二人からの弁明を全て聞き取り、AZKiは大きくため息をついた。
「なるほど? 説明会が終わってここに戻る途中でゲリラ豪雨に遭って、傘を持ってなかったかなたんと金屋くんが雨宿りしようと駆け込んだ先がラブホテルで、それでなんとなくそういう雰囲気だか気分だかになって、そのままホテルに入ってお愉しみしてた、と」
「はい……」
「その通り……です……」
床に正座させられている建太とかなたは項垂れている。それを面白がるように横から囃すのはクロヱ。
「てかケンタってかなた先輩ともヤってたんだ〜マジで見境なさすぎ~w」
「ぐっ……」
言い返そうとして建太は言葉を呑み込む。全くもって否定できないし、仮に言い返していたとしてもそれはあまりにも薄っぺらい言い訳でしかないからだ。
「けど、かなたんにはバレてたんだね。AZKiと沙花叉が建太くんとそういう関係になってるの」
「上手く隠してたつもりだったんだけどな〜。ま、バレちゃったのはしゃーないか〜……まあ、それよりも」
クロヱは正座の二人を見下ろしながら隣に立つAZKiに訊いた。
「この後どうしますか、AZKi先輩? このまま暫く正座させときます? それとももう解放します?」
「そうだなぁ……AZKiとしてはお仕置きしたいんだよねぇ、終わり次第早く帰ってくるっていう約束を破ったわけだから」
「お、お仕置き……!?」
建太とかなたは同時に互いの顔を見る。黒いナニかが見えるAZKiの笑顔が怖い。おそらく彼女は本気だ。目に光がない。
「今日やるはずだった会議は明日に回して……ふふ、心配しなくてもいいよ。お仕置きっていっても、きっと二人とも悦んでくれるはずだから……」
その言葉を聞いても全く安心できない。むしろ不安がさらに増幅されるだけだった。
◇
「あぁんっ、あぁんっ! ほらほらっ、もっと頑張ってっ! あっ、あんっ!」
汗を滲ませ、悩ましい声を上げながらAZKiが馬に乗るように跨っている。履いていたスカート、タイツ、ショーツは彼女の席に纏められ、愛液に塗れた肉穴は肉棒を獰猛に貪っている。
跨られる建太も下半身の衣類は全て剥ぎ取られ、床に無造作に放り出されている。さらにスーツ、ワイシャツはフルオープンにされ、その下の肌着は首まで捲り上げられ、外気に晒された乳首は彼女の指でしつこく捏ね回されていた。
「うぐっ、うあぁっ……! これっ、もうっ、無理だっ……! やめてっ、くださいぃ……!」
「何言ってるの? これでやめたりなんかしたらお仕置きにはならないよね? あんっ……それに、建太くんの大好きな生ハメセックスだよ? もっと悦ぶくらいっ、したら?」
「こんな、のっ……全然、嬉しくなんかっ……!」
「じゃあAZKiの
「それ、はっ……くうぅっ!」
「答えられないのかなぁ? AZKiたち三人とヤっておいて、ザーメンたくさん
乳首責め騎乗位に加えて容赦のない言葉責め。心身共に辛い目に遭っているはずなのに射精欲だけは昂まり続ける一方であり、既に精液は尿道を昇り始めようとしている。
「もしかしてこのまま
騎乗位を中断し、建太の下半身から降りる。情けないくらい勃起した肉棒は先走りを溢れさせ、何度も何度も前後に揺れている。
「も、もう、勘弁して下さい……」
