※この作品はR-18です。

暇を持て余した男の話   作:カッコカリ

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 最近は作業用のBGMを聞きながら書くのが作者のマイブーム。
ブラックとの戦闘シーン書いてる間は吸血鬼繋がりでTrezire de spiritなんだけど聞いてたらここまで伸びてしまった。すまぬ・・・すまぬ・・・。

前回のあらすじ

 ブラックをゴールに向かってシュウウウウウ!超☆エキサイティン!


暇を持て余した男達の闘争のお話その4 ◆シェンフー◆

「ブラックに驚いた顔を見せる………ですか?」

 

 沢木恭介がブラックに一撃を加えた時より少し巻戻る。真っ暗闇の世界で、男が口にした条件は、恭介がイメージするドラマやアニメで出てくるような身を切る代償や死後の魂を喰らうなどと言った悪魔のようなソレではなく、意外な物であった。

 

 もっとも、あのブラックに驚いた顔にさせるなどと言う条件ですら難しいことこの上ないのだが………。

 

「その通りだ」

 

 そういって男は掌に魔力を収束させると、何時ぞやのシェンフーにやらせた魔力を使った立体映像を恭介に見せた。そこには銀髪の男、ブラックが映し出された。

 

「こいつがブラックだ。見たことはあるだろう?」

 

「え、ええ」

 

 目を合わせているだけで重圧で押しつぶされてしまいそうだったあの存在感。人睨みされるだけで死を強要されそうで、人間の彼から見て、ブラックは死の塊のような男だった。

 

「でも、僕はどうやって?」

 

「それは俺の力を使って――――――む」

 

「どうしました?」

 

「イカン、お前の恋人が怒っている」

 

「えーっとそれはどうしてですか?」

 

 なぜこのタイミングでその話を。という恭介の疑問に男はうむ、と何となしに頷くと

 

「貴様と話しをするために貴様の身体を斬り捨てた」

 

「え、えええぇ!?」

 

「で、それを偶然見ていたアサギが貴様が殺されたと思って激怒し、俺を殺そうとしている」

 

「ええええ!!??」

 

 そんな他人事のように!?

 

 先ほどの男らしい態度から一変しておろおろと目に見えて狼狽しだす恭介に、愉快な男よ。男は苦笑交じりに続ける。

 

「善い善い。では、互いの為に手短に話そうではないか」

 

「それは良いですがどうやってですか!?」

 

「何簡単な話だ。手を出せ」

 

「?」

 

 言われるままに手を出す。男はそれを握ると男の身体が淡く発光し、その光が恭介へと流れ込んでいった。

 

「暖かい………」

 

 全身を包んでいく淡い光を見ながら彼は呟く。

 

「忌々しい力だが、ブラックには絶大な力となろう」

 

「?」

 

「なに、こっちの話だ。さて、そろそろだ。良いか?しくじるなよ?」

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 ドゴォォオオオオッッッッッ!

 

「ゴハァッ!?」

 

 横から全身に叩きつけられた強烈な衝撃、次いで、壁を背中からたたきつけられることによって肺の中の空気が強制的に排出された。

 

―――なにが………起こった!?

 

 今なにで自分は吹き飛ばされた。片膝をついてぐわんぐわんと揺れる視界から顔を上げて拳を振り抜いた姿勢になっている巨体を視認した。

 

「馬鹿な………」

 

 自分を殴った存在、沢木恭介が犬のように裂けた口から大きく息を吐く。自身の手を握ったり開いたりして、まるで自我があるかのような人間のような仕草を取っていた。

 

「お、おい!お前!ブラック様になんてことを!」

 

「つ、捕まえろ!いや、殺せ!裏切り者を殺せぇ!」

 

 巨体故に的はデカい。配下の魔族たちが銃器で恭介に弾丸を浴びせ始める。

 

「グルルルゥゥアアアアアアア!!」

 

 横薙ぎの一撃!

 

「ギャアアアアッ!?」

 

 それだけで魔族たちは木の葉のように吹き飛び、まるで子供の集団の中心で、プロのファイターが暴れるかのようだった。

 

「畜生ッ!?一体どうなってやがる!あの実験動物何でいきなり暴れて!?」

 

「ガアアアアアッ!!」

 

「いくら撃っても傷が再生しやがる!この化け物がッ!」

 

 混乱を極める魔族たちの他にも、恭介の突然の変化にアサギもまた困惑していた。

 

「きょ、恭介なのか?でも、一体何が」

 

 全身をバネにして跳躍した恭介がアサギの前に降り立つ。その巨体によって巻き起こる土煙に顔を庇いながら、彼女は恭介の身体を見上げる。

 

「恭介?」

 

「………」

 

