んな電鉄による駅前再開発の大型案件は半年以上の期間を要する非常に大変なプロジェクトだった。
見事受注に成功したものの最初は計画通りにことが進まず、社長のかなたを含め社員全員であちこち奔走するハメになるなど神経を擦り減らすような毎日だった。
しかしその分、やり遂げた時の達成感はこれまでのどの仕事と比べても群を抜いていた。机の上であれやこれやと議論しながら描いていったモノが日に日に形として現実に現れていくのを見るのが楽しく、そして誇らしかった。
そして、この再開発案件の成功によってかなけんは業界内でも名を上げた。暇を持て余すことが多かった以前に比べて仕事の依頼は増え、少々忙しくはなったものの経営もようやく安定軌道に乗った。普段ケチなかなたが特別ボーナスを支給したほどだ。
再開発終了から三ヶ月が過ぎ、再び夏の始まりを迎えた頃。
かなけんは今回の案件の成功を祝して社員旅行を敢行することとなった。全員で旅行先を選んで決め、行程や宿泊先の手配はAZKiが担当。各地の観光地など地理関係に強い彼女が選んだということもあり異論は一切出なかった。
そして旅行当日。
かなけんの社長と社員合わせて四名は東京駅から新幹線こだま号に乗車して旅先へと向かう。休日ということもあって通勤客の姿はまばら、空席にも余裕がある。
四人は自由席のシートを一つ反転させて四人掛けのボックス席を作り、旅の始まりに心躍らせていた。
「向こう着いたら何食べる〜?」
かなたの声が弾んだ。
「まずは海鮮でしょ、それに山の幸もあるし楽しみだね」
「いろいろ食べたい〜、旅行とか一体何時ぶりだよ、っ感じだからめちょ楽しみ〜」
AZKiとクロヱは美食を期待している。
「ところで建太くんは何が楽しみ〜?」
斜向かいのかなたから声がかかる。
「え、そうですね……やっぱり食事とか、絶景とか……いろいろ楽しみで一つには絞れませんよ」
それは本心からの言葉だった。建太もこの社員旅行を心から楽しみにしているのだ。
だが、それを聞いた三人は目を細めて建太を見つめている。まるでその言葉が本当なのか探っているかのようにも見えた。
「え、な、なんですか。旅行なんだし楽しみに決まってるじゃないですか」
「うんうん、そうだね〜」
「楽しみよねぇ」
「ケンタもめちょ楽しみにしてたもんね〜w」
かなただけでなく、真向かいにいるAZKiとすぐ隣に座るクロヱも同調する。しかしそこにはどこか作り物のような歪さがあるように建太は感じた。
「どうしたんですか急に」
「いや〜、だってケンタさぁ」
クロヱはそう切り出すと、
「ホントはもっと違うことが一番愉しみなんだよねw」
その小さな手が建太の股座に置かれる。そして人差し指の腹でぐりぐり、ぐりぐり、とボトムスの内側にあるモノを生地越しに弄り始めた。
「ちょ、クロヱ先輩っ……!」
「だいじょぶだいじょぶ、ちゃんと周り見てるからw」
乗客少なめな休日のこだま号。かなけんの四人が乗車する号車にも他の乗客はまばらだ。通路を行き交う客もおらず、たまに警備員が通るくらいである。
「あっ、もうムクムクしてきた〜w」
瞬く間に血流が集まってくる。硬度を増していき、ボトムスが不自然に盛り上がっていく。
「今日も元気だね〜、ヤりたくてヤりたくてたまらない、って感じかな?」
「ここ、新幹線の中なのにね? ちょっと誘惑されたら所構わず勃たせちゃって……変態」
話題は旅への期待から猥談へと移っていく。
「ケンタは今日何回ヤれるかなぁ〜w、溜まってるはずだからいつもよりたくさんヤれるよね?」
「なんならボク達が溜めさせてたまであるけどね」
「自分でもできなかったはずだからね、そもそも今の建太くんのチンポだと自分でシコシコするくらいじゃ満足なんてできないだろうし」
