【SO3】聖王国の紅刃が堕ちるとき~背徳の淫紋から始まる英雄救済譚~【IF】 作:ばんどう
クレアは寝台に四つん這いになって、座る男の股座に鼻筋を向けた。銀髪を束ねるリボンがはらりと滑り落ち、ぱらぱらと絹のような髪が頬に垂れていく。彼女は垂れた髪を後ろに払いのけると、いまだ萎えないグロテスクな剛直を見つめた。肉茎は赤黒く、静脈がぴくぴくとうごめいている。初めて目にする異性の性器に向けて、おずおずとピンク色の舌先をのぞかせては数秒、虚空を舐めていたが、ついに意を決してチロチロと剛直を舐めさすり始めた。
「ん、ちゅ……ふっ、ん……」
最初は恐る恐る、舌を這わせるだけに過ぎなかった口唇愛撫がしだいに熱を帯びていく。男の反応を見ながら、敏感なところを見つけてはマーキングするように小さく吸い、処女の甘美な舌腹が肉胴の根元から先端までをグイグイとなぞり上げる。
小さな唇に収まりきらない肉茎に吐息をこぼしながら、美しい眉をハの字に下げる。
先ほどの手指愛撫とは比べ物にならない視覚の暴力である。
(くっ!)
アレンが歯を食いしばって耐えようとするも、豊富でみずみずしい唾液と、やわらかく優しい舌腹がカッカと充血した海綿体をしっとりと甘く包んでくれる。
アレンの沈黙をどう取ったのか、クレアが舌先を動かしながら申し訳なさそうに言った。
「んふっ……んむ……ちゅるっ……ん、アレンさんの……んんっ……おお、きくて……ちゅっ……んっ……むずかし……ちゅるっ」
「くぁっ……!」
クレアが裏筋に舌先をはわせながら、いったんペニスから口を離す。ねばりつく唾液がぬとーっと肉棒をつたってシーツを濡らす。アレンがたまらずうっとりと口を開け快感の呻きをもらすのを満足げに見つめて、ふたたびペロペロと逸物にふるいついていく。まっしろい尻を高々と掲げ、くねくねとその丸い弾力を左右に揺っては、顔を沈めて熱心に剛直に舌を這わせるさまがたまらない。
一通り舐めつくすと、クレアは肉茎に白い指を絡め、刺激を増してきた。
「んっ……ちゅぅ……はあっ、……ふっ……」
「クレア、さっ!」
声を立ててはならないのに、また呻きそうになって、アレンはたわわな乳房を握りしめ、タプタプ揺らした。クレアが驚いたように甘い吐息をこぼし、微笑みながら見上げてくる。
手加減してくれという懇願は、いつしか肉欲に押し流されている。
完全に勃起しきった肉茎を呑みこまれる。男根は白い指にきゅっきゅとしぼりこまれ、クレアの唇が肉傘をぴったりと包んで、裏筋を舌先が這う。前後する女司令官の顔面。ぞぞぞっと腰が浮く。カリ首でわななく唇が熱い。
苦しそうにこちらを見る顔、こぼれた髪を手で押さえ、後ろにふり払う仕草のひとつひとつに目を奪われる。
「あむっ……ん、ちゅ……んんっ、んっ」
息が苦しくなったのか、一旦離れたクレアが、呼吸を整えふたたびふるいついてくる。肉棒全体に唾液がまぶされ、ぬるぬるの口内でしごかれる。狂おしい吐息は絶えず小さな唇からこぼれ、顔をまっかにしながら肉棒を呑み込んでは吐きだし、呑み込んでは吐きだしをくり返す。アレンの声が高くなったのを察してか、その抽送が徐々に、徐々に速くなっていく。
ぞくぞくと快美感が背筋を駆け上がっていく。
「はあっ! くぁっ、は、あ、クレアさん……っ!」
思わず彼女の頭をつかんでしまう。だが彼女は意に介さず、さらに深くまで剛直を呑みこんでいく。
その間も小刻みに舌を動かし、苦しげに眉をたわませながら、ぴくぴくと震える肉棒を慰め、責め立てる。
「うああっ!」
喉奥で先端をきゅうっと締めつけられた。
「ん、んっ……んっ……んふっ」
「くっ! もう、で、………だめ……です……っ!」
「んっ……んむ……」
「でるっ! ……でる、か……ら………っ」
クレアの頭が上下し、肉槍をしごく。喉の奥にまで進入したのか、彼女の瞳にうっすら涙のしずくが浮かんだ。苦しそうな表情だが、それでもクレアは口を離そうとせず、むしろより強く吸い付いてくる。手の動きもにわかに速まった。
アレンがこめかみに青筋を立てて声もなく唸った。激烈な快美感に口端がゆるみ、はくはくと息を吐く。ベッド上で全身を激しく突っ張らせ、腰が震えるのがわかった。
「ぐ……ぁぁああっ……!」