 恭介はゆっくりとアサギへと振り返った。犬のように裂けた口、伸ばしっぱなしになった髪の間から覗く、肩越しに見えた瞳には、確かな理性を持った光が宿っていた。

 

「アサギ………ゴメン」

 

「ぇ?」

 

「撃て撃て!撃ちまくれ!」

 

 魔族の一人が出した命令で持っていた銃器が一斉に恭介へ向けて火を噴く。避ければアサギに当たる。襲い掛かる弾丸、砲弾、それら全てを己が全身で受け止める。

 

  唸る獣のような声の中に確かに聞こえた、恭介の謝罪の言葉。それは、自分を助けるために命を懸けてくれたことと、その助けるための命は既にこの世に居なかったことと、待っていられるほど強くなかった自分の不甲斐なさに対する謝罪だった。

 

 果たして、その思いがアサギに届いたかどうかは分からない。だが、残された時間は少ない。

 

 せめて、今この時だけは………。

 

「アサギハ、ボクガマモル」

 

 惚れた女を護るための戦士で居させてほしい。

 

「オオオォォォォォオオオオ!!」

 

 爪を光らせ、牙を剥き出し、触手の刃を掲げる。魔族たちの一群に、恭介は己が身を躍らせた。

 

「ただの人間が………自我を取り戻しただと?」

 

 次々と葬られていく配下の魔族たちを目を見開きながら見つめるブラック。自身とカリヤ手ずから改造を施した人間に裏切られるなど、彼は考えもしなかった。

 

 まったくの不意打ち、意識の外からの奇襲この時ブラックは、まんまと男の掌の上で踊っていたことを理解した。

 

「クク、クククク………やってくれたな友よォ!」

 

 立ち上がろうとするブラック。

 

―――ドクンッ

 

「ぬ………ぉ!?」

 

 再び視界が揺れた。一瞬起き上がる地面に当惑し、手でそれを抑えた。いや、倒れそうになった自身の身体を手で支えたと言った方が正しい。

 

 未だに恭介から受けたダメージが全身に残っており、まるで意思を持っているかのように自身の身体の中を暴れまわっているかのようだ。

 

―――ブシッ!

 

「ッ!?」

 

 暴れまわっていた何かが身体の内側から破裂した。それに連鎖して次々と身体の各部が破裂し、鮮血をまき散らした。

 

「この力は………?!」

 

 覚えがある。

 

 ブラックには、自身にこのようなダメージを与えることのできる力に覚えがあった。黄金の男。今、全身を這いまわるダメージの塊は、黄金の男のエネルギーが混じっており、それがブラックの身動きを取れない様にしていた。

 

「まだまだ経験が足らんな。ブラック」

 

「!」

 

 男のいつもと変わらぬ余裕のある声。この時ブラックは初めて苦虫をかみつぶしたような表情になる。

 

「何故………『あの力』何故あのような人間に貸した?何故俺に使わなかった!?」

 

「何故だと?貴様はそんなことも忘れたのか?」

 

 男はそれ以上言わなかった。手に持っていた手のひらサイズの電子端末を握り、スイッチを押す。

 

(だからリリアには届かんのだ。俺もお前も)

 

 直後、カオスアリーナに爆音が響いた。突然揺れる会場にたたらを踏む敵に構わず、男はアリーナ天井の隅を見上げる。すると、見計らったかのように丸い切れ込みが入り、天井に穴が開いた。

 

「主様!こちらです!」

 

 天井を切り取ったのは『草』の二人であり、穴から二人分の顔が此方を覗いていた。

 

「撤退だ!着いて来い!」

 

 気付けば魔族のほとんどは恭介が蹴散らしていた。頃合いを見測り、男が一喝する。

 

「ッ!」

 

「あッ!?恭介!?」

 

 男の合図と同時に恭介がアサギの下へ駆けより、彼女を優しく抱え上げた。見上げると、既に男たちは天上の穴を潜り抜けていた。

 

「こっちだ!早く!」

 

「お姉ちゃん!」

 

 草の一人と二人の身を案じていたさくらが急かすように手招きをしていた。

 

「アサギ、ツカマッテ」

 

「あ、ああ!」

 

 アリーナ会場から天井までの高さは、約30m。例え改造され、強化された肉体でも届くかどうかは分からなかった。

 

 だが、届かなければ自分たちが死ぬ。

 

 

 グググググ、ダンッッッッ!

 

 

 改造された肉体をフルに使い、全身をバネにし、決死の思いで恭介は高く高く跳躍する。

 

 5m

 

 生き残っていた魔族の何人かが怒号を上げてアサルトライフルでこちらへ向けて撃ち続けている。銃弾、投げられた剣、ナイフが背中に突き刺さった。

 

 10m

 

 天井に亀裂が走った。男が爆発させた何かによってアリーナ全域に影響が出始めていた。

 

 20m

 

 天井が不自然に盛り上がり、今にも崩れそうになっていた。

 

 25m

 

 手を伸ばす。

 

 26m

 

 スピードが落ちてきた。

 

 27m

 

 もう少しで

 

 28m

 

 手が

 

 29m

 

 駄目だ。届かな

 

 

 

 ジャラララララッ!

