※この作品はR-18です。

暇を持て余した男の話   作:カッコカリ

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イベント直前に投稿。なんとか間に合ったじぇ。

前回のあらすじ

黄金の男は大変な伏線を配置していきました。


暇を持て余した男が治療するお話その4 ◆前園桃子◆

 それから時間はあっという間に過ぎていき、桃子にとって、運命の夜が来た。一日目の時と比べれば慣れたものだ。風呂で身体を清め、その時に備える。

 

「………」

 

 だのに、胸の鼓動は高まるばかりだった。分かっている。昨夜の情事が頭から離れられないでいたからだ。今朝からずっと目を逸らし続けていたあの満たされていくような快感。

 

 あの時、シェンフーが現れなかったら、その時はされるがままに自分は嫌と言っておきながら、その快楽に身を委ねていただろう。

 

 時間が経つたびに嫌だと思うこともなく、むしろ期待し、想像するだけで、身体は疼く。

 

「っ!」

 

 こんな筈ではなかった。心を凍り付かせれば何とかなると高を括っていた。己の身を抱きしめて身震いをする桃子。この感覚も、ついこの間の自分であれば男の術の所為だと断言できたはずなのに………。

 

 二日間も過ごせば男がどういう人間なのかある程度は分かってしまう。彼は欲望に忠実であり、そこに善も悪も存在しない。ただ、唯一救いだったのは、この男はそれほど外道な性格ではないこと。本気で嫌がることはしないし、子供の扱いも慣れていた。第一にだ、自分は男に対していつの間にか友人のように遠慮もなく話しをしていた。目を合わせるだけでその威圧に畏怖し、身を緊張させていたというのにだ。この変化はある意味洗脳よりも性質が悪い。なにせ男には、悪意などないのだから。

 

 自分のモノになった者は見捨てない。貪欲に求め、得たものは壊れない様優しく優しく愛でる。そして、堕落させていく。

 

「怖い」

 

 自分の知っている魔族と違った。こんなにも優しく手間をかけて人を堕とそうとする魔族など見たことも聞いたこともなかった。学園で教えられたこととは違う魔族。いや、そもそも彼は魔族ですらないのかもしれない。まったくもって未知の存在。得体が知れないことが怖かった。それでも―――

 

「………」

 

 この二日間はとても楽しかった。対魔忍としての使命も果たせず、ただ一人の女の子として遊んで笑って、仲良くなって、怒って、負けて。あの時は、確かに自分はイキイキとしていた。

 

「いやよ、だって、私……皆のところへ帰って」

 

 そう、一日でも早く任務をこなして卒業し、皆と肩を並べられるように。

 

“君は普通だけど、普通には普通の対魔忍としての仕事はちゃんとあるから頑張ってきなさい”

 

「ぁ………」

 

 此処にいないはずの教師の声が、フラッシュバックした。普通でしかない自分と、才能あふれた友達、そして憧れの先輩。

 

 自分の立ち位置と彼女たちの距離があまりにも離れていて、皆遠くで桃子に背を向けて歩いているのを幻視した。

 

「ぁ………っ……ぅぁ」

 

 うずくまって、必死に泣くまいと声を押し殺す。桃子はこれまでの出来事が走馬灯のように駆け巡った。

 

 魔族に襲われた時、能力が発現し、自分だけ襲われない中、目の前で魔族に喰われていく家族、手を差し伸べてくれた先輩、五車学園で出来た仲間、辛い現実、果たせない想い、ついにたどり着けた卒業試験を失敗し、ワームで醜い体にされ、身体を汚され、そして、今の自分。

 

「う………くぅ……ぐ……ぅ…!」

 

 否定したい。否定したいのに、もうすぐ帰れるのに、ここまで来たのに、今更になって、帰りたくないと思うなんて。そんな自分が、余計に嫌になった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「………」

 

「んふっ……ん、んん…うん……じゅぽっ……じゅぅ」

 