三人がジリジリと迫ってくる。
クロヱは腕にしがみついて豊乳を当ててくる。
かなたは前屈みになって舌舐めずりをしている。
AZKiは座席から立ち上がって耳元で囁いてくる。
「一泊二日の短い旅行だけど、たっぷり愉しみましょ?」
まだ最初の目的地にすら着いていないのに、建太の肉棒は既に先走ってボクサーパンツにシミを作っていた。
◇
新幹線と在来線を介して一行は静岡県の沼津へと降り立った。駅からバスに乗り換えて沼津港へと移動して周辺を散策。海産物を扱う市場が立地し、海鮮料理の店が立ち並び、それらを目当てにする観光客も多い。
そのうちの一軒に目が留まり、一行はそこに入店。名物だという海鮮丼を四人分注文し、それぞれ堪能する。ちなみにかなたはまぐろ丼、AZKiはウニ丼、クロヱはサーモン丼、建太はいくら丼である。
「美味〜〜〜い!!」
かなたが叫んだ。その声があまりにも大きくて甲高いものであったため他の客からの注目を集めてしまい、一斉に向けられた視線に気づくとあっという間に萎縮していく。
「そりゃあんなデカい声出せばああいう反応になるっしょ〜」
「美味しいのは分かるけどああいうのはちょっと」
「正直恥ずかしいです、社長……」
「ご、ごめん……」
三人の社員にまで苦言を呈され、ますます縮こまる。
「けどマジ美味し〜、スーパーの刺身なんかとは比べ物にならんわ〜」
「旅先で食べるといつもの三割増しくらいで美味しく感じるよね」
今度はクロヱとAZKiが感想を述べる。
「かなた先輩も落ち込まないでもっと食べましょうよ〜、じゃなきゃ沙花叉が食べちゃいますよ〜w」
「いや、おみゃえにはやらねぇよ? てかそんなことしたらまぐろ丼の代金分、給料天引きしてやるからな?」
「ケチ〜、やっと資金に余裕できたんだからちょっとくらいならいいじゃん〜」
「こういうところで調子に乗るとすぐ落っこちんぞ? ボクだって昔やってた事業でそういう目に遭ってきたんだから」
「あー、アレっすか? いつだったか言ってたウーパールーパーの養殖ビジネス」
「それ! ちゃんと軌道に乗ってたんだけどさぁ、誰かにタレ込まれて警察にガサ入れされたんだよ! ボクも警察署まで連行されてホント嫌だった……」
「ま、まあまあ……今は旅行中なんだし、もっと楽しい話しようよ」
「そうですよ、せっかく遠出してるんですし辛気臭い話はナシにしましょう」
流れが妙な方向へと進みそうになっていたのをAZKiと建太が引き戻す。
それから建太もいくら丼を食す。
「美味い……!」
先程のクロヱの発言に非常に強い納得を感じた。
スーパーのタイムセール品とはわけが違う。養殖モノや海外からの輸入モノでは味わえない、獲れたての瑞々しい味がする。箸が止まらない。
いくらなどもう随分と食べていなかったことを思い出す。スーパーで買った寿司に入っていたのを食べて以来か、或いは学生時代に家族で回転寿司に行った時以来か、最後に食べたのがいつだったかすら朧気になっていた。
それだけ時間が経っているにも関わらず建太にいくらの味を思い出させ、尚且つそれらとの新鮮さや食感の違いを思い知らせてくれたこのいくら丼。
一生、ともなると流石に言い過ぎだろうが数年は忘れられない美食となっただろう。
こうして海鮮丼を堪能した一行はタクシーに乗車し、海から離れて内陸へと移動する。道中がやや混雑していたため予定より少々遅れはしたが目的地で下車。そこには山の頂へと続くロープウェイ乗り場がある。
「お〜、たか〜い!」
今までこういう場所に来たことがなかったのか、まるで子供のようにはしゃぐクロヱ。ゴンドラは木々の生い茂る山の斜面を沿うように登っていき、やがて山の向こう側から蒼色が見えてくる。
