世界最強の魔女、無様敗北の末に敵国に捕まって魔女裁判で有罪になる。残りの人生は苗床として一生子宮を使われ続けるようです。 作:破戒僧
趣味の悪い、悪すぎる見世物だ。
クリスハート王子は、目の前で繰り広げられているものを見て……そう思った。そう、思うしかなかった。
エリザベートの指示で、座敷牢で一番大きい、リビングのような部屋は、少しだけ模様替えされていた。
といっても、あちこちに置かれていた家具のほとんどが、端に寄せられるか、別室に運ばれて移動していた程度のものである。部屋の真ん中に大きなスペースを作っただけだ。
そのスペースには、1人用のソファだけが残されていて、王子はそこに座っていた。
そして、その王子の前で……
―――じゅぅうううぅぅっ……!
「あっ、ぐぅ……っ!!」
裸で、四つん這いにさせられているマリー。
その背中に、焼き印が押し付けられ……背中の肉が焼ける痛々しい音を響かせていた。
たっぷり数秒ほど押し付けて、魔法の焼き印を刻み込むと、エリザベートは焼きごてを部下に渡して手ぶらになる。
そして、まだ苦しそうにしているマリーを無理やり立たせて、その背中を王子に見せる。
色白の肌の艶めかしい裸体が視界に入るが……さすがに王子も、先ほど思わず見せたようなドギマギする様子は、今回は見せなかった。
その背中の中心にくっきりと浮かんでいる焼き印が、あまりにも痛々しすぎて、劣情が顔を出す余裕がないのだ。
「知っての通りこれは、魔女の力を縛る魔法の焼き印です。けれど、この女の場合は自己治癒力が高すぎて、この焼き印すら治しちゃうんですよ……治癒妨害の魔法まで込められているっていうのに、わずか1日で跡形もなく、って有様で。なので、こうして1日1回、焼き直してるんです」
「そうか」
興味なさそうに、一言だけ返す王子。
むしろ今のを聞いて、ちゃんと治るのかという点で安心していた。マリーの背中に、今後一生残るような傷が刻まれたわけではないのだと、態度には出さずにほっとしていた。
ちなみに、マリーへの魔法封印の処置は、主に首輪と手錠の魔道具、そして、食事に混ぜて投与されている魔法薬によってなされており、率直に言えば、焼き印はなくても何も問題ない。あれば一応、それらをさらに補強する補助的な役割は果たせるだろうが、今言った通り1日で消えてしまうため、それほど重要ではない。
ただ最近は、ある意図をもって、拷問の一環として行われている。
それについては、王子はもちろん、それを受けているマリーすら、聞かされていないので知らなかった。せいぜい、毎日1回待っている嫌がらせだと思っていた。
エリザベートはというと、そっけない態度の王子に対して、不機嫌になることもなく、いつものサディスティックな笑顔のままで、
「あら王子様、楽しんでいただけませんか?」
「拷問を見て喜ぶような趣味はない。すこぶる不快だな」
「あら、それは失礼しましたね……でも大丈夫、これは別に拷問じゃなく、私とこいつの触れ合いの一環、コミュニケーションなんですよ」
わけのわからないことを言うエリザベートに対し、一体こいつは何を言っているんだ、と王子は呆れてため息をつくが、その直後、エリザベートは『その証拠にほら』とあるものを見せる。
立たせていたマリーをまた四つん這いにさせると……その股間、膣口からずぶっ、と指を突っ込んだ。
『んぐぅっ!?』と、突然の衝撃に思わずもだえるマリーと、予想もしなかった展開に驚く王子。
エリザベートはすぐにその指を膣から抜き取ると……その指に透明の液体がついていた。
それが付いた親指と人差し指を、何度か合わせたり話したりすると、ねっとりと糸を引いて、指の間に橋が架かる。
半年前、衆目の面前でやって見せたのと同じことだった。
マリーが、苦痛によって性的に興奮し、股を濡らしているということの、わかりやすい証明。
もっとも、王子は『魔女裁判』と『処刑』でのその一幕を見ていないため……彼が思い出したのは、半年前、マリーがエリザベートに敗れた直後の姿だった。
炎の鞭で全身を打たれながらも、確かにその悲鳴には艶が乗っていて、
叩いて、踏んで、焼いて……痛めつけるたびにその反応は大きくなっていった。
しまいには、薬で動けなくなっていた自分の目の前で、自分の敗北を、王子を守れなかったことを詫びながら……盛大に絶頂し、失禁までした。
その時の光景が、昨日のことのように鮮烈に思い出される。
(ま、マリー殿……っ……!)
