世界最強の魔女、無様敗北の末に敵国に捕まって魔女裁判で有罪になる。残りの人生は苗床として一生子宮を使われ続けるようです。 作:破戒僧
『魔女裁判』で執り行われる処刑は、当然ながら、命を奪う目的で行われるものではない。
魔女にはこれから、帝国のために『苗床』として働くという未来が待っているのだから、それは当然だ。命を奪ってしまっては、死体になってしまっては、使えない。
あくまで『処刑』は、国民達が『殺してしまえ』『そうしなきゃ恨みが晴れない』というくらいに憎く思われている魔女を、彼らの目の前で痛めつけ、あるいは辱めることで、彼らの溜飲を少しでも下げ、『これだけやったんだから、今後は生かして国に貢献させてもいいだろう?』と納得させるための、見せしめのショーである。
苦痛ではあるが命に別状はなく、子供を作る機能に影響も出ない『焼き印』も、その一環だ。
その他にも、『苗床』としての機能に支障がない範囲で苦痛や辱めを与えることが、その時その時で行われる。
例えば、火に強い魔女であれば、それこそ中世の『魔女狩り』のように、縛り付けて火あぶりにし、苦しんで泣き叫ぶその姿を見せつけて、市民達を楽しませることもある。
適性がある者なら、燃やされても軽い火傷で済むからだ。エリザベートのように。
そして、後から傷は治癒の魔法でも魔法薬でも何でも使って治し……問題なくした上で、『苗床』として本格的に使い始める。
同じように、水に強い魔女なら水に沈めたり、雷に強い魔女なら電撃を流し、土に強い魔女なら生き埋めにする。
雷はともかく、水や土は、普通に溺死や窒息死するのではないかと思われるかもしれないが、なぜかそういう、適正のある属性に起因する死は、魔女には起こりにくいのである。
一説には、水や土の精霊が手を貸してくれるおかげで、そういう形での死を遠ざけてくれていると、ある魔法学者は提唱している。
もしそうだとしたら、その結果、その『死』の形が拷問や見せしめに使われ、余計に魔女を苦しめることとなっているのは……皮肉でしかないが。
他にも、肌のきれいな魔女であれば、つるし上げて全身を鞭で打ち据え、赤いみみず腫れや裂傷だらけにすることでその肌を傷らだけにした。
声が美しいと褒められている魔女の時には、一昼夜苦痛を与えて泣き叫ばせ、喉がつぶれて自慢の声がガラガラ声になるまで追い込んだこともあった。
そうまでして追い込んでも、魔女ならば、治る。そして、使える。
市民に対して、留飲を下げる以上のご機嫌取りになる、という意味でも、魔女の『処刑』は使える娯楽なのだ。
マリーは、『ギロチン拘束』の状態のまま、運ばれてきた……まさにギロチンのような台座の前に立つ。
腰を折って上体を倒すと、自分の腰くらいの高さのその台座に、頭と手を拘束する板が固定された。上半身は図面と水平になり、さらりと下がった黒髪が地面につきそうだった。
豊かな乳房は、重力にひかれて下に垂れ、しかし形は一切崩れることなく、ふるん、と揺れる。いかにも柔らかそうで、熟れた果実のように人の目を引き付ける。
そしてその姿勢故に、必然的に……お尻が後ろに突き出される形になり、その恥部が晒される。
さらに、尻たぶが左右に引っ張られて、隠れていた尻の穴まで丸見えになった。
極上の眺めに、運よく下半身側で見ていた観衆が歓声を上げる。あるいは、下品なヤジを飛ばして来たものもいた。
上半身側で見ていた観衆は、どうにかして下半身の側に移れないかと人込みをかき分けて移動しようとしたり、あるいは揺れる乳房や、今はまだすまし顔なマリーの表情を見るために、その場に残ってニヤニヤと笑っていた。
いつものように、これからもっと楽しいショーが見られるのだろうと確信して、期待してそれを待つ。
見られ、なじられることに屈辱を感じつつも、表情には出さず、ポーカーフェイスを保っているマリー。
しかしその心中では……数日前の自分の『恥態』を思い出してしまい、ぬぐいきれない不安を心の内に抱えていた。
これから行われるのがどんな拷問だろうと、耐えてみせる覚悟はある。
いや、別に拷問どころか、殺されてしまったとしても構わない。
怖くないわけではないが、それも含めて覚悟はできているし……備えはしてある。
今頃は、自分の代わりにクレアが新しい『盟主』として立ち、相談役のマリアンヌと共に、『スカイクラッド』を導き始めている頃だ。
