ハナコと愛のないセックスをする話 作:無名のハナコ好き
・第1話の後日談に該当するエピソードです。
第2話でハナコが望まない赤ちゃんを出産してしまうことになった経緯が明らかに……
なる予定だったのですが、次回の『浦和ハナコの母子健康手帳』へ続きます。
半端なところで切ってしまい申し訳ありません。
・本番なし。「ハーメルンのR18でエッチじゃないのは駄目っ、しけぇ!」な方はご注意。
あの日……
排卵予定日の2日前という、
ハナコちゃんの合意を得ずに楽しんだ日から。2週間と4日が経過した。
おそらく私たちの運命を致命的にねじ曲げたあの日から、私は意識的にティーパーティーの職務へ精励し、日々を忙しなく過ごしていた。
そして今日、私は半月ぶりにハナコちゃんを呼び出して、いつものホテルで落ち合うことになっている。
相も変わらず窓際のソファーへ腰を掛け、窓の外を見下ろして、私は恋する乙女さながらに待ち人の姿を探していた。
「……ふふっ」
ただハナコちゃんを待つだけの無為な時間。
その中で不意に私は、先週ハナコちゃんが見せた珍しい姿を思い出して小さく笑ってしまう。
あれは9日前のこと。
ハナコちゃんは授業中に突然、血相を変えて立ち上がり教室を飛び出していった。
それから20分ほどの、ハナコちゃんが戻って来るまでの間に何があったのかを私は知らない。
しかしそれ以来、ハナコちゃんが何かを言いたそうな目をして私を見てくることが増えた。
そして、ハナコちゃんが席へ着いてぼんやりとお腹に手を当て、何かを考えている姿を頻繁に目にするようにもなった。
……うん。
おそらく、ハナコちゃんは教室を飛び出していったあの時、私の子を
当然と言えば当然の結果である。
排卵日の2日前という一番妊娠しやすい日に、私の精巣が作ったばかりの新鮮な精子を2回も子宮へ送り込んで。
その上ハナコちゃんを騙して不妊治療薬まで服用させてしまったのだから。
きっと私の精子はハナコちゃんの卵管膨大部で排卵を今か今かと待ち構えていて、狙い通りに排卵直後のハナコちゃんの卵子を受精させたのだ。
そして排卵直後の、最も新鮮で活力があるハナコちゃんの卵子が、私の精子と遺伝子を
かくして、まだ16歳の
そして、おそらくその時。
私たち二人の
結局ハナコちゃんは、それからずっと悩ましそうな目で私を見つめてきたけれど、私は何も気付かないふりをして仕事に打ち込んだ。
1週間強もの時間が経過してしまった現在では、私たちの愛の結晶はハナコちゃんの子宮内膜へ完全に根を張って
「えへへ♪」
きっとあと2ヶ月もすればハナコちゃんの皮下脂肪が極端に少ないスリムなお腹は、妊娠12週のまだまだ小さな子宮を、ぽっこりと浮かび上がらせてしまうのではないか。
3ヶ月後の10月上旬には胎盤が完成して、ハナコちゃんが流産するリスクは大きく低下する。
事実上この段階で、ハナコちゃんは泣いても喚いても私に孕まされた子を出産しなければならなくなってしまうのだ。
妊娠6ヶ月を迎える11月か、遅くとも妊娠7ヶ月の12月には、ハナコちゃんのあの清楚ながらも露出の激しい制服は、大きくなったお腹を絶対に隠せなくなってしまうだろう。
そしてハナコちゃんは婚前交渉なんてあり得ないという価値観のトリニティで、侮蔑と、下劣な好奇の目線に囲まれて過ごすことになるのだ。
私の遺伝子でハナコちゃんの子宮を征服したことで、ハナコちゃんの人生のレールは大きく進路を変更してしまった。
きっと時間が経つほどに、その影響がはっきりわかるようになってくるはず。
いけ好かない大人、シャーレの先生なんて奴に媚びを売っていたハナコちゃん。
私がしっかり管理してあげないといけないくらい、淫らで弱い体を持ってるくせに。
ハナコちゃんが浮気をするからこうなるんだよ……
だから、
──ピロン♪
ぼんやりと未来へ思いを馳せていた私の耳に、モモトークの通知音が届く。
メッセージに目を通すとハナコちゃんは既にホテルへ着いているようだ。
信じられないことに私は、ハナコちゃんの姿を見逃してしまったらしい。
浮かれてしまっている。これではいけないと、頭を一つ振って気持ちを切り替えた。
◆
「遅くなってごめんっ! お待たせ、ハナコちゃん」
私はいつもハナコちゃんとの逢瀬で使う部屋へパタパタと移動し、開口一番に待たせてしまったことを謝った。
「こんにちは、ミツコさん。
……いえ、大丈夫です。私もさっき来たばかりなので」
「あっ♪ こんにちは、ハナコちゃん。
そっか、それなら良かったぁ……
えへ、何だかこれって恋人同士の待ち合わせみたいな会話だね」
ハナコちゃんが緊張した雰囲気で私に言葉を返してきたので、私は軽く
「……ふふ、ミツコさんもそういう冗談を仰るのですね」
「ええ〜、冗談じゃないかもよ?