「嫌よ、これはお仕置き。AZKiが納得するまで終わらせてあげない」
毅然と突き放され、さらにこのお仕置きの根拠を理路整然と述べていく。
「そもそも、雨宿りするだけのはずなのにセックスなんかするのが悪いんだよ? 説明会後は真っ直ぐ帰ることになってたのにそれをせずにかなたんとお愉しみしてたなんてね……AZKiも沙花叉も仕事中の時間に建太くんを求めたことなんてあったかなぁ?」
「あ……ありません……」
社内で二人から求められたことは何度となくある。しかしそれらは始業前、昼休憩時、終業後であり、仕事すべき時間に誘惑こそされ直接求められたことは一度もなかった。
「だよねぇ? だからこのお仕置きだけで全部済ませてあげるから、大人しくAZKiに従ってね? 建太くんも…………かなたんも」
建太の顔を見て言った後、AZKiはかなたの方にも顔を向ける。
かなたは建太と違って衣服を全て剥ぎ取られた生まれたままの姿にされており、黒のランジェリー姿になっている責め手側のクロヱから仰向けにされていた。
「やめっ……やめろぉ、沙花叉ぁ……!」
「イヤで〜す、これはお仕置きなんスから大人しくしててくださいよ〜w」
そう言いながらクロヱはかなたの乳首をペロペロ舐めている。もう既に両方とも唾液で塗され、ピンピンに勃ってしまっている。
「ちゅっ、ちゅっ、れろれろっ……ホントぺったんこっスよね〜かなた先輩の胸。けどケンタって別に貧乳フェチってわけでもないのにな〜」
責めを一旦止め、クロヱはワイシャツを開けてカップ数の大きなブラを上へずらし、かなたに自慢の豊満な胸を見せつける。
「こないだだってたくさん揉まれていっぱい吸われたんですけどね〜、かなた先輩にはできないこと、色々シちゃいましたしw」
相変わらずの生意気さで煽り、自分で揉んでその大きさをアピールする。かなたは乳首責めで頬を上気させつつ後輩の行動に歯軋りする。
「それとも、かなた先輩にはおっぱい以外に武器でもあるんスかね〜」
そう言うと、クロヱの手はじっとりと濡れた淫裂へと伸ばされる。
「もしかしてマンコが凄くイイとか〜?」
「あぁんっ! やめっ、沙花叉っ、そこ触るなぁっ……!」
「触るなって言われると余計触りたくなっちゃうんスよね〜w」
完全に責めモードのクロヱに対して防戦一方のかなた。
「ほら、二人の方見てないでこっちに集中しなさいっ」
二人の方に向かっていた建太の意識が引き戻される。
「余所見するなんて随分余裕あるのねぇ……もーっと責めてあげた方がいいかしら?」
嗜虐的な笑みを見せると、AZKiは今度はガニ股になって騎乗し直す。そして、ぐぐくっ、と身体を大きく前傾して這うような体勢になってみせた。
「あっ、AZKi先輩ぃっ…………ぐっ、うぅっ……!」
「ぴちゃっ、ぴちゃっ……うん? なぁに?」
今まで指で弄られてきた乳首が今度は舌で転がされ、吸われる。口の中からたっぷりの唾液を分泌し、塗してくる。
そして、下半身の結合部でも腰は上下に動いており、淫穴に肉棒が抜き差しされている様子も見える。たっぷりの愛液でコーティングされて強制的に抽送させられるのを見せつけられる。
「どう? 建太くんのチンポ、AZKiのオマンコを出たり入ったりしてるの見えるでしょ……? 気持ちいいよね?