彼女に、彼女達に任せておけば、自分がいなくなったところで『スカイクラッド』は問題ない。
怖いのは、苦痛や死ではなく……
「ふふっ、いい格好だねぇ、『黒の女王』?」
そんな声と共に、檀上に1人の女が上がってきた。今、マリーが最も会いたくなかった女が。
「エリザベート……っ!?」
「今日のあんたの晴れ舞台、私が執行人として手伝ってあげることになったんだ。恥ずかしい所、いっぱい市民の皆に見てもらおうねぇ……こないだみたいにさ」
今日もやはり、いつもと同じ踊り子装束で現れたエリザベート。これから、全力でマリーが嫌がることを――あるいは『悦ぶこと』かもしれないが――するつもりなのだろう。
そこからは、数日前の、あの悪夢のような時間の焼き直しのようだった。
エリザベートの手に、炎と熱を凝縮して形を与えた鞭が現れる。
それが、処刑場の隅に置かれた、何の変哲もない空樽や木箱に向けて振るわれると、たったの一撃でそれらはバラバラに粉砕された。
そればかりか、打ち据えた個所から炎が上がり、瞬く間に燃えつきてしまう。
この一瞬の出来事で、市民達は、エリザベートが手に持っている『炎の鞭』の威力を理解した。
そして戦慄する。あんなものを使うのかと。
あれを使って『やる』のかと。
エリザベートは、それを見せつけるようにひゅん、ひゅん、と振るって唸らせながら歩く。
振るった後に明るく燃える火の粉が舞い、幻想的ながらも恐ろしい光景だった。
ここまでは届かない、あたりはしないとわかっていても、前列で処刑を見ていた観衆の一部がたじろいで後ずさるほどだった。
エリザベートはそのまま、ゆっくりと歩いてマリーの背後……突き出されたお尻のすぐ横に立つと、あやすように優しく、大きく、そのお尻を撫でまわした。
いたわるように、慰めるように、たっぷり十秒ほども手のひらで愛撫し……その絹のようななめらかな触り心地を堪能してから、惜しむようにゆっくりと手を放し……
次の瞬間、そのお尻めがけて鞭を一閃させた。
―――パァン!
「あぐぅぅっ!」
痛々しい悲鳴が処刑場に響きわたる。
振るわれた鞭が直撃した瞬間、先ほどの素振りよりもはるかに多くの火の粉が舞った。
一瞬の出来事。しかし、確かにあの鞭が、魔女のお尻目掛けて振るわれた。
しかし、肉が抉れて焼けただれていてもおかしくない……いやむしろそれ以上のことになっていても不思議ではない一撃を受けて、マリーのお尻は……無事だった。
思わず『ひっ』と声を上げて目をそらしてしまった市民が少なからずいたが、見ると、少し赤くなっている程度。血も出ていない。
それどころか、その赤みも、すぐに引いていく。
それが『黒の女王』の魔法耐性の高さ……つまりは頑丈さゆえだということは、すぐに分かった。以前にも見ている『火あぶり』や『水責め』と同じだと。
あんな、常人が受ければ一発で死んでしまうような鞭の一撃でも、傷つきもしないのだと。
「ふふっ、ちょっと手加減しすぎちゃったかねえ?」
そう言って笑うエリザベートは、鞭を握り直して……再び振るう。
―――パァン! パァン! パァン!
「うっ、が……いっ、ぐぅ……っ!!」
立て続けに何度も、先ほどよりも強く。
お尻に、太ももに、鞭が当たって火の粉が散り……マリーの肌に、赤いみみず腫れや、裂傷が刻まれる。つつーっ、と血が垂れて流れて、痛々しい赤が白い肌を伝っていく。
打たれる衝撃でびくんっ、とマリーの体は震え、ガタン、と器具が音を立てる。しかし、がっちりと固定されているため、動くことも壊れることもない。
震えは上半身にも……当然、胸にも伝わる。
果実のようにぶら下がるたわわな乳房は、悲鳴と連動して、ぶるんっ、と前後左右に揺れて震えて、見ている市民達の目を大いに楽しませた。
それとは逆に、処刑台の端の方に追いやられ、跪いている2人……イザベラとアリシアは、涙を流し、歯を食いしばってその光景を見ていた。
敬愛するマリーが、『黒の女王』が、衆目の前で痛めつけられ、辱められている様を。
2人の処刑は、マリーの後なのだ。順番待ちの間、マリーが処刑される様を見続けるよう、命令されていた。
目をそらしたり、目をつむることは許されていない。それらの行為を含む反抗的な態度を撮れば、マリーへの責め苦をより過激なものにすると、事前に言われていた。
「あぁ、マリー様……っ」
「どうか、御身をお助けできない私達を、お許しください……!」
―――パァン! パァン! パァン!
