※この作品はR-18です。

世界最強の魔女、無様敗北の末に敵国に捕まって魔女裁判で有罪になる。残りの人生は苗床として一生子宮を使われ続けるようです。   作:破戒僧

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第14話 色々な『魔獣』

 

 

 マリーが帝国に捕まり、『牧場』に入れられてから……5年が過ぎた。

 

 最初にミノタウロスを出産してから……3年。

 マリーは繰り返し、様々な軍用魔獣の種を仕込まれ、孕み、出産することを繰り返していた。

 

 ミノタウロスもそうだったが、魔獣は、種族にもよるが、人間よりも短い期間で成長し、生まれてくる。

 生まれた後の成長も早く、成長すれば並みの兵士数人から数十人分の働きができるほどに強くなるため、手っ取り早く戦力を充実させたければ、『苗床』には魔獣を産ませた方がいいのだ。

 

 ただし、魔獣は知能が少ないため、魔法で行動を指示し、縛るとしても、最低限の調教は必要になるし、調教しても高度な作戦行動は不可能である。

 人間の知能と高い魔力を併せ持ち、高度な作戦も可能な『魔法兵士』とは、一長一短。状況に合わせた使い分けが求められる。

 

 そのためこの3年、おおよそ2対8ほどの割合で、マリーは『魔法兵士』と『軍用魔獣』を孕まされ、産んでいた。

 

 軍用魔獣は、最初に生んだミノタウロスの他にも……様々な種類を、その膣から産み落とした。

 

 

 

 例えば、ゴブリン。

 

 子供ほどの背丈と力しかない、弱い魔物の代表格とでも言えそうな、緑色の小鬼。知能も低く、油断しなければ普通の人間でも殺せるような魔物。

 しかし、子供程度の知能と力は一応ある上に、集団になって襲ってくる。そして何より繁殖力の高さが問題で、油断するとあっという間に増える。

 

 本来、マリーほどの格の『苗床』に産ませるには不釣り合いな弱い魔物だが、ゴブリンは母体にした生き物の強さをある程度受け継ぐという性質があり、他の『魔女』に産ませたゴブリンの何割かは、(比較的、だが)高い知能と、魔法の才能を持って生まれてきたものが一定数いた。

 

 そのため、マリーから生まれたゴブリンであれば、ゴブリンらしくない強さの魔物になるのではないかと目され、実験的に『種付け』が行われた。

 

 仰向けでベッドに縛られ、身動きを取れなくされたマリーを、何の変哲もない普通のゴブリンが、その体の上でへこへこと腰を振って精液を吐き出した。美女の体にのしかかる醜悪な小鬼は、これ以上ないほどに不釣り合いな雌雄の交わりだった。

 妊娠しづらいマリーを孕ませるため、魔法と薬で強制的に発情させ、何度も射精させた。同じことを、何匹ものゴブリンを使って繰り返させた。

 

 そうして妊娠し……ただでさえ早く成長するゴブリンが、マリーの胎で出産可能になるのに要した時間は、わずか3日だった。

 産み落とされたゴブリンは、研究者達の目算通り、高いと知能を魔力を持っていたが……それでも、ゴブリンという種族の力から劇的に逸脱するものではなかった。

 

 妊娠・出産にかかる期間や手間等を考えると、戦力補充という面において効率的とは言えない、と結論付けられ、以後、ゴブリンの種がマリーの膣に注がれる機会は来なかった。

 

 

 

 例えば、オーク。

 ゴブリンよりも上位ではあるが、やはり同様に『弱い魔物』に分類される、豚頭の魔物、

 

 でっぷりと太った腹を持ちながらも、腕は筋肉に覆われて太く、普通の人間なら容易く殴り殺せてしまう腕力を持つ。

 武装した兵士であれば、慎重に戦えば倒せる程度の存在ではあるし、魔法を使えるのなら全く相手にならないだろう。

 

 さらにはゴブリンと同等かそれ以上に知能が低く、作戦行動には不向き。

 調教も難しいため、『腕力を武器に暴れるだけの肉壁』として主に使われる。こちらもやはり、戦力としての重要度は低く、マリーが生むような存在ではない。

 ゴブリン同様、もし知能が高い個体が生まれれば、程度の実験だった。

 

 ゴブリンと違って大柄なため、マリーを犯すオークの様子は……いわゆる『種付けプレス』のような形になった。マリーの裸体を上からオークが全身で抑え込みながら、腰を力強く振って、ばちゅん、すちゅ、どちゅん、と水音を立てて犯し、責め立てた。

