世界最強の魔女、無様敗北の末に敵国に捕まって魔女裁判で有罪になる。残りの人生は苗床として一生子宮を使われ続けるようです。 作:破戒僧
今回から『異種姦』タグが仕事をし始めます。
マリーが帝国に捕まり、『牧場』に入れられてから……2年が過ぎた。
クリスハート王子と、最初で最後のセックスをし……さらに、マリーも知らぬ間にその子供を妊娠・出産した後から、実に1年半が経ち……その間ずっと、マリーは、孕んで、産んで、孕んで、産んで……の日々を繰り返していた。
1年半、ほぼ1~2ヶ月に1人のペースで生み続けたマリー。
今、帝国軍の『魔法兵士』を赤ん坊から育成する施設――牧場とはまた別な場所にある――では、彼女の血を、力を受け継ぐ強力な魔法兵士が、徐々に育ち、その頭角を現しつつあった。
魔法兵士は、通常の兵士よりも育つのが早い。あと何年かする頃には、マリーの子供達は、王国とのそれをはじめとする戦場で、獅子奮迅の活躍を見せつけていくことだろう。
その時が来るのを楽しみにしてほくそ笑んでいる研究者は、ひとまず魔法兵士の生産は一区切りということにして……マリーを使った、次なる計画に着手することと決めていた。
それは、ある日の朝、エリザベートの口から、唐突にマリーに告げられた。
「……なるほど。ついに私は、人間じゃないものを産まされることになるのね」
「ひとまず『魔法兵士』がもう十分沢山産んでもらったからね……今度は『軍用魔獣』を増やすために体を張って頑張ってもらうことになる。今日から早速ね」
帝国が魔女という『資源』を使って、その子袋を利用して増産を進めているものは2つ。
1つは、母体となる魔女の力を受け継いだ『魔法兵士』。
そしてもう1つは……強い魔力を持つ母体から生まれたものほど、強力な力を持って生まれてくる存在。大国の戦争に人の代わりに、あるいは人を助けるために投入される、戦争のための道具……『軍用魔獣』。
帝国は、他国との戦争のみならず、国内の治安維持や、在野の魔女を拿捕するための襲撃作戦などの際に、人間の兵士だけではなく、調教した魔獣を投入している。その力によって、人的資源の消耗を減らしつつ、よりスムーズに敵勢力を殲滅することに成功している。
だが当然、そういった場で戦わせれば、屈強な魔獣とて、少なくない被害が出てしまう。適宜、増やして補充しなければならない。
その為に使われるのが、ここでも魔女の子宮……というわけだ。
「まあ、ゴブリンやコボルド程度の雑魚魔物であれば、人間の子宮でも十分増やせるから、人間の女の奴隷も適宜使ってるんだが……単なる捨て石でいいならともかく、きちんとある程度以上に強い魔獣を増やそうと思ったら、やっぱり魔女の子宮が一番いいのさ。エリートの『苗床』諸君には、いつも強い魔獣を産んでもらってるよ」
そう言いながら、エリザベートは部下達に銘じて、マリーの体を……どこからか持ち込んできた、台座のような器具に乗せて、そのまま拘束する。
ちょうど、器械体操に使う跳び箱のような形をしているその台の上に、うつ伏せになって乗せられ……手足を鎖で固定され、身動きが取れなくなった。
なんとも後ろから犯しやすい姿勢。『種馬兵』を相手にしていた今までよりも、さらに『苗床』あるいは『家畜』として、尊厳を奪われて使われるのを実感させられる形にさせられた。
ここに来たばかりの頃に見せられた、『畜舎』にいた魔女達と近い姿勢だ。
この状態で、これから入ってくる相手に膣を、子宮を、自分は差し出すのだ。
