※この作品はR-18です。

スーパーロボット大戦OG淫呪伝~逆襲のテンザン~   作:真田クロ:B=Lack

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第8話『呪いの闇に沈む少女・プレシア』◎

 正魔装機ディアブロの操者である『プレシア・ゼノサキス』は、幼さが大分残る見目麗しい超一級の美少女だ。

 かつて邪神を討ちこの地下世界ラ・ギアスを救った剣神ランドール・ゼノサキスの末裔であり、ゆくゆくは戦乙女に例えられる程の英雄になってもおかしくない彼女であったが、今は一人、家出の最中であった。

 

「もう、お兄ちゃんったら! あたしだってディアブロでしっかり戦えるのに、半人前扱いして!」

 

 その原因は、彼女が慕う義理の兄にして『魔装機神』サイバスターの操者である『マサキ・アンドー』が、操者の使命として度重なる戦乱で疲弊したラ・ギアスの治安回復のための活動を開始した折、プレシアが申し出た協力を断ったからだ。

 

「そりゃ、地上に出た時はルイーナに捕まったりして、お兄ちゃんにも迷惑かけちゃったけどさ……だからってこの大変な時に、あたしじゃ足手まといだ、なんて……何よ! 自分だって方向音痴で、時々とんでもないドジしちゃうくせに!!」

 

 実際プレシアは操者としてまだ若すぎると言って過言ではないし、更に見た目は年齢以上に幼いため、保護者役であるマサキが過保護気味になってしまうのも仕方ないのかもしれない。しかしディアブロの契約精霊である森の精霊ティアノスにしっかりと認められ、正式に正魔装機操者となったプレシアに対して、心配からくる言葉であっても「とにかくダメ」の一点張りでは、彼女がマサキに対して怒り心頭になってしまうのもまた、無理のない事だろう。

 売り言葉に買い言葉で「お兄ちゃんのバカァーーーーッ!!」と言い残し、マサキたち魔装機神隊の元からディアブロで飛び出してしまったプレシアだが、ひとまずは兄から離れる事だけ考え当てもなく各地をフラフラしていた。

 

「あれ……? なんだろう、この反応? 地上の機体っぽいけど……なんでか凄い、気になっちゃう。地上から召喚されたのかもだし、ともかく行ってみよう!」

 

 そうして何となく移動していた時に、どこかどうしようもなく惹きつけられる予感と共に見つけたのが、転生・再誕したテンザンの反応であったのだ。

 ラ・ギアスの三大国のうちの一国、バゴニアの国境付近である森林地帯にて、彼女の運命を捻じ曲げる最初の……そして最大の悪夢が、始まろうとしていた。

 

 

 

「お、思わずレールガン撃っちゃったけど、この反応……この感じ! やっぱり気持ち悪い……ッ! この人、あたしを、狙ってる……!?」

 

 そして場面は前話終盤へと合流する。

 プレシアは発見した地上の機体……黄色と黒のヘビーバレリオン改めカースドバレリオンから発せられた超強力な呪いの波動への拒絶反応で、とっさに砲撃を行ってしまっていた。秩序の番人たる正魔装機操者としては失態と言える対応だったが、可憐な金髪の美少女操者はコックピットで身震いしつつも、今回はこれで正解なのだと確信していた。何しろ相対していたバレリオンは突然の砲撃におびえるそぶりも見せず、より凶悪なオーラを発して彼女に向ってきたのだから。

 

「あの機体、ありえない程強い呪いに冒されてるのに、平然としてて……ヴォルクルスに乗っ取られてるの!? わかんないけど、このまま放って逃げちゃうのは、危険すぎる……よね!」

 

 迫ってくる機体の危険性をひしひしと感じ、プレシアは気持ち悪くなる中でも対峙する意志の強さを見せる。それは正魔装機操者として、そしてランドールの末裔としての矜持であり……マサキと喧嘩して家出した手前、逃げ帰って泣きつくような無様な真似は出来ないという、幼い反骨心でもあった。

 もしプレシアがもう少し経験豊富で周囲を冷静に観察し、この付近一帯に何故か隠形結界が張られてしまっている事に気付く事が出来たなら。もしくは幼さに任せて怖気づき、一心不乱に逃げ出していれば、運命は変わったかもしれない。

 だが、逃げずに対決すると決めた時点で、可憐で最強な正義の美少女剣聖となるはずであった彼女の未来は、全くの真逆のモノへと切り替わってしまっていた。

 

 戦うと決めたからこそ次は明確に、コックピットへの直撃を避けつつバレリオンの動きを止めるために、砲身頭のAM(アーマード・モジュール)に対し肩部2連装リニアレールガンを撃ち込み始めたプレシアであったが……

 

 ドゴォーーーーーンッ!!