そして終点に到着し、ロープウェイ駅を出た一行を待ち構えていたのは絶景だった。
「わあぁぁぁ……!!」
四人はその光景に思わず言葉を失う。
眼下には青々とした森。さらにその下に広がる沼津、三島といった街の営み。左には深い色をした駿河湾、奥には雪の冠を被った富士山。
この一帯の自然と文化が混ざり合った光景だった。
「すっご……マジでチョー綺麗じゃん……」
「こんなに綺麗な景色、見たことないかも……」
「俺も同じく……大パノラマってヤツですか、これが……」
「実物は想像以上に見応えがあるね。やっぱりこういう絶景は自分の目で見るのが一番だ」
皆が口々に感想を述べ、続いてこのスポットを見つけてきた社員を称賛する。
「AZKi先輩もよくこんな場所見つけてきましたね〜」
「ボクもこんな場所知らなかったよ〜、伊豆って温泉とか別荘とか海の幸とかのイメージしかなかったからボクじゃきっと見つけられなかっただろうなぁ」
「俺は有名な滝があるってくらいしか知らなかったです……これからも旅行計画はAZKi先輩に任せるのが安心ですね」
「みんなに喜んでもらえてAZKiも嬉しいな」
それを浴びて満面の笑みを浮かべるAZKi。この旅行のために仕事の合間を縫っていろんな観光地やスポットを調べ、それらを効率的に周るためのルート選定・取捨選択をしていたと考えると頭が下がる思いだ。
山頂は公園として整備されており、休日ということもあって大変賑わっていた。ベンチやソファに腰掛けて絶景を眺め、それに加えてコーヒーやビールを楽しむこともできる。水盤が張られたテラスは夏の暑さを忘れさせてくれる清涼感が漂っている。
ひとまず景色を楽しもうと四人は水盤テラスの席を確保。それぞれが敷地内のカフェでドリンクを注文し、それをのんびりとしたペースで飲みながら、日本一高い山と日本一深い海の共演を五感で楽しむ。
1人用のチェアに腰掛けた建太は背もたれに身体を預け、脚もだらしなく伸ばしてリラックスする。屋根があるおかげで直射日光も当たらず、水盤のおかげで涼やかなこの場所ではつい眠ってしまいそうだ。瞼が重くなり、意識が沈みそうになる。
「ふあぁぁ〜〜……」
ウトウトし、あくびをし、時折舟を漕ぎ、ここが現実なのか夢の中なのかがよく分からなくなり始める。
やがて建太の目の前は淡い何色もの靄がかかり始め、あれだけ見事だった富士山と駿河湾が見えなくなる。周囲の音も小さくなっていき、足元すらもまだら模様になっていく。
やがて靄に包まれた世界はチェアに身を預けた建太一人だけになっていった。起き上がろうにもまるで鉄の塊のようにずっしりと重く、立ち上がるどころか上体を持ち上げることすらできない。投げ出した脚すらも動かせない。
すると、目の前に唐突にかなたが現れる。出社時にいつも着用している白いワイシャツに黒のスラックスを纏っており、何故旅行中なのに仕事しに来ているかのような恰好をしているのか? と疑問に思った。
かなたは何も言葉を発しなかった。
代わりに建太の脚の間に潜り込み、上半身だけを出す。
すると慣れた手つきで建太のベルトを緩め、ボトムスを脱がせてくる。愛おしむようにボクサーパンツの大きなもっこりを撫で回し、それからパンツも脱がされて中身がまろび出る。重力に逆らうように屹立したそれにかなたの手が添えられる。
「か、かなた…………うぁっ……!」
上目遣いで覗き込むように建太の顔を見ながら、根元から頂上まで、つーっ、と舌を這わせてくる。下から上へ、下から上へ、焦らすように何度も何度も舐め上げてくる。いたずらっぽく、しかしうっとりしたような表情で舐めてもらえるのは視覚的にもたまらない。