 シェンフーは、ベッドに座った男の前で跪き、その堅く膨れあがった男根を口いっぱいに頬張り、眉を寄せながら口戯に没頭していた。くびれた部分を下で刺激し、先端に口付けし、時には袋のほうまでその桜色の唇を移動させた。

 

「んはっ…はぷっ…んっ、ちゅっ…んんっ!ぷっふぅ…んぷっ…んんっふッ!………じゅる、ぱはっ……どうしました?ご主人様?」

 

「いや、前園桃子が随分と自暴自棄になり始めている。少々フォローした方が」

 

「む゛」

 

ガプッ!

 

「いっつぁ!?」

 

「ふむぅ~!」

 

「ま、まて!先を噛むな!痛い!いたたたた!」

 

「GUUUU………女性との情事の最中に他の女のことを考えるなんて、失礼極まりませんよ。ご主人様?」

 

「ツぅ……そうだな。俺が浅はかだった。許せ」

 

 そういって男はシェンフーの髪を手櫛で梳いた。機嫌を良くしたシェンフーは再び口戯を開始した。息継ぎのため口を離すたびに、湿った、しかし熱い吐息がその同等の体格を持つものと比べても大きめな剛直の先端に吹きかかる。

 

「はふ……くちゅ……ちゅぅぅ……っぱ……は……ん……れる……ちゅっちゅっ……くちゃ」

 

 シェンフーの口戯は丁寧を極めていた。その剛直に刻まれている皺の一本一本を根元から辿るようにその小さな薄紅色の舌が這い、青黒く浮き出た血管の一本一本にまで吸い上げるように薄い唇が吸い付いてきていた。横咥えして幹に向かって口付けし、時には下の袋のほうにまで舌を這わせる。

 

その顔は、すでに快楽に緩んでおり、太ももに流れる滴がもう一本追加された。

 

「動かすぞ…」

 

「んふ」

 

 やがて、男はシェンフーの頭を掴み、乱暴に腰を前後に動かし始める。

 

「んっっ……!!」

 

 だが、シェンフーは苦しげに呻きながらも、求められている実感からか嬉しげに目を細めて、苦しさのあまり口淫をやめるどころか歯を立てないようにしながら唇で締め付け、舌で裏筋を刺激し始めた。幹にくわえられた絞るような唇の感触と、裏筋に与えられるちろちろとした愛撫に男の背筋が震える。

 

 

 

じゅっぷじゅっぷじゅっぼ――

 

 

 

「むぅ…はむん…」

 

 シェンフーは逃がすまいと男の腰の後ろに両手を回し、自らの顔を前後に動かし始めた。

 

「んぶ………ふ……んっんっんっ」

 

 お互い無言ながら、どこか両者とも満足している風なその動きは、やがて口に含まれていた男の一物が震えるように小刻みに振動を始め、どくっ……とその先端から生臭い粘塊を吐き出したことで、止まった。

 

 

「ふ、ふっふ…ん!」

 

 男が達した瞬間を見計らい、シェンフーは咽喉の奥まで男のそれを受け入れていく。目の端に溜まった涙は嫌悪ではなく歓喜。胃に直接流し込まれるような感覚にさえ、シェンフーは快楽を見出し、絶頂に達していた。

 

 そして、男の脈動が収まるまで余すことなく精液を飲み込んだシェンフーが、熱っぽく溜息を吐いた。

 

「ご馳走さまでした」

 

 そういうとシェンフーは立ち上がり、自らの服を消してベッドにまるで発情した犬のように寝っ転がった。

 

「さぁ、ご主人様、今度はこのシェンフーの淫壺をご堪能くださいませ」

 

 自らの下半身に添えたその白魚のような指をゆっくると左右に広げて見せた。中では真っ赤に充血し、蜜を蓄えた秘肉が男の来訪を待ち受けているかのようにひっそりと花開いている。

 

 男は誘うように揺らすシェンフーの尻を掴み、その剛直を一気に突き入れた。

 