……あっ、私ってまだ婚約者いないからね!
ハナコちゃんならいつでも歓迎だよ♡」
「ふふっ♪」
「ちぇ〜、振られちゃったかぁ、残念無念〜」
そして想定通り、私の戯言はハナコちゃんに笑顔で切り捨てられる。
想定通りなので私は別にショックを受けたりなどしていない。
私もしっかりと笑顔を保ち、わざとらしく残念がってみせた。
まあ、いつもはハナコちゃんへ先にシャワーを浴びて待っていてと連絡してるし、その日のエッチで使う台本も置いてある。
今日はそういったものが何もなかったから、ハナコちゃんは不安になっていたのだと思う。
ハナコちゃんの緊張も解けたみたいだし、もったいぶる理由もないので私は端的に今日のホテルデートのプランを説明した。
「それで今日はね?
ハナコちゃんとご飯を食べたり、映画を見たりしたくて来てもらったんだ。
エッチなことは、今日はナシにしようかなって」
「あら…… それは、随分と久しぶりですね。
ミツコさんはいつも私にいやらしいことをしたがる子でしたのに……。
最近は忙しそうにされてましたし、大好きなエッチもできないくらいお疲れなのでしょうか?」
「もうっ、ハナコちゃんはまたそうやって私をからかうんだから……
ぅ゛〜…… でも、その通りなんだよ。今週は本当に忙しくて。
また次世代主力戦車研究会の子たちが……」
ハナコちゃんの軽口に釣られて、愚痴をこぼしそうになったところで慌てて口を閉じる。
こうやってお喋りするのは後でもできるからね。
「……ぁ〜、えっと、それは後にでもお話するとして。まずは
いつものルームサービスだけど、今日は私も献立にちょっとワガママを言っちゃたんだ〜」
「ふふ。 ……なるほど、本当に随分な苦労をされたみたいですね。
ミツコさんがそんな風に、大人を巻き込んでまでワガママを言うのは珍しいですから♡」
さっきまでの緊張していた姿が嘘みたいに、ハナコちゃんは私をからかうような目で見てくる。
どうしてかなあ。
エッチなことは無しという状況になると、いつも私は、こうやってハナコちゃんにやり込められてしまう。
何だか私は急にいたたまれない気持ちになって、「またハナコちゃんがお母さんみたいなことを言ってくる〜*1」と負け惜しみのように呟きながら、料理の準備を頼むためにフロント直通の電話機を手に取った。
◆
ハナコちゃんの好みに合わせた
不思議なことに、ハナコちゃんって学園では政治に関わりたくなさそうにしているのだけど、私がティーパーティーでやっている仕事の話はけっこう関心を持って聞いてくれる。
私は買い物とかにもほとんど行かないし、流行の遊びも知らないつまらないタイプの人間だから、会話の種に困らないのはとても助かっている。*2
とは言え、あまり気を抜いて喋っているとうっかりハナコちゃんに助言を求めてしまいそうになる。
私の中ではハナコちゃんに弱音を吐くのはセーフでも、力を借りるのはアウトだった。
ハナコちゃんと私で立場が異なっている以上は一線を引かなければならない。
トリニティは色々と複雑なのだ。
それに、私ばかり話をするのはフェアじゃないよね。
2年生になってハナコちゃんにも気を許せる友人ができたみたいで、彼女たちの話は私にとっても中々に興味深いものだった。
私までハナコちゃんたちの仲間に加わって青春を楽しんでいるような……
そんな気持ちになれて……えっと、そう。 幸せな気持ちになるんだ。うん。
微かに胸の奥がジクジクと痛むのを無視して、私は笑顔でハナコちゃんを次の楽しみに誘う。