 

 『種馬兵』に匹敵する太さのペニスが膣内を蹂躙し、子宮を押しつぶす勢いで突き回し、何度も何度も精液を放った。

 オークの特徴の一つとして有名なのが、その絶倫具合である。サイズ的にも大きな金玉からせり上がってきて吐き出される大量の精液は、あっという間にマリーの腹を物理的に膨れさせ、そしてオーク自身の体重で押しつぶして、結果体外に噴出させるということを何度も繰り返した。

 

 ミノタウロスのそれほどではないとはいえ、十分に大きく苦しく――さらに言えば毎度マリーの膣はどれだけ広がっても元に戻るので、慣れるということがない――それをやはり何日も繰り返して、マリーは孕み……そして、産んだ。

 

 結果は、ゴブリンの時と同じ……いや、それ以下だった。

 魔力を持って生まれたものの、知能はオークに毛が生えた程度。とても苗床に見合ったオークはできなかったのである。

 

 

 

 例えば、ヒポグリフ。

 

 前半分が鷲、後ろ半分が馬という、キメラ型の魔物であり、ゴブリンやオークなどとは比べられない、強い魔物に分類される存在。

 より有名であろう、鷲と獅子が合わさった『グリフォン』よりは温厚な性格のため、比較的手なずけやすく、帝国だけでなく、王国など一部の国でも軍用の騎獣として採用されている。

 

 帝国では品種改良により、他種族の腹を使って繁殖することが可能になっているが、多くの場合使われるのは馬などである。体躯も大きく妊娠する側の負担もかなりのものになるため、魔女を『苗床』にするのも難しい魔物だ。

 しかし、ミノタウロスを出産したマリーであれば可能だろうと結論付けられ、種付けが行われた。

 

 ミノタウロスの時と同じように、四つん這いで固定されたマリーの後ろから、文字通り『馬並み』の大きさを誇るヒポグリフのペニスが彼女を貫き、激しく出入りして種をぶちまけた。

 人型ですらない、獣そのものの体は、マリーに対して配慮らしい配慮もなく、ただ種を植え付け、子孫を産ませることだけを考えた、獣の交尾。普通に考えて、人間がその脆弱な身で受け止めてはいけないレベルの負担が、交尾の時からすでにかかる。

 

 それにも耐えて、ついた種を育ててしばし……マリーの出産は、馬のように四つん這いで行われた。

 

 大きさで言えばミノタウロスの時と同じレベルであろう、人が生むにはあまりに大きなヒポグリフの子供を、出てきた足を一気に引っ張って無理やり引きずり出す。そのくらい雑に扱っても問題ないくらいには、赤子でもヒポグリフは頑丈だが……それをされるマリーはたまったものではなく、最初から最後まで絶叫し通しだった。

 その最中にも、びくんびくん、と、苦痛だけが原因ではないのであろう震え方をしていたことから、ますます職員達には呆れられていたのだが。

 

 魔力を持ったヒポグリフは、通常の個体よりも強力な戦力となったが、数を揃えることは難しいため、ここぞという時の戦力として配備される見込みのようだ。

 マリーに産ませる魔物としては成功例として記録されたのであろう。その後もたびたびマリーはヒポグリフのペニスを受け入れ、ヒポグリフを産むことになった。

 

 さらに、手なずけるのは難しいが、より強力な魔物である『グリフォン』を孕まされることも、あった。

 

 

 

 マイナーな魔物ではあるが、アウドムラ、という牛の魔物も生んだ。

 

 この魔物は戦力になるような力はないが、乳牛が変じた魔物であるとされ、通常の乳牛よりも多くの、栄養価の高い乳を出すため、帝国では高品質な牛乳を得るための家畜として一部で飼育されていた。

 また、この魔物の牛乳は様々な魔法薬に原料にもなるため、その方面でも重宝されていた。

 

 欠点としては、個体数が少ない上に、繁殖させるのが難しいことが挙げられた。

 アウドムラには雌しかいないため、他の魔物の種をつけて繁殖させなければならないが、交尾して子供ができても、アウドムラが生まれるとは限らない。父親側の種族が生まれたり、混ざって雑種になってしまったりする。

 

『調整』した精子を使えばそれもなんとかなりはしたが、副作用なのか、生れてくるアウドムラの乳の出が悪かったり、品質が低下したりした。また、母体となるアウドムラにも負担が大きい。

 

 そこで、マリーを使った。種付けが済んだアウドムラの受精卵を取り出し、マリーの体内に入れて、魔法薬で特殊な処理をして定着させる。そしてそのまま、マリーに産ませるという方法で。

