リビングと同様に、寝室も綺麗に整っている。定期的に掃除しているのかホコリっぽさもなく、目覚まし時計も枕元に完備されている。芳香剤の類は見当たらないが、それでもいい香りが漂っていそうな空間となっている。築年数を重ねた安アパートに住む建太からすれば羨ましい限りだ。
そんな清浄な空間で建太は全裸になっていた。上半身に纏っていたモノは全て脱ぎ去り床にほっぽり出している。ちなみに下半身の衣類はリビングで脱いだままそこに放置しっぱなしになっている。
そしてAZKiもまた一糸纏わぬ姿となっていた。こちらも建太同様に上半身の衣類は寝室、下半身のはリビングにある。まだ恥じらいがあるようで全身がほんの僅かだが赤くなっている。
建太はベッドのへりに脚を広げて座っており、その間の空間に膝立ちのAZKiを収めているような構図だ。
「んくっ、んくっ、んぐぅっ……ぐぽっ、ぐぽっ、じゅぽっ……」
「ああぁぁ〜〜……最高…………めっちゃ気持ちいいですよ、AZKi先輩の口マンコ……」
「んふぅっ、ふぅぅっ……」
その空間の中で建太の太くて硬い剛直をAZKiはしゃぶっている。それも、ちゃんと根元まで咥えて満遍なく唾液を塗しつつ舐め回す本格的なフェラチオだった。
「けど、手がお留守ですよ」
「ふぅーっ、んんふぅ…………」
建太が促すと、空いている左手で陰嚢を優しく揉む。精液工場であるその皮袋は内部にある二つの玉を奮起し、濃くて真新しい精液をたっぷりと生産していく。
一定のリズムで頭を前後させ、しかし時々それをわざと崩し、変化をつけてフェラするAZKi。単調ではなく、作業臭さも感じさせないその口淫は見事なモノだ。
「やっぱフェラチオ上手いですね……俺以外の男のもしゃぶったことあるんですか?」
その問いかけにふるふる、と小さく首を横に振る。
「じゃあ、AVとかエロ漫画で覚えたんです?」
この問いかけには考えるように若干首を傾ける。それから目立たないように、あるいは秘密がバレたダメージを最小限に抑えるかのように、ほんの僅か頭を上下に動かした。
建太はそれにひどく興奮する。血流がさらに集まるのを感じる。
「AZKi先輩もそういうのに興味あるんですね。意外とむっつりなんですか」
AZKiはまた左右に頭を振るが、建太はそれを意に介さない。
「このまましっかりしゃぶっててくださいよ……あぁ、もうすぐ
作られたばかりのホヤホヤな精液がたぷたぷに溜まり、上がってくる。
「そのまま根元までじゅぽじゅぽ音立てて……おおっ、おおぉぉっ……!」
言いなりになり、淫らなサウンドを奏でながらしゃぶり続ける。少々嫌そうな顔こそしているがフェラチオ攻勢は緩む気配がない。媚薬にあてられて口がペニスを離そうとしないのだろう。
「んじゅっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅるるるっ……んんんっ!? んふうぅぅぅ──!」
遡ってきた精液をAZKiに放つ。
「ハァッ……ハァッ、止まんねぇ……!」
キンタマ揉みのおかげで増産された濃厚精液が口腔内に溜まっていく。両頬がやや膨らみ、目を細めるAZKiの表情はあまりにも淫靡だ。
たっぷり溜まった中身を、ぶびゅっ、ぶびゅっ、と
躊躇うような間があったが、ごくんっ、と喉を鳴らしてそれを飲み干した。嚥下の音と喉の動きがそれを証明する。
それに建太の欲望がさらに煽られる。まだまだAZKiに情欲をぶつけたい。清楚でスレンダーな先輩をもっともっと犯したい──
建太はAZKiの腕を掴み、ベッドに引き上げる。四つん這いにさせ、尻を突き出させる。愛液滴る秘裂はヒクつき、まるで誘っているように見える。
