
「もとより、そのつもりだ」
「あ……目が、怖いのじゃ♡ よろしく、頼む……♡」
それから、シュオはドレスを脱いだ。
靴も、ソックスも、アクセサリーも何もかも取り去った、産まれたままの姿を晒す。
御髪をほぐし、閨で見慣れた黒のロングストレートが暗がりに広がる。
ぐしゃぐしゃになった布を遠くに投げ捨て、体一つ、足二本で青年と向かい合う。
真正面から、見下ろす。
シュオの頭髪は整えられ、黒い御簾と幼い顔つきが美しい調和を保っている。
いわゆる幼女体型の起伏の少ない胴体には、小さな乳房とイカ腹の膨らみが浅く影を落としている。
骨ばって見える肩や腰つきの周りにも、うっすらと筋肉と脂肪が乗っていて、抱くと柔らかいことを青年は知っている。
腰からまっすぐ突き下ろした様な脚は、骨格を覆うつるりとした肌で、なだらかに脚線美を描く。
陰唇はつるりと無毛で、まるで男を知らぬかのように清廉。一本の筋で、ズレなく合わさっている。
だがその奥で、白濁の精と愛液が混じり合い、下肢を濡らしている。
小さな小さな桜色の乳首も、きつく尖っている。
この三百年前から保存されてきた幼い肉体は、もう青年を求めずにはいられぬことを、二人は理解している。
「……」
「……」
青年の視界が、シュオの藤色の視線とぶつかる。
どうやらあちらも、彼女のモノとなった青年の肉体を観察し終わったところのようだ。
時折、粘液で光るチンポに視線が向くのを感じていた。
とろんと蕩けた瞳から、抑えきれぬ欲情の火が洩れる。
「んん……♡ ちゅっ」
シュオが青年に飛びかかり、キス。
「んっ……ふふっ♡」
そのまま抱きしめたシュオの体を揺らすように、青年はターンを踏む。
九歳相当に軽いシュオが楽しげに体を揺らしても、青年は小揺るぎもしない。
「はむっ♡ んんっ♡! んっ、あああぁっ♡」
腕で抱きかかえたまま、無防備な膣を指先でこねる。
勃起した乳首もはじくようにつつき、愛撫する。
この頃のシュオは、乳首だけでイけるほど感度が高まっていた。
「はぁっ♡、はぁん♡ んん……んぅ」
甘い快楽でシュオの体がくねる。
くびれの薄い胴体が、ねじれ、歪み、肉の凹凸で悦楽を表現する。
青年はくねくねともがくシュオを再びマットに寝かせると、自分は立って彼女を見下ろす。
しなを描いたまま、彼女も静かにこちらを見上げていた。
青年はシュオの脚と腰を持ち上げ、下半身を逆釣りにする。
「そのまま首の後ろで踏ん張って。腕はこっちに伸ばして、そう、そしたら肘を曲げて」
「こ、こう……かの?」
「そのまま自分の腰を支えて。背中と肘で、自立してみて」
「またなんとも、恥ずかしい格好じゃのう」
手を放されても、シュオの体幹は肩倒立の姿勢で安定する。
青年のガイドに従ってシュオの両股が緩く開き、膝を曲げ、まるで
「えッろ……」
青年から見れば、シュオの性器が物欲しげにヒくつくのも、そのすぐ下の色素の薄い肛門も、胸の膨らみに隆起する乳首も丸見えだ。
シュオの小さな背丈でこのような屈曲位を取ると、股間の高さは青年の膝ほど。
青年はシュオの真上に座るかのように、膝を曲げて屈む。
彼女の股に陰茎を置き、にちにちと粘膜を擦り合わせる。
「ッ♡。こ、これは……」
「挿れるよ」
「っふぅ……♡ おおぅ♡」
青年は一呼吸入れ、ふとももの間のぷっくらと熟れた陰唇に、真上から腰を突き立てていく。
双方に柔軟性と体幹の筋力を求められる体位だが、互いに勝手知ったる肉体でスムーズに交合が進む。
「ああっ♡ これっ、深い、ところに♡ 陰茎がこすれてッ♡」
青年がスクワットのように腰を叩きつけるたび、中ぶらりのシュオの両脚がびくびくと跳ね上がる。
ふいに顔面を掠めた小さい踵を掴んで捕えると、アーチをなぞって足裏をひとなめした。
「んふぅッ♡!? ああっ、ふぁああっ♡」
汗の塩気を味わいつつ、掴んだ両脚を支えにする。
「ああぅ♡ かぁ♡ いいぐっ♡ キてる♡ わらわっ♡♡」
屈み、突き刺し、抜いて、また繰り返す。
少女の膣からあふれた体液の混合物はそのまま少女の腹や尻穴を伝い、しぶきが体中を汚していく。
腰を打ち付けるペースを時たま変えながら、シュオの気持ちイイところを、丹念に攪拌していく。
「ぐっ、くぅ♡ こ、んなっ♡ 田畑を耕すような♡」
「くぅ……! チャレンジングな体位にも慣れて、かなりヤバイ」