 

「ホ! まぁまぁ良い位置取りに、偏差射撃の精度も悪くねぇ……砲戦機体の戦い方の基本は十分、って感じだな! このディアブロってのも中々俺好みの機体で、評価アップだがぁ……それじゃそこそこ止まりだっての!!」

 

「うぅっ、当たらない……!! 鈍そうな機体で、実際機動力は大したことないのに……なんで!?」

 

 見た目通り鈍重なカースドバレリオンはテスラドライブ搭載機故に飛行も可能だが、空中では特に動きが鈍くなるためテンザンはバッタのように頻繁にジャンプしながら、プレシアの砲撃を巧みにかわし続けていた。

 

「さぁてそろそろ、俺様が本当の砲戦って奴を見せてやるとするかぁ! デモ画面はこれで終了! そいじゃラウンドワン! レディ、ゴォーだっての!」

 

 プレシアにとって不幸な事に、ディアブロとバレリオンはほぼ同コンセプトの中遠距離用砲撃戦機体であり、こと砲戦においてはテンザンが最も得意とする戦術なのである。機体性能は多少ディアブロに軍配が上がるものの、同系統機体同士の勝負では埋めようもない技量の差が、はっきりと結果として出てしまうのだ。

 それを示すように、テンザンのカースドバレリオンは迫る砲撃をかわしつつ、上空から的確に有効弾をプレシアの機体に命中させていく。

 

 ドガァアアアアンッ!!

 

「うぁあああっ!!」

 

 テンザン機が攻勢に出た直後から面白いようにバレリオンの砲撃がディアブロに当たり、プレシアは防戦一方になってしまった。彼女もここ数カ月の間、過酷な戦場を戦い抜いた優秀なパイロットであり、並の相手ならば苦戦する事も無い実力の持ち主だ。しかし、並ではない強敵に一人で立ち向かうには、少女すぎるプレシアは経験も技術も未だ発展途上なのである。

 

「あぅうっ! シールド低下率、30%……!! こっちの弾は当たらないのに、なんであっちばっかり!! そ、それに……うぅうッ! 気持ち悪いの……強くなって……」

 

「ひゃひゃひゃひゃ! やっぱ筋は悪くないが、まだまだだなぁ~~~! こんなに弱くっちゃ、俺様の右腕にするには少し物足りないが……そこは育成ゲームとして楽しませてもらえばいいだけか! って事でトドメぇ……!!」

 

「ま、またくるっ! このままじゃ負けちゃう……なら!!」

 

 カースドバレリオンがトドメとばかりに頭部の2連装砲、ツインヘッド・レールガンの照準を自機に合わせたのを感じ取り、プレシアはこれまでの左右への回避行動ではなく、そこに活路があるとのひらめきを信じ、全力で前方へと神速の踏み込みを行った。

 

「なぁッ!?」

 

 これまでにないディアブロの動きに、偏差で直撃させるつもりであった上部のビッグヘッド・レールガンの砲撃が相手をかすめるだけに留まり、テンザンはプレシアの接近を許してしまう。

 

(こ、これは! 知ってるぞ……コイツら、リュウセイの仲間たちはアイツも含めて、土壇場で急にありえねぇ動きでこっちの攻撃をかわしたり、逆に当ててきやがるのを!)

 

 強靭な精神の発露。それにより限界を超えた能力を発揮できる者が確かにいる事を、テンザンは既に知っていた。

 

「やぁああああああああっ!!」

 

 ディアブロの腕部にマウントしてある『プラズマソード』を抜き放ち、神速の踏み込みから上空のバレリオンへと飛翔しつつ、居合のような斬撃を放つプレシア。その流麗な動作は彼女の父である『剣皇』ゼオルート・ザン・ゼノサキスの生き写しのようであり、プレシアもまた剣士として超一流の才能を持つとわかる、必中の一撃であった。

 が、しかし。

 

「ぬぅううううううんっ!!」

 

 ガキィイイイイイイイイイインッ!!

 

 剣聖ヒロイン渾身の必中斬撃に対し、テンザンは巨大な頭部の砲身を横なぎに振るい、切り結ぶようにしてインパクトの瞬間をずらしダメージを最小限に抑えていた。結果、先程撃ち終わった上部の砲身は大破し爆炎を上げて機体からパージされるが、下の砲身とバレリオン自体は健在であり……

 

「そ、そんなっ!」

 

「必中でも来るとわかってりゃ、何とでもなるっての! おらぁ、改めてコイツでトドメだってのッ!!」

 

 ズギュゥ~~~~~~~ンッ!!

 

「きゃぁあああああああっ!!」

 

 至近距離からビッグヘッド・レールガンの砲撃を受け、力を失い地面へと落下していくプレシアとディアブロ。しかしディアブロの装甲に新たな傷は付いておらず、爆発も起こっていない。つまり、邪悪な呪いに満ちたバレリオンから発射されたのは、実体を持つ弾丸ではなく、圧縮した呪い……淫呪の弾丸であった。

 

「ふぁああああっ♥♥ な、何、これぇ……あぁんっ♥ さっきまで気持ち悪かったのに、身体、ポカポカして……気持ち、イイ……っ♥」

 

 ディアブロの出力が低下し、プレシア自身も体に力が入らなくなったための戦闘不能であったため、彼女自身も当然無傷である。しかし慣れ親しんだディアブロのコックピットは今、禍々しい呪いのオーラで満たされており、そんな状況で呪いに反応しやすいプレシアが無事であるはずはないのだが……彼女は何故か、不可解な心地良さに包まれてしまっていた。

 

(撃ち込まれたの、呪いの塊だった!? コックピットが禍々しさでいっぱい……なのにっ♥ 全然、嫌な感じがしないっ♥ こんなの、おかしいのに……っ)

