※この作品はR-18です。

幼女に勃つ奴なんているわけない   作:笹にとろん

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「やった! やっと前編が完成した!」
確認したら既に平均文字数オーバーしてて笑ったので単話として昼投稿です。

あと感想評価誤字報告エトセトラ本当にありがとうございます!助かってます。


6 青年と領主と騎士の退廃した一日

 翌日。執務室。

 

 二人の前で、青年が何も持っていない手をかざす。

 

「──じゃあ実演してみるね。──はい、完成」

 

 青年の手の中に、指輪が現れた。

 音もなく、予兆もなく。

 

「おお……!」

 

 材料も工程も要しない()()に、メルヴィンが驚愕の眼差しを向ける。

 もう一人、部屋の主のシュオも、しげしげと観察していた。

 

 メルヴィンはオフの格好で、簡易な造りの普段着に身を包んでいる。

 シュオは普段通りの黒い着物だ。

 

 

 三人が今、執務室に居るのはなぜか。

 

 青年のチート特典──『だいたい何でも作れる』能力。

 今、メルヴィンにその説明をしているところだった。

 

「『秘密の共有をする』と言われた時の想像は全くの当て外れでした……。先ほどの説明通り、凄まじい魔法ですね」

「今回はサクっと移動速度上昇効果を付けてみました」

「さ、さくっと」

 

 メルヴィンが目を丸く広げる。

 

 この世界にも、物体を創造する魔法は存在する。

 その熟練の使い手(結晶生成)であるシュオが、あきれ声でぼやく。

 

「形状、材質、ほぼ無制限。魔法同然の効果を自由に付与でき、自然消滅せず、同時に複数存在できる……まったくデタラメな能力じゃの」

「じゃさっそく、メルヴィンさんコレ嵌めてみて」

「えっ!?」

 

 青年がしゃがみ、メルヴィンの左手を取る。

 

「ど、どうぞ……」

 

 頬を染め、そっと指を伸ばし──

 

「……。せっかくなら、薬指に付けてくれていいんですよ?」

 

 むくれ顔のメルヴィンに、青年が指でマルを作る。

 

「いやいや、ちゃんとした奴はちゃんとした時にね。じゃ、歩いてみて」

「むぅ……そうですね。で、この指輪のこう、かぁッ……!?」

「速いの!? 無事か、メルヴィン」

 

 ぎゅん、と影を置き去りにし、銀色の流星が部屋を横断する。

 あわや壁に激突したかに思えば、ギリギリのところで停止していた。

 

「こんなこともあろうかと自動ブレーキ機能もついてます」

「……どちらも、手に嵌めて得られる効果では無いのう」

「ぶ……物理法則を無視した挙動でした……」

 

 目を回したメルヴィンが、指輪を青年に返す。

 それを握りしめると、生成された物体は跡形もなく消滅していた。

 

「色々と謎が解けました。邪龍討伐の時も、それ以前も以後も、貴方は何処か()()でしたから。その……挙動が……」

「壁に埋まったり平面化したり?」

「!? 報告書の誤字ではなかったのか……!?」

「本当です! 本当にヘンなんですよこの人の戦い方!!」

 

 うろたえるシュオとメルヴィンに対し、青年が手を叩き、話を戻す。

 

「で、ここからが一番大事な話。この()()()……ごほん。()()でも、作れないものもある。それは……」

 

 そこで青年は躊躇うように切る。

 

「……条件は、多分()()()()()()()()()

「倫理……のう」

 

 神妙な青年の言葉に、二人が思案する。

 

「貴方の倫理観。ひどく個人的かつ、あいまいな指標ですね」

「たとえば……()()()()()()()()、などかの?」

 

 目を細めたシュオの言葉に、メルヴィンが息を飲む。

 青年はばつが悪そうに、肯首した。

 

「うん……行き過ぎたチートアイテムを作ろうとしても、上手くいかないんだよね……」

 

 うんうんと悩む青年が、ふと、何かを思い出す。

 

「あっ。でも前に一度だけ、『作れないだろう』と思ってたものを作ってしまったことがある、ような……?」

「ほう。その例外から、おぬしの魔法の分析が進むかもな」

「それは一体?」

「ええ、と……?」

 

 青年が首をかしげる。

 

(確かに作った、はずだ。倫理的にアウトだと感じたモノを、一度だけ。消したり、壊したりもしていないからまだアイテムボックス(所持上限撤廃特典)の中に持ってる。だけど……()()()()()()……?)

 

 青年は()()()()()()()に対する思索を打ち切る。

 

「どうしたのじゃ?」

「……いや、ごめん。多分、作った後に自然消滅した……かも。いいところまで行って……それで、勘違いした……」

「む、そうだったのか」

「ふーん? 兎に角、貴方の伝えたいことはわかりました。この秘密、口外しないと誓いましょう」

「ありがとう、そうしてくれると助かるよ」

 

 これまでは自由気ままな旅を続けるために自らの能力(チート)を隠していたが、今後はシュオ達の夫としてこの街に馴染む必要がある。

 強力な魔法はその詳細を秘匿されることが多いが、青年の特典(チート)は最もそれに値すると言えるだろう。

 

「ではこの俺の秘密を知ったアナタ達は一連托生。一生一緒に居ようね……」

「言い方が重苦しいぞ」

「まあ、離す気もありませんけどね?」

 

 微笑むメルヴィンが銀髪を揺らす。

 

 ──昨晩の言葉を覚えていてくれたのか、彼女は髪を解いていた。

 広がる銀線が反射して、まるで彼女から光が振りまかれるよう。

 

 周囲を満たす合法ロリの愛い香りが、青年の琴線に触れる。

 

「ありがとうメルヴィンさん……。じゃあ、えっちしよう」

「うぇっ!?」

 

 有無を言わさず、青年はメルヴィンの肩を掴む。

 体を引き寄せ、正面から向かい合う。

 

 服の上から、力強く揉むように触れる。

 今日の彼女は全裸でも鎧でもなく、ラフな長袖シャツにズボンという手堅い格好をしていた。

 分厚い生地の上から、ぐにぐにと小さな乳が形を歪める。

 

「あっ♡ その、い、いきなり……♡?」

「やわらけ……」

「あ、あはは……♡」

 

 大して嫌がるそぶりを見せず、卑屈な笑みを浮かべるメルヴィンは、彼の脚に尾を絡める。

 二人の体が、ぐっと密着する。

 

「……」

 

 突如始まった二人の乳繰り合いを前に、シュオは何も言わず、ただ青年に目配せをした。

 

「シュオもこっち来て」

「……♡」

 

 すぐに青年に呼ばれ、軽やかに近寄る。

 猫のように身を寄せたシュオの、柔らかい生地の上から腰、そして腹を撫でる。

 いつもの黒い着物が、しなを作る。

 

「んっ♡ ちょ、何で私だけ乱暴な揉み方……ッ♡?」

「ふっ……んぅ……♡ お主の手つきはいつでも厭らしいの」

「えー?」

 

 青年は気分のままに揉んでいるだけなのだが、そう言われると味変をしたくなった。

 

「じゃあ逆いってみよっか」

「ん……♡」

「よぉお゛っ♡!? きゅ、はげしっ♡」

「……その……ちょっと、もどかしい……」

 

 メルヴィンの肩から首筋、背中を摩る。

 リラックスする彼女を背景に、乳首を捻りあげられたシュオが甲高く鳴く。

 

 二人のロリ声で、青年の脳に熱気が立ち込める。

 

「──よし」

 

 ──三人の気分を良くするための、天啓が舞い降りた。

 

「んがっ」

 

 まずは乳首で善がるシュオの口に指を引っかけて塞ぐ。

 

 直接的な部位に触れずとも弱い刺激に身を捩るメルヴィンの、首筋に顔を埋める。

 

「んふっ♡ な、なんでしょうか……?」

 

 擽ったそうに首を反らした彼女の耳元で囁く。

 

「メルヴィンさん、シュオが気に入ってる()()があるんだ。俺も楽しいし、是非君にも試して欲しいなって……」

「ん……その、()()()ですか?」

 

 二人がまっすぐ見つめあう。

 

「かなり?」

「ごく……。やりましょう」

 

 性への好奇心が旺盛なメルヴィンらしく、軽々しく提案に乗る。

 その瞳は性欲に煽られ、赤く輝いていた。

 

「色々メルヴィンさんには仕込みたいコトもあるから、この機会に、ね?」

「へっ♡? あぅ、あの……。お手柔らかに……♡」

 

 


 

 

「──脱ぎ終わったね。シュオもメルヴィンさんも、綺麗だよ」

「ふ……♡」

「ありがとうごさいます。……そういえば昨日はお互い散々でしたし、シュオ様の裸をちゃんと見るのはこれが初めてですね」

 

