「エアショット!」
パタモンが空気弾を無数に飛ばして来た。ユキアグモンとピコデビモンはこれをかわしていきながら前に進んでいった。
「リトルブリザード!」
ユキアグモンが必殺技を飛ばしたがパタモンはかわして必殺技を飛ばして来た。
「させませんよ!」
ピコデビモンは素早く動いてこれをかわしていき、必殺技を飛ばした。しかしパタモンはかわして必殺技を飛ばして来た。
「おっと!」
ユキアグモンはパタモンの必殺技をかわして必殺技を放った。必殺技はパタモンに命中してダメージを受けた。
「ピコダーツ!」
ピコデビモンは必殺技を飛ばして攻撃してパタモンを攻撃した。パタモンは地面に落ちて落下した。
「やったわね」
淑乃は勝ったと思ったがパタモンは起き上がった。
「今のは無しだよ、もう一回!」
パタモンがもう一回勝負をしろとねだって来た。
「はあ、もう一回やったでしょう、いい加減負けを認めなさいよ・・・」
淑乃は溜息を吐いて疲れた顔をして言った。
「淑乃、もう一回付き合ってあげよう。それでダメなら考えよう」
「しょうがないわね、これで最後よ・・・」
パタモンとの再戦が始まった。パタモンがユキアグモン達に向かっていった。
そして数分後・・・。
「俺達の勝ちだ!」
「やれやれ、疲れましたよ・・・」
結果はユキアグモンとピコデビモンの勝利だった。ユキアグモン達も三回も勝負して疲労感が溜まっていた。
「流石にこれで懲りたでしょ・・・」
淑乃も相手もこれで満足しただろうと思った。
「わ~~~ん、勝てないよーーーー!もう一回!」
パタモンは駄々をこねてもう一回勝負してほしいとねだって来た。
「もう我慢も限界だわ・・・・何でこんなガキのわがままに付き合ってあげなきゃいけないのよ・・・!」
淑乃は握り拳を作って震わせて怒りを露にしていた。
「淑乃、落ち着いて」
晴樹が淑乃を宥めて落ち着くように言った。
「落ち着けるわけないでしょう。こんな駄々っ子のわがままに振り回されて、もう怒りが収まりそうにないわ」
「でも、相手は成長期デジモンだよ。子供だからゆとりを持たなきゃ」
淑乃を宥めてパタモンに言った。
「君、凄い元気だね。そんなに力が有り余っているなら別の事に使わない?」
「え、それってなあに?」
興味津々な顔をするパタモンに晴樹は微笑んでいた。
「ここは?」
パタモンを連れて晴樹はあるカフェに来ていた。淑乃にとっては始めて来る場所だった。
「淑乃、ここはトラッフル、玉田先輩も通っているカフェなんだ」
「カフェなのね。ここへパタモンを連れて来たのは何故?」
「今に分かるよ」
晴樹は淑乃達と一緒にカフェに入った。
「いらっしゃい。あら晴樹君、彼女さんを連れてるの?」
店ではマスターである女性が笑顔で晴樹を歓迎した。
「晴樹、この人は?」
「淑乃、この人は月守千尋さん、トラッフルのマスターをやっているんだ」
「ほう、晴樹、遂にお主も彼女が出来たのか?」
すると茶色の可愛らしいデジモンが出てきた。
「カフェにデジモンがいるの?」
「ああ、この子はロップモン、千尋さんの所で働いているんだ」
「へえ、こんな小さいのに働いているのね」
淑乃はしゃがんでロップモンの頭を撫でた。
「そうとも、わっしは千尋の下で副店長として働いているのじゃ」
淑乃に撫でられてロップモンは胸を張る仕草をした。
「晴樹君、今日は何の用かしら?」
「千尋さん、頼みがあるんです」
そう言うと晴樹は千尋にパタモンを紹介した。
「あら、可愛らしい子ね、デジモンかしら」
「はい、千尋さん、この子を働かせてもらえないでしょうか?」
「うちの店員として?」
「そうです、とても元気のある子ですから、きっと役に立つと思います」
「僕、パタモンだよ、僕、頑張って働くからここにいさせて!」
「そうね、丁度猫の手も借りたかったし、いいわよ」
千尋は承諾してパタモンを店員に迎え入れた。
「ありがとうございます、千尋さん」
「どう致しまして、これからよろしく頼むわね」
「わっしは副店長じゃからな。わっしと千尋の言う事をちゃんと聞くのじゃぞ」
「はーい、頑張ります!」
パタモンは元気よく答えた。
「晴樹、これで事件解決ね」
「ああ、玉田先輩に報告しないとね」
無事に事件を解決して晴樹と淑乃は慧斗に公園での事件を解決した事を伝えるのだった。