※この作品はR-18です。

阿笠博士に転生していたから   作:銀猫

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寂しがりの母性のある子って性欲が強そうじゃの。

「あっ、お久しぶりです、阿笠様」

 

 

 

「ほっほっほ。今年もよろしく頼むぞ」

 

 

 

とある温泉街にある宿。

老舗と言っても過言ではないその旅館に毎年宿泊するのは世界的有名な発明家の阿笠博士。

 

 

 

 

「いつも通りに【紫陽花新庵(あじさいあん)】に2部屋をご用意しております。ご利用は今回は…阿笠様含め大人3名、高校生1名、小学生のお子様2名、幼稚園児のお子様1名でよろしいでしょうか?」

 

 

 

「ああ、間違いないぞ」

 

 

 

 

代表者として阿笠が名前を書くと女将は「ではこちらに」と部屋を案内した。

 

 

ここは初めて阿笠が工藤有希子と毛利英理の2人と不倫旅行を行っていた旅館だった。

 

今から20年近く前に初めて利用してから毎年、休暇期に宿泊して「心付け」として多額のチップを出してくれる阿笠は上客として迎え入れられていた。

 

 

そして15年ほど前に阿笠と共に宿泊した鈴木朋子がスポンサーとなってくれたおかげで、ただ【老舗】という看板だけで古いだけの旅館も改装をすることができて内部設備も阿笠が「試作品」ということでいろんな発明品を試験運用する実験場として提供することでそのまま卸してもらう関係となったことで見た目は古き良き旅館ながらも中身は最新鋭、まさに女将からすれば【神様に等しい存在】となっていた。

 

 

 

 

 

「では、ごゆるりとお寛ぎください」

 

 

 

 

この【紫陽花新庵】も鈴木朋子からの出資で作った「家族向け」と銘打って家族風呂や少ない部屋は実質的には阿笠の不倫用の部屋だ。

 

部屋へと案内してから女将は頭を下げて他の仕事に戻っていく。

 

 

 

「わぁ、すご~い!」

 

 

 

「ええ、いい景色ね」

 

 

 

 

窓を開けて外を見た理博が感嘆の声を上げると灰原もどうして景色を眺める。

 

その後ろから明美も眺めると「うわ、マジいい眺め」と言ってスマフォで写真を撮っていた。

 

 

 

 

「蘭、新士君を寝かせてきてくれるかしら?」

 

 

「うん、わかった」

 

 

 

 

移動の疲れからか、あるいは普段は昼寝の時間だからか旅館に着くころには新士がぐっすりと眠ってしまっていた。

 

今回は子供の部屋と大人の部屋と2部屋取っておりもう一つの部屋に布団を敷いてくれているはずだから蘭が眠ってしまっている新士をそのまま連れて行った。

 

 

 

 

 

今回の宿泊は阿笠以外は妃一家の3人、明美と灰原の姉妹、そして新士。

 

有希子は所用で不在だった、というかそれで新士を預かることになったから「どうせならいつもの旅館に泊まりに行くか」ということで新士を連れてきたようなものだった。

 

 

 

また、明美と灰原、理博も今回初参加だ。

 

 

 

 

「ねえ、あたし温泉街いきて~んだけど」

 

 

 

「あ、私も!」

 

 

 

「…そうね、私も。今のうちに歩美たちのお土産買っておこうかしら」

 

 

 

 

蘭が戻ってくる頃に明美は旅館に来るまでに見えた温泉街へと行きたいと言い出した。

 

確かにお土産を見繕うにはうってつけだろう。それに古き良き町みたいに小さな縁日のような出店も並んでいたはずだ。

 

 

 

 

「お母さんは?」

 

 

「私は温泉に行くわ、少し冷えたから…」

 

 

「ほほ、ではわしも…体の芯からあったまるとするかの」

 

 

 

 

英理と一緒に温泉に行くことにした阿笠。おそらく風呂場でハッスルすることを想像してか英理が「楽しみね❤」と頬を赤く染める。

 

各々がどう過ごすのか決めているが蘭は「私、新士の様子見ておくね」と外出を辞退した。

 

とはいえ、まだ3歳の新士を放置するわけにもいかないために面倒を申し出てくれるのはありがたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………はぁ」

 

 

 

新士の様子を見ながらスマフォを手にしている蘭はため息をつく。

 

 

 

スマートフォンの画面にはチャットアプリ。

 

花の女子高生である蘭は学校で会う相手でもよくチャットを使っている。

 

その中で最もログが長く、そして更新が古いのが新一との個別チャット。

 

