※この作品はR-18です。

その花は、誰が為に咲く   作:寝取られでしかシコれない男ッ!!

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(約一年振りなので)実質初投稿です。

それとマンリョウの2話目と3話目を加筆修正しました。
改めて読むと全然エロくなかったので(重要)
この2話だけがですます調で不自然極まりなかったので、ついでにストーリー構成を弄りました。話の流れ自体は変えてないですが、そこに至るまでの内容はかなり変更しています。
お時間がある時に読んでいただければ。



やっぱ団長視点挟まないと寝取られとは言えないっすよね?

 

メイドに案内され、俺は屋敷の奥へと足を進めていた。

重厚な石造りの廊下、壁に掲げられた名もなき名画、そして細部まで意匠の凝らされた調度品の数々。その一つ一つが、この屋敷の主が持つ強大な権力と財力を無言で誇示している。

 

「ようこそいらっしゃいました。団長様」

「……どうも」

 

前を歩くメイドの言葉に短く返すが、彼女が時折振り返る際に向ける視線が、妙に引っかかった。

敬意でも畏怖でもない。それは今まで受け取ったことのない種類の眼差し(どこかひどく同情的で、静かな哀憐の眼差し)だった。

俺は居心地の悪さを感じながらも、視線を周囲の装飾へと移した。

 

ここは、想像を絶する場所だった。

名門であるマンリョウの実家や、王族であるカサブランカ様たちが住まう王宮。それらと比較しても決して引けを取らない。それどころか、随所に見られる過剰なまでの豪華絢爛さは、ある種の異様さすら放っている。

 

(……マンリョウは、こんな場所で「特別任務」に就いているのか)

 

胸の奥に、ざらりとした不安が広がる。

一国の要人と対峙するような緊張感。昨日、急遽舞い込んできたこの会談の要請。

相手の名は、確か「レラトネ」と言ったか。

新興の貴族の一人だと聞いているが、一介の団長である俺にいったい何の用があるというのか。

 

マンリョウをこの屋敷に貸し出す際、上層部からは「単純な警護任務」だと説明を受けた。

――よくある話だ。

そう、無理やり自分に言い聞かせるしかなかった。

しかし、昨日、一週間ぶりに会った彼女はどこか様子が変だった。縋るような眼差し、普段とは違う何か。

それらが、どうしてもこの豪華な屋敷の静寂と噛み合わない。

 

「到着いたしました」

 

メイドが立ち止まったのは、ひときわ巨大で重厚な黒檀の扉の前だった。

彼女は俺に向けて一度深く頭を下げた後、扉の向こう側にいるであろう男に向けて、震える声を絞り出すように声を掛けた。

 

「旦那様、団長様がいらっしゃいました」

 

しばしの沈黙。

やがて、部屋の奥から這いずるような低く野太い声が響いた。

 

「……うむ。通せ」

「はい、承知いたしました」

 

メイドが仰々しく扉を開く。

その瞬間、俺の肌を粟立たせるような、奇妙な感覚が突き抜けた。

 

(――これは、魔法がかかっているのか?)

 

一歩足を踏み入れた瞬間に感じた、世界の音が遮断されたような不自然な静寂。

空気がわずかに重く、粘り気を帯びている。俺は瞬時に警戒を強め、その魔法の正体を探った。

……だが、すぐに得心する。

 

(なるほど。盗聴防止の魔法か)

 

重要な会議や、外部に漏らせぬ密談が行われる場ではよく使われる、一般的な類のものだ。

貴族が花騎士の団長を呼び出すのだ。利権の話か、あるいは軍事的な相談か。いずれにせよ、用心に越したことはないと考えているのだろう。

俺はその違和感を「至極真っ当な防音対策」だと結論づけ、思考の隅に追いやった。

 

「ようこそ、団長殿。……まずは、楽にしてくれ」

 