 

 イレギュラーと言えばイレギュラーだが、『種付け』なしで子供を孕み、産むことになったマリーは……それでも問題なく胎内でアウドムラの赤ん坊を育て、産み落とした。

 ヒポグリフの時と同じかそれ以上に大きな子供を、苦痛の中で引っ張り出され……しかししっかりと快感を覚えていた。

 

 生まれたアウドムラは、しばらくすれば乳を搾れるようになった。品質も量も問題なし。それどころか、原種のアウドムラよりも優れているのではないかというほどだったという。

 これもまた、マリーに産ませるのに適した魔物の例となった。

 

 アウドムラの出産に際して、帝国の研究者達が驚かされたのは……妊娠したマリーが、母乳を出すようになったことだった。

 母乳自体はそれまでの妊娠でも多少は出ていたのだが、すぐに妊娠期間が終わったこともあって、『回復』してすぐに止まっていた。

 

 しかし、アウドムラの妊娠中、まるでアウドムラの性質を反映するかのようにマリーの胸は大量の母乳を垂れ流すようになり……不思議に思った帝国の研究者がそれを採取して分析した。

 結果、成分こそ通常の人間(あるいは魔女)の母乳と違わなかったが、非常に魔力を多くこめられており、これほどの量なら魔法薬の原料になるのではないかと目された。

 

 魔女を改造した上で妊娠させ、魔法薬の原料として母乳を出させる『資源』としての使い方は、帝国でも今既に行われているが、その改造なしでより高品質な母乳を出すようになったマリーは、より注目されることとなった。

 あるいは、マリーの体が、『苗床』としてより優秀な働きができるように、適応ないし進化しつつあるのかもしれない、と。

 

 その母乳は、アウドムラの出産後は止まってしまったが、それ以降も、マリーはアウドムラの種が付くと、それに伴ってまた母乳を出すようになった。

 そしてそれは毎回、研究者によって素材として回収されることになった。

 

 

 

 変わり種としては、魔物は魔物でも、動物型や亜人型ではなく、植物を種付け……もとい、植え付けるものがあった。

 

 人体に寄生し、栄養と魔力を吸い上げて成長する植物をマリーの子宮に植え付ける。

 育った植物は、プランターの土から芽を出すように、膣から芽を出し、そのまま伸びて成長していった。花を咲かせたり、実をつけることはなく、野草のように小さめに育った。

 

 そして、わずか1日で十分に育ったそれを、『牧場』の職員が、耳栓をつけてマリーの膣から引っこ抜くと……中から、人型に根っこが育った『マンドレイク』が現れた。

 子宮から延びていた根を一気に引っこ抜かれ、痛みと快感で声を漏らしたマリーだったが、その声を余裕でかき消す音量でマンドレイクは絶叫していた。人間がこの声を聴くと、恐慌状態に陥ったり、精神に異常をきたしたりする。マリーは平気だったが。

 

 魔法薬の原料として非常に重要だが、品質を保ったまま上手く育てるのが難しい『マンドレイク』は、今や帝国では、魔女の子宮を使って『出産』させるのが最も手っ取り早くて確実で、品質もいいものが手に入る方法として実施されている。

 マリーが『産んだ』マンドレイクも、品質は最高クラスの上、大きさも、人間の赤ん坊と変わりない立派に育ったものだった。

 

 わずか1日でマンドレイクを収穫できる、マリーというプランターは、今後重宝されていくことになる。

 

 そしてそのしばらく後……子宮でなくても、直腸に寄生させる形でもマンドレイクを栽培可能だということがわかり、栽培効率は二倍になる。

 それに伴い、マンドレイクの栽培時、マリーはその生育を妨げないように……具体的には、座ったり寝転んだりしてマンドレイクが傷ついたり歪んだりするのを防ぐため、収穫までの一昼夜、いわゆる『まんぐり返し』の姿勢で……股間とケツ穴を上に向けた状態で拘束されて過ごすことになるのだった。

 

 

 

 そして、今回もまた異質といえば異質。

 

 マリーは今、いつもの独房で……今日の『種付け』のために持ち込まれた器具を使って拘束されていた。

 懐かしの『ギロチン拘束』である。腕と頭を動かないように固定され、下半身を後ろの方に突き出した姿勢を強要される。

 