「あ、ぐ、がっ……あぁ、ぁああああぁあっ……!」
こらえきれずに悲鳴を上げ……その頬に、涙が伝う。
『最強の魔女』の……普通の女と変わらないような、弱弱しく痛々しい姿に、市民は熱狂してげらげらと笑い、楽しむ。
敬愛する主の無残な姿に、腹心の2人は悔しさと憎さで涙を流す。
今のこれでも、十分に楽しい余興だ、とエリザベートは思ってはいるが……
(ふふふっ、楽しみだねえ……この黒い雌犬は実は、ここから先……さんざん痛めつけてからが、本番なんだからさあ……!)
それからエリザベートは、数秒に一回。一定のペースで鞭を振るった。
お尻や背中、太ももに痛々しい傷が刻まれ……しかし、マリーの持ち前の治癒力によって、数十秒から数分でそれは消えて失せる。
刻んでは消え、刻んでは消え……それが繰り返されて数分。
面白い見せ物ではあるが、だんだんと単調で飽きてくる者も出始めるであろう頃に……異変は起きた。
市民達が、それに気づき始めた。
「お、おい、なんか、あの女の股ぐら……濡れてないか?」
「血、じゃないよな……透明で、どろっとしてるぞ?」
「それって……え、でも、別に触ってもいないわよね?」
ひそひそ話……というには大きな声が、マリーの耳にまで届く。
ついに来た、来てしまった……と、マリーの顔に冷や汗が伝う。
思い起こされる、あの悪夢のような快楽の記憶。
再びあの時のようになってしまうのではないかと、それだけが不安だった。エリザベートなら……間違いなく、それを狙ってくるだろうから。
(違う……大丈夫、あの時のあれは何かの間違いよ! 私は、私はマゾヒストなんかじゃ……)
―――バシィィッ!
「あぐ……ぅぅううんっ!?」
ほんの一瞬、気が緩んでしまった瞬間を……エリザベートは見逃さず、今日一番の強烈な一撃を、マリーのお尻を横断するように打ち付けた。
赤々とした裂傷と火傷、滲み出す血液、いかにも痛々しい傷だが……市民達の目は、そこにはほとんど向いていなかった。
彼ら、彼女らの、視線の先では……マリーの、ひくひくと震える女陰から、とろりと垂れて地面に落ちる、ねっとりとした透明な液体が……
「見間違いじゃないわよね……おまんこからお汁が垂れてるわ」
「触ってもいないのに……え、じゃあもしかして、叩かれて気持ちよくなってたってこと?」
「それに、今の悲鳴……なんか喘ぎ声っぽくなかった? 本当に、鞭で打たれて感じてるの?」
「やだ……変態じゃない!」
―――ずぶっ
「ぅぐっ……」
「ふふっ、皆に見られちゃったねえ……あんたの本性を」
エリザベートは鞭打ちの手を止め、指を2本、ずぶりとマリーの膣口に滑り込ませ、そのままぐちゅぐちゅとかき回す。
そして、指を曲げて、膣の中身をかきだすようにして指を抜きとると……手元で『それ』を少しねちょねちょと弄んでから、市民によく見えるように掲げてみせた。
彼女の手の人差し指と中指、そして親指の間に……ねっとりとした愛液がへばりつき、糸を引いて橋を作っていた。太陽の光にキラキラときらめいて、その存在を主張している。
本当にマリーが、痛めつけられて感じていたということが、衆目の前で証明されてしまった。
嘲笑がより一層大きくなる。汚いものを見るような侮蔑の視線も、同様に。
「ま、マリー、様……?」
「そんな……どうして……」
ステージの端で涙を流していた2人の腹心……イザベラとアリシアも、茫然としていた。
信じられない、信じたくない、そんな思いが表情に現れていて……しかし、周囲から耳に流れ込んでくる下品なヤジや笑い声が、それを許さない。
嫌でも、目の前の現実を見せつけられる。
「違う、違うのよ……お願い、見ないで……」
「何が違うってのさ、このマゾ豚!?」
―――パァン! パァン! パァン!