応接間の中央。

大きな執務机を背に、ゆったりとした長椅子に腰掛けている男がいた。

レラトネと名乗ったその男は、どこか不気味な笑みをその顔に浮かべていた。

 

部屋の空気は、外の廊下よりもさらに濃密で、どこか生臭い。

俺は促されるままに、男と対面する位置にある椅子へと腰を下ろした。

 

「さっそくですまんが、団長殿。折り入って頼みがあるんじゃ」

 

レラトネは、贅沢な刺繍が施された椅子に深く体重を預け、濁った瞳で俺を射抜いた。

盗聴防止の魔法が効いている室内は、外の世界から切り離されたような独特の圧迫感がある。俺は膝の上で拳を握り、慎重に言葉を返した。

 

「……はい。私にできることでしたら」

「うむ、礼を言うぞ。さて、単刀直入に言おう。――アレを……マンリョウを、儂にくれんか」

 

「……なっ!?」

 

一瞬、思考が凍りついた。

男の口から出た言葉の意味を脳が理解することを拒み、目の前が真っ白に染まる。

 

「もちろん、タダというわけではないぞ。……ぉぉ、ぉお……っ。地位、名誉、金……お前の欲しいものは、何でもやろうではないか」

 

男は途中で奇妙に声を震わせ、悦びに浸るように目を細めた。その不自然な間など気にする余裕も、俺にはなかった。

 

(マンリョウを、くれ……?)

 

ふざけるな。反射的に席を立ち、その下劣な要求を叩き伏せようとした。

だが、その衝動が爆発する寸前で、俺の理性が強引にブレーキをかけた。

目の前の男は「貴族」だ。新興の成金だという触れ込みだったが、この屋敷の規模、そして何より男自身が放つ圧倒的なまでの威圧感と存在感は、並の有力貴族すら凌駕している。

 

ここで感情に任せて不敬を働けば、俺一人では済まない。騎士団の仲間たちに、逃れようのない圧力がかかるかもしれない。何より、特別任務中のマンリョウの立場はどうなる。

俺は唇を噛み締め、数秒の沈黙の中で必死に言葉を選んだ。

 

「……大変恐れ多いこととは存じますが、そのお話、謹んでお断りさせていただきます」

「……ほぉ。それで?」

 

レラトネは笑みを崩さないまま、興味深げに続きを促す。その余裕に、背筋に嫌な汗が流れる。

 

「はい。まず第一に、マンリョウは私にとって、かけがえのない大切な恋人です。そして、騎士団にとっても彼女は欠かせない戦力であり……」

「――待て」

「……は、はい……」

「おぉぉ……ほぉ、ぉぉぉ……っ、ふぅ……。儂が聞きたいのは、組織論ではない。お前にとって、彼女がどういう存在か……それを聞きたいのだ」

 

突如、男が低く唸るような声を上げ、苦しげに、あるいは歓喜に打ち震えるように息を吐き出した。一瞬、何事かと思ったが、俺はそれよりも問いに答えることを優先した。

この男を納得させなければ、マンリョウは守れない。

 

「……彼女は、私にとって『太陽』のような存在です」

 

一点の曇りもない確信を持って、即答した。

 

「俺の人生には彼女が必要です。そして、マンリョウにとっても俺が唯一の存在であると、そう信じています」

 

俺の言葉が静寂に響いた。

一瞬の静寂の後、対面の男は肩を揺らし始め、やがて太い笑い声を上げた。

 

「……く、くく……くははははは! いや、すまんのぉ。冗談じゃよ、冗談」

「……え?」

「そんな顔をするな。そもそも、あやつ自身がそれを了承するはずがなかろう? ……のぉ?」

 

男の視線が、わずかに机の下へと向けられた。

その一瞬の視線の動きに違和感を覚えたが、俺を襲っていた安堵の波がそれをすぐに押し流してしまった。

冗談だったのか。俺を試しただけなのか。

どっと溢れ出た冷や汗を拭う間もなく、男は俺の不服そうな表情を読み取ったのか、愉快そうに続けた。

 