「んあああああぁあぁぁぁあっ!」

 

 媚肉を押し広げ、体重を乗せて押し込まれる感覚が、シェンフーの口から歓喜の声となって漏れ、突き降ろされるたびにぶるんぶるんとゆれる乳房の先端は固くしこった乳首が尖っている。

 

 繊細な肋骨の輪郭を薄らと浮かばせた脇腹からウエストの括れへと至るライン、その引き締まったお腹を、男の剛直の存在を表すように薄らと内側から押し上げていた。

 

「くぁん!?すご……ひっ!う、あっあっああぁぁぁぁんん!」

 

 シェンフーの身体は男がピストンするたびに反応しており、男の求めに応じるかのように腰を突き上げ、膣壁をキュウキュウと締め付ける。ガクガクと震える足と膣の痙攣が、短いスパンでシェンフーが絶頂していることを教えた。

 

パンパンパンパンッ!

 

 互いの下腹がぶつかり合い、湿った肉打ちの音が室内に響く。

 

「はあん!あっ、あっ、あうぅん!」

 

 眉を八の字にさせて喜び、甘さを帯びた喘ぎ声を上げ、媚びるように細められた瞳を男に向ける。淫靡ながらその姿はそれでもシェンフーの美しさを一切損なわない。

 

「もっと、ついてくらしゃ……ひあぁっ!」

 

「っ……締め付けすぎだ……」

 

 注挿の度に膣壁は男根を締め付け、愛液が飛び散り、蠱惑的な淫らな匂いが立ち込める。

 

「らって!ご褒美!ごほうびれすからぁぁあ!んあぁぁ!?しょこぉ!きくぅ!イグゥウウウ!」

 

「う……ぉ!?」

 

 入り口周辺の膣天井を小刻みに擦るだけで、シェンフーの様子は一変した。強烈な尿意にも似た絶頂が身体を襲い、シェンフーの身体が強張った。

 

 思わず出そうになった魔性の名器に戦慄しつつも、男は下っ腹に力を入れて、射精を我慢した。

 

「この……!」

 

 負けて堪るかと男はピストンの深度と速度を変化させ、自分が知りうる限りのシェンフーの急所を責めたてる。

 

「きたあ!またくる!またイきましたぁぁぁッ!」

 

 Gスポットと子宮口を交互に突き、ぐりぐりと亀頭を押し付けるたびに、膣壁がまるで男根を子宮の中に迎え入れようとギュルギュルと蠢く。

 

「あひゅっ!きてくら……くひっ?!来てぇ!射精!一回目ぇぇ!私、弾けますぅぅ!」

 

 腰をカクカクとせり上げ、シェンフーの子宮はまるで親鳥から餌をねだる小鳥のようにくぱぁと子宮口が亀頭に吸い付き、男の射精をねだる。

 

 一突きするたびに、悦楽の波に襲われた裸体が歓喜に震え、全身の筋肉が弛緩と緊張を繰り返していく。

 

「締め付けすぎだこの……!そろそろ出る!」

 

「きてぇぇ!一杯きてぇぇえ!」

 

 腰使いを早める男とシェンフーの手の指が絡みあう。舌を突き出し、アヘ顔になって物欲しげな顔に興奮した男の男根が更に膨張する。

 

「オオオオオオオオオオッ!?」

 

 獣のような悲鳴を上げて限界まで仰け反り、シェンフーの爆乳が汗を振りまいて揺れ弾んだ。

 

どぷぅ!どびゅうぅうぅうううう!びゅろぉぉおお!

 

「オ゛ッ!?」

 

どくっ!どくっ!どくっ!

