「おはようございます」
建太はいつも通りの時間に出社する。オフィスルームでは既に二人の先輩社員が仕事の準備を進めている。
「おはよう」
「おは〜」
AZKiとクロヱが挨拶を返す。社長のかなたはまだ出社してきていない。
部屋の入口からデスクに着くまでの間、二人からの視線が絡みつく。
熱く、濡れたようなじっとりとした視線が。
そして椅子に座ると、それを見計らったようにクロヱが接近してくる。ワイシャツから覗く色白で豊満な谷間は視線を吸い込む色気を放っている。
「ケンタ〜、今日どうする〜?」
ニヤニヤしながら訊いてくる。自らの襟に手をかけて少しだけシャツをずらし、その下から黒いランジェリーを覗かせる。
「今日って金曜でしょ〜? 仕事終わった後は時間たくさんあるし、ちょっと遊びに行こうよ〜?」
その遊びというのがどういうものか建太にはすぐに察しがつく。そしてムクムク、と愚息が活気づき始める。
「あれ〜、もうおっきくなってきてる〜w」
スラックスの膨らみに気づき、そこに手を置くクロヱ。そしてゆっくりと撫で回して成長させていく。
「どんどんおっきくなってる〜やらし〜w」
「ホントね、朝からエッチなこと考えてるなんて……」
いつの間にかAZKiもすぐそばに来ていた。布越しの勃起を見つめるその目は獲物をロックオンしたかのように鋭く、そして熱ぼったい。
それから唇を耳元に当て、
「今日もヌいてあげよっか?」
悪魔の囁きで誘惑する。
AZKiの囁き声には不思議な魔力がある。それは背徳感を煽り、理性を溶かしてしまうような甘くて危険なモノだ。
「三日前にもたくさん
そこまで言って、AZKiはクロヱの手の上に自身の手を重ねる。それからそれをゆっくりと滑らせるように股間のつけ根へと移動させた。その下にはスラックスとボクサーパンツの二枚を挟み、活発に精液を作る機関がある。
「せ・い・え・き……」
布越しに揉まれるキンタマ。興奮したそれは即座に増産を始め、きゅん、きゅん、と反応し、そして間もなく愚息はフル勃起させられてしまう。脈に合わせて鎌首をもたげ、スラックスの中で猛り狂う様を見せられた二人は目を細め、口元を緩める。
「苦しいよね〜、こんなに狭いところでこんなにおっきくなっちゃったらさぁ……」
「AZKiと沙花叉で楽にしてあげる……ほら、おいで?」
促される、というよりも二人に立たされ、そして男子トイレへと連行されていく。
社長のかなたが出勤してきたのはその時だった。
「おはよ〜」
今まさにドアに手をかけようとしたところでの鉢合わせ。バッチリすぎるタイミングに四人全員が驚いてそれぞれのリアクションをとる。
「うわっビックリしたぁ! こんなところで三人とも待ち構えてるのかと思ったぁ!」
「いや驚いたのはこっちもなんですけど〜、ノックくらいしてくださいよ〜」
「いやノックとか一回もしたことねぇだろ沙花叉。それにあずちゃんと金屋くんも…………」
「あ、あー……かなたん、ちょっと三人で用事あるから少しだけ抜けるね? なるべく早めに戻ってくるから」
「あ、AZKi先輩っ……そんなに引っ張らないでっ……」
「そういうわけでちょっとだけ抜けてきま〜す」
「…………え? あ、ああ…………うん…………」
かなたの返事もロクに聞かず、三人はそそくさと急ぎ足で移動していく。建太以外、どことなく軽やかな足取りだ。しかし建太も戸惑いこそあるものの嫌がっているわけではなく、むしろこの後のことを期待してしまっている。
二人に対して性器を晒し晒されることにも。
二人の衣類を剥いて裸にすることにも。
二人と性交を繰り返すことにも。
抵抗感はすっかり薄れ、結局欲求のままに流され、気持ちイイ方向へと歩を進めてしまう。
だから今日も先輩二人に流され、これから性行為を愉しんでしまうのだ。
