ニュータウンに夜がやって来た。夜の道路を不良達が車を走らせていた。
「ひゃっほー、夜はこれからだぜ!」
「楽しもうぜ、兄貴!」
不良達が車に乗って走らせていた。その時だった。
「わわ、何だあ?!」
目の前に大きなオオカミが立ちはだかった。
「何だてめえは!」
「ちょいとお兄さん達、ここから先を通りたいなら、通行料金を払ってもらおうか?」
「何だあ、ふざけやがって!」
「てめえにやる金なんてねえよ!」
「そうか、払えないなら、実力行使させてもらうぜ・・・!」
そう言うとオオカミのデジモンは口から炎を吐いた。
「フォックスファイヤー!」
「うわああああ!!!」
翌日・・・。
「関所を作っているデジモンがいる?」
「ああ、そうなんだ」
晴樹がサークルに来ると慧斗が今起こっている問題についてを話した。
「ニュータウンで道路に勝手に関所を作って人々から金を巻き上げているデジモン達が増えてきているんだ」
「それは問題ね」
「そうだね」
淑乃と晴樹は事件が起きているのだと頷いた。
「君達にはそのデジモンの討伐を任せたい。もちろん、俺も戦うつもりだよ」
「先輩、俺達も力を貸します」
「ありがとう、黒川君。それで、実は君達に助っ人を呼んでいるんだ」
「助っ人、ですか?」
「私達だけでも問題ない気がするけど」
「いや、今回は彼にも協力を仰ぐつもりなんだ。君達と合流する事を伝えているから、よろしくね」
「分かりました、先輩」
「どんな人なのかしらね・・・・?」
慧斗と晴樹は誰なのか予想は付いていたが、淑乃だけは誰なのか首をかしげていた。
そして晴樹と淑乃は合流する場所でその助っ人に会った。
「どうも黒川さん、お久しぶりです。夏八木カズマっす!慧斗さんに言われて助っ人に来ましたっすよ!」
その助っ人、カズマは元気のいい大きな声で晴樹達に挨拶した。
「あ、ああ、ありがとう、夏八木君、君の助けを得られて嬉しいよ・・・」
カズマの大きな声に晴樹は押され気味になっていた。
「はあ、何だか暑苦しそうね・・・」
カズマの熱い性格に淑乃は冷めたように溜息を吐いていた。
「今回は問題を起こしているデジモンがいるっすよね。俺達で事件を解決するっす!」
「ああ、力を貸してもらうよ、夏八木君!」
「もちろんっす、黒川さん、俺も全力で頑張ります。そうだろう、ベアモン!」
「うん、僕も頑張るぞー!」
カズマのパートナーであるベアモンもやる気を出していた。
「所で、黒川さん、そちらの方は?」
淑乃とは初対面だったのかカズマが晴樹に淑乃の事を聞いた。
「ああ、彼女は淑乃、僕と一緒に住んでいるんだ」
「じゃあ、恋人さんって事っすね!いやあ、黒川さんにも好きな人が、守る人が出来たんすね!」
彼女が出来た事をカズマが祝福していた。
「ええ、そうね・・・晴樹とは恋人よ。けど、守られているだけじゃないの。私も晴樹と一緒に戦うわ」
「一緒に戦う者同士なんすね。いいですね、その関係!」
「ありがとう、夏八木君。さて、早速、問題を起こしているデジモンを探しに行こう」
「そうっすね、早急な事件の解決っす!」
晴樹達は道を歩いて事件を解決するべく動き出した。
「ねーねー、これからどこに行くの?」
ベアモンが無邪気に聞いた。
「何って、関所を勝手に作って金を巻き上げているデジモンを討伐するんだよ」
晴樹がベアモンに目的を話した。
「それって問題なの?」
「ああ、この世界のルールを無視して勝手な事をしているからね。止めないといけないんだ」
「そうなんだ」
「分かっているのかしら、このデジモン・・・」
ベアモンの能天気さに淑乃は呆れた顔をしていた。そうして歩いていると、
「お若いの、ちょっといいか?」
道路の真ん中に立っているガルルモンに遭遇した。
「ここを通りたかったら通行税を払ってもらおうか?それもドルでな」
「君かい、勝手に関所を作っているデジモンは?」
晴樹がガルルモンに関所を作っているのかを聞いた。