 二人は服を脱ぎ、青年の前に並ぶ。

 青年の方は衣服を着たまま、二人の裸体を見比べていた。

 

 シュオの極上まっさらな、九歳つるぺた。

 彼女の薄い肉は、軽やかで、柔らかい。

 

 メルヴィンは十一歳の骨格に、鍛え上げられた筋肉が付いている。

 がっしりとした体格、薄く脂身の乗った肌に固い傷跡、そしてぷっくらと存在を主張する、乳首とクリトリス。

 

 どちらも子供で、どちらも小さく、どちらも美しい。

 

 ──青年の熱視線が、二人の肢体を交互に舐め回す。

 

「……お主は気を緩めすぎなのではないかの? わらわが騎士の駐屯所を監査しとる時、半裸のお主をよく見たぞ?」

「普通、気にしませんって。正直、英雄さんみたいな例外(ロリコン)を知った今でも、彼の前以外ではあまり気にする必要はないかと」

 

 シュオは既に顔を赤くし、さりげなく体を斜めに逸らし、青年の視線を減らそうとしている。

 一方メルヴィンはごく自然体で、リラックスした様子で裸体を晒していた。

 

「──うん、やっぱりコレからやるのはメルヴィンさんにピッタリだ。早めにやれてよかった」

「? とりあえず言われた通り脱ぎましたが、何を……?」

「! おぬしまさか……」

 

 青年の手が、黒い首輪を握る。

 

 勘づいたシュオが狼狽えるのを無視して、まずは彼女の首に手をかける。

 決して絞めたりはしないように、丁寧に金具を固定する。

 

「っ……♡」

 

 青年のごつごつとした手になされるがまま、シュオのほっそりとした首に枷が嵌められる。

 柔らかく、太い革のベルトは裏地に綿が詰められており、きめ細やかな肌に優しくフィットしていた。

 

「メルヴィンさんも」

「分かりました」

 

 こちらも抵抗感なく、黒い首輪を受け入れる。

 

 二人の首輪がしっかりと固定されたことを確認すると、二本のリードを取り出した。

 かちりとそれぞれの首輪の金具に取り付ける。

 青年の手に握られた輪の先に、二人の少女が繋がれた。

 

 取り付け具合を確認するように、青年が軽く手を引く。

 メルヴィンのリードが緩く張り、シュオの脚はたたらを踏む。

 

「これ、ちゃんと人用なんですね。最初は犬っぽいって思ったんですが、意外と着け心地は悪くないです」

「ッ……♡」

「うん、シュオは早速趣旨を理解してくれて嬉しいよ」

「シュオ様?」

 

 黒髪を揺らし、脚を閉じる。

 縮こまるように、彼女の腕が股間を隠していた。

 

 その手の裏から、一滴の蜜が太ももを伝う。

 

「首輪とリードだけで、想像して興奮しちゃったんだ。シュオは変態さんでかわいい、そういうところ大好き」

「う……いじ、わる♡」

「……?」

 

 じっと見つめられ、シュオの股から二滴目が零れる。

 

 シュオが顔を真っ赤に染めていると、メルヴィンが顔を傾げる。

 彼女は困惑しつつも平然としていた。

 

「えっ……と。すみません、()()()()()()()()()()()? 私にはちょっと分からなくて……」

 

 メルヴィンの言葉に、青年がにっこりと笑う。

 

「それを知ってもらうために、だよ。じゃあついてきて」

「ついてきて、って……」

「もちろん」

 

 無造作に、青年は執務室の扉を開け放つ。

 吹き込んだ冷たい空気が、二人の肌を撫でる。

 

「へっ、え?」

「う……♡ また、か♡」

 

 ──三人はオフの日だが、今日は休日ではない。

 領主館にも、普段通り真面目に仕事をしている職員や行政官が詰めかけている。

 

 今すぐにでも、この部屋の前を誰かが通りすがっても、おかしくない。

 

「あ、あの? なんで扉……」

「……腹を括るのじゃ、メルヴィン」

「これから二人には──露出狂に、なってもらいます」

 

 顔を白くしたシュオとメルヴィンに、青年が()()()()とほほ笑んだ。

 

「こやつはこういう時、止まらんぞ」

「ひえ……」

 

 


 

 

 領主館の石床が、コツコツとブーツの足音を鳴らす。

 その後ろで、ひたひた、裸足で領主館の石床を歩く音が二つ、響く。

 

「…………」

「…………! ……────……」

 

 シュオもメルヴィンも、顔を青ざめさせ、口を開こうとしない。

 青年のリードに引かれ、シュオとメルヴィンは領主館の廊下を歩いていた。

 

 二人は首輪の他に一切の服飾を許されず、自らの脚で公然の場を進まされていた。

 

 小声で、メルヴィンがぼやく。

 

「まさかこういうのだとは……思っても……」

《声や音は()()()()()よ》

「ッ……! ……」

 

 即座に、青年の声が音もなく響く。

 青年の造りだした、念話の力持つ道具(チート)だ。

 

《気を付けよう》

「……、……」

 

 メルヴィンを咎めるように、彼女を繋ぐ右手のリードを引き寄せる。

 かちゃ、とわずかな音を鳴らし、彼女がよろける。

 

 青年は歩むペースを変えず、まっすぐ道を進み続ける。

 シュオもメルヴィンも、それきり大人しく青年に付いていく。

 

 

「──おや、英雄殿。こんにちは」

「どうも、こんにちはシュターさん」

「…………!!」

 

 そしてついに、二人が恐れていた事態と遭遇する。

 三人が階段を下りると、一人の男性職員と鉢合わせた。

 

《二人とも気を付けてね。声出したら普通にバレちゃうから》

「……」

 

 チートによって青年は口を動かすこともなく、二人にのみ警告を発する。

 職員も、目の前の少女二人の痴態や、青年が持っているリードには気づかない。

 こちらもチートによってその姿形が隠匿されているためだ。

 

「────、────」

「──。────────」

 

 青年は職員と適当な挨拶を交わしながら、シュオのリードを引き寄せる。

 彼女の小さな体を、人質の様に前に抱える。

 

「──~~……!!」

「ッ……────」

 

 部下の前に引きずり出されたシュオは顔を真っ赤に染め、目を大きく見開く。

 背後から、掠れた空気がわずかに鳴った、気がした。

 

 そのまま抱き寄せたシュオの体を上から下へとなぞる。

 わざと乳首を避けるように、なだらかな胸の正中線を伝い、柔らかな臍に指先をうずめる。

 

「……♡…………」

 

 青年の不審な手の動きすらもチートは隠匿し、職員には何の違和感も伝えない。

 だが、もしシュオが喘ぎ声一つでも上げようものなら、不審を与えかねないだろう。

 

 音を立てないように必死に棒立ちするシュオの、腹から先、陰唇の濡れ目に指を這わせる。

 

「……♡、♡……♡」

 

 濡れ音を鳴らさず、ゆっくり、浅く、きつく閉じた割れ目をなぞり終え、青年の指が離れる。

 

「……♡」

 

 びくびくと震えるシュオが崩れ落ちない様に、片手でそっと抱き寄せる。

 

 やがて青年は会話を切り上げると、職員も自らの職場へと足を向けた。

 去り際に、職員がわずかに振り返ったが……それ以上の詮索は、無かった。

 

《危なかった。でもよく我慢したね、えらいえらい》

「……」

 

 シュオは青年の腕の中で、頷くことも、喋ることもなく、粛々と息を整えると、立ち直った。

 

 青年が振り返る。

 

「……ッ! ……はぁっ、ッ……」

 

 上せた体を真っ赤に染め、口に手を当てるも、荒げた息を抑えきれないメルヴィンがいた。

 その目には恐怖と、強い混乱、そして発情の色が浮かんでいる。

 

《メルヴィンさんには、まだ難しそうだね》

「……ッ! ……」

 

 彼女には、反論も、意見することも出来なかった。

 彼女の中には、どうしてここまで丸め込まれてしまったのかという、後悔と……

 

「……っ♡」

 

 自分なら、()()()()()()()()()()()()()、という期待が宿っていた。

 

 

 また青年は無言で歩き出し、二人の幼女の裸体を晒し(隠し)ながら歩を進める。

 

 階を下り、人が徐々に増えていく。

 遂に三人は、最も人気の多い正面玄関ホールに辿りついた。

 

「……!」

「……、……」

 

 青年は挨拶をしながら、何のためらいもなく人ごみの中を抜けていく。

 シュオとメルヴィンは、リードが引っかからないよう、青年に張り付いて歩く。

 

 どうか、誰にも気づかれませんように。

 どうか、私たちの吐息が漏れませんように。

 