動けないマリーに……エリザベートは、今回もまずは『焼き印』を背中に押して、苦痛と快楽を同時に味わわせる。
それに続けて……マリーの目の前に、あるものを置いた。
それは、1本のろうそくだった。
普通のろうそくではない。エリザベートが作った魔法のろうそくで……火をつけると、通常の炎よりも熱い『魔法の炎』が灯り、普通のろうそくよりもずっと長く燃え続ける代物。
しかし、コレを使ってマリーに、ろうを垂らすなどして苦痛を与える……というわけではなく、ただ目の前に置くだけにとどまった。
「う……うぅっ……!」
しかしマリーは、目の前でゆらゆら揺れる魔法の炎を目にして……それだけで呼吸が乱れて苦しそうにし始める。
同時に、動けないながらも下半身をもぞもぞと動かし……さっきの『焼き印』の刺激に続けて、股間からとろりと汁を滲ませ、垂らし始めた。
「ふふっ、すっかりスケベな体になっちゃったねえ……まあ、無理もないか。この2年間、ずっとこの『魔法の炎』で痛めつけられながら、種付けされる日々を送ってきたからねえ……『
「う、うるさい……っ!」
炎の鞭に、魔法のろうそく。その他諸々……エリザベートがマリーを拷問する際に使ってきた、炎の魔法の数々。
それらによってマリーはこの2年間、途方もない苦痛を……そして快楽を受け続けた。さらに、それに続く形での『種付け』も。
そして2年間の間に、マリーの体はすっかりそれを覚えてしまい……『調教』されてしまった。
今では、『魔法の炎』を目で見るだけで、体が勝手に、苦痛と快楽を期待して、それを受け入れる姿勢に入ってしまう。下半身がうずき、股間が濡れて『種付け』の準備を整える。
さらには、精神的にもそれに呼応して『無防備』になり……妊娠する確率も大幅に上がる始末。
この一連の手順で、マリーは実にスムーズに、種付け、妊娠、そして出産を済ませられる体になってしまっていた。
最高に面白い玩具を前にしたように機嫌よく笑うエリザベートは、ひとしきりマリーの股間の醜態を堪能すると、説明に戻る。
「さて、それじゃ今日のお相手を呼ぼうか。普通の魔女なら、オークとかリザードマン、より強い魔女ならそれらの上位種や、オーガなんかの強力な亜人系の魔物をあてがうんだけど……あんたの胎なら、こいつの子供を産めるだろうからねえ……とっておきのを用意したよ」
そう言って、エリザベートは道を譲るように横にずれる。と同時に、部屋の扉が開いて……今日の相手が、その姿を見せた。
現れた『それ』を見て、ぎょっとするマリー。
今のマリーは、四つん這いの状態で台に縛り付けられているため、視点が低い。
しかし、仮に普通に立っていたとしても多く見上げていたであろうほどに、それは巨大な体躯を持っていて……実際に、エリザベートやその部下達は、いつも通りニヤニヤと笑ってそれを見上げていた。
―――ブルルルルッ……フシュゥゥウウゥ……
鼻息荒く入ってきたそれは……いつもの『種馬兵』以上の、鋼のような筋肉に全身を覆われ……人の体に牛の頭を持つ、怪物だった。
理性があるのか怪しい目でこちらを見下ろし、歯を剥いた口元からはよだれをだらだらと垂らして、興奮状態にあるのがわかる。
人型の怪物の中でも、特に力が強く、危険と言われるものの1つ……ミノタウロス。
首元に重厚な首輪のような魔道具が装着されている。あれで行動を縛り、暴れたり、勝手なことをできないようにしているのだろう。
それ以外は、布きれ1つ身に着けていない。全裸で、何もかも丸見えにしている。
それは当然、その股間についても同じであり……
(なんて、大きさ……!?)