「ごちそうさまでした☆ うん、今日のコースは結構良かったなぁ♪
次は映画鑑賞だねっ」
さあ。
本日のメインイベントだよ、ハナコちゃん。
「今日はどうしようかなぁ〜、ハナコちゃんはどんな映画を見たい?」
「そうですね……。それでは、恋愛をテーマにしたものはいかがでしょう?」
「あっ、いいね。実は私もそんな気分だったんだ。
じゃあ恋愛モノで決まりとして、ラブコメでいく? それとも切ない系がいいかな?」
「うーん……。ふふっ♪
では、ミツコさんがしてみたいと思う、理想の恋を描いた映画をお願いします♡」
「ふぇっ?!」
不意にハナコちゃんからとんでもないリクエストを投げつけられて、私は悲鳴をあげてしまった。
私は口をわなわなと震わせながらも「理想の恋、かぁ……考えたこともなかったよ」と、何とか回答してみせる。
これは本当のことだ。
私は恋愛映画を見ながら「いいな」と思うことはあっても、自分がその当事者になるなんて想像したことがなかった。
そもそも、私に恋愛をするような資格はあるのだろうか。
ハナコちゃんに非道いことをしている私に……。
それに私はトリニティを卒業してしまえば
恋愛を主題とした娯楽作品に興じる分には大過ないが、私は、恋愛感情とは努めて無縁でいるべきだと思う。
思わず考え込んでしまった私に付き合うように、ハナコちゃんまで沈黙していることに気が付いて、私は顔を上げる。
私をからかう言動をとっていたはずのハナコちゃんは、真剣な表情でじっと私を覗き込んでいた。
「……?」
私はハナコちゃんの美しいペリドットの瞳を真正面から見上げてしまい、それが湛える魔性へ吸い込まれるようにして私たちは見つめ合う。
やっぱりハナコちゃんの瞳は、とても「綺麗……」だと思う。
本来は色の美しさに順位なんて付けられないのだろうけれど。
それでも「世界で一番綺麗な色は、きっとこの色」と。
馬鹿みたいに口を開けて、私はそうぼんやり考えていた。*3
無言で私たち2人が見つめ合っていると、徐々にハナコちゃんの頬に朱色がさしてくる。
そして照れたような表情のハナコちゃんを見ていると、なんだか私の顔も熱くなってきてしまう。
私たちは直前まで軽快に会話ができていたはずなのに、妙な雰囲気になってしまった。
このままでは墓穴を掘ってしまいそうな予感がして、私は強引に話題を切り替える。
「えへへ、よく考えたら私って、幼い頃に誰かを好きになったことすらないかも……。
ものすごく恋愛音痴だったみたい。
恥ずかしいね……」
「──そう、ですか。
ふぅん……」
「そ、そう! そうなの!! ごめんね、恋愛音痴で……
でも昔から好きな恋愛映画は一応あるからっ。
今日はこれを見ようよ」
話題を変えよう変えようと気ばかりが
しかもそこで唇をツンと尖らせるようにして、何だかご機嫌が斜めになったような表情で私を見下ろすハナコちゃん。
その妙な迫力がある姿を前に、私はわたわたと手を振って昔から何度も見てきた映画のディスクを取りに行く。
私は脱兎の勢いで席を離れ、ディスクを手に取ってBDプレイヤーへと挿入した。
そのままトコトコとスクリーン前のソファへ腰を掛けて、「準備できたよ」とハナコちゃんへ手招きをする。
ハナコちゃんが私の隣に座ったタイミングで、私は1つ深呼吸をして。
そして甘えたような声を出し、上目遣いになって、ハナコちゃんへおねだりをした。
「ね、ハナコちゃん♪
今日は私、ハナコちゃんに膝枕してもらいながら映画を見てもいい?