 

 コックピットを満たす謎の呪いはプレシアの華奢な四肢にも絡みついており、彼女自身も冒しているのは間違いない。事実、自分の中に何かが入って来る感触を彼女も感じているのだが、何故か『ソレ』が入ってくるほどに『満たされる』心地良さが広がってしまうのだ。

 

『よぉ~、初めましてプレシアちゃん。どうだぁ? 俺様特製の淫呪弾の味は……ヒヒ、イイ感じみたいだなぁ~』

 

「ふぁっ♥ あ、アナタは……」

 

 ディアブロのコックピット内、全天周囲モニターに突然ウィンドウが開き、黒髪で濃い顔の男……テンザンの顔が表示され、カースドバレリオンとの通信が繋がった。

 対決していた謎の機体の男は、その禍々しい呪いを身に纏っているに相応しい粗野な凶相と、ネッチョリとしたギラつく目つきの持ち主であった。太めの体格も相まって、控えめに言って多くの人には好まれない容姿であろう。ほのかに恋心を抱く義兄、マサキのような爽やかなイケメン熱血漢が好みであるプレシアにとっても、テンザンは馴れ馴れしい物言いといい、不快感を与えるモノでしかないハズなのだが。

 

(あれ……思ってたより、全然素敵そうな人だ……♥ ガッシリしてて、声も低くて、頼りになりそうな感じで……♥)

「って、そ、それより、アナタは一体何なんです!? あたしにこんな事して! それに、この呪いは……!」

 

 プレシアはテンザンに対し全く悪感情を抱かなかった所か、これまでにない性的な魅力を、彼に見出してしまっていた。それは強いオスに惹かれるメスの本能であり、その想いに共鳴するように邪悪で淫らな刻印がうっすらと下腹部に浮かび上がっている事に、彼女自身は未だ気付いていない。

 

『おいおい、いきなりぶしつけなメスガキだなぁ~ そもそもいきなり撃ってきたのは、お前の方だっての!』

 

「あぅ、それはそう、だけどぉ……う、うん、それはごめんなさいッ! だけど、その、アナタの機体……まるで邪神ヴォルクルスの怨念みたいな、危険なオーラを纏ってたから……それに多分、アナタ自身も……ッ」

 

『ホ! 素直に謝るとは、なかなかいい子じゃないか。まぁそういう反応になるのは織り込み済みだったし、気に入ったから許してやる!

 ついでに自己紹介と行くかぁ~ 俺様はテンザン、テンザン・ナカジマだっての! プレシアから見たらいわゆる『地上人』って奴だが、それよりも……これからお前の主になる男、って事の方が遥かに重要だろうな!』

 

「へ? あたしの、あるじ……? いきなり、そんな事言われても……あ、あたし、わかんないです! この呪いの事だって、まだ何も説明してくれてないし……ッ」

 

『じゃあ分かりやすく言ってやろう。プレシア、俺はこれからお前を支配し、俺様のメス奴隷へ変えてやるつもりなんだ。今お前を侵食している呪いも『淫呪』と言って、その為のチカラなんだっての』

 

「あたしを、奴隷に変える……? そ、そんなの、だめ……んんんっ♥♥」

 

『なぁに、素直なお前ならすぐに受け入れられるっての! 俺としても早くお前が欲しくって仕方ねぇから、早速そっちのコックピットへ迎えに行ってやるぞぉ~』

 

 プツンッ

 

「あっ、あぁ……そんな、あの人は本当に、あたしを……? あたしの事が、欲しいって……くふぅっ♥♥ お、おかしいのに! なんであたし、ドキドキして……っ」

 

 『男の人のモノにされる』と言うのが女性に対して旧世代的な考えであり、何より『人を奴隷にする』なんて許されない事だと、プレシアも理性ではわかっている。しかし今、急速に目覚め始めた、呪いにより歪められつつあるメスの本能が、初めて会ったはずのテンザンを運命の人の如く魅力的に感じさせてしまっているのだ。

 ディアブロの全天周囲モニターには黄色と黒のバレリオンがズシンズシンと歩いてくる姿が映し出されているが、プレシアはテンザンが接近してくることに対し拒絶ではなく期待すら湧き上がってくるという自身の変調に、戸惑い続けるしか出来なかった。

 

 

 

「ホ! 間近で見るとディスプレイ越し以上にちっちぇし、可愛いじゃねぇの。これは俺様もテンション爆上がりだぜぇ~」

 

「あ、あぁ……♥ アナタが、テンザン、さん……っ♥♥」

 

 ディアブロのコックピットハッチもハッキングによりあっさり突破され、ついにプレシアの前に現れたテンザン。ヘルメットとパイロットスーツの上半身を脱ぎ、黒のタンクトップだけで太っちょだがガッシリした肉体を見せるその男に、プレシアもディスプレイ越し以上にトキメキを感じてしまっていた。テンザンの下半身、股間でもっこりビキビキになっているソレの自己主張にも、しっかりとドキドキしながら。

 

 