体躯に見合った大きさと言えばそうなのだろう。ミノタウロスの股間には、非常識どころではない長さと太さの肉棒が、既に勃起して上向きにそびえたっていた。
『種馬兵』のペニスよりもさらに大きく……太さも長さも、マリー自身の腕と同じくらい、あるいはそれ以上。到底人間の膣に入るような大きさではない。
挿れれば間違いなく……交尾どころではなく、死ぬ。そう確信できるような大きさだった。
それどころか、『魔女』の体でも無理だろう。いかに人間より頑丈だろうと……こんなものを膣に入れられれば、壊れる。
しかし……マリーほどの力を、そして『不老不死』の力を持つ魔女ならば。
ペニス自体の大きさに加えて、先端の『返し』も広く大きく、表面にはビキビキと血管が浮かんでいて、力強くも、グロテスクにも見える。
ずんずんと歩いて近づいてくるミノタウロス。その巨根が、マリーの目の前にどんどん近づいてくる。
マリーの頭の中には、恐怖が確かにあった。あんなものを挿れられてしまったら、自分でもただでは済まない。
しかし同時に……信じられないことに、ドキドキと胸が高鳴っている自分がいることに気づいた。気づいてしまった。
(い、今からあんなもので犯される……ううん、壊されてしまうのに、私、興奮して……期待しているの……!? 本当に、変態なんだ、私……救いようが、ない……)
否定しようもない、頭の中の煩悩や欲望に、自分でも呆れるしかない。変な笑いが浮かんで、乾いた笑い声が自分の口元からこぼれるのをマリーは聞いた。
そんなマリーの心中など知らないミノタウロスは、エリザベートの指示に従って……マリーの後ろに回る。固定されているマリーは、後ろを振り返ることができない。視界から消えたミノタウロスの、しかし依然として大きい気配や存在感だけを感じるようになった。
真後ろにその気配を感じるようになると……エリザベート達は椅子を用意してそれに座り、本格的に見物する姿勢に入っていた。これから、マリーがミノタウロスに犯され、『種付け』される様子を見て、いつものように楽しむのだろう。
それにはもう思うところはない。気にしても仕方がない。見たいなら好きなだけ見て、楽しめばいい。マリーは、2年間でもう割り切っていた。
それよりも、今の彼女の意識は……興味は……
がしっ、と、人のものではありえない、硬くてゴツゴツした大きな手が、マリーのお尻から腰を掴んだ。
そんなことをしなくてもマリーの体は動かない、動けないが、そうしたほうがやりやすいのだろう。
一拍遅れて、マリーの股間に硬くて熱いものが当たる。ミノタウロスのペニス、その先端が、大きさには似合わないほど正確にマリーの膣口に押し付けられ、それだけで入り口の膣肉を押しのけそうになっている。
一見して、膣の大きさと、挿れられそうになっているものの太さが釣り合っていないとわかる。縦筋の大きさは、勃起したペニスの半分もないように見えた。
しかし、そんなものは目に入らないとばかりに、躊躇なくミノタウロスは腰を前に押し出し……膣口をこじ開けて中に入っていく。
入るはずのない大きさのモノが、ゆっくりと入っていく。
「お、が、あっ……あ、ぁ、おぉっ……!?」
亀頭の半分、いや3分の1もまだ入っていないのに、メリメリ、ミシミシ……と、マリーの股間からは破滅的な音が聞こえる。
これだけでマリーの頭はもう、いっぱいいっぱいになりかけていた。
挿入されているというよりも、ただ単純に膣が広げられているだけとすら思える圧迫感。そのまま体を、股からバラバラに引きちぎられてしまいそうな激痛。
普通の人間の女性なら、それだけで裂けてしまってもおかしくない。
到底交尾として成立しない、拷問にすらならない、ただの処刑だろう。それほどに……ミノタウロスのペニスは、ただの凶器でしかなかった。
それをマリーは……
「おっ、お……お……んおぉおおおぉっ……!?」
ゆっくりと、しかし裂けることなく、確実にその凶器を……肉壺の中に飲み込んでいく。
ありえない大きさの亀頭が、肉でできた巨大な矢じりのような形の凶器が入った。
そこから繋がる、太くて長い竿を飲み込んでいった。