今週お仕事を頑張った私にご褒美が欲しい!」
「……本当に、今日は珍しい姿を見せてくださいますね。
ですが、私は……」
天真爛漫を装った私のおねだりに、ハナコちゃんは小さく俯いて言葉を濁す。
私は絶対に譲らないからね、という色を視線に乗せ「……駄目?」と首を傾げて問いかけた。
「……どうしても、ですか?」
ハナコちゃんは一度ぎゅっと目を閉じて、私に確認をする。
私はそれに「うん!」と間髪を容れずに応えてみせたことで、ハナコちゃんは終に観念をして、折れた。
「そうですか……
それでは、どうぞ……」
「わーい♪ ハナコちゃん、ありがとっ」
ハナコちゃんがスカートの
続いて遠慮も会釈もなしに、私はハナコちゃんの魅惑の太ももを枕にしてソファへ寝転がる。
言うまでもないことだが、私はこれから映画を見るという建前であったにも関わらず、堂々と顔をハナコちゃんのお腹側に向けて膝枕を堪能している。*4
そして私は頭をずりずりとハナコちゃんの身体へ近づけて、スカートの上から鼻先をハナコちゃんの股の間、デリケートゾーンへと突き込んだ。
下心を隠匿する努力はもはや完璧に放棄して、私はクンクンとハナコちゃんの股間を嗅ぐ。
予想通りの結果だったことに「えへへ」と笑い声を零してしまった。
今日は予定通りなら、ハナコちゃんの生理が始まってから3日目であったはずなのに、生臭い経血の香りがしなかったから。
頭上から「ミツコさん?!」とハナコちゃんの慌てた声が降ってくるが、一手、遅い。*5
ハナコちゃんの制止を都合よく聞き流しながら、「あれ……? これって……」と私は白々しい態度でハナコちゃんの下腹部を撫でてあげた。
なんとかして私の暴挙を止めようとしていたハナコちゃんの身体の動きは、そこで一度ビクっと震え、ピタリと止まった。
「ハナコちゃん、これ……
気のせいかな?
私、ハナコちゃんのお腹の上にヘイローの気配を感じるんだけど……
もしかしてハナコちゃん……妊娠してるんじゃない?」
私は満を持して、ハナコちゃんのお腹へ宿った新しい命に、言葉を及ばせてしまう。
その瞬間から私たち2人の間に流れていたはずの和やかな空気は、跡形もなく消え失せた。
放課後の延長線のような日常の世界から、
私とハナコちゃんの周囲にある全てが塗り替えられてしまったのだ。
きっとハナコちゃんは、自身の淫猥な肢体が私に所有され、屈従を強いられている現実を思い出したのだろう。
つい先刻まで私をからかったり、わざとらしく不満げな
ハナコちゃんの胸の中で吹き荒れる悲哀や苦痛の感情を想像しながら。
私はハナコちゃんの股間へグリグリと顔を押し付け、「すぅ〜♡ はぁ〜♡」と何度も深呼吸をして、スカート越しにハナコちゃんの秘所の香りを楽しんだ。
あたたかい……今日のハナコちゃんの体温は37度に近いかもね。
ヘイローの存在に加えて、予定日に生理が来ていないこと、そして持続している高温期*6……。
やはり間違いなくハナコちゃんは妊娠していると思う。
高めの体温に加えてシャワーを浴びさせなかったおかげで、ハナコちゃんの股間からは私の大好きな香りが濃厚に漂っている。
初めて妊娠したハナコちゃんの体臭をしっかりと覚えておきたくて、私はもう一度深く息を吸い込んだ。
次に孕ませた時はこの香りがどんな風に変化しているのかと妄想して自身の生殖器を勃起させながら。
室内の空気を凍てつかせる気まずい沈黙などものともせず、私の遺伝子情報を保存するための母体と化したハナコちゃんの体臭を、私は夢中で記憶に刻み込んでいた。
しかしお楽しみの最中、不意にハナコちゃんの「すんっ」と鼻を啜る音が耳に入って意識が現実へと引き戻される。
ハナコちゃんの立派なおっぱいが屋根になっていたせいで気付くのが遅れたが、どうやらハナコちゃんはずっと涙の雨を私の頭上で降らせ続けていたらしい。
今年に入ってやっと多少は打ち解けた会話もできるようになってきたけれど。
それでも私にとって浦和ハナコという女の子は、常に微笑みの仮面を被り、自らが定めた一線からは決してこちらを近づけさせてくれない……難しい女の子だった。
そんな
そして今、その少女を大泣きに泣かせているという圧倒的な現実に、私は無性に叫びだしたい気持ちになって。
自分の気持ちを宥めるため、私はそっとハナコちゃんの
「泣かないで……ハナコちゃん。
ハナコちゃんが泣いてると、私も悲しくなっちゃうよ。
ごめんね? ハナコちゃんはお腹に赤ちゃんがいるって気が付いてなかったのかな?