 このまま犯されるのか、はたまたエリザベートが現れて鞭で打たれるのか……マリーがいぶかしんでいると、新たに職員が、何やら大きな台車を押して部屋に入ってきた。

 その台車の上には、大きな壺が乗せられていた。人ひとりがすっぽりと入ってしまいそうな大きさで……何かが中で蠢いているのがちらりと見える。

 

 職員は無言で近づいてきて、『今回はこれだ』と、壺の中身をマリーに見せる。

 ろくに動けない姿勢のまま、どうにか壺の中を覗き込んだマリーは、ぎょっとした。

 

(タコ? イカ? いや、どっちも違う……イソギンチャクでもない……ローパー? ……どれとも違う、ような……)

 

 壺の中に入っていたのは、うねうねと蠢く大量の触手だった。

 最初はその、吸盤が多数ついているような形状から、タコか何かかと思ったマリーだが、頭らしき個所がどこにもないことにすぐに気づく。

 

 触手を持っている他の魔物とも違うようで、マリーの知識の中には、これという魔物が見つからなかった。

 

「これは、帝国の研究部門が独自に作成した新種の『触手生物(テンタクルス)』だ。『種馬兵』と同様、魔女に対する種付けのために使用される。これを使って今から種付けを行うので、力を抜いて受け入れるように」

 

 そう言って職員は、台車を押してマリーの背後に回る。

 そして壺の中に何かの薬品らしきものを垂らすと、それを浴びた触手の動きが一気に活発になっていく。すぐさま職員はその場から離れて壁際に寄り、観察する姿勢に入った。

 

 活性化した触手は、ゆっくりと壺の中から這い出て来て……どうやって感知しているのか、近くで無防備に下半身を突き出しているマリーのお尻に触れる、大きく円を描くような動きで、感触を確かめるように撫でまわす。

 その途中で膣口に触れた触手が、どうやったのか、ここが今日、自分が入れるべき場所だと悟ったようで……

 

 ―――ぐい……ぬぷっ、ずぶ、ずぶずぶずぶ……!

 

「う、ん……んぅぅううぅっ!?」

 

 マリーの膣口をゆっくりと広げ、その中に触手が滑り込んでくる。太さは……これまで受け入れてきた多くの種付け用のペニスに比べれば、それほど大したことはない。

 奥まで伸びて届いて犯されている感覚はあるものの、上下左右に押し広げられたり、破れてしまいそうになるような、苦痛らしい苦痛もない。

 

 しかし、今入れられている触手は、ペニスと違って硬くはないが、膣の中でうねうねと蠢いて自由自在に動き、単純なピストン……出し入れ運動とは違う、予測不能な感触で襲ってくる。

 子宮口をこじ開けて、中に入ってきた触手は、壁を這い、押し広げ、撫でまわして……縦横無尽にうねって動いて、子宮内部の感触を確かめている。

 

 それにさらされているマリーは、必死でその快感をこらえていたが……それが続いている間に、なんともう1つの穴にも触手が潜り込んでくる。

 同じように、入り口をこじ開け……膣よりも頑強に出し入れを拒むその穴の……ケツ穴の奥へ、奥へと触手は進む。直腸を超えて、さらにその先まで。

 

 そのままたっぷり数分ほども、マリーの体内……両方の穴の中を、2本の触手は這い回っていた。

 その間、内側から愛撫されるに等しい刺激を受け続けたマリーは、どちらの穴もとろとろになっていて……いつもの『受け入れ準備』は既に整っていた。

 

 普段であれば、ここに『種馬兵』やその他の種付け役の魔物が、精液を注いで妊娠させるところだが……マリーの膣内で、触手が次にとった行動は……

 

 

 ―――ぶびゅびゅびゅびゅっ! どぼぼぼぼぼ……ぐじゅ、ぐちゅ……

 

 

「う、ん……ぐぅううぅっ!? な、に、コレ……!?」

 

 

 射精とは違う……しかし、明らかに今、何かが膣内……子宮内に噴出した。

 同じようにケツ穴の奥、直腸のさらに奥の方にも……何かが広がった。

 射精と同じように、内側からマリーのお腹を大きく膨らませるそれらの正体は……卵である。

 

 壺の中の触手生物(テンタクルス)は、精液を出して苗床を妊娠させるのではない。自分の体内で卵を大量に作り、それを苗床に植え付ける。

 そして卵は、苗床の体内で守られながら、苗床から栄養と魔力を奪って育つ。

 

 マリーの体内を、出産場所としてふさわしいと判断した触手は、卵を保護するための粘液と一緒に産卵し……子宮内と腸内を、卵とそれを包む粘液でいっぱいにした。

 その量は、体積にして……いつもの『種馬兵』に勝るとも劣らないほど。あっという間にマリーのお腹の中は、前も後ろも卵と粘液でいっぱいになった。

 