そんな建太にも、AZKiにもクロヱにも、遠ざかっていくかなたが漏らす本音には気づくわけがなかった。
「…………なんか、寂しいな」
◇
「ぐぽっ、ぐぽっ! んじゅるるるっ! ぢゅっぽっぢゅっぽっぢゅっぽっぢゅっぽっ!」
男子トイレの個室に響くあまりにも下品な音。
全裸に剥かれ、洋式便器に座らされる建太。開かされた脚の間に割り込むAZKiの顔は、口を突き出し、窄め、中に唾液をたっぷりと溜め、血管がのたうち回る肉棒に吸いつく濃厚なフェラチオを披露してくる。
それは女が男に奉仕する健気で献身的なものではなく、逆に男を悶えさせて精液を搾り取る加虐的なモノだ。ぶら下がる玉袋を揉んでの精液増産促進も忘れない。
後ろの蓋やタンクに背を預けるわけにもいかず、どうにか背筋を伸ばしながらも耐え難い責めにひたすら翻弄され続けている。
しかも喘ぎ声すら発することはできない。何故なら、
「あんっ、やんっ……沙花叉のおっぱい、た〜くさんぺろぺろちゅうちゅうしてね〜?」
豊満なクロヱのバストによって顔を覆われてしまっているからだ。ワイシャツを全開にして黒いセクシーなブラも上にずらし、丸くて柔らかく、そしてピンク色の乳輪の中央に硬い突起を勃たせる双子のそれを押し当て、吸わせようとしてくる。
やはり風呂には入っていないのだろう、僅かながら臭さが鼻腔をくすぐる。けれどもそれはクロヱのフェロモンと混ざり合い、野生的本能を大いに刺激するスメルとなって建太の思考も理性も狂わせる。
そして気づけば餌に釣られた獣のようにクロヱの豊乳から離れられなくなり、谷間に顔を埋め、舐め回し、しゃぶりついていた。
しかもバストで視界も遮られているため、フェラチオの感度も増幅されるという副次効果まで生まれている。腰が浮き上がってしまうのを抑えられない。
耳に響く強烈で下品なフェラチオの吸引音。
甘やかすような、小馬鹿にするようなクロヱの声。
キンタマを揉みほぐす指の感触。
肉棒を這い回る舌のザラつき。
豊乳の芳しい匂いと味。
それら全てが建太を甘く、しかし容赦なく苛む。
頑張って耐えてきたが、最早限界だった。
「んぶっ! んぐううぅぅぅっ、んふぅっ、ふっ、ふぅぅっ、んんふうぅぅぅぅぅ……」
暴発し、多量の精液を放出する。根元まで咥え込まれた肉棒を離さず、一滴もこぼすことなくAZKiはそれを受け止める。
射精が止まり、ようやく口が離れる。クロヱによるおっぱいアイマスクも外され、視線を下に向けると、
「んべぇっ」
AZKiに口の中に溜めた精液を見せつけられる。たっぷりと溜まった白濁はとても濃く、れろれろっ、と舌を動かすと纏わりつくほどの粘性だ。
これが全て、自分が
可視化されることでそれを意識させられ、剛直は射精前よりさらに硬くなってしまう。ぎゅるぎゅるっ、と玉袋が鳴ったような気もする。
「ごくんっ」
精液を一気に飲み干し、
「ご馳走様」
とだけ言った後、ぐっ、と彼女の顔が耳元に寄せられ、
「今日もすっごく濃いね、建太くんのザーメン……」
飲んだ精液の感想を、鼓膜に溶け入るような囁き声で伝えてくる。それからAZKiの手は唾液と先走りによってぬらぬら光る肉棒を掴み、上下に扱き始める。
「それに今日もおっきい、建太くんのチンポ……AZKiのことも沙花叉のことも犯したくて犯したくてたまらない、早く二人をひん剥いて無理矢理にでもオマンコにチンポをハメハメして、どぴゅどぴゅしたい…………なんて、考えてたりするんじゃない…………?」
淫語を次々に織り交ぜ、欲情を大いに煽ってくる。耳の穴に息を吹きかけ、耳たぶを唇で甘噛みし、唾液で湿った音を鳴らす。
「AZKi先輩マジでエロすぎ〜w、こんなエロいワード聴かされながら手コキされてちゃケンタも耐えらんないっしょw」
AZKiにその淫語を仕込んだ張本人がケラケラ笑う。