建太は膝立ちになり、後ろから剛直を挿入。ぬるぬるの膣穴はすんなりとそれを受け入れ、ぬちゅっ、ぬちゅっ、と粘着質な摩擦音を立てる。挿入された側のAZKiは背中が弓なりになる。
建太は両の尻たぶを掴み、腰を打ちつけていく。あっという間に愛液まみれになった肉棒を繰り返し出し入れし、目の前の女体を支配する悦びに打ち震える。
「オオッ…………! 吸いついてくるっ、AZKi先輩のマンコがっ……! もっと欲しいって言ってるみたいだっ……!」
「はぁっ、あぁんっ……!」
「後ろから突くのっ、めっちゃ愉しいですね……! AZKi先輩を言いなりにしてるみたいで、最高にゾクゾクするっ……!」
湧き出す愛液を張り出した肉傘が掻き出し、ベッドシーツにシミを作っていく。小さかったそれはみるみる大きくなっていき、まるでお漏らししたかのような大きな円形へと成長していく。
「どうですかAZKi先輩、後ろから獣の交尾みたいにズンズン突かれる感想は……?」
「あぁっ、あぅんっ……んふぅん、はあぁぁぅぅ……!」
喘ぐだけで明確な返答はない。その代わり両腕両脚はプルプルッ、と震えており、背中も弓なりの形のままである。これを答えだと判断して建太はその背中に被さる。AZKiの体温が性器のみならず、接触面積が増えた素肌からも直に伝わってくる。
「ああ、いいですねぇ……! グズグズになったマンコめっちゃ気持ちいいですよっ、興奮が伝わってくるっ……!」
「あぁっ、待ってっ……あぁんっ、おっきいっ」
「AZKi先輩のマンコのせいですよっ、俺のが大きくなったままなのはっ……もうこのまま、
「らめっ、またぁっ……
「気持ちよすぎて舌も回らなくなってきたんですかっ……いちいち俺の欲望をくすぐってきますねっ……!」
建太がスパートをかける。AZKiの喘ぎ声も一層激しいものへと変わる。
「ひゃんっ、あぁっ、あんっ! あぁ〜っ、ああぁぁっ、あぁぉぉぉんっ……!」
「その声ヤバいっ……チンポに、響くぅっ……!」
何度も何度も尻肉に下半身を打ちつけ、黒ずんだピンク色の亀頭で一番奥を乱れ突く。垂れ下がった金玉袋は、ぶらんぶらん、と前後に揺れて膣口を叩く。いつもよりやや大きくなっているのは中身が詰まっている証拠だ。
「このまま、だとぉっ……おかひく、なりゅうぅぅ……!」
呂律の回らない弱々しい声も欲情に焚べられる薪でしかない。感覚的に湧き上がってくる黒い性欲と物理的に昇ってくる精液の感触が、狂いそうなほどの快感を連れ立ってくる。
「
「おっおおぉぉぉぉ…………んおおぉぉぉぉぉ……ぉぉぉ……!」
身体能力の限界に挑むかの如く全力でピストン。AZKiは両腕側が崩れて尻だけ突き出すような姿になり、普段の清楚さが失われたオホ声で喘いでいる。ベッドシーツを鷲掴みにし、顔を伏せて快楽を少しでも逃がそうとしているが焼け石に水でしかない。
「うおおぉぉぉぉぉっ…………!!!」
そして、建太は欲望を解放した。噴出する精液よって肉穴は瞬く間に満たされ、空間は僅かに押し広げられる。
「────────!!」
シーツに顔を埋めていたAZKiは声こそ発しなかったものの、全身を震わせて確実にイった。媚肉は収縮し、中身を搾り出そうとしてくる。
そこに追い討ちをかけるように二、三回腰をぶつけ、尿道の中身を可能な限り
AZKiは肩で息をしている。全身にじんわりと汗が滲んでいる。
建太も同じく汗を滲ませている。そして剛直は未だ猛り狂ったままだ。媚薬の効果は切れていない。
正常位、バックと続けてきたのだから、また別の体位でハメたい。
「先輩、今度は俺の上に跨ってください」
AZKiの身体をころん、と転がしてどかし、建太は枕に頭を預ける。屹立する己の肉槍がよく見える。
その上にAZKiが両脚を開いて立った。
「そのまま腰を下ろして」