 

 

 

 伸ばした手に二本の鎖が巻き付いた。

 

「もう少しだ!」

 

「捕まれ!」

 

 窮地を救ったのは、逃げ道を作った『草』の二人。

 

「ッ!」

 

 ガシッ!

 

 その後押しが、恭介の手を天上へと届かせた。長い長い悪夢の戦い。カオスアリーナを、遂に脱することのできた瞬間だった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 地上。カオスアリーナ入口から少し離れたところの地表に丸く切り取られたような穴が出来ていた。その近くには、つい先ほどカオスアリーナから脱出した男たちが居た。

 

「主様、ご無事ですか?」

 

「問題ない。それより他の『草』は?」

 

「はっ、高位魔族に囲まれていましたが、“運び屋”のお蔭で窮地を脱しました」

 

「何人死んだ?」

 

「………11人です」

 

「そう、か。ご苦労だった。今宵はゆっくり休め。ティアは先に行って警戒しつつ身体を休ませろ」

 

『はっ!』

 

「分かったわ」

 

 そういって男の転移術でその場を後にする『草』二人とティア。それを見送った後、男は一度溜息を吐く。

 

「………」

 

 彼はカオスアリーナがあった場所に視線を移した。摩天楼が並び立っていたビルの何棟かは崩れ、瓦礫の山となり、カオスアリーナを押しつぶしていた。

 

 男が起爆させたのは、アリーナの真上にあるビルと、その延長線上にある地下の階全てであった。崩れたビルの重りによって連鎖的に天井が崩れ、最終的にアリーナ会場内を埋め尽くすというものであった。

 

「………ッ」

 

 ジクジクと、痒みにも似た全身の疼きに僅かに顔を顰めた。ブラックの爪、アサギの分身の斬り傷、刺し傷は、僅かな痕を残して瞬く間に治療を終わらせた。ブラックならば傷は治癒ではなく再生し、跡形も残らないだろう。

 

 戦闘では男に分があるが、再生能力や魔族特有の技能に置いてはブラックの方が一枚上手。ならば必然的に、ブラックが高層ビルの下敷きになった程度では死なないのは明白。

 

 そこで、男がブラックの体内に仕込んだ力は、ブラックの再生を阻害し、縛り付ける術式が組み込まれている。死にはせずとも、瓦礫が撤去されるまで彼は出てこれない。生き埋めになった状態が遅くても一週間は続くだろう。

 

 つまり、その間ノマドは完全に機能を停止されている状態だ。

 

「まずまずか」

 

 顔には出さずとも、未だ決定打に欠ける己の策に、男は歯痒い気持ちが胸のうちに巣食っていた。

 

―――ドサッ

 

 不意に後ろからの鈍い音。

 

「ッ!?恭介!」

 

「恭兄ぃ!」

 

 次いで鼓膜を震わせる二人の少女の悲鳴染みた声に、時が来たことを二人は悟った。

 

「………ご主人様」

 

「ああ」

 

 隣で静かに控えていたシェンフーの言葉に、男は少し離れた場所で倒れ伏す沢木恭介の下へ足を運ぶ。男の存在に気が付き、警戒心をあらわにするアサギに構わず、男は恭介を見下ろした。

 

 恭介の身体は少しずつだが、身体の一部が少しずつ小さな光となって天へと昇って行っていた。さながら蛍の光のようで、それは恭介の魂に限界が来ていたことだった。

 

「気分はどうだ?」

 

「そう、ですね。とても、良い気分です」

 

「そうか………」

 

「待て、どういうことだ!?恭介は、どうなるんだ!?」

 

「良いんだ。アサギ」

 

 事情が読めないアサギたちにとって、その会話は混乱を極めた。まさしく今にも消えそうな状態になっている恋人の悟ったような言動に、彼女の本能が警鐘を鳴らしていた。何とかしなければならない。なんとかしなければ!と。

 

「でも!」

 

「聞いてくれ。この人のお蔭で、僕は君を助けられたんだ。ただ消えるだけだった矮小な僕に手を差し伸べてくれ、君を助けるチャンスをくれた。だから、良いんだ」

 

 恭介は穏やかだった。仰向けになって自分を見下ろすアサギたちを見渡す。

 

「恭兄ぃ………やだよ。死ぬなんて、言わないでよ」

 

「さくら………ごめんね。此処にいる僕は、本当の沢木恭介じゃないんだ。消えてなくなる筈だった魂の一欠けらでしかない」

 

