ポアロ
米花では雑誌に取り上げられるほどに有名な喫茶店だ。
レトロな雰囲気と美人な看板娘に、提供されるコーヒーが人気で、最近ではパリでパティシエ経験があるお菓子職人監修のケーキも出されてお昼時には女性客やカップルなどのお客さんで賑わう。
「ふぅ…」
疲れたように軽い溜息をつくのは唯一の従業員で件の看板娘の榎本梓。
ポアロは彼女とオーナーであるマスターの二人で店を回すために基本的にワンオペのためその仕事量も半端ない。
今日も疲れたなー、と閉店後も在庫確認に店の掃除、明日の仕込みと仕事をこなしてやっと終わったところ。
本来なら店の戸締りをして帰宅をするのだが、ワンオペゆえの特権がある。
「ごめん、梓ちゃん。またせた?」
closeの看板が出てる扉を開けて入ってくる人物。
客を迎える時とは別の、愛しい相手に向ける笑顔。先ほどまでの疲れなんて吹き飛んだ様子で出迎える梓。
「…ううん、いらっしゃい、緑」
栗山緑――世間で有名な妃英理の秘書であり、榎本梓にとっては幼い頃からの友人、いや親友だ。
当時はやや内気で、それが可愛らしい子供だった栗山に男子は「気になる子ほど虐めたい」という幼いながらの衝動で接していた。
だが、それは受ける栗山からしては悪意の行為でしかなく、言葉にできずに震えるだけしかできなかった。
それを守っていたのが梓だった。
「はい、コーヒーとケーキ。お疲れの緑にご褒美です」
「ふふっ、ありがとう」
小学、中学、高校と姉妹のように過ごし、やがて梓がバイト先だったポアロに就職して栗山が「弱いものを守りたい」と法曹界を目指して大学に進んでからも休日などはよく遊んだり買い物に行ったりと関係が続いていた。
最近は忙しらしく、こうして閉店後のポアロをマスターの好意で借りておしゃべりをすることぐらいしかできない。
「はぁ~、ご馳走様。やっぱ疲れた時は甘いものねぇ」
「やっぱり忙しい?」
「まあね。でも明日明後日はちゃんと休み貰ってるから。今夜は寝かさないよ~」
栗山はここ最近仕事が立て込んでいたが、仕事がひと段落したので久しぶりに二人で出かける予定だった。
梓の方もマスターに休みをもらって今日の夜からパジャマパーティーをする予定だった。
「そういえば、ちょっと前に引っ越したんだっけ?」
「うん、妃先生の紹介で格安のマンションを教えてもらってね。梓ちゃんも気に入ると思うよ」
「…?」
栗山の言葉に妙な違和感を感じた梓だったが、勘違いかと気にも留めなかった。
「…ふぁ~……朝…?」
ふと、気が付けば布団で横になっていた。見覚えのない部屋だが、部屋にある小物や飾られている写真に見覚えがありなんとなく「緑の部屋…?」と梓は寝ぼけ頭で考える。
確か昨日、店じまいをしたポアロで栗山と少しおしゃべりをして、その後彼女の車で例の新居マンションに案内してもらって――
「あ、起きた?」
「ん、おはよ…」
「もう、寝坊助さん。休みだからってのんびりしすぎだよ」
そういわれて頭がどんどん起きる。
そうだ、パジャマパーティーをしてたら栗山からお酒を飲まされて――そこから先がぼんやりとする。
なんか、とても卑猥な夢を見ていた気もするが、はっきりとしない。
「ほらほら、ご飯できてるよ」
「んぅ~…ありがとぉ…」
どうも体にダル気がある梓がよろよろとリビングに向かえばテーブルの上においしそうな朝食が並んでいた。
梓は「ほらほら、冷めないうちに」と栗山に促されて食事に手を付ける。
サラダとクロワッサンを食べると思い出したように「今日は買い物だっけ?」と予定を聞いた。