 二人は羞恥に悶えながら、必死に脚を動かしていた。

 ──だから、直前まで気づかない。

 

 青年の手が、ぎい、と扉を開けた。

 

「それじゃあ失礼して、いってきまーす!」

「ぇ────」

「……」

 

 メルヴィンのわずかな悲鳴は、大声の残響に紛れた。

 シュオが青年の服を握りしめ、体を震えさせる。

 

 ──三人は、領主館の大扉を抜け。

 

 街中に、繰り出した。

 

 


 

 

 曇り空の疎らな晴れ間が、景色を柔らかく照らす。

 そよ風が吹き、街中からさまざまな香りを運んでくる。

 木材、鉄鋼、土壌、調味料、そして人々……。

 今日も街は、健全な営みを送っている。

 

 

 ──その営みに混じらない者が、三人。

 

 青年の手が、メルヴィンの尻を撫でる。

 

「んひっ……! ……っ♡」

 

 むっちりとした生尻の割れ目に指を突っ込み、濡れそぼった割れ目をくちくちと掻き立てる。

 彼女は快感に耐え、両腕で自らを抱きしめる。

 ちゃりちゃりと首輪の金具が揺れ、時折潮を吹いて『ぷしっ』っという音が響く。

 

《こらこら、メルヴィンさん声。ちゃんと()()()のシュオを見習って》

「っ……!? ……♡♡、……!」

 

 振り返った彼女が蕩け顔に怒りを滲ませ、無言で何かを訴える。

 恐らく『音が鳴るのは貴方のせい』などと言いたいのだろう。

 瞳の中に、焦りが見える。

 

 なぜならここは、領主館から少し離れた、()()()()()()()()

 昼の時間帯は、大勢の人々が利用している。

 

 メルヴィンは、道端に愛液の雫を垂らし、衆人の中を歩かされていた。

 

 ふり、ふり。緊張と興奮で、幼尻の大殿筋が震える。

 彼女の背丈を考慮しても、歩幅はあまりに小さく、遅々とした進み。

 

 青年とメルヴィンの側を、数人の通行客がすれ違う。

 軒先を連ねる商人と客が掛け合い、通り過ぎる。

 

 彼らはいずれも、青年に気づいても、にこやかに挨拶をするのみ。

 傍らで悶絶するメルヴィンにも、わずかに鳴る水音にも気づかない。

 

《金具とか水音とか、このくらいの群衆の中なら十分紛れるよ。でも近くにいる人だと、イキ声は聴かれちゃうかもね》

「……っ♡ ぅはぁ♡、…………」

《ちなみに俺の手の動きとか体液とかはバレない(隠匿チート)から、自分の心配だけしてていいよ》

「ふ……、ふぅ…………」

 

 メルヴィンは顔を真っ赤に染め、ふらふらと脚を動かす。

 短く握られたリードで青年に体を引き寄せられるだけでもバランスが崩れる上に、先ほどからずっと背後から膣を刺激されている。

 

「う……♡ く……♡」

《ほらほら、急いで急いで》

「んきゅぅ~──……ッ♡」

 

 そして時たま、肛門に襲い掛かる滑りを宿した先端が、彼女の気力を削いでいた。

 

 悲鳴を上げる口と喉をとっさに塞ぎ、メルヴィンが周囲を見渡す。

 がくがくと足腰が震え、体中から汗を吹きだし、姿勢が崩れる。

 素足が、じゃりと土を擦る。

 

 青年が、首輪を上に引いて彼女を無理やり立たせた。

 

《座ったらダーメ》

「きゅっ……!? ……♡、……!!」

 

 彼女が上昇した勢いで、肛門からぬぽんと指先が抜ける。

 

 一瞬の窒息の後、メルヴィンの両脚が地を踏む。

 彼女は両腕で必死に青年の腰にしがみつき、涙目で無言の抗議を発したのち、再び歩き出した。

 

 

《メルヴィンさんは我慢下手だねえ。ほら、シュオはもうあんなに進んでるよ》

「…………」

 

 二人の視線が群衆を抜け、十メートルほど先の小さな影を見る。

 

 

 ──全裸の幼女が、もう一人。

 ずりずりと首に繋がるリードを引きずって、通行人の間を縫って進んでいる。

 

「……っ♡ ……っ、♡!? ……っぁ……──♡」

 

 長い黒髪を揺らし、汗を垂らしながら、小さな体をがくがくと揺らす。

 未発達な()()の女性器からは、太く、長いディルドが飛び出している。

 

 仮にこの姿を見ても、この街を納める偉大な不死者シュオであると、誰が気づけるであろうか。

 

「……っ、…………♡♡」

 

 傷一つない玉のような小尻が、ぷるぷると震えていた。

 

 公衆の場で繰り広げられるシュオの痴態は、しかし青年とメルヴィンの二人にしか見えていなかった。

 

《シュオはもう慣れてるからね。見ててあげれば、一人でも()()()()できるから》

「……っ♡……、う…………」

 

 メルヴィンはシュオの有様に興奮したのか、身をかがめて足を止めてしまう。

 

《あ、メルヴィンさんも挑戦してみる?》

「ぃ!?!? ……っ、……!」

 

 メルヴィンは必死に否定し、首を激しく横に振る。

 

 危うく通行人に髪がぶつかりかけたので、青年がぐいと首輪を引いて引き寄せた。

 青年の腕の中で、銀髪がうずまる。

 

《はは、やっぱりまだメルヴィンさんはダメみたいだね。じゃ、また一緒に行こうか》

「……♡♡ ──ぃ…………」

 

 二人が歩を進めていると、先頭のシュオが脚を停めた。

 やがてカクカクと頭を揺らし始める。 

 

「ぃ……♡ ……っ、……、……──~~♡♡!!」

《あ、イった》

「……っ♡」

「……っは、……っハ♡ ……ぁ……♡」

 

 股を大きく開き、激しい絶頂に仰け反りながらも、漏れ出る声を小さく抑えている。

 シュオは()()()頑なにディルドを引き抜こうとせず、むしろ押し付け続けているが、それでも必死に耐えていた。

 

《シュオ、そろそろ戻っておいで。三十分チャレンジクリアおめでとう》

「……っ、……────」

《一人で頑張ったね。いろいろ()()()()()()もあったと思うけど、ちゃんと気持ちよくなってくれるって信じてたよ》

「……っ♡」

 

 周囲の喧騒があっても、念話チートなら遠くまで声が届く。

 震える脚で、シュオの体が振り返る。

 

 涙を浮かべた顔は羞恥に歪み、絶頂を堪えるために歯を食いしばっている。

 ぼやけた眼で青年の姿を認めると、微かにほほえんだ。

 

 小さな乳首を精いっぱい尖らせ、両手で押し込まれたディルドで陰唇は隆起し、肩に張り付いた黒髪が曇光で煌く。

 シュオの淫靡な様は、辺りの日常から切り取られた絵のようだった。

 

《それじゃシュオ、最後にその場から動かず、()()()()()()()

「!?」

「──────!?!?」

 

 そのあまりの命令にメルヴィンが驚愕し、青年に振り向く。

 シュオも、目を見開き藤色のなまざしに絶望を乗せる。

 

「────、……────」

《遠いし何言ってんのかわかんないけど大丈夫、最近乳首だけでもイけるようになってきたし》

「……ッ、~~~~ー! ……♡」

 

 やがて諦めたシュオが、股を閉じ、そっと手をディルドから離す。

 ふとももに挟まれたディルドは、うねうねと不自然に動いていた。

 

 そして小さな乳頭に両手を合わせ、そっと人差し指と中指を立てる。

 

 両脚をピンと伸ばすと、その場から一切動けなくなる。

 通りの中でも人通りが少ない場所を選んだようだが、もし見立てを誤り通行人がぶつかってきてしまえば、チートでも発覚を防げないだろう。

 

 シュオの喉が、ごくりと上下した。

 

「……っ」

 

 青年の隣でハラハラとしているメルヴィンの尻を揉みながら、彼女の自慰を観戦する。

 

 

「……くっ……♡」

 

 まずは掠めるように、素早く両の指先が乳首を刺激する。

 胸の性感を高めるための、シュオのルーティーン。

 

 早くも、彼女の腰が引き始める。

 

「ッ♡……っ、ぅふ……♡」

 

 順調に、胸に性の喜びが咲き始める。

 

 だが、そうなると脚の拘束がもつれ、膣に収まっていたものが自重でずり落ち始める。

 

「っ♡ ……、…………────っは♡」

 

 独りでに動くそれは、彼女の肉壺をかき混ぜる電動ディルドだ。

 ゆったりとした動きで、幼穴をほぐし立てている。

 