 

 

 

「…新一」

 

 

 

 

二つ前の投稿は、帰ってこなくなった日。

 

 

二人でトロピカルランドに行って、それで新一が「先に帰れ」といなくなってから心配して送ったもの。

この後に有希子から「有事に巻き込まれて、連絡するのも控えて欲しい」と言われた。

 

 

もう一人の母親ともいえる女性(ひと)がいつもの笑顔ではなく真剣な様子の言葉に、とても重要なことなのだろうと判断した。

 

 

 

 

「…バカ」

 

 

 

 

本当に、出来心で「あけましておめでとう」と送った。

 

既読はついてない。分かっている、詳細は知らないが大変なんだと。

 

 

それなのに、浅井診療所に全裸で現れて、なし崩し的に性行為までやって――

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

再会の喜びなんてなかった。夢にまで見たセックスは物足りないというレベルではなかった。

 

ただひたすらに不満。あれなら阿笠とのアナルセックスやディルドオナニーの方がマシだ。

 

 

 

 

幾年もの恋も冷めるのは一瞬。

 

 

おみくじを引いたときの内容もあながち間違いではないのではと思った。

 

 

 

 

「(新一は、どう思ってるんだろう…)」

 

 

 

 

 

 

「蘭おねーちゃん…?」

 

 

「あっ」

 

 

 

 

長年の片想いが消えるような、そんな喪失感に沈んでいると名前を呼ばれて気づいた。

 

見れば布団から起き上がって新士が心配そうな表情で蘭を見上げていた。

 

 

 

 

「ごめん、起こしちゃった?」

 

 

 

「…ううん。ねえ、おねーちゃん。ここ、どこ?」

 

 

 

 

そういえば、到着前に寝てしまった新士は旅館にいるというのに気づいてないのだろう。

蘭が「お泊りする旅館だよ」と教えれば興味津々に目を輝かせた。

 

そういえば、どう思ってるのか温泉街と聞いて探検する場所だと思ってるようだった。

 

 

 

 

「ふふっ、新士君、一緒に探検する?」

 

 

 

「いいの?」

 

 

 

「うん、でも絶対にお姉ちゃんから離れちゃだめだからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

新士と一緒に出掛けます、という置手紙を残して温泉街へと歩く2人。

 

ちなみに部屋にあった浴衣に着替えており、温泉街は同じような浴衣の宿泊客が多くいた。

 

 

 

どこもにぎわっているようで、お祭りの縁日の様にいろんな出店が並んでいた。

 

 

 

 

「あっ、ぴんくのわにさん!」

 

 

 

「え?あ、新士君の好きな…」

 

 

 

 

新士が反応したのは射的の景品となっているワニのぬいぐるみ。

 

絵本を読む新士の中でも一番好きな好きな作品のキャラクターだった。

 

 

 

ぬいぐるみを倒すのは無理なためか、積み木のような足場の上に置かれていた。

 

 

 

 

「おう、坊主。やってみるか?」

 

 

 

「あっ、じゃあお願いします。新士君、がんばろうね」

 

 

 

「うん!」

 

 

 

 

気前の良さそうな中年の店主に蘭が料金を払っていざコルク銃を――と思ったが、幼稚園児の新士の手には大きくて弾を込めるのも大変そうだった。

 

それに蘭は少しほほ笑みながら「ほら、貸して」と受け取って弾を込めて返す。

 

 

 

「ありがと、蘭おねーちゃん!」

 

 

「どういたしまして。…届く?」

 

 

 

 

それと台は新士には高い。

 

残念ながら踏み台なんかもないようでつま先立ちして必死に狙いを付けようとしている姿に蘭はトキメキながらも手を貸すことに。

 

 

 

 

「しっかり狙ってね」

 

 

 

「うん!よーし…」

 

 

 

 

パキュン、という音とともに発射したコルクはぬいぐるみではなくその下に配置していた10円チョコに当たった。

 

店主は「おしいな、もっと上だ上」とアドバイスをして、もう一度弾を込めて撃つ。

 

 

 

今度はぬいぐるみの足場に見事命中するが当たり所が悪いのかあまり動かない。

 

もう一度、と撃つが今度はワニの横のガムに当たった。

 

 

 

 

「倒せない~…」

 

 

 

「うーん、ねえ、新士君。お姉ちゃんがやってみてもいい?」

 

 

 

 

残り弾は2発。というのも射的の醍醐味と言えば台から身を乗り出して至近距離で撃つことだ。

 