急にこんなことを言われてビックリしちゃったよね」
ヨシヨシとハナコちゃんの
「大丈夫だよ、ハナコちゃん。
私もいっしょにいるからね。一人で悩まなくても大丈夫だよ。
ハナコちゃんのためにできることなら、私、何でもしてあげるから……」
私の下半身に集中していた血流と生殖器の勃起が収まったのを確認して、そっと身を起こす。
ソファの上で膝立ちになった私は、ハナコちゃんの肩を抱き寄せて、今度はハナコちゃんの頭を撫でてあげる。
「まずは、どうしようか。
……そうだ。本当にハナコちゃんが妊娠しているのか確かめないといけないね。
ハナコちゃん、私はこれから検査用のお薬を買いに行くけど、ハナコちゃんも来られそう?」
ハナコちゃんの頭を撫でながら耳元で優しく「無理しないで、ここで待っていてもいいからね」と囁くと、ハナコちゃんは小さく首を振って、「大丈夫です……私も、行きます」と答える。
ハナコちゃんならそう言うよね、と私は内心でニッコリと笑いながら「そっか」と相槌を打って立ち上がる。
そして努めて真剣な表情を浮かべながら、ハナコちゃんへ手を差し伸べた。
「それじゃ、行こっか。
ハナコちゃんは転んだら大変なことになっちゃうかもだから、私と手をつないで行こう?」
私が誠実そうな態度を装って、遠回しにそんなメッセージを送ってあげると、期待した通りにハナコちゃんは悲しげに顔を歪めてくれる。
本当にハナコちゃんはかわいいね。
真っ黒な感情をひた隠しにしながら、私はハナコちゃんのエスコートを始めた。
◆
「あっ♪ 見つけたよ!
ハナコちゃん、妊娠検査薬のコーナーはここみたい!!」
「その……ミツコさん……すみません、もう少し声を抑えていただけると……」
「ご、ごめんっ。配慮が足りなかったよね。
ええと、それでどれを買えばいいのかな。妊娠検査薬って、かなり色々な製品があるんだね」
「どうやら、大別して2つの種類に分けられるみたいです。
一般的な妊娠検査薬と、早期妊娠検査薬に」
「そうなんだ。じゃあ、こっちの普通の妊娠検査薬で一番高いのを買えばいいのかな」
「いえ…… 私は、こちらの早期妊娠検査薬が適切なようです」
「ふーん、何が違うのかな。
箱に書いてあるよね……?
ああ、普通の妊娠検査薬は生理予定日から1週間経ってないと使えないんだ。
だから早い時期に使える方を早期妊娠検査薬って呼ぶんだね。
ん? つまりハナコちゃんって、割と最近生理が来る予定だったの?」
「……っ! は、はい……」
「そ、そうなんだ……。
それじゃあハナコちゃんが妊娠に気付けなくても仕方がないよね。
だって『ちょっと生理が遅れてるだけかな?』って勘違いしちゃうのが普通だもん」
「……ミツコさん、もう許してください。
女の子同士でも、やっぱり生理の話は恥ずかしいです」
「ご、ごめん……」
──と、まあ。
薬局でそんな茶番じみた一幕を差し挟みつつも、私たちは首尾良く目的のものを手に入れ、部屋に戻っていた。
そして今、ハナコちゃんと私は浴室で妊娠検査を行おうとしている。
まずハナコちゃんにはおしっこをし易いように制服と下着を脱いでもらった。
私は妊娠検査の介助だけなので着衣のまま……と思ったけど、よく考えたら脱いだ方が良さそうなのでさっさと脱いだ。
ハナコちゃんが服を脱いでいる間に、ハナコちゃんが身体を冷やさないように浴室床・壁面と座椅子にお湯をかけて温めておく。
座椅子にハナコちゃんが腰掛けたら、内腿へシャワーのお湯をかけて熱くないか確認をする。
「これでどうかな? ハナコちゃん、お湯の温度は大丈夫そう?」
「はい。大丈夫です」
「よかった。じゃあシャワーを当てていくからね。
ハナコちゃんはそのまま、両手であそこを広げておいて。
おしっこが出そうになったら教えてね」