半分、いや4分の1ほども入らずに、マリーの膣内、その一番奥に達した。
それを無視してさらに突き込まれた結果、子宮口を突き破ってさらにその先まで切っ先が達した。挿入したその一突きで、子宮の奥までレイプされた。
さらに無理やり押し入れられ……ミノタウロスのペニス、その全てがマリーの膣内に入った。
その下腹部……いや、下腹部どころではない。
内臓全部を押し上げて……子宮を突き破らんばかりに押し込まれて……みぞおちのあたりまで、その腹はありえない変形をしてみせていた。
本当にそこまで肉棒が届いているのかはわからないが、もしそうなら……普通の人間ならまず間違いなく死んでいるであろう、その状態でマリーは……
「は……あ゛っ……あ……はは……♪」
圧痛の中に……確かな快楽を感じて、それを隠しきれない表情でうっとりとしていた。
過去最大の圧迫感と、体が内部から裂けてしまいそうな拡張感、そして体全体が悲鳴を上げて激痛が迸る中で……頭が真っ白になりそうな快感がマリーを襲っていた。
エリザベートの、そしてマリー自身の予想の通りになった。マリーの頑丈な体に加えて、元からあった被虐趣味の性癖が、この2年間でさらに鍛えられてしまった結果……挿入と処刑が動議となってしまうようなミノタウロスのペニスですらも、マリーは……気持ちよくなれてしまう。
そのミノタウロスは、今、己の肉剣を突き入れた雌が、死んでいない、壊れていないことを察して……この雌は、犯せる雌だと理解したらしい。
我慢することも、様子を見ることすらなくなり……次の瞬間から、本能のままに腰を振り始めた。
「ぉっ……ご、あっ……は、激しっ……あぐ、ぐぅっ!? がぁっ!?」
挿入するだけで頭が真っ白になるミノタウロスの肉棒が……拡張されてなおサイズが合っていない膣内で、激しく動き、暴れ出す。
せっかく壊れなかった雌を、そんな乱暴な動きで今度こそ壊してしまうつもりかと言うほどに。
巨大な肉棒が勢いよく引き抜かれる。
しかし、そのさらに大きなカリ首の返しで引っかかって、止まる。その瞬間、マリーは膣や子宮ごと全て持っていかれてしまいそうな感覚……痛みと快楽で、絶頂まで持っていかれた。
それがまた、間髪入れずに突き入れられる。今度は、膣が一気に押し広げられた挙句、子宮壁ごと全部が奥に一気に押し込まれて……内臓全部が押しつぶされそうな圧迫感が襲い掛かる。
マリーもさすがに、口から出てくるのはうめき声と悲鳴ばかりだった。
相変わらず快感は感じているが、圧痛と……内臓ごと肺が圧迫されて息が苦しくなり、まともな音が口から出てこない。
しかしそれでも、マリーは心地よく感じて……体全部が、悲鳴を上げている個所全てが、快感を同時に迸らせて……それに浸って塗れて、おかしくなりそうに悶えていた。
ミノタウロスの肉棒を出し入れされて、マリーの体は、出し入れのたびに大きく変形している。
挿入されれば、膣内が骨盤ごと広がって、下半身が、中に太いものが入っている、とわかるよう上下左右に広がり……腹は、中から突き破られてしまいそうなほどに大きく盛り上がる。腹側に大きなものが入っているせいで、上半身がのけぞるように大きく動き、ぶるん、と乳房が揺れる。
逆に引き抜かれた時には、突きでていた腹が一気にへこんで、腰回りも少し縮んでしぼむ。のけぞっていた上半身はがくっと前に倒れ、台に押し付けられて乳房はむにゅん、と潰れて変形する。
生身の人間ができるような体の『変形』では明らかにない。こんな勢いで体の形が変わっていたら、確実に壊れて死ぬと、素人目でも分かるような、滅茶苦茶な光景が繰り返されていた。
それでも、マリーの顔には……暴力的な交尾に振り回されながらも、それに確かに快楽を感じているとわかる、とろんとした笑みが浮かんでいた。
「壊されながら犯されてるっていうのに、気持ちよさそうにしちゃって……筋金入りのマゾなんだねえ、あんたは」
「おぐっ、ふぅ……ふぅー……うぐ、んうぅっ……!」
比喩でも皮肉でもなく『処刑』にしかならないような交尾を楽しんでいる、楽しめているマリーを見下ろしながら、さすがのエリザベート達も呆れていた。