その時見たものに対して、王子は嫌悪感も落胆も覚えていない。驚きはしたが、それだけだ。
自分達を守るために必死に戦ってくれたマリーに対して、むしろこちらが申し訳ないと……先程の面会の中で言った通りのことを思い、謝罪したいとすら思っていた。
しかし一方で、あの時……目の前で見せつけられたマリーの痴態に、男として興奮してしまったというのは……これは、事実だった。
恥部が全てさらけ出され、無様なまでのポーズでひっくり返り、色々なものを垂れ流しにしてしまっていたマリーを前に、ズボンの前を変形させたばかりか、その後……暴発までしていた。
目の前で凄惨な目にあっている美女を前に、1人の男として抑えきれなかった劣情を後から思い返して、何度も罪悪感でどうにかなりそうになっていたものだが……今ここにきて、あの時の興奮が自分の中によみがえりつつあるのを、王子は感じていた。
心なしか、少しだけズボンの前が窮屈になり始めた気がしなくもない。
そして、横目で見て……エリザベートはそれにしっかり気づいていた。
狙い通りの展開に、にやりと笑う。
(ふふっ……そうそう、どんどんこいつの恥ずかしくて情けない姿を見て、楽しんじゃっておくれよ、王子様。その方が……)
(この後、より一層盛り上がるってもんだろう?)
☆☆☆
『焼き印』の後も、マリーへの責め苦は続いた。
全て、王子の目の前で、その反応を見せつけながら。
―――パァン! パァン! パァン!
「ひっ、ぐぅぅうう! くひぃっ……かっは、あぁあんっ!?」
手錠から延びた鎖を引っ張られ、天井からつるされる形になったマリーを、エリザベートが炎の鞭で打つ。背中も、腹も、胸も、お尻も、太腿も……全身余すことなく打って、みみず腫れと火傷が合わさった、赤々として痛々しい傷を刻んでいく。
文字通り刺すような痛みがマリーを襲い……しかし上がる悲鳴には、明らかに、快感を感じたのだとわかる響きが既に含まれていた。
びくんっ、と大きく体が震えるのも、激痛による反射というだけではなさそうだし……股間からトロトロと漏れ出ている透明な液体は、早くも床に落ちて、敷かれた絨毯にシミを作っていた。
惨たらしく痛々しい光景だが……濡れた股間と、どこか艶めかしい声や反応のせいで、淫らなものという印象がことさら強くなっていく。
白い肌に浮かび上がった赤い痕も、まるで化粧のように見えてくる始末だった。
炎の鞭で全身を打ち据えられたマリーだったが、
エリザベートは、マリーと王子の目の前で、見せつけるように炎の鞭を消し……そのまましばし何もせず、休憩のように時間を置いた。
その間に、マリーの再生力によって、刻まれた傷は全て消えたが……乱れてしまった呼吸の方は、なぜかほとんど整うことはなかった。
「はぁ……はぁ……はぁ……っ……? ……?」
苦しそうに、辛そうに……あるいは、切なそうに? 熱に浮かれたように顔を赤いままにして、ハァハァと荒い息を続けている。
興奮がひかず、息が整わないことに、マリー自身、何か不思議そうにしていた。
王子もまた、不自然に苦しそうにしている、という印象を受けていた。何か、今の鞭に毒でも仕込まれていて、それがまだマリーを苦しめているのか、とも予想していた。
そして、そんな2人の様子を見て……エリザベートはこの上なく満足げだった。
休憩は終わりだとばかりに、次の拷問が始まった。
両腕で吊るされた姿勢はそのままに、エリザベートは何を思ったのか、その手でマリーの腹をなでるように触っていく。
少々くすぐったく感じる以外は、熱すら感じない、単なる愛撫に思えたが……マリーは、この後何が起こるかを察して、身をこわばらせた。
「ふふっ、炎や熱よりは不得意だけど……これも好きだよねえ、あんたは……さっ!」
次の瞬間、振れているマリーの手から電撃が迸り……マリーの体に流れ込む。
頭のてっぺんからつま先まで駆け抜ける電気ショックに、びくびくびくんっ、と、先の鞭打ち以上に大きくマリーの体が震え、跳ねる。
「あががががががががっ!? あっ、あ……かっ……かっ!」
全身をガクガクと震わせ、白目をむいて緊張と脱力を繰り返すマリー。
そのまま痙攣からショック死するのではないかと思うほどに激しい反応に、王子もさすがにたじろぐ。
たっぷり数秒もの間、エリザベートの電撃はマリーの体を蹂躙し、内部から焼いた。
放電をやめてからも、しばらく痙攣は続いていた。呼吸はさっきまで以上に不安定で……そのまま止まってしまうのではないかと心配になるほどに、ひゅーひゅーと頼りない音を響かせている。
そんな凄惨な状態の中でも、マリーの股間は愛液を……痙攣のリズムに合わせるように、ぷしゅ、ぷしゅっ……と噴き出して、霧吹きのように周囲に散らしていた。
その下腹部には……早くも快感の熱がともり、全身に広がり始めていた。