建太は命じるように言った。AZKiは対抗する素振りもなく、しかし恐る恐るといった様子で従う。膣口と亀頭が接触する寸前で一旦肉棒の位置を直す。一時躊躇うように腰を下げるのを止め、ガニ股のようなポーズになっていたが、やがて意を決したように降下させていった。
「っ…………!」
鈴口が
そして全てを完全に自らの
その状態で一分近く経ち、AZKiはゆっくりと腰を前後に動かし始める。その動きによって
「下から見る先輩の裸も新鮮でいいですね」
からかうように言うと、AZKiの表情が険しくなる。しかし腰をグラインドさせているうちにそれは快感を堪えるものに変わっていった。
「あぁっ……あちこちっ、当たるぅっ……」
「騎乗位も上手ですよっ、やっぱりしごできなAZKi先輩だけあってセックスも上手なんですね」
「うるさ、いっ……!」
煽りに対してトゲありの返し。けれども今この場で主導権を握っているのは建太であり、AZKiのことなど怖くもない。
「ほら、もっと俺のこと気持ちよくしてください……俺のチンポで踊り狂う姿をたくさん見せてくださいよ」
さらに煽る。AZKiはとうとう返答すらしなかった。
けれども
「あぁっ、はぁっ、はぁっ、あぁぅんっ!」
建太の腹の辺りに両腕を突き立て、前屈みになったAZKi。腰の運動は前後左右のものから上下のものへと変化してきている。尻肉を建太の下半身に打ちつける音と淫猥な水音がはっきりと聞こえる。
「あぁ、いいですよ先輩っ……!」
建太は思わず目を瞑る。視覚が遮断され、他の感覚が鋭敏になる。それはすなわち、結合部から伝わる感触もより大きく伝わるということだ。
事実、ここまで二回の生ハメセックスよりと比べて明らかに快感が強い。きっと今の自分の口元はだらしなく緩んでいるだろう、と建太は思った。
「奥っ、当たるぅっ! あぁっ! あぁっ! 太くて硬いのっ、届いてるのぉっ!」
「届いてますねっ……! このまま、ぶち撒けちゃいますよっ……!」
「んぐぅっ、あんっ! あぁっあんっ! んああぁぁぁっ!!」
正常位でもバックでもここまで鳴いてはいなかった。どうやら彼女は騎乗位が最も感じるようだった。
遡ってくる奔流に思わず目を開けられない。そしてその奔流は射精となり、AZKiの奥深くへと浴びせかけていく。
「ああああぁぁぁぁぁっ!!!」
今度は盛大な嬌声と共にAZKiは絶頂する。背中を反らせ、斜め上四十五度の方向へと悩ましい絶叫を上げる。
建太はその瞬間を見られなかった。股間に迸る強烈な快感に流されて見逃してしまった。次に見たAZKiの姿は興奮のピークを過ぎ、首を九〇度下に折り曲げて息を乱している姿だった。
「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ……」
その姿を見て、建太は次こそは彼女が絶頂する瞬間を間近で見たいと思った。なのでもう一度腰の上で淫猥なダンスをさせようとして、命令を出そうとした。
AZKiが自発的に騎乗位を再開したのはそれと同時だった。精液が入ったままの肉壺ごと腰を時計回りに回し、あらゆる方向から肉棒を刺激し始めたのだ。
「おおっ、いいですねAZKi先輩……そんなに騎乗位が気に入ったんですか」
上機嫌になった建太はニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながらその姿を眺める。大き過ぎず小さ過ぎずのほどよいサイズの乳房が、ぷるぷる、と揺れる様子が可愛らしく、その頂上がピン、と勃ち上がっている様子はとてもいやらしい。
「はぁっ、あぁんっ……気持ち、いいのぉっ……上に乗ってセックスするの、こんなに気持ちいいなんてぇ……!」
グラインドだけでは物足りなくなったのだろう。建太の脇腹に両手を置いて身体を支え、上下に跳ね始める。