 さて、スパロボOGを魔装機神シリーズまでプレイしている読者なら察していると思うが、ここでネタばらしをしよう。

 プレシアがここまであっさりとテンザンに魅了されつつある理由は、撃ち込まれた淫呪の効果であるのは確かだが、それだけではない。

 可憐なる金髪の美少女、プレシア・ゼノサキスは生まれつき、ヴォルクルスの呪いを埋め込まれていたのだ。常に魂がうっすらヴォルクルスと繋がっており、ほんの少しずつ生命エネルギーを吸い取られるという効果なのだが、これは邪神ヴォルクルスを先祖のランドールが討ち取った故に、彼の子孫の女性にのみ発現するようになってしまった怨念の呪いなのだ。

 しかし呪いは彼女が10歳になるまでは完全に封じられており、顕在化する事はなかった。これはゼノサキスの家系が剣神ランドールの技術『神祇無窮流(じんぎむきゅうりゅう)』を継ぐ者たちであり、その剣技を修めているだけで自身はおろか周囲の親族にまで邪悪に対する対抗力を高めるという、これまたとんでもない力を持っていたからであった。

 当然プレシアの父、『ゼオルート・ザン・ゼノサキス』は『剣皇』と称されるほどの達人であり、その保護下にいた故に彼女は無事であったのだが、シュウ・シラカワの反乱により父が殺されて以降、徐々にヴォルクルスの呪いが発現し始めてしまっていた。

 プレシア自身に自覚はなく、日常生活どころか戦闘にも支障はない程度の呪いなのだが、ヴォルクルスに関連する存在に近づくと気持ちが悪くなる他、少しずつ生命力を奪われている故に、彼女の身体は10歳から殆ど成長していないという弊害も既に出てしまっている。プレシアの外見が年齢以上に幼い原因は、正にこの呪いにあったのだ。

 先祖代々から続く生まれつきの呪いの為、今まだ効果が薄くとも、その根幹はDNAレベルで深くプレシアの身体に刻み込まれている。しかもそれはヴォルクルス由来の呪いであり……ヴォルクルスの力に干渉できるテンザンにとって、この哀れな呪われし少女は最高レベルで相性の良いターゲットなのである。

 

 だからこそ、高濃度淫呪弾を撃ち込まれた直後からプレシアを蝕んでいた呪いは変質し、気分を悪くするところか祝福の如く満たされる快感を少女にもたらしている。しかも遺伝子の二重螺旋にまで刻まれた呪い故に、彼女の肉体はテンザンのあらゆる要素を『本能的に好きになる』よう、一瞬にして改造されてしまったのだ。今のプレシアはDNAレベルでテンザンと相性抜群であり、呪いで惹かれ合う運命の相手と言っても過言でない程に、彼の事を魅力的に受け取ってしまう状況なのである。

 

「って感じで、プレシアちゃんを蝕む呪いは俺様の力で、プレシアちゃんを幸せにする淫呪に変わってるってワケ! だからこうして抱っこしたり、撫でてやるだけでも、無茶苦茶気持ち良くなっちゃうだろう?」

 

「はぁんっ♥ そ、そんなぁ……太もも触るの、エッチだから、だめぇ……んんんぅ♥♥ その、頭を撫でるのは、ちょっとイイかな、ですけどぉ……♥」

 

 そして今プレシアは、コックピットシートにテンザンの太ももに乗る形で一緒に座り、彼の手で無遠慮にペッティングされていた。

 

「つってもプレシアちゃんのその服、スカートにスリットが入ってセクシーでキュートすぎるから、思わず手が伸びちまうんだっての! ちらっと覗く肌色が艶めかしすぎだろ! ルーズソックスもおしゃれでカワイイし、肌もスベスベで、最高の脚と太ももだぜぇ、プレシアちゃん!」

 

「はぅうううっ♥ そんな事、言われてもぉ……あひぃんっ♥」

(わわ、あたしの頑張ったオシャレ、すぐ気づいてくれるんだぁ♥ お兄ちゃんは、全然反応なかったのに……♥)

 

 プレシアが着ているのは純白のワンピースに青いジャケットで清楚な雰囲気なのだが、テンザンの言う通りスカートだけはなんと、タイトな上に太ももどころか腰まで見えそうなスリットの入った超ミニスカートであり、『履いてない』ようにも見えてしまう、セクシーな着こなしだ。幼い彼女にギャップ的な色香を醸し出している、かなり攻めたファッションだろう。

 それはほのかに恋心を抱く義兄マサキの周りには彼に好意を持つ魅力的な女性がたくさんいるという状況の中で、自分も少しでいいからそれに対抗したいと、プレシアなりの思い切った頑張りの一つであったのだが、残念ながら異性間の事にかなり朴念仁なマサキには、全く反応されないでいた。

(マサキにロリコンの気が全くないのもそうなのだが、ほぼ痴女みたいなリューネの格好にも反応しなかったあたり、やはり彼は相当な朴念仁なのだろう)

 そしてテンザンの物言いはセクハラ親父そのものなのにも拘らず、彼に対し無条件で好意を抱くようDNAレベルで改造されているプレシアは、自分の頑張りに気付いてくれたと素直に喜んでしまい、また一つテンザンへ心を許していく。

 

「あ、うぅんっ♥ はぁ♥ はぁ♥ そ、そこはぁ……あひぃんっ♥♥ やっぱり、だめぇっ♥」

(な、何コレっ♥ ゴツゴツしたテンザンさんの手、気持ちイイっ♥♥ 太ももから、お、お股近くまで、手が……♥ こういうのは良くない、ハズなのに……なんだかムズムズして、もっとって思っちゃう……っ♥♥)