この2年間、苦痛と快楽を与え続け、『苗床』そとして20を超える『魔法兵士』を産ませた。その中で着垂れられたのかもしれないが、それでも、こんな無茶苦茶な交尾を『気持ちいい』と感じられる、楽しめるものなのかと。
するとその目の前で、ミノタウロスがその剛腕でマリーの体を引っ張り……台に固定していた鎖を引きちぎって持ち上げてしまった。
想定外のことに、エリザベートの周囲にいる部下達が構え、制圧に動くかどうか目で問いかけてくるが、エリザベートは黙って首を横に振った。不要だ、と。
ミノタウロスは確かに強大な魔物だが、エリザベートなら一瞬で制圧どころか察処分できる。いざという時には、炎を投げつければ一撃で殺せるだろう。
それよりも今は、種付けする側もされる側も盛り上がっているこの見世物を楽しむのが優先だ、と。
ミノタウロスは、マリーの体をその大きな両手でがっしりと持つと、さっきまでにまして、殺しかねない勢いで腰を叩きつけていく。
自分の動きたいように動けるように、あるいは動かしたいようにマリーの体を動かせるように、姿勢を変えて全力で動いて膣を抉り、突いていく。
力いっぱい握りしめられるせいで、腹の変形する余地が狭まってしまったのが余計にまずかった。ミノタウロスの肉棒が外側に逃れられなくなり……余計に、まっすぐマリーの体をまっすぐ遡ってしまう。内臓が押し込まれ、胃袋も肺も押し上げて……いや、押し上げるどころか本当につぶれてしまいかねない勢いで突き回される。
いや、もしかしたら本当につぶれているのかもしれない。痛みを快感に変えてしまうマリーが、興奮と快感で頭が真っ白になっていて気づけないだけで。
自分の体が大変なことになっていても、マリーの頭の中は、ただ『気持ちいい』というそれだけだった。他には何も入る余地がなく、埋め尽くされてしまっていた。
ピストンが始まってから、ほとんど絶え間なくイき続けている。頭の中の、快楽を感じる部分以外がまともに稼働していない。その部分で快楽を感じることしかできない。他に何かを感じる余裕がない。
しかし、そんなマリーでも……膣内のミノタウロスの肉棒の変化には気づいていた。感覚がそこにだけ鋭敏になっているかのように、変化が起こった瞬間にそれを感じ取った。
(あ……くる……。これ、わかる……くる……)
ミノタウロスの肉棒越しに、『熱』を感じた。
焼けた鉄棒のように熱くて硬い、それだけでもマリーの体の中を焼き焦がして壊してくるような肉棒の向こうに、湧き上がってくる、近づいてくる致命的な『熱』を感じた。
しかし、それを受ければ大変なことになってしまうとわかっているマリーは……それを今か今かと待ち望んでいた。
待ちわびたものが来たと、彼女の心も体も歓喜して……自分にとどめを刺しに来るその『熱』を受け入れる姿勢に入る。
そして次の瞬間、マリーの膣内で、間欠泉のような勢いで白濁液があふれ、弾け、広がった。
ただでさえ限界を超えて変形していた腹の中に、信じられない量の精液がぶちまけられて……風船のように腹が膨れて大きくなっていく。
今度こそ壊れて、腹が破裂してしまうのではないかと思うほどに……ありえない大きさに広がっていく。異常で、痛々しく、それでいて淫靡な……不思議な光景だった。
最早まともな声も出せず、かすれた声と、呼吸音が変じたうめき声だけがマリーの口から洩れる。白目をむいて舌を出し、不安定な呼吸で体はガクガクと震え……まるで死ぬ寸前にすら見える姿で……マリーは絶頂の中、これまでで一番の快感に体を蹂躙されていた。
死ぬ。
このまま死ぬ。
そう、マリーは、働いていない頭のどこかで直感していた。
不老不死であるマリーが死ぬことは実際にはないが、そうでなければ確実に死んでいただろう。子宮に殺到した精液は、マリーの子宮と膣の中を満たしてもなお収まりきらない量で……しかし、入り口は肉棒で栓がされていて逃げ場はどこにもない。
限界を超えて注がれた精液は、人間の肉体には不可能なほどに大きくマリーの体を変形させ……風船のように腹を膨らませて、そのまま破裂するのではないか、いや破裂していないのがおかしいというところまで持って行った。