「やっぱり電撃よりこっちが好きだよねえ、あんた。ほ~ら、たっぷり熱いの楽しみな?」
「うぁっ、あぁああっ!? あ、熱い……っ、ん、ぐぅっ……!!」
少し体をのけぞらせ、胸を張って乳房を強調するような姿勢にさせたマリーの胸元に……ぽたぽたと熱い『ろう』が垂らされる。
エリザベートが手に持って、マリーのの胸の上で傾けているろうそくから、溶けて垂れた『ろう』が、彼女の乳房に熱いまま落ちて、固まっていく。
通常、SMプレイなどで使われるろうそくは、普通のろうそくよりも低温で解けるようになっている。普通のろうそくでは、ただ『熱い』だけでは済まず、本当に火傷を負ってしまうからだ。
さらにそれを、ある程度肌から放して落とす使い方が正しい。それでも十分に、人が苦痛を感じる『熱さ』を与える温度である。
しかし、マリーに今使われているろうそくは、エリザベートが魔法で作った特別製で……プレイ用のろうそくとは逆に、通常よりも高い温度で溶け、しかも、肌に落ちて固まった後もしばらく熱を放ち続ける。
それをさらにエリザベートは、灯っている炎の熱が肌にあたるほどの至近距離から垂らして、ろうの赤色でマリーの胸元を染め上げていく。
普通の人間なら、重度の火傷を免れない責め苦だが、もちろんマリーの耐性ならば、火傷を負うこともない……が、熱による責め苦までは遮れないため、じりじりと彼女を追い詰める。
「はぁっ、はっ、はっ……はぁっ……っぐぅぅ……!?」
そして、その『ろう』が垂れるペースと同じくらい、膣口からは愛液が漏れ出て、ぽたぽたと床に垂れ落ちていた。
ここでも私の体はこうなのか、と、マリーは、熱に浮かされてまともな思考が難しくなってしまった頭で、自虐気味に呆れていたが……それとは別に、不思議に思っていることがあった。
(熱い……胸が、乳房が溶けてしまいそう……こんなにも……)
間違いなく、彼女に熱は、それ自体は効いていない。
暑さで苦痛を覚えたり、それがさらに快感になっているのは別として……肉体的には無傷だ。火傷の1つもできていない。
にもかかわらず、マリーは自分の体が、中も外も焼けそうなほどに熱く感じられて……呼吸は乱れていくばかり。
苦痛による快感とはまた別に、自分の体の奥から湧き上がってきて、時間がたっても冷めても消えてもくれないその『熱』。
(何なの、これ……? ろうそくの熱じゃない……鞭とも、違う……)
―――ぢり……ぢりぢりっ!
「おあぁあひぃいぎぃっっ!? あっ、熱……胸が、乳首がっ……焼、け……あぁああっ!?」
思考に気を取られているマリーの胸……その先端の、ぴんと勃って硬くなっている乳首。
そこに、不意打ちのようにエリザベートが……ろうそくの先端、その炎を直接触れさせて、直火で炙っていた。
『ろう』よりもさらに高温の、鋭く刺さるような『熱さ』を、特に敏感な個所に浴びせられたマリーは、絶叫して体を大きく跳ねさせた。
乳首から爆発するように広がったその『熱さ』と『痛み』、そして『快感』は、さっきまでの必死の思考をいとも簡単に吹き飛ばし、マリーの頭を真っ白にした。
それからもマリーは、熱を使ったものもそうでないものも織り交ぜて、いくつもの責め苦をその身に浴び続けた。
全て、王子の見ている前で。
苦痛と共に快感を覚え、痛めつけられながらも悦び、喘ぐ様子を……始終、見られ続けた。
途中からは、頭の中が苦痛と快感で滅茶苦茶になり……見られていることに恥辱を感じる余裕すら、ほとんどなくなって……痛みと快楽のままに乱れ続けた。
体力がほとんどなくなるまで責め立てられたマリーは、両腕を解放され、床に力なく倒れこんでひくひくと震えている。
全身に汗をかき、そしてその何倍もの量の愛液を噴出し、股間から太もも、足元までをドロドロに汚して、色々な意味で凄惨な有様で床に転がされていた。
呼吸は荒く、肩で息をしていて……そのたびにわずかに胸が動き、柔らかい乳房が揺れる。
凄惨な、無残な姿ではある。目をそむけたくなるほどに。それは間違いない。
しかし、そんなマリーの姿から……王子は、目を放すことができなくなっていた。
痛々しい姿だと思う。可哀そうだと、助けてやりたいとも思う。
しかし同時に……そんな弱弱しく転がり、また、痛みに悦ぶあさましい『雌』としてのマリーの姿を見て……哀れみや義憤といったものとはまた違う感情が、王子の中に確かに渦巻いていた。
あの時と、同じように。
膨らんだズボンの前が、それを雄弁に物語っている。
そしてそれを横目で見るエリザベート。
『準備』が整ったことを確信した彼女は、最後の仕上げに入る。
赤い顔を伏せて震えている王子と、乱れに乱れて力尽き果てているマリー。
2人を交互に見つつ……部下達に指示を出し、準備を進めていった。