「うん。引っ越した時に下着とか全部捨てたから」
「え、もしかして緑、今ノーパンブラ!?」
梓が驚けば、栗山は「えへへ」とどこか悪戯っぽい笑顔を浮かべてパジャマの胸元を摘まむように引っ張れば乳首が見えて確かに着用してなかった。
確かに下着を買いたいと言われたが、まさか全部ないとは思ってなかった。
「下着の他にも引っ越して、色々と入用になったからね」
「へー…まあ、わかった」
そのため、買い物は値の張るレディース専門店とかではなく、安価でほかに買い物もするために大型ディスカウントショップとなった。
「あ、ありがとうございました~…」
少し顔を引きつる店員から買った商品を受け取りながら店を後にする二人。
幸いなことに今日は平日なため、人が少なかった。
「これで下着はいいね」
「うん。あ、ちょっと寄り道していい?」
そう言って向かう先は地下にある店。
このディスカウントショップは梓も来ることがあるが地下へは来たことがない。
「ね、ねえ緑?ここって…?」
「なに言ってんのよ。アダルトショップに決まってるじゃない」
さも当たり前にいうが、梓はこの手の店を利用したことがない。
性知識も性欲も人並みだが、あくまで溜まったモノを事務的に発散する程度で俗に言う【オカズ】や【道具】なんてものもない。
「ほら、行こ行こ」
「ちょ、押さないで、って…!」
ためらう梓に栗山が背中を押しながら入店する。
【あんっ❤あぁ❤】
「っ~~~~~!!!」
幸か不幸か、無人販売店のようで店員はいなさそうだった。
しかし、ビデオが垂れ流しされており自分と同じぐらいのAV女優の喘ぎ声が耳に入る。
「(うぅ…なんで緑ったら、こんな店に…)」
あまりにも羞恥が過ぎる梓は【週刊売り上げトップ10!】と特別スペースに並べられているパッケージを眺めて「1位の人、香坂さんに似てる、なんか名前も同じだし…」と、清楚っぽい見た目にAVとはかけ離れたお嬢様みたいな彼女に対して嫌な偶然だなと現実逃避をするしかなかった。
――まあ、本人なのだが。
「梓ちゃん~!」
「もう、なによ…」
呼ばれて、もう渋々と言った感じに向かうと緑は手にディルドを2本持っていた。
そのまままるで日常的に使うコップを選ぶかのように「どっちがいいと思う?」と聞いてきた。
「どっちって……あたしに聞かれてもわからないよ」
「えー、じゃあこれはどう?」
そう言って取り出したの相当な太さで男性経験がない梓もデカいと思うほどだった。
しかし、何を聞いてるのか分からない梓は適当に「いいんじゃない」というと栗山は嬉しそうにそれをかごに入れる。
「はぁ……。?」
いったい何に付き合わされてるのだろうかとため息をついたとき、こっち見る人影に気づいた。
確かにここは無人販売店とはいえ、店である以上他の客がいてもおかしくはないだろうと思った。
だが、それがアダルトショップという女性がいるだけで珍しい場所だと少し話が変わる。
「(嫌だな、こんな店に出入りしてる女子って思われたら)」
悪い意味で目立つアダルトショップの女性客。
もしかしたら下心を持ってナンパみたいなことをされるかもとも思った。
しかし、そんな様子に気にしてない栗山はいろいろとカゴに入れる。
「やべぇな、あの二人組の格好」
「ああ、なんかの撮影か?」
「(格好?撮影?)」
こそこそと聞こえる会話に何のことかと思う。
梓は栗山の部屋にあった幼稚園児のコスプレのスモッグと小物のカバン、それとアクセントに黄色い帽子をかぶっていた。