「くく……気になるか。なぜ儂が、これほどまでに無礼な冗談を口にしたのか」

「……はい」

 

この目の前の男相手にこれ以上の否定は無意味だ。そして、実際その真意を知らなければ、夜も眠れそうになかった。

 

「では、教えてやろう。マンリョウは儂にとって――」

 

*

 

昨日、意識を闇に沈められる直前に投げかけられた、あの男の不吉な言葉。

「そんなに奴に会いたければ、明日、会わせてやろう」

その「最悪の招待状」に私ができることなど何もなく、再び団長さんに再会するのをただ待つことしかできなかった。

 

私は今、冷たい石床に膝を突き、応接間の重厚な木製机の下に折り畳まれるようにして潜んでいた。

「じゅぞっ、じゅぞぞぞぞっ、じゅるる、じゅぽじゅぽっ……!」

静まり返った室内で、私の口腔が肉棒を啜り、唾液を撒き散らす卑猥な音だけが机の下という狭い空間に反響していた。

 

今の私の姿は、花騎士としての誇りなど微塵も感じさせない、ただの淫らな愛玩動物そのものだった。

着せられているのは、ネトリが用意した極限まで布地の少ないスリングショット。細い紐が食い込み、乳房の大半を晒し、股間をなぞるだけの下品な装束。鏡を見ることさえ拒絶したくなるようなその姿で、私は団長さんを迎えなければならないという現実に、発狂しそうな思いを押し殺していた。

 

「はは、品性のない淫乱な顔じゃのぉ。その格好も相まって儂のチンポも滾ってくるわい。……じゃが、もっとだ。もっと下品な音を出せ。あやつに聞かせてやりたくなるほどの、いい音をな」

 

上から降ってくるネトリの嘲笑。私はそれに反論する言葉すら持ち合わせていなかった。

もはや一分一秒が惜しい。早く、一刻も早くこの男を満足させ、種を吐き出させなければ団長さんがこの部屋に来てしまう。

万が一、この地獄のような光景を、彼に見られてしまったら――。

 

「んんっ、じゅるぅぅ……っ、んぐ、んぐぅ……っ!」

 

私は必死に、ネトリの醜悪な肉棒を奉仕した。

唇を強くすぼめて圧をかけ、太く長い幹を根元まで飲み込もうと顎を外さんばかりに広げる。舌をうねらせ、亀頭の裏の敏感な部分を執拗に攻め、喉の奥までそれを受け入れた。

一週間の間に、嫌というほど体に叩き込まれた「奉仕の技術」。

団長さんとの愛欲では一度も使ったことのない、男を堕落させるための汚らわしい技巧のすべてを、今、私は団長さんを守るための唯一の武器として使い果たしていた。

 

(お願い……お願い、早く出して……っ! もう、団長さんが来てしまう……っ!!)

 

心の中で叫び、必死に頭を前後に揺らす。亀頭が喉の奥を突き、生理的な涙が溢れるが、休むことは許されない。

けれど、男は射精の兆候をビクビクと微かに見せるだけで、一向に果てる気配を見せなかった。既に二十分。顎の筋肉は悲鳴を上げ、舌の根元は痺れ、口の端からはあふれ出した唾液が胸元へ一筋の糸を引いている。

 

そして、無情にもその瞬間は訪れた。

 

扉の向こうから、メイドの冷ややかな声が響く。

 

「旦那様、団長様がいらっしゃいました」

 

(そ、そんな……っ! んぐっ!?)