「あぐっ、ぎっ……いぃあぁあぁン!!」
待っていたとばかりに振るわれる、猛烈な鞭の乱打。
エリザベートの振るう炎の鞭が、熱と血でマリーの背中からお尻を真っ赤にする。
当然ながらマリーは、痛々しい悲鳴を上げて身もだえする……かと思いきや、その中に確実に混じっている、艶めかしい嬌声。
身を震わせているのも、はたして苦痛や衝撃ゆえなのか、それとも……
「ほぉらっ! もっと鳴け! 鳴くんだよこの雌豚! 叩かれて気持ちよくなって、おまんこぐちょ濡れにしてる無様な姿を、帝国臣民の皆さまに見て笑ってもらいな!」
「はぐっ、ひ……んぐえぇへぇっ! やめ、で……苦し……んぉぉおおおっ!?」
叩かれすぎて呼吸もままならなくなってきたのか、苦しそうに声を掠らせ始めるマリー。
しかしその声には……もう疑いようもないくらい、わかりやすい『艶』が乗っていた。
愛液でどろどろに汚れた股間。足元にできた水たまり。
叩くたびに、形のいいお尻がぶるんっ、と揺れて、滴り落ちる愛液がはじけて飛び散っている。
そのまま潮吹きの瞬間も見られて……もはや、それを見ている面々で、マリーが虐げられて悦ぶマゾヒストであることを疑っている者はいなかった。
「エリザベート殿……民達が楽しく見れているようで何よりですが、そろそろ……」
「あら、ごめんなさい司祭様……私としたことが、つい夢中になっちまったよ」
その時、今まで見守っていただけの司祭が前に進み出て、エリザベートを止めた。
エリザベートも、意外にもすんなりということを聞いて、引き下がる。痛みと快楽に震えているマリーから離れ、手元に持っていた炎の鞭も消してしまった。
これでようやく終わりなのか、と安堵しかけたマリーだったが……どうやら、違うようだ。
「よかった。このままあなたが、『彼』の出番を忘れてしまうかと思いました。『魔女裁判』の最後は、きちんと罪人の救済によって締めくくられなければならないのですから」
「そうだね司祭様、悪かったよ。じゃああんた達、『アレ』を連れてきな!」
「「はっ!」」
(……『彼』? 『アレ』?)
エリザベートが誰か、あるいは何かを呼びに行かせた部下達は……すぐに戻ってきた。
ステージ上に上がってきたそれを見て、マリーはぎょっとする。
それは、身長がゆうに2m以上はあろうかという、筋骨隆々の巨漢だった。
腕も足も丸太のように太く、腹筋や胸板は鋼のように頑強であろうことが見ただけでわかる。無駄な脂肪など全くついていないのではないかというほどの、すさまじい肉体。
彫りが深くいかつい顔に、反り上げているのか、毛のない禿げ頭。息遣いは『ふぅぅ……』と荒く、どこか目が虚ろなように見えるのが気味が悪い。
そしてその巨漢は、何も身に着けておらず、全裸だった。
その股間には……その巨躯に見合った大きさのペニスが、上を向いてそびえたっていた。まるで金棒のように雄々しく、たくましく……ぷっくりと赤黒く膨れている亀頭や、浮かび上がっている血管は、どこかグロテスクにも見える。さらにその付け根には、肉袋に包まれた、1つが握りこぶしほどもあろうかという巨大な睾丸が2つ並んでついて、存在感を放っていた。
司祭がその巨漢を前に、何やら言っているが……上手く聞き取れない。
聞き取れたとしても、遠回しで宗教ちっくな文言が多く、意味を理解できたかはわからないが……それらの心配は不要だった。
わざわざ耳元に寄ってきたエリザベートが、親切にも、色々と聞かせて教えてくれたからだ。
