「ケンタさ〜、今度の土日ってヒマ?」
クロヱがそう訊いてきたのは、ある日の昼休憩時のことだった。
「まあ、今んとこ土曜日なら予定は……なかったはず……」
「ならさ〜、沙花叉につき合ってくんな〜い? 沙花叉の腐れ縁のヤツがケンタに会ってみたい、とか言っててさ〜」
「それって、俺が会ったことある相手……?」
「いや〜? 初対面のはず。けど前にケンタに使った媚薬あったじゃん? アレ作ったヤツなんだよね〜ソイツ」
「アレか……けど、なんて俺に興味を……うっ」
「いいサンプルとかなんとか言ってた気がする〜」
「それ、嫌な予感しか、しないんだが……くっ……」
「まあ悪いヤツじゃないし会ってみるだけならいいんじゃない? ……ちゅっ、んちゅっ」
クロヱは上目遣いで乳首を舐めながらそう言った。舌先を細かく震わせて絶え間なく乳首に抗いがたい刺激を与えてくる。
そして、建太が責められているのは乳首だけではない。
そして、建太を責めているのは一人だけではない。
「うっ、
建太が精液を吐き散らした。それは剛直を舐め回していた二人──AZKiとかなたを目がけて飛び散った。
「あぁん、建太のザーメンっ……」
「今日もいっぱい
顔を汚した精液をそれぞれ指で掬い、くちゅ、くちゅ、と美味しそうに口内で転がす二人。細められた目の淫猥さに、射精《だ》した分の精液があっという間に補充される。
「けど、これじゃ週末はお預けになっちゃうな〜」
AZKiが意味ありげな言葉で建太を見つめる。
「日曜はまたラミィのとこ行くんだもんね〜」
建太の次の日曜の予定を口にするかなた。
「頑張ってるわよね〜建太くん。身体もちょっと引き締まってきてるし、チンポも前より雄々しくなってる気がする」
「ラミィのヤツ、どんなトレーニングしてるんだ?」
かなたの疑問に建太は沈黙を貫いた。
ジムでの普通のトレーニングとは別に、建太はラミィの個人レッスンも受けている。
とはいえレッスンとは名ばかりで、実際にはラミィ宅で朝から晩までヤりまくっているだけなのが実体だ。正常位、騎乗位、バック、寝バック、松葉崩し、種つけプレス──体位を変えながら
ペニスの形も手の感触も憶え込まされたラミィは言われなくとも自ら豊乳を差し出し、股を開くようになった。快楽という名の首輪に繋ぎ止められた彼女は今や万年発情期のメス犬、いやメス牛となったのだ。
建太は内容を語らないが、かなけんの三人はそれが淫らなものであることに気づいているだろう。その証拠に、黙っている建太へとうっすらとした笑みを見せているのだ。
「で、どうする〜?」
クロヱが改めて訊いてくる。
「まあ、会うだけ会ってみるか……」
「りょーかーい、んじゃソイツにそう伝えとくわ〜」
スーツのスカートからスマホを取り出す。メッセージを送信しているようで、少し経って、
「喜んでるわ〜ソイツ。『いろいろ準備して待ってるね♡』だってさ」
クロヱが画面を見せてくる。
『クロたんありがと〜!! 土曜日OK!! いろいろ準備して待ってるね♡ 楽しみ〜!!』
一体何を準備するのか建太には見当もつかない。しかし、向こうはあの媚薬を作った相手だ。なんとなく普通の相手ではない気がする。
引き受けた今になって、土曜日は無事に帰れるのか少し不安になった。
「それよりも建太ぁ、ボクのアソコ、すっごくムズムズしてるんだぁ……」
「AZKiも、とろっとろになっちゃった……ねぇ、勿論シてくれるよね?」
二人が尻を向けて生挿入を迫ってくる。しかし、残りの休憩時間を考えるとどちらか一方しか相手はできない。
「ねぇねぇ建太ぁ……」
「こっちに
こういった選択を迫られることは最近ではよくあることになっていた。
そして、前回同じような状況になった時はかなたに挿入した。
だから今回は、AZKiの後ろから腰を打ちつけることにした。
「あっ、今日はAZKiにっ、
抜き差しされる度に掻き出される愛液が床に跡を作る。止まらない嬌声が建太の鼓膜を震わせる。
「建太ぁ……じゃあっ、キスしよっ、キスっ……んちゅっ、ちゅっ」
「じゃあ沙花叉はもっと乳首舐めちゃお〜、れろっ、れろぉっ……」
挿入されなかったかなたはキスをせがみ、クロヱも便乗するように再び乳首を舐めてくる。抽送されているAZKiはその快感を目を閉じて受け止める。
「あぁっ、チンポっ……建太くんのチンポっ、やっぱり気持ちいいのっ……! あんっ、ザーメンっ、そろそろ昇ってきてるかもっ……」
抽送のペースが速まり、肉棒は僅かに膨らむ。前者はともかく後者はその形をわからされたからこそ拾えた変化だ。
そして、それは的中していた。建太の肉棒は吐精したがっている。
「分かってるなら、
「ダメって言っても無視して
建太は当たり前のように抽送のペースを上げ、そして当たり前のように
「あぁぁん、今日もたっぷりっ……!