 

「大丈夫大丈夫、もっと素直になりゃ、もっと気持ち良くなるんだぜ? ほぉれ、奪われてた成長エネルギーも戻ってきて、オッパイだってレディらしくなってきてるじゃねぇか」

 

 ムニムニムニッ♥ ばるぅうんっ♥♥

 

 ついにテンザンは悶える金髪美少女の胸部へと手を伸ばし、直接淫呪を注ぎながらその僅かなふくらみを揉みしだき始める。するとあっという間にプレシアの胸は大きくなり、白のワンピースと青いジャケットをミッチミチにする、アンバランスな魅力に満ちた立派なドスケベロリ巨乳へと育ち切っていた。

 

「はぅううんっ♥♥ ほ、ホントだ……あたしのオッパイ、ぽよんぽよんに……あんっ♥ それに、ムズムズが乳首の先っぽに集まって……」

 

「むほほ、感度も抜群のようだなぁ! だが反応的にまだ絶頂を知らなさそうだし……そいじゃひとまずコイツで、初アクメを決めちまいな!」

 

 ぐにっ!!

 

「ひぃっ♥♥ あひぃいいいい~~~~~~~~っ♥♥♥」

 

 ガクガクガクっ♥♥ ぷしゅっ♥ ぷしゅぷしゅっ♥♥

 

(ふぁああああああっ♥♥ しゅ、しゅごいぃっ♥ 乳首捻られて痛いはずなのに、気持ちイイっ♥♥ 気持ち良さで頭が真っ白になっちゃってるうぅ~~~~~っ♥♥♥)

 

 テンザンに乳首をむぎゅっと摘ままれ、無垢であった可憐な乙女は腰をガクガクとさせ、のけ反りながら深すぎる初ガチアクメを迎えてしまう。性教育はしっかりと受けている為、絶頂という言葉自体は知っていたプレシアだったが、それがどういうモノかをここで実感を持って思い知ってしまったのだ。ただ、その絶頂は普通の人間相手では味わえない程に凄まじく、危険な人外の快楽の一端であるという事を、今初めて性的に覚醒していく最中の彼女は知る由もない。

 

「ホ! いっちょ前に潮も噴いてのガチアクメをするとは、パイロットだけでなくエロメス奴隷としての素質もバッチリみたいだなぁ~! 俺様もますます楽しくなってきたっての!

 あぁ、これがメスを支配していく感覚かぁ……マジ最高だぜぇ! これこそがロボでの戦い以外に、俺様が真に求めていたものだって、心から実感できるぞ!」

 

 自分の腕の中でアクメする可憐な少女の姿に昂り、股間のイチモツを更にいきり勃たせながら、テンザンは自分と融合した邪悪な存在が更に馴染んで力を増していくのを感じていた。絶頂によりプレシアへの淫呪注入はさらに進み、その幼くも矜持に満ちた気高い精神にまで手が届き始めている実感が、メスを掌握する快楽となり全身をめぐっているのだ。

 あと一歩、あと少しでこのメスをモノに出来る。その興奮で、テンザンは一気にプレシアへ隷属を迫っていく。

 

「そぉら、コレで俺様がお前を最高に気持ち良く、幸せに出来る男だってわかっただろぉ? 俺もむちゃくちゃ可愛いお前をこれから永遠に可愛がり続けられるなんて、マジ最高って思ってるんだしなぁ! だからほれ、とっとと隷属を誓って、俺のモノになっちまえよ、プレシアちゃん」

 

 コリコリコリ♥

 

「そ、そんな、乳首弄り続けたらぁ……あふぅんっ♥♥ ん、んん……こんな気持ちイイの、初めて、だけどぉ……♥ ど、奴隷とか、良くないしっ あたしには、マサキお兄ちゃんが……そ、そうだ! こんなのおかしいもん! お兄ちゃんの為にも、あたしは変な呪いなんか使う人のモノなんかに……なっちゃダメ、なんだから……ッ」

 

「ホ! マサキ……サイバスターのマサキ・アンドー! なるほど、お前、あの男の義妹なのか! それで奴を思い出して、気を持ち直したと…… ちっ、ここでも邪魔しやがるか、マサキめ! いつだって空気の読めねぇ、忌々しい出しゃばり男だぜぇ!」

 

「お、お兄ちゃんを、悪く言わないで……! やっぱりアナタ、悪い人なんだ……もうこんなことやめて、あたしを放してよぉ……っ!」

 

「く、大分抵抗力が増してきやがった……淫呪の入りも拒んでやがる! せっかくさっきまでイイ感じだったのによぉ……! クソ、ここからどうすればいいんだっての……ッ」

 

 快楽に翻弄され状況に流されていたプレシアだが、マサキを思い出した事で急に抵抗を強くし、洗脳攻略が上手くいかなくなったテンザンはそれだけでうろたえてしまう。異次元の邪悪な存在と融合し、メスを堕とす為の恐ろしい力を手に入れたテンザンであったが、洗脳調教を行うのは当然、今回が初めてなのだ。そもそも極度の負けず嫌いが故に、女に袖にされプライドが傷つくのが嫌で女性に核心的なアプローチをした事も無い童貞なテンザンが、女心に対してアドリブで局面打開するなど、無理な話だろう。

