※この作品はR-18です。

音無提督の艦娘救済道~ハーレム仕立て   作:笠三和大

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服従の誓いから生まれ変わる任務娘

 大淀を伴った音無は、鎮守府の中を歩く。鎮守府は幅の広い長方形の三階建てで、執務室と同じ間取りの部屋と会議室がある。音無の執務室は三階で、寝室と提督用の浴場は一階にある。

 着任直後に大淀に聞いたところ、先任提督は鎮守府で寝泊まりできれば就寝中のトラブルにもすぐ対応できると判断をしたらしく、一階の一番端の部屋(一階で一番広い部屋だった)を取り壊して風呂場に改築、その隣を自分の寝室としたのだ。

 音無の音無の寝室と浴場の反対側まで歩くと、そこには『非常用』と書かれた札が降りた部屋がある。音無が扉を開けると、そこは至って普通の殺風景な部屋だった。しかし、この部屋には1つだけ他の部屋と違う点がある。

 部屋の中央の床板を外すと、そこには鉄製の扉があった。鉄扉の端には鍵穴がついていて、音無は部屋の隅にあった机の引き出しから鍵を出して鍵を開ける。扉は引き戸になっていて、音無1人でも動かすことができる。

 音無が扉を横に動かすと、その下には地下へ通じる階段があった。

 その先になにがあるか、大淀は知っている。音無が先に踏み込むと、Saratogaと共に後へ続くのだった。階段を下りた先には、別の扉があった。その扉も同じ鍵で開くようになっていて、音無はすぐに鍵を開けて中へ入った。

 扉を開けて中へ入ると、音無はすぐ側に合ったスイッチを入れて明かりを点けた。パッと明かりが点くと、地下空間の中には鉄製の扉が10個ほど並んでいた。

 ここは、鎮守府を建造した当初に作られた営巣だ。自室謹慎でも足りない違反者や侵入者を収監するために用意されたものらしい。提督が出入りする鎮守府に囚人を収監するというのはどうかという声もあったらしいが、だからこそ罪人を管理しやすいという点もあるため容認されたらしい。

 先任の提督が戦死して以来、この営巣の多くは緊急用の物資を備蓄しておく倉庫になっていた。

 大淀もこの地下営巣に入るのは久しぶりだが、何故音無が知っているのかは聞いている。先日、天龍が音無に想いを打ち明けた直後、先任提督の頃を知っている伊勢と日向が教えたのだとか。音無に躾けられたい天龍たちにとって、地下の営巣というのは最高の調教部屋という訳だ。

 音無は看守部屋に立ち寄って営巣の鍵を取ると、大淀たちと共に『1』の番号札が貼ってある営巣の前に立つ。鍵を開けて中へ入ると、そこには様々な道具が揃っていた。

棚には数種類の鞭やディルド、バイブがあり、三角木馬などの拘束台も並んでいる。ただ、部屋の隅に置かれているモーター付きのタンクだけは、大淀にも用途が分からない。

「ほとんど天龍が気持ちをぶつけてきた後で、龍田が明石たちに頼んで作ってもらったものだ。龍田と一緒に運んだから、周りからはそんなに変な目で見られなかったらしいけど……」

 音無は今になって緊張がほぐれて来たのか、苦笑いしながら大淀にそう言った。死んだ魚のような目でこれを運ばされた明石の姿が、大淀にも容易に想像できた。

音無と大淀が中に入ると、最後に入ったSaratogaが扉を閉める。しかし鍵はかけない。大淀が音無から逃げることなど、今はもうないと分かっているからだ。

 部屋の中央に立つと、音無は大淀に向かって振り返る。

「さて、最終確認だけど、本当にいいんだな?ここで受け入れれば、後戻りはできないぞ」

 ここまで来ても自分のことを気にかけてくれている。音無の優しさが大淀の胸に染みる。しかし、大淀の気持ちは変わらなかった。

「提督、もう私は自分を偽れません。私は提督に飼っていただきたい。提督のお好きなようにできる肉便器で、卑しい雌でありたい。この気持ちは、もう抑えられません」

 大淀はもう解体されることを望んでいない。あるのは、音無に支配されたいという従属の意志だけだ。

 愚問だったと、音無は自分の言葉を悔いる。艦娘たちは自分の言葉を裏切らない。こんな願望であろうとも、こうありたいというのが今の大淀の想いだ。

 音無は迷いを捨てて、彼女の想いに応えようとジッと目を見つめる。

「いいだろう。なら、この場でお前には誓いを立ててもらう」

 音無はそう言うと、部屋の隅に並んでいる棚の引き出しを物色し、手に取ったものを大淀に見せた。それを見た途端、大淀の子宮が疼いた。音無が手に持っていたのは、ステンレス製の首輪だった。

 首輪は従者の証。これを着けられるということは、大淀が音無のものになるということだ。大淀はそうなった自分を想像しただけで息が荒くなり、顔が赤くなる。

 音無が着任した頃の真面目な印象の大淀からは想像もできないような、淫靡な顔をしている。女性を抱く前の音無なら、きっと受け入れられなかっただろう。けれど今は、変わってしまった彼女の突き放さず、一緒に歩んで行こう。そう思うようになった。

「(変えた責任から目を背けるつもりはない。お前が望むなら、俺は誰からの誹りも受け入れる。どうなっても、俺はお前に側にいて欲しい)」

 平たく言えば人間扱いしていないと言っているようなものだが、大淀はむしろその立場を悦んでいる。音無としては複雑な気持ちだが、大淀が悦ぶならそれでもいいかと思っていた。すると……

