※この作品はR-18です。

彼女には秘密の彼女たちとのイケナイ関係   作:柊咲

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第57話 バカップルのような初体験

 

 

 

 静かな空間に互いの吐息が響く。

 サヤは視線をキョロキョロさせた。

 

 

「うご、かないの……?」

 

 

 動いてほしいわけではないが、刺激が足りないのだろう。

 痛みが引き、落ち着いたからこそ冷静にそう思ったのだろう。

 

 

「もういいのか?」

「別に、最初から大丈夫だし」

「はっ、そうか」

 

 

 なぜ意地を張るのか不明だが、素直になりたくないのだろう。

 夜斗は止めていた腰をゆっくりと引いていく。

 

 

「あっ、ん……」

 

 

 狭く密着する膣内が亀頭のエラで擦れる。

 サヤは目蓋を閉じ、夜斗の腕を強く掴んだ。

 

 

「やっぱ、痛いんじゃねえか」

「べ、べつに、痛くないから……ほら、いいから早く」

「わかったよ」

 

 

 ゆっくりと腰を前後に動かしていく。

 テーブルに寝かせたサヤの裸体が縦に揺れる。

 

 

「んっ、はあ、んんっ、あ……!」

 

 

 痛みはまだあるだろうが、先程よりも少しだけ甲高い声。

 

 

「お前って、そんな可愛い声だせんだな」

 

 

 抽送を繰り返しながら、ふと思ったことを口にした。

 サヤはムスッとした表情を浮かべたが、言い返す余裕はないらしい。

 

 

「あっ、ん、はあっ、ん、ああ……っ!」

 

 

 自分でも感じているのを自覚しているのか、サヤは赤くなった顔に手を付けて隠そうとした。

 

 

「隠すなって」

「やっ、ちょ……っ!」

「気持ちいいのか?」

「べ、べつ、にっ……んっ、はあ……気持ちよく、なんか……ない、からっ!」

「にしては、めっちゃエロい声になってるぞ」

「んっ、ああっ、はあ、んっ、ああん……っ! う、うる、さい……っ!」

 

 

 生意気な態度の女が感じると興奮する。

 夜斗は笑みを浮かべながら、初めて女の快感を味合わされているサヤを楽しんだ。

 

 

「あっ、ダメ……これ、あっ、やっ、ダ、メ……っ!」

 

 

 潤んだ瞳のサヤが何かを訴える。

 両脚は自然と夜斗の腰へと絡みつく。

 

 

「何が駄目なんだ? 気持ちいいんだろ?」

「ちがっ、う……けど……ダメ、なの! これ、ああんっ!」

 

 

 読モとして活躍していたサヤの裸体はお世辞抜きに美しかった。

 腕は細く、脚も細く、腰も引き締まっている。

 だけど胸は大きく、腰を動かすたびに激しく縦揺れしていた。

 それを見ているだけでも、男にとっては最高の体験だ。

 

 

「サヤ……」

「んっ、ちょ……はむっ、ちゅ……れろ、ちゅ、ぱあ!」

 

 

 唇を奪って舌を絡める。

 サヤは抵抗する素振りを見せたが、それは一瞬だけ。

 すぐに舌を受け入れ絡ませてくる。

 狭く窮屈だった膣内も段々と夜斗の形を覚え、愛液はだらだらとテーブルを濡らす。

 

 

「れろっ、ちゅ! あむ、ちゅ……ちゅっ、ぱあ……なに、急に……キス、したくなったの?」

「普段の生意気なお前と違って可愛い声だったからついな」

「なにそれ……んっ……ヨルっちは、こういう……可愛い感じの子の方が、好きなわけ?」

 

 

 拗ねたように聞くサヤ。

 

 

「いや、どっちでも。ただ単純にいつもと違うってのが良かっただけだ」

「ギャップ萌え、みたいな……?」

「まあ、そんなとこだ」

「ふぅん……じゃ、じゃあ、今のあたし……可愛いって思ったんだ」

「だから、さっきからそうだって言ってんだろ」

 

 

 何を今さら。

 そう思ったが、サヤは満足そうに頷く。

 

 

「可愛いんだ、あたし……。ふぅん、ふぅーん」

「なんかムカつくな。もう痛くないだろ、激しくするからな」

「えっ、ずっと前から激し──」

 

 

 気を使っていた夜斗はサヤの腰を持って責め立てる。

 

 

「あんっ! あんっ! はあ、んっ、ああ……っ! ま、待って、激しっ、激しいってばあ……っ!」

「お前が余裕そうだったからな」

「そんなっ、これ……やばっ、やばい、ってぇ……っ!」

 

 

 サヤの身体を支えるテーブルの細い脚が軋む悲鳴と、ぬちゃぬちゃという水音が部屋中に響く。

 痛みはまだあるはずだ。だがその痛みすら麻痺するほど激しくすると、サヤは何度も顔を左右に振った。

 

 

「ダメ、こ、これ、くるの……っ!」

「イクのか?」

「そ、そういうの、いちいち言葉にしなくて、いい、から……っ!」

 

 

 まだ恥ずかしいという感情が強いのだろう。

 だが、絶頂しそうなのは見ている夜斗にもすぐにわかった。

 

 

「イっていいぞ。俺も、そろそろ射そうだから」

「ヨルっちも……? ふ、ふぅん、気持ち良くて、我慢、できないんだぁ……!」

「うるせえ」

 

 

 どうにかこうにか上に立とうとするサヤを激しく責め立てる。

 彼女は目元に腕を持って、果てる瞬間の表情を隠そうとした。

 

 

「だから隠すなって」

「ああ……いい、じゃんっ! 恥ずかしいの、わかってよ!」

「それがいいんだろ。お前がイクとこ、ちゃんと見ててやるから」

「んっ、はあ……っ! 性格、わるっ……じゃあ、あたしもヨルっちが射精するとこ、見ててあげる! 情けない顔で射精する顔、ずーっと見ててあげるから!」

 

 

 不意に見つめ合う。

 これはこれで余計に恥ずかしいはずなのだが、サヤは唇を震わせて意地でも目を逸らそうとしなかった。

 

 

「あんっ、はあ、んっ、あ、ああ……っ!」

 

 

 恋人同士の距離感まで顔を近付け、その時が訪れた。

 

 

「ダ、ダメ……っ! イ、くっ……イク、イク!」

「射精すぞ!」

「イク、イクイク、イ──」

 

 

 勢いよく奥深い場所で、夜斗はゴム越しに精液を吐き出した。

 

 

「んんんんんん……ッ!」

 

 

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