※この作品はR-18です。

幼女に勃つ奴なんているわけない   作:笹にとろん

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小説情報にも追記したんですが、ジャンルを日常から恋愛に変えました。
当初の想定から話のスジが変わった・・・とかではなく、普通に投稿時に恋愛ジャンルがあることに気づかないままだっただけです。合法ロリを強姦する話が日常のわけねえだろ逮捕されっぞ。
本作はかろうじて恋愛ジャンルです。今後ともよろしくお願いします。



7 少女は想いを寄せる 前編

 邪龍討伐から、更に幾ばくかの月日が経ち。

 

 

 頑丈な石造りの家から、主人──青年が顔を出す。

 

「ふぁ~あ……。ん~~、いい日差しだ」

 

 ベルレギオンの街を照らす暖かな日差しを浴び、青年がご機嫌な伸びをする。

 邪龍討伐後のアレソレが済み、英雄の青年は本格的にこの豪邸に住まいを移していた。

 

 のそのそと通りに出て、体操がてらに体を動かす。

 

「もう気楽な旅とはいかなくなったが……幸せだなあ……」

 

 そうしていると、隣の家の窓がばん、と大きな音を立てて開いた。

 

「あっ、英雄のにいちゃんじゃん! おはよう!」

「おう、おはようダント」

「──あっ、にいちゃん起きたんだ。おはよう」

「おはよー! 今日も背ェデカいなー!」

「おうおう。皆おはようさん」

 

 少年の挨拶を皮切りに、ぞろぞろと近所の子供たちが顔を出す。

 

 この地域に越してきた『英雄』は、初めは畏れを抱かれていた。

 彼の朗らかな性格と、積極的にコミュニケーションのおかげで打ち解けるのに時間は要らなかった。

 旅で巡った外の街や人々、そして数々の冒険譚を語ってくれる青年は、特に子供たちの人気を買っていた。

 

 にぎやかな朝の挨拶を交わしていると、一人の少女が青年の脚に抱き着く。

 青年の腰よりも小さな彼女が、彼を見上げる。

 

「むふー! 英雄さん、おはよう!」

「ベルもおはよう。元気いっぱいだな! 今日もお店の手伝いかい?」

「うん! ……また、来てくれる?」

「おう。君が捏ねたパンは美味しいからな」

「えへへ……」

「よーしよし」

 

 少女がはにかむ。

 青年も笑い返し、彼女の柔らかい髪に手櫛を通して寝癖を整える。

 

「ん、ありがと……。そうだ、英雄さんこれ!」

「んー? ……これは」

 

 少女は懐から取り出したのは、ガラスのネックレスだった。

 丸いガラスの粒を針金で囲み、編紐を通しただけのシンプルな一品だったが、どこか温かみを感じさせる。

 

「いつもお店に来てくれる英雄さんにお礼がしたいってママにいったら、冒険者さんには身に付けられる小さなお守りがいいって。せっかくだから、ネックレスにしてみたの!」

「おお、手作りなのか……! マジでうれしい、ありがとう!」

 

 革紐の編み込みにはところどころ不均一で、針金の折れ目がガタついている。

 そのすべてを、一から少女が手作りしたのだろう。

 

 そして多少不格好でも、少女の拘りは細部に宿っている。

 針金の先端は丁寧に内側に織り込まれ、人肌に刺さらないようにしてある。

 よく磨かれたガラス玉が、きらりと陽光で輝いた。

 

 ──これは青年が持つ宝物の中でも、とびきりの一品であった。

 

「ベル、せっかくだから首にかけてくれないか?」

「わかった!」

 

 少女の前にひざまずき、頭を下げる。

 ベルが腕を上げ、頭の上に輪を通した。

 

「──はい、できたよ! どう?」

「もちろん最高! こんな綺麗な贈り物を身に着けられるなんて、俺って幸せ者」

「えへえへ! 私のお気に入りのガラスなんだ、それ!」

「はは、ベルは見る目もあるんだなあ」

「うふふ」

 

 屈んだ青年の目の前で、少女は喜びを振りまく。

 すると彼は、顔の前で握りこぶしを一つ作る。

 

「よーし。それじゃお返しのお返しだ」

「? なあに、おいのり?」

「ふっふっふっ……それっ」

 

 青年が合図とともに手首を返すと、一輪の花が現れた。

 細長い茎の先で、ピンク色の花弁が広がっている。

 

「わぁ……!」

「はい、プレゼント。造花だけどね」

「ありがとう……かわいいね、お花!」

 

 少女は花を受け取ると、愛おし気にじっと眺める。

 すると、その花を青年に返してしまった。

 

「つけて!」

「え? えーとじゃあ、髪に挿す……」

「んー! 私も胸に! おそろい!」

 

 少女の眼差しは強く、青年には断る余地が無いように感じた。

 

「じゃ、こちら胸元に……」

「はい! いれて!」

「────」

 

 少女が、服の首元を掴み、大きく伸ばす。

 当然目の前の青年は、その()()がハッキリと見えた。

 

「……はい、どうぞ」

「わー! うれしい」

 

 何事も無いかの様に、青年はその隙間に手を入れ、花を生けた。

 少女が首元を戻せば、花弁が軽く折れ、少女の胸元に留まる。

 

「おそろいだね!」

「はは、そうだな」

 

 二人は胸に互いの宝物を付け、笑いあった。

 

 青年は立ち上がると、静かに呼吸を繰り返す。

 

 少女に向けて、笑みを作りなおした。

 

「じゃあベル、俺はもう行くからまた今度──」

 

 突如、青年の体がくの字に折れ曲がる。

 銀色の軌跡が、青年を蹴り飛ばした。

 

「──なああああにやってるんですかあああああっ!!」

「ぶげぇッグはァドボぉ」

「うわああああ英雄さーん!?」

 

 奇妙な断末魔とともに、青年が通りを吹き飛んで転がる。

 辺りに居た少年の一人が、下手人の名を呼んだ。

 

「あ! ()()()()()()()のメルヴィンじゃん。おはよー」

「だ! れ! が! ……まあ否定はできませんが……!」

 

 名を呼ばれたメルヴィンが、眉間にしわを寄せる。

 彼女は肉体年齢が十一歳になる呪いを受けつつも、不屈の心でこの街の騎士団長に上り詰めた、達人的な戦闘能力を持つ小さな蛇人だ。

 

 近くにいたベルが、疑問の声を上げる。

 

「『奥さん』? 英雄さんと結婚、したんですか!?」

「え、ええ……正確には、これからですね」

「わあ……! おめでとうございます」

 

 この街を救った英雄の婚約は、つい先日発表されたばかりだった。

 その相手が二人ともトップクラスの有力者であること、二人とも事情あって幼い肉体であることは、大人たちの間にはそれなりの衝撃を与えたものの、シュオ達の根回しのおかげで全面的に受け入れられた。

 

「だからメルヴィンはこれから『ちびっこ奥さん』なんだぜー」

「前は……子供たちみんな、騎士団長って呼んでくれてたのに……どうして……??」

「わ、わたしは団長さんって呼びます! 頑張ってください!」

「ありがとう……ほんとにありがとう……」

 

 大人たちの苦慮の種も、子供たちの間では『身内を揶揄うにはちょうどいいネタ』となったようだ。

 

「いてて……メルヴィンさんは朝から過激だな」

「誰の! せいですか!」

「あ、生きてた」

「すっげえ吹っ飛んでたな! かっけえ!」

「知らないのか? 英雄は死なない」

 

 土煙を掻き分け、青年が復帰する。

 その身体には傷一つない。彼の戦闘能力は、メルヴィンのそれを大きく上回っている。

 