 シュオはディルドが抜け落ちきることを恐れているように目線を下げ、逡巡する。

 

「……く、……ぉ、っ♡ ……♡♡」

 

 一瞬手を止め、迷った末に乳首愛撫を続行した。

 ぴん♡ぴん♡と指先で弾き、背の低い乳房に浅い波が起きる。

 

 まだ不慣れな乳首絶頂に至るには、電動ディルドの()()()()()()は無視してで両手で息をそろえた方が、必要な時間も減るという判断だろう。

 

 シュオの眉間と瞼に寄った皺が、懸命に絶頂へ向かおうとしていることを表している。

 

「……ぅ!? ……っ♡ ……っ♡」

 

 だが彼女が乳首で感じれば感じるほど、腰から力が抜け、膣は潤滑を増し、ディルドは抜け落ちていく。

 

 それでも彼女は目をきつく閉じ、激しい手つきで乳首を潰し、捏ねていく。

 もう絶頂が近いのだろう。

 

 今ディルドに対処するより、落下してしまう前に絶頂する。

 そのことだけに集中し、指を激しく弾き、震える息を押し込んで。

 

 最後に、小さな乳首をつまんで捻り上げた。

 

「──~~~~ッ♡♡」

 

 ぎり、と歯を食いしばり、膝をピーンと伸ばす。

 シュオの胴体の筋肉が痺れたように痙攣し、全身に紫電が突き抜ける。

 

 

 その一撃が、仇となった。

 

「っは♡、ん……♡ ────ッ!? ぁ────」

 

 ずるり、と。

 

《あ、ディルドが──》

「!」

 

 ──突如、周囲に鳴り響く、()()

 

 ぶぶぶぶぶぶ、ぶぶぶぶ──────!

 抜け落ちたディルドの先端は、愛液を振り飛ばすほどの激しすぎる()()を放っていた。

 

「──────~~~~!!!!」

 

 血の気が引く。

 反射的にディルドを空中でつかみ取るも、彼女には振動を制御できない。

 

 これは青年にお願いされて挿入し、()()()()を始めた後から()()で稼働した。

 持ち手には、ボタンやスイッチの類は存在しない。

 ナイフで切り付けても壊せないなどの特殊効果も付与した、特注品(チートアイテム)だ。

 

 ゆったりとした竿の屈曲と、複雑な反りと凹凸を有する先端部の強烈バイブレーションが、ここまでの彼女の歩みを彩っていたのだ。

 

 焦った彼女は、再びディルドを膣に挿入しなおす。

 勢いをつけて、柔らかく熟れた最奥まで飲み込んだ。

 

 どちゅんと、柔肉が掻き分けられる。

 

「っ♡♡!? ~~~~♡♡ ッ、は♡……ぎ……!!」

 

 そんな乱暴な刺激で、乳首絶頂直後の開発済みロリが無事で済むはずはない。

 

 顔を真っ赤に茹でて、背筋をびりびりと跳ねさせる。

 ぶわりと、髪を波立たせ、その場で膝をついてしまった。

 

 ともかく、シュオの膣肉に包まれ、振動音は響かなくなる。

 

「……ぁ、……、…………」

 

 

 だが彼女の危機は、ここからだ。

 

「なんだ、今の──」

 

 突如鳴り響いた音の正体を探ろうと、道行く人々の視線が音源を──シュオを貫く。

 もちろん、彼らにシュオの姿は見えない。

 

 見えないが、目、目、目。

 数々の好奇が向かう先は、確かに彼女なのだ。

 

「……っ、ぅ……ひぁ……」

「おめえが屁えこいたんでねえの」

「ちげエわ!」

 

 シュオがガタガタと震える。

 混乱と恐怖交じりの吐息は、幸いなことに活発になった周囲の喧騒に紛れている。

 

 だが彼らの無造作な足並みは、徐々に包囲網を狭め、じわじわとシュオを追い込んでいる。

 

 彼女が、青年を見つめる。

 完全に泣き出した顔で、脚に埋めたディルドを抑え込み、その場から動けない彼女は、無言で助けを求めていた。

 

「──……!!!」

《うーん、どうしよっかな》

 

 その様子を離れて見ていたメルヴィンが、必死に青年の裾を引いて、喧騒の方を指さす。

 善意に溢れる彼女のことであるから、青年による解決を求めているのだろう。

 

《じゃ、ちょっと助けにいってくる》

 

 メルヴィンの顔に安堵が浮かぶ。

 

 ズボンに手を入れた青年の雰囲気が薄れる。彼女たちに使ったものと同様、あるいはより上位の隠密(チート)だろう。

 

《その間、がんばっててね》

「? ──、…………」

 

 青年がリードを、近くの街路樹の幹にしっかりと結ぶ。

 そのまま飛び上がり、喧騒の中に飛び込んだ。

 

 全裸のメルヴィンを置いて。

 

「はっ!? ……!!」

 

 今度は彼女の顔から血の気が引く。

 口を押え、太い幹に背を預ける。

 

 非常に、()()()

 

 視られはしなくとも、この通りに生える人背より高い樹は一本しかない。

 この場所は大通りの合流地点である。

 高樹を待ち合わせの目印に、()()()()()()()()()()

 

「……っ。……ぁ」

「おまたせ────」

「────やっときた──」

「──まだかな──」

「……ぅ、っくは……。……、……」

 

 メルヴィンが一人にされて一分か、二分か、はたまた何時間か。

 多くの人々が、彼女の側を通り過ぎ、彼女を通して樹を見つめ、彼女めがけて樹の下に入り込む。

 

「っ、くひ────……」

 

 彼女には、性具も、なんらかの自慰命令も、薬品も魔法もかかっていない。

 ただ、裸でそこに繋がれているだけ。

 頼りになる人も、いざというときの保険もない、スリル感。

 

「……ぅ、……ぁ……♡」

 

 それだけの、ただの羞恥で、メルヴィンは頭がどうにかなりそうだった。

 

 

 彼の言葉は正しかった。

 これはまだ、彼女には()()である。

 

「……っ、っは、っは、っひ……」

 

 呼吸が制御できなくなる。

 

 まだバレていないだろうか。

 吐息は、たまたま吹いた風だと思われるだろうか。

 

 恐怖が疑心を掻き立て、視線にさらされると羞恥が際限なく膨らみ、焦燥が絡みつく。

 

 

 ──ようやく、青年が戻ってきた。

 

《おまたせ。シュオは適当な物陰に置いてきた、けど……》

「……っ、……っ、…………」

 

 メルヴィンも、先ほどのシュオと同じくらいには、顔を崩していた。

 初めての羞恥プレイに、限界を容易く突破していたらしい。

 

《メルヴィンさんも、助けが必要かな?》

「……♡」

 

 こくんと、彼女が頷く。

 

 

 飛び上がる風がふわりと舞う。

 土埃とともに、漂っていた二人ぶんの性臭を吹き飛ばした。

 

 


 

 

 発展した都市にも、どこかに光の当たらない路地は存在する。

 暗がりに紛れるように、シュオが廃材の上に腰掛けていた。

 

 そこに、音もなく、メルヴィンを抱えた青年が着地する。

 シュオは顔を上げると、青年に向けて手を振った。

 

「……」

「──ん、もう喋って良いよ。この近くにはしばらく誰も来ないし、この中の出来事は誰にも気づかれない」

「……そうか」

 

 ため息交じりに、シュオが声を発する。

 抱き抱えられたメルヴィンが、もぞもぞと抜け出した。

 

「っはぁ、はぁ……。ああ、しんどかったです……」

「……なんじゃ、お主も……ぐったりしておるのう……?」

「私、シュオ様への尊敬をこんなことで強めることになるとは……」

「???」

 

 青年の腕から降ろされたメルヴィンが、よろめきながらシュオの隣に座る。

 二人とも全裸で、激しい運動をこなした後のように汗に濡れていた。

 互いに息を切らせ、ぜぇはぁと喘いでいた。

 

「ところで、わらわの『ちゃれんじ報酬』は、最後の粗相でケチをつけられてしまうのかのう?」

「いや、あれはクリア後のオマケ。良いもの見れたし、事故だし、お望みどおり『後でなんでも言うことを聞く』よ」

「くく。何でも、と言うたの?」

 

 シュオが悪どい笑みを浮かべる。

 

「英雄さん大丈夫ですか? こういう時のシュオ様、怖いですよ」

「……知ってる」

「ああ…………」

 

 どこか遠い目を浮かべる青年。

 彼もシュオの側にいて、彼女の恐ろしさを知る機会があったのだろう。

 メルヴィンの心に、彼への親近感が増した。

 