肉エラを引っかけつつ引き抜くと、
そして、引き抜いたばかりでドロドロの肉棒をかなたとクロヱが舌で掃除する。結果、唾液でテカテカになり、それでいてオスの匂いは一層強まっている。
「ヤッバ……匂い、クラクラしてくる……」
「この匂いだけでイきそ……」
性臭に魅了されるクロヱとかなた。
しかし、そろそろ休憩時間は終わりだ。仕事とセックスの線引きはきっちりとせねばならない。
肉棒から離れようとしない二人をどうにか引き剥がし、建太はスーツ姿に戻る。AZKiも仕事モードに戻り、二人も渋々それに続いた。
クロヱとかなたのこともこの後、終業してから相手をした。それぞれ二回、
◇
土曜日。
クロヱに連れられて建太がやってきたのは一棟の低層ビルだった。
商業ビルと住宅が混在する、中心部と郊外の境界線のような地区。人通りは多くはないが全くないわけではない。車通りもそれなりといった感じだが、郊外方面に伸びる片側二車線の道路は朝夕のラッシュ時には混雑するのだろう。
ビル自体は三階建てで、普通の雑居ビルと変わらない見た目をしている。しかし看板の類は一切出ておらず、テナントが入っている気配もない。
「ホントにここで合ってるのか……?」
建太は思わず顔を顰めるが、クロヱは「だいじょぶだいじょぶ〜、ここで合ってるから〜」と言う。実際に相手を知っている彼女がそう言うのだからきっと間違いないのだろうが、それでもここが本当に目的地なのかはイマイチ信用できなかった。
それよりも、今日のクロヱの衣服が一段と際どい。
胸部を強調したフリルつきのトップスにミニスカート、両脚を纏う網タイツ。谷間が丸見えで道ゆく男の視線を集めてしまい、風などで少し捲れたら下着が見えてしまう危うさ。建太を誘惑するか、あるいはからかう目的でこんな服を着てきたのだろうが、当の建太は第三者からの好奇と色欲の入り混じった視線から守るためにそれどころではなかったのだ。おかげで既に少し疲れている。
ビルのエントランスに入ると、妙にメカメカしい扉が現れた。その扉のすぐ横の壁にはテンキーのついた四角い機械が設置されている。そのうえ、指紋認証、網膜認証のデバイスまでついていた。単なる低層ビルにしか見えない外観のこの建物にはまるで似つかわしくない、仰々しいセキュリティだ。
「なんだ、これ……」
「あーこれ、めっちゃビビるよね〜、マジでどんだけセキュリティ盛りまくってんだろアイツw」
クロヱはこの厳重なセキュリティを嘲笑うと、スマホを取り出した。
「あ、沙花叉〜、今着いたからこのバカみたいなセキュリティ開けて〜」
それだけ言って通話を一方的に切る。
暫くするとそのメカメカしい扉が機械音や排気音と共に両側にスライドして開く。その中から白衣を着た一人の女性が現れる。
ピンク色の髪、ピンク色のケモ耳、ピンク色の尻尾。前を開けた白衣の下にへそ出しのスカートとタイツを履いており、腰には色とりどりの液体が入った複数本の試験管がコルク栓をした状態で差さっている。
「これのどこがバカみたいなセキュリティよっ!」
出てきて早々にクロヱに噛みつく白衣の女性。
「だって全然似合わないじゃ〜ん、こんなビルにこんな大袈裟なセキュリティとか〜。大した研究成果も出てないんでしょ〜?」
「出てます〜! 色々な新薬とか作れてます〜! ロボットとかAIとかも自前のオリジナル作ったりできてます〜!」
一見すると言い争っているように見えるが、本当に喧嘩しているわけではないのはその雰囲気から分かる。ピリピリした空気を纏っているわけでなく、青筋を浮かべたり口汚く罵るわけでもない、じゃれあいの延長のようだ。
「てか、こんなバカセキュリティのことはどうでもいいじゃん」
「どうでもよくない! バカとかつけるな!」
「そっちのお望み通りにケンタのこと呼んできたんだから〜、そんなことどうでもよくない?」
クロヱがそう言ったことで、白衣の女性はようやく建太の存在に気づく。二度見し、それから誤魔化すように咳払いをしてみせる。