「最初に言ってあっただろ? あんた達はこの帝国で、『苗床』になるんだって。今までの鞭打ちで『贖罪』は済んだから……これから初仕事ってことさ。頑張りなよ?」
それを聞いたマリーは、改めてその巨漢の股間にあるモノを見る。見上げる。
どう考えても入りきらないであろう長さに、女性の腕と同じくらいかそれ以上あろうかという太さ。本当にこれが男性器なのかと疑わしくなるほどの、規格外のサイズ。
「あ、あんなの、入るわけが……」
「大丈夫だよ、魔女の体は頑丈なんだから……あんたじゃなくたって、あの大きさのペニスは、今までも何人もの魔女が受け入れて、『種付け』されてきてるんだ。『黒の女王』様の無敵のオマンコならいけるいける」
エリザベートの言葉は、マリーにはとても信じられなかったが……事実である。
目の前の巨漢は、帝国が作り出した『魔法兵士』である。ただし、戦闘用ではなく……今エリザベートがちらっと言っていたような、『種付け』専用の個体である。
次世代に受け継がせるための、健康で強靭な肉体と、豊富な保有魔力を持つ。そして、苗床を孕ませるのに必要な精液を大量に作り出すための、精子生産能力に絞って強化されている。
その代償として、知能レベルは子供以下にまで低下してしまっているが、命令は理解するし反抗することもない。そして、その知能の低さは次世代に遺伝することはないと確認されているため、問題ないとして運用されている。
巨漢は、司祭が何事か喋っている間は動かなかったが、それが終わるとのっしのっしと動き出す。
それを見ていた民達は、先ほどまでのマリーの拷問中に負けず劣らずのボルテージで歓声を上げて盛り上がり始めた。
これから何が始まるか、わかっているのだ。今までも、何度も見てきたから。
「フゥー……フゥー……!!」
唸り声にも聞こえそうな呼気を漏らしながら、巨漢はマリーの後ろへ回る。
『ギロチン拘束』のまま、突き出されている柔らかなお尻は……先ほどまでのエリザベートの責め苦でできた傷は、自然治癒で全て消えてしまっていた。その尻タブを左右からわしづかみにし、大きく広げて膣口を丸見えにする。
入れるべき場所を見つけた種馬兵は、今か今かと出番を待ちわびる巨根に手を添えて、その、明らかにサイズが見合っていない膣の入り口に突き付け、押し付ける。
そして……力任せに押し込んで、一気に奥まで貫いた。
どずんっ、と、
拳で殴られたかのような衝撃が、マリーの膣内の一番奥まで一気に叩き込まれた。
「んおぉぉお゛お゛おほぉおおっ!?」
確実に大きさが足りていなかったはずの入り口は、肉体の限界を超えた大きさにまで押し広げられ……ミシミシと危険な音をたてながらも、切れることなく広がって、見事に種馬兵の巨根を受け止めていた。
魔女の頑丈さあってのものだが……それでもそのあまりの大きさ、叩き込まれたショックの強さゆえに、マリーの意識は一撃で飛びそうだ。
さすがに長さが長さだ、途中まで……半分ほどしかしか入らなかった。下腹部は大きく変形し、挿入されているペニスの形が、外側からでもわかるようだ。
膣内はたちまちペニスでいっぱいになり、余分なスペースは限りなくゼロ。中にあふれかえっていた愛液は残らず押し出されてあふれ出し、足元に飛び散っている。
膣内を入り口から奥まで全て、限界以上に押し広げられる、すさまじい圧痛に襲われているはずだが……今のマリーの体は、それすら快感に変えてしまう。
(こんなっ、こんなのが入ってるのに……どうして、私っ……気持ちいいの……!? 本当に、私……痛いのが、痛いので、喜ぶ……そんな……)
―――どぢゅんっっ!!