 

「あっ………!あっ………!うぅ、き、来たぁぁ……ぁぁ、あ。れてまふぅ。中に一杯、満たされてますぅ」

 

どっ……!どっ………!どっ……………ごぷぅ……

 

 シェンフーの体液を押し退けて、高い粘性のある男の精液が、シェンフーの秘唇から零れ落ちていく。激しい絶頂を果たしたというのに、彼女の膣は未だ足りないと示しているかのように男の男根を締め付ける。

 

「ふむぅん……じゅりゅ、れるぉ……はむぅ……るろぉ、ちゅりゅ、れるれる」

 

 濃厚なキスを交わし、獣のように男を求める姿は、いつものシェンフーの理性的な姿からは想像もできない。

 

「じゅるる、ちゅぱぁ………んむ、くぷ……りゅぉ……ごしゅじんさまぁ」

 

 言外にもっと、とねだるシェンフーに男は注挿を再開することで応えた。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「はぁ……はぁ……っ!ん!んん!」

 

(これで……………………ご、5回目………)

 

 はぁ、はぁ、と荒い息を整えながら前園桃子は、二人の情事を、バスルームの僅かに開いたところから盗み見ていた。

 

「あっ!あっ!あっ!そこ!いいですぅ!もっと、ついてくださいぃぃ!はひぃ!?浅いのも、深いのも、イイですぅ!」

 

 理知的で落ち着いた大人の女性という雰囲気を持っていたシェンフーは、今男に組み敷かれ、その大きな肉棒を腹が浮き上がるくらいのそれを秘唇へと迎え入れていた。

 

 片足を上げ、胸を乱暴に掴まれながら、痛がることもなくその顔は快楽一色で満ち満ちていた。

 

「はぁ……はぁ………」

 

 そして自分はそんな二人のセックスを盗み見ながら。

 

「あっ……!くぅ………」

 

 自慰をしていた。人の情事を盗み見ながら自慰をするなど間違っている。浅はかだと分かっていながら―――

 

「はっ、はっ、んくぅぅうう!」

 

―――止められない。

 

 絶頂に震える身体を見下ろしながら両腕で胸を揉むだけで、身体が悦楽に包み込まれた。

 

(いくらなんでも、私……イきすぎだよぉ)

 

 もう少しで二桁に届こうというくらい、桃子は長い時間自慰をしていた。だが、慰めれば慰めるほどに、自分の膣奥に存在するものが切なく疼く。これだけでは足りないと嘆いている。

 

「ん……くふぅ……」

 

 もう、桃子の頭の中はぐちゃぐちゃになって居た。本当に自分は対魔忍として戻った方が良いのか、それとも、男に言われるままに男のモノとなり、才能を開花するべきなのか……。きっと問いかけても男は答えないだろう。お前が決めろと言って、きっと自分の言葉を待つに違いない。

 

「あはぁ!膨らんできました!出るんですね!?出すんですね!?出して!早く!出して!」

 

 男の注挿がひときわ強くシェンフーの子宮を抉り、一回目と全く変わらぬ大量の精を鈴口から吐きだしていく。

 

「オ………ほぉぉ………ぉぉおん……」

 

「シェンフー……さん」

 

 とろぉ~んと快感に蕩けたアヘ顔を見ていた桃子は知らず知らずのうちに固唾を飲み込んだ。

 

(気持ち良さそう……)

 

 もし、もしも仮に、自分が男のモノになると言ったら、どれくらい気持ちが良いのだろうか。桃子は思い出す。前戯だけでよがり狂い、心を満たすような快楽の波が自分を優しく包み込んでくれたあの瞬間を。

 

「だめ……だめだよ……こんなこと」

 

 力なく首を振って、頭の中に浮かび上がったものを振り払った。シェンフーの顔が脳裏から離れない。あんなに女として心底幸せそうな顔をしているなんて、羨ましいと思わない訳がない。

 

 途端に自信を慰める自分がみじめに思えてしまった。どれだけ達しても、肝心な部分が満たされておらず、それがより自分の惨めさがより鮮明なものとなる。

 

 羨ましい、混ぜてほしい。その時、浴室のドアが勝手に開かれた。

 

「ぁ………」

 

「………」

 