栗山はテラテラのラテックスで出来た超ミニスカートボディコンで、もちろん下着をつけてないから少し屈んだりするだけで股が見える。
うん、何もおかしい恰好はしてない。と梓は思った。
「こんなものかな。ごめん、お待たせ」
「遅いよ。早くいこ」
一刻も早くアダルトショップから出たい梓は、ほかの客の視線を気にしないようにしてレジへと向かった。
しかし、下着よりもディルドやローターなどの購入した数も金額も上で、「まさか緑にこんな趣味があるなんて」と、どこか男っぽい一面に体の中が熱くなる気がした。
それからは、なぜ人の目を引きながらお店で買い物をしてから帰宅をした。
―2日目―
「朝だよ~」
「ふぁ~…おは、よう?」
目が覚めた梓。だが、栗山の姿を見て首を傾ける。
何か違和感があるのだが、それ何なのか分からない。
「どうしたの?」
「ん…昨日と違うな…って…」
思考が堕ちた起き抜けの頭では考えるよりも聞くことが手っ取り早いと判断して聞いた。
すると、おかしそうに栗山は笑った。
「もう、昨日梓ちゃんが選んでくれた下着じゃない」
「…そうだっけ?」
そう言われてもう一度見る。
上は何も来ておらず、程よい張りの胸が揺れており、乳首も起っていた。
下はパンツーー昨日購入したメンズのブリーフ。しかし、気になったのは女性ではありえない膨らみが見える。
「あれ、緑っておちんちんあった?」
「寝ぼけてるの?これも昨日選んでくれたディルドでしょ」
そう言って「ほら」とブリーフの前開きから確かにアダルトショップで適当にいいんじゃないと言ったディルドが顔を出す。
どうやら昨日選んだのは双頭ディルドだったようで、下半身だけ見れば相当な巨根を持ってるようにしか見えない。
「ほら、ご飯冷めるよ~」
「うん…」
休みなのにあまり疲れが取れないな、と梓は思いながらリビングへと行く。
昨日と同じように朝食が
「おお、おはよう。梓君」
「おはようございます」
一足先に食べてる阿笠博士に挨拶を返して梓も朝食に手を伸ばす。
今日はサクサクに焼いた食パンでマーガリンを塗って口にした。
「あ、梓ちゃん。その胸の貰うね」
「…? 分かった」
何かよく分からずに返事をすれば、栗山は食パンを千切って梓の
その様子を見てしばらくぼーっとしていた梓だったが、部屋にある姿見を見てようやく理解した。
「(私、裸だった…昨日パジャマも捨てたんだっけ)」
着替えと一緒に持ってきた寝間着も「もう必要ない」と捨てた覚えがある。
ひそかに気に入ってたのにな、と思いながら梓もパンをちぎって自分の胸に残る精液につけて食べた。
「今日はどうするんじゃ?」
朝食も食べ終わり、博士が予定を聞いてきた。
梓はそれに楽しそうに「映画を見に行くんですよ」という。
なんでも気になっていた恋愛映画があるそうで、前々から栗山と見に行く約束をしていたそうだ。
「Lの11…あ、ここだね」
「Lの13…凄いよ、スクリーンのど真ん中だ」
映画館に到着してチケットを購入――その時に、昨日と同様にとても際どい恰好にスタッフが面を食らっていたがそのことを気にしてはない。
今日も平日のため、客は少なく薄暗い劇場内では前の方に数人見える程度だった。
「ほっほっほ、楽しみじゃの」
そう言ってLの12の席に座る阿笠博士。
本来は二人のお出かけだったはずなのに阿笠がいることに、なにも違和感を感じていなかった。
いや、それどころかそろそろ上映するために明かりが落ちると「暗くなってきたのぉ」と言ってズボンを降ろして「そうですね」と二人も服を脱ぎ始めた。