「……ところで何で俺は婚約者にド突かれたんだ?」

「いや、その? ええっと……」

 

 メルヴィンの目がちらちらと周囲を見渡す。

 子供たちはもちろん、騒ぎを聞きつけ大人たちも通りに出始めていた。

 

「くっ! ……お説教があります! ので!」

 

 メルヴィンは青年の首根っこを掴む。

 少女のような肉体でありながら、彼女は成人男性を片手で振り回せる膂力の持ち主でもある。

 

「グエー」

「これにて失礼ッ!」

「みんなまたねぇぇぇ……」

 

 引き延ばされた青年の声を残して、二人は稲妻のような速さで家の中に戻っていく。

 勢いのまま、扉が締め切られた。

 

 置いてけぼりの子供たちは、ぽかんと口を開けて見送る。

 

「……ま、またね……?」

「なんだったんだ、アレ?」

「さあ?」

 

 


 

 

 バン! と家の中に大きな音が立つ。

 尻もちをついた青年を、メルヴィンが壁ドンで追い込んでいた。

 

 今この家には青年以外住んでおらず、当然彼には逃げ場も救いの手もない。

 

「言い訳は?」

「誓って手は出してません、出しません」

「それって欲情はしてるじゃないですか! 有罪っ!!」

「ギャー!」

 

 メルヴィンが親指を立て、青年の眼球に突き立てる。

 英雄の肉体は、彼女の筋力をもってしても『軋ませる』のが限度だが、それでも最も人間の弱い部位である目が()()恐怖はいかほどだろうか。

 

 しばらく青年の悲鳴を演奏したあと、メルヴィンは彼を開放した。

 

「くん……しくしく」

「はあ……まあ、一部始終は見ていましたが。不可抗力であることは解っています。私も理不尽過ぎましたね、ごめんなさい」

「いや……メルヴィンさんの言ってることは、正しいよ。俺も気をつけなくちゃな……」

 

 青年が頭を掻く。

 

 ロリコン、小児性愛。

 この世界では存在すらせず、()()()()()でも不義とされる行い。

 

 メルヴィンはそれに理解のある数少ない人物であるが、大半の人間はそうではない。

 きっと、彼の本性を明らかにした日には、今朝にこやかに挨拶をした彼らですら恐怖を覚えるだろう。

 

「……あの子(ベルちゃん)からの贈り物は、嬉しかったですか?」

「ああ、嬉しかった。──そして、()()()()にはならない、しないさ」

「よろしい」

 

 メルヴィンが腰に手を当て、息を吐く。

 青年は凛とした眼差しで、彼女に想いを伝える。

 

「ん、俺はちびっこ奥さん達一筋もとい二筋だからな。浮気、ダメゼッタイ」

「ぐ……その呼び方、やめてくれません?」

 

 苦虫を噛み潰した顔で、メルヴィンが拳を握りしめる。

 

「あなたは英雄なのに私がちびっこ奥さんなの、酷くないですか? かつては子供たちの人気者といえば私だったのに……!」

「そりゃ子供と同じ目線で……いや子供と思われていたのでは……?」

「ぐっ!」

「……メルヴィンさん、お腹、お腹に拳が当たってますよ」

「当ててます!」

 

 しばらく二人が()()()()()ながら、徐々に体を抱き合わせる。

 しっとりと、青年がメルヴィンの髪を撫で、メルヴィンも青年の手の甲を握る。

 

 澱んだ雰囲気の中で、青年が話を切り出す。

 

「それにしてもさっきのドロップキックは勢い良かったね」

「言っておきますけど、本気で蹴ったこと自体は私悪いとは思ってませんからね」

「わはは、そりゃそう。でもって、ふと思ったんだけど」

「なんでしょう」

()()した?」

「……」

 

 目をそらしたメルヴィンが手の甲に爪を立てようとして、止めた。

 二人の形を合わせるように、手と手をぴたりと重ね合わせる。

 

「嫉妬、しました。……ベルちゃんが贈り物を送って、お返しで喜んで……そんな、何でもない子供との触れ合いに。……あんな普通の子でも、貴方の目を惹いてしまうことに」

「正直で素直なのはメルヴィンさんの美徳だね」

「ふ。……私、どうしてこんなに器が小さくなってしまったんでしょう」

「そう? 俺からしてみれば……メルヴィンさんの俺を求める気持ちが見えて、嬉しいけどね」

「嫉妬も可愛い、とか言うつもりですか」

「正に?」

「……」

 

 ぼす、と銀髪が青年の胸にうずめられる。

 彼女の照れ隠しを甘んじて受け入れ、硬い鱗越しに耳を撫でる。

 

 しゅるしゅると、しなやかな蛇尾が揺らめいた。

 

「英雄さん。私、些細なことでも嫉妬してしまうみたいです」

「まあ、メルヴィンさんもシュオも意外とそういうところあるよね」

「……だから、今。シュオ様も、他の誰もいないここで……」

 

 結われていたメルヴィンの髪が、しゅるりと解かれる。

 

「私に……贈り物を……お情けを、ください……♡」

 

 言葉なく、二人の唇が重なる。

 啄むようなキスの後、青年がそっと前髪を払った。

 

 とろんと揺らめく瞳孔に、男の顔が映る。

 首筋の鱗を撫で、彼女の上着をはだけさせ、胸元のきわどいラインが露になる。

 

「──それじゃあ、とびきりの贈り物、考えてみよう」

 

 


 

 

「メルヴィンさん、着替え終わった?」

「もう少し待ってください。これ、構造が慣れなくて……」

 

 青年は居間のソファーに腰掛け、メルヴィンの返事を聞く。

 彼女の声は、扉の向こうの個室から届いていた。

 

「……ええい、これでいいんですかね……? じゃあ、入りますよ」

「どうぞッ」

「はい……。ど、どうでしょう、か?」

 

 扉を閉め、恥ずかし気なメルヴィンが入室する。

 彼女の装いは、普段の地味な衣類から一変していた。

 

 ──それは、ある世界でバニースーツと呼ばれる衣装。

 黒い艶が、彼女の銀髪との対比で輝く。

 

「──……最高……!」

「えと、ありがとうございます……♡」

 

 髪型は緩く結んだツインテール、カチューシャにはウサギを模した小さなつけ耳。

 素肌の首元と手首の上には飾りの付け襟とカフス。

 

 はにかむ彼女を、より少女らしく惹きたてる。

 

「胴体部分、骨が入ってて身動きがとりにくいのですが?」

「あってるあってる。着方も完璧」

 

 胴体をぴっちりと覆う、硬質な黒いラバー生地。

 平坦な胸元と胸当ての骨格はぴったりとフィット。

 メルヴィンの股座を覆うのきわどい角度のハイレグで、しきりに気にしたように指先で整えていた。

 彼女のなだらかな胴の美しさが、黒ラバーのテカりで引き締まる。

 

「……えっち」

「そうでしょうとも」

 

 鼠径部から先は、髪と同じ銀色のストッキングが覆う。

 テカテカと輝く光沢が、発達した筋線維の起伏を強調する。

 

 そして靴は鋭角な黒いハイヒール。

 不安定なシルエットだが、足首でふらつくことなく立っていた。

 

「あと……尻尾の穴がぴったりなの、ちょっとやらしいです」

 

 彼女がストッキングに覆われた尻を振り、尾の付け根を指さす。

 

 本来のバニースーツでは兎のしっぽを模した白い綿状の飾りが用いられるのだが、メルヴィン専用のバニースーツでは尻尾穴と短い白いリボンに替わっていた。

 

 腰の動きに合わせ、黒褐色の尾と白い飾りが揺れる。

 