 呆然と見上げる桃子とそれを見下ろす男。いつの間にか、情事は終わりをつげ、シェンフーが気絶していた。

 

「ぁ………ぁ……の」

 

 上手く言葉が紡げない。それは二人の情事を盗み見ながら自慰をしていたことによる気まずさゆえか。視線を逸らす桃子を男は抱き上げた。

 

「あ……」

 

 鍛えられた肉体に抱かれる心地よさ。否定しようのない意図せずして漏れ出た期待に満ちた呟き。彼女の身体は、眠るシェンフーの隣に横たわった。

 

 その上になるべく体重をかけない様にのしかかる男が、桃子と視線を交差させる。

 

「今日で最後だ」

 

「っ………」

 

 耳元で囁かれるだけでゾゾゾ、と背筋を甘い痺れが走った。さっきまで気まずくて視線を逸らしていたのに、男の淡く光る瞳と目を合わせた瞬間、桃子はそれに釘付けとなった。

 

「こ、ここ………何回弄っても、何回イっても、止まらないんです。満足しないんです」

 

 男の目の前で自慰を始める桃子。それを男はただ黙って見ている。

 

「これも、ワームの所為なんでしょうか?」

 

 低能なワームに人間の心を作り替える術は持っていない。懺悔のような独白に対する答えを男は知っている。だが、今にも壊れそうになりながら縋り付く桃子の瞳をまっすぐ見ながら唇を重ねた。

 

「ぁ………んむ……ふ……ちゅ……ん……ぷぁ……ふぁむ」

 

「……そうだな。ワームの所為だ」

 

 男は嘘を吐くことにした。

 

「………うそつき」

 

 消え入るような呟きは、男にもしっかりと聴こえていたが、それはキスをすることで誤魔化した。

 

「ちゅぷ……あふ、ん、んん……ちゅ、んむ、ふんぅ………」

 

(やっぱりキス………優しい)

 

「くちゅ……れぉ……はむぅ……んふぅ……ん……んぁ……ん……ちゅ」

 

 舌先から歯茎まで優しく愛でるように、ゆっくりとした愛撫だった。

 

「くちゅ……はぁぷ……んん……ぁ……ふ……ふんん」

 

 頬に添えられた手、優しく撫でる手つき、まるで恋人のキスだ。こんな形で夢の一つが叶うなど、ましてや、それを喜んでいる自分。

 

「んん……ちゅ………はぁ………んむ……ん……ぇお……」

 

(もう、どうでもいいや)

 

 自分から引き寄せるように男の背に腕を回し、自分の胸元に手を誘導させる桃子。乳房全体を包み込むように掌を撫でまわし、ツンと尖った突起を扱いていく。

 

「ふんぅ…ちゅぅ……ふぅんんん………りゅぅ……んん!」

 

 悶える桃子の心は燃え上がる様に高揚していた。男を受け入れた瞬間、信じられないような多幸感が身を包んだ。

 

「はぁ……はぁ……………聞いても……はぁ……良いですかぁ?」

 

「……なんだ?」

 

「もし私が、貴方のモノになったら……どうなるんですか?」

 

「特に変わらんさ。魔族になるわけでもない。お前は対魔忍前園桃子として俺の隣に居るだけだ。俺の手足となって働き、俺の命令に忠実に動き、俺の望む結果をお前が出す。相応の働きには相応の報酬を出す。何でもだ」

 

「なんでも……ですか?」

 

「ああ。文字通り何でもだ。当然相応の働きが必要だがな」

 

「それが、皆のところに戻るという望みでもですか?」

 

「――――――――――――」

 

 僅かに、男は目を見開いた後、ふむ……と顎に手を置いた後、無言で頷いた。

 

「そうだな………良いだろう。俺のモノになったらそれも叶えてやろう。俺は俺の所有物の望みには寛大だからな」

 

「もし、裏切ったら?」

 

「相変わらず質問の多い女だ。当然罰は下す」

 