「それにしても、冷房が効きすきじゃないかのぉ、ちんぽが冷えてしまうわい」
「あ、それなら私が…❤」
ワザとらしい言葉に気を利かせるかのように栗山が口を使って博士の巨根をしゃぶる。
映画館の独特な重低音に混ざって栗山のフェラ音が掻き消える。
「じゅぶっ❤んんぅ、あぁむ……はぷっ❤」
「そうじゃな、その調子じゃが、金玉も冷たいのぉ。このままだとせっかくの精子が死滅するぞ」
「大変!」
そう言ったら慌てたように、通路に隠れるような形で梓が博士の股に顔を埋めるように睾丸を口で温め始めた。
「おぉ、梓君……悪くないのぉ」
「はむっ❤んぢゅるっ❤んんッ~~!❤」
性欲を滾らせる博士に、それを懸命に奉仕する。
既に映画も始まり、オープニングの主人公とヒロインが出会うシーンが始まっているがそれでも栗山と梓は奉仕を辞めない。
「んちゅ❤はぷっ、ぴちゃ❤れろっ……んん❤」
「ほぉ、可愛いのぉ、この子」
「むぼぉぉ❤!?」
スクリーンにちょっとアクシデントで主人公と急接近するヒロインの可愛らしい演技をしていた。
それを見ながら竿を咥える栗山の頭を押さえつけて喉奥へと射精をする。
「おごぉ……んむぅ……❤」
少し目が白目をむきかけるもしっかりと喉奥で飲み干したことを確認すると口を離す。
だらぁ、と糸を引く様に濃厚な精液が滴り落ちてた。
「はっ❤はぁ~❤博士の生搾りザーメンおいしかったです❤」
「ほっほっほ、それはよかったわい」
そう言って栗山の頭を撫でると嬉しそうに笑う。
上司の英理に隠れ気味だが栗山も美人と言えるぐらいに顔立ちが整っている。
毛先が癖があるのも可愛らしいチャームポイントだった。
「むぅ~!」
「む、なんじゃ。嫉妬しとるんかの?」
まだ睾丸を口で弄る梓が不満そうに唸る。もちろん、梓も別方向で美人と言える。ポアロでは彼女目当てのリピーター男も少なくないらしい。
おそらくその中の何人かが裸や性行為を妄想してオカズにしてるだろうが、実際にそうさせることができるのが阿笠一人だけという優越感は心地よかった。
「ほっほっほ。すまんすまん。お詫びに…そうじゃな、好きなところに出してやるぞ」
「! ほんとですか!」
先ほどまで親友の栗山がしゃぶって、射精したことで体液でテラテラとしてる博士の性器を梓はまるで超高級スイーツを目にしたように目を輝かせている。
そのまま、博士の座る座席の上に跨って膝を曲げて興奮したように、対面の状態で膣口につける。
「い、いいんですね!いきますよ!」
確認するも返事を聞く前に梓は腰を落とす。
処女膜――はいつの間にか破れていたのか、痛みもなくすんなりと奥まで入っていった。
「んぎぃ❤きっ、たぁ……博士のが……入ってきたぁぁ……❤」
入れただけで絶頂したのか膣壁はヒクヒクとして子宮口は降りてきているのかグリグリと押してくる。
しかし、これだけでは満足できない梓は腰を上下に動かしてピストン運動を始めた。
「ほっほっほ、これは絶景じゃわい」
「あぁんッ!❤あひぃ!❤おごぉぉ!❤❤」
映画館で大声を上げるも、ちょうどヒロインを取り合って主人公とクラスメイトが喧嘩をしてるシーンで殴打音やものが壊れる音に紛れて聞こえてないようだ。
しかし、これでは他の客に迷惑になると博士が思うが梓は夢中になって腰を上下に動かす。
「んひぃぃ!❤あひぃ、しゅごいぃ❤いっぱい擦れて頭真っ白になるぅ!!❤❤」
ぐちゅ❤ぬちゅ❤ずぽぉ❤と粘着質な音が劇場内に響き渡る。
梓の嬌声もそれに比例するかのように激しくなっていた。