「沙花叉から見てもめっちゃエロいもん〜、AZKi先輩にチンポとかハメハメとか囁かれちゃったら誰でも脳がバグりそうw」
そしてAZKiもノリノリだ。サディストの性質がある彼女は言葉責めも上手い。
「ふふ……気持ちいいでしょ、AZKiの手……? 建太くんの硬くて、おっきくて、先走りがダダ漏れになってるチンポ、い〜っぱい気持ちよくして、射精させちゃうから…………こっちも舐めちゃお、れろっ、れろっ……」
「うっ、くうぅぅぅぅ…………!」
AZKiは耳から離れたかと思うと、今度は乳首を舐めてくる。まるでミルクを飲もうとする猫のように、先端で転がされる。
「じゃあ沙花叉、反対側舐めちゃお〜」
れろれろれろれろれろっ、と高速で苛められる乳首。舌技に関してはクロヱの方がテクニックは上だ。
「うぐあぁっ……や、やめっ……」
「とか言ってるけど気持ちいいんでしょ?」
「ケンタと今まで何回ヤったと思ってるの〜?」
頼んだところでやめてくれるわけがない。わかっていても口に出さずにはいられなかった。
そして、そうやって性的に苛められることに対してささやかな興奮を感じてしまっていることにも気づいていた。やめて、という言葉を踏み躙られたい。そんな小さくも歪んだ欲求があったことも建太は自覚していた。
「建太くんの悶える顔、かわいい……れろっ、れろっ……」
「チンポは凶悪なのにこっちは弱々だしね〜w、……れろれろれろれろっ」
二か所同時に舌責めされ、しかも手コキまでされている。もういつ暴発したっておかしくない。
「ちゅっ、んちゅっ」
「んぢゅぅぅっ……」
舐めるだけでは飽き足らず、二人はいよいよ乳首を吸い始める。建太の悶える顔を上目遣いで、目を細めながら観察してくる。
「ふっ、うぅ…………も、もう…………!」
「
「
上下する手淫が速くなる。腰がまた浮き上がる。フェラチオの時とは違って抑えるものがなく、便座から尻が離れてしまう。脚が前方へじわじわと滑るように動き、だんだんと身体が伸びていく。
建太の視界がチカチカする。下半身が制御できなくなる。
「もう、無理っ……くあぁぁっ!!!」
グンッ! と腰が一気に高く上がり、ピンッ、と身体は一直線になる。そして扱かれ続けていた肉棒はマグマ噴火のように精液を吐き出す。一回、二回と精液が高く噴出し、べちゃり、と床や建太の腹に落下。それ以降の射精分は鈴口から亀頭を伝って周囲四方へと流れ落ちていく。やがてそれらはAZKiの手をねちょねちょに汚していく。
「いっぱい
「ハァ…………ハァ…………」
「沙花叉たちの乳首責めも効いてるみたいだしね〜w、めちょ気持ちよかったっしょ?」
絶頂の余韻が凄く、口で返事ができない。しかし太くて硬い肉棒は前後左右に頭を振り回すように荒ぶり、二人はそれを返事の代わりとして受け取っていた。
「けどたった二回で萎えるようなチンポじゃないよね〜、ケンタのは。まだまだ暴れ足りないみたいだし……」
言いながらクロヱは立ち上がり、タイトスカートを脱いだ。その下から現れる黒パンティは前後共に最低限の面積しかなく、しかも背中側から見ると布地が尻肉に食い込んでいて殆ど裸にしか見えない。
それがTバックと呼ばれるセクシーランジェリーであることを建太は勿論知っている。AV作品などで何度も見たことがあるからだ。
「沙花叉のこと、後ろからガンガン突いてみたくな〜い?」
個室の壁にもたれ、丸出しの尻肉を、ふるん、ふるん、と左右に揺らして建太を誘惑する。
気づいた時には建太は立ち上がっていた。とっくに勃ち上がっている剛直は涎の如く我慢汁を垂らしながらクロヱを指し示していた。
「しょうがないなぁ……じゃあ今回は沙花叉に譲ってあげるね」
先を越された形になったAZKiはそう宣言し、それから建太の耳元に唇を当てる。
「建太くんと沙花叉のセックス、AZKiが実況してあげる……」
ごくり、と建太は生唾を飲む。