乳首から口を離し、鼻が接触しそうなほど顔を近づけてくる。
「けど、まだダーメ……もっともっと、イきたくてもいけない、気が狂いそうになるくらいお預けされる顔が……見たいな?」
そう言って、建太の口に舌を捩じ込んできた。
「んふーっ、んんっ、ちゅぷっ、ぴちゃっぴちゃっ、んはぁっ……あんっ、あぁぅんっ、んん、ふぅーっ……!」
AZKiの身体が上から重なり、濃厚キスと生ハメセックスで頭をクラクラさせてくる。主導権を握られてされるがままなのにそれを受け入れてしまっている。
また欲望が遡って来ようとしている。もう
けれどもAZKiはそれを許さない。
射精の気配を察した彼女はすぐにキスを打ち切り、建太の身体から降りてしまう。肉棒はまたしても根元に溜まった欲望を吐き出せず、はち切れそうなくらいパンパンに勃起していた。
「お願いします、もう
起き上がることもできず、情けない表情で許しを乞う建太。その姿を見下ろすAZKiは心底愉しそうに笑っている。
「流石にそろそろ
「したいっ……したいですっ……!」
必死なその姿を見世物を見るかのように眺め、それからいじめっ子のように言った。
「それじゃあ……『僕は仕事中でも我慢できずにおサボりセックスしてしまうどうしようもない発情犬です』って言ったら
「えっ……」
その文章の内容に躊躇ってしまう建太。
「どうしたの? 建太くんなら言えるよね? AZKiに犯されて悦んじゃうくらいだもん、嬉しいよね?」
「そ、それは……んくぅっ……!」
無様に勃ち上がる肉棒の横にAZKiの顔がある。唇を突き出し、ふーっ、ふーっ、と息を吹きかけられ、ぴくんっ、ぴくんっ、と反応してしまう。
「ほら、ふーふーされるだけでいいの? ちょっと恥ずかしい思いするだけでAZKiの
「あぁ……あぁぁ……」
欲望と羞恥心とがせめぎ合う。先端からは我慢汁が垂れてくる。AZKiの舌がそれを舐め取る。しかしそれ以上のことはしてこない。
限界まで勃起した肉棒。それをこのままにされるのはこれ以上耐えられない。
天秤が、ガコンッ、と傾いた。
「お……俺は……」
「俺? そんな言葉遣いじゃダメだなぁ……」
「ぼ……ぼ、僕は……」
「よろしい。続けて?」
期待するような目で見つめてくる。
「僕は……仕事中でも我慢できずに……仕事をサボって、セックスしてしまう…………ど、どう、どうしようも、ない…………」
最後の一言が引っかかって出てこない。まだ残っていた羞恥心がストッパーになっている。
「最後まで言わなきゃ、シてあげないよ?」
AZKiは建太を跨ぎ、腰を落としている。あと五センチ下がれば性器が触れる。もう
そんな淫靡な光景を見せられたことで、最後のストッパーが外れる音がした。
「どうしようも、ない…………発情犬です……!」
クスッ、とAZKiは艶やかに目を細めた。
「よく言えましたっ」
そう言うと、指で位置を素早く調整して再騎乗してきた。先程と同じでガニ股になって前傾する、獲物を捕食しようとする蜘蛛のような姿勢になって、膣肉で肉棒を扱き上げてくる。
「ハァッ、ダメだっ、もう
「いいのよ、発情犬の建太くん。AZKiのマンコにケダモノらしくっ、びゅるびゅるびゅびゅびゅびゅ〜っ、ってザーメン撒き散らしちゃいなさいっ!!」
「AZKi先輩っ、あずっ…………んっくううぅぅぅぅっ!!!」
呻き声と共に腰を跳ね上げ、わずかに浮かせながら散々焦らされて溜まった精液を解き放つ。その勢いと量は普段のそれを凌駕し、今までで一番多く
「あんっ! 建太くんっ、いっぱい
腰にしっかりと乗られ、根元までガッツリと呑まれ、キンタマの中身までたっぷりと搾り取られる。