「提督、少しよろしいでしょうか?」

 首輪を着けようとしたところで、それまで黙って見ていたSaratogaが大淀の横に並んだ。

「どうしたんだ?」

「試してみたいことがあるんです。上手くいけば、大淀さんの願望をもっと目に見える形で叶えてあげられるかもしれません」

 Saratogaの提案がどのようなものかは音無にも分からない。しかし、なんの根拠もなしに彼女が言ってくるとも思えない。

 多少不安はあるようだが、それでも大淀の気持ちを尊重したい、Saratogaの想いは確かだった。自分も深海棲艦に改装された異物だというのに、音無に受け入れてもらったことが嬉しかった。だから、大淀の変わりたいという欲望にも協力したいのだろう。

「分かった、サラを信じるよ」

「ありがとうございます」

 Saratogaはそう言うと大淀の前に立ち、そっと彼女の頬を押さえた。

「大淀さん、少し失礼しますね」

 Saratogaは不意に、大淀と自分のおでこを接触させた。

「ただひたすらに、提督のことだけを考えてください。提督に、どうしていただきたいか」

 Saratogaに促されて、大淀はただひたすらに音無のことを考える。執務中の優しい笑顔、ベッドで抱いてくれる時の猛々しい雄の顔、そして、今まで想像だけだった自分を支配してくれるご主人様の顔。あらゆる音無の姿を想像すると、下腹部の辺りが熱くなってくる。

 目を閉じて大淀とおでこを合わせていたSaratogaが目を見開いた瞬間を、音無は見逃さなかった。彼女の眼は普段のルビーのような赤ではなく、深海棲艦を連想させる青に変化していた。

 Saratogaは大淀の反応を見ながら、右手を下腹部に押し当てる。そして、右手を当てられた大淀の下腹部、ちょうど股間の上辺りになにかが浮かび上がる。次第に下腹部に浮かび上がったのはまるで悪魔を思わせる羽と、淫靡な意匠のハートマークの紋章。さらに、ハートマークの中には二種類の動物を思わせる模様も含まれていた。

 Saratogaが目を閉じて深呼吸をしてもう一度目を開けると、瞳はいつもの赤色に戻っていた。大淀の下腹部にできた紋を見て、Saratogaは満足そうな顔をする。

「上手くいったみたいですね」

「サラ、なにをしたんだ?」

「迅鯨さんが鹵獲改装されたという話を聞いてから、改装組の中でも姫級になった私の体のことが気になって、明石さんたちに頼んで私の鹵獲艤装を修復して調べてもらったんです。その結果、私の艤装には改装した艦娘にこのような紋章を入れて快楽神経を刺激し、操作をしやすくする機能が加わっていることが分かったんです」

「つまりこれ、淫紋ってやつか?」

 悔しいことに、執筆大好き秋雲先生が同人誌のネタにしようとしていたものの中にそんな紋章のネタがあったことを思い出す。人間同士の世界観ならタトゥー、魔法要素のある世界観なら魔術で体に刻印されるものだったと記憶している。

「私は提督のお陰で艦娘として復帰できましたが、鹵獲艤装の機能は100%除去できた訳ではありません。朧気ではありますが、通常の深海棲艦を指揮していた記憶もありました。精神だけで深海棲艦を操作できるだけの機能がかつての私にはあった。そこで、どのような機能が残っているか確認したんです」

「それが、これか?」

「はい。ですが、この淫紋はほぼ飾りと言ってもいいです。多少は管理者の命令を聞かせることはできるようですが、姫級だった私が入れた淫紋は、艤装を施した後で精神操作機能を起動させるためのものなんです。この紋を仕上げるには、施されるものの強い意志を利用しなければいけません。伊勢さんたちの場合は先任の提督に対する忠誠心を逆手に取った結果、従わせることができたようです」

「けど、伊勢たちを救助した時に体にこんな紋章はなかったぞ」

「あくまで艤装とセットで起動するものです。伊勢さんたちについては、最初にScharnhorstさんが艤装の中核である頭のコントローラーを破壊したことで紋は役割を果たせなくなりました。消滅したのはそのせいでしょう」

「シャルのお陰で、伊勢たちに余計なものを残さずに済んだって訳か。それについては礼を言っておかないといけないな」

「けれど、今の大淀さんは目に見える形で提督に服従する証を求めました。だから、少しはそれらしいものをと思ったんです。ご迷惑だったでしょうか?」

 やっておいてなんだが、今になってSaratogaは心配になってきた。受け入れたとは言っても、このように禍々しい紋章を付けた大淀を見て音無が嫌悪感を抱かないかと。

 しかし、音無は大淀の淫紋をじっと見ていた。

「その腹の二種類の動物の紋章。この紋章って対象の艦娘の意思とかも反映されるのか?」

「恐らく。伊勢さんたちに入れた紋もそれぞれ模様が少しずつ違っていました」

 Saratogaの指摘を受けて、音無はじっくりと大淀の淫紋を見る。大雑把ではあるが、その形は見て取れた。

「見えるか大淀。お前の望みが形になったぞ。この形、どう見ても犬とブタじゃないか」

 音無に言われて、大淀は部屋の隅にある姿見で自分の淫紋を見る。先程音無の精液を飲み干したことで腹が少し膨れて、ちょうど見下ろしても見えなくなっているからだ。

 歪な形をしているが、確かに犬とブタに見える紋章だった。自分のイメージがこの意匠にさせたと思うと、自分がどれだけ酷いことを想像したのだろうと思う。そして、思い返しただけで顔が熱くなり笑みが零れる。