「ぉぐ……!」
考える余裕など、与えられない。
挿入し『種付け』の体勢に入った種馬兵は、容赦なくそのまま膣内を突き回す。
膣肉に締め付けられて、動かすことすら難しそうな巨根を、強引に前後に動かす。力任せに、自分が気持ちよくなることだけを考えているようなピストンがマリーを襲う。
―――どちゅ、どちゅ……ぐちゅ、どじゅ……
―――ごつっ、ごりっ……ぼぐっ、どぐっ……
マリーの股間からは、水音と殴打音が混じったような、高くもあり低くもあり、鋭くもあり鈍くもある……独特な音が聞こえ続けている。
膣内の愛液をかき分けかき回しながら、巨根の切っ先が子宮口を殴りつける音だ。
普通の人間の女なら確実に壊れてしまうであろう、激しいどころではない猛烈な責めに、マリーはまともな呼吸すらままならない。
前後に大きく揺さぶられ、拘束されている装置がガタガタと音を立てる。ピストンの衝撃で、装置か板か、どちらかが壊れてしまうのではないかと思うほどに、種馬兵の腰の動きは激しく、力強かった。
振動が伝わり、たわわな胸が前後に大きく揺れる。膣から伝わってくる快感に引っ張られたのか、その乳首はビンビンに硬く、大きくなっていた。
ペニスが突き込まれるたびに、マリーの下腹部……どころではなく、そのさらに上のお腹のあたりまで、大きく膨らんで形が変わる。気のせいでなければ、回を重ねるごとに、だんだん深くまで入っていっている……ように見える。
本当に内臓を押し上げて、あるいは潰してしまっているのではないかと思うほどの変形。
「おっ、おっ……あ、ぉほっ、んごぉ……!」
殴りつけてくるような肉棒の衝撃は、マリーの子宮口を打ちのめし、子宮を揺らし、その先の他の内臓まで届き……体全体をかきまわしているかのようだった。
膣の中から攻撃されて、体の中を滅茶苦茶に蹂躙されているような感覚。
胃も腸も肺も、内臓という内臓に届いて襲ってくる衝撃。
あまりにも暴力的な交尾に、マリーの体はパニックを起こしていた。
未知どころではない、普通に生きていればまず体験することなどありえない、人体にとって想定されていなさすぎる感覚だ。
このまま内臓が滅茶苦茶になってしまうのではないか、死んでしまうのではないかと思うほど。
しかし、そんな中にすら快感が確かに紛れ込み、滲んで溢れて広がって……腹の中全てでそれを堪能するまでに至るマリー。
(私の、お腹の中っ、滅茶苦茶にされてる……! なのに、なんで気持ちいいのよぉ……! 私の体、本当に、へん、たい……)
「おぉおお……んおぉぉおおおほぉおおォんっ!!」
それが、元々そういうものなのか、それとも彼女が被虐趣味であるが故なのかは、わからない。
わからないが……今の彼女は、傍から見ても幸せそうだった。
その表情にもはや『苦痛』はなく、『快楽』だけをわかりやすく顔に表していた。
笑顔、とは少し違う。しかし間違いなく、今の彼女の頭の中には欲望しかない、快楽がそのまま顔に現れてしまっているとしか思えない、雄弁な『アヘ顔』になっていた。
白目をむいて、口を開け、だらしなく舌を出し……口からは『んほおぉっ!』『おぅ、うんっ!』と、野太さすら感じる声が漏れる。
「うっわぁ……さすがにえぐいな」
「でも、気持ちよさそうにしてるわよ?」
「あんなに大きく腹が膨らんで、どう考えても痛いはずなのに……本当に変態だな」
「あれじゃ、
大観衆が向ける視線は、最強の魔女『黒の女王』に対する者ではない。あさましく、みじめで、無様な、ドMの雌豚に向けられる、侮蔑と嘲笑の視線だ。
敵国に連れ去られ、敵国民と部下の目の前で無惨にも凌辱されて、それで喜んでヘラヘラと笑っている、救いようのない女を見る視線だ。
全方向、360度から、老若男女問わず向けてくる冷たい視線の真ん中で……それでもマリーは、幸せそうに笑っている。笑うことしかできないでいる。
笑顔であって笑顔ではない、アへ顔を浮かべて、笑って、笑われている。
そんな彼女に、最後の瞬間が訪れる。
一層激しくなるピストン。
子宮口はとっくの昔に破られて、膣から子宮の奥まで、どずん、ごちゅっ、とペニスが無遠慮に侵入し、行き来している。
「はおっ、はおぉおおっ!? くる……なんか、来る……! 中で、大きく……なっ……」
ペニスが膣内で、より大きく、より硬く、より熱くなったのを感じたマリー。何かが起こる、と直感して、その口から、戸惑いそのままに声が漏れ……しかし、最後まで言うことはできなかった。
次の瞬間、ひときわ強く打ちつけられたと同時に、ぷくっ、と膨らんだペニスの中を通って……大量の精液がマリーの中に一気に吐き出された。
「おおおぉぉぉおぉぉびょぉぉおおぉおおっ!?」
魔法の炎でも燃えることのない、マリーの体。
その体がしかし、焼け落ちてしまうのではないかと思うような……異質で特別な『熱さ』が、マリーの膣内に襲い掛かり……彼女の頭を真っ白にして、絶頂に連れて行った。
改造された金玉から供給され、吐き出された精液は、元から余裕のなかったマリーの膣内を一瞬で満たし、子宮の中であふれかえる。
しかし、肉棒でギチギチに栓がされているせいで外に出ることもできないまま……どんどん膣内に、子宮内に吐き出され……マリーのお腹の方が、大量の精液で膨らんでいく。
「おおぉっ、おおぉおおっ……あー、おー、っおぉぉお―――っ!?」
最早口から意味のある言葉は出てこない。
意味も特にない、うめき声同然の音が、喘ぎ声の代わりに漏れ出てくる。
(お腹、苦しい……破れる……こんなのっ、し、死ぬ……っ!?)