「ふーむ、わらわが何やらダシに使われた気もするが……」

「さて、メルヴィンさん。まだ君は裸で彷徨いただけで、そんなにトばしてないよね」

「へっ!? ええええいえいえ!? とても恥ずかしかったですし、あなたに触られて何回か絶頂しましたから!」

「でもシュオほどじゃなく無い?」

 

 青年の指摘にメルヴィンは狼狽え、反論も比較対象によって封じられる。

 彼がメルヴィンを見る目には、まだまだ粘ついた感情がこびりついている。

 メルヴィンの心に、不安が湧き立つ。

 

「ほら立って。まずはチートが効いてる範囲ギリギリまで歩いてみよっか」

「ちょ、まっ!?」

 

 青年は座り込むメルヴィンの手を取ると、そのまま引っ張って立たせ、そのまま明るい方へと引きずっていく。

 

 

 銀髪が振り乱れ、路地裏に抵抗の軌跡を描く。

 メルヴィンが脚を踏ん張っても止まることはなく、すぐそばを通行人が通り過ぎる路地の付け根まで連れ出された。

 

「う……♡」

「メルヴィン……可愛いよ」

「んいっ♡!? ま、まって……!?」

 

 青年はくるりと体を回し、メルヴィンの体を正面から見下ろす。

 裸に剥かれた騎士団長は、凛々しさを失って少女の様に震えている。

 

 不安げな目は先ほどから、チラチラと横を見ている。

 路地の横から差し込む光が気になるようだ。

 

 大通りほどではないが、路地から出れば人賑わいがある。

 先ほども恰幅の良い女性が、今も老夫婦が通りすがった。

 

 人の気配を一方的に感じる路地の中で、青年が怒張した男性器を取り出した。

 

「ほんとに、こっここでスるんですか……!?」

「もちろん。可愛くてエロいメルヴィンを見てたら、どうしても」

「う……♡」

 

 羞恥と興奮の狭間で悩むメルヴィンに、シュオが近づく。

 彼女は平然とした表情で──それでも自ら光り差すところに向かうたび、期待に揺れながら──裸体を二人に寄せる。

 彼女は外を一瞥したきり、にっこりと微笑んだ。

 

「どれ、わらわも手伝ってやろう」

「シュ、シュオ様??」

「お、マジで? やったぜ」

 

 シュオが二人の横に立ち、メルヴィンの肩に指を置く。 

 赤く染まった頬をみるに、やはり彼女もそれなりに緊張、ないし興奮しているのだろう。

 

 僅かに震える手つきで、メルヴィンの陰裂に指を沿わせる。

 

 白く細い指が、くぱっ♡、と大陰唇を割り開く。

 赤く、彫りの細かい肉ヒダが姿を見せた。

 

「ぅ……♡ シュオ様ぁ……♡」

「3Pは後々しっぽりやろうと思ってたけど、こういうのもアリ」

 

 メルヴィンは早くも泣き出しそうな声で、二人の顔を行き来する。

 どちらに助けを求めればいいのか、どちらに辞めるように言えばいいのか。

 

 もちろん正解はない。

 腰を落とした青年はメルヴィンの腰に手を置き、陰茎を両脚の間に突き入れる。

 柔らかな肉の感触と、時たま根本に触れてくれるシュオの指先を堪能する。

 

「あ、あの……今からでも、どこか、部屋に……入りませんか……?」

 

 懇願するメルヴィンを置いて、青年の大きな手がぐにぐにと彼女の乳首を捏ねる。

 シュオはメルヴィンの性器が自分のソレとは形も触り心地も違うことに気づき、内外の陰唇を突いたり、閉じたり開いたりしている。

 

 消え入りそうな声で、再びメルヴィンが青年に縋りつく。

 

「あの、やっぱり。恥ずかしい……です……ので……」

「どうして恥ずかしいの?」

「どうしてって、……っ♡」

 

 体を弄られながら、顔を伏せる。

 すぐに口を開いて、彼女は素直に自分の気持ちを打ち明けた。

 

「──はっ、はだかっ……見られるの、すごく、すごく恥ずかしいです……!」

「前は、自分(幼女)の裸なんて見られても大丈夫って言ってたけど?」

「ごめ、なさ……わ、わたし、こんな、すごく、昂って……♡」

 

 シュオが淫核の先端に指を掛けると、彼女の腰が砕ける。

 青年は亀頭を突き立て、肉を掻き分けて膣に挿入する。

 

「んぃあっ♡ やぁ、なん♡ 入って、くる♡」

「く、やっぱメルヴィンのは肉が噛みついてくるみたいだ……」

「おお、膣口全体がびくびくとしておるぞ。わらわの時もこうなっておるのか?」

「ん、んん……。どうだろ、メルヴィンは筋肉質だからなあ」

 

 二人が呑気にメルヴィンの肉体の品定めをしている間も、すぐ隣を背の高い女性がよぎる。

 メルヴィンは焦ったように、青年に吠える。

 

「あのっ♡!? きいてました、か♡ ここ、みられっ♡♡」

「そーだね見られちゃうね。ほらもっと見てもらおう」

「嫌っ♡ やあぁっ♡」

 

 青年が脚を横に開き、メルヴィンの体を一歩、外に近づける。

 もちろん、青年のチートによって彼らの姿を見られることはないのだが──

 

「っは♡ うう、きゅぅ……♡」

 

 メルヴィンは真っ赤な顔で、せめてと青年にしがみつく。

 しばらく、繋がったままの二人は道ゆく人々を見送っていく。

 

 足音、物音、雑踏。

 シュオの手淫がメルヴィンの耳を、背鱗を、尻を撫で、時折鈴のように喘ぎ声が鳴る。

 青年は敢えて動かず、鋭敏に反応するメルヴィンの膣の収縮を愉しんでいた。

 

「……ッ…………────」

 

 やがて、声もなく、メルヴィンがきつく青年の体を抱きしめ直す。

 膣がぎゅう、と男根を包み、すすり泣きと激しい心臓の脈が響く。

 二人の足元には、愛液の滴った水たまりができていた。

 

 青年が絶頂を労って銀髪を撫でれば、顔中べったりと汁を広げたメルヴィンが面を上げる。

 

「メルヴィンさん、裸を人前にさらすことは恥ずかしいことなんだ」

「はひ……♡」

「俺はメルヴィンさんが心配なんだ。こんな激エロ乳首を見せつけながら、平然としやがって……」

「んんんぁあっ♡」

 

 体の隙間に指先をねじ込んで、勃起した乳首を摘まむ。

 歓喜したようにメルヴィンが吠える。

 

「これからは大人として、妻として。気安く裸を人目に晒したら駄目だよ」

「ふぁ♡ ごめんなさ……い♡」

 

 泣き笑いのメルヴィンは、緩やかな快楽と極限の羞恥の中で正気を失いつつあった。

 無意識に、無為に快楽を求め、ゆっくりと腰を引いていく。

 

「わかった? 返事は膣絞めろメスッ」

「あい゛っ♡ うああ♡ わかりまし、ぁ♡」

「おお、きっつ……」

 

 その身勝手な動きを咎めるように青年が腰を打ち鳴らす。

 理不尽な命令だったが、従順なメルヴィンは全霊で青年の男根を締めあげた。

 

 その絡みつきの中で、力強く腰を振り、その繰り返しのたびにメルヴィンが鳴る。

 彼女の脳髄に、ピンク色の光が迸る。

 

「──ほーれほれ♡」

「ぅおおっ♡!? い、きゅぁ♡♡」

 

 シュオがメルヴィンを追い立てるために、手の動きを速める。

 尻尾を鷲掴みにし、片手で付け根をきつく握り、もう片手で鱗を研ぐ様に先端までシゴいていく。

 

 敏感になっている蛇尾の刺激で、メルヴィンは嬌声を上げる。

 

「まずは通行人の前で、くっ、人様に見られてイけっ!」

「あい♡ いぁ♡ はずかし♡ ゆるして♡」

「これはエッチなおっぱいなのに恥じらいを持たなかった罰!」

「ひぃ♡ いぎっ、いひ♡ いっく……♡ イ、ぎましたぁ……♡」

 

 髪を振り回し、汗のきらめきとともにメルヴィンが絶叫を上げる。

 シュオが尾から手を放すと、力を失って垂れる。

 

「あ、ぅう……♡」

「くぅ……」

 

 ぎちぎちと膣を締め付け、そのまま膣内で精液がぶちまけられる。

 どくりと、彼女の内に暖かな体液が満ちていく。

 

 ──間髪入れずに追い討ちをかけ、青年が細かく腰を振り、奥を擦り上げる。

 