欲望のかたまりがクレアの喉奥にそそぎこまれ、彼女が苦しげに息を詰める。逃げようと引きかけたクレアの頭を無意識に抑え、二発、三発と続く白濁液が処女司令官の口内をみるみる犯していく。
「んむっ、んぶっ、んんんっ!」
そのあまりに強烈な粘液の勢いに、処女司令官の桜色の唇からたまらず白濁液がこぼれていく。クレアは欲望のかたまりをどうにか舌でころがし、唾液を絡めてこくんこくんと細い喉を鳴らして飲みくだしていく。そして、ついに肉棒から唇を離した。
「けほっ! こほっ、けほ……っ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
粘液が剛直の先端から処女司令官の唇にまで粘糸を引いている。白い乳房を震わせ、クレアが口に手を当てて咳き込んだ。その拍子に飲みきれなかった精液が口からこぼれて彼女の豊かな胸に落ち、さらに乳房を伝ってへそまで流れていく。
「だ、大丈夫ですか!」
「えほっ、けほっ、はあっ、はぁ……。……はい、なんとか……」
アレンが慌てて体を起こすと、クレアの細い背中をさする。苦しそうな彼女の髪をかき上げると、荒く息をつきながらもアレンを見上げ、微笑んできた。
「すみません……。うまく飲みきれなくて……」
「いえ……、その、無理をさせてしまって、本当にすみません」
「ふふ……。アレンさん、すごく気持ちよさそうでした。わたし、とても嬉しいです」
無垢な笑みでそう言われ、アレンが言葉に詰まった。
クレアが目を丸くして尋ねてくる。
「あの……、アレンさんは、まだおつらいですか?」
「え?」
「わたしでお力になれれば……」
びっしりと額に玉の汗をかいて、クレアがなおもけなげに言ってくる。美しい女司令官の肢体はいまや、男の精液にそこらじゅうを汚され、とても人前に出れたものではない。こんな状態であるのに彼女の瞳に不安や嫌悪はなさそうに見えた。むしろ達成感に喜んでいるような。それが欲目ではないかと一瞬悩み、しばし無言になる。
アレンは、目に垂れ落ちてきそうな彼女の髪や顔についた精液をぬぐい、その両肩を抱いた。
「……よろしければ」
「!」
「もしよろしければ、俺が満足するまで……」
「は、はいっ! がんばりますね」
クレアが意気込んでうなずいた。
その反応にアレンは苦笑し、それから彼女の体をくるりと回して背中からそっと抱き寄せる。
「あ」
「今度は、クレアさんにも。……気持ちよくなってもらいたいです」
「は、はいっ」
クレアを後ろから抱きかかえるようにして座り、手を這わせる。まっしろな柔肌は触れ合うだけで心地よく、クレアの腰もびくびくと震えている。
まず両腕を覆う長手袋を外してやった。クレアが解放感に嬉しそうに目を細めて息を吐く。汗と体液を吸いつくした布は両腕にびっちりとはりついて重く、外すのに苦労する。それを几帳面にたたんでベッド脇に置いた。
つづいてぐちゃぐちゃのチューブトップに手をかけ、下乳をもち上げるように指を食いこませると「あ……」とクレアが困ったように眉をひそめてこちらをふり返ってきた。負の感情ではない。こめかみに口付けながら、チューブトップを両肩から引き抜く。
布から解放されたバストが嬉しそうにぷるんとはずんだ。肌の白さがまぶしく目に入る。ほぼ無意識にその乳鞠を両手でわしづかんですくいあげると、クレアが顎をつんと上向けて細い息を吐く。細い首筋に思わず食いつき、舌でねっとりなぶると処女司令官からは甘い吐息がこぼれた。汗ばんだ司令官の肌は甘い女の香りがただよっている。
「んんっ……あぁ……アレンさん……」
情感を込めて呼ばれると、愛おしくなって彼女の唇に吸い付く。クレアがしなだれかかってくる。小さな体。力を抜いてされるがままになっている彼女の唇を吸いながら、肉鞠を大胆に揉みしだき、こね回す。両指が食い込んでもなお余るクレアの美乳は、つんと先端を尖らせており、よく見ればこれまでの前戯でつけたキスマークがそこここに散らばっている。
「クレアさん……」
そのキスマークをたどるように指先でくりくりと乳首を転がすと、意図に気づいたクレアが頬を真っ赤にしてそっぽ向いてしまった。さきほどはあんなに積極的に責めてきたのにふいに乙女の恥らう仕草を見せつけられると、胸がときめく。また首筋に吸い付いた。