ハナコちゃんに
シャワーの水流でハナコちゃんの敏感なところを刺激して、尿意を誘おうという狙いだ。
大股を開いて、女の子の大切な場所をぜんぶ、ハナコちゃん自身の手で私の眼前に差し出して。
あまりの恥辱にハナコちゃんは顔を真っ赤にして下へ向け、目をギュッと瞑って水流の刺激を待っていた。
言うまでもないことだが「私も協力するよ♪」と事前にこのやり方を説明した時、ハナコちゃんは嫌がって拒絶しようとした。
しかし、「ダブルチェックをした方がハナコちゃんも安心だと思う。きちんと妊娠検査が出来ているか、私の目でも確認させて?*7」と圧力をかけたことで、ハナコちゃんは折れた。
もちろん私が強く出ればハナコちゃんが断れないことはわかりきっていた。
お腹の赤ちゃんの父親が誰かを明確にすることは、今後のことを考えればハナコちゃんにとって決定的に重要だったからね。
「ハナコちゃん、いくよ?」
「ぁ……。
っふ♡ んっ♡ んぅ♡ ……っ♡」
「あっ、もうっ! ハナコちゃん、足を閉じたら駄目だよ。
しっかりとお股を開いて、ハナコちゃんの大事なところも両手で広げて?」
「は、はい……。
ぅぅ……。
……あの。すみません、ミツコさん。
やっぱり私、このやり方では上手くできそうにありません。
検査は1人でしたいです……」
ちょっとクリトリスを水流で刺激されただけで、ハナコちゃんは腰を震わせて喘ぎ声を漏らしてしまう。
既にいっぱいいっぱいだったハナコちゃんは、そこで恥ずかしさが限界に達してしまったのだろう。
一度は受諾したはずの妊娠検査の介助を断って自分だけで検査をしたいと主張する。
もちろん、ハナコちゃんのクリトリスを開発してきた責任者である私は、こうなることを予測していた。
事前に想定していた説得の言葉を淡々と告げる。
「あ、やっぱりこれはちょっと恥ずかし過ぎたかなぁ。
うーん、でも……。
……ね、ハナコちゃん。1つだけ、確認してもいい?」
「はい……何でしょうか、ミツコさん」
「あのね、すごく今更だけど、ハナコちゃんのお腹に赤ちゃんがいるかもなのって……
……もしかして、私が妊娠させちゃった可能性が高かったり?」
それは、可能な限り先延ばしにしたい話題だったのだろう。
ハナコちゃんが不自然に触れないようにしていた、赤ちゃんの父親の話を私が持ち出すと、ハナコちゃんは両目を涙で潤ませて口を噤んでしまう。
湯冷めしてしまわないよう、私がハナコちゃんへかけ続けているシャワーの水音だけが浴室内に響く。
ハナコちゃんのぴったり閉じられた両ももの間にお湯が溜まり、美しい桃色の陰毛がゆらゆら水面に揺れる様を眺めながら、私が返答を待っていると、か細い返事が私の耳に届く。
それは泣き出してしまいそうになる自身の弱さを必死に我慢して、何とか声帯を震わせたことが如実に伝わってくる、私の大好きな、とても大好きなハナコちゃんの涙声だった。
「……はい。
この子は、ミツコさんとの間にできた子だと思います」
そしてハナコちゃんはお腹に手を当てながらガックリと項垂れて、私の精子で子宮が征服されてしまった事実を認めた。
凄まじい歓喜の波に翻弄されて『本当に浦和ハナコを孕ませてやった!』と大声で笑い出したくなるのを私は何とか抑制して、ハナコちゃんの魂を更に凌辱していく。
「やっぱり、そうなんだ……。
まあ、うん。さっき薬局でもつい最近が生理予定日だったって言ってたもんね。
……念の為に教えてほしいんだけど、ハナコちゃんの生理予定日って何日だったの?」
「……昨日、です」
「ええと、じゃあ。ハナコちゃんの生理周期は何日くらい?」
「ぐすっ……に、28日、です」
「生理は規則正しいほう? ちゃんと毎月来てた?」
「は、はい」
「トリニティに入学してから生理周期がズレたことはない?