「本場はさておき、ソレは俺がいやらしい思いをするための衣装だからね!」

「……、……じゃあ、いいです♡」

 

 今のメルヴィンの顔も、相当にいやらしいのだと、青年だけが知っている。

 可愛らしい婚約者のセクシーなコスプレを前に、ソファ―に座ったまま青年の陰茎がいきり立った。

 

「メルヴィンさんはあんまり衣服に頓着が無いらしいからさ。とりあえず俺の趣味十割の、とても外では着れないバニースーツ。どうかな」

「ぅ……♡ わ、私だけの──貴方自身のための贈り物、ですか」

 

 その怒張に、チラチラと赤い目を走らせる。

 

「……それは佳い、ですね。ありがとうございます……♡」

 

 メルヴィンが、彼の隣に座る。

 緊張と興奮をかき混ぜた感情が、彼女の体から立ち昇る。

 

「そ、それでは……♡ 素敵な贈り物の()()に……い、()()()()()()()、していきますか♡」

「もちろん」

「んっ♡ ちゅぅ……♡」

 

 メルヴィンの唇が、優しく青年の舌を食む。

 青年の手が、バニースーツの側面をなぞる。

 そこに空いた穴に張られたレースは彼のこだわりだ。脇腹の鱗を見せるための透かし布が、手のひらと鱗の凹凸に合わせて柔らかく皺を作る。

 

「ふ……♡ ん、ぁあ……」

「ぷはっ。とっても素敵だよ、メルヴィン」

「私も、この衣装……可愛くて、え、えっちで好きです♡」

 

 メルヴィンが脚を大きく開き、青年の太ももに絡ませる。

 硬い筋肉がすべりの良いストッキング越しに、艶めかしい感触を伝える。

 青年のズボンの上からがさごそと擦られ、はち切れそうな膨らみに刺激をもたらす。

 

「……」

 

 色気を垂れ流すメルヴィンの目を、力を込めて睨む。

 メルヴィンは、にこり、と笑った。

 

「それでは……♡ ご奉仕、させていただきますね♡」

 

 メルヴィンがソファから降り、青年の前に跪く。

 ズボンのベルトに手を掛け、勃起した男性器がまろび出る。

 

「すん……♡」

 

 裏筋に顔を寄せて鼻を鳴らし、ツインテールとカチューシャの飾りを揺らして雄の香りを嗅ぐ。

 躊躇うことなく舌を伸ばし、亀頭を口に含む。

 

「れろ……。ちゅぷ、じゅる」

「おぉ……」

 

 青年との付き合いの中で、メルヴィンは既にフェラを仕込まれていた。

 長い舌を使った、独特の性技も会得している。

 

 濃密な唾液を絡め、口内で男根をしゃぶる。

 小さな口内では先端しか咥えられないものの、良く動く舌先が濃厚な性感をもたらす。

 

「じゅる、れろれろっれろれろ……」

「……!」

 

 ちろちろと先端の穴を集中攻撃され、青年がくぐもった呻きを上げる。

 

「じゅるる……じゅっぽ、ぐぽっ……じゅぷっ……」

 

 縦に横に角度を変えながら竿全体を啄んだあと、口を大きく開く。

 ずるりと、喉奥を使って丸のみにした。

 

「んん、んぐっ……♡ んぉっ。……ふー、ふー……」

 

 まだ慣れないのか、えずきそうになるも、鼻から深呼吸をして落ち着く。

 

 目にハートマークを浮かべ、青年を見上げる。

 

 青年の息が、激しくなっていく。

 彼のチンポを喉奥でしゃぶっているのは、彼の性癖に合致する幼女(むっつり合法ロリ)だ。

 その恰好も、彼を喜ばせるためのツインテールにバニーガール。

 

 この髪型は、着替えの前に伝えた青年のアイデアだ。

 ふわりと垂れる銀髪が、線の細い彼女の体に沿って美しく輝く。

 横髪や前髪も、彼女なりにオシャレな形に整えてくれている。

 

 その可愛らしいヘアメイクの上から、乱暴に彼女の頭を鷲掴みにする。

 ──荒々しい手つきに、彼女の目に蔓延る熱が一段と燃え上がった。

 

 カチューシャを弾き飛ばし、そのまま彼女の頭を引き上げる。

 

「んぶっ、じゅぞっ、じゅるるるっ……」

 

 メルヴィンは無理やりイラマチオをされつつも、引き抜かれるときに唇で竿にサービスを残していく。

 射精感を煽る幼女口淫に、射精感が弾けそうになる。

 

 間髪入れず、メルヴィンの小さな頭を叩き下ろす。

 

「──んんぐっ♡! んん、おごっ、ふーっ♡ にゅる、じゅっ……」

 

 メルヴィンは顎を大きく開き、必死に肉竿を咥えこむ。

 無意識に上がるこうべは雄の手で固められ、彼女の目尻から涙がにじむ。

 

 青年の手が一度離れた隙に、酸素を求めたメルヴィンの体が撥ねる。

 

「んぶっ、けはっ! はーっ、ああっ♡!?」

 

 だが空中で素早くメルヴィンの側頭部を捉えた両手で、がっしりとつかみ直される。

 ツインテールの結び目が、万力のような締め付けでぐしゃりと歪む。

 

「はぁっ♡ けほっ……えぁーっ♡」

 

 だが乱暴に扱われることも、すべてメルヴィンは受け入れる。

 それが、自分への愛情だと知っているからだ。

 

 笑いは引きつり、痛々しい泣き顔の口を大きく広げる。

 むわぁ♡と吐息は白い湯気を立て、唾液が糸を引く。

 

 再び、喉奥に男性器を突き付けた。

 

「んぎゅっ♡!? んんーっ、んごっ♡」

 

 激しく、少女の頭を上下に振る。

 全く彼女の体のことを考えていない、ただ青年が気持ちよくなるための、ほぼオナニ―に近い強姦。

 

「んじゅっ♡ ぐぽっ♡ んん、じゅろろっ♡」

「く……!」

 

 それでもメルヴィンは、必死に舌を絡め、唇を引き絞り、喉を広げて受け入れる。

 真っ赤な瞳で、ずっと青年のカオを見続けている。

 

 やがて彼女の意志で躰が動き始め、乱暴なイラマチオに愛情のこもった()()()が加わる。

 

「じゅるる──っ♡ れろれろっ、ちゅっ……くっ、ぱっ♡」

「う、おおお、はぁっ……」

 

 舌を絡め、のばし、喉から帰ってきた亀頭を優しく舐める。

 かと思えば頬をべったりとくっつけ、小さな口を更に密着させる。

 頭全体を左右に回し、肉竿全体に刺激をプラスする。

 

「ふーっ、じゅる、ぐっぽ、ぐぷ……!」

「はぁ、はぁ、うっ……!」

「じゅるっ、んぐ……ごくっ……♡ んぐ、ちゅぅ……♡♡」

 

 やがて限界を迎え、メルヴィンの喉奥で男性器がどく、どく、と脈打つ。

 彼女は口を股座に埋め、必死に吐精を呑み込んでいく。

 

 その間も、メルヴィンは快楽に歪む青年の表情を観察し続けていた。

 

「んぐ……んぐ……んぐ……」

 

 青年が震えるたび、メルヴィンの喉が艶めかしく鳴る。

 

 やがて、メルヴィンが顎を引きぬいていく。

 幼く、小さなつくりの唇から、グロテスクに光る男性器が吐き出されていく。

 

「ちゅる……んん、ちゅろっ」

 

 途中で首を止め、メルヴィンは亀頭だけを口に含んだ状態で舌を絡める。

 尿道に残った精液を、口をすぼめて搾り取り、最後に全体をべろりと舐めて仕上げる。

 