「あぁっ……跡、ついちゃいます……」
「いやですか?」
「………………」
髪を揺すり、首を横にふるさまを見て、容赦なく噛みついた。くぐもった声をあげ、クレアが美しい眉を下げる。その苦悶をやわらげんと噛み跡をねっとりと舐めると、甘いあえぎがこぼれる。いつまでも聞いていたい甘美な声だが、ここはシランド城内なのだ。外界とこの部屋を隔てるのは頼りない木製扉一枚に過ぎない。つい我を忘れて声をあげてしまいそうなクレアにそっと口付ける。その間もねちっこく肉鞠をなぶり、もう片方の手で汗と精液でぬるぬるになった引き締まったウエストをなでおろしては太ももの内側をそろりそろりと撫で上げる。
クレアから口唇愛撫を受けているときに薄々気づいていたが、やはり彼女はパンティを履いていなかった。
さらけ出された淡い銀の茂みにごくりと喉を鳴らし、アレンの指先が足の付け根にたどり着くと、剥きだしの恥丘からあふれた蜜が指先を濡らした。
「あ……んっ!」
「……っ、もうこんなに」
「だって……あんなに、もとめられたら……」
クレアが恥ずかしそうに顔をそむける。その仕草にまた胸の奥がきゅーっと締め付けられ、思わずクレアを抱きしめた。
腕のなかで、クレアが不安げに尋ねてくる。
「あ、アレンさんは……、はしたない女だと軽蔑しますか?」
「いえ。……むしろ」
「?」
「とても、嬉しいです。あなたに受け入れてもらえることが」
クレアがひゅっと息を呑み、しばらく固まっていたかと思うと、上半身をひねって胸板に頬を寄せ、ぎゅーっと抱きしめ返してきた。
かわいい。いとおしい。
そんな感情が渦巻いて、震える彼女の頭に頬を寄せながら、美しい練り絹のような髪を撫でる。どこを触ってもやわらかく、肌を合わせるのが心地よい。
――ただ。
(クレアさんの胸……)
二度射精したからか、いくらか回るようになった頭がクレアの異変に気付いた。洞窟ではとめどなく溢れていたクレアの母乳が、この私室にきてから出ていないのだ。
それがアレンの精液を呑んだからか、べつの要因かはわからない。
ただ腰にぞくりと快美感が走って股間を見やると、クレアが肉棒にゆるゆると指を這わせていた。
「……っ、クレアさん……」
「あんっ……」
苦笑しながら乳鞠をむっちりと持ち上げると、クレアが甘い息をこぼす。その細い肩を抱いて、ゆっくりベッドに押し倒し、クレアの太ももの間に体をすべりこませる。期待に潤んだ琥珀色の瞳を見下ろし、目を細める。
(――まさか、本当に最後までというわけじゃあるまい)
あまりの彼女の乱れっぷりに勘違いしそうになる自分を戒める。もしクレアが最後まで望んでいるのであれば、ラーズバード家の格式を守るためにもまず婚約話に乗るはずだ。少なくともアレンのなかのクレアの印象はそうだった。
大戦の重圧から解放された妙齢の女司令官の心象を慮れるほど、アレンは繊細でも器用でもない。すべては淫紋のせいと解釈するのがせいぜいだった。彼が他者を理解するきっかけはいつも『痛み』なのだ。
こうしてふたり、睦み合っていること自体への違和感はいつのまにか消えている。
クレアの唇を吸い、気を抜くとそこばかりいじってしまいそうな女性の、一番大切な秘裂に指先を這わせる。
「んぅっ!」
クレアの声が高くなる。上品に閉じた二枚貝の表面をなぞるだけで腰をそらせる。アレンは処女司令官の唇に口付け、ゆっくりと悩ましい首筋、豊かなお椀型の胸もと、くびれたウエストに唇を這わせていき、蜜を溢れさせる花園に鼻先をうずめる。
「ひゃぅっ!」
クレアのむちむちとした太ももを左右に開いて、その内腿の赤らんだ肌を舐めあげるだけで彼女は驚いた声をあげた。刺激が強すぎるのか、閉じようとする膝を抑えて、内腿の張りのある弾力を愉しみながら、ちゅっ、ちゅっ、とわざとらしい音を立てて足のつけ根へと舌を這わせていく。
「ア、アレンさんっ」
理想的な脚線美の狭間に、銀色の薄い靄が茂り、肉びらの奥のほうまでを取り囲んでいる。淡い紅色の花弁は上品によじれ合わさり、指で押し広げると中のどぎついサーモンピンクの肉層が覗く。くぱくぱと閉じて開くだけの刺激でもクレアは感じ入って眉を震わせている。
鼻先を近づけるとむわっと洞窟で嗅いだ潮の香りに似た女のフェロモンが、湯気立つように迫りくる。プルプル震える小陰唇に吸い寄せられるように舌を差し入れる。クレアがわかりやすく、びくびくと体を波打たせた。