だが新士を抱えた状態ではそれは無理で距離減衰もあってパワーが足りないのだろう。

 

 

 

 

「おねーちゃん、がんばって!」

 

 

 

「うん、それじゃあ…」

 

 

 

 

セオリー通り、台から乗り出す様にして銃を構える。

 

 

 

 

「(うお、マジかよ…)」

 

 

 

 

このとき、店主は思わず蘭の胸元をガン見してしまった。

 

 

というのも、幼少から度々旅館に宿泊していた蘭は「浴衣は下着を付けない」という阿笠の決めたルールを英理や有希子が守っている姿を見ていた。

するとそれを見て育った蘭がノーパンノーブラというのは当たり前だと思っていても仕方ない。

 

 

 

 

「(モロ見えじゃねぇか…!)」

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

銃を構える関係から体を捩ってできた隙間から胸が丸見えだった。

 

しかし、ぬいぐるみを撃つことに集中している蘭は気づいてなかった。

 

 

 

店主のガン見は蘭が銃を撃つまで続き、パキュンという音でハッとして見たらぬいぐるみの足場が一つ倒れたが軽く揺れていた。

 

 

 

 

「あー、惜しいかな」

 

 

 

「は、はは。そうだな。両端の足場を全部倒さないとぬいぐるみは倒れないだろうな」

 

 

 

 

店主の言うのも正しいが、正確に言えば両端の足場だけを打ち抜かないとぬいぐるみは倒せない。

 

中央にぬいぐるみの重さがかかると両端の足場が倒れにくくなるのだ。

 

 

 

 

「まあ、頑張ってくれ」

 

 

 

「よし…!」

 

 

 

 

再び銃を構える蘭。その見える胸元を覗き見る店主。

 

それは今の状態だとぬいぐるみを倒せないという慢心、経験でこの状態から倒されたことがない油断からだった。

 

 

 

 

「わぁ、おねーちゃん、すごい!」

 

 

 

「え?」

 

 

 

しかし、店主は知らない。

 

 

この少女はとてつもない強運の持ち主で、父親は針の穴を通すほどの銃の腕前を持っていたことを。

 

 

つまりは――

 

 

 

 

「やったー!」

 

 

 

 

無理だと思われていた状態でもぬいぐるみがゲットできたというわけだ。

 

 

「よかったね、新士君」

 

「うん、ありがとー!蘭おねーちゃん!」

 

 

 

蘭はお気に入りのぬいぐるみを持ってニコニコな新士と共にさらに縁日を進む。

 

ここ最近ちょくちょく有希子が不在で、少し寂しそうな様子をしていたこともあってご機嫌になった弟分にホッとしていた。

 

 

「あれ?蘭おねーちゃん、ボールが泳いでるよ?」

 

「え?ああ、スーパーボール掬いね。金魚じゃなくてボールを掬うんだよ」

 

 

「お、やるか?ボールは点数で数に応じてお菓子と交換だ」

 

 

 

スーパーボール掬いを始めて見た新士が不思議そうにしていたため蘭が解説すると店主の男性がそう声をかける。

新士が「やるー!」と言ったので蘭がお金を払うと男性が金魚すくいでもおなじみのポイを渡してきた。

 

 

「新士君、ピンクのワニさん持っててあげるから」

 

「うん、よーし!」

 

 

 

元気よくポイを水につけてボールを掬おうとする新士。

だが、勢いが付いたせいですぐにポイが破れてしまう。

 

 

「あれ?」

 

「ガハハハ!もっと優しくやらなくちゃなんねよ!ほれ、嬢ちゃん。手本を見せてやりな」

 

「え、あっ。ありがとうございます」

 

 

 

あまりにも一瞬で終わったためか、ポイを一つ蘭にサービスしてくれた。

蘭はぬいぐるみを膝に置くようにして腰を落とした。

 

 

「(おっ、見え…見え…?)」

 

 

 

蘭がしゃがむことで、ぬいぐるみが腹部を押すような形になって浴衣の裾が軽く引っ張られる。

それで女子高生のパンチラが見えると期待した店主――が、先ほどの射的の時にも言ったが、蘭の中で浴衣は下着を着用しないのがマナー。

 

 

「(こ、この嬢ちゃん、ノーパンじゃねぇか!)」

 

 

 

男性もまさかこんな人の往来の多い場所で、言うなれば薄い浴衣一枚でいるなんて思ってもみなかった。

確かにこの温泉街はそこら中から温泉や蒸気が流れているため防寒具は必要ないが、さすがに下着を付けない女性なんて初めて見た。

 