映画の場面も喧嘩が終わりそうな雰囲気があるため、このままだとバレるだろう。
「仕方ないのぉ、楽しみたいが出すとするか」
「あんっ!あんッ!❤ちんぽ気持ちいいっ❤おまんこ征服されてるぅぅッ!」
ドビュルゥと子宮に博士が射精すると同時に梓も絶頂して潮を噴く。
「あ、あぁんッ……❤」と蕩けた顔でアヘ顔を浮かべる梓の膣からゆっくりと巨根を抜く。
すると、ごぽぉ❤と音を立てて精液が溢れ出ると同時にどさりと梓が気を失うようにして通路に倒れこむ。
「おや、気を失ったかの」
「…じゃ、じゃあ…博士の、綺麗にしますね…❤」
そう言って、今度は栗山が阿笠の前で蹲るようにして博士の性器を咥える。
「じゅぶっ、ぐぽっ!❤んぶぅ❤」
舌先を器用に使って竿から精液がこびりついているのを綺麗に舐めとっていく。
栗山も梓と同じぐらいに性欲が強いのかまだ満足してないのか、それともこのシチュエーションを楽しんでいるのかわからないが、口淫は激しかった。
「おほぉ……いいぞぉ……その調子だ……」
「んふ~❤れろッ、ちゅぱっ……くぷぷっ❤❤」
梓の声ほど大きくない水音は劇場内の空調の音に紛れて聞こえてないだろう。
「うぅ~、ほとんど見れなかった…」
「顎疲れた…」
それから残りの上映時間ずっと栗山にフェラをさせ続けた。
しかし、途中で梓は目を覚ますも映画は終盤で話の内容が全く分からず、栗山は約1時間ずっと口と舌を動かしていたからか顎が回らなさそうだった。
「この後はどうするんじゃ?」
「特に予定は…」
「梓ちゃん、ちょっと付き合ってほしい」
「…え?」
どこか、神妙な面持ちの栗山に梓は「わ、わかった」と頷く。
「わぁ…綺麗…」
「梓ちゃんはこういうの好きでしょ?」
眼前に広がるは米花の夜景。
綺麗な光に梓は、うっとりと眺めていると隣にいた栗山が改めて「梓ちゃん」と呼んだ。
「…本当はね、こういうの、おかしいとは思ってるの」
「緑?」
何かを懺悔するかの様に、罪の告白のように言う栗山。
ふざけた様子もない真面目な雰囲気に、無意識に梓の背筋が伸びる。
「でもね、止まらなかったの。ずっと…幼い頃から梓ちゃんが、気になってた。梓ちゃんと一緒になりたいと思ってた」
拒絶されるかもしれない、そんな恐れが喉元に絡みつきながら、それでも言葉は止められなかった。
栗山は内に秘めているものすべてを吐き出す。
「緑…」
「…だからね…梓ちゃん…」
そう言って、意を決したように―――
「阿笠さんに頼んで梓ちゃんの頭を弄ってもらったの❤」
「あっ、そうなんだ」
ひどく下品で淫らな笑みを浮かべて栗山はそう言った。
梓は何もおかしいことなく、それが当たり前のように受け入れていた。
「えへへ~❤だからさ、梓ちゃん❤私の子供産んでほしいな❤」
「いいけど、どうやって?」
「ほら、これ❤」
梓の疑問に対して栗山が見せたのは昨日買った双頭ディルド。
朝からずっと入れていたせいか愛液がべっとりと付いていた。
「これって射精機能がついてて、中にザーメン入れてあるの。これで梓ちゃんに種付けしたら私の子供ができるでしょ❤」
「そっか!」
「まあ、中に入ってるのワシの精液じゃがの」
栗山の説明に梓は納得して「それなら緑の子供を産める!」って思った。
――なんか、阿笠の声が聞こえたが二人の耳には入らなかった。
「んちゅ❤」
「じゅぅ❤」
前準備だろう、二人でベッドに裸で――もともと裸のような恰好だったが紐みたいな服も下着も脱いでもつれる様に絡みつきながら深いキスをする。