 

「ん? 何だ? 頭に情報が入ってくる……?」

 

 しかし、テンザンがあらゆる物事のコツを掴むという事において、天賦の才を持つ男なのも間違いなく。彼の秘めたる『メス洗脳調教』資質を開花させるべく、チトセたちが事前に『ブレイン』内に仕込んでいたささやかな情報がこっそりと流れ込んでくる事で、状況は再びテンザンへと傾いていく。

 

(ホ! そうか……プレシアちゃんとマサキの間には、そんな事があったのか……! しかもこの情報は……コイツぁ使えるぞぉ! そうだな、このまま無理矢理犯して従わせる事も呪いの力で可能なんだろうが、それじゃ負けた感じがして嫌だと思っていた所なんだ。つー訳で……淫呪によるプレシアちゃん洗脳篭絡作戦、フェーズ2と行こうかっての!)

 

 そうして、危険な知識を手に入れた悪魔による、聖少女エロ洗脳攻略戦の第二段階がスタートした。

 

「ま、プレシアちゃんが家族同然のマサキを慕うのは理解出来る……だがなぁ、そのマサキの野郎と何かあったから、お前は今一人でここに来て、こうなる羽目になってるんだよなぁ~?」

 

「あっ……あぅっ そ、それはぁ……んんっ♥」

 

 プレシアが心の支えにしている義兄のマサキだが、自分はここに来る直前に彼の無理解に対して激怒し、喧嘩して家出してきた事を思い出し、僅かに心が揺らいでしまう。そのわずかな揺らぎを見逃さず淫呪の浸食が再び始まり、少女の抵抗はまたしても快楽によって徐々に蝕まれていく。

 しかもそんなプレシアの様子に手ごたえを感じ、テンザンの篭絡作戦は更に勢いを増して彼女に襲い掛かるのだ。

 

「アイツに頼ったって無駄だぜ、無駄! 魔装機神に選ばれたからって正義の味方気取ってるみたいだけどよぉ、所詮は奴はインチキチート兵器もらって調子こいてるだけのクソガキだっての! 現に今マジでピンチになってるプレシアちゃんを、助けに来る気配もねぇんだからなぁ~! 全く、頼りねぇ魔装機神操者様だよなぁ~?」

 

 むにむに♥ しゅりしゅりしゅりっ♥

 

「はぅううっ♥ オッパイもみもみしながら、おまたも擦るの、だ、だめぇっ♥ んんんぅ~~~~~っ♥♥

 そ、それに、お兄ちゃんが頼りないなんて、そんな事……ないっ マサキお兄ちゃんだって、いっぱい苦しんで、努力して……あたしの為に、みんなの為に、戦ってくれてるんだからぁ……」

 

 ここに来る前にぎくしゃくしてしまった事実があるとは言え、快楽を与えながら悪い情報を囁かれるだけで慕い続けている兄を見限るなど、優しいプレシアにはあり得ない事なのだ。恋心以前に、マサキは彼女が父を失ってからは唯一の家族として、ずっと支え合ってきた間柄なのだから、当然だろう。

 だが、そのプレシアのリアクションは、テンザンにとっても織り込み済みだ。ここまでの悪口はジャブに過ぎず、復活した悪魔はしっかりとプレシアの反応を見ながら、本命である冷酷な事実を、いたいけな少女へ告げてしまう。

 

「けどよぉ、マサキの奴は結局、プレシアの親父さんを見殺しにしちまったんだろぉ? 魔装機神サイバスターなんて御大層なもん与えられていながら、なぁ?」

 

「っ!」

 

 テンザンの言葉に、プレシアは思わず息を飲んでしまった。彼の言った事は凄まじい悪意に満ちているが、しかし、事実には違いなく。しかもプレシアがずっと心の奥に封じ込めていた、彼女の僅かな……しかし、心の底にねばつくように張り付き続けている負の感情の、根源そのものであったからだ。

 最愛の父の死と、それを救えなかった義理の兄……その事で一度はマサキと絶縁し、だけどお互いそれを乗り越えて再び兄弟に戻り、これまで絆を紡いできたはずであった。

 だが、それは彼女が前に進むために、どうしようも出来ない心の闇を、無理矢理に封じ込めたに過ぎないという側面もまた、確かにあったのだ。そしてその少女の闇を、悪魔の王となる男は躊躇う(ためらう)事なく、容赦なく暴いていく。

 

「だ、だけど、お兄ちゃんも……あの時は必死で……サイバスターも整備中だったみたいだし! そ、それに、シュウが! グランゾンが、無茶苦茶だったから……ッ」

 

 『シュウ・シラカワ』とは地上人の血を引くラ・ギアス人であり、彼の乗る機体『グランゾン』は地上の技術と魔術などラ・ギアスの技術を融合し彼自身が作り上げた計り知れない性能を持ったAM(アーマード・モジュール)だ。そして邪神ヴォルクルスの信徒であったシュウは、邪神の望むままに自身も王族として名を連ねていたラ・ギアスの大国『神聖ラングラン王国』王都にてクーデターを起こし。ラ・ギアスの護り手としてサイバスターに選ばれたマサキはその時、シュウに敗れ彼を止める事が出来なかったのである。