 

あまりの恐怖に、口に含んでいた肉棒を思わず吐き出そうとした。

しかし、その動きを察知したネトリの強靭な足が、私の首筋を無慈悲に踏みつけ、自らの股間へと私の顔を押しつけてくる。

 

「お前の口は儂の皿でありチンポケースじゃ。勝手に抜くのは許さん。そのまま、愛しい男の声を聞きながら、儂を満足させろ」

 

「……んぐぅ、ふぐ、ん、んぅ……っ!!」

 

声にならない。喉の奥を無理やり塞がれ、私の鼻先はネトリの陰毛と、不潔な汗の臭いに押し付けられている。

絶望に震える私をよそに、ネトリは何事もなかったかのように平然と答えた。

 

「……うむ。通せ」

 

扉が開く音が聞こえてきた。

そして、聞き間違えるはずのない、あの温かく凛とした足音。

 

「失礼します」

 

(あ……あああああ……っ!!)

 

目の前に、団長さんが座ったのが分かった。

厚い木製の天板一枚を隔てたすぐそこ、数十センチの距離に私の愛する人がいる。

団長さんが、真剣な面持ちでネトリと対峙しているその足元で、私は下品なスリングショット姿でネトリの股間に顔を埋め、剛直を口いっぱいに受け止めている。

 

「ようこそ、団長殿。……まずは、楽にしてくれ」

 

ネトリの太腿が、満足げに私の頬を撫でた。

団長さんは今、どんな顔をしているのでしょう。昨日の明らかに様子のおかしかった私を、心配してくれているだろうか。

もし、この遮音の魔法が、何かの拍子に解けてしまったら。

もし、精液の臭いに彼が気づいてしまったら。

 

 

(助けて……っ。でも、どうか、気づかないで……。団長さん、団長さん……っ!!)

 

 

「さっそくですまんが、団長殿。折り入って頼みがあるんじゃ」

 

相反する思いを抱える私をよそにネトリが平然と言い放つ。

それと同時に、私の後頭部に回された強靭な手が、容赦なく私の頭を前後に動かし始めた。

愛する人の気配がすぐそこに、天板一枚を隔てただけの至近距離にあるというのに。

 

「……はい。私にできることでしたら」

 

何も知らない団長さんの、誠実でまっすぐな声が聞こえる。

 

「うむ、礼を言うぞ。さて、単刀直入に言おう。――アレを……マンリョウを、儂にくれんか」

「……なっ!?」

「ぐぽっ! ぐぽっ! ぐぽっ! ぐぼっ! ぐぼっ! ぐぼっ!」

 

(な、何で……っ!?)

 

ネトリのその要求に、団長さんと同じように私の思考も一瞬でパニックに陥った。しかし、ネトリは私の動揺など一顧だにせず、髪を掴む力を強めて頭を往復させるスピードを限界まで上げていく。

机の下の狭い空間に、肉が激しくぶつかり合う悍ましい音が「ぐぼっ、じゅぼっ」と鳴り響く。遮音の魔法で音が封じられているとはいえ、すぐ目の前にいる団長さんにこの音が聞こえてしまうのではないかと、恐怖で心臓が破裂しそうだった。

だが、そんな私の心配など嘲笑うかのように、ネトリの肉棒はさらに硬度を増して膨張していく。男の身体が小刻みに震え、射精のカウントダウンが始まったことを察知した。

 

「もちろん、タダというわけではないぞ。……ぉぉ、ぉお……っ。地位、名誉、金……お前の欲しいものは、何でもやろうではないか」

「ぐぼっ! ぐぼっ! ぐぼっ! じゅぼっ! じゅぼぉっ! じゅぼぉっ! んっ、んんんっ……んんんんっ!?」

 

凄まじい勢いで上下させられていた私の頭が、ネトリの股間に強く押し付けられ、肉棒を根元まで完全に収めた状態で固定された。

直後、喉の奥を直接抉るようにして、どくどくと熱く不潔な白濁液が大量に、津波のように噴き出してきた。

 

「んぐぅぅぅッ!! む、ぐぅ……っ!」

 

限界まで張り詰めた亀頭から直接食道へと流し込まれる、圧倒的な量の精液。あまりの勢いに嚥下が追いつかず、逆流した精液が鼻の穴を通り、小さな鼻提灯を作って弾けた。

あまりの苦しさと汚辱に逃げ出そうともがくが、後頭部をネトリの太い足で押さえつけられており、指一本分すら顔を動かすこと叶わない。

 