 男は桃子の耳元まで顔を近づけ、甘く囁く様に言った。

 

「こういう風にお前を組み敷いて、乱暴に犯してやろう。何日も何日も、何カ月も………むしろ裏切るのが癖になるくらいに、気持ち良く罰してやろう。死なない程度にゆっっっっくりと時間をかけてな」

 

「っ………はぁぁぁ」

 

 ビクビクッと身体を震わせた桃子に男は笑みを零した。

 

「囁いただけで軽く達したのか?愛い奴だ。そろそろ愛撫だけでも物足りなくなったんじゃないか?」

 

「………~~!」

 

 快感で涙にぬれる瞳をギュッと閉じて頭を振って否定する桃子。だが男には桃子の心が手に取る様にわかった。浅ましく思う自分と楽になりたい自分で板挟みになって苦しんでいるのを……。

 

「安心しろ。前園桃子。お前は良く頑張った」

 

「ぁ……ぁ……」

 

 男の賞賛の言葉はするりと桃子の脳内へと侵入していく。ボロボロになってまで繋ぎとめていた鎖が一つ、また一つと千切れていく。

 

「お前は俺から対魔忍としての生活を勝ち取った。俺のモノになったとしても対魔忍としての任務を続けられるし、俺も貴様が嫌がる任務はやらせんと誓おう。その意味がわかるか?」

 

「う……ぁぁ………!」

 

 そう、一つ

 

「お前は自分の大切なものを裏切らずに済む。他人から後ろ指を指されることなどありえない話だ。後ろめたいことなど何一つない」

 

「でも……わた……わたしぃ……!」

 

 また一つと

 

「安心しろ。安心しろよ。桃子。それでも怖いんだったら。俺が護ってやる。追いかけられるようなことになったら、追跡の手が伸びない絶対に安全な場所に、俺と一緒に逃げようじゃないか」

 

「………」

 

 そして――――――

 

「なぁ?そろそろ、答えを聴かせろ。満たされない人生か、満たされる人生か」

 

 

 

 

 

                ―――さぁぁ……選べ―――

 

 

 

 

 

 最後の鎖が千切れた。

 

「お願い……しますぅ………なります、からぁ。貴方のモノになりますから、早く助けて……助けてぇ……!ここが、切ないんです。ずっと足りなくて、何回も慰めてるのに、全然満足できないんです。だから、ごしゅ、ごしゅじんさまのおちんぽで、桃子の中を……ごしごししてくださいぃ!」

 

 言った。とうとう言ってしまった。屈服し、男に服従する言葉を遂に口にしてしまった。しかし、心の声とは裏腹に彼女のホトはしとどに濡れそぼり、今か今かと淫靡に蠢く。

 

 前戯など必要無い。男は桃子の両足を抱え、狙いを定める。

 

「良い子だ。良く言えたな。なら、望み通りに満足させてやる!」

 

 

 

 

ずるぅう!ぷちっ!ずるるるるぅぅぅ!

 

 

 

 体重を乗せた突きこみは処女膜の抵抗を難なく突き破り、桃子の奥の奥まで侵入を果たしたと同時に、男は桃子に施した術を解きいて改造された彼女の性感覚を呼び起こした。

 

「あ」

 

 一瞬の痛みと共に、まるで何週間も前から待ち望んでいたかのように快楽の波が、徐々に、徐々に押し寄せていき。

 

「あっ…あっ!?あ゛っ!!」

 

 桃子を丸呑みにして意識をピンク色一色で塗りつぶしていった。

 

「んひゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」

 

 絶頂による締め付けは凄まじく、ぎゅるぎゅると男根を奥へ奥へと引っ張り込んでいく。処女の証を裏付けるように流れ出た血は極少量。

 

「イイィィイッッッッグゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛!!!!??」

 

 限界まで反り返った身体はそのままの状態でガクガクと痙攣を起こし、押し上げられた快感から戻ってこれない状態にあった。

 

(気持ちいいいいいいいい!気持ちいいいいいいいいいいい!もっとぉおおおお!もっとおおおおおおおおお!)