「わからないよそんなの!恭兄ぃは恭兄ぃだよ!こんなところで死ぬようなこと言わないでよ!」

 

「………」

 

 子供のように泣きじゃくるさくらを前にして、恭介は彼女の頭に静かに掌を乗せた。クシャ、と彼女の慣れ親しんだ髪の感触に自分がちゃんと二人を護れたのだとという実感が湧いた。出来るなら、ずっとアサギたちと居たい。

 

「………ごめんな」

 

 だが、叶わない夢だ。だから、自分はかつての時と同じようにぎこちなく笑むことしかできなかった。

 

「でも、皆を護ることが出来た。これで、良かったんだ」

 

「良くあるものか!やっとだったんだ!戻ってきてくれたのに、こんな………こんな終わり方は、あんまりだ!」

 

 拳を握りしめ血を吐くような音のない慟哭。対魔忍としての在り方を貫こうとして尚抑えきれぬ激情。

 

 何が最強の対魔忍だ。愛した人さえ、護れやしない。自分の無力を思い知った瞬間だった。

 

 次に恭介は男を見やった。

 

「………ありがとうございました」

 

「礼など要らん。貴様は為すべきことを為し遂げた。それだけだ」

 

 少しずつ自壊していく恭介の気配に、男は静かに目を閉じる。

 

「それでも、貴方が居なければ、僕はずっとあのままでした」

 

「………」

 

 男はもう何も言わなかった。

 

(まっこと、惜しい魂よ。完全な状態であれば『草』として勧誘することも考えたが、或いは、完全な魔族として転生させてやるか………。まぁ、貴様はどちらも選ぶまいよ恭介。お前は何処までもただの人間であり)

 

―――だからこそお前に手を貸したのだからな

 

「なぁ、アサギ」

 

「?」

 

 悔恨で血が滲むほどに握られた拳の上に重ねられたのは、穏やかな声とは裏腹に巨大な人外の掌。おぞましい存在に変えられてもその手は暖かく、優しい。

 

「僕はこれから死ぬ」

 

「ッ!」

 

 次いで伝えられたのは紛れもない事実。息を呑む彼女の心が押しつぶされそうな感覚に陥った。

 

「でも、これで終わりじゃない。終わりにしたくないんだ」

 

 だから―――

 

 一呼吸おいて恭介は彼女の手を優しく握った。壊れない様、優しく、優しく。

 

「来世で生まれ変わっても、絶対に来世の君と、また恋人になってみせるよ」

 

「きょう、すけ」

 

「アサギ。こんなしつこい僕だけど、良いかな?」

 

「ああ、ああ!良いさ!むしろ、私が先に見付けてやる!そしたら、そしたらその時こそ!」

 

「うん、今度こそ。結婚しよう。約束する」

 

「私も、私も約束する!必ず!」

 

―――必ず!

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして、恭介の魂は天へと還っていった。未来へと託す思いを胸に、何百年先になるかも知れない長い長い婚約を誓い合って。

 

「本当に………惜しい魂よなぁ」

 

 天へと還っていく恭介を見送りながら、人知れず男は呟いた。名残惜しそうに、手を伸ばせば届く極上の料理を取り上げられた。そんな気分だった。

 

「シェンフー、貴様はどう思う?」

 

「無理ですね。愛には勝てませんから」

 

「だろうなぁ」

 

 これだから人間という奴は………。そういって笑みを浮かべる男の表情は、良好とはいえない気分に反して晴れやかだった。

 

「まぁ」

 

 

―――もういいだろう

 

 

ドッ!ガッ!

 

 

「ぅっ!?」

 

「ぐっ!?」

 

 さくらとアサギ、ほぼ同時に当て身を喰らわせて気絶させたのは、シェンフーだった。

 

「これでよろしいでしょうか?ご主人様?」

 

「良くやった。かねがね予定通りだ。さて、帰るぞ。お前は井河さくらを持て。俺は井河アサギを背負う」

 

「御意」

 

 気絶した二人を担ぐと、男はもう一度、崩れ落ちて瓦礫に埋まったアリーナを一瞥する。

 

「………」

 

 崩落にブラックは確かに巻き込まれた。事前に危機を察知した可能性もあるが、イングリッドもまた巻き込まれたと考えて良かった。何故なら、主君を置いて自分だけ脱出する家臣なぞあり得ないからだ。その忠誠心が高いほどにその選択は浮かばないものだ。いや、そもそも目を醒まさずに部下の騎士と一緒に脱出したとも考えられる。いずれにせよ、彼女が生きていることはほぼ確信に近かった。

 

「………行くぞシェンフー」

 

「はっ」

 

 転移の門を開きながら男は思考をさらに巡らせる。思い浮かぶのはカリヤとの会話。

 

