晴樹達が大学の広場に来ると、半分機械の漆黒のデジモンが待っていた。
「来たか・・・」
晴樹達が来るのを確認するとブラックメガログラウモンは彼等と目線を合わせた。
「君は、あの時のブラックグラウモンだね?」
「ああ、そうだ、今は完全体に進化している」
「で、私達を誘った目的は何?」
淑乃が聞くとブラックメガログラウモンは言った。
「無論、お前達と決着を付ける事だ。お前達は俺が認めた好敵手だからな。お前達を倒さなければスパイラルを倒した英雄には挑めない。今度こそお前達を倒して、英雄を倒す!」
「はあ、面倒ね、まだ懲りてないなんて・・・」
「淑乃、ここは受けてあげよう。俺達の絆の力を見せればきっと勝てるよ」
「そうね、私達の絆、見せてあげましょう」
「ほう、挑む覚悟は出来ているようだな?」
「ああ、君の勝負、受けてあげるよ」
「ふ、そうでなくてはな・・・では、始めるぞ!」
ブラックメガログラウモンが戦闘体勢に入った。
「ユキアグモン、行くよ!」
「ピコデビモン!」
晴樹と淑乃がユキアグモンとピコデビモンを前に出した。
「行くぜ!」
「お任せ下さい!」
ユキアグモンとピコデビモンはヒョーガモンとアイスデビモンに進化してブラックメガログラウモンに向かっていった。
「行くぞ、我が好敵手達よ!」
ブラックメガログラウモンは両腕の爪を振るって攻撃して来た。
「ダブルエッジ!」
「おっと!」
「させませんよ!」
ヒョーガモンとアイスデビモンは攻撃をかわして反撃を窺った。
「氷丸投げ!」
ヒョーガモンが必殺技を飛ばしたが、ブラックメガログラウモンはエッジを振るって砕いてしまった。
「フロストクロー!」
アイスデビモンが必殺技を振るったが、これもエッジでガードされてしまった。
「甘い、甘いぞ、アトミックブラスター!」
ブラックメガログラウモンが必殺技を飛ばしてヒョーガモンとアイスデビモンを攻撃した。
「うわ!」
「く!」
攻撃を受けた二体は吹っ飛ばされて、地面に叩き付けられた。
「前よりも強くなってるな・・・!」
ヒョーガモンが強くなっている事を言うとブラックメガログラウモンは語り出した。
「当然だ、お前達に負けた悔しさをばねにして鍛えに鍛えて来たのだからな!」
「晴樹、このままじゃ負けるわ・・・」
「大丈夫だよ、淑乃。俺達の絆の力を見せれば、きっと勝てる!」
「ふふ、そうね、アイスデビモン、進化よ!」
淑乃が言うとアイスデビモンは頷いた。
「ええ、我が主、お任せください!」
「ヒョーガモン、出来るね!」
「ああ、もちろんだ、行くぞ!」
ヒョーガモンとアイスデビモンは進化して姿を変えた。
「ヒョーガモン進化、ギガドラモン!」
「アイスデビモン進化、マリンデビモン!」
ヒョーガモンとアイスデビモンは完全体へと進化を遂げた。
「流石よ、マリンデビモン!」
「ギガドラモン、反撃開始だ!」
淑乃と晴樹が反撃の指示を出した。
「ああ、任せろ!」
「行きますよ!」
ギガドラモンとマリンデビモンがブラックメガログラウモンに向かっていった。
「何、進化するとは。だが、俺に勝てまい!アトミックブラスター!」
ブラックメガログラウモンが必殺技を飛ばして来ると、マリンデビモンはガードして防いだ。そしてギガドラモンが上空に上がって攻撃した。
「ギルティクロー!」
ギガドラモンが必殺技を飛ばして攻撃した。
「く、やるな!」
「ギルティブラック!」
マリンデビモンが必殺技を振るって攻撃してブラックメガログラウモンを怯ませた。
「ジェノサイドギア!」
ギガドラモンが必殺技を振るって攻撃してブラックメガログラウモンを見事に倒した。
「やったわ!」
「ああ!」
淑乃と晴樹がハイタッチして勝利を喜んだ。
「く、強い、何がお前達をここまで強くしたのだ・・・!」
起き上がったブラックメガログラウモンが何故強いのかを聞いた。
「それは、淑乃や皆との絆の力だよ」
「絆・・・?」
「淑乃を守りたい、そして守るだけじゃなく一緒に戦っていく、仲間と一緒になって・・・そうして築いて来た絆が俺達を強くしてくれたんだ」
「俺と晴樹、淑乃や皆、支え合って強くなるんだ!」
ギガドラモンが支え合って強くなって来た事を伝えた。
「絆か、支え合いか・・・・。俺にはそんなものはない」
「でも君も大切な物を持てば、きっと・・・」
「俺はこれからも変わらぬ、ただお前達を倒すのみ。更に精進を重ねなければな・・・。俺は必ずお前達を倒す、それまで腕を磨いておくのだな・・・」
ブラックメガログラウモンはそう言って大学から去っていった。
「やれやれ、何も学ばないのかしら?」
「大丈夫、きっと分かってくれるよ。彼もきっと大切な物を見つけるはずだ」
晴樹達は見送ると、公園に行って疲れを癒すのだった