それにも耐えてみせたマリー。
次の瞬間、マリーとミノタウロスの結合部で、ポン、と音がした。
まるで、シャンパンの栓が抜けたような、警戒……というにはやや低く、どこか湿った響きの破裂音だった。
マリーの腹が破れることなく全ての精液を受け止め、しかしやはり収まりきらなくなってしまった結果……ぴったりと隙間なく埋まっていた肉の堰をはねのけ、決壊させて……外に向かって精液があふれ出したのである。
勢いよく、一気にあふれ出た精液は、マリーを抱え上げているミノタウロスの足元にばしゃっ、と飛び散って、白くねとっとした水たまりを作った。
さらに続けて、ばびっ、ぼびっ、という鈍い水音と共に、決壊した精液が続けざまに何度も噴出して、その水たまりを広げていく。
哀れにも膣内にとどまれなかった精液が無念そうに放つ強烈な臭いは、エリザベート達のところまで余裕で届く。それどころか、部屋中を満たして……最終的にはマリーの鼻にも吸い込まれ、彼女の『雌』としての部分に届いて、意識をとろんとさせ、表情を恍惚の笑みに変える。
そのままゆっくりと、なおも数回、腰をストロークさせて、肉棒の中、尿道に残った精液も全部マリーの中に出し尽くして……ミノタウロスはようやくペニスを抜いた。
その瞬間、当然ながら、せき止められていた精液が全てあふれ出てこぼれていく。
大きく広がってしまったマリーの膣から、人の体から絶対に出てこない量の精液がどばどばと床に零れ落ちていく。どうやら射精された精液は、マリーの体内で、あろうことか圧縮されていたらしい。
蛇口をひねったような勢いで、絶え間なく流れ出ていく白濁液を見て、エリザベート達は重ねて呆れていた。
ピストンだけでも殺人級だったが、こんな量の射精を受け止めて無事でいられるのは、マリーくらいのものだろう。
ミノタウロスは、一応は、自分の子供を孕む雌だということがわかっているのかもしれない。
交尾中には見せなかった、丁寧で優しい手つきで、マリーを床に下ろし、寝かせていた。
その床は、マリーの膣からあふれ出した精液でびちゃびちゃになっているため……全身に白濁液をまぶされたかのようなひどい状態になっていたが。
エリザベートの部下達が、『あそこから移動させてベッドに寝かせなきゃいけないのか』と、嫌そうな顔になっていた。
その白濁の中心で、マリーは匂いに包まれてビクビクと震えている。顔は……やはり、淫らに歪んだ、しかしやはり幸せそうなそれだった。
わずか、半月後。
マリーを犯したミノタウロスの精液は、見事にマリーの卵子を射止め、その胎内に新しい命を植え付けることに成功していた。
例によって、ありえない速さで発育した子供は、半月という期間で母親のお腹を……臨月の妊婦の倍はあろうかという、人間の体には不可能なほどの大きさにまで膨らませていた。
ミノタウロスは、赤ん坊のサイズであっても、人間の子供とそん色ない大きさで生まれてくる。
加えて、生れてくる子供には……角こそないが、蹄はもうできていて、母親の胎の中を容赦なく踏み荒らして暴れまわるときている。そして、パワーも人間の赤子とは比較にならないものだ。
ミノタウロスの雌の胎から生まれるなら何も問題ないが、それが人間や、その他の亜人の腹に宿ろうものなら……どうなるか、察しはつくだろう。
これもまた、ミノタウロスの子供を、普通の魔女では産むことができない理由である。
そんな、自分を腹の中から殺そうとしてくるに等しいミノタウロスの子供を、宿してから今に至るまで抱え、支え続けることに成功していたマリーは……ついに、その瞬間を迎えていた。
「ああああああああああっ!」
さすがに激痛。今まで生んできた、魔法兵士とはいえ人間には変わりない大きさだった赤ん坊とは全く違う、ミノタウロスの子供の出産。
ベッドに鎖で四肢を括りつけられ、動けなくされたマリー。左右に大開きにされている。
徐々に膣口は開き始めており、出産の準備は既に整っていたが……
―――ゴッ! ガッ、ゴッ!!