「いイぐっ♡?!」

「そして、さっき絶頂報告し忘れたオシオキっ」

「うぃおおぉッ♡ うう♡ ひ……イくぅ♡」

「うお俺もイったばっかだからヤバ……」

「阿保かおぬし」

 

 二人は揃って足腰を震わせ、吐き出され続けた精液がメルヴィンの膣から吹き出す。

 足元の汚れが、猥らに広がる。

 

 ずるりと男性器を引き抜くと、ぼたぼたと白濁が辺りに飛び散った。

 支えを失ったメルヴィンがよろよろ後退し、壁に背を預けた。

 

「はぁっ、はぁ♡」

 

 どぷ、と膣から精液が噴き出す。

 目から口から透明な液体を垂らし、腰砕けになって性器を広げる彼女は、どうやら気力を失ったように動かない。

 

「おお……っ♡ うぁ、ああぁ……♡♡?」

「ふー。羞恥責めをした女の子はやっぱ締まりが良くなるね」

「わらわにも言っておるのかの?」

「まあね。シュオ、軽く開いてそこに立って」

「ほい♡」

 

 お互いの肩と腰に手を乗せ、向かい合う。

 

 先ほどと同様、腰を落としてシュオの膣に挿入する。

 程よくリラックスした筋繊維が、柔らかく青年の男根を呑み込む。

 

「んん……♡」

「シュオはもうあんまり外とか気にしなくなってきた?」

「んぅ♡ 何を言うておる、今も顔から火が出そうなほど恥ずかしいわ。ただ……」

 

 シュオが腰を揺らし、自ら膣奥に男性器を押し付け、肉を延ばし、締め付ける。

 手前と奥の二段締めで、青年の逸物に密着。

 

「おっほ」

「う、ん♡ ……わらわ、お主が側に居れば、万象を楽しむ余裕が生まれるだけのこと、よ……♡」

「くぉ! がっちり締め付けて、抜けねえ……!」

「ふふっ、うぅ♡」

 

 そうはいっても生理的反応に限界というものはある。

 終始行きかう人々の影が過ぎるたびにシュオの瞼と肩はぴくりと震えるし、密着した膣肉は徐々にぬめりを得て緩んでいく。

 

 馴染み切ったころに、青年が腰を振り始める。

 

 ぱちゅ、ぱちゅ、という柔和な音が響き、シュオのまっさらな陰唇がめくれ上がり、真っ赤な内側を晒す。

 

「んっ、ん♡ はぁっ、♡♡」

「ふぅ……。シュオ、さっきの一人おさんぽ、どうだった?」

「ど、どうとは……」

 

 互いにリズミカルな腰の動きの中で、雑談に興じる。

 シュオの膣が、粘り気を増した。

 

「恐ろしくもあり……心地よくもあり……。ん、ぁっ♡ そこ……♡ いや、やはり恐怖、かの」

「ふーん?」

「いぃ♡ くぁ♡ はぁっ、その分……お主が来てくれた時は……心底、安堵した♡」

 

 シュオが腰を抱き寄せ、胸板に頬ずりする。

 小柄な彼女の甘えしぐさに、青年の腰に甘い痺れが走る。

 

 乱れた黒髪を整えてやり、頭頂部に口づけを一つ下ろす。

 

「ん♡ お主に抱かれて、刺激と歓びの毎日で楽しいぞ♡」

「そりゃよかった。じゃあ今日もまた、飛び切り楽しんじゃおう」

「おおおぅっ♡♡」

 

 腰を引き、素早く打ち付ける。

 快音を響かせ、絶頂に向けて激しく腰を振る。

 

「あぁっ♡ おっおっ♡ んおおお゛お♡♡」

「ふっ、……、……!」

「うお゛おぉおぉ……♡ おお゛っ!? い、が♡♡♡」

 

 新たに放たれた精液が、小さな膣に塗り込まれる。

 収縮する膣奥が亀頭にかぶりつき、降りた子宮口が口づける。

 入口の激しい痙攣が竿を愛撫し、さらなる射精を促す。

 

 シュオの幼い膣が全力で稼働し、いやらしく青年を搾り取っていく。

 

「おお……♡ ほぉ゛♡」

「うおお……。はぁっ、はぁ」

「うぁ……♡ 結局、外の恐怖は吹っ飛んでしまうのう」

「まあ俺らはもうギリギリを攻めないと物足りない感じがあるからな」

「お主、初めから飛ばし過ぎなのじゃ」

「わはは」

 

 ため息一つ、シュオが腰を引き抜く。

 ずるりと露になった男性器は、二回分の射精と二人分の愛液をまぶされ、悍ましい有様だった。

 

 勃起が収まってこうべを垂れる陰茎の前に、シュオが膝をついて口を寄せる。

 口をあんぐりと開け、舌を広げて、掃除フェラの構えを見せる。

 

 魅力的な誘いに、青年が腰を突き出す。

 

「んぁー……♡」

「ん。よろし、────くぉ!?」

「おおっ!?」

 

 突如の驚きを置き去りにするように、銀髪の影が青年の汚れた陰茎にしゃぶりつく。

 

「んん゛~~……♡!」

 

 青年の亀頭を口に頬張り、怒気を孕んだ目で睨み上げるのは、脱力状態から復帰したメルヴィンだった。

 

「にゅる、じゅっ、んぐっ!」

「ちょ、ちょっとメルヴィン。フェラしてくれるのは嬉しいけど、経験ないでしょ。一回下がって」

「んじゅぶぶ……。ぷはっ。目の前であんな愛のあるセックスを見せつけられて、ジッとしていられる私ではありません……!」

「うーむ、こやつも大概、螺子が壊れておるのう」

 

 青年の勃起はまだ復活していない。

 ここは、じっくりと仕込むことを思いつく。

 

「とりあえず暗い方に行こうか。あんまり意味はないけど、3Pするなら一先ずコッチに集中したいからね」

「う……わ、わかりました」

 

 前のめりな姿勢を恥じたのか、メルヴィンがすごすごと暗がりの方に歩いていく。

 青年とシュオも、彼女の後をついていく。

 

 

「──よいしょ。じゃあここで」

 

 路地奥に捨て置かれた椅子や踏み台を退かし、引っ張り出した(今作った)ゴムマットの上にシュオとメルヴィンを膝立ちで立たせる。

 二人の婚約者が、色香を漂わせて青年を見上げる。

 

「ところで、()()()()とはなんじゃ?」

「三人プレイ、つまり俺とシュオとメルヴィンで一緒にセックスしよう、ってこと」

「……私たち、もうやってませんか?」

「より深く、濃密に、っていうニュアンスで」

 

 改めて、二人の前に青年が腰を差し出す。

 陰茎は未だに半勃ちで、白濁と愛液に塗れたままだ。

 二人の視線が、一点に集中する。

 

「というわけで、二人同時に舐めてもらおうかな」

「……!」

「ごくっ……シュ、シュオ様と一緒に、ですか」

 

 メルヴィンは敬愛する上司とともに情事を行うことに腰が引けているのか、身を固くしている。

 

 一方、シュオは瞬目した後、舌を伸ばして青年の亀頭を舐め取った。

 柔らかな肉質の暖かな粘り気に、青年が目を細める。

 

「れろっ♡」

「あーっ! ずるいです!」

「はむ……っ、んむ……」

「ううー……。え、えーっと……!」

 

 メルヴィンも小さな口を開けて陰茎をしゃぶろうとするが、シュオの舌があちこちを舐めまわすせいで、どこから口を付ければいいのか迷っている。

 

 銀髪に手を添えてやると、彼女は不安げに見つめてくる。

 そっと手を引き寄せると、彼女の唇が亀頭に触れ、そしてシュオとメルヴィンが頬を重ね合う。

 

「れろ……♡」

「ちゅるっ、ちゅぽっ♡ ちゅるるっ♡」

 

 そのまま二人とも勢い付いて、奪い合うように青年の竿に舌を走らせる。

 竿、裏筋、カリ首、丹念に二つの舌が躍る。

 

 口淫はあまり経験がないメルヴィンも、シュオの舌遣いを見て学び、急速に上達していくのが分かる。

 

「んむっ、にゅぷっ♡ れろ、れろ、ちろちろ……♡」

「んんん……。ちゅっ、ぺろ、ちゅぅ……♡」

 

 そして当然、一本の竿を共有しているのだから、時折二人の舌が触れ合う。

 シュオとメルヴィンが舌を絡めて、青年の亀頭を囲うように舐る。

 二人の唇が、べったりと肉竿に絡みつく。

 

「んちゅ、んん……れろぉ……」

「ちゅるっ、んちゅ……。……、ちゅぽっ♡」

「んん!? え、あ、ん……♡ 」

 

 するとシュオがメルヴィンの後頭部を掴み、男性器を挟んで口づけるようにメルヴィンの唇に吸い付いた。

 