かなたのような名器でなくても、やはり生ハメセックスは気持ちいい。AZKiに主導権を握られているのが快感を増幅させる。AZKiとヤる時には毎回責めてもらわなければ物足りなくなるほどの危険な快楽を与えてくる。
「あぁっ、ダメぇっ!! 抑えられないっ、きちゃうぅぅっ!!」
射精直後の脱力感が身体に満ちる中、耳を劈いたのは切羽詰まったかなたの声。
「おぉぉ、めっちゃ潮噴いてるじゃないですか~w」
そして絶頂と同時に起きた生理現象に対して感嘆するクロヱ。
「かなた先輩って潮噴き体質だったんですね~、エッロ」
「最悪だ……沙花叉に見られるなんて……」
「沙花叉のことなんだと思ってるんスか……まあ沙花叉が持ってるマッサージ器とかバイブとかローターとか使ってみたいと思いましたけどもw」
「やっぱりそういうこと考えてんじゃん、この変態……」
軽蔑するような目を向けるかなただが、クロヱはそれを意に介す様子もなくニヤニヤしている。
「わぁ……かなたん、こんなにたくさん噴いちゃって……」
AZKiも達したばかりのかなたの方を見ている。
「あ、あずちゃんも……み、見ないで……」
「潮噴きってしたことないから気になってたんだよね〜、こういう風になるんだ」
ヒクヒクする淫裂や、脱力して息を乱しているかなたの姿を間近で観察しようとAZKiは建太から降りる。
「次、沙花叉の番だよ」
「は〜い」
気の抜けた返事と共にクロヱはブラを外して自慢のバストを晒け出す。
「いつもはドMな沙花叉だけど〜、今日はお仕置きだから責めさせてもらうねw」
そう言ってまずは建太の脚を開かせてそこに入り込み、精液と愛液とでドロドロになった肉棒を丁寧に舐め回す。根元も亀頭もカリ首も、余すとこなく隅々まで長い舌を這わせてくる。
「ケンタのオス臭チンポぉ……匂いだけで頭がクラクラになっちゃう……」
れろぉっ、れろぉっ、としつこく舐めてくる。射精したばかりでも早速カウパーを垂らしている肉棒はヤる気に満ち満ちている。
「アハハ、節操なさすぎ〜w、ヤりたくてヤりたくて仕方がないんだね〜w」
今度は鈴口をほじくられ、糸引く透明な汁を無理矢理出させようとしてくる。
「うぁっ、あぁぁっ……! それっ、ヤバいっ……!」
尿道内を奔る快楽に建太は思わず腰を浮かせる。クロヱはその反応を面白がり、そこばかりを責めてくるようになる。
「クロヱ、先輩ぃ……そ、そこばかり、んはぁっ……!」
「めちょ気持ちいいでしょ〜? ……あ、そうだ〜」
舌を一旦離し、それから今度は、たぷんっ、と豊満な乳房を使って挟み込んできた。
「どうだ〜パイズリフェラだぞ〜w」
小悪魔のようにニヤニヤしながら、クロヱの舌責めが再開される。パイズリ、と宣言している通り今度は剛直を両側から柔らかく、そしていやらしく挟撃して上下に動かしてくる。加えてそこに尿道責めまで繰り出してくるのだからたまらない。
「こ、こんなっ……すぐ、
「あ、言うの忘れてたけどここで
「そ、そんな……!」
「
言っている間にもクロヱの苛烈な攻勢は止まらない。いつしか鈴口だけでなく亀頭全体が舐られ、谷間に溜まった涎やカウパーでねちょねちょした音まで立ち始める。
「あぐうぅ、うぅぅぅ……!」
触覚、視覚、聴覚の三つで建太を追い詰める。肉棒のみならず下半身全体に痺れるような感覚が広がってくる。身体を捩ってそれから逃れようとするが、パイズリによって下半身がクロヱの上体で抑えられている以上まともに身動きもとれない。
「ほらほらどうだ~、んっれろれろれろれろれろれろれろれろれろっ」
舌先を高速で震わせ、非常に短い間隔で刺激を与えてくる。
痺れだけでなく視界もチカチカ明滅してくる。ついさっきAZKiに射精させられたばかりだが、持ち前の絶倫体質のせいで射精欲はまるで萎えない。どうにか精神力で耐え抜いてはいるが、ほんの僅かでも気を抜けば根元から尿道まで欲望が一気に駆け上ってしまうだろう。もう目を開けていることすらできない。