「あ、あぁ、そうだった〜! 貴方が金屋建太さんね? ボクはここの研究所の所長の博衣こよりって言います! よろしく〜!」
研究者というからもっと落ち着いているのかと思っていたため、建太は面食らった。イメージとは真逆の快活そうな女性だ。
「あ、どうもよろしく」
「ケンタ〜緊張してる〜? こんなヤツに気遣わなくて大丈夫だよw」
「こんなヤツ言うな!」
クロヱの軽口に一々反応するこより。これも仲が良いからこそなのだろう。そうじゃなければ鬱陶しそうにするか無視するかしそうだ。
「あ、それじゃ研究所の中へどうぞ〜! 歓迎するよ〜!」
こよりに先導され、建太とクロヱは低層ビル──もとい、研究所内に入っていく。
エントランスは比較的綺麗に保たれている。定期的に掃除もしているのか絨毯が敷かれた床にはゴミなどは落ちておらず、埃っぽさもない。壁だけはビルのコンクリートが剥き出しになっていて無骨な印象があるが、それを除けば一般的なオフィスっぽく見える。
エントランスの奥には階段が二手に別れていた。上階へ行く階段と、地下へと潜る階段。
「研究フロアはこの上だよ〜」
こよりは二人を上階へと案内しようとする。
「────」
ふと、建太の耳が何かを捉えた。微かだが、地下から何かが聴こえた。
耳を澄ましてよく聴いてみる。
「────」
やはり、何かが聴こえる。それは不明瞭ではあるが、人間の声のように感じた。確証はないが、そうではないかと思ったのだ。
「どうしたんですか?」
こよりが覗き込むように建太の顔を見る。
「この階段の下って何があるんですか?」
「下? ああ、ここは研究材料や試薬なんかの保管庫になってるんですよ〜。万が一爆発なんかしたりしても、地下の方が安全かなぁ、と思って」
そう説明されたが、どこか釈然としなかった。
「けど、人の声がしたような……」
「人? いや、ここにいるのはこよ一人だけですよ?」
「一人だけ……? こんなに大きな研究所なのに全部一人でやってるんですか?」
「え? まあ、たまに外部の人に手伝ってもらうこともありますけども基本は一人で研究やってます。上の階に研究用の器具や機械もありますし見てみます?」
「じゃあ、見てみようかな……」
説明されてもどうにも腑に落ちない。それにこよりもどこか隠しごとをしているように建太は感じた。
上の階にはこよりの言う通り、様々な器具や機械がある。試験管やビーカー、プレパラートといった小さい物もあれば、遠心分離機や純水製造機、ドラフト装置といった大掛かりなものもある。さらに、SF映画に出てきそうな巨大培養カプセルまである。
果たしてこれらの装置を本当に全て一人で使いこなしているのか? 普通ならこれだけ大掛かりな研究施設ならば助手の一人や二人くらいいてもおかしくない。むしろいない方が不自然だ。
「これで研究所内は一通り案内しましたかね〜? それじゃ、ここの隣にあるソファにでも座って寛いでて下さい。こよは飲み物用意してきますね〜」
建太とクロヱは応接室のような部屋へと通される。こちらは至って普通の空間で、かなけん社内の応接室と対して変わらない空気が流れている。設置された調度品や絨毯も一般的なオフィスのそれとなんら変わりない。
建太はソファに腰かける。そして考える。
「ナニ難しい顔してんの〜?」
クロヱが顔を覗き込んでくる。
「……クロヱ、博衣さんっていつもあんな感じ?」
「え? まああんな感じ〜、つっても時々何考えてるのか分かんない時あるけどね〜」
「じゃあ今は?」
「え〜、どっちなんだろ? どっちとも取れる感じかな〜……てかさっきからどしたん?」
「いや、博衣さんって結局何のために俺を呼んだんだろう。会ったみたいとか言ってたけどその理由は?」
「あー、そういやなんでだろうね? サンプルがどうとか言ってたのは覚えてるけど」
「もしかして、俺で何か企ん──」
「お待たせしました〜!」