「タトゥーにならなくてよかったよ。彫ったら一緒に風呂入れないしな」

「心配するところそこですか?」

 Saratogaが笑みを浮かべながら言うと、音無は返事をした。

「家族と一緒に風呂入れないなんてつまらないだろう」

 実のところ、音無は迷っていた。首輪までは天龍にも着けたので最初から考えていたが、大淀は天龍よりも肩書が増えたことで悦んでいた。つまり、天龍以上の印を付けるべきかもしれないと思ったのだ。

 しかし、首輪より上となると、いっそのこと体になにかしなければいけないかと考えた。体になにかとなると、これまた秋雲がネタとして話したことがある乳首やクリトリスに穴を開けてピアスを通したり、淫紋とは違うがタトゥーのようなものを体に彫るかということも想像したが、大切な家族の体に穴を開けたり彫り物をするなど流石に嫌だった。

 だから、Saratogaがこの手段を使ってくれて、大淀も気に入っているようなので、結果的に音無はホッとしているのだ。

 淫紋を入れられた自分すら家族と言ってくれる。音無の言葉を聞くだけで、大淀は情欲を抑えられない。大淀は淫紋に手を寄せながら、音無の顔を見上げる。

「提督、私なれましたか?提督に飼っていただくペットに、提督のおチンチンだけを入れるお便所に」

 大淀は嬉々とした顔で音無に尋ねる。音無は大淀の頬に手を添えながら言った。

「なっただけじゃダメだ。俺のペットになった証拠をしっかり見せてもらうぞ」

 大淀は望むところと言わんばかりの笑顔で、『はい』と嬉しそうな返事をした。

 

 音無は大淀の目を見つめながら尋ねることもなく告げる。

「大淀、お前は俺が求める限り俺の性欲を満たす性処理ペットだ。俺の命令に従い犯したい時に犯される。その覚悟があるか?」

「はい提……失礼いたしました、ご主人様」

 これから激しい宴に興じるというのに、そこで切り替えができる辺りは大淀の真面目さが残っている証拠だと言える。

「よし。それから敢えて言わないでおいたが、犬と豚は何足歩行だ?」

「えっ、四足歩行ですが……あっ」

 それを尋ねられると大淀はすぐに察したようでその場で膝を着き、手を着いて四つん這いになった。

「これでよろしいでしょうか、ご主人様?」

「そうだ。俺がいいという時以外、俺の部屋とこの部屋での二足歩行も禁止だ。分かったな、犬?」

「はいっ!あっ、ワン」

 不意打ちをされたが、大淀はこれも命令だと察して犬の鳴き真似をした。すぐに対応できるのは流石だと思い、音無はそっと大淀の頭を撫でた。

「いい子だな、もうやることが分かって」

「わ、ワン」

 大淀は嬉しそうに、でも流石に恥ずかしそうに返事をした。

「お座りだ、水分補給を終わるまで待ってろ」

「かしこまりました、ですワン」

 言いつけられて数分ですぐに覚えるのは難しく、それでも大淀は語尾に鳴き声を追加して対応した。大淀が床に手を着きながら正座をすると、音無はSaratogaが冷蔵庫から出してくれた水をゆっくりと飲む。

 この部屋は今では天龍たちとの激しい逢瀬を頻繁に過ごす場所なので、こうして水分補給できるように準備されている。

 生物離れした大量射精で失われるのは体の栄養分と体力だけではなく、当然ながら水分も含まれている。残念ながら、千歳たちの『母乳』で精力・体力を含めた栄養素はほぼ回復できるが、水分に限ってはどう足掻いても足りないのだ。

 音無が勢い良く、1ℓほどの水をあっという間に飲み干していく。

 音無が口の端から少し水を零しながらもボトルの水が見る見るうちに減っていく様を見て、とても興奮していたのだ。

「(あぁ……提督が……ご主人様が私を犯すための準備をして下さっている……すごい勢い……あんなに一気飲みして……あっ、胃袋の辺りが少しポッコリしてきてるっ……なんだか妙に、色っぽい……)」