「どうしたの? 沙花叉に
AZKiに促され、建太はクロヱのTバックをずらす。むわぁっ、とした雌穴は小陰唇をひくつかせており、挿入を今か今かと待っている。
建太は一歩踏み出す。赤黒く膨れた亀頭が触れ、ぬぷんっ、と呑み込まれる。
「ああぁぁぁ……ケンタの、
亀頭を押し込み、肉幹も根元まで埋める。クロヱの膣肉が収縮し、無数の肉ヒダが纏わりつく。
「動きますよっ……!」
建太は腰を前後に振り始める。一旦動き始めたら
結合部は絶えず湿ったサウンドを立て、弾力ある尻肉と頑強な腰とがぶつかり合って音を鳴らす。衝突の度に尻肉に立つ波はクロヱの肉づきがいかに健康的なのかを示していた。
「あぁっ、あっあっあっあっ! 後ろからパコパコされるのっ、やっぱりすきっ……! 犯されてる感じがしてっ、一番興奮しちゃうのぉっ……!」
生意気でシモの話題に慣れている印象があるクロヱだが、彼女の本質はドM。犯すより犯される方が好きな変態だ。
だから建太も強気に出られる。クロヱ相手ならば遠慮なく責められるからだ。
「マジで気持ちぃ……! クロヱ先輩犯すのっ、愉しいっ……! ほらっ、もっと尻突き出してみてくださいよ、マゾメスっ!」
「あんっあんっ、出すっ、もっと出すからぁ……ケンタのチンポでっ、もっとっ、容赦なくっ、奥まで突いてぇ……!」
「うふふ、凄いね建太くん……沙花叉が相手なら、こんなに獰猛になれるんだぁ……」
AZKiは建太の右乳輪の縁を指で繰り返しなぞっていく。さらに首筋を一舐めし、
「AZKiが相手の時もたまにはこうしてくれてもいいんじゃない……? 初めてセックスした時はもっと犯そうとしてきたくせに……」
「あの時は、媚薬盛られてたから……」
「なら、また媚薬セックスしましょう……? 沙花叉に調達してもらって……」
その時のことを建太は思い出す。最後はAZKiから一方的に責められ、力関係を明確にされてしまったが、媚薬が効いている間は自分でも驚くくらい積極的になっていた。あの高揚していた時の記憶が甦り、また追体験したいと強く思えてくる。
「今度は沙花叉も一緒に、ね……?」
あの媚薬を使った3P乱交。
それを想像し、建太の肉棒はさらに太く硬くなる。
「まっ、なんかおっきくっ、おっきくなってるぅっ!? 建太のチンポっ、まだおっきくなるのぉっ……!?」
「クロヱ先輩のマンコが気持ちよすぎるせいですよっ……! ほらっ、もっとエロい声あげて鳴いてみてくださいよっ!」
どちゅんっ! どちゅんっ! どちゅんっ! どちゅんっ!
肉欲で膨張しきった剛直で一番奥を突きまくる。
「ひぃああああぁぁぁぁぁぁ……!! ダメっ、あぁっ! そんなに激しくっ、しちゃあぁぁ……!!」
「とか言ってホントは悦んでるんでしょ? ドМのクロヱ先輩ですしねっ……!」
建太は全く責めの手を緩めない。既にクロヱとは何度もセックスしており、彼女の言葉の裏の意味を知っているからこそ責め立てるのだ。
クロヱの「やめて、やめて」は「もっとシて、責めて」という意味に等しい。もし本当に嫌ならば彼女は手が出るくらい抵抗するし、声色にも本気で拒絶する響きがある。それがないのは男に──建太にもっともっと犯されたい、という意思表示なのだ。
実際、クロヱの言動はあっさりと本音に傾いた。
「気持ちいっ、気持ちぃぃっ……! 建太のっ、本気チンポで犯されるっ、あぁっ! おかしくなるっ、気持ちよすぎて頭がおかしくなっちゃうぅぅぅっ!!」
背中は弓なりに反り、口端からは涎を垂らす。肉穴は溢れるほどの愛液を分泌し、リノリウム素材の床に小さな溜まりを作る。
「もう
「
AZKiにそう訊かれて素直に返答する。するとそれを促進するようにまた耳元で囁き始める。
「沙花叉もすっごく気持ちよさそう……建太くんのチンポがとっても気持ちいいのが見てるだけで伝わってきちゃう……」