もはや、天板の向こうで繰り広げられているネトリと団長さんの会話など、まともに耳に入らなかった。ただひたすらに、目の前の化け物が吐き出す白濁を飲み込むことだけに全神経を集中させる。

べっとりと喉奥に張り付く、生臭く、粘り気のある精液。それがゆっくりと、しかし確実に私の食道を下り、胃袋を満たしていく。

 

しばらくの沈黙の後、団長さんの強い決意を秘めた声が室内に響いた。

 

「……大変恐れ多いこととは存じますが、そのお話、謹んでお断りさせていただきます」

 

その答えを聞いた瞬間、私は胸の中で安堵の息を漏らした。

しかし同時に、底知れない恐怖が胸を支配する。目の前の――ネトリは勇者の直系。しかもその権力を振るうことに何の躊躇も覚えない男なのだ。断れば、彼にどんな害が及ぶか分からない。

 

未だ口内に男の肉棒を深く咥え込まされたまま、私は恐る恐る目線を上に向け、机の隙間からネトリの様子を盗み見た。

男は、団長さんを嘲笑するように、冷酷で悪辣な笑みをその醜い顔に浮かべていた。

――この会談に、最初から意味などない。

団長さんごと私を徹底的に貶め、愉しむための最低最悪のショーだ。

 

「はい。まず第一に、マンリョウは私にとって、かけがえのない大切な恋人です。騎士団にとっても彼女は欠かせない戦力であり……」

「――待て」

「……は、はい……」

「おぉぉ……ほぉ、ぉぉぉ……っ、ふぅ……。儂が聞きたいのは、組織論ではない。お前にとって、彼女がどういう存在か……それを聞きたいのだ」

 

「んごっ!? んんんっ! ……ん、んんぷ……ごくっ、ごくっ……ぅうっ!」

 

次の瞬間、私の口内に、凄まじい熱量を持った液体が勢いよく放たれた。

尿だ。

精液に続き、この男は団長さんの目の前で、私に己の排泄物までを飲み干すことを強制してきたのだ。

 

あまりの屈辱と嫌悪感に、狂いそうになりながら身体を硬直させる。しかし、もし今この肉棒を口内から吐き出してしまえば、男の尿は勢いよく飛び散り、応接間の絨毯を濡らしてしまうだろう。

何より魔法で音は消せても、臭いまでは消せない。団長さんにだけは、こんな姿を見せるわけにはいかない。その一心だけで、私は溢れ出る黄金の液体を、必死に喉を鳴らして飲み込み続けた。ごく、ごくと、喉が鳴るたびに、私の尊厳が内側から腐り落ちていく。

 

「……彼女は、私にとって『太陽』のような存在です。俺の人生には彼女が必要です。そして、マンリョウにとっても俺が唯一の存在であると、そう信じています」

 

天板の向こうから聞こえるのは、どこまでも純粋で、私を心から愛してくれる最愛の人の温かい言葉。

そして机の下で私がしているのは、私を玩具として弄ぶ憎むべき男の尿を、必死に胃袋へと落とす行為。

 

この世のどんな地獄よりも惨く、不条理な状況。

団長さんの言葉が優しく、気高くあればあるほど、ネトリの尿を飲み込み続けている自分の汚らわしさが浮き彫りになり、胸が引き裂かれそうになる。

 

「んぐ……ごふっ……んん……っ」

 

私の目からは、こらえきれない涙がとめどなく溢れ、ネトリの衣服と、自分の汚れた身体を濡らし続けていた。

 

 

「……く、くく……くははははは! いや、すまんのぉ。冗談じゃよ、冗談」

「……え?」

「そんな顔をするな。そもそも、あやつ自身がそれを了承するはずがなかろう? ……のぉ?」

(……っ!)