「ちゅるる♡ ぷはっ……はぁっ、はぁっ♡」

 

 ちゅぽんと、唇から亀頭が開放される。

 メルヴィンが口を開くと、むせ返る性臭が立ち込める。

 

 彼女の舌には、まだ湿った精液が残っていた。

 

 それを絡めて纏め、口の中で咀嚼した後、ごくん♡と飲み込む。

 

「ぷはっ」

 

 再びメルヴィンが口を開けた時、彼女らしい綺麗なピンクの舌があった。

 

 

 濃厚に漂う臭気が、彼女の肌を猥らに燻す。

 赤く光る瞳が、じっと男の目を見つめる。

 

「口でのご奉仕。如何でしたか?」

「……最高。それ以上の言葉は今出ない」

「ふふ♡ かつては仕えられる生活、最近は自分のことを自分で済ます生活でしたが……他人に施すのも悪くないと、最近気づきました」

「ん。メルヴィンさんらしい、丁寧なやり方だったよ」

 

 にわかにメルヴィンが立ち上がり、軽く髪の乱れを直していく。

 そして次なる奉仕のために、自らのバニースーツに指をかけた、のだが。

 

「あー、えっと……コレ、全部脱ぐしかない……ですかね?」

「ちょっと待って。今作り直してみる」

「……嫌な予感もしますが、お願いします」

 

 彼女が今着ているバニースーツの前面は、型崩れを防ぐために数本の骨が通っている。

 股もカッチリとした生地で覆われ、隙間のない様に密着している。

 

 いずれにせよ、局部を露出するためには、背面の留め具を外してバニースーツ全体を脱ぐ必要があった。

 

 青年がメルヴィンの胸元、股に手を翳す。

 チートを使って、バニースーツを改造していく。

 

「はい、これでどう?」

「……胸は捲れるようになって、股はこう……布が柔らかいですね」

 

 メルヴィンが身じろぎすると、ぺろんと胸元が捲れる。

 股布にかけた指をぐいと引っ張ると、無毛のマンコが姿を見せる。

 腰回りを覆うはずの銀色のストッキングには、女性器を囲うように丸い穴がくりぬかれていた。

 

「チートでもっと無茶苦茶に都合良くもできるけど、こういうのは現実感あっていいからね」

「……完全に外に着て行ける服ではなくなりましたね……」

 

 ふっくらと熟れた乳首に、陰唇からはみ出すクリトリス。

 彼女の体でも特に開発された三つの肉芽が、ビンビンに存在を主張していた。

 

「ふぅ……それでは、よろしいですか」

 

 青年が深く頷き、メルヴィンもゆっくりと目で会釈する。

 

 青年の太ももの上によじ登り、メルヴィンが青年の肩に手を置く。

 体を抑える、小さな膝の圧力が心地よい。

 

「おまんこ、ご奉仕♡ 始めますね……っ♡」

 

 亀頭に当てがった腰を、ゆっくりと引き下ろす。

 

「くっ……! なんだこれ、ヒダがつっかえて……!」

「んッ……♡ うっ♡ ふぅ……!」

 

 膣口は亀頭を容易く受け入れる。

 だが入口付近の締め付けが挿入を阻み、亀頭が膣の半ばで立ち往生する。

 

「ふっ……♡ んん……」

 

 メルヴィンは額に汗を滲ませ、にったりと青年に挑発的な視線を送る。

 どうやら彼女はまず『焦らす』作戦のようだ。

 

 巧みな体幹と膣圧コントロールにより、彼女の腰はゆっくりと下がり続けているが、いつまでも亀頭先端に強烈な抵抗が襲いかかる。

 

「くっ……!」

「んっ、ふふ♡ 気持ちいいですか、英雄さん♡」

「ああ……腰が、抜けそうなくらいに」

 

 このまま力づくで腰を突き上げれば挿入は容易いだろうが、それは()()を認めるに等しい。

 メルヴィンが十年間自慰に明け暮れていたとはいえ、性経験はたかが数週間のウブ。

 

(屈するわけにはいかないッ!)

 

 メルヴィンの筋肉質な膣が、さらに締め付けを強める。

 

「くぅ……!」

 

 青年は負けじと、メルヴィンの大粒の乳首を手に取った。

 

「あら♡ ご奉仕の最中なのに♡」

「それっ……!」

「んんっ♡」

 

 たんたんたんと、小気味よく肉色の粒を捏ね、弾いていく。

 彼女の乳首はもはや知り尽くしている。慣れた手つきで、隙をこじ開けようとする。

 

「──ふふっ♡ んんんっ♡! あああっ♡」

(何!?)

 

 だが彼女はそれすらも想定していたのか。

 乳首をこねるリズムに対し、腰を()()捻る。

 

 青年の繊細な乳首愛撫が、ただの刺激として雑に消化されていく。

 

「ああっ♡ はぁっ♡ はぁ♡ きもちいいです♡」

「くっ、膣の締め付けがまた……!」

 

 もちろん、メルヴィンはそれでも感じることができるが、それは彼女主体のオナニーでしかない。

 青年の手技でなければ、意志に隙は産まれない。

 

「これなら……!」

「んにゃぁっ♡!? こえ、でちゃ♡♡」

 

 ならばとクリトリスを責め当てる。

 

 弾き、つまみ、その膨らんだ性感帯を、強く揉みしだく。

 メルヴィンの銀髪が振り乱れ、確かな手ごたえを感じる。

 

「それっ」

「うううぅ♡」

 

 膨らみを増したクリトリスをしごくように、親指を曲げた鉤の手を上下させる。

 

「はぁっ♡ ああっ♡ えい、ゆうさん♡ もっと♡ あああっ」

「それ、くぅ、どう、だ……!?」

 

 メルヴィンが、乱れていく。

 だが、余裕を失うのは彼女だけではなかった。

 

 青年の息も、いつの間にか荒んでいる。

 

「こ、これは……」

「ふっ♡ あっ♡ あははっ♡」

 

 愕然と、手淫を止めてしまう。

 いつの間にか、()()()()()()()()()()()()

 

 メルヴィンがにたり、と嗤う。

 膣の半ばほど、男根のほんの三分の一ほどを覆った状態で、腰をゆったりと左右に揺らし始める。

 

「うっ!? な、く、ヤバ……!」

「どうですか♡? 私のおまんこ、気持ちいいですか?」

「はっ、はっ……く!」

「んんっ♡ おちんぽ、硬いです♡ まだ()()()()()()()()()()()()()♡」

「うう……!」

 

 青年はようやく、メルヴィンに勝ちたがる余り、()()()()()()()()()()()()()()ことに気づいた。

 

(メルヴィンさんはただ膣圧を上げたんじゃない。奥側の強い刺激で、手前側の弱い刺激から意識を逸らした! 焦らすだけじゃない、ずっと責めていたのか……!)