――― あら、こんな楽しい催しがあったなんて聞いてないわ ―――

 

――― 大急ぎで来ちゃったから、不躾な部分は許して頂戴 ―――

 

――― まぁ、怖い瞳。素敵すぎて子宮がキュンキュンしちゃうわ ―――

 

――― あら、分からない?私も混ぜてもらおうと思ってるのよ。少し試したいこともあるしね ―――

 

 ブラックとの戦いに乱入してきたカリヤ。果たして、彼女があの場に出てきたのは偶然だったのだろうか。抱えていた魔術師から教えてもらっていたとはいえ、ただ目の前に現れて挑発だけして帰るほど、彼女は素直ではない。その蛇のような本質と同じく、狡猾であり、男ですら時として考えつかないような策を思いつく。現に、沢木恭介を使って時間稼ぎを行い、援軍を呼び、ブラックの治癒を手助けするという三つの策を成功させている。

 

「………シェンフー。朧の遺骸は回収しているな?」

 

「はっ、ですが、頭部は何者かが」

 

「いや、良い。誰がやったかは分かっている」

 

「?一体誰が―――」

 

「ヒント、性悪蛇」

 

「あの女ッ!?」

 

 フカーーーーッ!!と猫が毛を逆立てるように髪を逆立てるシェンフーを横眼で見ながら、男は小さく溜息を吐く。シェンフーの言葉で全てが繋がった。恐らく朧の頭部を回収したのはカリヤ。いずれは新たな身体を手に入れて朧は再び対魔忍たちの前に現れるだろう。

 

 もっとも、ノマドの司令塔は一時的とはいえ一週間いや、一、二週間は麻痺していることは確実。今宵の戦いが終わったからと言って男の策が完了したわけではない。

 

 黄金の男は既に次の策へ向けて、動いている。

 

 これで終わりではない。始まりだ。ノマドが動きづらくなっているこの二週間が多くを得るか、多くを失うかの瀬戸際となる。

 

「シェンフー」

 

「はっ」

 

「大義であった」

 

「勿体なきお言葉でございます」

 

 だが今は、一つの戦いを終わらせたいくさ人として、その余韻に浸るとしよう。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 当然の如く、時間は既に深夜を過ぎ、後数時間もすれば空が白み始める頃になっている。誰も起きてはおらず、留守の間特にトラブルもなかったようだ。

 

「篠原まりはどうしている?」

 

「桃子ちゃんと寝ているようです」

 

 仲が宜しいことで………。過去のギクシャクした関係はどこへやら。天華、ティアもまた、早々に休んでいるようだ。もっとも、こんな時間だ。起きている方が可笑しい。

 

 男はアサギたちを空き部屋に放り込み、戦いで流れた血と汗を流すために男は浴室へと赴く。

 

 廊下の奥、階段を降りた先にある更衣室を通り、扉を潜った先には、巨大な湯船、複数のシャワー、大理石の床というちょっとした旅館の豪華な大浴場が存在した。

 

 シャワーで身体の垢と汚れと固まった血を早々に洗い落とし、湯船へと身体を浸からせる。すると、見る見る内にその身体に刻み込まれた傷痕は無くなり、健康的な肌へと変わっていった。

 

「………」

 

 じんわりとした湯の熱が全身に沁み渡っていく感覚、湯水が排水溝へ流れていく音、天井に生まれた発露が滴となって大理石の床に落ちる音。しばし、男は己を包み込む世界に浸ることにした。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「隙あり!」

 

「ぶがぁっ!?」

 

 突然の横っ面に叩き込まれるような衝撃に思わず叫ぶ。グルグルと回る視界。

 

―――ドゴォォオオオオッッッッッ!

 

 レンガ造りの壁に叩きつけられ、その崩落に体が巻き込まれたが、彼にとってはそれほどのダメージではない。直ぐに瓦礫から抜け出して、その原因に烈火のごとく彼は吠えた。

 

「貴様ァッ!人が考え事をしている時に蹴るとは何事だァ!」

 

「アハハッ。申し訳ありません」

 

 蹴り抜いた姿勢で申し訳なさそうに笑っているのは、涼やかで凛とした顔立ちで翠色の瞳が特徴的な美しい少女だ。白い衣装に身を包み、長い銀髪を後頭部でまとめ上げポニーテールにしており、手足は鎧に包まれていた。

 

「その、蹴りやすそうな場所に、頭がありましたから、思わず」

 

「思わずで人を蹴るな戯け!」

 

 花も恥じらう乙女のような仕草を取る白い少女。絵になる光景だが、言動で全てを台無しにしていた。

 

「良いじゃないですか。私と貴方たちの仲なんですから」

 

「埋めるぞ貴様!?」

 

「無事か友よ?」

 