 その後シュウの蛮行を止めるために果敢に挑み、唯一グランゾンの持つチート防御兵装『湾曲フィールド』を超え一矢報いたものの、最後には敗れて殺されてしまったのが、プレシアの父『剣皇』ゼオルート・ザン・ゼノサキスなのだ。

 

「だから負けちまった、てかぁ? まぁグランゾンもクソチートで忌々しい奴だが、サイバスターだって同じぐらいチートだろ? しかもお前の親父は圧倒的な格下機体で対抗して、シュウのクソ野郎を止める事が出来たんだからなぁ……

 もし()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、シュウの野郎も剣皇様がその場でぶっ殺して万事解決、で間違いなかったよなぁ~?」

 

「あっ……あぁっ! あぁああああああっ!!」

 

(ち、違う! 違う違う! あの時は、もう、アレで仕方なかったんだ……! お兄ちゃんが悪い訳じゃないんだ! そう思って、もう考えないようにしてたのに……っ!!

 あぁ……でも、そう……そうだよ。お父さんなら……サイバスターに乗ってたのがマサキお兄ちゃんじゃなくて、お父さんだったら……シュウなんかに、絶対負けなかったっ!! あの時シュウに殺されちゃう事なんて、無かったんだ!)

 

 ポロポロと涙を流しながら、プレシアの心の闇は、テンザンの言葉が彼女にとって真実であると認めてしまう。それはプレシアの心の奥底に封じ込めていたマサキに対するほんの僅かな隔意を、再び彼女にはっきりと認識させ、それは義兄を慕う妹の心に陰りをもたらしていく。

 

「そもそも奴は方向音痴のくせして、好き勝手に動きすぎなんだっての。それに振り回されて迷惑被る人間の事、全然わかってねぇし! 現に俺様もその被害者の一人だし……マジでその辺も、害悪過ぎるよなぁ、実際!」

 

「うぁ……そ、それ、はぁ……」

(そ、そうだ……あの人、本当に人の言うこと聞かないし……軽率だし……ッ 今回の事だって、予言の災悪を覆すにはどう考えても戦力が少なすぎるから、ちょっとでも役に立ちたくて一緒に行きたいって言ったのに……あたしの気持ち、全然わかってくれなかったし……っ!!)

 

 プレシアの中で増幅していく、マサキへの悪意。純真可憐で品のある女性としてしっかりと育ってきた彼女が、殆ど謂れも無い言いがかりで兄への悪感情を抱くなど、本来ならあり得ない事だ。だが、邪悪な呪いに満ちたコックピットの中で更に淫呪を注がれ続け、しかも元から彼女は深い呪いに冒されていたが故に。その止まらない悪意は、今のプレシアの何もかもが、思考までもが、完全にテンザンに都合のいいメスへと改造されつつある証拠であった。

 

「俺様ならば……出会ったばかりなのは確かだが、マサキの奴より遥かにお前を理解し、お前にとって最高の主になれるっての。俺は奴より強くて頼れるし、こうして気持ち良くしてもやれるし、心から安心させてやる事も出来る。プレシアも今、それを実感しつつあるだろう?」

 

「はぁ……んっ♥ テンザンさん……♥♥ う、うん……こうしてるの、何故かすっごく安心しちゃうし……とっても気持ちイイのも、スゴイ、けどぉ……♥

 でも、これは呪いのせいで、何か……おかしい、から……ッ マサキ……お兄ちゃんだって、その、嫌な所は確かにあるけど、やっぱりあたしにとって大事な人、だし……」

 

 淫らな呪いに冒され、偽りの安寧と甘美な悦楽にドロドロにされながらも。肉体改造が進みオッパイもお尻も大きくされ、全身が快感に満たされる中、目の前の強いオスをメスとして求め始めてしまっていても。健気で幼い美少女ヒロインは、ギリギリで邪悪な甘言に堕ちる事なく、懸命に耐え続けていた。

 

 しかしそんなプレシアに対し次にテンザンの発した言葉は、彼女の成長しきっていない心にとって、あまりにも致命的な一撃であった。

 

「でも、アイツは……マサキはお前の敵討ちがしたいって気持ちなんて無視して、シュウを見逃しちまってるんだろぉ?」

 

「え……」

 

 それは紛うことなき悪魔の誘惑。プレシアという無垢で純真だった少女の中にあった僅かな悪意を完全に燃え上がらせてしまう、禁忌の誘い。

 

「俺はお前のその気持ち、認めてやるぜ? なんかそれまでの悪事は全部邪神に操られてたせいで、復活した今はもう悪い奴じゃねーとか抜かしてるらしいが、それでシュウの罪が消えるわけねぇっての!」

 

(そ……そうだ! あいつ、シュウのヤツ! お父さんを殺したくせして、平気な顔してあたしの前に現れて、さも味方みたいにふるまって!! なのにお兄ちゃん……マサキは、それを受け入れて、もう終わった事みたいな顔して……あたしの気持ち、無視してたから!!)