 男が女の裸を見て強く興奮するように、女もまた、男が女にとっての色気を放っていれば興奮するものである。

 音無は1ℓのボトルをあっさり飲み干すと、『もう1本』と言ってさらに1ℓ飲み始めた。

 この後大淀だけでなく、付き合ってくれたSaratogaの相手もしてやるつもりなので、その分も含まれているのだ。

 その結果、音無の腸は水分を蓄えたが、これも数える間に吸収されてしまった。すると、先程失った水分を補給できたからか、体にじんわりと汗が滲む。

「ふぅ……ふぅ……あーダメだ。急に体の中から熱が抜けていく感じがする……」

「先ほどまであれほど激しく怒っておられたからですよ。興奮すれば、体温も当然上昇しますから」

「ま、そりゃそうか。大淀、俺がいいというまで動くなよ」

「(ここに来て焦らしプレイ、放置プレイだなんてっ……でも素敵ですっ。『この後』が物凄く楽しみになってしまいますっ♡)」

 音無が地下室に置かれているベッドの上に寝転がると、すぐ汗で湿り始めた。

「あ~……また洗濯出さないとな……鳳翔さんにはいつも迷惑かけるよ」

「うふふっ……きっと、大丈夫ですよ。ホウショウならちゃんと洗ってくれますから」

 音無とSaratogaのやり取りを聞きながら、大淀はいつ自分を犯してもらえるのかと待ち遠しくて仕方ないらしい。

 興奮した目は充血し始め、音無同様に体中から汗が吹き出し始めている。さらに乳首はツンと尖り、股間からもポタポタと愛液が滴り落ちている。

 さらに膣口と肛門も音無による愛ある蹂躙を期待しているのか、時折『パクパク』と開閉して涎を垂らしている。

「サラ、悪い。もう少し飲ませてくれ」

 水分と発汗でクールダウン仕掛けている興奮を取り戻すため、音無は再びSaratogaの乳房に吸い付いた。

「んぐ、んぐ、んぐっ……」

「(うぅ~……正直、あれは羨ましいですっ……私もこんな薄いおっぱいだけど、母乳さえ出ればご主人様に飲んでもらえるのにっ……いずれカッコガチまでして、ご主人様の子を孕めたら……絶対授乳したいですっ……♡)」

 大淀はもう頭の中がピンク一色に染まり切っており、先程からずっと淫らなことばかりを考えている。

 逆に言えば、それだけ大淀は普段から欲望を抑圧していたという証でもあるのだが。

 しかも、Saratogaは吸われていない方の乳房を傾け、乳首から母乳をたっぷりと飛沫かせており、それが音無のペニスにかかる度に『ビクンッ、ビクンッ』と跳ねる。

 血流が集中してきたペニスは、大淀の目元同様に充血してきており、血管が隆起するほどバキバキになっていた。

「くぅ~……あ~、来た来たっ……チンコに溜まってるっ……」

「準備ができたみたいですね、提督。では……これから大淀さんを、たっぷりと可愛がってあげてくださいね♡」

「可愛がる?勘違いするなサラ。使うんだよ、俺だけのオナペットをな」

 演技をしていることは分かっているが、音無が自分の望みに合わせたプレイをしてくれていると思うだけで大淀の股間からは愛液が染み出す。見事なにサディスティックなご主人様を演じる音無の姿を見たSaratogaは『迫真ですねぇ』と心の中で思った。

 音無はベッドから出て大淀の前に立つと、いきり立ったペニスを握って扱き始める。

「まだだぞ大淀、待てだ」

 散々待ったのにまだお預けをくらって、大淀は頭がくらくらして来る。

「(もうずっと待ってるのに、意地が悪すぎます提督。ただでさえ我慢の限界だというのに、こんな目の前でシコシコされたら……)」

 そう、Saratogaの補給を受けたことで精力が復活したペニスは、少し扱いただけで先走り汁が垂れてきている。先走り汁から漂う雄の臭いが、さらに大淀の欲望を刺激しているのだ。大淀の眼を見ながら、音無は彼女の気持ちを推察する。

「(今までの大淀なら、待てと言えばきっと待っただろう。けど、今は俺の精を受けたいって言ってからずっと待たされている。欲望を解放した大淀は、そろそろ……)」

 音無は大淀の行動を予測しながら、至極手に力をこめる。さらに臭いが濃くなってくると、大淀の首が自然と前に出てくる。音無がわざと腰を引こうとした時、大淀は無意識のうちに首を突き出し、ペニスを咥えていた。

「あむ、んじゅるっ!じゅぽ、じゅぽっ!」

 それこそお預けを食らった犬ががっつくように、大淀は音無のペニスを亀頭から根元まで熱心にしゃぶる。

「(ああ、提督のおチンチン。さっきよりもにおいが濃くて、カウパーの苦みで舌が痺れる。ああダメ、もっとくださいっ♡)。んっぐ、ぐぽ、おぽっ!」

 しかし、楽しい時間は長く続かなかった。頭を押さえられて大淀の口からペニスが抜けると、無理矢理音無の顔を見させられる。

「犬のクセに待てもできないのか?」

「わ、ワン」

 弁明したいところだったが、基本が鳴き声だけと言われているので、言い訳もできない。

「我慢もできないいけない犬には、お仕置きだな」

 音無は道具をしまっている棚を物色して、両脇にベルトが付いたものを取り出す。大きさを見ればそれが口枷というのは一目瞭然だった。しかし、穴が空いたボールギャグではなく、ベルトの中心でペニスのような形をした棒が立っていた。かなり太さがあり、音無のペニスにも負けていない。

 音無が口枷を見せて『咥えろ』とだけ言うと、大淀は申し訳なさそうな顔をして口を開く。大淀が口枷を咥えると、音無はすぐにベルトを後頭部に回して締める。ボールギャグと違い隙間がほとんどないので、大淀は鼻だけで呼吸を繰り返す。

「サラ、棒のヤツ」

 音無の一言で察したSaratogaは『はい』と返事をして、鎖ではなく肩幅より少し短い棒が付いた手枷と足枷を出す。音無は大淀の手首と太腿に枷を取り付けると、さらに別の棒を出す。

 大淀は付けられる直前、棒の中心に輪が付いているのを見た。そして、音無が持っている棒は両端にはフックが付いている。音無はフックを引っかけて棒と棒を繋ぐ。造りは簡単なので他人が外すのは難しくない。しかし、棒で腕が突っ張っている大淀には外せない。