「すっごく耐えてるね~、めちょ苦しそうだけど、なんかカワイイ…………」
そんな建太の姿を見てクロヱが呟いた。それからパイズリ攻勢が徐々に弱まり、そして完全に終了する。
「あれ、沙花叉もういいの?」
かなたの恥ずかしい姿を弄ぶことなくまじまじとパイズリを観察していたAZKiが気づいて訊いた。
クロヱは後ろに尻を着き、脚を開いて剃毛された性器を見せつける。垂れ流される愛液の量がいかに興奮しているのかを視覚的に表していた。
「なんか、沙花叉の方が我慢できなくなっちゃった…………ねぇ、ケンタ…………」
それ以上言う必要はなかった。
スッ、と建太は起き上がり、クロヱを後ろに押すように転がして両脚を持ち上げる。そうして斜め上を向いた淫穴に、散々我慢させられ続けた剛直を躊躇なく奥まで突き刺した。
「あうぅぅんっ!! ケンタっ、いきなりなんてっ、乱暴すぎるってぇぇ……!」
「俺ももう限界なんですよっ……! あんないやらしくフェラされて、パイズリまでされたらっ……抑えられるわけがないでしょうっ!!」
「んふぅっ……今日もっ、今日もケンタのチンポしゅごいよぉっ……!! 太くて硬いのっ、最高すぎるぅっ……!!」
そのまま一般的なセックスに移行し、お互い貪欲に快楽を求め合う。そんな二人の姿を見たAZKiは、やれやれ、と言いたげに顔を伏せた。
「これじゃお仕置きでもなくて普通のセックスじゃない…………まあ、散々悶える顔も見れたしいっか」
それに、このセックスはすぐに終わるだろう、とAZKiは予想している。何故なら双方ともに性器が発情しきっており、欲望が本能を上回っていると思われるからだ。
果たしてそれは的中した。二人はオスの獣声とメスの嬌声を上げながら早くもラストスパートに突入しており、上に伸びるクロヱの両脚に割って入るように建太が倒れ込んでいく。脚以外を覆い隠し、小柄な身体を抱き潰す。
「ほぉっ、ほぉーっ! 上っ、上から潰されるぅ……! ケンタに押し潰されながらぁ、
「ふうぅぅぅっ……!! ぅぉぉおおおおおっ……!!」
クロヱの腕と脚が建太をがっちりと抱き締めてくる。そして数回の抽送の後、子宮めがけてびゅるびゅると
どちらからともなく舌を絡ませ合い、射精の勢いが収まってもやめない。精液でたぷたぷになったまま三分近い時間を淫らなキスに費やす。
ようやく拘束が解け、建太はクロヱの上から退く。引き抜くのと同時に容量オーバーした分が溢れ出て白くドロドロした滝が現れた。
「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ…………
クロヱは肉穴に自ら指を挿れ、くちゅ、くちゅ、と掻き回し、精液を掻き出す。
「相変わらず精力凄すぎ……」
引き抜いた指についた精液を、れろぉっ、れろぉっ、と見せつけるように舐め取る。そうでなくてもまだ勃起する肉棒は、ビキッ、ビキッ、と反応する。
「まだまだヤれそうだね、ホント節操のないチンポ」
若干責めるような口調でAZKiが言った。
「ねぇ建太くん、それならさぁ……今度はかなたんとセックスしてみてよ」
「えっ……!」
「あ、あずちゃん!?」
その提案に建太だけでなくかなたも驚いた声を上げる。
「二人がどんなセックスするのか、見てみたいなぁ〜」
「あ、沙花叉もそれ興味ある〜、かなた先輩の潮噴きマンコがどうなるのか見てみた〜い」
この場で見世物同然にセックスさせられる。おそらくこれもお仕置きの一環なのだろう。
それを理解してもなお、建太の勃起は収まらない。今はセックスが最優先事項になっており、とにかくヤりたくてたまらない。