今さらながら、ここは米花のラブホテル。綺麗な夜景が見える中で男女が愛を貪り合うことを売りにしている店舗だった。
「んぷぅ❤緑…❤ちょうだい…❤」
「うん…❤入れるよ…❤」
キスと期待でトロトロになった股を広げておねだりをする梓。一昨日まで処女だったそこはとても綺麗で、だがそれでも
ゆっくりと双頭ディルドを秘部にあてがうと、そのまま栗山は腰を突きだして一気に挿入した。
「おごぉ!❤」
奥にまで届いたのか、梓は目を見開いて舌を出しながら絶頂する。
そんな幸せそうな梓の腰を掴んでピストン運動を始める。
「あひぃ!❤しゅごいぃ!❤緑っ、緑ぃ!❤」
「あぁんッ……❤梓ちゃん……いい……❤」
梓も栗山も異性から目を引くほどの容姿を持った美人だ。
それが全裸で、さらに双頭ディルドで繋がっていればより映える。
「ほっほ、滾るのぉ」
「んちゅ…じゅぅる❤」
「ぬぉ、なんじゃ、嫉妬でもしておるんかの?」
その様子をオカズにしていた阿笠に対して、フェラをしている鈴木綾子のバキュームが強くなった。
彼女としては急に「性処理をしたいから来い」とだけ言われてウキウキで婚約者との約束をキャンセルしてきたのに、既に他の女に目移りしてることに嫉妬してるのだろう。
「可愛いやつめ。安心せい、ちゃんと口で気持ちよく出来たらご褒美に膣内へ出してやろう」
「!!!」
阿笠は侍らせてる女性の排卵周期をアプリで管理している。もちろん、綾子だけでなく有希子や女子高生の蘭と園子も含めてだ。
だから今現在綾子が危険日だということも把握している、そのうえでの膣内出しというのは直接的に言えば「孕んでもいい」と許可が出たことだ。
「んじゅるっ、ちゅぱぁ❤」
有希子ほどではないが、過去に他人の子供を産んだ綾子は愛人として阿笠の子をずっと望んでいた。
しかし、婚約者の雄三に不信感を持たせないように孕ませることに関しては消極的だったが、それが今回許可が下りたことに綾子は全力で口淫する。
「あひっ❤緑っ、緑ぃ!❤」
「んぁんッ……梓ちゃん……❤いいよぉ……❤」
一方の二人もお互いに名前を呼びながら上り詰めていく。
もう限界なのだろう、ダッチワイフのように梓のくびれを栗山が掴み、猿のように腰を振る。
「出るっ❤❤梓の膣内にせーえき❤❤」
「出して❤❤私もイクッ❤❤」
「「んおぉぉお゛お゛おおぉぉぉ゛っっ❤❤」」
「んぼぉ❤❤」
梓がイッて、膣肉がディルドを締め付ける。それにより仕掛けが動き梓、それだけでなく装着者である栗山の膣内へと精液が流し込まれる。
それに合わせて、綾子の口内へと新鮮な精液を吐き出した。
「あぁ……❤私の、赤ちゃんのお部屋が…緑のザーメンでパンパンになってるぅ……❤❤」
「梓ぁ…❤いっしょに…❤❤」
「ほほ、同じタイミングで孕んで腹違いの双子とか、よく分からん子供ができるのも面白そうじゃの」
そもそもの双子の定義的におかしいのだが、もし栗山と梓が同時に孕むのなら、ある意味では双子に近い存在だ。
しかも、栗山はともかく梓はそれを「栗山との子供」と認知してしまうだろう。
「けほっ❤けほっ…阿笠さん…次は、私にぃ…❤」
「おお、そうじゃったな」
精子を強請る綾子を雑に犯す阿笠。
やはり、孕ませるのに他人を使うのもいいが自分でやる方が興奮すると当たり前なことを考えながら腰を打ち付けてた。
この作品で初めての百合レズカップルの梓と栗山の二人。
正直、梓はともかく栗山はどうするか悩みまくりました…
何かしらのネタを考えるとどうしても英理が引っ付いてきてどっちがメインかわからなくなるから…