基礎体温もちゃんと毎朝測ってたの?」
「せ、生理がズレたことはほとんどありません……。
基礎体温も欠かさずに計測していました」
誰にも知られたくなかったはずの、特にハナコちゃんを
実際はハナコちゃんの月経管理アプリを無断で覗き見ることで、とっくの昔に把握していた情報だったけれど。
それでも、ハナコちゃん本人の口から告白させるのは格別の興奮があった。
それに、ハナコちゃんが毎朝欠かさず基礎体温を測っていたというのも。*8
トリニティへ入学してから、生理がほとんどズレたことが無いのも。*9
これら2つの事実は初めて知ることだったし、どちらもかなり珍しい事柄で、私に新鮮な驚きを与えていた。
「じゃあ、半月くらい前に私とエッチした日は、かなり危ない日だったんだ?」
「ぐすっ……。
ごめんなさい。ミツコさん、ごめんなさい……」
「ハナコちゃん、私は怒ってないよ。
大変なのはハナコちゃんの方だって、ちゃんとわかってるから。
でも、確認はさせてね」
「……はい」
「私とエッチした日、本当は危ない日だったのに、ハナコちゃんは安全日だって言ってたよね。
嘘を吐いたの? それとも排卵予定日を把握していなかったの?」
「……。……ぅ、嘘を吐いていました。
本当は、すごく危ないって、排卵予定日の2日前だってわかっていました。
で、ですが、は、恥ずかしくて……。
ぐすっ……危険日なのに、安全日だって答えてしまいました」
遠回しに、遠回しに。決して直接的に言及はしないけれど。
ハナコちゃんが妊娠してしまったのは、ハナコちゃんが悪いんだよ。
そういう会話の流れをハナコちゃんを問い詰める中で作っていく。
そしてハナコちゃんと危険日に生中出しセックスをしたあの日。
私があげた
この点について、改めて確認がされなかったことに私はひっそり胸を震わせていた。
やっぱりハナコちゃんは、自分でもアフターピルを処方して貰っていたんだと思う。
だから私の提供したアフターピルの効能を疑うことができなくて。
安全日だと嘘を吐いて、私と
ハナコちゃんが妊娠したのは、
ハナコちゃんの明晰な頭脳がてんで的外れな後悔の念で埋め尽くされて、母性豊かなハナコちゃんの胸が悲しみの余り潰れそうになっている様を見ていると、途方もない達成感で私の心が満たされていく。
ペリドットの瞳からぽろぽろ涙をこぼす聖母*10の姿をじっくりと鑑賞しながら、私はより深くハナコちゃんの心を傷つける言葉を放つ。
「そうなんだ。ハナコちゃんは、嘘を吐いていたんだね。
私、ちょっと……かなり、悲しいかも」
「ぁ……み、ミツコさん、ごめ」
「ぅぅ……ハナコちゃん。こんなこと、私も言いたくないんだけど……
エッチした日にさ、私はちゃんとアフターピルをあげたし、ハナコちゃんも飲んでいたよね?
確かに、アフターピルの効果は100パーセントじゃないケド……
ねぇ、ハナコちゃん……本当にお腹の子は私の子なのかな?」
「……ぇ?」
「私とエッチした次の日とか、それこそ排卵予定日とかに、他の人とエッチしてたりしない?」
「──そんなっ! そんなこと……
ぐすっ……そんなこと、あ゛、ありえません゛」
一瞬、ハナコちゃんは「何を言われたのか、わからない」という表情をして、声を震わせながらも激しく抗弁してくる。
そうだよね。ハナコちゃんならそんな反応をするよね。
エッチなことが大好きそうな……実際大好きなのに。最後の一線だけは固守するタイプだもん。
それらを全て承知した上で、私は「でも、ハナコちゃん嘘を吐いていたし……」と悄気げた素振りをして、ハナコちゃんを追い詰める。
「ち、違、ちがうんです! あの時は、本当に恥ずかしくて……
「えっと……何で?
ハナコちゃんが本当に危険日だってわかってたら、私だって
もしもハナコちゃんが妊娠しちゃったら、こうして大変なことになるってわかってたもん」
これは嘘だ。もしもあの日、ハナコちゃんが危険日だと正直に告白していたら。
私はより激しく興奮して、強引に、極めて暴力的にハナコちゃんへ
そもそも私はハナコちゃんとセックスする際に避妊具を使用したことなど一度として無いし、射精もまた例外なく、全てハナコちゃんの膣内の一番深いところでしてきた。
ハナコちゃんが妊娠するように念じながら、ね。
だから私に対して危険日であることをひた隠しにしたハナコちゃんの判断は妥当なものだろう。
それなのに、「そんなことは知りません」という顔で、私は堂々とハナコちゃんへ嘘を吐いた。
私に孕まされて途方に暮れるハナコちゃんを、不当に責めたてるために。
「やっぱりハナコちゃん、他の人とエッチなことしたんじゃない?
私以上に問題になりそうな人かな。それで、正直に言えなくて困ってるんでしょう。
ほら、例えばシャーレの先生とか……」
「や、止めてください!
先生は、先生はそんな人じゃありません!!」
「そうなの? じゃあ他の候補は誰だろう……」
「──私は!
私は、わたしは……ミツコさんとしか、したことがありません……」
「それって、セックスのこと?
それとも性的な行為全般について?