 

 メルヴィンが腰を揺らす。

 膣は相変わらず先端をごりごり♡と掴み、膣口のくにゅくにゅ♡とい軟い運動が竿を慈しむ。

 

「ん……♡ はぁ……♡」

「く、うおぉ……」

 

 もう、愚息の抑えは効かない。

 

「──うぅ!? くぅ、メルヴィっ、まっ……っ!」

「あ♡ ()してる……♡」

 

 メルヴィンの膣圧が、甘く吐きだされる精子を押し返していく。

 小さな膣の奥にすら触れずに、青年は射精してしまった。

 

「う……く、やられた」

「……♡ やっぱり貴方の()()()()()()、好きです」

「あんま嬉しくねえ……」

 

 どぷ、どぷと半端に挿入されたままの男性器が脈打つ。

 メルヴィンの緩い膣圧をぬけ、精液が滲みだしてくる。

 

(初めから『膣での』奉仕に集中するべき、だったか……)

 

 小細工(手淫)に寄り道した青年が浅はかだった、ということだろう。

 

 敗北射精の清涼感で落ち着いた青年が、メルヴィンの腰に手を置く。

 

「いつの間に身につけたんだ、こんなの」

「あなたのことを、想って……ですよ」

「すっげー気持ちよかった……」

「実は昔読んだ技法書の受け売りだったんですが、上手くいって良かったです」

 

 メルヴィンがにっこりと微笑み、腰に置かれた青年の手に自らの手を重ねる。

 

「この数日沢山抱いてくれて、こっそり()()してたんですよ。気づきませんでした?」

「……そういえば、ゆっくりシた時が何回もあった……」

「ふふ♡ 私に夢中になってくれて嬉しいです♡」

 

 完敗だった。

 事前の準備。本番でやり遂げる胆力。

 今日のメルヴィンは、朝から一味違うようだ。

 

「ふふ……♡ 途中で我慢できないよわよわおちんちんでも、私は愛してあげます。だって私は、英雄さん専用のご奉仕おまんこですから……♡♡」

「うおっ……!」

 

 掴んだ手を放さないまま、腰に手を当てて胸を張った姿勢で、メルヴィンが腰を前後に回す。

 ぬちぬちと、繋がったままの性器が粘質な躍動を揮う。

 

 ウェーブを描いた銀髪が、ぺろりと捲れたバニースーツの突き出しがゆらゆらと揺れる。

 ラバー生地で抑えきれない腹直筋が、銀色の光沢で覆われた大腿の筋肉がみちみち♡と躍動する。

 

(──さっきから視覚(ロリバニー)感覚(膣圧)(好意)も、俺を揺さぶる……!)

 

 餓えた蛇が、発情期の兎を模して青年に襲い掛かる。

 そのような効果(チート)は特に付与していないのだが、バニースーツはメルヴィンを猛獣に変えていた。

 

「それでは奥、失礼します♡」

「うおっ!? なんだこれ、ヤバ……!!」

 

 腰を降ろす。

 ざわざわと、彼女の膣が吸い込むように蠢動し、独りでに肉竿が吸い込まれていく。

 

「ふぅ、んん♡」

「く……」

 

 そのまま奥にこつん、とぶつかると、とたんに柔らかくなった奥底が広がる。

 誘われるままに亀頭は直進し、幼膣が男性器を丸のみにした。

 

 ストッキングに包まれた肉尻が、ソファに座る青年の脚に乗しかかる。

 ぺたん座りのメルヴィンが、うっとりと艶声を漏らす。

 

「ふぁ……♡ 私、これだけで、イけそうです……♡」

「……ッ」

「じゃ、動きますね」

「くっ、はぁっ、はぁっ」

 

 快感に打ちのめされた青年が、乱れた息遣いで答える。

 みっちりとした食いつきの中、ゆっくりとした抽挿が始まった。

 

 メルヴィンが膝を立て、腰を持ち上げる。

 青年の手が彼女の腰に掴まったままであるから、まるで彼が持ち上げているかのような絵面だが、主導権を握っているのは猥らな衣装をまとう少女(メルヴィン)の方だ。

 

「ああっ♡ んあああっ♡」

「くぁ……!!」

 

 メルヴィンが心地よさげに、青年が苦悶の表情をひり上げる。

 

 すかさず、だがゆっくりとメルヴィンが腰を下ろす。

 ずぶずぶと肉が波打ち、小さな腹の中に青年の逸物が収まる。

 

 彼女の膣壁は、寄せては返す波のように、動きに合わせて竿を撫ですさる。

 

「ああっ♡ はぁん♡」

「ぐ、くっ」

「♡ はぁっ、あは……♡!」

 

 メルヴィンは膝を上げ、ソファの上でしゃがむように足の裏を置いた。

 そして腰に手を当てた上半身直立姿勢のまま、激しく、スクワットのように腰を上下させる。

 

 ぱんぱんぱんっ♡、と膣全体を使ったストロークで、亀頭と膣奥、尻と腰肉をぶつけ合う。

 

「ああぁっ♡ あぁあぁあっ♡ はっあっはっはぁん♡」

「ぐ、お、うおおおぉ…………!」

「あー♡゛ はあぁあー♡♡ あああ♡♡────♡!」

 

 メルヴィンは顔を逸らし、張り上げた胸先で大粒の乳首がぷるぷると振動する。

 抽挿のたびに接合部からは水気が弾け、体中を電流が巡るように筋肉が震える。

 

 嬌声を上げながらも、メルヴィンは逞しい肉体美を見せつける姿勢で、止まることなく腰を振った。

 

「ああ♡ あー♡、くぁああ♡ どうですかっ♡ おまんこご奉仕、できてますか♡」

「すごい、うっ、すごいよメルヴィンさん。うう、きもちよすぎる……!」

「あははははっ、よかったぁ♡ わたしもすごくイイです、今度は一緒にイキましょう♡」

「はぁ、もう、でる……」

「わかりました♡ いつでも、ああっ♡♡」

 

 メルヴィンが腰を打ち付けると、青年の手がそのまま下に押さえつける。

 彼女の膣奥をさらに押し広げ、膣奥で精液が噴き出す。

 青年の射精に合わせ、メルヴィンも膣を締め付け、背を反らす。

 

「が……♡ くぁあ……♡」

「おお……」

「おっ……♡ んおぉ…………♡♡」

 

 びくんびくんと顎を上に向け、薄い乳を上下に引き延ばすほど、メルヴィンが激しく絶頂する。

 彼女が後ろに倒れないように、青年はきつく腰をつかみ、引き寄せ、そして男性器を押し付ける。

 

 ただ奥で繋がり、お互いの肉の境目は薄れ、痙攣する膣が互いの快感を融合させる。

 しばらく、繋がったまま射精を続けた。

 

「──っはあ、はあ……。ああ、すみません……気を、失っていましたか……♡?」

「いや、そんなに経ってないよ。ありがとう、メルヴィンさん」

 

 やがて仰け反った体を戻して、意識の混濁したメルヴィンが腰を曲げる。

 ぜえはあと、息継ぎをするように青年の肩に額を預ける。

 

「すみ、ません……ご奉仕のとちゅうなのに……」

「……いや、俺も休憩したかったから大丈夫。すごく気持ちいいご奉仕だったよ、メルヴィンさん」

「……♡ あ、腰……。支えてくれたんですね、ありがとうございます」

 

 メルヴィンの手の下で腰を抑えていた青年の手が離れ、彼女の濡れた頬を撫でる。

 

 肩に乗せていた顔を上げる。

 幼さくも凛々しかった彼女の顔からは、激しい絶頂によって三十二歳の年季が抜け、元の可愛らしい顔立ちだけが残っていた。

 

 小さな唇に、そっと口づける。

 

「ちゅっ♡」

「それじゃ、ご奉仕してくれたメルヴィンさんには……」

「……♡」

 

 青年が身を捩り、ソファの上でメルヴィンを押し倒す。

 二人の上下関係が入れ替わる。

 繋がったままの女性器が、きゅんと啼いた。

 

()()()、あげないとね?」

「あ……♡ は、い♡ 英雄さんのお情け……頂きます♡」

 

 体重をかけて、メルヴィンの小さな体をソファのクッションにめり込ませる。

 強い視線を投げかけると、意図を察したメルヴィンがソファの縁を掴んで後ろ向きにしがみつく。

 

「……♡」

 