 不意に、聞き覚えのある声がして、男は振り返った。

 

「ああ、ブラックか。まったく、お前も言ってやれ。彼奴のおかし………さ」

 

 そして固まった。

 

「………」

 

 男、ブラックの顔は痣だらけになっており、ついさっきまで誰かにボコボコにされていたことをありありと窺わせた。

 

「お前もか」

 

「ああ」

 

 本来ならばどんな傷でもすぐに再生するはずのブラックでさえ、この状態である、自分が蹴られる以前にどんなことがあったのか、想像したくもなかった。

 

「さぁ二人とも、今日も私と組み手をしましょう!身体が鈍ってはいけませんから」

 

「「拒否権は?」」

 

「ありませんよ」

 

 実に流れるようなやり取りである。語尾にハートが付きそうなほどに可愛らしい笑顔でニッコリと笑う白の姫騎士に、二人は全速力で逃げる算段を考えるのであった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「――――――――じん様?ご主人様!」

 

「む、ぅ?ッ!」

 

 ハッ、とシェンフーの呼び声で男は目を醒ました。知らず知らずのうちに、眠ってしまっていたらしい。

 

「………すまんなシェンフー。手間を掛けさせた」

 

「いいえ。お気になさらず。ご主人様の素敵な寝顔を見れましたから」

 

「む」

 

 にこやかに微笑むシェンフー。仮面をしていない彼女の素顔は、どんな表情をしても絵になり『男』を刺激して止まない魔性の美貌。

 

 ただ静かに座しているだけでも、眠っているだけでも、どんな状態であれ、彼女の魅力は全ての男を理性の失した獣へと変えてしまうだろう。

 

「可愛かったですよ?ご主人様の寝顔」

 

「くはっ、言ってくれる」

 

 今日は分が悪い。迂闊にも弱みを晒してしまった。

 

 男の手がシェンフーの顎を持ち上げる。

 

「ぁ………」

 

「すまんなシェンフー。待たせてしまったな」

 

 たかが寝顔で?と思うものは多くいるはずだ。だが―――

 

「はい。一杯、愛してください」

 

 男と言うのは、何時でも女の前ではかっこよく居たいと思うものであり、女は男の隠している部分を知りたくなる。

 

「ん………む……ふ……ちゅ……ん……ぷぁ……ふぁむ」

 

 言うなれば、この二人の関係は、ある意味で理想的と言えるだろう。

 

「んん……ちゅ………はぁ………んむ……ん……ぇお……」

 

 唇を重ね、互いに舌を絡ませ、シェンフー強請る様に自ら男の寵愛を求める。

 

「はむぅ……んふぅ……ん……んぁ……ん……ちゅ」

 

 頭部に回された手、息遣い、胸板に押し付けられた見事な双丘、全身で感じる男とは違う柔らかな女の感触は、男の情欲を掻き立てる最高級のスパイス。シェンフーも同じく、貪っても貪っても貪っても尚貪りつくせぬ黄金の男の全てに酔いしれる。

 

「くちゅ……はぁぷ……んん……ぁ……ふ……ふんん」

 

―――嗚呼、なんと甘美な

 

「ん~~………ぷぁ………はぁ、はぁ………ごしゅじんさまぁ………」

 

―――“ワシ”の全てが、愛されておる

 

「シェンフーは、シェンフーはもう我慢が出来ませぬ」

 

 湯船に腰かけ、娼婦のようにはしたなく大股を広げると、彼女はヴァギナを広げ、厭らしく男を誘った。次いで、シェンフーを中心にそよ風が吹いた。そよ風の現象を引き起こしたシェンフーは先ほどとは違う別の存在へと変化していた。宝石のような紅蓮の瞳は金色へと変化し、流れるような白金の髪、その頭部にはピンと尖った白金の狐の耳。

 

 そして臀部からは大浴場を覆い尽くしかねない大きな12の尾が生えていた。

 

「さぁ、主様。ワシのミホトをその猛りに猛ったその肉棒でワシの子宮を貫いてくりゃれ。遠慮はいりませぬ。余すことなく、びゅくびゅく吐きだして下され」

 

―――神すらも魅了し、あらゆる女神を降した“私”が蹂躙される

 

 無欲な聖人ですらたちまち娼婦に落としかねない淫靡さは、男の精気を啜るサキュバスすらも凌駕している。そもそも淫靡さという言葉すら、彼女から始まったのではないかと錯覚させられる。

 

 これがシェンフー。全ての仮面を捨て去り、ヴェールを拭い去った。本当の彼女だった。

 

 言葉は要らなかった。彼女の求めるままに、腹部まで反り返った一物がシェンフーの女陰へとおしあてる。

 

―――なんと破滅的な快楽

 

そして一気に

 

「ああっ!」

 

ズリュッ!