 遊びがあるので関節を痛める可能性は低いが、まさに動物のように歩くことしかできない。

「ん、ふうぅっ。んんぅ」

 自由に動けないもどかしさが、大淀の被虐心を煽る。さらに、音無は棚から筒状の風船のようなものを取り出す。膨らませて尻を塞ぐバルーンプラグだ。Saratogaが出してくれた瓶に入っているローションをバルーンプラグに塗すと、ヒクヒクと収縮している大淀の肛門に挿入する。

「んむ、ほおぉっ」

 繋いであるポンプを押すと、空気が入ってバルーンが膨らんでいく。膨らみ切った頃には肛門の皺も伸びて、壺のような形に膨らんだバルーンは腸内に引っかかって音無が少し強く引っ張っても抜けなくなった。通常のバルーンプラグは膨らませて尻に栓をするだけだが、このプラグは中央に浣腸用の管が付いている。外側から圧をかけるので管は塞がり、漏れることは決してない。

 大淀の肛門を塞ぐと、Saratogaが部屋の隅に置いてあるタンクから蛇腹のホースを伸ばす。ホースを目一杯伸ばすと、Saratogaはタンクの電源ボタンを押す。

 モーターが起動すると、ホースの中に液体が流れ込んでくる。Saratogaは液体が先端に達したところで指を当てて塞ぎ、音無の顔を見る。

「提督、お掃除の準備完了です」

「よし、始めてくれ」

 音無の指示に頷くと、Saratogaはバルーンプラグの管にホースの先端を繋いだ。先端は管の半分ほどまで挿し込まれたので、余程のことがない限り抜けることはない。先端と管が繋がると、先端まで溜まっていた液体がビューッと大淀の腸内に噴き出した。

「んんっ!ふぉおぉっ!」

 ポンプの圧力がかかっているので、液体が勢いよく流れ込んでくる。目の前に立った音無の顔を見上げると、彼は説明してくれた。

「それは氷川丸と明石たちが作った内臓洗浄用の薬剤だ。内臓から吸収されることはなくて、腸内の老廃物をこそぎ取って排泄させるって代物だ。ほんと、プレイのためにここまでするかってある意味感心しちまうよ」

 普段は苦笑いするところだが、音無は真顔で説明している。

「このタンクは最大で10リットル入る。天龍には3リットルまでぶち込んだけど、お前はお仕置きだから5リットル入れてやろう」

「ふぉおぉっ!(5リットルって、人間の腸の許容量を明らかに超えてます!提督の射精をアナルで受け入れても3リットルくらいなのに、それ以上膨らんだらお腹どうなっちゃうの!?分からないし怖い。けど、提督にお仕置きされるってだけでアナルもおマンコもウズウズしてるぅっ♡)」

 バルーンプラグによって塞がれた腸内に、ドクドクと薬液が入ってくる。大淀は違和感に耐えられず腰を振るが、四肢を拘束された状態ではロクに動かず、むしろもどかしさが増す。そうこうしている間にも薬液は直腸から大腸へと流れてくる。

「このペースなら3分もあれば入るな。でも、それから5分は放置しておかないといけないから、ボーっとしてるだけって言うのもなぁ」

「提督、シコシコしなくてもいいじゃないですか」

 そう言ったSaratogaは、ガーターベルトを残してショーツを脱ぎ捨てて壁に手を着き、むっちりとした尻を突き出す。

「大淀さんの洗浄が終わるまで、サラの穴でゆっくりおチンチンを気持ちよくすればいいんですよ。射精しないように堪えて、たっぷり大淀さんに注いであげてください♡」

 本当ならSaratogaだって中出ししてもらいたいはずなのに、我慢してくれているのだ。そこは音無も甘えることにした。

「分かった。じゃあ悪いけど俺は横になるから、腰に乗ってくれないか?サラの好きにしていいから。欲しけりゃイカせてくれていい」

「あら、嬉しい♡でもダメですよ、イケないブタさんにいっぱい出さなきゃいけないんですから」

 そう言うSaratogaの笑みはどこか蠱惑的で、SMの女王様のような風格があった。音無がベッドの上で横になると、Saratogaは背中を向けて腰の上に跨る。自分で尻をグイッと引っ張ると、Saratogaは期待で収縮している肛門にペニスを挿入した。

「はあああっ♡提督のおチンチン、サラのお尻を満たしてくれるぅ♡気持ちいいですぅっ♡」

 Saratogaは少しだけアナルを満たされた快感を味わうと、ゆっくりと腰を動かし始める。空気が出入りしてブボッと下品な音が聞こえるが、Saratogaは気にもしていない。むしろ、その音すら楽しんでいる。

「ハア、ハア♡大淀さんの準備ができるまで、いっぱいさせていただきますね♡」

Saratogaは射精させないようにゆっくり腰を動かし続けた。左右に腰を振って円を描き、亀頭だけをアナルの圧で締めたりして、ただただ音無のペニスを刺激し続けた。

 そんな2人の宴を見せつけられている大淀は薬液を注がれて、精液を飲んで少し膨らんでいたお腹がさらに大きくなっていく。

「んむ、ふぉおぉぉっ。おぼおぉっ」

 音無の予想通り、3分が経過したところで5リットルの薬液が注入された。妊婦のようになったお腹がタポタポと音を立てて揺れると、大淀は苦悶の声を漏らす。音無もされるままにしているわけではなく、Saratogaと繋がったまま起き上がりタンクの電源を切る。ホースを抜いても、管はバルーンプラグに圧迫されて漏れない。