「ちょ、建太くん、目が怖い……」
少し怯えたような表情を見せるかなた。
「大丈夫、なるべく優しくするから……」
そう言ってすぐさまかなたの脚を開き、猛々しい剛直を濡れそぼった穴に押し込んだ。
「ああぁぁぁんっ……!」
艶のある悩ましい声を上げるかなた。白くほっそりとした脚を抱え、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、と湿った音を立てて抽送する。
「太いっ、硬いっ、気持ちいぃっ……建太のおちんちんっ、やっぱりきもちいぃよぉっ……! こんなにきもちいいことっ、やめられないよぉっ……!」
「かなただってっ……マンコ、すっげぇ締まってっ……!」
名前を呼び合い、セックスに溺れていく二人。
それを眺めている二人はヤジるように横から声を飛ばしてくる。
「ちょっと~なんか二人して名前で呼び捨てし合ってるじゃん、いつの間にそこまで深い関係になってるのさ~?」
「ふーん、かなたんのオマンコってそんなに気持ちいいんだぁ」
最も遅く肉体関係を持ったにもかかわらず急速に距離を縮めていたことに対し、クロヱとAZKiは微かな嫉妬心を覗かせる。
「それなら次からは沙花叉のことも呼び捨てにしてもらおっかな~?」
かなたと同じ扱いをしてほしそうなクロヱに対し、
「AZKiのことは……呼び捨てにしたらダメだよ? だって建太くんはAZKiに犯されて悦ぶ変態だもんね~? ちゃんと立場の違いをわからせておかないと」
呼び捨ては許さないAZKi、とスタンスが別れる。
「ま、どっちにしても~」
「建太くんには明日からもたくさん頑張ってもらわないとね。かなけんの仕事も、こっちの方も……」
二人はそれぞれ自らの淫裂を見せつけるように触る。それは今後もこの淫らな関係も続けていく、という意思表示でもあった。
「あぁん、建太ぁ……こっちに集中してっ、ボクのマンコっ、建太のおちんちんでもっと狂わせてぇっ……」
別方向へと向きかけていた意識をかなたが引き戻してくる。途端に彼女の肉壺の感触が鮮明に伝わってくる。建太は再びかなたへの抽送に注力する。
「奥っ、奥まできてるよぉっ……おちんちんっ、おちんちんっ、好きぃっ……!」
切羽詰まったかなたの表情はこの上なくエロく、普段とのギャップが凄まじい。ツッコミ気質でクロヱの煽りにムキになったり、打ち合わせで見せる真剣な表情などとはまるで違っい、口端から涎も垂れ流している蠱惑的な顔が欲情を煽る。
「てかかなた先輩、ケンタのそれ『おちんちん』って呼んでるんスね〜」
クロヱが再び口を挟んでくる。
「あんっ、だって、他になんて呼ぶのさぁ……?」
「そりゃあ『チンポ』でしょ〜、なんか響きがエロいし、ケンタもそっち呼びが一番興奮するみたいだし〜w」
ね〜、とクロヱが同意を求めてくる。実際、建太は『おちんちん』よりも『チンポ』の方に性的な響きを感じており、同意せざるを得なかった。
「そ、そうなんだ……んんっ、おちん、じゃなくて……チ、チンポ……あんっ」
初めて使うその呼び名に赤面するかなた。恥じらうその仕草に建太の肉棒はさらに硬くなる。
「あっ、硬くなってっ……おち、チ、チンポっ……もっと硬くなったぁ……」
「かなたっ……!」
見られていることに対する抵抗感は気づけば小さくなっており、だんだん二人の行為にも緊張感はなくなっていく。
「太いっ、おっきいのっ……建太のっ、おっきい……チ、チンポっ、好きなのぉっ……!」
「マンコっ、締まるっ……! 腰、止まらねぇ……!」
建太の抽送も加速し始める。
そこで、かなたの一回目の絶頂が訪れた。
「ああっ、でちゃうっ、でちゃうぅっ……ああぁっ!!」
