貞操逆転世界でAV男優始めました〜100年に1人の逸材 現役男子大学生Debut〜 作:たんばりん
### **第9話 — 水泳サークルの誘惑 —**
入学式から一週間が経過した。
エリカからの連絡はまだない。
「必ず役員会の決裁を取るから、それまで動きはない」
そう言われていたが、5億円という金額ともなれば慎重になるのは当然だった。
タクミは焦る気持ちを抑えながら、できる範囲で大学生活を送っていた。
そんな彼が今、どこにいるかというと——
**大学のプールの底。**
デッキブラシを動かし、プールの底にこびりついた汚れを黙々と擦る。
塩素の匂いが鼻につく中、時折吹き抜ける風が心地よい涼しさを運んでくる。
「タクミくん、そっちはどう?」
上から降ってきた声に顔を上げると、**さやか**がプールの縁から身を乗り出していた。
ショートカットが汗で額に張り付き、白い肌には水滴が煌めいている。
そして彼女の姿を改めて見て、タクミは言葉を失った。
**黒と青のハイレグ競泳水着。**
競泳水着のデザインは、女性の身体を最大限に美しく見せるよう作られている。
スポーツをしている女性は一般的に引き締まった体つきをしているが、**さやかのスタイルはそれを超えていた。**
腹筋はうっすらと割れているが、その上には豊満な胸が存在感を主張している。
普通、競泳水着は胸を押さえつけるものだが、それにも関わらずこの圧倒的なボリュームは何なのか。
「……あ、はい、大丈夫です」
タクミは慌てて視線を逸らし、曖昧に返事をする。
さやかはクスクスと笑いながら、彼を見つめた。
「ねえねえ、もしかして今、私の胸見てた?」
「い、いや別に……」
「ふーん?」
疑わしそうにしながらも、どこか楽しそうな顔をしている。
「良かった見せてあげようか?今、誰もいなし」
そう言ってさやかが肩紐を外すポーズを取るとかのしの背後から声が響いた。
「いや、私もいるからな」
ユイナである。
「まったく……タクミくんもさやかに乗せられないで、すぐに調子乗るんだから」
今度は**ユイナ**がプールサイドに座り込みながら話しかけてきた。
彼女もまた競泳水着姿。
紺色のシンプルなデザインながら、彼女の身体のラインを存分に引き立てている。
ウエストは引き締まり、無駄な脂肪はどこにもない。
しかし——
**さやかと同等か、それ以上とも思えるほどの豊満な胸が存在していた。**
競泳水着に収められているのが不思議なほどのサイズで、微かに上下に揺れている。
(本当に前世で見ていたグラビアアイドルみたいな身体付きだな)
「タクミくんってさ、プール掃除を普通に引き受けるのね」
ユイナが彼の視線に気づいてクスクスと笑いながらまるで話題を変えるように言った。
「え?」
「だって、タクミくんしか男子いないのに」
「うんうん。本来なら『男は掃除なんかやらない』って言う先輩ばっかりだったしね」
タクミは少し驚いた。
「そうだったんですか?」
「そうよ?」
ユイナは微笑みながら続ける。
「今までの先輩でいた男性は、みんなちやほやされるのが当たり前だと思ってたのよね。
だって、この学校はほぼ女子ばっかりでしょ?」
「だから、**プール掃除なんて“やらなくていい特権”があると思ってる男子ばっかりだったの**」
さやかも頷く。
「『男なんだから優遇されるのは当然』みたいな態度を取る奴ばっかだったね」
「でも、タクミくんは違うわ」
ユイナが意味深に微笑む。
「普通に頼まれたらやるし、でも変に媚びたりもしない」
「そうそう。タクミくんって、女子ばっかの環境にいながらも、自分を見失ってない感じがする」
「私たち、もうタクミくんのこと“特別”だと思ってるし」
二人の目が、意味深に細められる。
「あの夜は……すごかったしね……」
さやかがふとそんなことを呟くとむずがるように全身を抱いた。
「ちょっと、さやか。こんなとこで発情するのはやめてよ?」
そんな彼女の様に叱咤を飛ばす会長であるユイナ。
しかしユイナの叱咤にもどこ吹く風。
「でもさ、今まで見てたAVと比じゃないぐらい激しかったし、普段クチュるのと比較すると100億倍気持ちよかったんだよね」
さやかの“AV“という単語にタクミの胸はドキリと高鳴った。
「……そうね……まさかタクミくんがあそこまでおっぱい大好き星人だとは思っても見なかったわ……あの……パイズリ?だっけ?あんなプレイ見たことないもの」
ユイナもさやかに釣られた吐かれるワードはもはや桃色へと変化していく。
“パイズリ“
タクミの前世でよく聞いたプレイの一つだが、この世界にはその常識は存在しなかった。
タクミからすればユイナはJカップ。さやかはIカップという爆乳の持ち主の時点でパイズリはお願いしようとしたのだが、その単語の意味が分からず首を傾げられたのはどこか懐かしい思い出のように感じる彼である。
「……な、何の話でしょうかね?」
「さあ?」
「ふふっ」
「まあとりあえず、今日の掃除が終わったら……どうしようか?」
「うーん……タクミくんの部屋に行く?」
「それいいかも」
「ちょっと待って、俺の意見は!?」
タクミが叫ぶと、二人は楽しそうに笑った。
この後、タクミの部屋で男女3名が乱痴気パーティーをするのは言うまでもなかった。