「っ、っっ!」
腰を浮かせて逃げそうな彼女を抑えて、ピンクの肉溝を丁寧に舐めあげる。一枚一枚、軽く甘噛みしては吸い付いてあふれる蜜を飲みくだすとクレアの足指の先にぴんと力がこもっていく。それでも女の本能が先を求めるのか、彼女の左手がアレンの後頭部に寄せられ、もっと奥へと
人差し指で肉口をぬぽぬぽと刺激しながら、縦割の上についている肉粒の莢を剥いて舌先で硬くしこったそこをこりこりとつつくと、クレアの嬌声がひときわ強烈なものに変わった。どうにか叫ばぬように右の中指を噛みしめているのも、城内の一室ということを思い出した証左だろう。
全身を震わせるクレアを見上げながら、クリトリスを口に含む。肉口からは蜜液がさらに染み出し、男の人差し指を奥まで招き入れてはきゅうきゅうと締めつけるほどにまで開き始めていた。
「んんんんっっ!」
眉間に力を込めてクレアが悶絶する。しばらく指を単調に、ゆっくりとぬるーっ、ぬるーっと抜き差しするだけにとどめ、クリトリスの快感に慣れさせるように一定の速度で舐める。クレアの息が次第に、息を詰める切迫したものから、大きく、深呼吸するような甘い吐息に変わっていくのを確認してから、肉口のざらざらした面を撫で上げると、クレアが息を殺して涙目になった顔をこちらに向けてきた。
「ぅぅぅぅうっ!」
思いきりあえぎたいのにあえげない状況に泣いているようにも見えた。その甘え切った彼女の泣き顔と抑えた声に、背筋がぞくぞくと震えるのを感じて、ますますまずいと自覚する。
指とともに舌の抽送を再開する。男の舌と指の動きに合わせて「んっ、んっ、んっ、んっ」と彼女の引き締まったウエストがリズミカルに波打ち、寝台をぎしぎしと軋ませる。
「あぁっ、あっ、あっ、あぁっ!」
こらえられないとばかりにクレアがつま先を丸めて太ももでアレンを挟み込んできた。彼女の細腰を片腕で抱きよせ、右手の速度と舌の圧を速める。クレアの腰ががくがくと震えだし、アレンの指と舌に絡みつく肉の収縮も激しさを増す。
「あぁっ! だ、だめっ! き、きちゃう……きちゃいます……!」
かまわず愛撫を続け、クレアを追い立てていく。蜜口はじゅぽじゅぽじゅぽじゅぽっとシーツに水溜まりをつくる勢いで溢れ出し、もはやアレンの手首までもをしとどに濡らしている。盛んに豊満な体をくねらせながら快楽をやりすごそうとするクレアだが、体の奥から湧いてくる甘美な熱からは逃れられない。
次第に足指を丸め、背中をそらして高い声を洩らし始める。その間もアレンは二本に増やした指で肉孔をえぐり、秘裂をまさぐり、ねぶり、吸い立てる。
「ああああああっ!」
ひときわ感極まったような高い声をあげたクレアは、ここが大声を立ててはならない城内であることも忘れ、快感のおもむくままに絶頂を迎えていた。そのしなやかな肢体は痙攣するように、びくびくびくっ! と激しく波打ち、肉口から温かい体液をびゅっびゅっと勢いよく噴き出していく。
その愛液の噴射をまともに口許で受け止めて、ずぞぞぞぞぞっ、と吸い上げると、クレアはいよいよ悲鳴に近い嬌声をあげ、そのまま力尽きたようにシーツに沈み込んでいった。
「はーぁっ、はーぁっ……!」
肩で息を切らすクレアが、どうにか呼吸を整えようと豊満な乳房を上下させる。体を丸めて激烈な刺激をどうにか収めようとしているクレアの背中と膝裏に腕を差し入れて、アレンがベッドから立ち上がった。
「んぅっ……アレン、さん…………?」
横抱きにされ放心状態のクレアが、ぼんやりと見上げてくる。
アレンは私室の奥にあるバスルームへと向かいながら、クレアに言った。
「そろそろ時間も押してくるころです。清めましょう」
「……はい……」
クレアがすりすりと頬ずりしてきて、思わず苦笑がこぼれた。
彼女の左腕の施文が戻っていることに気づいたのは、これより数刻後のことである。
まさかバスルームシーンいる?
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いる
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いらない