自分が不老不死であることも頭から抜け落ちているのかもしれない。
臨月の妊婦かと思うほどにパンパンに膨らんだ腹部。内臓がほぼ全部と、周囲の骨すら押しのけて、子宮が水風船のようになっていた。
体が内側から本当に滅茶苦茶になりかけているマリー。そこまで至って、ようやく種馬兵の射精は止まった。
まだ肉棒は大きく硬いままだが、満足したのだろうか、大きく息をつくと、種馬兵はそのペニスをゆっくりと抜き取り始める。
子宮ごと持っていかれそうな、強烈に体の中から引っ張られる感触に、またマリーはうめいて吠えるが……構わず種馬兵はそれを引き抜いた。
引き抜いた瞬間、ぢゅぽんっ、と湿った音を響かせて、力強く上を向いたままの肉棒。
マリーからは見えなかったが精液と愛液でテカテカに輝くそれを見て、上がる大歓声。
それと同時に、栓をしていた巨根がなくなったことで、注がれていた大量の精液があふれ出し……どばっと勢いよく噴出して、足元に盛大にこぼれた。
穴自体が巨根で広げられ、出入り口が大きくなっていたこともあり……注がれた精液はそのほとんどが零れ落ちてしまったようだった。
だが、それでも十分に大量の……それも、相当に粘性の高いどろっとした精液が、膣内に、子宮内に残り……べっとりと肉壁一面にへばりついていた。
そしてそのまま、魔女の再生力で閉じていくマリーの膣。まるで精液が接着剤になったかのように、ぴったりと閉じて……中に残った精液を閉じ込めた。
(お腹の中が、熱い……感じる……精液、まだ、いっぱい残ってる……)
汗まみれ、精液まみれ、愛液まみれでどろどろのぐちょぐちょに汚れた下半身をさらし、力が入らずガクガクと震えさせながら……ついに限界を迎えたのか、マリーの意識は遠のいていく。
不死身の彼女でも耐えられないほどの心身の疲弊が、ついに彼女に白旗を上げさせた。
かすんで見えなくなりつつあるマリーの眼前に、先ほど一度引っ込んだ司祭が進み出て来た……ように見えたのが、彼女が最後に見た光景だった。
「贖罪は成った! 新たに帝国に迎え入れられた、罪深き魔女達の未来に祝福あれ!」
司祭がそんな、しらじらじいとしか言えない祝詞を響かせる中……マリーの隣に、エリザベートが進み出て、ギロチン拘束された彼女の顔を覗き込む。
汗と涙と鼻水とよだれにまみれたアクメ顔を見下ろして……うっとりとした笑みを浮かべる。
「あぁ、これがあの『黒の女王』の姿だなんてねぇ……なんて無様、なんて無惨……!! でもぉ……今のあんたの、そのいやらしくて汚い顔の方が、あのすまし顔よりずっと魅力的だよ……♪」
そんな言葉も、もうマリーには届いていない。
そもそも、意識もほぼない。
痛みと屈辱と快楽でいっぱいいっぱいになり、今の射精と絶頂でとうとうパンクしてしまったマリーの思考は、真っ白になっていた。
白目をむいて、口を開けて舌を出して、頼りない呼吸音をひゅーひゅーと響かせていることくらいしか、今の彼女にはできなかった。