そんな献身的なフェラチオを受け続けていると、いつの間にかAZKiとクロヱまで現れる。どちらもかなたと同じく出勤時のビジネススタイルだが、その表情は明らかに発情したメスのそれだった。
AZKiは建太の腰の右横、クロヱは左横にそれぞれ座る。上体、正確に言えば胸部を腰に置くようにもたれかかり、立派に勃ち上がるモノに舌を伸ばす。
剛直を這い回るものが一つから三つに増え、快感も三倍、いやそれ以上になる。表面の感覚が勃起で鋭敏化しているだけでなく、三人分の舌で舐め回されるのを見せられているせいで快感が一層強まってしまっている。
「んちゅっ、んちゅっ……」
「れろれろれろれろ……」
「ちゅーっ、んちゅっ、じゅるるるっ……」
一心不乱に肉棒に群がり、ただひたすら舐め続ける三人。
建太もぶら下がるキンタマからだんだんと湧き上がるものを感じていた。まるで中身が沸騰しているかのような感覚だ。
「ヤバい、そろそろ
「…………た、…………んた」
声が近づいてくる気配がする。何と言っているのか分からないが、確実に聞こえる。
「……んた、……んた、……建太っ!」
「ハッ!?」
驚いて飛び起きる建太。目の前には富士山と駿河湾の絶景。周囲を見回すと顔を覗き込んでくる旅の同行者達。
「やっと起きたよ〜」
「おはよう、よく寝てたね」
「寝顔がめちょ気持ちよさそうだったわw」
建太はすぐに状況を呑み込めず、何度も何度も周りをキョロキョロする。そしてさっきの事柄が夢の中の出来事であることを漸く理解する。
「いつの間にか寝てたのか……」
まだ重さの残る瞼を擦り、次いで顔全体を手で拭くようにして眠気を払い落とす。
「すっごく気持ちよさそうに寝てたもんね〜、それに随分と愉しい夢を見てたみたいで」
「へ?」
「ケンタ、自分のアソコ見てみなよw」
言われても何のことかすぐに分からなかった。だが、ふと視界に入ったモノで二人が言いたかったことを理解した。
「わっ……!」
慌てて隠そうとするが、
「いやもうバレバレだからw」
「エッチな夢見てたんだね、こんなたくさん人がいるところで、こんな立派に勃てちゃって」
クロヱに嘲笑われ、AZKiには煽られる。
どうやら三人以外にも建太が勃起していることはバレているようで、こちらを見てクスクス笑っていたり怪訝な表情を向けている者もいる。
「気が早いなぁ建太くんは、まだお昼だよ?」
かなたは少々呆れたように言った。
「まだ宿のチェックイン時間まであるからそれまでここで時間潰そうかと思ってるのに、建太くんのせいで居づらくなっちゃったよ」
「それは……すいません。けど」
「けどもだってもない! 全くどうするのさぁ、その勃起したの」
「仕方ないからそのままでいてもらお。こんなところで勃起する建太くんが全部悪いんだから」
AZKiが突き放すように言う。
「わーケンタ恥ずかし〜w、ホテル着くまでずっとそのまんまとかマジウケるw」
クロヱは最大限バカにしてくる。
建太は羞恥心に苛まれながら水盤テラスを離れ、そこから敷地内のできるだけ離れた所に移動する。それでも勃起はなかなか収まらず、結局それを隠すために終始不自然な動きを取らざるを得なくなった。周囲の目があまりにも気になって仕方がなく、観光に来ているはずが途中から全くそんな気分になれなかった。
◇
ようやく日が傾き、ロープウェイで下山した一行は今晩の宿へと到着。
和の要素をふんだんに用いたホテルで、せっかくだからとかなたは最も高いスイートルームを予約していた。
仲居に案内され、ホテル最上階の部屋に通される。
広々とした畳の部屋。いつも仕事しているかなけんの小さなオフィスルームよりも広く、四人で布団を敷いても余りある面積だ。中央には大きさの座卓が置かれており、ここに今晩のディナーが並ぶのは明白だ。