 突然の口吸いに面食らったメルヴィンだが、すぐに順応してシュオと舌を吸い合う。

 青年の竿を横からしゃぶりながら、見せつけるように唇を合わせる。

 

「ふぁ……♡ れろ……♡」

「くぷっ、くぷっ♡ ちゅっちゅっ♡」

 

 卑猥な音を奏で、美少女二人、青年の婚約者たちが一心不乱にキスの嵐を降らせる。

 

 青年の男根とメルヴィンの唇を舐めながら、シュオが流し目でアイコンタクトを送る。

 

 ──お主が見たかったのは()()じゃろう、と。

 

「ちゅるる、んん……♡ おお♡」

「じゅるるっ、くぽっ♡ んん、はむ……♡」

 

 シュオ達のサービス精神に、青年の逸物が再び硬度を取り戻す。

 二人はそのまま、貪るように男性器を舐り続けた。

 

「べろっ、ちゅろちゅろぢゅろろっ♡ んは、じゅるっ♡」

「んむっ♡ ちゅぅ……♡っ、ぷちゅっ♡」

「くぷっくぽっ♡ ぶちゅるるるっ、ぷあっ♡」

「ふむーっ、むーっ、んむっ、ちゅぅうう~~ッ♡♡」

 

 シュオも火が付いた様に、舌を捩じって竿を左右にこそぐ高度な舌技を繰り出す。

 メルヴィンは自分の持ち味を活かし、唇の肉感たっぷりなリップサービスで亀頭を愛撫する。

 

「れろっ♡ れろっ♡」

「じゅるるるっ♡」

「く……、ふぅ……!」

 

 次々と発展していく二人のフェラに、青年の膝が震え始める。

 メルヴィンの頭に乗せた手に力が籠り、濃厚な頬肉が竿に絡みつく。

 

「んぶぶっ……♡」

「れろっ、ん……。そろそろ限界かの?」

「……っ、ああ。ありがとう、シュオ、メルヴィンさん」

「んん……♡ くぷっ、ぷは。またすごく、大きくなりましたね……♡」

 

 このまま二人のロリに挟まれて射精してもいいが、青年はせっかくなので三人らしいフィニッシュを迎えたかった。

 

「二人ともありがとう。それじゃ、メルヴィンさん」

「は、はい」

 

 名を呼ばれたメルヴィンが身をすくませる。

 彼女の目の前には、べったりと唾液に包まれた、肉々しい男性器が突きつけられている。

 

「立ってあっち向いて。お尻はこっちに突きだして」

「……どうぞ♡」

 

 言われたまま、メルヴィンの臀部が突き出される。

 改めて間近で見ると、幾年もの鍛錬の痕跡は、尻たぶにもいくつかの傷跡を残している。

 その線をそっと指先でなぞると、メルヴィンが身を捩らせる。

 

「んっ……。ちょっと。触覚の違和感が無いとはいえ、貴方が何処をつついたのかは分かりますよ」

「ごめんごめん。メルヴィンさんらしいエロい体で、良いなって思ったんだ」

「……ならいいですけど……」

 

 メルヴィンの尾が、嬉し気に青年の太ももをなぞり返す。

 血の通った鱗はすべすべとした感触だ。

 

「そしてシュオはメルヴィンの前へ」

「承知致した」

「……お、お願いします?」

「うむ」

 

 シュオはメルヴィンの銀髪を手に取り、乱れを梳いていく。

 長髪を纏め、彼女の背筋の上に乗せた。

 

 そして青年はメルヴィンの尻を、今度は固定するために鷲掴みにする。

 期待に濡れた彼女の膣が、周囲を加湿しながら花開く。

 

 こぽりと、膣内から精液の混合物が零れた。

 

「メルヴィンさん、お腹の力を抜いて……」

「っ♡ は、い……っ」

 

 射精寸前の怒張を、メルヴィンの膣に、一気に突き入れる。

 

「ああっ♡ あぁあ……っ♡」

 

 仰け反って、身を悶えさせるメルヴィンの銀髪が背を滑り、青年の腹を擽る。

 そうして突き出された乳首を、シュオが口に含んだ。

 

「んにゃっ♡!?」

「れろっ……」

「んいっ、いやぁ……♡」

 

 びりびりと、メルヴィンの脊髄に痺れが走る。

 大振りの乳首を小さな口内で転がされ、舌先がじっくりと乳輪を舐め回す。

 

「メルヴィンさん、恥ずかしい?」

「~~~ッ♡! ♡っ、……ッ」

「ちゅぽっ、ちゅぽっ」

「ひぃやぁああっ♡♡」

 

 青年も腰を振り、シュオが息を合わせて乳首をねぶるペースを揃え、交互にメルヴィンの体が跳ねる。

 

「しゅおさまっ♡♡ ちくびなめっ、やぁ♡」

「ちゅるる♡ おぬしの喘ぎ声は、なにやら可愛らしいのう」

「シュオの悶絶してる時の声も可愛くて好きだよ。ちゅっ……」

「んちゅっ♡」

 

 メルヴィンの肩越しに、青年とシュオが唇を合わせる。

 

「うう──っ!! わたしと、えっちしながらキスするなぁっ♡」

「ちゅぱっ、ちゅっ」

「ちゅっちゅっ♡ んちゅっ〜♡ はっ♡」

「ぐぅ~~!!」

 

 シュオはたっぷりと青年の唾液を吸い取ったあと、見せつけるように音を立てて唇を離す。

 メルヴィンの頭が真っ赤に茹で上がり、目の前のシュオを睨みつける。

 

「まあまあ……ほれ、んむ♡」

「ううっ♡!? さっきより、なんかぁ♡」

「れろれろ……♡」

「あああぁッ♡」

 

 涎をたっぷり蓄えた口腔で、再び同じ乳首を舐り始める。

 

 ぱんっ♡ ぱんっ♡、と膣を耕す音が、リズミカルに脳を揺らす。

 乳首に薄い歯を立てられ、稲妻のように快楽が迸る。

 

「ああっ♡ うあああっ♡♡ まっ、てぇ♡♡」

「くっ、ふっ、まずは一発……!」

「ちゅる、ちゅぷっ♡ ぢゅうッ……!」

「んいああぁぁあぁ~~~────♡♡♡!」

 

 青年が精を解き放つ寸前、シュオが赤子の様にメルヴィンの貧乳に吸い付き、彼女の絶頂に引き合わせる。

 つづけて膣を満たす濃厚な精液が彼女の胎を押し上げ、続けざまの絶頂を引き起こした。

 

「あっ♡ いぐっ♡ い゛ってる♡ うう、ふぅううっ」

 

 歯を食いしばり、目に星を散らしてメルヴィンがイキ散らす。

 

 彼女の尻尾が青年の右腕に絡みつき、青年はそれを解くと口元に近づけ、口づける。

 

「ひあ……♡ うぁ……♡?」

「ぷはっ」

 

 シュオが口を離すと、真っ赤に充血した乳首が大きく膨らんでいた。

 まだ口づけられていない乳首を、シュオの細指がくるくると掠め撫でる。

 

 そのまましばらく、痙攣したまま脚を突っ張らせて男性器を貪るメルヴィン。

 かくんと力が抜けると、前後から青年とシュオが彼女を支えた。

 

「よっと。じゃあシュオは仰向けで寝そべって。前後は逆、俺たちの股の下に君の顔で」

「ほぉ……成程。お主、わらわにもメルヴィンにも鬼畜じゃのう?」

「だって可愛いし、性欲は無限に沸くし」

「ふふ♡ わらわの分の体力は残ってるんじゃろうな?」

 

 青年が繋がったメルヴィンの体を揺すると、メルヴィンのうめき声が漏れる。

 膣奥を抉りとる、剛直の硬度は保たれていた。

 

 シュオが目を細める。

 ぺろり、と舌が唾液を拭った。

 

「……ならばよし♡」

 

 

 シュオが寝そべり、その上にメルヴィンの体が置かれる。

 さらにその上から青年が覆いかぶさる。

 片手で自重を支えつつ、脇の下からメルヴィンの体を持ち上げる。

 

 二人の結合部からあふれた体液が、シュオの鼻先に垂れた。

 

「んむ……」

「シュオ、そっちからメルヴィンさんの膝を立ててあげて。まだ意識が無いみたい」

「承知した。よっ、せ。ほれメルヴィン、しっかりせんか」

「んん……♡?」

 

 やがて意識を浮上させたメルヴィンが、体を起こそうとするが、青年の胸板がそれを防ぐ。

 

 ずくりと、挿入されたままの膣が疼いた。

 

