「ご馳走様、やっぱカップラーメンでもラーメンは美味しいぜ!」
お昼を食べ終えてそのデジモンは上機嫌に容器を置いて一息吐いた。
「君、ラーメンが好きなんだね」
晴樹がラーメンが好きなのかとそのデジモンに聞いた。
「ああ、俺がこの人間の世界に来て好きになったのがラーメンだったからな!」
「ふうん、人間の料理が好きになったのね」
淑乃がラーメンの容器を片付けながら聞いた。
「ああ、おっと、名前を言うのを忘れてたな。俺はブイモン、ラーメンが大好きなデジモンさ。夢は大きくラーメン店の店主だ!」
ブイモンは名前を名乗って夢を語った。
「へえ、ラーメン店の店主になるんだ」
「そうなんだ、俺はいつか店を開いてデジモン達にラーメンの美味しさを伝えたいんだ。その為にもラーメンについて勉強しないとな」
「そうか、君の夢、叶うといいね」
「応援してくれるのか、ありがとうな!」
ブイモンの夢を応援していると、晴樹と淑乃のスマホが反応した。
「淑乃、これは・・・!」
「ええ、近くに高エネルギーの反応があるわ!」
「玉田先輩の技術力は流石だね。淑乃、現場に行こう!」
「ええ!」
晴樹と淑乃は現場に向かおうとした。
「ちょっと待った、俺も連れてってくれよ!」
その時、ブイモンが自分も付いていくと言った。
「君も行くのかい?」
「ああ、飯を恵んでくれた恩だ、俺も手伝うぜ!」
「それはありがたいよ、淑乃もいいかな?」
「まあ、足手まといにならなければいいわ」
「ありがとな、じゃあ行こうぜ!」
ブイモンが付いていってくれる事になり、晴樹達はその現場へと向かっていった。
「・・・・・・」
高エネルギーが反応された現場ではメラモンと言うデジモンが立っていた。
「この世界は俺達デジモンにとって苦しい世界だ・・・。ならば、この世界を灰にするしか・・・!」
メラモンがエネルギーを放出して炎を出そうとしていた。
「待て、何をしようとしているんだ!」
そこへ晴樹達が止めに入った。
「何だ、お前達は!」
「街を焦土にしていたのは君だったんだね」
「どうしてこの世界を燃やそうとするのよ?」
晴樹と淑乃が何故世界を燃やそうとするのかをメラモンに聞いた。
「うるさい、お前達人間に言った所で、俺の気持ちが分かるはずがない!」
「晴樹、話し合いは無理みたいね」
「ここは戦うしかないのか・・・」
「邪魔をするなら、お前達から灰にするまでだ!」
メラモンが戦闘態勢に入った。
「ユキアグモン、行くよ!」
「ピコデビモン、頼むわよ!」
晴樹と淑乃がユキアグモンとピコデビモンを出した。
「俺達がお前を止める!」
「この世界を壊しはしませんよ!」
「俺も手伝うぜ!」
ブイモンも加勢してメラモンに立ち向かった。
「邪魔をするなら容赦しない!」
メラモンが炎の拳を振るって攻撃して来た。
「かわすぞ!」
ユキアグモン達は素早く動いてメラモンの攻撃をかわしていった。
「リトルブリザード!」
ユキアグモンが必殺技を飛ばして攻撃した。
「ふん、効くか!」
メラモンが拳を振るって必殺技を消してしまった。
「ピコダーツ!」
ピコデビモンが必殺技を飛ばしたが、メラモンは素早く動いてこれをかわした。
「ブイモンヘッド!」
ブイモンが頭突きをしてメラモンを攻撃した。
「あっち~、燃えてる体してるな!」
ブイモンは頭を抱えて熱がっていた。
「成長期デジモンが俺のような成熟期デジモンに勝てるか!」
「強いな、晴樹、進化だ!」
「ああ、ユキアグモン!」
ユキアグモンとピコデビモンは進化してヒョーガモンとアイスデビモンに進化した。
「氷丸投げ!」
「フロストクロー!」
ヒョーガモンとアイスデビモンが必殺技を飛ばして来た。
「無駄だ!」
メラモンは拳を振るってヒョーガモンの飛ばした氷丸を弾いて、アイスデビモンの攻撃をかわした。
「炎の体をした俺に氷系の技が効くか!」
メラモンが必殺技、バーニングフィストを飛ばして攻撃して来た。
「うわあ!」
「く!」
メラモンの必殺技を受けてヒョーガモンとアイスデビモンは地面に叩き付けられた。