「あれ、空が曇ってきてないか?」
ブイモンが天気が変わっている事に気付いた。
「おかしいな、今日の天気は晴れだったはず・・・」
空は太陽を覆うほどの曇り空になり、雷の鳴る音が鳴っていた。
「何だか雷が落ちてきそうだね」
パタモンが言うと、空から雷が落ちてきた。
「本当に落ちてきた!」
ブイモンが驚いていると、空からいくつもの雷が落ちてきた。雷は激しくなって地面に落ちていった。
「これは・・・・!」
晴樹が勘づくと、スマホが鳴り出した。
「晴樹?」
「淑乃、高エネルギーの反応がある」
「もしかして、デジモンの仕業・・・?」
晴樹達がデジモンの仕業ではと思った時だった。
「ヒャッハー!」
「この空は俺達の物だぜ!」
上空から無数の鳥型デジモンが降下して来た。
「サンダーバーモンだ!」
ブイモンがそのデジモンがサンダーバーモンだと気付いた。サンダーバーモン達は晴樹達の前に下りてきて淑乃に声をかけた。
「お嬢さん、俺達と一緒に空のツーリングでもしないか?」
「そんな野郎達といるより楽しいよ!」
チャラい感じのサンダーバーモン達は淑乃を誘っていた。
「はあ?近寄らないでほしいんですけど?」
淑乃は嫌悪感に満ちた目で拒絶した。
「ヒュー、冷たいね、そこが堪んねえ!」
「是が非でも俺達とデートしてもらうぜ!」
「待った、君達かい、この空を曇りにしたのは?」
晴樹が淑乃を守るように前に出ると、サンダーバーモン達に聞いた。
「そうよ、俺達が曇り空にしたんだぜ」
「雷が沢山落ちて刺激的だぜ。この空は今日から俺達の物さ!」
「それは困るよ、この世界にはこの世界のルールがあるんだ。それを破るのは許さない!」
「何だ、人間の分際でカッコつけた事いいやがって!」
「こいつに俺達の礼儀を教えてやろうか!」
サンダーバーモン達が必殺技を飛ばして来た。
「晴樹、危ない!」
淑乃が危ないと叫んだ時だった。
「とお!」
そこへ一体のデジモンが現れてサンダーバーモンの攻撃から晴樹を守った。
「サンダーバーモン、この世界の秩序を乱すのは、この私が許さないぞ!鉄拳制裁!」
そのデジモンは必殺技を振るってサンダーバーモン達を攻撃した。
「うわああ、こいつ強いぞ!」
「逃げろ、親分の所へ逃げるんだ!」
サンダーバーモン達は一目散に逃げていった。
「大丈夫かね、晴樹君!」
「はい、ガンクゥモンさん」
「知ってるの、そのデジモンを?」
「ああ、淑乃、彼とは何度か会っているんだ」
「さて、晴樹君、デジモン達、今、この世界が大変な事になっている」
ガンクゥモンがこの世界の状況を説明した。
「サンダーバーモン達が空を雷鳴響く空に変えてしまった。何としても彼等を止めなければ、君達も手伝ってくれるかね?」
「はい、任せて下さい」
「ええ、晴樹、私達の結束を見せてあげましょう」
晴樹と淑乃はやる気を出してサンダーバーモンの討伐に力を貸すと言った。
「そう言ってくれて助かるぞ!では私は親玉を探しに行く。君達も遅れるなよ!」
「あ、ガンクゥモンさん!」
ガンクゥモンは一足先に向かっていった。
「はあ、強引な所があるわね」
「まあ、でも悪い人じゃないから。じゃあ淑乃、行こうか」
「ええ、そうね」
「俺達も手伝うよ」
「一緒に街の人達を守ろう」
「俺も力を貸そう」
ブイモン、パタモン、メラモンも力を貸してくれる事になった。
「ありがとう、一緒に行こう!」
晴樹達は走り出してサンダーバーモンを止めにいった。
「ヒャッハー、親分の下には行かせないぜ!」
「俺達の空を渡してたまるかよ!」
道を歩いていくと、サンダーバーモン達が立ち塞がった。
「邪魔をする気だね。ユキアグモン!」
「ピコデビモン、進化よ!」
「任せろ、晴樹!」
「お任せ下さい!」
ユキアグモンとピコデビモンはヒョーガモンとアイスデビモンに進化した。
「俺達も続くぜ、ブイモン、アーマー進化、ライドラモン!」
「パタモン、進化、エンジェモン!」
ブイモンとパタモンも進化してライドラモンとエンジェモンに進化した。
「さあ、行くよ!」
晴樹の掛け声に合わせてヒョーガモン達はサンダーバーモンの群れに向かっていった。