ちなみに初期案で考えたのは英理を裁判長、栗山を弁護士、九条玲子を検事とした疑似的な裁判の実演練習みたいな展開から「喫茶店女性従業員にセクハラを働いた」として被告人役の阿笠博士が被害者役の梓にあれこれのセクハラを――という展開でした。
場面が全然進まないうえに再現するにあたって「この時、被害者に!」「いえ、その前にこうなっており」と裁判のように異議や説明を入れたらグダグダになったので没になり、次にどうするかと考えた結果百合レズカップル化を思いつきました。
本当は栗山の精神を男性化してみたいな感じにしようかとも思ったけど収拾がつかなかった…ただ、その名残が2日目朝のメンズパンツとディルドです。
栗山緑
妃法律事務所の事務員兼秘書
実は見習いとして法律事務に勤務するようになったころから博士によって洗脳されており時折気まぐれ程度に体を重ねていたりもした。
ポアロ看板娘の榎本梓とは幼少のころからの親友で今でも休日に出かけたりもしている。
元々は親友以上恋人未満の関係だったが、洗脳により梓に対しての好感が底上げされており、いつしか彼女を愛するようになっていた。
ただ、それが普通ではなく拒絶されると思っていたためある時に博士に「梓も洗脳してほしい」と懇願をする。
栗山自身、梓を巻き込んだのは自分だと思い込んでいるが阿笠は最初から梓も堕とすつもりだたためそれを利用している状態。
榎本梓
喫茶ポアロ看板娘
学生時代からポアロでバイトしており、その後正式に従業員として就職する。
栗山とは幼少の頃からの親友であり、姉妹同然の親友だった。
しかし、恋心を植え付けられた彼女の手によって博士に洗脳されてしまい、栗山に対して『違和感を持たなくなる』ことと『求められたら断れない』状態になる。
また、博士とも体を重ねているがそれも「栗山にお願いされて」のため違和感や嫌悪感もなく受け入れている――ではなく、ほかの女性同様に博士に対しての命令されると断れないため。
色々と試行錯誤したら成実みたいに面倒な感じになったかな…
ちなみにさっきの疑似裁判の実演練習が没になった後、実はポアロのオーナーが博士で美容サロンと同様に装置があってまだ洗脳してない栗山を――っていうのも考えたんですがそれもなんか違うなと。
そこからはある程度までは順調に進んで――最後のラブホがまた悩みまくった…
最初は普通に栗山が指輪を取り出して告白してたんですが、そしたらその場にいた博士が完全にノイズになって進まない。
じゃあ洗脳について明かしてその流れで――これもピンとこない。
やっぱり告白に――いや、暴露で――告白――と繰り返して最終コレになりました。
手持ち無沙汰の博士に対して性処理として誰か呼びだす――ということで綾子に。
もう少し話を広げようかとも思ったけど文字数が…
いっその事映画館のくだりを削除してこっちを伸ばすのも考えたけど告白シーンに繋げるためには必要だったから少し不完全燃焼気味…
一応、この後栗山と梓は『内縁の夫婦』みたいな感じに、そのままマンションの同じ部屋で暮らし始めます。
多分ポアロのマスターに「梓ちゃん、最近変わったなぁ…いい人ができたとか?」と思われそうかな。英理には普通に栗山が「内縁の妻ができました」と報告してそう。
あ、栗山と梓は同性夫婦になりますが、普通に博士が「ヤらせろ」と言えば股を開きます。
さて、次回なんですがストックはまだ心もとないんですが、ただR18描写が少ない話となるため9日に投稿します。