 

団長さんの決意に満ちた言葉を吹き飛ばすかのような最低な嘲笑。

「了承するはずがない」

そう、そうだ。ネトリとの結婚を白紙に戻すために……。

……いや、分かっている。それが醜い詭弁だと。

理由がどうであれ、私は今、団長さんの目と鼻の先で他の男の肉棒を貪り、その排泄物まで胃袋に沈めている。彼の確かな信頼と愛情を、私は裏切っているのだ。

 

(……それでも。詭弁だとしても。団長さんの隣で歩いていきたい……!)

 

その身勝手な祈りを嘲笑うかのように、ネトリの視線が一瞬だけ、机の下の私へと向けられた。

その濁った瞳に映った愉悦が、私を現実へと引き戻す。

団長さんが安堵のため息を漏らしているその瞬間も、私の口内はネトリの肉塊を咥え込まされ、唇からはみ出た白濁と黄金色の液体が、私の顔や胸元を惨めに濡らしている。

どんなに心を拒絶させようとも、私の肉体は今、完全にこの男の支配下に置かれているという現実を思い知らせてくる。

 

団長さんの声が、遠い。

 

(……?)

 

いや、違う。これは……。遮音の魔法が強くなっている?

すぐ目の前にいるはずのネトリが口を動かす気配すら、今の私には一切聞こえない。音が完全に消え去った、不気味な世界。

 

『――アレを……マンリョウを、儂にくれんか』

 

先ほどネトリが放った言葉が、音の消えた脳内で何十にも反響する。いったい何を団長さんに信じ込ませるつもりなのだ。

団長さんたちの会話は聞こえない状況に恐怖していると、私の後頭部をネトリの足が叩く。それは、「奉仕しろ」という合図。

それに従わざるを得ないことに無力感と絶望が押し寄せながらも頭をゆっくりと動かすのだった。

 

 

――いったい、どれほどの時間が経ったのだろうか。

五回にも及ぶ凄まじい射精をすべて喉の奥で受け止め、胃袋が重く満たされた頃、未だに硬度を失わない醜悪な肉塊が、私の口内からぬるりと引き抜かれた。

 

「げほっ、ごほっ、ごほっ……! ……だ、団長さんは……?」

 

私は口の端から汚液を溢れさせ、這いつくばった姿勢のままネトリを見上げた。

 

「あやつなら疾うの昔に出ていったわ。儂のコレクションを観覧させながら、別の部屋で待たせておる」

「……っ……団長さんに、いったい何を言ったのですか」

「くく、やはり気になるか? ……そうじゃのぉ、お前がどうしてもというなら、教えてやってもよいが……」

 

ネトリのねっとりとした目線が、下品なスリングショットを着させられた私の身体を、値踏みするように舐め回していく。

その目が語る、次に要求されるであろうさらなる汚辱。

全身を悪寒が駆け巡り、激しい嫌な予感に襲われながらも、私はこの男に刃向かう術を持たない。

ただ、迫り来る次の地獄を前に、自らの運命に絶望するしかなかった。

 




一年も何やってたのという話ですよね、分かります。

いやあ、プライベートが忙しくてですね。
……え? その内訳を教えろですって?

あー、えっと……まのさばとほの庭、某背中で魅せるガンガールRPGにハマってしまって、その……。
という冗談にもならない話は置いておきましょう。


真面目な話をすると、仕事が繁忙期でその間は単純に時間が取れなくて、それ以外の時間は小説の勉強を色々してました。
カトレアの話を読んでいただけると分かるように、元々物書きとしてはずぶの素人でして。
せっかく貴重な時間を割いて私の小説を読んでいただいているのなら、しっかりエロい話をお届けしたいなと。
という作者の言い訳タイムでした。

今回の話はどちらかといえば引きの要素が強い分、2話目と3話目の加筆修正は力を入れたので展開の自然さや表現力などは上がっているはずです。
ぜひ、読んでいただければ嬉しいです!
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