 

子宮まで貫いた!

 

「ぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああっ!きたぁ!くふぅあぁ!!!」

 

 獣のような嬌声だった。これこそが全ての欲望を曝け出した、飾りっ気のないシェンフーの本当の姿だった。

 

 何度も何度も男を受け入れたシェンフーの中は黄金の男の持つ雄を受け入れるための肉穴へと変化していた。普通の女性ならば苦しむ場所となる筈の子宮内ですらシェンフーにとってはよりよい遺伝子を直接選定するため異常に過敏な性感帯でしかなかった。

 

「もっと、もっとつよ、くふぅぅあ!しゅご、ひ、いひ、もっと、もっと、ワシの中をごしごしして、はあぁぁぁっ!!!」

 

 男の肉竿がシェンフーの腹部を盛り上がらせ、臍の上までめり込む。シェンフーにとってそれすら歓喜のスパイスだった。人ならざる異形の存在、全ての欲を飲み込み、受け入れ、自分の物にした傾世の美女だからこそできる異常な交合。

 

「あぁぁっ、そうじゃ…もっと…んはぁ!もう、ワシは、主様にとろとろのぐちゃぐちゃに蕩かされてしまったのじゃぁ!」

 

 一突きごとにばるんばるんと揺れる見事な双丘を鷲掴みしても尚、指の間から溢れる乳肉。

 

「ふぁ!……ぁ、ぁあ……はぁっ。ああ、良い、良いのじゃあ!」

 

 今のシェンフーにとってはちょっとした痛みは快感を燃え上がらせる要素でしかない。胸からじんわりと伝わる男の手の温もりを感じつつ熱い吐息を吐きだす。既に胸の先端はビンビンに勃っており。指で扱き上げるだけで悲鳴を上げそうなくらい甘美な刺激が脳天を貫いた。

 

「ん、んんっ!……はぁんっ!」

 

ちゅちゅう!ずじゅううぅぅっ!

 

 全身を襲う多幸感、強烈な快感に思わずシェンフーは身を仰け反らせる。乳輪ごと乳首を咥えこみ、下品な音を立てて吸い込むだけで、彼女は軽く達してしまっていた。

 

「ふあぁ、ぁぁ……もっと、すってぇ良いのじゃぞ……あはぁっ」

 

 口内の肉粒を舐めころがし、これは俺の物だ。誰にも渡さん、としっかりとマーキングする為にぬるぬると唾液をしみこませる。

 

「ふふ、あっ、あっ。そう、じゃ。妾は主様の物じゃ。くぁあっ、もっと、もっと、刻み付けておくれ。わらわの愛しい愛しい主様ぁ。んはぁぁ」

 

 ぐりぐりと押し込まれるたびに子宮が形を変える。猛った肉棒が中をこね回すだけでなく、膣の淫肉の一片一片が意思を持ったかのように千の舌となって張り付き、巻き付き、絞り上げ、作り変えられた子宮は飲み込んだ亀頭に密着して最後の仕事を終えるための準備を始める。

 

 互いの手を重ね合わせ、指を絡ませ、一心不乱に突きこみ始める。

 

「あっあっあぁ!主様!主、さま!分かるかや?ワシの中が主様を抱きしめておるぅぅ!」

 

 ズチュッズジュッズジュッジュッズチュッ!

 

「子宮まで主様とディープキスしておる。あははっ子種を飲み込むために主様の亀頭を踊り食いしておるのじゃぁ!」

 

 上からハンマーのように突きこまれる律動。それに対する応えは足を絡ませることで更なる激しい律動への求め。

 

「はぁっ、はぁっ、もう、イきそうじゃ、あっあっ、イク、イクイク」

 

 ドグッ!どぷぅぅぅぅぅぅっ!ビュグ!ビュグッ!どくっ!どくっ!どくっ!

 

「か!?………はっ!?……………~~~~~!!」

 

 手と吐息を重ね合わせ、二人はともに絶頂へと駆け上がった。白い咽喉を限界まで反らし、はぁ、はぁ、と舌を突きだして快感の逃げ場所を作るためにビクッビクッ!痙攣させながら背中を反り返らせる。

 

 声にならない絶頂の悲鳴を上げるシェンフー。パチパチと明滅する視界と嵐のような快楽と爆発するような多幸感。

 

「お゛~~………あ゛~~………」

 

(すご、すごすぎるぅぅ………ただの交わりでここまでの快楽などぉ~~~)

 

 下手な薬なぞ訳なかった。作り物の快楽などではない、魂のふれあいによって出来る真の交わり。これ以上の快楽なぞ存在しないのだ。

 

 絶頂の余韻に浸りながら胸を上下させるシェンフー。ふと、ビクンッと肉棒が震えた。

 