舌を唾液で塗して鳴らし、艶かしい水音を鼓膜の近くで再現してくる。
「こんなに感じさせてるんだもの、オマンコにびゅびゅびゅびゅ〜っ、て
「はぁっ、はぁっ……こんなに、気持ちいいのに……
建太はたまらず腰を一層激しく打ちつける。最も強い快感を得られる瞬間が近づいてくる。
「もうっ、
「いいよっ、きてっ、きてっ! 一緒にっ、イこっ……!!」
「クロヱ先輩っ……! クロヱ先輩っ、クロヱっ……!!」
さらに何度か深々と突き、突き、突き、
「っくうぅぅ…………
たっぷりと生産した精液をどっぷりと放出した。
「──────────っっっ!!!」
声も出ないほどの強烈な絶頂に、クロヱは全身を痙攣のように震わせる。しかし肉壺はガッチリと吸いついて射精を促進してくる。
吐精する快感に浸る建太。騎乗位でAZKiに搾り取られてた時とは違い、後ろから建太が責め手となって突いていたおかげで獰猛な優越感があった。
根元まで突き刺したまま、繰り返し遡ってくる快感を吐き散らし、それが収まった頃に引き抜く。音を立てて精液が逆流し、床にできていた愛液溜まりを白濁で塗り替える。ガクガク、と膝を震わせてクロヱは
「ふぅーっ、ふぅーっ……!」
精液と愛液に塗れた肉棒はまだまだ先端を上へと向けている。
「ふふ、お疲れ様……汚れた分はAZKiが綺麗にしてあげる」
そう言うとAZKiは素早く建太の正面に回り込んでしゃがみ、肉棒を口に含む。じゅるっ、じゅるっ、と大袈裟に音を立てながら表面を綺麗に舐め取り、それから仕上げとばかりに全体を──亀頭、カリ首、裏筋、肉幹、キンタマといった全ての場所を舐め回した。
「AZKi、先輩っ……!」
「すっごくオスくさぁい……AZKiも下のお口に欲しいけど、時間がないのが惜しいわね……」
ペニスから口を離すと、AZKiは見せつけるように自身の唇を舐め回す。それがまた建太の欲情を誘う。
しかし、彼女が言うようにもう時間切れだ。もう間もなく始業時間を迎える。
「ほら、建太くんも沙花叉も早く着替えて」
AZKiは淫乱モードから仕事モードに切り替わり、二人を促す。フェラチオと言葉責めしかしていなかったため脱いでいない彼女とは違い、全裸に近い姿になっていた建太とクロヱは狭い個室で急いで着衣する。
顔をほんのりと上気させた三人は個室トイレを出て、そしてオフィスルームで普段通り午前中の仕事に着手していく。
AZKiとクロヱは気づいているのどうかはわからないし、建太も気のせいだと思っているが──
社長用デスクで書類仕事をするかなたの表情がほんの少し、不機嫌そうに見えた。
◇
その日の昼休憩、建太は今朝と同じ個室トイレに連れ込まれた。
その犯人は建太を便座に座らせるとスラックスを無理矢理引き下ろし、露わにされた剛直に対して恍惚とした表情を浮かべる。
「あぁ……まだおっきいまんまだね……」
「あ、AZKi先輩っ……」
連れ込み犯の正体であるAZKiはオフィススカートを下ろす。そこから現れたのはピンク色のショーツだ。クロヱのTバックには及ばないものの布面積は普通の下着よりも明らかに小さい。腰の両側で留める紐と、草花を模したレース柄がセクシーだ。
そのクロッチ部をずらし、糸を引く愛液を滴らせながら下半身に跨ってくる。
「やっぱり我慢できないの……沙花叉とのセックス見てて、AZKiもスイッチ入っちゃってたみたい……」
「ま、待ってください先輩」
「ダメ、もう待てないっ」
建太の了承を得ず、AZKiはそそり立つ肉棒を自らの内側に納めた。
「おっ……きいぃぃぃ……! やっぱり、このチンポとAZKiのオマンコ、相性いいっ……!」
どっか、と腰を下ろし、根元まで呑まれる。それから建太の頭を両側から押さえて固定し、濃厚な口づけをしてくる。
口の中に涎を溜め、それを惜しみなく零すほど激しいものだった。