「あがっ、はっ……がっ、ぐっ……うぎぃっ!?」
窮屈なのが気に入らないのだろうか。マリーの腹の中にいる仔牛が暴れて……蹄のある足が容赦なくマリーの子宮を蹴り上げる。
普通の人間ならよくて重症、悪くて即死だろう。人間の子供くらいはあろう脚力で、無防備どころではない内臓を蹴られているのだから、当然だ。
それでも、死ぬどころか子宮が傷つくこともなく、意識を失うこともないマリーは、
「大、丈夫……!」
息も絶え絶えになりながらも、お腹越しに、その中にいる子供に、声をかける。
「ちゃんと、産むから……もうちょっと、待ってて……もうすぐ、出してあげるから……っ!」
異形の存在に胎の中を占拠されているとは思えない……本当に愛して宿した子を相手にするかのような、慈愛に満ちた声だった。
だからこそ、周囲で見ていた医師や職員達には、マリーが理解できなかった。
「なんであんな顔ができるの……? 今腹の中に入ってるのは、牛の化け物なのよ?」
「ずっと『苗床』として妊娠と出産を繰り返してきたから、頭が変になってるんじゃないか?」
「まあ、『畜舎』にいる魔女とか、大体4~5回産んだあたりでぶっ壊れるもんな、頭が」
周囲の職員達の目は、『資源』を通りこして、狂人、あるいは、理解できない化け物を見るような目だった。
そして、始まる。
マリーの足の間……股間から、ゆっくりと……ぬるりと……羊水塗れの牛の頭が現れた。
息をのむほどの美女の股座から、牛の頭が出てくるという、異様どころではない光景に、普段から異形の出産にはなれているはずのスタッフ達も、さらに顔をしかめるが、仕事だと割り切ってその出産を進めていく。
出産の仕方は、人間(魔法兵士)の出産と同じではあるが……出てくる『赤ん坊』ないし『仔牛』の大きさが全く違うため、必然的にマリーの膣も大きく広がっている。ミシミシ、メリメリ、と、それを仕込んだ時と同じ音を立てて、赤ん坊はゆっくりと外に出てくる。
赤ん坊は人間であれば、ゆっくりと横向きに回転するようにして母親の体から滑り出てくるが……ミノタウロスの赤ん坊は、産道が狭すぎて回転することができず、そのまま引きずり出されていく。頭が出て、肩が出て、胸が、腹が、と順に引っ張り出され……
そして最後に、蹄のついた足が引っ張り出された。
取り上げられたその瞬間、最後の置き土産とでもいうように、仔牛はマリーの膣口をげしっと蹴飛ばして『あぐっ!?』と母親を悶えさせる。
出産の間、圧痛を快感に変えてずっと絶頂していたマリーに、産道で愛液まみれにされたことへの仕返しだったのかもしれないが……その結果、ダメ押しで痛み=快感を叩きつけられたマリーが噴射した潮が、こちらも最後っ屁のように仔牛にかかって、産湯より前にその身を流していた。
今の追加の絶頂で体力も気力もいよいよ使い果たしたらしい。マリーはそのまま、眠るように気を失った。寝顔は、状況を見れば逆にいようと言えるほどに安らかだった。
「ほんっとに……救いようがないわね、この変態魔女」
ゴミを見るような目で、女性の職員がマリーを見下ろしながら……嫌そうにその体を拭き清めていく。
拭いている間に、マリーの……奥が見渡せるほどに広がった膣は、中身も含めてゆっくりと――しかし『治癒速度』という意味では驚愕の速さで――閉じていく。わずか1分かそこらで、まるで生娘のそれのような、ぴったりと閉じた1本線の膣口に戻っていた。
そして腹部も、先ほどまで、子供が1人は入れる大きさに膨らんでいたのが……肉や皮膚はどこに行ったんだと問いたくなるような形で『元通り』になっていた。
残ったのは、拭き清められてきれいになった……シミもくすみも傷跡も何もない、美しいと言うほかないマリーの裸体だけだった。
気を失っているマリーを見下ろしながら、その場の責任者と思しき職員が部下達に指示を出していく。
「出産後の『苗床』は検査に回して。問題なければ、早ければ明日にでも次の種を仕込むそうよ」
「了解しました」
職員達はベッドに固定されていたマリーの体をストレッチャーに乗せ換えると、そのまま検査設備のある部屋へと運んでいった。
検査の結果は、問題なし。
予定通り、次の日からまた別な『軍用魔獣』を仕込まれ、出産していく日々が、マリーを待っている。