「あの……これは……♡?」

「メルヴィンさん、肘に力を入れて、自分で支えて。すぐ下にはシュオが居るよ」

「ああ……はい……♡……はい?」

「それじゃあ動く、よっ!」

「ぉああっ♡!?」

 

 太鼓のように尻を打ち、メルヴィンの膣を男根で突く。

 濡れに濡れた性器から、ぶしゃぶしゃと潮が噴き出し、その下のシュオの顔を汚していく。

 

「ぬおっ」

「シュオもそっちお願い」

 

 シュオは素直に口を開き、そんな青年に甘すぎる自分に呆れつつ、頭上で揺れるクリトリスに狙いを定める。

 メルヴィンの、細身ながらがっしりとした太ももを掴んだ。

 

「ん、まったく……♡ は、むぅ♡」

「んあぁ──いいィあっ♡♡!?」

 

 先ほど乳首で絶頂を引き出したシュオの唇が、今度はメルヴィンのクリトリスを包む。

 肥大化した肉芽を舌にのせ、まるで小さなペニスに対するフェラのようにしゃぶる。

 マットと太ももの間の狭いスペースで、シュオは必死に首を動かす。

 

 青年はシュオの顎に負担を掛けないよう、ゆっくりとした動きに切り替えてメルヴィンの膣を抽挿する。

 ぬちぬちとした性感が、メルヴィンの快楽を引き上げる。

 

「ああ♡ おかしいですこれ♡ こんな、野蛮なっ♡」

「騎士サマにはちょと刺激強かった? でも大丈夫、なんだったらこれから毎日3Pも野外露出も楽しもうね」

「いいですっ♡ ほんとにやだっ♡ あああ゛ー~~~ッ♡♡」

 

 かくかくと身を震わせ、悶絶する。

 膣内射精を繰り返され、ぴちゃぴちゃとクリトリスを女にしゃぶられ、メルヴィンは体の境目があいまいになったように感じた。

 

 息を切らせ、指先で必死に地面を掴み、膝から先が内側に丸まる。

 

「ああー♡ あぁあぁあっ、あんあっあぅああぁああ♡♡」

「ふっ、くっ」

「ちゅぷ、ちゅぷ、くっぷ♡」

「にいいっ♡♡!? うう゛ーっ、あっあっ♡ いぐ、いぐ♡!」

「イけ、イけ、……!」

「っああぁあ~~~~♡♡♡」

 

 美しいビブラートを奏で、メルヴィンの膣が強く締め付ける。

 膣口がギチギチに狭まり、ツンと立ったクリトリスの間から、ぷし♡と潮が噴きだす。

 

 シュオの顔をひどく汚しながら、メルヴィンはぐったりと崩れ落ちた。

 今度はメルヴィンの唇がシュオの股に激突する。

 

「痛ァ!? おいこらメルヴィン、気持ちよくしてやった礼がそれかっ」

「あへ……♡ あぇえ……? ふみませんひゅおさま……♡♡」

「んっ♡ そこで喋るでない……」

 

 メルヴィンの体の下に、青年の腕が回り込む。

 

「よっこいしょ」

「ん……♡ ありがとう、ございます……」

 

 そのまま持ち上げて、ずっぽりと嵌った男性器を引き抜いた。

 ごぽりと、大量の蜜液が膣口から滴る。

 

 青年はメルヴィンを座らせ、壁にもたれさせる。

 汗と息切れに覆われた奥で、メルヴィンが柔らかく笑みを浮かべる。

 

「さ、シュオ。お手をどうぞ」

 

 手を取り、身を起こしたシュオを抱きしめると、青年は彼女の顔の汚れも気にせず口づける。

 

「んぶっ……♡」

「ぷはっ。だいぶほったらかしだったけど、準備はできてる?」

「……問題ない。いつでも……犯すがよい♡」

「では遠慮なく」

 

 先ほど同様の立位で、正面から青年からシュオを犯す。

 小さな肉裂が、男根によってこじ開けられる。

 

「う、ぐぁあっ……♡」

「わあぁ……」

 

 メルヴィンが、うっとりと二人の交合を見つめる。

 

 その様子をシュオの肩越しに見つめた青年が、彼女にアイコンタクトを送る。

 

「っ♡……うっ、ふぅ……!」

 

 息を整え、メルヴィンが屹然と立ち上がった。

 手招きに従って、シュオの真後ろで跪く。

 

「んっ♡ おおッ♡ これじゃっ♡ ああ、ふかいぃ♡」

「ふっ、ふぅ……!」

 

 青年に突かれて喘ぐシュオの、どろりと滴る秘裂は、後ろから見えるほどに熟れて、捲れていた。

 

 青年の手が、掴んだシュオの尻を()()と左右に割開く。

 

「あっ♡ おっ♡ なんじゃあ♡? んおおっ♡」

 

 小さなアナルを指先でほじられようが、膣性感に悶えるシュオには、対抗することはできない。

 細い腕は胸板と太い腕に挟まれ、ぴくりとも動かない。

 青年の手のひらで、シュオの肛門が拡げられる。

 

「……ごくっ……!」

「おおっ♡ なん、まさかっ♡ そんなこと♡ うぉおお゛おほ♡」

 

 その有様を、メルヴィンは目と鼻の先で視ている。

 シュオのアナルは、まるで穢れを知らぬように滑らかで、ひくひくと入口を動かしている。

 真っ白な肌は、肛門を境に底知れぬ肉の洞窟に変貌する。

 

 先日触手プラグに耕されていたとは思えぬ、清純な不浄の穴に、メルヴィンが口づけた。

 

「ぷ……♡」

「お、おいメルヴィン? 止せ、よすのじゃ──」

 

 頭上で振り返ったシュオが何かを喚いている。

 だが青年()がやれと促したのだから、やらなくては。

 

 ずぶりと、無味の直腸を味わう。

 

「──ぐぽっ♡」

「んっほぉオオオっ♡!? おお♡ おっ♡」

 

 舌の筋肉がうなりを上げ、シュオの直腸を突き進む。

 青年の腰が再び動きはじめ、メルヴィンの頭にも振動が伝わり、そのたびに勢いをつけて舌をねじ込む。

 

 先日の疑似触手の動きを参考に、小さく窄まる肛門に組み付いていく。

 舌を伸ばし、上下にかき回し、舌先でヒダを一つ一つ確かめながら、唇で肛門から腸液を吸いだす。

 

「じゅっ♡ ぐっぽ……♡」

「あああア゛あっ~~──♡♡ くぁ、ああ゛あ゛っはぁああ♡!!」

「ぐぷぷっ♡ んぷっ、れろれろれろぉ……」

「あ゛────ッ♡♡!! い゛やぁ────っ♡♡♡」

 

 ──騎士としては、彼女の悲鳴を遠ざけるのが仕事のはず、なのだが。

 どうしてか今のメルヴィンには、シュオの悲鳴(嬌声)が、たまらなく心を震わせた。

 

「ぐぷっ♡ んごっ、じゅろっ♡ にゅろ……」

「あー♡ うー~~~~♡!」

「くっ、うっ……!」

 

 そして男根を叩きつけられる音が重なり、シュオを絶頂へと導く。

 膣奥で、鈴口がどぷり、と門を開く。

 

「ああ゛っ♡ うあぁ♡ むり♡ あああ゛ああアっ♡ お゛ーっ♡」

「ちゅろっ、んぶっ、────~~ッ!」

「オ゛っ♡! いぐ♡ ごわれ、ああっ♡ あっ、あっ、おっ…………────♡♡」

「ふぅ……! さっきから不規則な締め付けで……!」

「……、……♡」

 

 叫び声を枯らしたシュオが、声なく果てる。

 青年の胸の中で身を限界まで反らし、メルヴィンの舌を呑んだままの括約筋がぎゅうぎゅうに絞られる。

 

 メルヴィンがシュオの柔らかな尻に手を突き立て、舌を引っこ抜く。

 

「んんーっ……!」

「お゛っ……」

「ぺろっ、ふぅ。綺麗(不老不死)と解ってる人の体だと、あまり抵抗が無いですね」

「そりゃそう。今からいきなり俺の肛門舐めれる……?」

「無理です」

「だよね」

「──おへぇ……♡♡ ふぉ、お゛──────……♡」

「そういえば英雄さん、今度よかったら──」

「おお。それなら俺からも────」

「──────」

 

 

 直腸と膣に盛大な快楽責めを喰らって撃沈したシュオが目を覚ますまで、疲労を隠せない二人は雑談をして過ごしたのだった。

 

 




 誤字報告機能に本当に助けられてます。
 頼りっきりもよろしくないと重い腰を上げて前回は自力で誤字修正もしたんですが、それでも全然誤字残りまくっててウケました。どうなってんだマジで。
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