「んちゅっ、んぢゅっ、んぷぅ……ほらっ、もっとたくさん絡み合おっ……んちゅっ、んじゅるっじゅるるるっ、ぷはっ、あぁんっ、じゅるるっ、ちゅるっ……」
食べられてしまいそうなくらいに激しいキス。クロヱの時とはうって変わって完全にされるがままだ。主導権を握れる気がしない。
そして、AZKiはキスしながら腰を動かすのも忘れない。右回りに、左回りに円を繰り返し描くようにグラインドして満遍ない刺激と快感を与えてくる。もうそれだけで射精感が湧き上がってきてしまう。
しかし、早々に射精することが許されないのを建太はわかっていた。
歯を食い縛って必死に射精感を抑え込もうとする。そんな建太の表情がAZKiの嗜虐心をより引き出してしまう。
「わかってるじゃない……AZKiが気持ちよくなるまで射精は許さないからね……もっと、もっと愉しませてね」
身体をがっちりと抱きしめられ、そして声も発せなくなるほどのキスの雨。前後左右様々な動きを巧みに織り交ぜ、満遍なく、ワンパターンにならない腰使いで建太を追い詰めていく。
強烈な快感に建太の表情も蕩けていく。けれども無許可射精だけはしてはいけない。思考力が性悦に奪われていってもその決まりはなんとしても死守せねばならない。
何故なら、建太はAZKiに完全に屈服させられてしまっているからだ。
先日、媚薬による性欲亢進によってAZKiと性交していた建太。当初は建太がリードしていたが、途中で秘められた淫乱が覚醒した彼女に逆に犯され、力関係を決定づけられてしまった。
仕事中は先輩と後輩の関係である二人。しかし性行為中はその上下関係がさらに広がり、半ば主従関係のようになっている。
建太を虐めるAZKiの表情は妖しく、そしてイキイキとしている。性欲と加虐心が満たされている証拠だ。
一方、建太の表情は一見すると苦しげに見える。しかしそれは射精を必死で堪えているからであり、絶え間なく押し寄せてくる快感はとっくに受け入れている。AZKiの命令がなければ今すぐにでも快楽と本能の赴くまま
何より、こうしてAZKiから虐められることすら受け入れ、それに快楽を見出してしまうほどの上下関係を心身に刻み込まれているのだ。悦んでいないわけがなかった。
「あぁぁぁ…………んぐおぉぉぉぉぉ…………」
「必死で我慢する顔、かわいい……あともうちょっと、我慢してよ……そろそろAZKiも本気でイきたいからっ……!」
んぢゅうぅぅっ、と唇と舌で改めて口を塞がれる建太。そしてAZKiはいよいよ上下運動によって本気の責めを開始した。
「んふっ、んふうぅぅぅんっ! じゅるっ、んじゅるっ、あはぁんっ! あぁっ、んふっ、ぢゅううぅぅぅっ……!!」
一瞬でも気を抜けば全て搾り取られてしまう。
そんな苛烈で抗い難い抽送を強制され、チカチカッ、と建太の視界が明滅する。
「んぶっ、んふぅぅぅっ…………!」
「ふぅっ、ふぅぅぅぅっ……興奮するっ、建太くんのその表情っ…………! きゅんきゅん、しちゃうっ……!」
膣がキツキツに締まっていくのを感じる。搾られていくのと同時に、AZKiにも余裕がなくなっているのがわかる。
「気持ちぃっ、気持ちぃぃっ……太いっ、硬いっ、のがぁ……すごくっ、感じちゃうぅぅっ……!」
「AZKiっ、先輩っ……!」
互いに口から唾液を溢れさせ、濃密すぎるキスを貪る。興奮度合いが一層強まり、射精直前特有の痺れるような感覚が下半身に広がっていく。
そして、
「建太くんっ、いいよっ…………んちゅっ、ちゅうぅぅっ、AZKiのっ、一番奥にっ、
トロン、とした目を向けるAZKi。絶頂を目前に控え、余裕がなくなっているのが一目でわかった。
「先輩っ、AZKi先輩っ……
「いっぱい
「あうぅっ…………くうぅああぁぁっ!!!」
背中を仰け反らせ、塊のような声を吐き出し、建太はAZKiの最奥めがけて