快活な声と共にこよりが入ってくる。手にはお盆を持ち、そこにはコップに入った麦茶が二人分載っている。
「はい、金屋さん。それと、クロたん」
それぞれの目の前に出される麦茶。何の変哲もない麦茶だ。建太はコップを手に取り、持ち上げて底を覗き込む。やはり、変わったところはない。
「何してるんですか?」
こよりもこれには怪訝そうな表情を見せる。
「もしかして何か疑ってます?」
「あ、いや……」
こよりはじっと見つめてくる。
「そのお茶に何か混ぜてると思ってます?」
図星だ。とはいえこんな妙な行動を取ればそれを真っ先に疑われるのは仕方がないだろう。
じーっ。じーっ。じーーーっ。
こよりはずっと見つめてくる。まるで、そこまで疑うのなら飲んでみろ、と言わんばかりの圧だ。
「……ここまでするんなら流石に変なの混ぜてないんじゃね?」
クロヱはそう言うと麦茶のコップを傾け、喉を鳴らす。少しの間観察してみても彼女に異常は見られない。
それを見て建太もコップを傾けた。味におかしなところはない。飲み干しても特に異常は起こらない。
一方、こよりは堅かった表情を緩め、満足そうに頷いた。
「飲んでくれてありがとう。こよのお茶が口に合わないかと思ったよ〜」
こういう反応は見た目相応の女の子といった感じだった。よく見るとバストも結構大きい。クロヱよりは一回り小さいが、巨乳で十分通じるレベルだ。タイツもなんだか色っぽく見えてくる。
「ん〜? 沙花叉、なんか暑いんだけど……」
そう呟くクロヱ。よく見ると、こめかみのところに汗が滲んでいる。服をパタパタさせて熱を逃がそうともしている。
「そうか? 別に部屋の温度が高いわけでもなさそうだが……」
周りを見回すと室温計が目に留まった。デジタル数字で二十五℃と表示されており、不快に感じるような気温ではない。むしろ快適ともいえる数字だ。
クロヱの気のせいだろう。
そう思っていた。
だが、それは唐突に訪れた。
「っ…………!?」
突然、建太の皮膚から汗が噴き出してきた。同時に、身体の内側から放たれる熱さを感じた。
「え、なんだこれ……!?」
「あつぅい〜、あついぃ〜…………アソコが、ムズムズするぅ……」
クロヱの座り方が浅くなっていき、網タイツの脚を大きく開く。スカートの中身が丸見えになり、黒い布地には縦筋が確認できる。
そのうえ、彼女の顔は真っ赤だ。しかし、発熱によるものとは明らかに違う。
発情している。
建太はすぐに分かった。クロヱの発情顔を何度も見ているのだから間違えるわけがない。
やっぱり、と思った建太は、バッ、とこよりの方を向いた。
こよりは目を細め、邪悪な笑みを浮かべていた。
「飲んでくれて、ありがとぉ〜っ」
「何を飲ませたっ……!」
ん〜っ? とこめかみに指を当てるわざとらしい仕種をしてみせるこより。
「何を飲ませたかって〜? それは〜、こよ特製のおクスリだよ〜? 身体があったかくなってきたでしょ〜?」
あったかく、どころかかなり暑い、いや熱い。特に──
「エッチなところが一番熱くなるおクスリ……前にクロたんに渡した媚薬の改良版! 前よりも効き目が強くなってるよ! ついこないだ生成できたのはいいけど実験用のサンプルが助手くん達だけじゃ足りなくてね〜、それで二人に協力してもらった、ってわけ!」
悪びれる様子もなく、まるで誇るかのように高らかに語るこより。
「やっぱり、裏があったのか……!」
「こんこよ、お前騙したな……! んっ、てか、助手じゃ足りないってどういうことだよ……あんっ……!」
クロヱは我慢できずに秘部を指で擦りながら噛みつく。
それに対してまたも得意気に説明するこより。
「クロたんはこよりの助手くん達のこと知ってるよね? 今まで媚薬系のおクスリは助手くん達に協力してもらって臨床試験やってたんだけど、今回のは効き目強過ぎて助手くん達じゃできなかったんだよね〜。勃起はするけど興奮し過ぎて動く前に倒れちゃうからさ〜」