そして、この部屋は露天風呂つきだ。近隣の温泉から直接引いた源泉掛け流しを自由に使うことができ、贅沢な時間をたっぷりと堪能することができるだろう。
一通りの説明を終えた仲居が下がると、それぞれが肩の力を抜いて寛ぎ始める。
「マジで高い部屋じゃんここ〜、いつもケチなかなた先輩がこんな部屋取るなんてビックリ〜」
「再開発プロジェクト成功なんだからこれくらい豪華に行かなきゃ釣り合わないだろ〜? 仕事も増えて経営も軌道に乗ったんだし、一回くらい豪遊したってバチは当たらないって! てかこのホテル見つけたのあずちゃんだからな?」
「いつもならお金大丈夫? って不安になるとこだけど、今回くらいはそういうの忘れて楽しみたいもんね」
女子三人がワイワイと楽しく会話している。女三人寄れば姦しい、とはこう言う状況のことを指すのだろう。
「あれ〜? ケンタはあんまり盛り上がってなさげ?」
そのノリから外れている建太を見てクロヱが言った。しかし彼女はその理由を知っているため、ニヤニヤと小馬鹿にしたような雰囲気を隠そうともしない。
「仕方ないって〜、だって建太くんは……建太はさぁ」
かなたが薄ら笑いを浮かべて歩み寄ってくる。それにAZKiも続く。
「こっちが言うこと聞かないんだもんねぇ……もう随分待たせてるから我慢の限界なんじゃないのかなぁ?」
近過ぎる、と思うほど二人に距離を詰められ、彼女らの手が股間のもっこりに乗せられる。中身の形を知り尽くしている二人は巧みに手指を動かしてそれを掴み、揉んでくる。
「おっ、きい……苦しかったでしょう? こんなになったまま我慢させられるのは」
このままだと服の中で
それを見透かされていたのか、
「脱がせてほしいならそう言わないとダメだよね〜? このままびゅるびゅる
「ボクは建太の服が汚れようがどうでもいいけど、射精するところは見たいなぁ〜?」
小悪魔じみた顔と手淫で追い詰められる。いよいよ我慢の許容量が限界に達する一歩手前まで来たところで建太は折れた。
「は、はい…………脱がせて、下さい……」
そう伝えてようやく、狭いところで苦しい思いをしていた愚息を解放してもらえた。既に亀頭部は先走りによって肉エラ近くまで濡れており、ボクサーパンツの布地に糸を引いていた。
そんな建太の肉棒だが、以前とは明らかに変わった点が一つある。
「おお〜、随分薄くなったね〜」
「結構綺麗になるのねぇ」
「毛がないだけでデッカく見える〜」
三人が興味を示しているのは、建太の肉棒を覆っていた陰毛だ。
もう数え切れないほど性行為を繰り返してきているのだが、陰毛がない方がより愉しめるのでは? という女三人の意見の元、建太は医療脱毛に通わされている。ちなみに費用は福利厚生の一環、という名目でかなけんの口座から出されている。
目立った効果がすぐには出ないためなかなか実感がなかったが、先週の施術でようやく目に見えて薄くなってきたのを建太も実感できた。あと三回ほどでほぼ脱毛が終わるとのことだ。
「これ、まだ見られるのはちょっと恥ずかしいかも……」
建太には毛がなくなることへの抵抗が少しあった。しかし、
「ボクはこっちの方がいいと思うな〜」
「邪魔に思うこともあったしAZKiもこっちの方がいいと思う」
「左に同じく〜、沙花叉もパイパンチンポの方が好きかも〜」
無毛に肯定的な三人の感想を直接聞いたことで幾分それは薄れていく。毛がある方が喜ばれるのかと思っていたが実際は逆なのかもしれない。
「それよりまずは、この綺麗になったチンポを味わわせて?」
足元でしゃがんだAZKiが舌を出し、剛直に這わせようとする。かなた、クロヱも同じく唾液に濡れた舌を近づけてくる。
「それじゃ、まずは一回
今度は夢ではない。