「薬剤の効果が出るまで、もうしばらく我慢してろよ。俺は、もう少しサラと楽しむよ」

 音無はそう言うと、大淀の前で寝転がった。ちょうど、アナルの結合部を見せつけるような体勢だ。Saratogaのアナルに咥え込まれているペニスを大淀に見せながら、音無は自分で腰を動かし始めた。Saratogaがしてくれたようにゆっくりと動き、射精を堪えている。それから5分間、音無は母乳を飲みながら精力を蓄えつつ、なんとか射精せずにSaratogaのアナルを堪能した。

 その間、大淀は薬剤の効果で出始めた腹痛に耐え続けていた。どれだけ力んでもプラグが抜けることはなく、尻を振って腹痛に耐えるしかなかった。ようやく5分が経過して、音無はSaratogaのアナルからペニスを抜いて立ち上がる。

 手足を繋いでいる棒と足枷を外すと、音無は手枷の棒を持ち上げて大淀を歩かせる。大淀はトイレで出させてもらえると思ったが、音無が止まったのは便器の前ではなく部屋の隅の下水溝のフタの前だった。

「元々こんなのなかったけどな。天龍とプレイをするようになって必要だろうってことで、チャーと明石がトイレの下水管に繋いでくれた」

 音無は下水溝のフタを外すと、下水溝より幅の広い唾を付けたホースを取る。鍔が下水溝に引っかかるのでホースが落ちる心配もなく抜けにくい。大淀が漏らさないようにゆっくりとバルーンプラグの空気を抜いて、ホースの端を大淀のアナルに、反対側を下水溝の奥まで挿入した。

「んむうぅっ!」

「もう限界だろう。どうせ俺たちしかいないんだ。遠慮せず出しちまえ」

「(そんなこと言われなくても、痛いのを堪えてお腹に力が入って、お尻を拡げられて、もう……無理っ‼)んんんーーーーーーっ‼」

 

 

――ブリュブリュブリュウゥゥゥゥゥゥッ!――

 

 

 豪快な音を立てて、薬剤と混ざり合った大便が吐き出される。半透明のホースなので中を流れる大便がよく見える。恥ずかしい姿を見られて顔が熱くなるが、溜まった便を排泄する本能に体が抗えずただただひり出している。

「(ああダメェっ!ウンチと薬が一度に出てくるのが気持ちよすぎてぇ、出し切るまで止められないぃっ♡こっちも出る、出るぅぅぅっ!)」

 大淀がそう思った瞬間、前の穴から大量の水が噴き出す。部屋に広がるアンモニア臭は、どう考えても潮ではない。排泄の快感に抗えず失禁してしまったのだ。

「(提督だけじゃなくてサラさんもいるのに、お漏らししちゃってるぅ……でも止まらない。ウンチとおしっこがドバドバ出てるのが、気持ちいい……)」

 1分以上かけて排泄し続けた大淀の腹は、すっかり元のほっそりとした姿に戻っていた。どうやら部屋で飲んだ精液もいつの間にか腸まで降りていたらしく、一緒に流れ出たようだ。排泄に体力を使った大淀は手を着いて踏ん張れず、肘をついて肩で息をしている。

 アナルからホースを引き抜くと、きれいになったピンク色の腸壁が見えるほどにポッカリと拡がっている。大淀の尻肉を掴むと、音無は命令をする。

「中央まで歩け、ブタ」

「ふ……ふうぅっ」

 今度はブタと呼ばれて、大淀は背筋をゾクリと震わせながらも返事をして部屋の中央まで歩いた。

 踏ん張れずにまた肘をついた大淀の腰を持ち上げると、音無は大淀の肛門が閉じないように指でしっかりと広げ、補給し続けていきり立っているペニスの亀頭を宛がう。

「さあ、こっちだってずっと我慢してたんだ。たっぷり使ってやるぞ」

「(ください!ご主人様のオナペットアナルにおチンポを入れてください!ご気分を害したいけないブタにお仕置きしてくださいぃぃぃっ♡)」

 大淀の意思が伝わったのか、音無はブチョッと音を立ててアナルにペニスをねじ込んだ。

 

 

――ぶちゅっ!どびゅるるるるるるるっ!――

 

 

「んんんーーーーーーっ♡(うそ!入っただけでザーメン出た!精液ドクドク入って来る!お尻の中がいっぱいになるぅっ♡)」

 挿入と同時に射精して、音無は大きく肩で息をする。

「ああ~、ずっと我慢してたから、もう射精ちまった。一気に出たから頭がさっぱりしたな」

 音無はフウと息を吐き、ゆっくりと腰を引く。ペニスが抜ける感覚を覚えて大淀は慌てる。

「んむぅっ!(待って、待ってください!まだおチンポ入っただけですっ!抜いたら嫌です!もっと欲しいの……にいぃぃぃぃぃっ!)」

 大淀がさらなる挿入を求めた瞬間、根元まで抜けかかっていたペニスを音無は入れ直した。リットル越えの射精をしたにもかかわらず、音無のペニスは射精前の状態に戻っていた。

「まさか終わりだなんて思ってたのか?考えが甘いぞブタ娘。俺のチンポはまだまだお前のケツを犯したくて仕方ないんだ。嫌になっても犯してやる!」

 音無は大淀の上に覆い被さると、バンバンと大きい音を立てて腰をぶつけた。腰が当たると体も揺らされて、精液が入って膨らんだお腹も弾んで大淀は悶える。

「うんむぅっ!ふぉおおぉっ♡んぼおぉっ!」

 巨根となった音無のペニスに腸壁を擦られるだけで大淀は嬌声を上げ、アナルをキュッと締める。

「溜まりまくってるからな、今は我慢が利かねぇぞ。そら、もう1発!」

 音無が思い切り腰をぶつけた直後、再びリットル越えの精液が大淀の腸内に注ぎ込まれた。

「んぶうううぅぅっ♡」

 弧を描くほどだった大淀のお腹が、さらに精液を注がれたことで半円を描くほどに膨らむ。しかし、音無は傍らに立ったSaratogaの乳首に吸い付いて補給をし、ペニスを復活させる。