「すごいっ、建太くぅんっ……いっぱいっ、
まるで撫でるように建太の頭に両手で抱き、そして再び濃密な接吻。
そしてAZKiが立ち上がると、陰裂からは
「わかる? AZKiのココ、まだ欲しがってるの……」
指で開いて見せつけてくる。ゴクリ、と建太は生唾を飲んだ。
「けど今からだと時間がないのよね…………だから、仕事終わりに続き、しよ?」
淫靡に蠢く肉穴に目を奪われる。
気づけば建太は声でも首肯でもなく、無意識のうちに勃ち上がったままの肉棒を前後に振って返事をしていた。
「ふふ、いやらしい返事……この変態」
AZKiはそうなじってくると、汚れきった肉棒を口で掃除してくる。精液や愛液に塗れたそれは彼女の唾液でたちまち薄くコーティングされ、尿道を舌でほじって残りカスも取り除いてくれる。
勿論、建太が一層興奮してしまったのは言うまでもない。
そしてそれは、この勃起した肉棒を生殺しにされた状態で午後の業務をこなさねばならない、ということでもある。
お掃除フェラを終えるとAZKiは服を直し、
「それじゃ、午後も頑張ろっか」
と言って個室から出ていく。
建太は下半身を丸出しにしたまま暫く惚けており、それからやっと下着やスラックスを履き直す。フル勃起は全く隠せておらず、黒い立派なテントが立ち上がっていた。
◇
午後の業務が終わる。
傾き始めた陽光がオフィス内に差し込む。
建太はせっせと帰り支度をする。この後待っているのは昼間の続きだ。
勃起したままの下半身をどうにか誤魔化しながらの業務は普段の倍近い時間に感じられた。しかも途中でクロヱには気づかれてしまったようで、度々ニヤニヤとした視線を送られていた。
ふとAZKiの方を見る。向こうもその視線に気づき、目を細めて口角を引き上げた蠱惑的な笑みを向けてくる。
スラックスの下の剛直が、ビクンッ、と反応する。
支度を済ませ、建太は勃起を隠しつつデスクから立ちあがろうとした。
「あー、金屋くんちょっと待って!」
その声は社長のデスクから飛んできた。建太、AZKi、クロヱの視線がそこに一斉に集まる。
「ごめん金屋くん、今日、ちょっと残ってくれないかなぁ? 君にしか頼めない仕事があってさぁ、ホンット急で申し訳ないけど、お願い!」
かなたは顔の前で両手を合わせ、頭を下げてくる。
「かなたん、どうしたの? 何かあるなら手伝うけど」
「あー大丈夫大丈夫! あずちゃんと沙花叉は気にしないで! 男の子じゃないと頼めない仕事なんだよ〜!」
「どういうこと? なんか重い物でも運んだりするんですか~?」
「……そ、そうそう! か弱い乙女に怪我させちゃったら悪いじゃん! だから、ね? ホントお願いします!!」
そこまで必死に頼まれると、最も立場の低い建太には断ることはできない。
しかし、この後は用事がある。
チラッ、とAZKiに目配せする。彼女は優しく、しかし諦観じみた微笑みを向けてきた。社長が必死に頼み込むほどの急用となると流石に強くは言えないようだ。
「まあ、それなら仕方ないかな。……それじゃ、AZKiと沙花叉は先に上がるね」
「んじゃ、お先で〜す」
バタン、とオフィスルームのドアが閉まる。そして室内は建太とかなたの二人きりになった。
「えっと、それじゃかなた社長、その重い物ってどこにあるんですか?」
建太は訊く。しかし、かなたは答えない。
「社長……?」
その顔を覗き込むように目線の高さを合わせる。かなたは小柄で、身長はクロヱとほぼ同じなのだ。
「…………ねぇ、金屋くん」
ボソリ、と呟くかなた。
「…………はい?」
建太はそう返事するしかなかった。
すると、かなたは真っ直ぐに建太の顔を見つめてくる。その表情は怒っているようにも、はたまた悲しんでいるようにも見えた。
「あずちゃんや沙花叉とエッチするの、愉しかった?」