「なに、これ……っ♡」
奥深い場所まで挿入されて、雨奈の口から最初に出た言葉はそれだった。
「どうした?」
「これ、ダメっ……いつもと違うの、これ♡ お腹の中が、来栖くんのでいっぱいで……苦しいって思ったのに、どんどん満たされてく♡」
「はっ」
夜斗は鼻で笑う。
「またお得意の大袈裟なお世辞か?」
「ち、違うのっ……本当に、本当にこんなの知らないのっ♡」
「まあ、そういうことにしといてやるよ」
夜斗は困惑している様子の雨奈を放っておいて腰を動かしていく。
温かくてねっとりとした膣内。意外にも膣内は狭く、夜斗の肉棒をぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「あっ、ん、はあ、んっ、あ、あ、あ、ああ……っ♡」
真っ白な肌が赤く染まり、一際大きな甲高い声で鳴く。
ズンッ、ズンッ!
一回一回の腰打ちは力強く、そのたびに抱きしめてくる雨奈の両手に力が込もる。
「あんっ♡ はぁ、んっ、あああん……っ♡」
「あんまり力入れて抱きしめられると動きにくいんだが?」
「だ、だって……っ♡ これ、気持ちよくて……こう、してないとっ……♡」
「ったく」
手を無理矢理にどかして上半身を起こす。
豊満な乳房が左右に垂れ、いつのまにか全身には汗の粒が。
絶景とも呼べる雨奈の弱々しい姿に、夜斗は笑みを浮かべる。
「じゃあ、もっとおかしくしてやるよ」
腰に回されていた両脚を手で抑えると、さっきよりも激しく腰を突き動かす。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あああん……っ♡ ダメ、これっ……待って、待って、来栖くん♡」
「待たねえよ。先に誘ったのはお前だぞ」
「だけどっ♡ だけど、こんな……あっ、ダメ♡ ほんとにダメなのぉ……っ♡」
ぬちゅぬちゅという水音とぱちゅんぱちゅんという肌と肌がぶつかり合う音が響く。
さっきよりも肉棒を締め付けてくる膣内の感覚。
「イクっ……イク♡」
シーツを強く握りしめた雨奈は、弱々しい声を吐露する。
「いいぞ」
この瞬間がたまらなく気持ちいい。
いつも強気な優枝も、絶頂する寸前になると快感でおかしくなると弱々しい反応を見せる。
それが、この女を屈服させたと実感できる瞬間。
これだけは何度味わってもたまらない。
そして、それなりの経験を持った女も、こうして夜斗の前では無力になり弱々しい顔を見せる。
「ああ、イク……っ♡ イクっ、イ……くうううううっ♡」
雨奈は顎を上げ、腰を痙攣させて派手に絶頂した。
乳房が波打ち震えて、大人しい性格の彼女から発せられたとは思えないほど大きな声を漏らす。
「あ、ダメ……止まらないっ♡ 気持ちいいの、止まらないっ♡」
雨奈の身体はしばらく絶頂の余韻を楽しんでいた。
そしてゆっくりと収まっていくと、呼吸を整えた雨奈は恥ずかしそうに笑った。
「はあ、はあ、はあ……ん、はあ。お、お待たせ、しました♡」
「もういいのか?」
「う、うんっ! もう、大丈夫♡ 恥ずかしいとこ見られちゃった♡」
「そうだな」
再び腰を動かしていく。
ただゆっくりと、鳴らすような動き。
だが、
「んっ、はあ、ん、あ……ま、待って♡」
「あ?」
「また、また、きちゃう……っ♡」
そんなに激しく刺激していないのでまたお得意の大袈裟かとも思ったが、確かに膣内は先程と同じ締め付け具合だった。
「どんだけイキやすいんだよ」
「ち、ちがっ……いつもは、こんなんじゃないの♡」
「……」
「ほんと、だよっ」
「はいはい。お前がこれまでいい男としてないってのは十分わかったよ」
どうせ自分だけが楽しめればいいみたいな連中とばかりしてきたのだろう。
「お前、この辺りをなぞるように突かれるの好きだろ」
中間より少し奥。
その上の部分を反り返った肉棒で責めると、雨奈は一際大きな喘ぎ声を発する。
「んああ……ぁ♡ そこ、好き……な、なんで、わかったの?」
「お前の反応がわかりやすいからな。ほら、もっとしてやるよ」
「んっ、はあっ、あ、ダメ……ダメ、また、またイっちゃうよぉ♡」
「いいぞ、何度でもイケっ!」
その言葉に安心したのか、雨奈は我慢することなく派手にイった。
「はあ、はあ……んっ、はああ♡ 来栖くん、って……優しいね」
「あ? 別に普通だろ」
「ううん、だって今までの人は──」
「──まあ」
と、これまでの男のことを話しそうな雰囲気があったので止める。
「お前のこれまでの経験がどうだったかとかに興味はねえよ。ただ俺は、自分だけが気持ちよくなればいいって男じゃない。というより、お前のイキ顔を見てるの楽しいしな」
「……変態さんだ」
「お前ほどじゃねえよ」
すると、雨奈は嬉しそうに微笑む。
「来栖くんとするの、好き……」
「まだ挿入して、数回擦って、お前が勝手にイっただけだろ」
「それでも、好きだって確信してる。だって温かいんだもん」
独りぼっちで寂しい心が満たされた、とかなのだろうか。
「だったら続きするぞ」
「うんっ……でもその、今度はわたしがしたい」
「……すぐイクくせにできんのかよ?」
「今度は頑張るよ! だから、ねっ♡」
「イキそうになって止めたら、今度は遠慮なく下から突くからな」
そう笑いかけると、雨奈は「頑張ります!」と頷く。
後ろへと倒れ、夜斗に跨った雨奈は自らの手で肉棒を受け入れていく。