 そしてそれらは、マリーの体内で温められながら、魔力と栄養を少しずつ、少しずつ吸収し始める。

 マリー自身も、お腹の中に突如として植え付けられた卵たちが、自分から力を奪っていくのを鋭敏に感じ取っていた。

 

「たま゛ご……いっ、ぱい……わたし、の、ながにっ……!」

 

 たっぷりと出し尽くした後は、触手はマリーの膣内と直腸内に突っ込んでいた触手を抜きとり、壺の中に引っ込んで……やるべきことはやった、とでも言わんばかりに、動かなくなってしまった。

 死んだわけではなさそうだが、おそらくは、苗床に注ぎ込むべき卵のストックを、この1回の『種付け』で使い果たしてしまったのだろう。

 

 受精してから育つのであれば、曲がりなりにも段階を踏んでお腹が膨らむわけだが、マリーは今回直接卵を注がれたため、腹部の拡張や変形は当然、いきなりもたらされたもの。段階も何もなく、いきな臨月以上に押し広げられた膣内と子宮内。

 そして、植え付けられた卵は、粘液のせいで膣内から出てこない。

 

 突然動きづらくなってしまったマリー。そもそも動く必要ももうないわけだが、念には念を入れて、腹部に負担がかからないように……だろうか。

 マリーはそのまま……『ギロチン拘束』のまま、放置された。

 

 2つの穴には、卵が出てきてしまわないように……太くて、完璧に道をふさげる栓がされた。

 

 

 

 それから数日。

 食事は『畜舎』の魔女達と同じように、口元に持って行った餌皿から犬食い。

 排泄は垂れ流し。1日数回、職員が掃除しに来る。

 そんな管理のされ方で、『ギロチン拘束』のままで、重いお腹を抱えてマリーはじっと妊娠期間を耐えていた。

 

 それがようやく終わる時が来た。

 

 マリーの体の中で、注ぎ込まれた大量の卵が一斉に孵化。子宮内も腸内も、元気に泳ぎ回る稚魚でいっぱいになった。

 小さな生き物が大量に、腹の中で動いている。痛みはないが、異物感どころではないその感触に、さすがのマリーも悲鳴を上げる。

 

 すぐさま、職員によって『栓』が抜きとられ、股間の真下に、受け止めるためのたらいが設置されると……待っていたかのようにマリーは下腹部に力を入れ、出産の体勢に入る。

 腹の中にあるもの全てを出すために、膣からの出産と、尻穴からは排せつの要領で、力んで……ひり出す。

 

 幸い、特に抵抗されることもなく……腹の中の大量の稚魚達は、ぜん動運動に従って外を目指し……一斉に大移動。

 どばどばっ、ばしゃばしゃ……膣口と菊門から飛び出していった。

 

 子宮から産道を、大量の稚魚が、肉壁を押しのけかき分けて通っていき、膣口からぶっ放される……その一連の流れは、マリーの頭を未知の感覚と、どうしようもない快感でいっぱいにした。

 さほど時間をかけずに終わったその『出産』で、マリーは何度も絶頂しつつも……1匹残らず、腹の中の稚魚をどうにか産み落とした。

 

 ふと見れば、盥の中で泳ぎ回っている生き物は……マリーを犯した触手そのものという見た目の『触手生物(テンタクルス)』ではない。まだ小さいが、イカやタコのような頭足類と思しき魔物……の、『稚魚』だった。……魚でも厳密にはないが。

 

 触手はあくまで、卵をマリーに植え付けるためだけの……『種馬兵』にペニス代わりの『設備』だったのだろう。マリーに産ませるのは、その触手に卵を託した、このタコのような生き物達だった、というわけだ。……どのような使い方をするつもりなのかは、わからないが。

 

 そこからさらに、子宮内と腸内に残った、胎盤の役割を果たす粘液塊をひりだし、どぼどぼと落として……今回の出産は、終わった。

 

 数日間ずっとギロチン拘束だったという点を除けば、さほどハードな部分はない……苦痛もないし、期間も比較的短かったため、マリーの体への負担はそこまでではない。

 産み方やその感覚こそ異質だったが、すぐに体は回復……元通りになり、汚れたままであること以外は生娘同然のそれになっていた。

 

 ……だから、だろうか。

 職員達から見て、産み終えたマリーの表情が、どこか物足りなそうに見えたのは。

 

 

 

 

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