「ひっ!?くひぃぃあ!?」

 

 男の肉竿は未だ萎えておらず、固さを失ってはいなかった。腰をしゃくり、シェンフーの膣内と子宮を行ったり来たりを繰り返しながら天井を小刻みに擦り上げる。

 

「ひぃんっそんな、か、斯様なところばかりぃ!意地悪じゃあ主様ぁ!」

 

 嵐のような快楽はまだ終わらない。彼女の言葉とは裏腹に、男の腰の動きに合わせてパクパクと子宮口が口を開き、まるでフェラチオをしているかのように男の亀頭と愛撫していた。

 

「でも、してぇ、もっとしてくりゃれぇ。もっとワシを埋め尽くしておくれぇ!」

 

 きゅうぅ…とペニスを締め付けるシェンフーに男は彼女の細い腰を掴んで抱え上げる。

 

「ひぅんっ……あぁ、あっ……!す、凄ひっ……んっ、ふやぁん!」

 

 膣穴を貫きながらシェンフーの唇を奪う。それを待っていた彼女は、子を育む聖域を犯されながら鼻息を荒くして舌を絡める。

 

「んぶっんちゅっ、じゅるじゅるじゅるれぶれるりゅぱりゅぱっ………」

 

 何本も出来た銀色のアーチが、二人のキスの激しさを物語らせる。既に絶頂の感覚は継ぎ目なく全身を荒れ狂い、後は青天井に快楽は昇っていくだけだった。

 

「は、は、は、ふ、震えておる。で、出る、出るのじゃな?」

 

 ペニスの震えで絶頂を感じ取るシェンフー。それに応えるようにざわざわと彼女の膣肉が男のモノを二度と話すまいと貪欲に吸い付き、絡みつき、纏わりつき、搾り取らんと引き込むような動きになる。

 

「来てたもれ全部、一気、に出してワシの中に、子種をあっ、あ、ああ、付けて。刻み付けてぇ!」

 

 切羽詰まった息遣いのままシェンフーの腰の括れを深く抱いて子宮内を強く叩きつける。男の動きにシェンフーは狂ったように悶え、メスとして最高の快楽に溺れていく。

 

「くぅんっ!は、は、あ、あ、あ、あは!好きぃ、これ、好きなのじゃぁ。ワシは、幸せじゃあぁ!灼いてぇ!主様のでワシの奥を、灼いとくれぇッ!」

 

 男は最後の瞬間、欲望に身を任せて腰を突きだした。

 

 どびゅるるるるるるるる!どびゅうううううううう!どぐ!どぐ!どぐ!どぐ!どびゅ!びゅぐびゅぐびゅぐびゅぐびゅぐううううううううううううううう!!びゅくびゅくびゅくずびゅろおおおおぉぉぉーーーっ!!どぷどぷどぷどぷんっ!びゅるびゅるびゅろおおおっ!

 

「ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

 

 シェンフーの絶頂と同時に精液を破裂した水道のように彼女の膣内を強引に粘塊を注ぎ込んでいく。

 

 シェンフーの膣内は小刻みに蠢き、もっともっとと貪欲に精液を受け入れ、ペニスを優しく絞り上げるように締め付ける。

 

「あっ、くぁぁっ主様ぁ、ご主人様ぁ……っご主人様のが、私の、ワシの中にぃ、あぁぁ……広がっていくぅ、満たされて、イくぅぅ………」

 

 ドクッドクッドクッドクッドクッ

 

 シェンフーの胎内を隙間なく男の子種が満たしていく。

 

「ああ、主様ぁ………」

 

 ドク………ドク………ドク

 

 胎内をタプタプに満たして膨らんでいく腹部を撫でながら、シェンフーは目じりを下げてうっとりと目を細め、満足そうに男と唇を重ねる。

 

「あむっ………ちゅっ、ちゅぅ………ふぁ………ふふ、また汚れてしまったのぅ」

 

 ドク………ごぷぅ………

 

 長い長い射精がようやく終わると、二人は抱きしめあいながら余韻に頭を痺れさせる。ざわざわとシェンフーの尾がまるで花開く直前の蕾のように二人を包み込む。

 

 まだ足りない。たちまち男の肉棒は再びシェンフーの中で固さを取り戻していた。

 

「さぁ、主様よ、もっともっともっともっと、ワシを貪っておくれ」

 

 シェンフーは汗にまみれた肢体を押し付けながら、征服される雌の喜びにさらに深く、深く溺れていくのだった。




 はあああああああああああ!んんんんんんんんんんんんんん!うおおおおおおおおおおおおおおお!

 エロシーン書いてやったぞぉぉぉお!

 そしてちょこっとだけリリアをゲスト出演。

 これでこのお話内での彼女の立ち位置を察してくれれば幸いです。
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