「いぎそう♡ これっ、あだま゛っ♡ くるうっ♡♡!?」
亀頭が上から下までを掘り起こすたび、シュオの膣内が痙攣し、甘く痺れを迸らせる。
快楽が溢れて涙としてシュオの顔を伝い、空気を求める口が小刻みに開閉する。
「はぅ♡ はっ♡ ぷぁ♡」
「おーイけイけ。ぶっ飛んじまえ……ッ!」
「うおおお゛ぁあああ~~~~~──ッ♡♡」
「ぐっ……俺も、
シュオが艶のある叫びをあげ、痙攣した膣のヒダが激しく悶える。
青年もそのまま、白濁を納め続けた肉壺に吐精した。
どくどくどく、と精液を注ぎ込む。
かくんと腰を支える肘がずれ、崩れおちたシュオの腰から男根がずるりと抜ける。
真っ赤に染まった陰唇から、何度も重ねた精液がどろりと零れた。
再び、翌日の執務室にて。
「……ん? 結局シュオがノリノリだったのでは……?」
「確かにあの激しい交合は堪らなかったのう♡…………いや、その後! そのあとじゃろ、お主がわらわを
「正直
青年が後ろ手に頭を掻く。
「あの後、シュオがまた気絶したから片付けしてたんだけど……ドレスがダメになってることに気づいて」
「そうじゃな。仕方あるまい、わらわも止めれんかった」
「悩むよりヤれってことで、とりあえずそのままシュオにチンポぶち込んだんだよね」
「お主の脳みそは海綿体なのか?」
シュオがジト目で青年を睨む。
「で、そのまま
「そ……それが本当に意味が分からん! わらわを見世物にしながら、パーティ会場に戻るとは!」
「バレない様にはしたから安心! 隠密とか認識阻害とかチートがあればだいたい何でもできる」
シュオの顔が、かあっと朱に染まる。
「そっ……それで目を覚ましたわらわの受けた衝撃がわかっておるのか!?」
「ハイ……」
シュオが苦痛を搾り出す声で、辱めについて問い詰めて行く。
「膣に突き刺さる刺激に目を覚ませば、目を焼く明るい会場──」
他人に気づかれなくなる
流石に、ソレが無ければ絶対に成り立たないような状況は、寝耳に水のシュオには耐えかねたらしい。
「ぜ、全裸で、衆人観衆の真っただ中!! しかも、体はオークがするように磔にされ身動きも取れぬ……!」
「めちゃくちゃ締まってめちゃくちゃよかった」
「くぅ……今思い返しても、か、顔から火が吹きそうじゃ」
シュオが手扇で顔を冷やす。
シュオにとっては、一つの忌々しい思い出となってしまったようだ。
「でもシュオも気持ちよかったよね?」
「……」
顔を真っ赤にしたまま、シュオの手が止まる。
悪びれないそぶりで、青年がシュオの感想を聞き出す。
「人に挨拶したり、シュオのことを聞かれるたび、ギュンギュンに締め付けてきてたし」
「……、……。──ああそうじゃ、気持ちよかったわい! わらわも頭の螺子を外したからの!」
怒りと恥じらいと幸せを等分混ぜたような、感情が爆発した。
「
「様子おかしいなと思いつつ、つい……」
「わらわも……まさか本当に気が狂う体験をするとは思わんかったわ」
シュオの怒りが静まる。
コレ幸いと、また青年がおどけ始める。
「じゃあ許してく……」
「阿呆。程度と頻度の問題じゃ」
「いでっ」
青年の額に再び結晶が突き刺さる。
その皮膚には傷一つついていない。
「お主に抱き潰されて仕事を休むハメになるわらわの言い訳は、今のお主には考えもつかんじゃろ。お主が仕事を補佐できぬのにわらわの足を引くでない」
「はい……それは本当にすみません……」
青年は素直に謝った。
なんだかんだ、欲望のままに犯し続けた自分が十ゼロで悪いとは認めているのだ。
「思考の自由までトばされたせいでわらわも覚悟がついたぞ。これ以上お主の好き放題は許さん! ……さりとて、わらわの愛しの方の我慢弱さも考慮しよう」
「は、はあ」
シュオが立ち上がり、青年の顔を指差す。
「わらわ一人では、お主の性欲に流されてしまう。そこで、すぐにでも、二人目の嫁を娶れ。そしてその娘に仕込んでもらうぞ」
「う……。シュオ様、故郷の風習として一夫一妻以外は受け入れがたいのですが」
青年が苦い声をあげる。
「ふん。この街で子を成す、という約束じゃったろう。てっきり不思議な能力や道具でわらわを孕ませるのかと思えば、ただ欲望のままに犯すばかり」
「ぐ……」
「
「ぐ……! ぐぬぬ」
「唸ってもダーメ、じゃ」
「くぅーん」
青年はしばし膝を抱えていじける。