 

 それでも、彼女の心の中に合ったのは。歓喜と更なる欲望だ。

 

ズチュッズチュッズチュッドチュッドチュッドチィ!

 

「お゛!お゛!お゛!あ゛!あ゛!あ゛!あ゛!」

 

 男が突きこむたびに絶頂を重ね、それだけでは飽きたらず、自分で胸を揉み込み、快感の助長を行う。獣のようにではない、本能の求めるままに快感を貪る姿はまさしく獣だ。

 

 男もその痴態に興奮してか、彼女の腰を掴み、乱暴に前後させていった。執拗に子宮口を亀頭で叩きつけ。Gスポットを抉り、桃子の感じるところを余すことなく蹂躙していた。

 

「あ゛!あ゛!イグ!イグ!イグ!イグ!」

 

「っ!」

 

「イグ!オ゛ッ!?」

 

ドブゥゥゥゥウ!ビュグッビュグッビュグッ!ドグッドグッドグッドグッ!

 

「~~~~~~ッ!!」

 

 まるで噴水のように異常な量の精液を流し込まれ、胎が妊婦のように膨らんでいくのを感じながら、桃子は声すらあげられない程に一際大きな絶頂に達した。

 

 自分でも驚くほどに呆気なく射精したことに僅かに戸惑いながらも、男はこれで桃子への治療の全工程が終了したことを確信する。

 

「あーーーーーッ………あーーーーーーーッ………」

 

 ようやく絶頂から戻ってこれたのだろう。仰け反った姿勢からベッドに投げ出されるような格好になって、全身を走り続ける快感に呻き続けている。

 

「ああぅうぅ……ごしゅりん……しゃまぁ」

 

「なんだ?桃子?」

 

「もっと、ください。ももこにもっとごしゅじんさまのをください。まだ、足りないんですぅ。我慢したから、もっと欲しいんですぅ」

 

 男の問いかけに、桃子は自らの指で秘唇を開き、流れ出る精液を見せ付けながらのおねだりした。

 

「………クク、良いだろう」

 

「ひゃああ……!いっぱいぃ、くるぅぅ」

 

 連続で叩きつける音と、幼さの残る少女の喘ぎは、やがて空が白むまで続けられるのであった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 『草』たちに情報集めさせてからちょうど数日が経った。彼らが持ってきた情報を、アジトのソファで男は注意深く読んでいた。ヨミハラにいてノマドに属さぬ魔族の傭兵。数々の情報、男が吟味したその中から四人の名が挙がった。

 

 一人目は【キシリア・オズワルド】特筆すべき点はその実力だ。刀一本で闇の世界を生き残り、雇われることで路銀を稼いでいる。特定の組織に居座ることはなく、ただ強者と戦うことを目的としているバトルマニア。その能力はただ単純に肉体の強化であるが、それ故に厄介。

 

 二人目は【天華】元は中華連合所属、密偵や情報をリークしたり、敵組織の仲間割れ、内部崩壊をすることを目的とした工作部隊の一員だったが、突如として魔族として覚醒、追われる身となり、東京キングダムに流れ着く形になる。皮肉にも魔族としての力はどの暴力団組織においても重宝され、安定した生活をしている。

 

 そして三人目。これには意外な人物が挙がった。名を【エンシェイ】驚異的な生命力を持つ植物をこよなく愛し、日々怠ることなく研究をしている。研究者なだけにほとんど外に出ることは無く閉鎖的だが、植物であれば会話をすることができ、ヨミハラ全土に目立たない小さな植物を植え付ければそれだけで情報が集まるだろう。

 

 戦闘、工作、諜報。この三つの分野それぞれに特化した魔族は現状で最初の三名が挙げられた。どれも優秀だが、欲を言えば、三人ともずっとこちら側に就いてほしいところだ。金で雇うにしてもそれよりもさらに金を積む依頼者が現れれば簡単に裏切ることだってありうる。

 

では、こちら側に着くようにするにはどうするか?