「あぁぁぁ、愉しいっ……! オチンチン、おっきいのがっ、擦れる感触好きぃっ……! 奥に当たるのもっ、たまんないぃっ……!」
「随分積極的になってきましたねっ……!」
「そうしろって言ったの、金屋くんでしょっ……あんっ! あんっ!」
何かのスイッチが入ったかのように騎乗位セックスを悦び始めるAZKi。
普段清楚な女性が性行為では積極的になる。そのギャップある姿に建太も凄まじい興奮を憶えていた。
その上、射精から間を空けずに騎乗位二回戦に突入しているため、ペニスは普段以上に敏感だ。理性でもフィジカルでも湧き上がる欲を抑え込むことはもう不可能だった。
「
再び精液を肉壺へと吐出する。その容量以上の分を受け止め、たぷんたぷんになって肉棒すらも押し返されそうになるが、それでも全て
あまりにも情けない顔を晒し、頭も回らないくらいだ。それだけ今回の
「あぁ……おぅんっ、あっ、あぁぁぁん…………いっぱい、出てきちゃった……」
AZKiの膣口から、とぽっ、とぽっ、と精液の塊が落ちてくる。建太の剛直の周りにそれらは着弾し、べちゃ、と弾ける。二回分の精液はたちまち建太の下半身に白い溜まりをいくつも作り、そのうちの二、三個は合体してさらに大きな溜まりになっていく。
建太は首だけを起こしてそれを満足そうに眺め、連続
甘やかな怠さが下半身を支配する。そろそろ媚薬も切れ始めているのか、肉棒も若干芯が緩んできている。
ちょっと休憩しようか、と建太は思った。
「ねぇ、もっと……もっとシたい」
AZKiの手が肉棒に添えられる。
「え、ちょっとだけ休憩しません……?」
「……やだ」
まだ糸を引きながら中身が垂れてくる肉穴が上から降りてくる。そして抵抗する暇もなく、建太の肉棒はガニ股で跨るAZKiに三度呑み込まれていく。
「はぁぁぁ…………動くよっ、いいよねっ?」
「AZKi、せんぱ……うぐぅっ!?」
今度はいきなり上下に動いて膣肉で扱き上げてくる。そのうえ両手を建太の両胸に置いて人差し指を使い、コリコリ、コリコリ、と転がすように弄んでくる。
「あぐっ、ぐぅぅっ……うぁっ、あぁっ、くあぁぁっ!?」
痺れに近いその刺激に情けない声を上げさせられる建太。目を開けることすら難しいほどの快感が襲いかかってくる。性器同士の擦り合いと比べ、乳首責めの方が慣れていない分耐えられない。
「可愛い……金屋くんが悶える顔、すっごく可愛くて……」
いつの間にかすぐそばまでAZKiの顔が近づいてきている。まるで建太に覆い被さらんとするその姿は、獲物を捕食しようとする蜘蛛のように見えた。
「ゾクゾクする」
そして唇が重なる。舌が建太の唇をこじ開けて侵入し、口内を荒らし回る。舌を伝って流し込まれる唾液、貪り食うように立てられる水音。細められた熱っぽい瞳は捉えたものを逃さない粘着質な捕食者のようにギラついていた。
「んふっ、んんっ! ふぅっ、ふぅっ、あぉんっ……んふぅーっ、くふぅっ……!」
容赦なく続けられる一方的な接吻。虐められ続ける乳首。吸いついて離してくれない膣肉。
「もうっ、
「いいよっ、
「ぐうぅぅぅぅ…………んっぐううぅぅぅぅぅ!!」
苦悶の呻き声を上げながら、建太は肉棒を搾り取られる。さっきは精液を肉穴に注ぎ込んだが、今度は注ぎ込まされた。キンタマが縮み上がるような錯覚すら覚える。
一回、二回、三回──たっぷり七回の脈動に合わせて射精させられ、建太の疲労の色はいよいよ隠せなくなる。
「いっぱい
AZKiは両脚をべったりとシーツに押しつけ、少しずつ腰を上げていく。
クロヱとのセックスで鍛えられたかと思っていたが流石に思い上がりだったのかもしれない、と建太は思った。ともかくこれでようやく身体を休められる──
「……なんて言うと思った?」
ズンッ!