「……博衣さん、それじゃその助手の人達はどこに……?」
「みんな地下室にいるよ? 流石に助手くんの命を危険に晒すような危ない実験はこよでもしないよ〜。けど金屋さんにバレそうになった時は流石に焦ったな〜」
建太は理解する。研究所の入口近くで聞こえた謎の物音は彼女の助手達の声が微かに漏れ聞こえたものなのだと。そしておそらく「いる」というのは「収容されている」という意味なのだろう。こよりは助手のことを実験動物だと思っているのかもしれない。
「けどそんなこと今はどうでもいいよね?」
とこよりは開き直る。
「それよりもこのおクスリの効果とかのデータが取りたいんだよね〜、だからぁ……」
こよりは白衣を脱いだ。それだけでなく、その下のシャツも、スカートも脱ぎ捨て、花や蝶の華美な刺繍が施されたピンク色のランジェリーと網タイツのみの姿へと変貌する。白衣の上からでも分かる乳房の大きさが鮮明になり、谷間もしっかり作られていた。
「こよと、ちょ〜っとだけエッチなことして遊ぼ?」
建太の手を取り、ブラジャーの上から触らせる。生地は薄めで、弾力がよく伝わってくる。
「どう〜? 揉みたかったら揉んでいいんだよ〜?」
挑発のようなその言葉に、以前よりも強力な媚薬を盛られた建太は簡単に乗せられてしまう。理性より本能が前面に出てきてしまい、気づけば両手でこよりのバストを揉みしだいてしまっていた。
「あんっ、積極的だねっ、手つきもこなれててヤらしいっ」
頬を赤くし、目を潤ませるこより。それに煽られ、ますます行為に遠慮がなくなって乳首も好き放題に弄んでしまう。
「あんっ、ふぅんっ、気持ちいいよっ……! こよもっ、金屋さんのを触りたいなぁ……!」
こよりの手が建太の下半身に伸び、手のひらでもっこりを包み込まれる。
「硬くなってるねぇ……直に、触ってみたぁい……」
器用にベルトを緩め、ボクサーパンツも下げられる。ぼろんっ、とフル勃起したモノが全容を現し、重力に逆らって上を指していた。
「えっ……こんなに……? 一番大きい助手くんよりも、おっきい……」
驚きながらも先端が濡れた肉棒を掴み、上下に扱くこより。丸く、大きく見開かれた彼女の目がその驚愕ぶりを物語っていた。
「こんなに硬くて、おっきいの初めて見た……すごく、やらしい……シコシコしてるだけなのに、いつもより興奮しちゃう……」
溢れるカウパーで手をねとねとに濡らし、発情を隠さないこより。単純な上下ピストン運動だったものが捏ね回すような動きに移行し、刺激が強まる。陰嚢が悦び、精液を増産しているのが建太には分かった。初めてとはとても思えないテクニックだった。
「あん…………これ、舐めたく、なってきちゃった…………おっぱいから、手、退けて…………?」
乳房から手を離させられる。こよりはその場で蹲踞の姿勢を取り、熱く昂る肉棒に舌を這わせ、口づけを交わす。
「んちゅ、んふぅっ……んっ、あふぅぅん、匂いも……オスくさぁい……助手くんのチンポと、比べちゃ悪いけど……こっちの方が、好みかもぉ……んっ、ちゅっ、んんっ」
どうやらこよりは助手達を相手に性行為を繰り返していたようだ。それなら先ほどの手淫の上手さも納得できるし、今のこなれたフェラチオも、それを蹲踞という煽情的なポーズでシていることも納得がいく。
彼女の言う助手とは研究助手のことであり、同時に実験素体のことでもあり、そして自身の性欲を満たすための捌け口のことでもあるのだろう。
そして、建太の肉棒も限界を迎えつつあった。性欲をクスリで強制的に高められてしまったせいで射精に至るハードルも下がってしまったのだろう。
「味、ちょっと変わった……んふふ、
こよりはしがみつくように建太の腰を掴み、頭を前後に動かして根元までしゃぶりつく。上目遣いでのスロート、唾液をこぼす口。蹲踞で大きく開いた股に張りつくピンク色の生地、そこには楕円形のシミが浮かび上がっている。
「んぐっ、ぐぷっ、ぐぽっ!
