「早く、終わらせてよね……」
視線を背ける優枝。
頬を赤く染め、瞳は微かに潤んでいた。
「なんでまだそんなに緊張してんだよ。別に、これが初めてってわけじゃないだろ?」
「そうだけど……も、もう! いいから早く済ませてよ!」
上目遣いで、
「早くちょうだい♡」
とかなら少しは興奮するんだが、初めて優枝とセックスしたときからこのツンツンしたのは変わらない。
それも今だけだが。
「あっ……」
ベッドに引き寄せ、押し倒す。
また一段と大きな呼吸に変わった。
夜斗は優枝にキスをする。
「ん、ちゅ……あむ、ちゅ……はあ、むっ」
最初は「舌を出せ」と言っても頑なに拒んでいた女が、今では何も言わなくても舌を出して絡めてくる。
舌を絡めたキスが気持ちいいことを知って、身体が勝手にそうしてしまうのだろう。
「れぇろ、ちゅ……はあ、んっ、あ……っ!」
キスをしながらシャツの中へと手を潜り込ませる。
優枝は微かに上半身をくねらせ拒む素振りをみせたが、嫌がる感じではない。ただのパフォーマンスだ。
──別に、好きで触らせてあげてるんじゃないからね!
と、口ではなく身体の動きだけで表現しているのだろう。
素直になれない優等生なので、これに対していちいち何か言うことはない。
「お前、最初にした頃より大きくなったよな」
ブラ越しの乳房を揉みながら言う。
優枝は真っ赤になった顔を両手で隠す。
「知らないわよ、そんなの……」
「噓つけ。気付いてんだろ」
シャツを捲ると豊満な乳房が顔を見せる。
白の生地に花柄のブラも、少しだけはちきれそうで可哀想に見えた。
「今度、新しいの買いに行くか?」
「あなたと一緒に? イヤよ、誰かに見られたら……というより、出掛けるなら一人で行くから」
「あっそ」
後ろのホックに手を伸ばし、窮屈そうなブラを解放してやる。
1サイズぐらい大きくなった気がする乳房に、綺麗なピンク色の乳輪。
そして優枝の性格を表しているかのような、奥に引っ込んで出てこない陥没乳首。
「あっ、ん……はあ、あ……っ!」
乳首を吸い出すと優枝は喘ぎ声を漏らす。
腰もひくつかせ、目元に手を置いても気持ちよくなっているのが見てわかる。
だけどその手をどかす。
「あ、ダメ……見ないでよ」
「なんでだよ。お前の感じている顔、好きだぞ? その感じてませんって頑張って繕おうとする顔がな」
「うる、さ……あんっ!」
素直になればいいのにと思いながらも、この素直になれず我慢しようとする顔も意外と興奮する。
すると、隠れていた陥没乳首がぷつりと顔を見せる。
いやらしく突起した乳首を舌先で弾くと、優枝は腰をビクンビクンと震わせる。
「ほんとお前、乳首責められるの弱いよな」
「ん……ん、はぁ……うる、あっ──んんんっ♡」
「今のヤバかったんじゃないのか?」
隠せずに漏らした牝の声に笑みを浮かべると、優枝は今度は口を手で抑えようとする。
「隠すなって」
優枝の頭上で両手を抑え、キスをする。
「あ、んっ……はあ、むっ、ちゅ……はあ、んっ♡」
今度は地味な色合いのスウェットへと手を伸ばす。
「脚、広げろ」
「……ん」
ゆっくりと開かれていく両脚。
そのままスウェットと下着の中へと手を伸ばすと、
「お前、濡れすぎだろ」
「う、うるさい!」
既にびっしょりと愛液で濡れていた。
「ほんと、いつも口では否定するけど身体は正直だよな。それに濡れやすい」
「うるさい、ってば……いちいち言わなくていいから、そういうキモいこと」
だが、言葉にするとまた愛液が溢れ出てきた気がする。
割れ目に合わせるように中指でトンットンッとすると、愛液がぴちゃぴちゃと水音を鳴らす。
「濡れすぎて辛いだろ。もう脱がすぞ」
「えっ、ちょっ……」
下着を脱がすと、愛液の糸がツーッと伸びる。
そんないやらしい汁を見て、優枝は今日一番の赤面をする。
「……そんな、ジロジロ見ないで」
「もっと近くで見てやるよ」
「ちょ、はぁあああん……っ♡」
大きく開いた股の間に顔を埋める。
透明なとろっとろの汁が溢れ出す膣口に舌を突き出す。
汗の塩気のある愛液。
舌を挿れ、小刻みに膣内を刺激してやると面白いぐらい愛液が溢れてくる。
「はあ、ダメ、ダメっ……待って、あんっ♡ 待って……ってばあ♡」
「待てって言われたら余計にしたくなるんだよ。ほら、気持ちいいか?」
「気持ちよく、なんか、な……ああんっ♡ 気持ちよくなんか、ない……からあっ♡」
細腰をビクンビクンと震わせながら言われても説得力が無い。
膣内を掻き混ぜ、クリトリスを吸い出す。
相変わらず雑魚マンな優枝は、喘ぎ声をどんどん大きくさせる。
「あんっ、あ、んっ、はあ……っ♡」
そしてあっという間に──。
「ああ、ダメ……待って、ほんと待ってってばあ♡」
「もうイクんだろ? いいぞ、さっさとイけっ!」
「ダメ、やだ、やだっ♡ イキたくないっ、イキたくなんかあ──んんんんんっ♡」
仰け反るように腰を持ち上げたまま絶頂する。
イクときに見せる癖である綺麗な足ピンを披露して、愛液もどくどく溢れ出す。
しばらく刺激してから離すと、優枝は呼吸を荒くさせたまま涙目で夜斗を睨む。
「なんで睨むんだよ。気持ち良かっただろ?」
「……はあ、はあ、はあ。う、うる、さいっ! 待ってって言ったのに!」
「いつもイク前に待てって言われるのに止めるわけないだろ」
いつの間にか汗まみれになった優枝の全身を撫でる。
ベッドシーツもすっかり濡れている。
「気持ち良かったか?」
「……別に」
「はっ、素直じゃねえな。あんだけ派手にイっていたくせに」
「う、うるさいって! もう……それより、これで終わりでいいでしょ」
終わったんならさっさと解放して!
みたいな言い方だが、その潤んだ瞳は物欲しそうだ。