精液が膣口に付着しただけでも妊娠のリスクはあるからね。
ハナコちゃんも知ってると思うけど」
「ぐすっ……セックスも、性的な行為もミツコさんだけです……
私の裸を見たことがあるのだって、ミツコさんだけです……」
「ふぅん……」
ハナコちゃんと肉体関係にあるのは私だけ。
そのことをハナコちゃん本人の口から宣言させたことに、私は奇妙な満足感を抱いていた。
それでも何となく、「ここでしっかり言い聞かせておくのが大切だ」と感じて。
私はシャワーを保持しハナコちゃんのお腹へお湯をかけ続けている右手はそのままに、何の前触れもなく左手をハナコちゃんの股間へ突っ込んだ。
今の今までえぐえぐと泣いていたハナコちゃんだったけど、唐突な私の濫行に、これまで散々に施されてきた性暴力の気配を感じたのだろう。
一度ビクリと体を震わせて、静かになった。
私は『教育』の成果に満足しつつ、ハナコちゃんの桃色の陰毛を掴んでぐいぐい引っ張る。
そして、ハナコちゃんへ念押しをする。
「ハナコちゃんとエッチなことをするのは私だけ。そうなんだね?」
「……はい」
「ハナコちゃんは、シャーレの先生とエッチなことをしたいと、そんなことは考えたことすらない」
「ぐすっ……はぃ」
「つまり、ハナコちゃんは、貞操を私に捧げているんだね」
「そ、それは……」
「ハナコちゃん?」
「……ぅぅ」
「私、はっきりと答えて欲しいな。
お腹の子は、本当に私の子なんだよね?
ハナコちゃんの貞操を疑わなくてもいいんだよね?」
「本当に、ほんとうにミツコさんの子です……。
ぐすっ……わた、私の貞操も、ミツコさんのものです……」
「それなら、ハナコちゃんの妊娠検査を、私がお手伝いしてもいいよね」
「はい……」
「そう♪ 良かったぁ〜。
私もお腹の子のパパとして、協力できることは協力したかったんだよ♡」
ハナコちゃんに生理周期を告白させて、貞操を私に捧げさせて。
私とハナコちゃんの本来の力関係では絶対にありえないことを達成できたのが、すごく嬉しかった。
身も心も裸になって泣きじゃくるハナコちゃんの姿を眼前にして、私は既に今日のデートは大成功に終わると確信していた。
──どんなに嫌がっても、絶対に堕胎なんてさせてあげないからね♡
「赤ちゃん産みたいです」って言葉が、ハナコちゃんの口から出てくるまで追い詰めてあげる♡
レイプで妊娠させられた子を泣く泣く産んで
事前に想定していた以上の難産でした……。
これだけ産みの苦しみを味わったのだから、ハナコをめちゃ曇らせても許されるよね。
ハナコみたいなドスケベそうに見えて実際は強固な貞操観念を備えた女の子に、会話の流れで無理やり貞操を捧げさせるのって、すごい興奮するよね。
まあミツコちゃんは幼稚な独占欲を迸らせただけで、自分がやらかしたことの重さをきちんと理解していないと思いますが。
ハナコの強い貞操観念は子宮にまで及んでいたらとてもえっちだと思います。
ハナコはミツコちゃんに服用させられた超強力な排卵誘発剤のせいで13個も卵子を排卵して、それを全部ミツコちゃんの精子で受精させられちゃいました。
でもハナコの子宮は恋人でもない相手の赤ちゃんなんか妊娠したくなくて、ほとんどの受精卵を着床させずに流してしまったのです。これがキヴォトスの神秘ですか……えっちだなぁ。
3年生のハナコが孕ませられる時は多胎妊娠になるといいですね。ミツコちゃんもそうだと言っています。
あと、このままだと最終章で妊娠6ヶ月くらいの腹ぽこハナコがオペレーターやることになりそうですが、ご都合主義で流してください。
ミツコとハナコのドロドロした(?)恋愛が主題なので、本編は全てまるっと何とかなります。
【独自設定】
1. 生徒は妊娠すると腹ヘイロー状態になる。
2. ヘイローが点灯しているとは意識があることを意味する。
(飛行船とかデカグラマトンのヘイローは別物扱い)
3. 1と2より、生徒のお腹の赤ちゃんには意識がある。
4. 3より、キヴォトスでは人工妊娠中絶は殺人扱いとなる。即ち禁忌である。
着床した瞬間にボテ腹&経産婦が確定する腹ヘイロー概念はエロいと思うんだ。
授業中に突然、腹ヘイローが浮かんだハナコの絶望を想像するとかわいそうでかわいいよね。
一般生徒だと妊娠初期に流産することを願ってしまったりするのかな。
ハナコはたくさん悩むだろうけど、それでもそんなことはできない子だと思う。
中絶を願うこともできず、出産を決意することもできず……。
ハナコにはそうやって一人で抱え込んでめそめそ泣いてて欲しい。