こよりの本気のフェラチオに脚が痺れるような感触を覚える。もう建太の肉棒は我慢の限界が目前に迫っている。
「うぐっ、おあぁっ……」
「じゅぶっじゅぶっじゅぶっじゅぶっ!!」
「もうっ、おぉぉっ……! おおぅっ!!」
呻くように声を漏らし、肺の中身をぶち撒けるような息と声と共に建太は精液を吐き散らした。
「んくぅっ!!?」
一度驚いたように呻いたこより。しかし根元まで咥えた肉棒は離さず、無遠慮に口の中へと吐精されていくぶんを溜め、喉に流し込んでいく。
「んぐっ、んぐっ、んんぅ……んぶっ、んんぅん……ごくんっ」
そして、建太の一回分の精液を全て飲み干した。漸く離した口の中は栗の花に似た匂いを漂わせ、無数の細い糸が張り巡らされている。
「すっごい……思ってた以上に、いっぱい…………想像以上、だよぉ……」
蹲踞の姿勢のまま建太を見上げるこより。自制が効かないのか、片方の手はショーツのクロッチにできたシミの辺りを弄り始めていた。
こよりが目に見えて発情する一方、建太もまた性欲な猛烈に湧き上がってきていた。目の前の女を──メスを堪能し、犯し尽くしたくてたまらなくなっていた。
「ねぇ、金屋さん…………こよのことも、気持ちよくし──」
「もう我慢できないんですけど〜〜!!」
頭の中が髪色と同じくピンク色に染まった女研究者の誘惑は、その友人の黒いメスによって妨害された。
「ちょっ、クロたん!?」
「沙花叉もっ、沙花叉もチンポ舐めたいっ、しゃぶりたいっ!」
こよりと同じように建太の下半身に抱きつき、大きな口で肉棒を一心不乱にしゃぶりだす。誰にも渡さない、と言わんばかりにそれを独り占めする。
「あぁん、ケンタのチンポ〜……んじゅるっ、じゅぽっじゅぽっじゅぽっじゅぽっ!」
「クロたん今までたくさんしゃぶってきたんでしょ〜!?」
「そんなの関係ないし〜、てかお前が変なクスリ飲ませたからムラムラして仕方ないじゃん! ん〜っ、んん〜っ……!」
肉棒を独り占めし、オスの味を痺れるほどに堪能するクロヱ。既に何度も堪能した味だが、クスリで発情した彼女にはそんなことは関係ない。強制的に引き摺り出される欲情に突き動かされ、今は肉棒のことしか頭にない。
「クロヱっ……もう、
「らひてっ、らひてっ……! チンポっ、チンポおぉぉぉ〜〜っ……!」
口を窄め、前方へ突き出したあまりにも下品な顔。まるでひょっとこのようなその口は精液を迎え入れる準備がとっくに完了している。
「っ! くぅっ!!」
遠慮なくクロヱに口内射精。こよりに
「いつも通り濃厚〜w、けどこれで終わりなわけないよねぇ〜?」
クロヱはおもむろに服を脱ぎ、黒のサテン生地で艶々とした紐パン一枚だけの姿になる。ソファで仰向けになると脚を可能な限り開き、そのサテン生地をずらして見せる。しとどになったメス穴がヒクヒク、ヒクヒクっ、と欲しがっているのを見せつけてきたのだ。
「沙花叉のオマンコ、このままだとバカになっちゃうなぁ〜……早く、なんとかしてほしいなぁ〜……?」
そうやって誘惑してくるクロヱ。すると、
「ちょっと、こよのこと忘れてないでしょうねクロたん!」
ランジェリー姿のこよりが、クロヱを覆い隠すかのように彼女の上に乗りかかる。建太に尻を向け、ふさふさとしたピンクの尻尾は悦んでいるかのように左右に大きく振られている。
「なにすんだよこんこよ! ケンタが見えないじゃ〜ん!」
「金屋さんにはこよの実験につき合ってもらうの! 改良型の媚薬がどれくらい効いてるのかまだデータ足りないんだから!」
クロヱには強めの口調で言った後、今度は尻と尻尾を振りながら媚びるような声で建太を誘う。
「金屋さぁん……こよのオマンコ、金屋さんのチンポ咥えてたらぐっちょぐちょになっちゃったぁ……疼いて、疼いてぇ……金屋さんのチンポ、こっちでも咥えたくって仕方がないのぉ……こよの実験に、協力してくれるよねぇ……?」
二人の穴はどちらも豊富な愛液で潤っており、こよりの愛液は重力によって長い糸になっている。
犯されたがっている二つの肉穴、二つの肢体、二人の女。
媚薬を盛られた建太も、建太の雄々しき剛棒も、それらを黙って見ているだけで済ませられるはずがない。
性欲に駆られる肉食獣はそれが当然であるかのように、目の前のメスに襲いかかった。