 

 

「いい、新士君。よく見てね」

 

「うん!」

 

 

「(よく見えちゃってるよぉ~!)」

 

 

 

新士はスーパーボール掬いの方を見てるし、周りの人たちも気づかない。

唯一、男性だけが蘭のデリケートゾーンを鼻の下を伸ばしてみていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えへへ、おかしもいーっぱい!」

 

「あのおじさん、いい人だったね」

 

 

 

蘭がスーパーボール掬いでゲットしたボールの点数よりも明らかに多くのお菓子を渡された。蘭のプレイはオマケだったし、受け取れないというも「いいんだいいんだ、お礼だよ」とよくわからないことを言われてしまい、それならともらうことにした。

 

 

この日のこの温泉街で、2人の男は脳内に焼き付けた同じ女性の別の部位を思い出しながらオカズにするのだが、それはもうどうでもいいだろう。

 

 

 

「蘭君!新士君!」

 

 

「はかせー?」

 

「あれ、お母さん?」

 

 

 

 

旅館のロビーにはいれば少し慌てたような阿笠と英理がやってきた。

 

英理の髪や服装が少し乱れてるところを見れば風呂上りにも楽しんでいたのだろうと思うが、一体どうしたのだろうか。

 

 

 

 

「さっき警察から電話で温泉街で事件があって…それで明美さんが容疑者の一人になってるらしいのよ」

 

 

「明美さんが!?」

 

 

「もちろん無実じゃろうが、何かあってはいかんからの。明美君の身元の保証人として英理君が、子供たちはワシが面倒を見るから留守番の方を頼む」

 

 

 

 

確かに、何の事件かわからないが容疑者となってるのなら身動きは取れないだろうし、あの風貌の明美に警察官が好印象を抱くとは思えない。

 

事件現場に子供達を残すわけにもいかないとなると阿笠も行く必要があったが、そこに新たに未成年を連れて行くわけにもいかない。

 

 

 

 

「蘭は新士君と一緒に部屋で待ってて…あと、お風呂にも入れてあげて」

 

 

「分かった。二人とも、気を付けて」

 

 

「…行ってらっしゃい」

 

 

 

 

―紫陽花新庵:家族温泉―

 

 

 

 

「いい湯だねー」

 

 

「う、うん、そうだね」

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

今更ながら、新士が大人の異性と風呂に入るのは有希子以外では初めてだ。

 

 

 

蘭の方は新士は可愛い弟で、まだ3歳という幼さから異性より家族として見ていて羞恥心はあまりなかった。

 

だが、新士は人並に羞恥心はあるし「可愛いものは可愛い」「綺麗なものは綺麗」と感性もある。

 

 

 

 

「どうかしたの?」

 

 

「え、えっと…あの…ら、蘭おねーちゃん…お、おっぱい…きれー…って…」

 

 

「…え?」

 

 

 

 

恥ずかしさのあまり、新士は口から下を湯に沈めてしまった。

 

ブクブクと水面に泡が立ち、耳まで真っ赤になった顔を隠すように体を縮こまらせる。

 

 

 

蘭は一瞬言葉を失い、頰が熱くなるのを感じた。

 

 

 

当たり前の話だが、新士は幼稚園児の新一そっくりだ。

幼い頃から新一は生意気でカッコつけで、それでカッコよかった。

 

 

だけど一度も、いや今の今までそんなことを一度も言ってくれたことはない。

 

 

 

「ご、ごめんなさい…変なこと言っちゃって…」

 

 

 

 

だから、一瞬だけ『新士が新一だったらよかったな』と思ってしまった。

 

 

 

 

「…ふふっ、いいよ。新士君に褒められると、お姉ちゃん嬉しいかも」

 

 

「…えへへ~…」

 

 

 

そう言えばふにゃりと、新士は幼い頃の新一に似てはいるが可愛い顔を緩ませる。

 

いや、違う。新一はこんな風には笑わない。

 

 

 

そう思って何を馬鹿なことをと蘭は思う。

 

 

 

 

「(この子は新士で、新一じゃないんだから)」

 

 

 

寂しさのあまり気でも触れたのかと自分を戒める。

 

新士の前で自分は、頼りにされるお姉ちゃんだからなんだと思ってお湯を手ですくって顔を洗うことで意識を切り替える。

 

 

 

 

「新士君、身体洗っか」

 

 

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新士君、痒いところある?」

 

 

「ない~!」

 

 

 

 