かなたの身体がぐんっ! と跳ね上がり、それと同時にかなたの性器から噴水のように飛び出した液体が空中に弧を描いた。
「あぁっ、ああぁぁ…………! あんっ……!」
ぷしゃぁぁぁぁぁっ、ぷしゃぁぁぁっ、ぷしゃぁっ、と三度潮を噴く。飛び散ったかなたの女潮は床に、壁に、建太の身体にかかる。
そして噴出が止まればすぐさま剛直を押し込んでいく。イったばかりの潮噴き穴は敏感で、さっきよりも窮屈に、そして喰らいつくようにそれを離さない。
まるで潮噴きが当然であるかのように続きをする二人の情事をAZKiとクロヱは少々呆れたように眺めている。
「建太はもう潮噴きに慣れてるって感じだね、そんなにたくさん噴かせたのかな?」
「沙花叉たちが思ってる以上にヤってるわ〜w」
そんな外野の言葉など耳に入らないほど激しく愛し合う建太とかなた。二人のセックスを晒すことがお仕置きのはずなのだが、最早そんなこと気にしていない、と言わんばかりにセックスしている。
「かなたっ、かなたぁっ……」
「建太っ、けんたぁっ…………んちゅっ、んちゅぅっ」
先程クロヱにヤったのと同じようにかなたに覆い被さる建太。上から杭のような剛直を突き込み、唾液をたっぷり交えたキスを繰り返し、溶け合うような濃厚な性交を繰り広げる。
「これじゃあお仕置きでもなんでもなくなっちゃったね」
「ホント、ただケンタとかなた先輩のセックス見せつけられてるだけになっちゃってるもんな〜」
「ま、その分明日から仕事でもこっちでもたくさん頑張ってもらわないとね」
その会話はケダモノのようにサカる二人には届いていなかった。お互いに絶頂の瞬間が近づいており、そこまで登り詰めようと最後の追い込みをかけていた。
「あぁ〜っ、そろそろ
「ボクもっ、またイきそぉっ……! 建太のっ、建太のチンポでイかせてぇっ、イき狂わせてぇっ……!!」
一方は上から何度もガンガン突き込み、一方はそれを強烈な膣圧で搾り取ろうとする。互いに抱き合い、ほんの僅かでも密着度合いを高めようとする。
「
呻くようなその言葉と共に、かなたの
「んひいぃぃぃっ……! 熱いっ、熱いのがっ……建太の熱くてっ、熱い精液がっ、ボクに
まるでポンプのように上から下へ、たっぷりと吐精していく建太。その吐出量がかなたの容積を上回ることは言うまでもない。
「んふぅっ、んんっ、ふうぅぅぅっ……」
再び濃密な接吻をしつつ
共に体力的に限界だったらしく、かなたは起き上がれず、建太は崩れるように床に倒れ込んだ。衣類を一切身に着けていないのを除けば、フルマラソンで体力を使い果たして倒れ込んだ選手に見えなくもない。
「あ~あ、疲れて倒れ込んじゃった」
「どうします~AZKi先輩?」
「もうこのままでいいんじゃないかな? きっとそのうち目覚ますだろうし心配することもないよ」
「それもそうっスね~w、てかもう定時結構過ぎてるし~」
二人は脱ぎ捨てていた下着やワイシャツ、スーツを着直す。
「それじゃあ、かなたんと建太くん戸締りよろしくね」
「お先で~す」
AZKiとクロヱはそのまま退勤していった。
放置された建太とかなたが起き上がり、帰り支度を始めたのはそれから一時間近く経ってからだった。日の傾きに合わせて暗くなり始めていたオフィスルーム、次いでフロアの入口を消灯、施錠する。
「それじゃお疲れ様~」
「お疲れ様でした」
「明日もよろしくね~……あ、ねぇ……」
かなたは口を開けて舌を出す。何を求めているのかすぐに気づいた建太もそれに応える。
他のフロアの会社は既に業務を終えているようだった。他人の気配のない踊り場で五分近いフレンチキスを交わし、
「明日からもよろしくね。仕事も、こっちも……」
「はい……」
あらゆる意味で期待されていることを実感し、より一層頑張ろうと思う建太であった。