建太は今度こそトリプルフェラを受けている。亀頭も、肉幹も、鈴口も、カリ首も根元もキンタマも、余す所なくザラついた舌が蠢き、這いずり回る。溢れるカウパーは舐め取られ、三人分の唾液でコーティングされてテカテカになっていく。
「うぅ、あぁぉおぉぉ……」
思わず声が漏れてしまう。腰が快感で前に押し出されて肉棒を突き出す姿勢になっていく。
「匂いも凄い……ヤる気満々なのが伝わってくる……」
「相変わらずおっきいよね、むしろ前よりおっきくなってない?」
「ケンタはもう立派なヤリチンだから仕方ないねw」
「ヤ、ヤリチンって……」
建太はそれを否定しようとするが、三人から即座に打ち消される。
「今まであんだけヤりまくっててヤリチンじゃないとかないっしょw」
「ボク達からすれば建太は立派なヤリチンだよ」
「大人しく受け入れなさい、ヤリチン建太くん」
次々とヤリチン認定を出されるのは建太はとってあまり気分がいいものではなかった。ヤリチンとはもっとたくさんの──定義は分からないが十人以上の女と性的関係を持った男、という漠然としたイメージがある。
実際、大学時代にヤリチンと呼ばれていた男がおり、経験人数は十五人くらいだという噂を聞いたことがあった。事実かは分からないが女を取っ替え引っ替えしていたのは事実のようで、しょっちゅう違う女と一緒にいたのを覚えている。
だから自分はヤリチンじゃない、と建太は思っているし、三人にヤリチン認定されたところでその認識は変わらない。
とはいえその不快感も結局はフェラチオの快感によって現在進行形で塗り潰されてしまっているわけだが。
「おぉぉ……おぉっ、おおぉぉ……!」
快感に漏れる声が止まらない。肉棒は中身が溜まり、今にも噴き出しそうなほど膨れ上がっている。
それを舐め回す三人もそれを期待するかのように鼻を鳴らしている。
「もう、もう
そう宣言し、肉棒を何度か震わせた後、建太は鈴口から白くて熱いマグマのような精液を噴出させた。一回や二回ではなく、何度も高く放ったそれを無責任に三人のメスの顔に飛び散らせていく。
「あぁんっ……」
それをうっとりしたような表情で受け止めるメス達。強い雄臭を放つベタついたモノなど普通なら嫌がられるが、絶賛発情中の三人はむしろ口を開けたり顔を前に出したりして自らかけられようとしていた。
「匂い、すっごいわね……余計ムラムラしちゃう……」
「重くて濃厚……めちょエロぉい……」
白濁で汚れた三つの美しい顔。建太の興奮度合いは最高潮に達しようとしている。
「建太もヤりたくてたまんなさそうだね〜」
顔射された精液を口の中で混ぜながらかなたが言う。
「ヤりたくてヤりたくて仕方なさそうだよね〜w、まあ沙花叉達も一週間近く我慢してたんだけどw」
クロヱが生意気そうな笑みを見せる。建太が脱毛施術後の数日は性行為を禁止させられていたのもあり、旅行も近かったのもあって三人は自主的に禁欲していたのだ。
「けど、そろそろ夕食が来そうなのよねぇ……だからもうちょっとだけ、お預けになりそうね」
意地悪っぽくAZKiが言った。それから耳元に口を近づけ、
「夕食食べた後は…………たっぷり、愉しみましょ? AZKi達も、とってもムラムラしてるの……」
艶かしいその声で建太はまたも射精してしまいそうになる。興奮し、女の媚肉を貪りたくて仕方がない剛直は宥めようとしてもまるで言うことを聞かない。
勃起状態のまま衣服を直される。ほどなくして夕食の時間となり、仲居が夕食を持ってくる。
今食べたいのは料理ではない、という感情を押し殺してそれを頂く建太。
伊豆で獲れた金目鯛や収穫された野菜をふんだんに使った和定食は美味しい。しかし女体を喰いたくて喰いたくてたまらない下半身の大蛇は全体を硬化させ、頭を赤らめて涎を零しながら怒り狂い続けていた。