 

 それは父を殺された事以上に、プレシアにとってショックな事だったのかもしれない。自分以外の誰もが……気持ちは一緒だと思っていたマサキまでもが、知らない内にシュウに対する感情を整理してしまっていて。自分だけが彼への恨みにこだわっていて、自分だけが悪者になってしまったような、孤独な感覚。その取り残されてしまったような感覚は、少女にとってトラウマとなっていて……だからこそ、邪悪な悪魔の付け入る最大の隙になってしまっていた。

 

「奇遇だが、俺も奴に大きな恨みがあるからなぁ。だから、よぉ……俺様のモノになって、俺と一緒に奴を殺そうぜぇ、プレシア!」

 

「あ……あぁ…………っ い、いいの……? あたし、敵討ちをしても…… シュウを殺したい、って思っても……ッ」

 

 愛する者たちから否定された故に、強く強く封じられ、しかし、ずっと出口を求めてプレシアの内側を這いずり回っていた、心の澱。ヴォルクルスの呪いとは別の、彼女にかけられてしまった余りにも抗いがたい、堕落への呪い。

 もう少し年月をかけ、新たに良い人との出会いを経る事が出来たならば、彼女の根強い恨みも少しずつ霧散し、その執着から解き放たれる事が出来たであろう。そして本来ならば、そうなるはずであった。

 だが今この時のプレシアにはまだ、誰にも理解されずに自分の中で燻っていた恨み……呪いの根源たる怨念を乗り越えるための経験が、絆が、僅かに足りていない。幼い少女の内で悪意の炎が燃え盛っていくのを、淫呪に囚われてしまった彼女自身では、どうする事も出来ないのだ。

 だからこそ、少女はその無垢さと未熟さと、情の深さ故に、悪魔による甘美な呪いの誘惑に抗う事は、もはや不可能であった。

 

「当然、いいに決まってるぜぇ! プレシアちゃんがあのクソ野郎を殺したいと思うのは当然だし、奴はプレシアちゃんに殺されるべきだって決まってるっての! あぁ、お前のその想い……全部俺が受け止めてやる! そして俺のモノになったなら、絶対に俺がお前に、お前の手でシュウをぶっ殺させてやるっての!」

 

「ん……あぁっ♥ あぁああああっ♥♥ んはぁああああ~~~~~~~~っ♥♥♥」

 

 ビクビクビクンっ♥♥ ぶるるるるっ♥♥

 

 そして、これまで以上に深いアクメと共に、少女の魂はついに悪魔の手に堕ちてしまう。

 

(いいっ♥ いいんだっ♥ あの人は、マサキは、もう敵討ちなんて考えるな、って言ってたけど! でも、無理だもん……♥ シュウを、アイツを殺して、お父さんの無念を晴らしたいってあたしの想いは、まだこんなにも強く燃え盛ってるんだから……! そしてそれを、この人は♥ テンザンさんは、マサキと違って心から受け入れてくれるんだぁ……はぁ、素敵ぃ♥ やっぱりテンザンさんこそ、あたしにとっての……っ♥♥)

 

 それはプレシアにとって天からの啓示であり、福音であった。しかし、それをもたらした『天』は、善良な存在からかけ離れた邪悪なる淫呪の王であったが、もはや彼女にとってそんな事はどうでもよかった。自身の内に秘めた醜悪さを、邪悪へ堕ちる事を肯定された彼女は、魂の全てが満たされる至高の快感を味わっていたのだから。

 背徳的な快感が背筋をゾクゾクと伝って全身を甘く痺れさせる中で、プレシアはこれまで拒んでいた淫呪を自ら積極的に受け入れていく。そうして少女の下腹部にはハッキリと紫に光る百邪眷属の刻印が浮かび上がり、つぶらな美しい碧眼の瞳にも、これまでになかった邪悪で艶めかしい紫の光が宿る。

 

【挿絵表示】

 

「あ、あたし……なる! なります! あたしを認めてくれるテンザンさんのモノに♥ あたしに敵討ちを許してくれて、一緒にシュウを殺させてくれるアナタのモノに、心からなりたいんです! だってぇ……テンザンさんなら間違いなく、あのシュウを殺せるようにしてくれるって、あたしにはわかるもん♥♥ だからとっても素敵で頼りになるテンザンさんに、どうかあたしの全てを、捧げさせて下さいませぇ♥♥」

 

 呪いの『王』に下賜されたどこまでも禍々しく邪悪で淫らな祝福により、無垢なる可憐な少女は光の聖女となる道を捨て、闇の眷属『淫呪の巫女』となる選択をしてしまい。喜びの涙を流しながら、隷属の言葉を主となる魔王へと告げたのであった。

 

 

次回!第9話『淫呪の巫女、プレシア・ディアボロス』




ちょい解説多めですが、原作既プレイの方でも忘れてる設定とか多いだろうな、と思い。
OG本編ではなく、魔装機神関連なので……

それはそれとして、感想欲しいです、待ってます!

また、『復活のラ・ギアス編』の後は地上に戻り『デモリオン開発編』が始まるのですが、展開的にどっちのチームを先にしてもいい感じなので、アンケートの結果で決めようかな、と。
投票期間はテンザンが地上に戻る最初の話の投稿まで、ですね。
よろしくお願いします!

デモリオン開発編、どっちのチームの攻略を先に見たいか

  • エクサランスチーム(フィオナ&ミズホ)
  • チームTD(アイビス・ツグミ・スレイ)
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