「あおぉぉん……!?」
その情けない声は建太のものだった。
カリ首まで抜けていたAZKiの身体が不意打ち同然に落ちてきたのだ。
「アハハハハ、何今の声、面白ーい」
嘲笑い、そして騎乗位を強制的に再開する。勃起状態は持続してはいるが、限界が近い建太の身体は悲鳴を上げていた。
そして、建太の目に映るAZKiの顔は嗜虐的な微笑と抽送の快楽とで妖艶な雰囲気をむんむん漂わせていた。
「AZKi、責められるよりもっ、責める方がずっと好きみたい……あんっ、金屋くんがAZKiのオマンコで食べられちゃって、情けない顔を晒してるの見てると、ゾクゾクするっ……」
「お、オマンコって……」
普段清楚なAZKiの口から下品なワードが飛び出したことに建太は目眩に似た感覚を覚える。
んふっ、と彼女は妖艶な笑みを口元に浮かべる。
「そういう知識はあるんだよ……普段はそもそも使わないだけで。日常会話でセックスとかっ、オマンコとか普通言わないでしょ、あんっ……!」
AZKiは喘ぐ。けれどもその表情には余裕がある。このセックスを建太の想像を大きく上回る形で愉しんでいるからだ。
セックスの悦びを──とりわけ、男を責め立てることの愉しさをAZKiは知ってしまったのだ。
「ねぇ、もっと愉しもうよっ、こんなに気持ちいいのに愉しまなきゃ勿体ないよっ」
そう言ってAZKiは頭の上で腕を組んだポーズを見せてくる。ほどよいサイズの乳房が揺れる様も、スレンダーで括れた腰も下からよく見える。なによりそのポーズ自体があまりにもエロティックだ。
「あず、きっ、先輩っ……くぅっ、チンポっ、俺のチンポっ、そろそろっ……!」
「もうイっちゃうの? もう少しくらい我慢してっ、AZKiのこともイかせるまで
「そんなっ、これ以上はもうっ……」
「我慢できるよね?」
細められたその瞳から無言の圧を感じる。逆らってはいけない、という気持ちにさせられる。
建太は下半身に可能な限り力を入れ、射精を押し留めようとする。
「そうっ、そうやって我慢してっ……あんっ、あんっ、硬ぁいっ……! それにっ、太いし、おっきいっ……!」
直接的な表現ではないものの、言葉で欲情を煽ってくる。必死に射精を堪える建太の意志をわざと溶かそうとしている。
言葉だけではない。結合部で繰り返し上下運動し続けるAZKiは腕を解くと建太の胴体に倒れ込む。両脇腹に手を添え、親指で両乳首を捏ね回し、
「んちゅっ……んんっ、ぴちゃぴちゃっ、あぁっ……ほら、もっと舌絡ませてっ……んぢゅっ、んっぷぅっ……」
建太の口内に舌を捻じ入れ、貪るような激しいキスをしてくる。
身体全体でのしかかられ、上でも下でも淫らに繋がり、許可が出るまでひたすら快楽を我慢し続けるしかない。鋭く、妖しく光る目が自由を縛りつけてくる。
今の建太の姿は、捕食者に捕まって貪り食われるのを待つしかない哀れな獲物のそれだった。
「あっ、そろそろクるかもっ……奥に、当たるっ、当てるっ……! んぢゅっ、んじゅるるるるるっ!」
言葉を発しさせないくらいに獰猛なディープキス。いつの間にかAZKiの両腕が胴に巻きついて離れない。丸みを帯びた下半身が繰り返し容赦なく建太に打ち下ろされ、しとどになった結合部が奏でる湿った音は聴いているだけで肉棒を膨張させる。
「んんっ、んふぅぅっ!」
声を出せない建太は快楽の逃しどころがなくなり、搾精されるのを待つことしかできない。目を開けていられないほどの強烈な快楽が甘やかな痺れとなって全身を駆け回る。
「んっ、ぐうぅぅぅっ──────────!!!」
ピーンッ、と両脚が伸びきる。まるで感電したかのように身体は、ビクッ、ビクッ、と情けなく脈打ち、精液を搾り取られてしまう。強制的に二回続けて射精させられ、非常に敏感になっている肉棒の内部を勢いよく精液が駆け抜けていく暴力的な快感。