「もっと、もっと射精してやるからな」

 それから1時間、音無は大淀のアナルからペニスを抜かなかった。覆い被さったまま再度射精したかと思えば、Saratogaに腕の棒枷を持ち上げさせてエビ反りの姿勢で10分間ゆっくり腰を動かし、騎乗位で腰に乗せて体をバウンドさせ、松葉崩しで横に向けた腹を押しながら突いて、時間をかけて何度も何度も大淀の腸内に射精した。

 1時間後、大淀の腹には合計8回分射精された精液が詰め込まれ、腹は風船のように膨張していた。再び四つん這いにした大淀のアナルに、音無はまだペニスを突き込んでいる。

「(もう、だめぇ……おにゃか、苦し、過ぎて、動けない……精液も、きっと胃まで上がって来てる。でも、提督、まだおひんひん抜かにゃい。これ、これ以上、出されたら……)」

 大淀が最悪のパターンを想像した直後だった。それまでゆっくり動いていた音無がペースを上げて来た。

「おむっ!んっつ、んっつ、んぼぉっ!」

「出すぞ、また射精すぞ!我慢するなよ!」

 音無が言う『我慢』の意味に大淀は気付いている。本当は『それ』を堪えるためにも口を閉じたいところだが、口枷にこじ開けられているので閉じられない。アナルを締めてペニスを止めたくても、入り口まで精液でドロドロになっていて滑りがよく止められない。大淀には、もう『それ』を止める手段がない。

 大淀が抵抗できないことを理解しているので、音無は思い切り腰をぶつける。

「射精すぞ大淀!これがお前の、メスブタの証だ!受け取れ!」

 

 

――どびゅるるるるるるるるるっ!――

 

 

「んぐうううぅぅぅぅっ!んんむうぅぅぅぅぅっ!」

 音無が9回目の大量射精をすると、大淀はこみ上げるものを感じる。腸を通過して胃まで達していた精液が、遂に食道まで上がってきた。口内に達するギリギリのところで止まったが、音無は大淀の口枷を外し、同時に膨張した腹を思い切り押した。

「んむ……ぼおおぉぉぉぉぉっ!おげおぉぉぉぉぉっ!」

 腹を押された瞬間、限界に達した大淀の口からは体内に溜めさせられた精液がホースから出される水のように勢いよく吐き出された。

「おぼぉっ!ごぼぼぼぼおおぉぉぉっ!」

 喉とお腹が収縮する度にポンプで押されたように『ごぼっ!ぼぼぉっ!』と苦しげな声と共に精液が出てきて、大淀の足元に精液溜ができていく。

「(つ、漬けられた……お口から、お尻の穴まで、全部、全部……提督の精液漬けにされてる……苦しくて、吐いた胃液も交じって気持ち悪いのに、それでも、イイぃっ♡)」

「どうだ、お望み通りの精液タンクになった気分は……って喋れないだろうけど聞かなくても分かるな」

 食道から上がってきた精液がたっぷり口の中に溜まっているというのに、大淀はアヘ顔を晒している。1時間盛り続けた獣欲をおさえるように、音無は深呼吸を繰り返す。それでも、未だに大淀のアナルからペニスを抜かない。

「さて、そろそろ仕上げといくか」

「ぼほぉっ……えっ?」

 少し吐き気が収まって口の中の精液を吐き出した大淀が、虚ろな目で音無を見る。『なにをするの?』という顔の大淀を見下ろして、音無は大淀の腰を掴み、自分の腰と大淀の尻肉を密着させる。

「今までのはペットとしての印付けだ。まだ天龍と同じ、肉便器の誓いが残ってる」

 音無はそう言って大きく息を吐くと、不意に肩をブルっと震わせる。

「さあ、便所らしくこっちも飲ませてやる。ありがたく思えよ」

 音無の言葉を聞いて大淀が「まさか」と思った直後だった。音無のペニスから温かい水が勢いよく噴き出し、大淀の直腸の奥まで流れ込んできた。

「(おしっこ!?提督の、ご主人様のおしっこが、私のお尻に注がれてる!?)」

 大淀は驚いて体を震わせるが、音無の排尿は収まる気配がない。

「天龍の時も、肉便器の誓いってことで出してやった。お前も肉便器になるなら、ちゃんと受け止めるんだぞ。お前の腹を満たすために、たっぷり水を飲んだんだからな」

「(精液だけじゃなくて、おしっこまで注がれて……私、本物の便器になってる。ご主人様の『もの』になってる。すごく、満たされて……幸せぇっ♡)」

 音無があらゆる形で自分を求めてくれている。そう実感するだけで大淀は顔が緩み、下品な笑みを浮かべていた。その時、音無もSaratogaも驚く事態が発生した。突然大淀の下腹部が光り出すと、Saratogaが付けた淫紋が腰を回り尻まで伸びたのだ。

 まるでTバックでも履いているように見えるその姿は、中々に扇情的だ。

「これは……」

 目の前で起きた変化と舌を垂らして大淀のアヘ顔を見ながら、音無とSaratogaは呆然とするほかなかった。

 