湯船から上がってシャワー台でまず蘭が新士の頭を洗っていた。

蘭は今でもたまに理博と一緒に風呂に入ることがあるため子供の頭を洗うのは慣れていた。

 

 

 

 

「じゃあ、流しましょうね」

 

 

「は~い!」

 

 

 

 

洗い終わりと、蘭が立ち上がって新士の前にあったシャワーを手に取ると適温のお湯を出してテキパキと泡を流していく。

残しがないように耳の後ろや首元まで念入りに流す。

 

 

 

 

「うん、頭はもういいわよ」

 

 

「ありがとー、!」

 

 

 

 

お礼を述べた新士。しかし、彼が目を開ければそこにあるのは蘭の身体。

後ろで頭を洗っていて、新士の前にあるシャワーヘッドを手に取るように回り込むような体制だったためちょうど新士の目の前に蘭の股があった。

 

 

 

 

「(ママと…違うや)」

 

 

 

 

風呂の時間に母の胸を見ることはあっても股をマジマジと見ることはない。

だからこそ、ほぼ始めて見る【女性器(おまんこ)】というものに新士は釘付けになっていた。

 

 

 

 

「――えっと、新士君?」

 

 

 

「え…あ、ご、ごめんなさい!」

 

 

 

 

流石にガン見をして蘭が気付かないわけがなかった。

 

顔を赤く、謝る姿に悪意などなく、子供らしい好奇心に満ちた行動と反応に蘭は嫌悪感はなかった。

 

 

 

「あっ…」

 

 

 

むしろ、蘭が目についたのは新士の股間。

 

 

【性知識】の【せ】どころか「赤ん坊はコウノトリが運んでくる」と言われて信じてしまいそうなほど幼く無垢な子らしい小さい【おちんぽ】。

 

勃起してるのだろうか、僅かに上向きになっているそれに視線が奪われた。

 

 

それに気づいた新士は本人の意思を無視して反応する股間を心配そうに抑える。

 

 

 

 

「ら、蘭おねーちゃん…新士…へん…?」

 

 

 

 

おそらく初めての性的興奮に体が反応して勃起していた。

 

だが、新士自身、その知識がないからか生理現象の意味も分からずに蘭に問う。

 

 

 

 

「…ううん。変じゃないよ。それはね、男の子が女の人の身体を見て…おちんちんが喜んじゃってるの。ほら、さっきお姉ちゃんの身体を綺麗って言ってくれたでしょ?お花とか、蝶々とか見て『綺麗!』って喜ぶみたいにね、新士君のおちんちんも喜んでるのよ」

 

 

 

 

優しく微笑みながら教えると、新士は蘭の言葉を一つ一つ嚙み砕いて読み込むようにして「そっかぁ」と納得していた。

そう言えばと、自分が阿笠と『セックスの練習』を始めたのは今の新士ぐらいの年齢だった。

 

 

だからなのだろうか。

 

 

 

 

「ねえ、新士君。『セックス』って知ってる?」

 

 

「せっくす?」

 

 

「好きな人どうしてやる、遊びみたいなものかな?よかったら…お姉ちゃんと『練習』、する?」




はい、というわけで今回はここまで

いつぞやの旅館への家族()旅行。
作中に描写はないけど阿笠は常連で、チップやスポンサーなどお金を落とす上客で不倫旅行だということも女将は黙認して接客してます。


原作と違って新一やコナンが蘭と関わってないためガラケーを贈られてもないのでスマフォに機種変しています。
…このご時世でアプリが使えない型落ちガラケーってのは不便すぎるし


その後の温泉街の描写…挿し絵、すごい頑張った…
どうやってもStable Diffusionで射的が出力できなくてなしにするかと思っていたけど、GrokAIで出力した画像をあれこれやってなんとか…


蘭の射的の腕はオリジナル。ただ小五郎からの遺伝で上手でもおかしくはないかな。
…縁日で射的が上手な描写で蘭が欲しがるぬいぐるみとかをゲットする姿が浮かぶけど、蘭は腕前知って驚いていたからなかったんだろうなぁ…


そして悲しきかなコナン世界で旅行中に事件に遭遇しないことは…
因みに描写してないですが、この世界でも色々と事件に遭遇してます。
ただコナンもいないですし子供たちに死体を見せる、というようなことにはなってない、はず。


道中の話から察してる人や最後の部分で気づいてる人もいるかもしれませんが妃蘭、小学生とヤります。
ただ新一とヤっても満足できなかった蘭が小学生ではどうなのか…それはまた次回。
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