 メルヴィンが体を左右に揺らし、交互に脚を引き上げる。

 鋼のような健脚が柔軟に回転し、メルヴィンの顔の横に揃う。

 

 尻を突き出した格好で、お互いの性器が深く密着させる。

 

 

 メルヴィンの口が、声なく開き、狭まり、また開いた。

 

「──ふっ!!」

「んああっ、ふああっ♡」

 

 青年の腰が躍動する。

 行きつく間もなく引きぬき、打ち付け、先ほどのメルヴィンの腰遣いに負けない激しさで男性器を叩き下ろす。

 

「あっ♡ あっ♡ おっおっおおっ♡ いぃ、いぃ~~ッ♡」

「ふっ、ふっ、ふっ……」

 

 だんだんだん、と力強く腰を振り、股の下でバニースーツのメルヴィンが声を上げて乱れる。

 

 ご褒美とはいっても、メルヴィンの『ご奉仕』に体力を削られた青年は既に限界が近い。

 メルヴィンの様に焦らすことも、時間をかけて愛撫してやるような余裕も持ち合わせていなかった。

 

 だから、一気に昇らせる。

 自らが果てる前に、彼女の性感帯を、次々と肉竿で貫いていく。

 

「ああっ♡ あーっ♡゛ すごいっ♡ うぅ、あっぁああ♡ ああああ゛ー~~、ああっ♡♡」

「ふっ、ふっ、……!」

 

 ぎしぎしとソファを歪ませ、メルヴィン体は肉と汁の弾ける音を奏でる。

 

 膣の上の裏、膣奥の一点、膣口付近のやや上。

 彼女の体には十年で開発されたスイートスポットと、青年が開拓した数多の弱点が存在する。子宮口の逆サイドで腸側を擦り上げ、左右によじって膣壁を捻じ曲げる。

 

「ああ♡ い♡ イク♡ いきます! いきます、いきます……っ♡♡!!」

「ふっ、ふっ、────イけ!」

「ああ゛ああぁあ~~~~~♡♡♡ イ゛、っぐぅ……う、んぅうぅ……♡♡」

 

 互いに汗を弾ませ、ねっとりと性器を絡み合わせ、膣内射精の時間に浸る。

 メルヴィンの表情で溢れた性感が輝き、口は大きく息を吐く。

 

 絶頂の余波でぴんと伸びていたつま先から、くたりと力なく膝が折れたので、青年は足を掴んで胸の前で支えてやった。

 

「はーっ……♡ ぁあ……ああ…………ぁ♡」

 

 ソファに体を預けるメルヴィンのバニースーツはあちこちに折れ目が走り、横にずらされた股布にはぐっしょりと精液と愛液が染みついている。

 付け襟を涎で汚し、ぐっしょりと汗をかいたストッキングは黒ずんで水のような光沢を増やし、結ばれた銀髪は乱れ、穂先がばらけている。

 

「あっ♡」

 

 その上に半裸で圧し掛かる青年が腰を抜くと、彼女の小さな膣口がぷるりと跳ねる。

 奥の子宮口が見えるほどぽっかりと開いた膣から、バニースーツを更に汚す精液が零れる。

 

 決して十一歳の幼女がしてはいけない格好、凄惨な事後、淫蕩な表情で、メルヴィンが快楽の後味に浸る。

 性欲に溺れた情婦の様に、彼女の小さな身体はみだらだった。

 

 力なく顔を軽く上げ、青年に微笑む。

 

「はぁ、はぁ……。英雄さん、ご褒美、ありがとう、ございました♡」

「こちらこそ。メルヴィンさんが悦んでくれてよかった」

 

 目を細め、鼻を鳴らす。

 

「──それは、もう♡」

 

 


 

 

「で、次はこっちの服を着て欲しいんだけど」

「……、…………」

 

 すぐに復活した青年が次の布切れを手に持って笑顔を浮かべる。

 正しく()()()だ。広義にはマイクロビキニという。

 

 げんなりとしたメルヴィンが、くたびれたバニースーツのままため息をつく。

 

「……着替えるだけでいいですか?」

「それでもいいから……みたい! メルヴィンさんの幼女マッスルが彩る、黒マイクロビキニが……!」

「はあ……。脱がすの、手伝ってください」

「任せて」

 

 青年は手際よく濡れタオルを取り出す。

 そのてがわきわきと卑猥な動きをしていることに、メルヴィンは。

 

「……お願いします♡」

 

 やはり、どうしても期待してしまうのだった。

 

 


 

 

 ぱん、ぱん、と腰が打ち付けられる。

 青年はメルヴィンの両腕を掴み、脚を浮かせ、後ろから女陰に突き立てる。

 

「あっ♡♡ きがえる、だけってぇ♡」

「メルヴィンさんは休んでていいよ。こっちで使ってるだけ」

「ううっ♡ へりくつっ♡」

 

 マイクロビキニは、もはや布切れとしての役割も放棄していた。

 小さな布の破片は乳輪の上を通りすがり、涎で濡れそぼった大粒の乳首が腰の動きに合わせて揺れる。

 股を覆う紐は横にずらされ、愛液でぐっしょりと濡れていた。

 

「……うっ!」

「あああ~~~♡♡ い、き……ました……♡」

 

 どくどくと腰が震え、メルヴィンが唯一自由な脚をぴん♡と前方に振り上げる。

 

「ふぅ、やっぱエロ可愛い」

「こ、こんな服がですか? というか、服じゃないです……♡」

「いや、メルヴィンさんが。どんなエロ衣装も着こなせる、最高のお嫁さんで感動してる」

 

 メルヴィンが顔を赤らめ、そっぽを向く。

 解かれた髪が流れ、彼女の表情を隠した。

 

「……それで……」

「ん?」

「……次は、どんな格好を……させるんですか……♡?」

 

 吐息には、まだまだ熱が残っていた。

 

 


 

 

「これ……私用にしても小さくないですか?」

 

 紺色の生地は袖の無いレオタード状。

 頑丈な縫い目の、伸縮性ある生地が、メルヴィンの発達した筋肉に食い込む。

 胸元に()()()()で書かれた彼女の名札は、()()()()()()の象徴だ。

 

「窮屈……」

「いや、それがいい」

「??」

 

 敢えて、尻尾用の穴は設けられていない。

 尻の間から伸びた細長い尾が、薄い生地を盛り上げて、右足とともに飛び出している。

 

 十一歳の肉体で、三十二歳の成人女性が、一回り小さなスク水の食い込みに気を取られていた。

 

「……しばらく眺めさせて……」

「は、はあ。正直これで致したいと言われても、脱ぐしかないですけどね……」

 

 薄く柔らかい生地は、学生の体が透けるのを防ぐために二重の布地を設けられている。

 だがメルヴィンの乳首と陰核は、ぷっくらとその防御壁を押し上げていた。

 

「……むふふ……」

「目線が不快です」

「……むふふ……!」

「み、視られるだけというのも……!」

 

 視姦の間、メルヴィンは羞恥に悶え、青年は下半身に巡る活力を漲らせた。

 

 


 

 

「んっ……んっ……♡」

 

 メルヴィンの嫋やかな喘ぎ声が響く。

 ぱちゅぱちゅと、正常位で青年に犯されている。

 

「んあ♡ なんか……すごく、優しくて……今の気分に、ぴったりです……♡♡」

「ま、俺もそういう気分というか……」

「ふーん?」

 

 今の装束(コスプレ)も、やはり彼女(この世界)の常識にはない物だった。

 彼女の体格に合わせた、白い()()()()()

 

 短いスカートを捲りあげ、ずり降ろされたパンツは足首に引っかかっている。

 白いブラウスの上から青年の手が揉みしだき、胸元の大きな襟に皺を寄せる。

 