シュオはつまらない顔をして待ち、蔑視に耐えきれない青年が勢いよく立ち上がった。
「──ヨーシ! 割り切った! そしたらテンションあがってきたぞう!!」
「うむうむ。
「なんだかんだいうても一夫多妻にハーレムだのは昭和平成令和問わずエロガキドリーム、漢の浪漫でっせ!!」
「うむ、うむ。半分ほど意味は分からんが、よいぞ」
青年の意気込みを投げやりに褒めながら、シュオが執務室の机から書類の束を取り出した。
「さて……実は、候補のうちの一人は、お主の
「!? ──合法ロリ、シュオ以外に存在したのか!?」
不老不死など、この世界の地平を見渡しても伝承も実例も一つしか見つからないだろう。
シュオが調査書を青年に渡す。
顔写真を眺めた青年が、真剣な顔つきに変わっていく。
「この街の騎士団長、メルヴィン。成人済みだが、呪詛によって
「この人。挨拶したことある……。まさかあの少女が一番偉い人だったとは」
書類に目を走らせていく。
──蛇人、女性。齢三十二。
元貴族、出奔した現在の役職はベルレギオンの騎士団長。
類稀なる身体能力と戦闘指揮能力を備え、部下や領民からの支持も厚い。
魔物からの城壁の防衛や、街内の治安維持業務を牽引している。
白黒の写真には、溌溂とした幼い顔立ちと、騎士らしい生真面目な雰囲気がうかがわせる背筋の伸びた少女が写っている。
蛇人の特徴である尖った耳と鱗に覆われた細長い尻尾が愛くるしい。
騎士鎧の輝きが白く飛んでおり、写りが悪い。盗撮だろうか。
──青年は眼前の写真と、過去に対面した時の情報をかき合わせる。
脳内で、メルヴィンの体型を再現していく。
(──全体の筋肉はがっしりついていて、シュオよりやや成長が見られる…… 肉体年齢は十一歳くらいか )
「どうじゃ?」
「抱けます」
「正直でよろしい」
ふと、青年がハッと顔を上げる。
「幾ら合法ロリでも、俺の
この世界の常識、道理として、幼女に欲情する人間は存在しない
それは、肉体だけの話でも変わらない。
本人の同意も、周囲の理解も得られるとは思えなかった。
「本人の意向については問題あるまい。
「えっ交渉担当俺!?」
「直接お主に伝えられなければ、
「そういうもんか」
シュオが目を細め、小声で囁いてくる。
合わせて青年も椅子を引き、身を乗り出した。
「それにの、奴はどうも、性行為に興味があるようなのじゃよ……!」
「……? まあ、三十二なら普通なのでは……?」
シュオの指さした文章に目を向ければ、メルヴィンの秘め事が暴露されていた。
──是々何時はどの場所でどのようにシたのか……。
規則的な自慰のルーティーンは、シュオの丹念な分析付きだ。
「違うぞ。繁殖不可能な肉体とは
「あぁー~~……。
青年が資料をめくっていく。
──リンベルク伯という貴族のお転婆令嬢だったが、二十二歳の時に魔物の呪詛で肉体が幼子のソレに変わってしまった。
彼女の場合、『老化による成長』が止まっているらしく、シュオの様な不老不死というわけではないらしい。
結婚という未来が閉ざされた後も、地道な努力によって幼い体を鍛え、今の地位を獲得したのだろう。
「ふむふむ、同じ理屈で周囲にもバレてないのか」
「お主に抱かれるまでは、正にわらわも気づかなかったことじゃがの」
『あの
メルヴィンがどれだけ隠蔽に気を遣っているのかは不明だが、現状ではだれにも自慰行為が露呈していないという。
「周辺人物や領民の反応については……正直、どうなるか未知数じゃがの。メルヴィンも元は貴族令嬢じゃし、結婚自体は遅咲きながら祝福されるじゃろうが……」
青年が文書のある基準に目を止める。
呪詛によって若返ったメルヴィンの肉体は、そこから
厳密には、メルヴィンは
「──メルヴィンさん、生理が来てるのか……」
「うむ。だから一人目として妾が推しているのじゃ」
「……──」
青年が、覚悟をもった目つきでシュオを見つめる。
シュオは、和かにそれを受け止めた。
「さすがに他にはおるまいよ? お主しか好まぬ幼女体型で、わらわの推薦付き」
「本人の性格と所業的に、ゴリ押しで性交渉も叶いそう、か……」
「ふふ。メルヴィンは真面目で、善き子じゃよ?」
横に回り込んだシュオの手が、黙りこくる青年の肩に触れる。
喉が、ごくりと鳴った。
「どうじゃ──興味は、そそられたかの?」
返事は、無く。
──青年のズボンは、期待感ではち切れそうになっていた。