 

1.単純に実力で勝負、勝ったら俺のものになれ。

 

 魔族は基本力がすべてだ。負けた奴が何言っても生きるか死ぬかは勝利者が握るシビアな世界だ。正直に言ってこれが一番手っ取り早い。

 

2.問答無用で服従させる。魔族のプライドをズタズタにし、恐怖を植え付け服従させる。

 

「くだらん」

 

 これは当然却下。これではブラックと同じだ。

 

「ブラックと同じことをするのも芸があるまい」

 

3.口八丁手八丁でベッドに誘い込み、ワンナイトラヴ。あの夜が忘れられないの、抱いて!を実際にやらせる。

 

「………保留」

 

 魔族は欲望に忠実だ。人間のようなモラルや道徳観が無いため、姦淫に寛容な者が多い。むしろ快楽や新たな刺激を求める。それは時を経ればその欲望は高まっていくものだ。

 

 そもそも興味がない魔族を興味津々に変えてしまうのもまた一興だが、それはまたのお楽しみだろう。

 

 さて、ここまで情報を挙げてみたが、肝心の四人目はというと。正直一番面倒な相手だ。なにせ男の顔見知りでもあり、同様にシェンフーの心労が増えかねない相手だ。

 

 ブラックに与しない魔族の情報を集めて来いと言ったのは自分だが、まさか四人目に彼女の名が上がるとは男も予想していなかった。

 

 戦闘という分野では、極上の人材。特に重要な情報や資材、それらを護衛し、運ぶという点ならば。これ以上と言える者はいない。

 

 運び屋としてアミダハラに在住している凄腕の剣術使いにして、魔術師連合最高幹部ノイ・イーズレーンの孫娘。半魔族であり、男にとっても顔見知りの人間。鋼鉄の魔女という異名とともに男と同じくアミダハラで恐れられた存在。名を【アンネローゼ・ヴァジュラ】

 

 あと、ミチコ・フルーレティ。アンネローゼと契約した悪魔。以上。

 

「運び屋をこちらに引き込むのは………本気で骨が折れそうだ」

 

 珍しく男のため息が部屋に木霊する。さて、誰から引き込むか。男は思考を巡らせつつ当人の人物像を写したいくつもの写真を何度も一瞥していく。

 

 そして、これは蛇足だが『草』たちが小耳にはさんだ情報に男の興味を引くものがあった。

 

 最強の対魔忍井河アサギがノマド幹部朧に捕えられ、近々アサギをさらし者にした大規模なアリーナを開催するという情報だった。

 

 詳細な情報を纏めていくと、どうやら恋人を人質に取られたようで、戦闘らしい戦闘も出来なかったそうだ。たとえ最強の対魔忍とはいえ人の子。恋の一つや二つはするというもの。それが弱点になることも分かっていただろうに。

 

「いまだ期は熟さず、か」

 

 男はアリーナを見下ろすようにふんぞり返ってほくそ笑んでいるであろう魔神、エドウィンブラックを思い浮かべながら、持っていた酒を煽るのであった。




ちんぽには勝てなかったよ。

イベント予想通り桐生関係だったけど、桐生美琴って誰だよ。可愛いんだろうな?まさか女体化or皮をかぶった桐生とかそういうオチじゃねぇだろうな?

そうだったら本気で泣くぞ運営!

追記:今後の物語の進行について。詳細は活動報告にて―――

更に追記:即興で考えてみたシェンフーのカード


   ◆【仮面の従者】シェンフー◆
★★★★★☆        属性:魔族
好5500  防6700 コスト14

スキル:三刑の法

味方の攻撃力を最大で55%UP




此処までで力尽きた。セリフなんて無理。

っていうか書いてて思った。俺って病気だな
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