射精が始まってもAZKiは一回、二回、三回、膣肉で扱き上げてくる。
脳神経が焼き切れてしまうかのような快楽に建太は、
「あはぁーっ、はぁーっ、はぁーっ……」
あまりにも間抜けな喘ぎ声を漏らすことしかできなかった。
目の前のAZKiの瞳が、ギラリ、と光る。
「たくさん
建太の腰から下り、膣口から溢れる精液を見せつけながら訊いてくる。
これだけ性交してもなお、AZKiは求めてくる。
建太は流石に顔を左右に振った。媚薬効果も薄れてきているのもわかる。これ以上続けたら保たない。
しかしAZKiはなおも面白そうに建太の顔を見つめてくる。
「な、なんですか……?」
「……萎えちゃってるね」
精液と愛液とでぐちゃぐちゃになった肉棒を優しく握ってくる。柔らかな手の感触は心地よいが、また勃つほどの興奮はない。
それを確かめるように数回扱いたあと、いたずらっぽい笑みを見せて言った。
「……シャワー、浴びよ?」
◇
寝室やリビング同様、浴室も清潔に保たれていた。こまめに掃除しているらしくカビや水垢は見当たらない。シャンプー、リンス、ボディソープなどもきちんと整頓されている。
その浴室の壁からシャワーを降らせる中、建太は風呂用の椅子に座らされ、喘がされていた。
「はぁぁ……あっ、せんっ、ぱいっ、これ以上っ……うぐうぅぅぅ……!!」
「ほらぁ、もっと金屋くんのかわいい声聞かせてっ」
建太はキンタマをむにむに、と揉まれながら乳首をぺろぺろっ、と舐め回されていた。苦悶の声を上げながら無様に苛められ、しかし萎えていたモノはいつの間にか芯の通った立派な剛直へと再生されている。勿論、中身も充填済みだ。
既に媚薬効果はほぼ切れている。もう何発も
それはAZKiも同じはずなのだが、彼女にはそれが見られない。むしろ今の方がより積極的でエネルギッシュである。
「ふふ、また元の大きさに戻ったね……やっぱりまだAZKiとセックスしたいんだ」
「さ、流石に少しくらい休ませて……」
「ダーメ、セックス愉しいんだもん……こんな愉しいこと、教えた責任はちゃんと取ってもらわないと」
「責任って……」
「いいからさっさとAZKiに犯されなさいっ」
フル勃起させられた建太はAZKiに浴室から引っ張りだされる。ろくに身体も拭かされないまま寝室に戻され、そして騎乗位で犯される。
「あぁんっ、好きっ、金屋くんのチンコ好きっ……!」
その一方的な性行為に建太は為す術なく流されるしかなかった。
沙花叉クロヱとのセックスを見られたことに端を発し、なら巻き込んでしまおうとクロヱに媚薬まで使われて仕組まれたこの性行為。
それは見られた相手──AZKiを性の悦びに目覚めさせることとなった。
清楚の中に今まで眠っていた、本人ですら気づいていなかったであろう淫乱性と、同時に嗜虐性をも覚醒させてしまった。
そして今、建太はAZKiに犯されている。
最初は建太が主導権を握っていたはずなのに、いつの間にか彼女に奪われ、立場すら逆転してしまった。犯す側から犯される側に転じてしまい、精液を生産させられ、それを吸い取られ続けている。
淫らなサディストお姉さんと化したAZKiに搾取され、原始的な快楽にただただ身を沈め、しかし建太はそれを悦びに感じていた。
今この場で起きている出来事を何も考えずに受け入れる。そうすることで苦痛に感じ始めていた騎乗位搾精も脳を溶かすほどの快感へと変換される。下半身が沸騰しそうな猛烈な欲求も拒絶せず、ただ起きる事象をありのままに、自然のままに流していく。
建太は
これが本日何回目かはもう覚えてない。数える気も起きない。
気持ちよければなんでもいい。
蕩けていく思考の中、上から声が降ってくる。心地よくも、しかし妖しい響きを孕んだ声色が。
「うふ……もっともっと