 

 大淀との激しいプレイに興じた翌日、鎮守府のテラスでは音無と関係を持っている様々な艦娘たちがその話をしていた。

「びっくりしちゃったよ。朝起きてお風呂に入ってる提督と大淀さん見つけたら、『私は提督専用の性処理ペットになりました』なんてエッチな顔で言われて」

 顔を赤くしながら言うのは、九九艦爆乳と呼ばれるほど豊満な胸部装甲を持つ空母の蒼龍である。彼女も音無によく胸を弄られるからか、その時のことを思い出して恥ずかしくなっているようだ。

「元々真面目な子だから、一度プッツンしたら止まらなかったのかもね。きっと、緊縛練習を自分から持ち掛けた時点で、こうなりつつあったのかもね」

 こちらは逆に妖艶な笑みを浮かべている陸奥。大人な雰囲気を放つ彼女はその雰囲気に違わず様々な『プレイ』にも理解がある。

「まあ、いいんじゃねぇか。他の奴がなんと言おうと、Admiralがいいって言ってるんならよぉ。大切なのは誰かがじゃなくて、当人同士なんだからよ」

 Scharnhorstは砕けた笑顔でそう言うと、他の艦娘も『そうですね』と傍らで朝ご飯の特大おにぎりを味わいながら言う。

「とっくに狂っている私たちに大淀さんを否定する資格はありませんし、本当にダメなのであれば提督はそもそも彼女を縛ったりはしていないでしょう」

「俺はこれからも俺なりに尽くすだけだ。俺の、ご主人様にな」

 笑みを浮かべてそう言う天龍を、龍田は恍惚とした笑みで眺めている。周りはいつも通りの姉妹の姿に安心感すら覚えてしまう。

 すると、話している蒼龍たちの横を人影が通り過ぎて行った。その人影を見ると、加賀はフッと微笑を浮かべた。音無が朝のスケジュール確認をしていると、扉をノックする音が耳に入る。

「どうぞ」

 音無が入室許可を出すと、『失礼します』という声と同時に扉が開かれた。扉を閉めて音無に体を向けたのは、艤装を装着した大淀だった。しかし、その姿は今までとは違う。

その手に持っている主砲は今までのハンドルを握るタイプではなく、鈴谷型の改二と同じ拳銃に近い形の三連装砲であった。

「い、いかがでしょうか、提督」

「あぁ、よく似合ってるよ。待っていたぜ、『大淀改二』」

 大淀改二

 それは、現時点(2023年時点)で存在していない、大淀の新たなる姿であった。

「まさかこのような姿を得られるとは……提督が出港前に言っていたお話というのはこれのことだったのですね」

「あぁ。明石からお前の改二が解放されたって報告を受けてな。『それならば』と思ったんだ。思った通りだよ」

 服も若干変更されており、今までよりも少しだが露出が増えていることと、胸(排水量及び装甲)が増しているのも特徴だ。

 スロットもそれまでの4スロから夕張と同じ5スロに増えており、火力や能力も向上している。もっとも、それに伴って水上機運用能力は大幅に減少し、4スロット目に僅か3機となっている。

だが、なんと言っても最大の特徴は、コンバート改装できるようになったことだ。

 それが『大淀改二航』である。

航空巡洋艦として瑞雲を始めとする様々な水上機を運用可能になっていることが特徴で、3スロット目が5機、4スロット目が11機という鈴谷たちの改二並みの運用能力を得ているのだった。

具体的な要目は以下となる。

 

 

大淀改二

○ 耐久 55

○ 装甲 38

○ 回避 45

○ 搭載 3機

○ 速力 高速

○ 射程 中

○ 火力 45

○ 雷装 0

○ 対空 28

○ 運 35

 

 

 大淀改二航

○ 耐久 改二と同じ

○ 装甲 改二と同じ

○ 回避 48

○ 搭載 16機

○ 速力 高速

○ 射程 中

○ 火力 40

○ 雷装 0

○ 対空 34

○ 運 改二と同じ

 

 

 元々の装備はコンバートということもあって無装備だが、チャーが改修した『15.5cm三連装砲改二』や『10cm連装高角砲(砲架)改二』など、新装備を装備することでさらなるボーナス数値を得ることができる。

 また、改二の場合だが高い搭載力を生かして『甲標的』及び『大発動艇』と『特二式内火艇』などの上陸用舟艇を搭載できる、さらに航ではオートジャイロを搭載できるという、これまでの改二軽巡たちの集大成と言っても過言ではない能力を発揮するようになった。

 ある意味、『最期の軽巡洋艦』である大淀ならではの姿だと言えよう。

「大淀。これでお前は生まれ変わった。もう、汚れているなんて言わせないぞ」

 その一言を聞いて大淀はハッとした。

 つい先日、自分が放った『汚れた淫婦』という言葉のことを、音無はすぐに考えていたのだ。その結果、今回の改二改装のためにその言葉を取り消させようとしたのだ。

「大淀、改めて頼むぞ」

 音無の穏やかな笑みに、大淀もここ最近では特に素晴らしい笑顔で『はい!』と元気よく答えたのだった。




……はい。服従と同時に改装で生まれ変わるというハッピーエンドにさせていただきました。

ウチの弟は快楽堕ちで完全に堕とすつもりだったようですが……

次回からは時系列が戻って、ひさ子たちとヤった翌日に戻ります。
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