「ん……、ああ……♡」

 

 メルヴィンの反応にも構わず、青年は淡々と彼女の体を弄り、腰を振って膣を耕す。

 

 ちらりと、赤い瞳が青年の顔を見た。

 

「……ところで、これは水兵の軍服でしょうか? 近い形態のものを海際の都市でみたことがあります」

「俺の知るこれは、それを基にした()()()()()だったんだ」

「学校……貴方が通っていた?」

「……うん」

 

 緩やかな抽挿の中で、何気なく話題を広げる。

 メルヴィンに映る彼の瞳は、どこか憂いを孕んでいた。

 

「英雄さん。貴方、いつも私たちを抱くとき、()()()()()、してますよね」

「は? ビビってなんかないが」

「真面目なトーンに茶化すのは、んぅ……下策ですよ」

「……」

 

 メルヴィンは青年の瞳に目を凝らす。

 無言で腰を揺らす彼は、情事に没頭しているようで、上の空でもあった。

 

 彼はこちらを見ているようで、どこか遠い情景を眺めている。

 

「黙るのも──」

「わかった、参った。……俺、が……ロリコンに目覚めた……()()()()。の、ひとつ……の、ひとかけら」

 

 青年が、絞り出すようにぽつぽつと単語を紡ぎ出す。

 

 その表情を見て、メルヴィンはしまったと思った。

 彼の手を握る。

 

「……すみません、話しにくい事だったのですね。無遠慮に踏み込んでしまいました、謝罪します」

「いやそういうんじゃ……あるけど、気にしなくていい」

 

 二人の抽挿のペースは更に緩やかになり、口は言葉を吐きだしていく。

 

「一つだけ、尋ねてもいいですか? 答えにくい事かもしれませんが」

「大丈夫」

「どうして……今、私に()()を着せたんですか?」

 

 青年の目を、メルヴィンの赤い瞳がジッと見つめる。

 彼は目を逸らそうとはしなかった。

 

「自分でもあんまよくわからないけど……やっぱり、()()なものだから、かな」

「好き……」

「好きだから、つい作って(思い出して)しまった。好きだから、興奮する。好きだから……優しく、したくなる。傷つけたく、ない」

「……どうぞ」

「メルヴィンさん?」

 

 言葉を浮かべる青年の首筋に、身を起こしたメルヴィンが抱き着く。

 

「……大丈夫です。私は、()()()()()()()()()()()()()。貴方の側で、貴方と一緒に、貴方の苦労と幸せを分かち合いたい」

「……」

「だから、今だけは……私を見てください、英雄さん。()()()()()()()()()()()()()()()()。今は……」

 

 青年がメルヴィンの背に手を回す。

 子供の様に縋る青年を、小さな腕でしっかりと抱きしめた。

 

「二人、たっぷり気持ちよくなりましょう。貴方の()()と同じくらい、それよりもっと、私は貴方が好きですから」

「……、…………」

「あ♡ そうです、いい♡ いく♡────」

 

 淡々と、体を重ね合わせる。

 どちらともなく唇を重ね、唾液を混ぜ合う。

 二人の理性を溶かし合った麻薬で、青年の思い出を洗い流していった。

 

 


 

 

 ──その後も、メルヴィンは時に着せ替え人形になり、時にコスプレセックスを楽しんだ。

 何度も肌を重ね、贈られた服──時に卑猥な、時にとても卑猥な──を着替え、また抱かれていく。

 

 疲労感を滲ませるメルヴィンに、青年が更なる衣装一式を手渡す。

 

「じゃあ、最後にこちら」

「最後というなら、付き合いますが……。はあ、長かったです。もうお昼じゃないですか?」

「この後お昼一緒に食べにいこうか」

「はいはい。じゃあまたあっちで着替えてきます」

 

 

 部屋を隔てた衣擦れの音に、困惑が混じる。

 

『え? これ、え……?』

「え、なんか良くないところあった? ちゃんと前に寸法した奴で()()()けど」

『いえ、いい意味で予想外だっただけで、ええー……』

 

 やがて扉が開いた。

 

 そこに立っていたのは、まさしく()()()()とでもいうべき、可憐な華。

 

 形の整った白いワンピースドレスが、ステップに合わせてふわりと広がる。

 ふんだんにあしらわれたフリルが、彼女の肉質を覆い隠し、元来の柔らかな印象を引き立てる。

 袖を絞る縫い目と、純白のカフスが腕を彩る。

 

 メルヴィンの小さな体が動くたび、ゆったりとした膨らみを持たせたワンピースが大げさに揺れる。

 スカートからはみ出す尻尾の先には、可愛らしくリボンが巻かれていた。

 

「どう? きついところない?」

「ピッタリですけど、ええと……」

 

 フォーマルなドレスシューズは艶のある赤褐色で、彼女特有の蛇鱗に合わせた装いである。

 ややふっくらとした白のソックスは、彼女の逞しい足首を覆っている。

 

 艶やかな銀髪はドレスのシルエットに沿って、つばの広い帽子が全体の印象を纏めている。

 

「うん、可愛い。俺のイメージ通り、メルヴィンさんの可憐さを最大限引き出しているといっても過言ではない……」

「……貴方ってマトモな贈り物も考えられたんですね!?」

「なにそれ酷い」

 

 彼女に贈られたのは、正真正銘青年のチートの手が掛かっていない、ベルレギオンの名工の手によるクラシカル・ドレスであった。

 

 メルヴィンが、端正な仕立ての生地を指でつまむ。

 彼女は一目で、それが自分のための特注品であること、貴族の形式ばった会合に子女が着て行ける代物であることも分かっていた。

 

「シンプル贈り物イズベスト。ま、こっちは汚さないように仕舞っといてください」

「あ、ありがとうございます……、……え、いや、は?」

「え?」

 

 つかつかと、メルヴィンが青年に迫る。

 可憐なドレス姿に似合わぬ怒り顔を浮かべ、小さな手が青年の肩を力強く掴んだ。

 

「え……嫌だった?」

「い……いえ。正直、コレはとても嬉しいです。素敵な贈り物、ありがとうございます」

「ああ良かっ、た?」

「──ですので、セックスしてください。今すぐ。このままで、ただし服は汚さずに」

「へええぇ……!?」

 

 メルヴィンは青年を床に突き倒し、スカートを摘まんで持ち上げる。

 

 尻もちを着いた青年が見上げた先で、腰に巻いた下着の薄い股布が揺らめく。

 

 普段は見下ろされることの多いメルヴィンが、迫力を込めて青年を見下ろす。

 その視線は、彼の一点に向かっていた。

 

「早くズボン、下ろしてくださる?」

「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺もそろそろ疲れてきたし、何がメルヴィンさんのスイッチを入れたのか分からないんだけど……!?」

「……いいじゃないですか」

「へ?」

 

 小声でメルヴィンが呟く。

 

 ──青年の腹に、飛び掛かったメルヴィンの膝が突き刺さる。

 

「ぐえぇっ!?」

「私は()()()()()になったんです! 華やかな日々に、貴方が寄り添ってくれるというなら……」

「メ、メルヴィンさん……」

 

 青年に圧し掛かったまま、メルヴィンが感情的に喉を張り上げる。

 

「……それに浸る思い出も、残してくれたっていいじゃないですか……」

「……そっか。良かれと思って用意したけど……家を追い出された辛い思い出が、よぎっちゃった」

「……ッ」

 

 メルヴィンの握りこぶしが、シミ一つないスカートを握りつぶす。

 鍛え上げられた指の皮膚は硬く、柔らかな生地を引き裂かんとしていた。

 

 その怒りを掴む手に、青年の手が重ねられる。

 

「メルヴィンさん」

「っ! あ……すみません……ムキになってしまって」

 

 指の力を抜き、彼の手を取って、そっと繋ぐ。

 

「ん、わかったよメルヴィンさん。あと一回だけやる体力はある、ヤろう」

「う……♡ お、お願いします」

「この服は回顧のためじゃなくて、メルヴィンさんが俺の奥さんだって証に、塗り替えるから」

「はい……♡」

 

 青年が状態を起こし、彼女の帽子を取って、そっと脇に除ける。

 触れるように、そっとキスをした。

 

 メルヴィンは、体の下で青年の一部分が起き上がるのを感じた。

 再び立ち上がると、腰巻の紐をしゅるりと引き、未成人用の下着を脱ぎ捨てる。

 

「いいですか、服そのものもとても気に入ったので、貴方の精液で汚さないでくださいね」

「善処します……」

 

 青年がズボンを降ろし、二人は騎乗位の態勢に移る。

 二人の腰はスカートに覆われて見えないが、青年の手が彼女の太ももを誘導し、お互いの阿吽の呼吸で位置を合わせる。

 ぴとりと、性器同士が触れ合った。

 

「ふぅ……、んん…………♡」

「……」

 

 合図もなく、メルヴィンが腰を下ろす。

 ぬるりと、亀頭を呑み込み、滑らかに膣奥に辿りつく。

 ゆったりとした膣圧の中で、陰茎をくゆらせる。

 

「ん……んあ……♡」

「メルヴィンさん、俺が動くよ。脚、力抜いて」

「そうですか……♡ お願いします……♡」

 

 スカートに手を突っ込んだまま、メルヴィンの軽い腰を内側から掴んで、まずは上に持ち上げ、青年の腰が浅く上下する。

 短い間隔で、膣奥を男根でつついていく。

 

「ん♡ ん♡ はぁ、んん♡」

「よっ、ふっ、…………」

「ん……♡ すみません、強請(ねだ)っておきながら……私も、あんまり……♡」

 

 二人はしばらくゆったりと腰を動かしていたが、お互いどうにもイけない。

 困った青年だったが、ふと妙案を思いついた。

 

「メルヴィンさん、後ろ向いて。お尻触ってみよう」

「うええ!? 今、おしりですか!? ……いえ、背に腹は代えられぬというか……くっ」

「騎士みたいなこと言ってる」

「これでも騎士ですっ」

 

 文句を言いながらも、繋がったままメルヴィンが体を後ろに回す。

 青年はスカートをぺろりと捲り、メルヴィンのやや浅黒い肛門に指を突き入れる。

 スカートは代わりに彼女の尾が支えてくれたので、青年は両手で下半身に集中する。

 

「んんッ♡! で、では今度は私が動きますね……♡」

「よろしく。後ろは任せろっ」

「あははっ、どこかで効いたような台詞、をっ♡!?」

 

 そのまま人差し指を置くまで突っ込み、右にねじ回す。

 筋肉の塊がきゅうきゅうと反応し、メルヴィンらしい圧迫感に青年の口に笑みが浮かぶ。

 

「ああっ♡ う、うぐ~~っ!」

「うおおっ」

 

 すぱんっ、とメルヴィンが尻肉を叩きつける。

 短いストロークでゆっくりと腰を振り上げた後、隕石じみた速度で性感を喰らう。

 

 青年が肛門をかき回し、メルヴィンの腰遣いが激しく、貪欲になる。

 

「うっ♡ ううっ♡ う──ううっ♡」

「うおっ、くっ、なんのっ」

「んおっ!? おうっ♡ にほんっ♡ あっ、さんぼんだぁ♡」

 

 肛門を掻き分け掻き分け、指でこじ開ける。

 空気に触れた彼女の内側(腸壁)が、暗闇の中でしきりに震えて蠢いている。

 

 ぐりんと、腰の捻りを咥え、メルヴィンが一層激しく腰を叩きつけた。

 

「お゛ッ♡!? い、っ……き……まし、た……♡♡♡」

「おっ、くぅ……。ふぅ、俺も……」

「はい……♡ あなたの体温が、私のナカに広がるのを感じます……ふぅ……」

 

 青年が指を引き抜き、まずは繋がったまま体の周囲の汗と汚れをタオルでふき取っていく。

 

 捲っていたスカートを降ろせば、ただ少女が座り込んでいるだけのように見えるかもしれない。

 

「ふんっ。よい、しょ……ぉ♡」

 

 それからメルヴィンが立ち上がると、スカートの中からぽたぽたと、数滴の雫が滴る。

 彼女の太ももを伝う前に、タオルでそれを拭った。

 

 丁寧に、陰部の汚れも拭い取る。

 青年の手つきは優しく、彼女の敏感なところを避ける思いやりがあった。

 

 メルヴィンが帽子を拾い、青年がズボンを穿きなおすと、まるで何事も無かったかのようだ。

 二人の息切れと、顔の赤らみ、服の皺、周囲に散乱するタオル・汚れから目を逸らせば、だが。

 

「ふぅ……ありがとうございました、英雄さん。この服の、()()()()()思い出とともに、大事にさせて頂きますね」

「ん、こっちこそありがとう。今度はなるべく相談してからにするよ」

「あはは……何事も、そうだとよいですね」

「へへ……。あ、じゃあ早速なんだけど──」

「何ですか?」

 

 青年の伝えた内容に、メルヴィンは一瞬考えて、頷いた。

 

「……まあ、期待しないで待っておきますから」

「今作るよ」

「そうでした」

 

 青年が手を合わせ、しばし瞳を閉じて集中する。

 彼の『だいたいなんでも作れる』能力は、青年の知識と想像、妄想に依存している。

 青年が、目を見開いた。

 

「──よ、っと。コレでどうかな?」

「……うわ…………!」

 

 青年が作り出したのは、股座を覆い隠す、この世界でいうところの()()()()()()

 だがそのサイズは、まるで子供に穿かせるためのものだ。

 

「す……っけすけ、ですか」

「はい。ダメでしょうか」

「……、……………………」

 

 白のレースの、アダルティなデザイン。

 天使の羽のような飾りの透かしが各所にみられ、青年の変態的なこだわりが感じられる。

 幸いにも陰部は若干布が厚いが、重ねた状態でも十分に後ろが透けて見える。

 蛇人の細い尻尾を通すための穴が、淫靡な印象を加えている。

 

「…………」

「あっ」

「……」

「おお」

 

 一瞬メルヴィンは突き返そうとしたが、無言で脚を上げると、ショーツを広げ、自分の脚に通した。

 

「……こんなの、私が大人だった頃にも穿いたこと、無いですからね」

「メルヴィンさんのエッチな格好、開拓させてくれてありがとう」

「ふん……♡」

 

 メルヴィンが手を掴み、青年を引っ張る。

 

「それでは、昼食に向かいましょうか。近場で済ませてしまいますか?」

「いいけど、その恰好でいくの?」

「いけませんか?」

「……その下着のままで?」

「ままで、行きます」

 

 まさに貴族らしい優雅な笑みを浮かべ、お嬢様のような少女が青年の手を引いていく。

 

 メルヴィンがあのショーツを身に着けていると思うと、年甲斐もなく青年はドキドキが止まらなかった。

 

「うし、行くか」

「ええ」

 

 朝ぶりに、今度は二人揃って、家の扉を開く。

 

 

 それから、メルヴィンは彼との何気ない昼食を楽しんだ。

 

「──ふふ──、あはは」

 

 満面の、笑顔を咲かせて。




もともと前後編じゃなくて一話として流す予定だったものが完成しました。
つまりストックがあります。
次回、明日投稿予定です。
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